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平成17年第3回江別市議会会議録(第3号)平成17年9月22日 5ページ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月30日更新

6 議事次第の続き

一般質問の続き 

伊藤豪君

 大部分要望とさせていただきたいと思いますが、ちょっと質問に入る点もあります。
 まず、第1問の高齢者の健康づくりの問題ですけれども、るるお答えをいただきましたが、江別市としてもそれなりに努力をされているということは大変に結構なことだと思いますので、一層それを頑張っていただきたいということが趣旨でございますが、ただ、先ほど4か所ほどの地区センターにダンベル、ストレッチ器具あるいは血圧計等々がというところがあったんですが、私は余り全部を回ってみないんですが、ちょっと少し寄ってはみたんですけれども、それらしいものが余りないんです。コミュニティセンターには確かに血圧計がありました。血圧計は結構あちらこちらにあるようなんですけれども。
 地区センターとしては、大麻の帰りにふと気が付いて、下がスーパーJOYになっている、2階が大麻東地区センターですか、あそこに寄ってみたんですが、2階の確かロビーのところにサイクル何とか、自転車こぎというんでしょうか、あれがカバーを掛けて1台置いてありまして、何か書き込むようなものがあって、体重計、それから血圧計、体重計は体脂肪計を兼ねているようなんですが、こういうものを使う場合に、名前、年齢、住所等々を書き込むようになっていまして、そういうものがありました。ここまで名前、いや、そこまで心配してくださるのかと、血圧と体脂肪、体重が気になる人が名前を書いておくと、保健センターの方から何か体操教室においでなさいみたいな案内でもあるのかなと思いながらも、そんなこと必要なのかなと思いながら見ていました。この自転車1台置いてある、ここは恐らく入っていないと思うんですが、どこに4か所そういう設備があるところがあるのか、後で閉会後ちょっと見て回りたいと思いますので、教えていただきたいと思うんです。
 そういういいことなので、私はもっともっと公民館をはじめ、あちらこちらの人が集まるところにそういうふうな軽設備が市の努力で進められたらなというふうに思います。例えば、宗教関係のお寺とか、あるいは宗教団体のいろんな会館等がありますが、割とやっぱり年配の方が集まると思いますので、そういうところにも自転車こぎとか、そのほかの軽い健康体操、健康づくりが自分の好きなときに、年配者が、私のような高齢者が自分の好きなときにできるような、そういうものがあればいいなと、そういうことで、市を挙げてというか、そんな体制になっていれば、冬の間高齢者の方の健康づくりが進むのではないかと思いますので、ほかのその4か所についてお名前を聞く以外は要望としておきたいと思います。
 それから、2番目の慰霊碑、アイヌ民族の問題、いろいろとご努力いただきまして本当にありがとうございます。ただ、樺太アイヌの方は、この移住は国によって強制された移住であったと、だから墓地も国によって整備してほしいという、江別市の厚意は厚意として分かるけれども、国によって整備してほしいという希望を持っておられるようですので、江別市としても支えながらも、できれば、機会があれば国の方に、それほど大きな墓地でもない、区域でもないので、国の方の何と言うか手助けと言うか、してもらえるように一つ要望を上げていただけたらどうかなと思いますので、これも要望としておきたいと思います。
 それから、実はこのアイヌ民族の問題については、先ほど申し上げた清水先生に、原稿を書きましてから、月曜日でしたか、先生、ちょっとチェックしてくださいと、事実関係が間違っていたら失礼なんでとお願いしましたら、いや、もう結構で、こういう質問をしてくださるのはうれしいことだとおっしゃっていましたが、ただイチャルパの行事について私もちょっと知らなかったんですが、略式のやり方もあるんだと。あれは炎が見える、その炎が女神なんだそうです、アイヌ民族にとっては。その女神に、炎に対して供物をささげたりいろいろなことをお願いしたりするというのが行事の内容で、略式の場合はまきストーブを使って、まきストーブの炎が出ますから、それでやるというふうなことで我慢をしながらやっているんだと。まきストーブであれば余り炉と違って大掛かりな設備は、とりあえずはそういう形の略式の儀式もできるのかなと思いますので、これも一つ市長の頭にとどめていただいて、設備の何か機会があれば、造っていただくときに活用していただきたいとお願いを申し上げておきたいと思います。
 それから、4番目にお尋ねしました江別駅前の問題ですけれども、私はもうちょっと、担当の経済部がこの再開発に取り組むということについてはどうかなと前から思っているんですけれども、しかし、それは特命で経済部がおやりになるということになっていますから、もうちょっと誠心誠意、前向きにちょっと努力をしてもらえないのかなという気がいつもしているんです。有限会社みらいの方々、これはまちの中で仕事をしながら、その傍ら、この駅前を何とかしなきゃならんという思いで一生懸命取り組んでいるんですね。ところが、市の職員の方々は、その課題を解決するためにお給料をもらって、その時間働いているというか、そのことが仕事なわけですよ。その割にはどうも話が進まないな、いつまでも進まないなと思うんです。有限会社みらいの取り組みがあって、それがまだ判断できる状況ではないというふうな答弁でしたけれども、私はもっと職員の人、粉骨砕身という古い言葉ですけれども、日夜走り回って問題の解決に努力してほしいなと思うんですね。
 今回も人事考課制度が始まりましたけれども、この人事考課制度の中を見ますと、評価の第1番目のところに、目標チャレンジ制度というのがあるんですね。目標にチャレンジして、目標の達成度で評価する。これは江別の駅前、その目標を市長から指示されていないんだろうか、いや、そんなことはないはずだと思うので、これももっと本当に全力を挙げて取り組んでもらいたい。何か取り組む角度というか、それがちょっと違うんじゃないか、あるいは力の入れ具合というのが違うんじゃないかなというふうな思いもしなくはないので、そういうふうに全力を挙げていただくことを要望したいと思います。
 それから、公社の問題なんですけれども、私は責任をどうお考えになっているかということを質問したんです。全国の自治体、日ごろから不思議に思っているんですが、第三セクターというものは江別ばかりじゃなくてたくさんありましてね、多くの赤字、江別どころじゃない大変な赤字を抱えて、含み損を抱えてやっている。銀行とか多くの企業は、その責任を取って倒産をしたり、役員が総辞職をしたりということがあるんですけれども、余り地方自治体では聞かないんです。4年の任期が終わった段階で、それらしいことをおっしゃる方もいるけれども、何となく辞められて責任はどうなんだという感じ。私は、この第三セクターというのは、別に社長とか理事長とかおりますから、そっちの方に責任を取らせるのかなという気もしなくもないんですけれども、やっぱり先ほども市長のお答えにあったように、市が指示をして買取りをさせる、あるいはその後買い取るよという約束の下に買わせる、そういうことですから、やっぱり市に全面的に責任があるように思うんですよね。
 先ほどのご答弁を聞いていますと、社会情勢の変化というような言葉、景気の低迷、それから市財政の悪化、保有の長期化というような言葉が並びまして、責任という問題がその中でだんだんだんだん薄れて見えなくなって、こちらで伺った責任の課題というのがどこかに消えてしまったような感じがするわけですよ。結果としては、やっぱり市民の税金でこれを処理するわけですね。一つの例として申し上げますけれども、私は4年間の空白を経て、その前、市議会議員だったことがございますけれども、そのとき大麻の駅前の鉄道林の買取りに反対をして、ここで30分頑張らせていただいた、市長とやり取りをさせていただいたんですが、いざ予算案にも反対をしよう、一生懸命予算書を隅から隅まで見たんですけれども、どこにも大麻駅前の買取りが載っていないんですよね。あれは平成8年か平成9年だったと思うんですが、載っていない。どうなるんだと聞いてみましたら、いや、あれは公社が買うんだと。結局、平成10年に公社が大麻駅周辺整備事業用地として買い取っているわけですね。選挙がその後だったか、結局報告されたときには反対できない、私は議員じゃなかったから反対できなかったんだと思うんですが、そんなふうなことで、公社に買われてしまうと、やっぱり議会としてというか議員として反対の意思をはっきり表したいと思っても、それができないような仕組みになっている。
 その大麻駅前用地がどうなっているかと言うと、そのときの簿価で4億9,364万円、約5億円で買われて、8月1日の査定ではちょうど約3億円という査定になっているんですね。あれがすぐ大麻駅前地域が公園になって市民が利用しているんであれば私は分かるんです。市民が公園として活用している、それであれば分かるんだけれども、その後全然手を着けられないで今日まで来たために、時価と簿価との差額1億9,364万円、約2億円ですね。2億円のこの含み損が出てしまっている。これはやっぱり行政上の措置の一つの責任ではないかと、行政推進のまずさではないかと思うんですね。そういうものがこの含み損を膨らませてきてしまっているんではないかと。
 この点について、私は市長に多々答弁してもらう必要はないんで、責任があると思うのか、ないと思うのか、いや、100%なんて言いませんけれどね、そのどちらかだけ、もしもあれでしたら首を縦に振るか横に振るかだけでも結構でございますので、その点だけ1点だけ、一つ市長にご答弁お願いしたいと思います。
 以上です。

市長(小川公人君)

 土地開発公社の関連で、再質問でありますけれども、決して逃げるわけではありませんが、行政にかかわるいろんな判断、この公社の土地取得に限らず、基本的に市長がその行方を含めて、責任を受け止める立場にあると、こういうふうに思っておりますが、ただ、この土地開発公社のことに関連すれば、少し触れさせていただきますと、今先ほど答弁で、32年間経過しました、32年逆算すると昭和四十七、八年くらいから始まって、山田市長から岡市長のずっとこの長い間で土地の取得がいろいろとあり、行政が全部その財源で一般会計からその都度必要性と同時に即金を用意できればあれですけれども、どうしても先行取得しなければなかなか目的が達成できない。しかし、お金を右から左にはできないということで、いったんこういう形の公社に取得を求める、こういう形が取られてきたわけですね。やっぱりその当時は、バブルを見通せたか見通せないかはちょっと置いて、その当時はそういう有効性をとらえてそういう買い方をしてきた。
 しかし、買取りの方が、財政が厳しい中でなかなか即計画的に買い取り切れないで来ているということで、こういう状況があったわけでありますけれども、いずれにしても責任という立場では、札幌市長が解散の話を検討したということですけれども、私自身も今答弁申し上げましたように、一定の期間、25年なら25年、その間で解消策として取り組むと、その後については解散を視野に入れてどうしようかと、こういう検討をさせていただくという答弁をさせていただきましたけれども、ちょっと後段でまたそれを否定するような答弁に聞こえたかもしれませんが、いずれにしてもそれを活用することの必要という側面もちょっとありますから、その辺はまたその時点で、本当に議会にお諮りしながら、その先のことも含めて、解散でよかろうと、こういう判断に立てばそういう道筋にできるかもしれませんが、若干そこにはまた少し詰めの議論というか、そういうこともしていかなければならないのかなと、こんなふうに思っています。
 特に、鉄道林の話が出ましたけれども、この辺になるとかなり政治判断の色彩が強いというか、今あのまま、今なお買取りしていないじゃないかという話もありますが、あれをいいですよということであったら、今はもうダイエーの創設者は亡くなられましたから余りそのことに触れたくありませんが、JR、ダイエーが出ていたら今ごろ破たんして、この状態の中で、あの近くの人たちはどういう状況になったかと想像するだけで、はっきり言って買取りのノーの決断は私としては正しかったのかなとちょっと思っています。しかし、即右から左に買取りしていないという部分では課題も残しているわけでありますので、いずれにしても公社にどんどんそのまま放置するということになりませんので、きちっと買取り計画を立てて解消策を着実に進めていきたいと、こう思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。

健康福祉部長(宮内清君)

 私から、健康づくりのための運動機器の配置として4か所のセンターの位置についての再質問にお答え申し上げますが、前段お答えしたとおり、会場の都合ということであります。これは例えば自転車エルゴメーター、あるいはストレッチマット、こういうものを配置するのは一定のスペースが必要、こういう関係で4か所になっているところであります。
 その4か所を申し上げますと、お話のありました大麻東地区センターのほかに、朝日町にあります区画整理記念会館、それから東野幌本町にあります野幌鉄南地区センター、それと文京台地区センター、この4か所であります。
 以上であります。

伊藤豪君

 立ち上がらないつもりだったんですけれども、市長のお話、確かに昭和49年からと言うと、山田市長、岡市長、このお名前が出てきたということが私は非常に印象深く聞きました。
 それから、もう1点、ダイエーの問題、これは私は市が買い取るべきではない、蒸し返すつもりはないんですけれども、市長は緑地として保存をしたい、公園として使いたい、こういうことです。これはそのときの政治的な判断の違いですから、買い取られた、そのことについてこれはそのとおりで、それは行政上の市長の措置というか、私が一生懸命説得というかお話し申し上げたんだけれども、見解の相違でそういうことになった。そのことは構わないんですよ。仮に、これがダイエーに買われていたら、ダイエーがその後倒産したりなんかおかしくなっていますから、確かにおっしゃるとおりあそこから撤退をして廃屋になっているかもしれません。そういう意味では、市長の先見の明があったのかなとも思うんですけれども、仮にダイエーが撤退をして今となれば、この値段で買えるんじゃないでしょうか。大麻駅前、この査定価格の約3億円で。この約2億円の損失を市民は負わないで済むんではないかなと私は思うんですけれども。それはそれぞれの判断ですから、これ以上、これはそういうご指摘を申し上げて、特に答弁を求めるものではありません。
 以上です。

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