平成18年第1回江別市議会会議録(第3号)平成18年3月10日 7ページ
6 議事次第の続き
一般質問の続き
伊藤 豪 君
質問をしてからですね、私も大分年を取ったなとつくづく思っておりまして、何かかみ付いているような質問ばかりだったなとちょっと反省をしているところなんですけれども、それぞれにご答弁をいただきましたが、一つ、二つ、引き続いて伺いたいと思います。
特に企画政策部長から答弁をいただいた広報えべつですね、これは先ほど申し上げましたように絶対数、印刷が足りないわけですよね。だからといって世帯数だけ印刷しておけとは言いませんけれども、やはりもう少し、例えば90%を超すというふうな、95%ぐらいを目標とするというふうな形での今後ともご努力をお願いしたいと思うんですよね。
未配布世帯の確認というのが非常に難しいようにも思いますけれども、私はそれほどでもないと思うんです。去年からでしたか、地域担当職員制度というのができておりますから、この制度が十分に活用、働いているということまでまだ十分承知しておりませんけれども、せめてこの方々に、住宅地図を持って、地域、地域の自治会と話合いをして、どこが例えば自治会に入っていなくて未配布なんだと。そういうことを自治会ごとに把握するということはそんなに難しいことではなかろうと思いますし、その自治会の意向にもよりましょうけれども、自治会にその分の手数料を払って自治会に入っていない部分についても配布をすると、そういうことで、やっぱり95%というか99%を目指してほしいなというふうに私は思うんです。
よくこのことで議論になるのは、学生が大勢いて、一人暮らしの学生にこのことを配ることの可否というふうなことについても問題になるんですけれども、やはり私は、江別にせっかく親元から離れて住んでくれた学生一人ひとりが、二十前の人も当然おられますが、社会の入り口だと思うんですよね。親元を離れて江別に一人住まいをする。親元から通っている方もいますけれども、その方々に江別市としてきちんと広報えべつを渡して、社会人として、あなた方も江別の一市民としてよろしくお願いしますよという意味も込めてきちんと渡すということが大事だと思うんです。
学生、若い人たちが江別のいろんなまちづくり、商店街等にいろいろ協力をしてくれている学生さん方もおられますから、そういうことが大事だと思うし、次第に江別の文京台に住んでいた学生さんで有名人も出てきていることもありますから、江別市は学生に対してきちんと対応してくれたと、さすが文教都市ということ、そういうことをいろいろ考えるときに配布をきちんと努力をお願いをしたい。
特に今回の3月号を先ほど引用もされましたけれども、開いてみましたら大事なことが一杯書いてあるんですが、引っ越しについて、引っ越しごみの処理方法なんていうのが載っているんですね。これは一般家庭でも引っ越されますけれども、この3月から4月に掛けては学生方が引っ越されるんですから多いと思いますので、こういうこともきちんと学生に守ってもらうという意味からも、広報えべつを学生、若い者だからとばかにしているとは思いませんけれども、的確に届ける配慮というのが更に必要だと思いますが、その辺の決意、どなたでも結構です、部長でも結構ですがお願いをしたいと思います。
それから、後はそれぞれにご答弁をいただきましたが、特に市立病院の問題につきましては、大まかに言ってやっぱり心配もしている、どうなるんだということが根底というか一番大きなことで、誤報だといいと思うんですが、江別地区に大きな病院の新築が考えられているというふうなちょっとうわさも聞きましてね、これは誤報だといいと思っていますけれども、そういうものがあると、ますます市立病院としては厳しいことになっていくのではないかな。そういうことで市立病院の在り方、今後の在り方について、ますますしっかりと考えていっていただきたいと思います。
特に、先ほどは、地方公営企業法の全適については今のところは考えていないというお話だったんですが、私はやっぱり思い切って踏み出す必要があるんじゃないかとは考えています。もし極端な合理化とかということを考えていないとすれば、そうしないと給与制度等々を含めて、市立病院に対する江別市の一般枠を外して必要なことをどんどんと進めていくということができないのではなかろうかと思うので、これについては要望しておきますけれども、更に検討していただきたいと思います。
それから、もう一点伺いたいのは、鉄道林ですね。助役から答弁いただいたんですが、240メートルにわたって地域の方々と協力してアジサイ120本も植えられたということですが、地域の方々との協力ということで、これは鉄道林公園全部をアジサイ公園にするわけじゃないですよね。私が伺ったのは、鉄道林公園、大麻の公園全部をどうするんだということを伺ったので、その辺についてのアジサイ公園にするしないということじゃなくて、どうするんだと、もう一度改めてこれをよく聞きたいと思います。
それから、野幌の都市緑地、新しい都市緑地では、旧ヒダれんが工場との一体化というふうなことがありましたけれども、実は時間がなくて聞かなかったんですが、旧ヒダれんが工場についても、これも十分な活用がされていないように思うんですよね。このことも含めて、この都市緑地と一体化で平成22年度以降、5か年計画を作られるときに旧ヒダれんが工場の一層の活用を今から十分市民に呼び掛けてアイデアを募集するとかしていただきたい。どうもあそこのところが、今、仮設の鉄板張りみたいになっておりましてね、あの旧ヒダれんが工場の一部ですね、商店側というか、あれがどうもあそこを通るたびに何とかしたら、早く何とかしたらいいんじゃないかなと思っているんですけれども、大麻鉄道林について、できれば踏み込んで一歩、答えていただければと思います。
その二点を質問いたします。
助役(中川 正志 君)
大麻鉄道林につきまして、再質問にお答えいたしますが、ご案内のとおりこの平成10年にJR北海道より取得する際に、あの部分にJR北海道の営業戦略としてダイエーが進出するという計画の下に話が進められていたことはご存じかと思います。その際に、地域商業者、特に大麻地区にお住まいになっております商業者の方々から、東町商店街、例えば中町商店街等の商業環境に大きな影響を与える。このことから、このジェイ・アール・ダイエーの出店については何とか止めてほしいというお話もありましたし、また一方で、あそこの鉄道林は人工林とは言いながら、自然環境を守るという立場で自然保護団体の方はこれを何とか確保するということの動きもございました。
私どもは、少なくともその辺の事情を踏まえた上で、一方では環境保全という動きもありますし、一方では公園化する、又は大型店の出店ということもありまして、市長の決断として、当面市として取得し、その後に一定の方向性を出していきたいと、こういうことで考えております。現在考えておりますのは、財政的な問題もございますが、将来的にそのまま放置するということではなく、できれば公園化の方向で進めたいと思っております。しかし一方、自然環境保護団体にしますと、全くの手付かずにしてそのままの状態で残してほしいという意見もあることも事実でございまして、この辺の調整もあることを一つご理解いただきたい。当面は、地域自治会の方々と協力し合って、少なくともあの周辺が見苦しくならない程度には整備をしていくと。
さらに、先ほどお話し申し上げましたように、大麻駅西通りの改良も将来出てまいります。そうしますと当然14丁目通りの交差点改良と併せまして鉄道林の部分が一部自転車置き場等との関係で取り合いになりますので、その辺も含めた上で、この公園化を視野に入れながら検討してまいりたいということで申し上げておりますので、そのようにご理解いただきたいと思います。
以上であります。
企画政策部長(藤田 政典 君)
広報の配布割合の向上、これに向けた決意ということなんですけれども、実態といたしましては、広報の大部分の配布、これは先ほどお話ししましたように自治会の皆さんのご協力の中で行っているのが実態でございます。
ただ、また一方では、自治会に未加入の皆さんに対する配布に関しましては、以前のご答弁でも申し上げたことがございますけれども、自治会の皆様に様々な考えがございます。したがって、どういった形で江別全体の皆さんに広報が配布できるか、これは自治会の皆さんといろんなお話をさせていただかなきゃならない、そういったことが現状でございます。したがって、そういったまず話合いをこれから行っていく必要があるだろうと、こういうふうに思っております。
また、一方では、それがスムーズにいかない場合、現状で進めておりますけれどもコンビニその他の様々な施設に置いて広報の配置割合を高めていく。そこに置いて身近なところで広報に手を触れていただけるような機会を増やしていく、そういったことも必要だろうと思っております。
こういったことも進めながら、できるだけ多くの皆さんに広報に触れていただけるようなそういった機会を増やす、そういった努力をしてまいりたいと思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
伊藤 豪 君
要望だけしておきますけれども、順序からいくと鉄道林の方ですね、昔の古い話を出されると、私もこの鉄道林だけで30分反対して頑張った経緯もありますから、そういうことは分かっているんですが、それじゃ、例えば自然保護の方々の意見を入れても、あのままの形では、あれは公園ではないと思うんですよね。自然保護という観点からそれらしき形を取るということも公園化だと思いますので、どちらでもいいから、公園として活用すると、そういうことで初めて市の市有財産が生きてくるんだということで、要望しておきますのでご努力をいただきたい。
それから、広報えべつの方も、いろいろと努力しているという、その努力の方向も分かりますけれども、やっぱり一番底に市政を市民の隅々まで分かってもらうんだと、そういう姿。それから、先ほど申し上げたように学生という若い人に対しても、より学校を活用する方法もあろうかとも思うんですよね。授業時間中に配るわけにはいかないでしょうけれども、そういうことで、江別というものを更によく理解してもらう努力、そういうものを先ほど一番最初に申し上げたように全国の世論調査では62%が市町村の行政というものは市民のために余り働いていないというかそういうことだという理解があるということなんですから、一つ少しずつ広報えべつについても、印刷部数を増やして、増えたことについてお金が掛かり過ぎているなんて余り私どもも言いませんので、努力をしていただきたい、こういうふうに要請、要望したいと思います。よろしくお願いします。
議長(岡村 繁美 君)
以上をもって、伊藤議員の一般質問を終結いたします。
一般質問の途中でありますが、昼食のため暫時休憩いたします。
午前11時54分 休憩
午後1時00分 再開