特定健康診査って何ですか
印刷用ページを表示する 掲載日:2019年4月8日更新
回答
平成20年度から「高齢者の医療の確保に関する法律」により、医療保険者に対して、内臓脂肪の蓄積等に着目した生活習慣病に関する健康診査の実施が義務づけられました。この、健康診査を特定健康診査(以下、特定健診)といいます。
また、特定健診の結果により、健康の保持に努める必要がある方に対する保健指導の実施も義務づけられました。この保健指導を特定保健指導といいます。
内臓脂肪の蓄積に着目するのは、糖尿病などの生活習慣病は、それぞれの病気が別々に進行するのではなく、内臓のまわりに脂肪が蓄積している内臓脂肪型肥満が大きくかかわるものだからです。
内臓脂肪が蓄積していると、糖尿病や高血圧症、脂質異常症といった生活習慣病を併発しやすく、それらが複数重なることによって、動脈硬化を引き起こし、心臓病や脳血管疾患といった命にかかわる病気のリスクが高まります。そこで、内臓脂肪を減らすことにより、それらの発症リスクの低減を図ることができるという考え方を基本としています。
特定健診の対象、検査内容、受診できる場所などについては、「特定健康診査(特定健診)」ページをご覧ください。