平成17年第1回江別市議会会議録(第2号)平成17年3月9日 10ページ
6 議事次第の続き
一般質問の続き
星 秀雄 君
次に、観光行政についてお伺いします。
観光行政の基本スタンスは、イベントを基軸として活性化を図ろうとしているかもしれませんが、もっと市民協働を打ち出して、知恵と努力に行政が支援していかなければならない。それなりに支援していけば、それなりに観光行政は前進するものと思います。
観光資源として、旧岡田倉庫の位置付けや千歳川の右岸の河川防災ステーション、さらには開通間近い美原大橋の水辺を生かした観光に行政もかかわりを持ってはと思いますが、どのようなお考えを持っているのかお伺いしたい。
提言ですが、一つとして、河川防災ステーションの名称についてです。例えば川の駅とでもして、寄ってみたい印象づくりも必要と思いますがいかがでしょうか。トイレのマークと、せっかく寄ったが市内の物産コーナーで見本だけを見せて、見せただけでこれでいいのでしょうか。物販も含め、今後の対応をお伺いいたします。
今年もこいのぼりフェスティバルをにぎやかにされるようですが、是非成功を祈るものであります。この中に、川に遊び、川と親しむイベントも企画することをご希望申し上げます。
もう1点、原始林を中心にした観光資源化して、工夫と知恵によっては素晴らしい観光が生まれると思います。都市近郊農業と原始林、数々のパークゴルフ場、100年以上の古豪の村、史跡、道立運動公園、早苗別川で育った蛍の群れ、数々の集積産業が建つRTN団地、水辺の多い堤、旧林木育種場、キャンプ場、丘陵からの眺望、北には夕張岳を望むパノラマ、札幌夜景、恵庭岳と樽前などなど資源が一杯あり、冬のイベントも定着したようであります。この地に名称を付け、一挙に市民の協力を求め、新たなプロジェクト・チームを作り、この地を推進したならばと思いますが、いかがかとご見解を伺います。
去る2月13日にNPO法人やきもの21が平成16年度北海道地域文化選奨特別賞を知事より受賞しております。その祝賀会にご相伴にあずかりました。
会は、平成2年、市内有志が集まり、第1回えべつやきもの市を開催以来今日に至り、苦労話を伺いました。
このように、実績を見ると、市民への投げ掛けと理解を求めればこたえてくれるものと確信しました。今後ますますボランティア団体のリーダーとして広範囲にこれらに関与して、さらなるご期待をするものであります。
最後の質問といたします。
一向に良い話を聞かない江別駅前についてお伺いします。
平成8年に江別駅前の旧国鉄清算事業団の用地を取得、これらを起爆として再開発を企て、この間、様々な手法や努力は承知しております。市長の公約でもあり、信じながらこれらに期待してまいりました。
時の流れで、それなりにできなかった理由は理解しますが、今日はこれらを議論しようとはしません。現時点でどのようにしようとするのか。余りにも時間がないと思います。市長も3期目の任期は、既に2年しかありません。
実は、駅前で旅館経営のおかみが私の腕をつかみ、どうしてくれるの、こんな寂しいまちにして、いつまで待つの、買物一つできないまち、段々年を取って不安です、なぜ野幌だけ良くするのなどなど、ただうなだれて聞き入っていました。そのおかみは、涙を浮かべて訴えていたのであります。その姿は希望を喪失し、哀れみまで感じた私でした。一議員として弁明して実現のできない話をして終わらせることができなかったのであります。
一市民のお話をしましたが、地域住民は同じ気持ちで、一日千秋の思いで活力のあるまちづくりを期待しているものと思います。
なかんずく江別駅前の再開発事業での一環として、駅の南口やJR横断のこせん橋などにおいて、やはりJR線の屋台骨として、南北の近郊ある発展こそ顔づくりの大きな意義がありましょう。
当地においても、南側の駅広場と併せて駅への利便性や老朽化したこせん橋の早期改修とエレベーターなどで移動が容易にできることこそ江別駅周辺の活性化を呼ぶものと思いますが、これらについてもお答え願いたいと思います。
だれかの言葉を引用して悪いんですが、大胆かつ勇敢に、果敢にこの問題に、第一の優先課題として取り組んでいただくことを望み、第1回目の質問といたします。
ご静聴ありがとうございました。