平成16年第3回江別市議会会議録(第4号)平成16年9月28日 5ページ
6 議事次第の続き
陳情第14号
議長(宮澤 義明 君)
日程第11 陳情第14号 精神障害者の交通費助成を求めることについてを議題といたします。
厚生常任委員長の報告を求めます。
厚生常任委員長(川村 恒宏 君)
ただいま議題となりました陳情第14号 精神障害者の交通費助成を求めることについて、審査の経過をご報告申し上げます。
委員会の開催日は、お手元に配付の付議事件審査結果報告に記載のとおりであります。
審査におきましては、担当部局の出席の下に江別市内における精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方の年齢別・等級別一覧表や病類別入院・通院の状況、また、道内で交通費助成を実施している函館市、北見市、札幌市と美唄市における制度内容などに関する資料の提出を求め、質疑を交わしております。
主な質疑を申し上げますと、全国的に患者数が増加傾向にある中で、江別市における精神障がい者の方々の総数に関する質疑があり、答弁では精神障害者通院医療費公費負担制度における患者票の発行者数は1,869人であるが、市全体としては大体2,000人程度と押さえている。精神障害者保健福祉手帳の交付者も昨年の9月1日現在では235人であったが、今年の8月1日現在では260人で、1か月の差はあるが、25名ほど増加しており、毎年増加傾向にあるとの答弁がありました。
また、福祉バスを市内で巡回させることはできないかとの質疑があり、外出する目的として仕事や買物に行くとかいろいろな形態が想定されることから、巡回バスとした場合にはコースの設定もあり、可能性について研究したいとの答弁でありました。
最後に、昨年同じ趣旨の請願に対して、当委員会として通院などに限定して助成制度を研究・検討されたいとの付帯意見を付した経過を踏まえて、どのような検討をしてきたのかとの質疑に対して、答弁では、市立病院のデイケアや、医療機関に通っている方々を対象とした交通費助成制度や、タクシーチケットの交付など、何らかの方策が講じられないか検討を重ねてきた。今年度、障がい者福祉計画の策定を進めているところでもあり、施策の優先順位も含め、今までの経過も踏まえ、スピードを上げて検討を進めていきたいとのことでありました。
以上のような質疑を交わし審査を進めてまいりました。当委員会といたしまして、陳情第14号につきましては全員一致により、なお審査の必要があると決しましたので、閉会中の継続審査をお願い申し上げ、審査報告といたします。
議長(宮澤 義明 君)
これより厚生常任委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上で、厚生常任委員長報告を終結いたします。
お諮りいたします。
陳情第14号は、委員長報告のとおり、閉会中継続審査とすることにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
議案第48号
議長(宮澤 義明 君)
日程第12 議案第48号 平成16年度江別市一般会計補正予算(第2号)を議題といたします。
お諮りいたします。
本件に関する総務文教常任委員長報告、厚生常任委員長報告及び建設常任委員長報告は、会議規則第37条第3項の規定により、省略することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
環境経済常任委員長の報告を求めます。
環境経済常任委員長(鈴木 真由美 君)
ただいま議題となりました議案第48号 平成16年度江別市一般会計補正予算(第2号)について、審査経過と結果をご報告申し上げます。
委員会の開催日は、お手元に配付の付議事件審査結果報告に記載のとおりであります。
今回審査を行いました当委員会所管分の補正予算は、7款商工費、1項2目商業振興費の江別駅周辺地区活性化推進事業費954万9,000円であり、補正内容は市民による旧岡田倉庫の利活用拡大並びに芸術文化振興による地域活性化を図るため、地元民間運営協議会が実施主体となり施行する旧岡田倉庫の改修整備に対し、北海道の地域文化ネットワーク形成促進事業を活用し2か年で実施するもので、総事業費約3,300万円のうち、本年度分の2分の1を補助しようとするものであります。
当委員会におきましては、地元民間協議会が北海道に提出した改修計画書や旧岡田倉庫の利用実績などの資料提出を求め、慎重に審査を進めたものであります。
改修整備後の財産区分及び賃貸借方法、利用に当たっての建物の位置関係などについて部局質疑を交わした後、財政状況が厳しい中での今次補正予算の緊急性について理事者質疑を行っておりますので、その概要を申し上げます。
なぜ今、補正予算として上げるのか、本事業は補正予算になじまないのではないのかとの質疑であります。答弁では、地元民間協議会から改修整備による文化活動等の拡大について強い意向が示され、市としても支援することにより、にぎわいの再生につなげる意味では千載一遇の機会と考えた。本来であれば、市の全額負担となるところだが、本年7月北海道からの補助事業の活用についてのアドバイスもあり、あわせて補正予算により対応しようとしたとの答弁であります。
次に、財政状況が厳しい中、特定団体への補助金支出に対する市民感情をどのように考えるのかとの質疑であります。答弁では、節約して新しい政策にも呼応していかなければならず、市民に痛みを求めていることは重々承知しているが、市民の利用拡大、将来の江別駅前活性化につなげたいとの答弁であります。
また、民間運営協議会の運営に不安はないのかとの質疑があり、答弁では、行政がすべての公的サービスを直でやる時代は終わり、これからは市民の協力をいただく中で、協働という視点でサービスを追求していかなければならない。旧岡田倉庫の運営についても、若干行政がかかわっていくが、協議会にゆだねて将来的には自立していただきたいとの答弁がありました。
今後の歴史的メモリアルゾーンの考え方についての質疑でありますが、答弁では、厳しい財政状況の中でやれるところからやっていき、今回の旧岡田倉庫がきっかけとなり、起爆剤的に点から面へ広がればと考えている。そのことにより、市民の出入りが生じて、周辺の経済活性化にもつながることを期待しているとの答弁であります。
さらに、にぎわいの地域を創造するという中で、歴史的建造物は保存していくのか、活用していくのかとの質疑があり、入れ物としての歴史的建造物は取り壊さず、中身の活用にウエイトを置いているとの答弁がありました。
以上の理事者質疑を踏まえ結審を行ったもので、次に討論の概要を申し上げます。
賛成の立場の委員から、10月から始まる各種の市民に対する負担増や自助努力ばかりが先行する中、ある特定の協議会に対して多額の補助金を支出することを心配するが、市民の税金の使い方をより一層深く考え、予算執行に際しては、事業全体の方向性、運営主体、事業計画、運営協議会の収支計画、市の補助要綱などを明確にし、当委員会へ報告することを要望して賛成すると述べられております。
同じく賛成の立場の別な委員からは、民間協議会が改修計画からその後の管理運営までを受け持つことになっており、この協議会には江別市も参画、支援する予定になっているが、効率性のみで丸投げすることなく、市として公平、公正、透明性などについてリーダーシップをとっていただきたい。受益者負担の名により社会保障は後退しており、人間らしく生活する上で文化芸術に接するためにも、医療・福祉に重点的に予算執行することを要望して賛成すると述べられている。
また、同じく賛成の立場の別な委員からは、市長は今年度の市政執行方針の中で、明日につながる産業の振興として、江別駅周辺地区における活性化事業を引き続き支援していくとしている。今回の旧岡田倉庫についてはそのことを具現化する施策であると認識しており、多くの市民の理解を得る中で推進していただき、賛成すると述べられております。
以上の討論を経て採決を行った結果、議案第48号は全員一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しております。
委員会の審査経過と結果につきましては以上のとおりでありますので、よろしくご決定くださいますようお願い申し上げ ます。
議長(宮澤 義明 君)
これより環境経済常任委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上で、環境経済常任委員長報告を終結いたします。
これより議案第48号 平成16年度江別市一般会計補正予算(第2号)に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第48号を採決いたします。
議案第48号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
議案第49号
議長(宮澤 義明 君)
日程第13 議案第49号 平成16年度江別市介護保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
これより議案第49号 平成16年度江別市介護保険特別会計補正予算(第1号)に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第49号を採決いたします。
議案第49号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
議案第50号
議長(宮澤 義明 君)
日程第14 議案第50号 平成16年度江別市一般会計補正予算(第3号)を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
助役(中川 正志 君)
ただいま上程になりました議案第50号 平成16年度江別市一般会計補正予算(第3号)につきまして、提案理由をご説明申し上げます。
今次補正は、去る9月8日、当市にも被害をもたらしました台風18号に伴う災害復旧事業費について措置するものでございます。
なお、応急措置などの緊急に対応を必要とするものにつきましては、予備費をもって措置したものであります。
以下、その概要につきましてご説明申し上げます。予算書の6ページをお開きいただきたいと存じます。
3の歳出でありますが、2款総務費、1項5目財産管理費は、教職員住宅の物置などの取替え経費として28万1,000円を、2項1目市民活動費の住区会館は倒木処理後の路面復旧や、案内標識倒壊による取替え経費に18万8,000円を、公共街路灯は倒壊した2基の街路灯取替え経費として52万1,000円をそれぞれ措置し、4款衛生費、2項1目清掃総務費は環境事務所敷地内に設置してあります、ごみのストックヤードの補修経費などに79万円を措置するものであります。
次に、6款農林水産業費、1項6目土地改良事業費は、農業用排水路の倒木処理費用として60万円を、2項1目林業振興費は、元野幌兵村防風林及び美原防風林内の倒木伐採及び処分に663万9,000円をそれぞれ措置し、7款商工費、1項3目工業振興費は歴史的建造物として保存活用しております旧ヒダれんが工場の屋根及び外壁などの補修経費に360万円を、7目セラミックアートセンター費は屋根の補修経費として110万円をそれぞれ措置するものであります。
次に、7ページに移りまして、8款土木費、4項3目公園管理費は71か所の公園における倒木の処理費用のほか、各公園施設及び設備の補修経費など合わせまして2,726万4,000円を措置し、9款消防費、1項1目常備消防費は傷病者を搬送中、電柱倒壊により破損いたしました高規格救急車の修理費用として445万円を措置するものであります。
次に、10款教育費、1項2目事務局費は、第一中学校の屋根トタンの落下により全損いたしました教育委員会車両の代替車両購入費として100万円を、2項小学校費、1目学校営繕費は小学校における施設の補修経費として184万9,000円を、3項中学校費3目学校営繕費の第一中学校校舎屋根等改修は、円形校舎の鋼板屋根などが破損落下したため、強風対策や、構造補強も含めた形状に復旧、整備するため6,900万円を措置するほか、その他、中学校における施設補修経費として94万9,000円を、5項2目体育施設費の市民体育館費は車庫倒壊による取替え及び施設補修経費に94万円を、青年センターはプール屋根の一部破損によりトタン下地の鉄骨補強も含めた整備改修経費として551万7,000円を、屋外体育施設は森林キャンプ場の倒木処理のほか、施設補修経費など合わせて147万5,000円をそれぞれ措置するものであります。
以上が歳出の概要でありますが、これに対応いたします歳入につきましては、予算書の5ページ、2の歳入にお戻りいただきたいと存じます。
20款繰越金は今次補正の一般財源として、21款諸収入は今次補正の特定財源としてそれぞれ所要の措置を行うものであります。
次に、1ページにお戻りいただきたいと存じますが、以上の結果、今次補正額は1億2,616万3,000円の追 加となりまし て、これを既定の歳入歳出予算の総額407億768万6,000円に加えますと、その総額は408億 3,384万9,000円になるものであります。
以上、一般会計の補正予算についてご説明申し上げましたので、よろしくご審議、ご決定賜りますようお願いを申し上げます。
議長(宮澤 義明 君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第50号 平成16年度江別市一般会計補正予算(第3号)に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます
引き続き、議案第50号を採決いたします。
議案第50号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。