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5.子宮頸がんの予防接種

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年8月1日更新

子宮頸がんについて

 子宮がんは、子宮体部にできる「子宮体がん」と、子宮頸部にできる「子宮頸がん」に分類されます。

 子宮頸がんは、HPV(ヒトパピローマウイルス)の一部が性的接触が原因で、子宮の入り口の子宮頸部と呼ばれる部分に発生します。以前は発症のピークが40~50歳代でしたが、最近は20~30歳代の若い女性に増えてきており、30歳代後半がピークとなっています。

 国内では、年間約11,000人が発症し、年間約2,800人が死亡すると推定されています。

 子宮頸がんは、早期発見すれば比較的治療しやすく治りやすいがんですが、子宮頸部異形成(子宮頸がんの前段階)といわれる、がんになる前の状態を何年か経てからがんになります。異形成の時期はほとんど症状がないため、進行してから発見されることもあり、そうなると治療が難しいので、定期的に子宮頸がん検診を受けることが重要です。

HPV(ヒトパピローマウイルス)とは

 HPV(ヒトパピローマウイルス)は、ヒトにとって特殊なウイルスではなく、多くのヒトが感染し、そしてその一部が子宮頸がん等を発症します。100種類以上の遺伝子型があるHPVの中で、子宮頸がんの約50~70%は、HPV16型、18型感染が原因とされています。HPVに感染しても、多くの場合ウイルスは自然に検出されなくなりますが、一部が数年~数十年かけて異形成の状態を経て子宮頸がんを発症します。

子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)について

 HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染を予防することにより子宮頸がんの発症を防ぐHPVワクチンが開発され、現在世界の70か国以上において国のプログラムとして接種が行われています。現行のHPVワクチンにより子宮頸がんの60~70%を予防できると考えられており、WHO(世界保健機関)はその有効性と安全性を確認し、性交渉を経験する前の10歳代前半に接種することが推奨されています。欧米先進国や日本においても、ワクチン接種によりHPV感染率や、子宮頸部異形成の頻度が接種してない人に比べて減少することが明らかになっています。

 現在国内で接種できる子宮頸がん予防ワクチンは、国内外で子宮頸がん患者から最も多く検出されるHPV16型及び18型に対する抗原を含んでいる2価ワクチン(サーバリックス)と尖圭コンジローマや再発性呼吸乳頭腫症の原因ともなる6型、11型も加えられた4価ワクチン(ガーダシル)があります。

平成25年4月1日から、定期接種のワクチンは2種類あります。

種類対象標準的な
接種年齢
回数標準的な間隔
サーバリックス(2価)小学6年~高校1年
相当の女子
中学1年の間3回2回目:1回目の接種から1か月
3回目:1回目の接種から6か月
ガーダシル(4価)2回目:1回目の接種から2か月
3回目:1回目の接種から6か月

*2つのワクチンの互換性に関する安全性・有効性等のデータが存在しないため、同一のワクチンを3回続けて接種してください。また、ワクチン接種を受けた場合でも、免疫が不十分である場合や、ワクチンに含まれている型以外の型による子宮頸がんの可能性はあり得るので、定期的に子宮頸がん検診を受けることが大切です。

子宮頸がん予防ワクチンの主な副反応

 主な副反応は、発熱、局所反応(疼痛、発赤、腫脹)です。
 また、ワクチン接種後に注射による痛みや心因性の反応などによる失神があらわれることがあります。失神による転倒を避けるため、接種後30分程度は体重を預けることのできる背もたれのあるソファに座るなどして様子を見るようにしてください。
 まれに報告される重い副反応としては、アナフィラキシー様症状(ショック症状、じんましん、呼吸困難など)、ギラン・バレー症候群、血小板減少性紫斑病(紫斑、鼻出血、口腔粘膜の出血など)、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)などが報告されています。

接種料金

 子宮頸がん予防ワクチン接種実施医療機関で接種する場合は無料。

*江別市から転出された方は、転出先の市町村での接種となりますので、詳しくは転出先の市町村にお尋ねください。

実施医療機関一覧

 子宮頸がん予防ワクチン接種を実施している医療機関はこちらのページをご覧ください。
 実施機関に事前予約の上お受けください。

積極的な勧奨の差し控えについて

 平成25(2013)年6月14日、厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会が開催され、子宮頸がん予防ワクチンの副反応報告について審議が行われました。
 この結果、副反応の発生頻度などがより明らかとなるまでの間、子宮頸がん予防ワクチンの定期接種を積極的に勧奨しないよう、厚生労働省から勧告がありました。

 このことにより、本市においても、接種の対象者またはその保護者への積極的な勧奨を差し控えることにしました。
 なお、対象者のうち、接種を希望する方については、これまでどおり定期接種として接種できますが、下記のリーフレットを参考に、ワクチン接種の有効性および安全性などについて、十分理解していただいた上で接種してください。

厚生労働省リーフレット(HPV ワクチンの接種を検討している お子様と保護者の方へ) [PDFファイル/399KB]

厚生労働省リーフレット(HPV ワクチンを受けるお子様と保護者の方へ) [PDFファイル/392KB]

なお、令和元年(2019)年12月末現在、積極的な接種勧奨の差し控えは継続していますが、定期接種としての位置づけは変わっておらず、定期接種としてワクチン接種を受けることは可能です。

 
 厚生労働省の感染症・予防接種相談窓口

厚生労働省では、子宮頸がん予防ワクチンを含む予防接種、その他感染症全般についての相談窓口を設置しています。

詳しくはこちらをご確認ください。厚生労働省のホームページ 

 

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