2010年度の展覧会情報
平成22年度(2010年4月~2011年3月)
創作食器展 キュウとスてきな急須 4月24日(土曜日)~5月30日(日曜日)
北海道の陶芸家が創作した「急須」を主体に、気軽に楽しめる「和」テイストのテーブルを演出・展示します。本展では「日本のお茶の時間」を楽しく過ごせるような心にキュッとくる素敵な茶器と、お煎餅などの「お茶うけ」を盛るための「器」を通して、楽しく分かち合う喫茶のひとときを提案します。なお展示作品は購入予約ができます。(常設展示料金)
「終戦65年企画 代用品が生み出された時」開催中です。 7月3日(土曜日)~8月29日(日曜日)
7月3日(土曜日)から「終戦65年企画 代用品が生み出された時」を開催しています。
今年は、先の大戦が終結した1945(昭和20)年から65年を迎える節目の年であり、満州事変から15年間にわたる戦時下で製作された「やきもの」による金属代用品に焦点をあて、「衣・食・住」「学・遊」「軍・礼・幣」といった場面ごとに展示紹介しています。
展示資料は、ドアノブ、引き出しの把手、洋服掛やアイロン、カフス、或いは鍋、釜やナイフ、フォーク、やかん、さらにはボルトナット、釘やコンセント、蓄音機の針などといった多種多様な代用品371点から構成されています。また、戦時下の金属供出の状況を示す「鉄・銅製品回収のポスター」や「一般家庭における金属回収の取扱要領」といった文書資料や戦時下の江別の様子を撮影した写真パネルなども参考展示しています。
こうした資料を通して、当時を思い起こし「あぁ、これ、家にあった」といって懐かしんだり「こんな物までやきもので!?」といって驚いたり「今でも使えそう」と感じたり、色んな感想を抱いていただきたいですし、特に資料を介した世代間の語り継ぎが会場内に広がることを期待しています。
是非、多くの方々のご来場をお待ちしております。
代用品が生み出された時 関連事業~琴演奏会
爽やかな初夏に、セラミックアートセンターで心地よい和の音色をたのしむのはいかがですか? 入場料は無料です、お気軽にお越しください。
- 日時 7月3日(土曜日)
- 時間 13時30分から15時
- 会場 セラミックアートセンター・エントランスロビー
- 奏者 山田流筝曲(そうきょく)史饗会(しおんかい)
- 演奏曲 さくら変奏曲 富士 コンドルは飛んでいく 崖の上のポニョ 君をのせて 他
北からの創造「道工試野幌分場と創り人たち」 9月18日(土曜日)~10月31日(日曜日)
北海道工業試験場工芸部窯業分室(現 北海道立工業試験場材料技術部セラミックス技術科)は、1950(昭和25)年に開設され、今年で60年を迎えます。同場は60年にわたり窯業(陶芸)を主体とした北海道の工芸分野を材料面や技術面から指導し、江別のみならず北海道窯業の進展に大きく貢献してきました。
また、開設当初の研究指導には、昭和前期の国内美術工芸界をリードした人々が深く関わり、本道工芸界発展の基盤整備が行われました。本展では、こうした同場の功績と「北のもの創り人」の軌跡を各種試作品や文献資料などを通して紹介するものです。(常設展示料金)
えべつFUROSHIKIフェスティバル2010‐風呂敷デザインコンテスト‐
11月6日(土曜日)~1月16日(日曜日)9時30分~17時(最終入場は16時30分)
「結ぼう、包もう、広げよう」をキャッチフレーズに始められた「えべつFUROSHIKIプロジェクト」は今年で4年目を迎えます。これまで同様に道央圏内から公募する様々なデザインの風呂敷が会場内を彩ります。会期中には風呂敷の使い方講座やファッションショーなどのイベントを行います。
えべつFUROSHIKIフェスティバル2010関連イベント 風呂敷オンステージ
会場となるセラミックアートセンター エントランスホールは、華やかなファッションショー会場に様変わりします。
日本古来の「風呂敷の包み方」はもちろんのこと、風呂敷のイメージを一新させてくれるようなファッション感覚に富んだ使い方にもご期待ください。
- 日時 11月13日(土曜日) 13時30分~(予定)
- 会場 センター1階エントランスホール
2010 謝陶の集い 工房利用者作品展 2月12日(土曜日)~3月13日(日曜日)
日ごろ、センターの工房で作陶活動に取り組んでいる皆さんの一年間の成果を紹介します。(無料)