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12月のe-レピ 「ジャガイモのもっちり焼き」

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年11月27日更新

12月 江別産食材は「ジャガイモ」

じゃがいものもっちり焼き

冬休みに親子で作ろう!子どもと一緒にかんたんレシピ♪
ジャガイモのもっちり焼き

紹介者: 江別の野菜ソムリエプロ  二児のパパ 中橋  賢一
 子どもが「手伝いたい!」と言ったときに、ジャガイモをすりおろすだけで作れる、包丁いらずの簡単レシピです。
 ジャガイモをすりおろすだけでできるので、みんなで集まった時にも、あと一品が簡単に作れます。
 お子さんの初めての料理体験にもオススメです。江別の食材を使って、お子さんに調理を体験させてあげてください。

材料 (親子2人分) ●印は江別産を使用

●ジャガイモ(中玉)3つ
(煮崩れしやすい「キタアカリ」がオススメ)
※ジャガイモの品種で色が変わります
(料理の写真 左:ノーザンルビー、右:キタアカリ)
オリーブオイル  小さじ1
ハーブソルト  2つまみ
※サラダオイルで焼き上げて、通常の塩で味付けしてもおいしく仕上がります。

作り方

 

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ジャガイモのもっちり焼き作り方 

ジャガイモは芽をくりぬき、ピーラーで皮をむく。
※芽の部分や緑化した皮には「ソラニン」という毒があるので、必ず取り除いてください。

ジャガイモのもっちり焼き作り方

皮むきが終わったジャガイモを、大根おろし器などですりおろす。
(お子さんにはセラミック製のおろし器がオススメ)。

親子で料理

親はフライパンで焼く準備を!

ジャガイモのもっちり焼き作り方

フライパンを熱し、オリーブオイルを入れ、2を注ぎいれて焼く。

※すりおろしたジャガイモは水分が意外と多いと感じますが、そのまま焼き上げてもデンプンのおかげできれいに焼きあがります。

ジャガイモのもっちり焼き作り方

ジャガイモのもっちり焼き作り方

片面を焼きあげ、フライパンをゆすって滑るようになったら、ひっくり返して両面を焼く(焼くときにハートや星の形にすると、子どもたちがさらに喜んでくれます)。

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ジャガイモのもっちり焼き作り方

お皿にうつし、ハーブソルトをふりかけてできあがり。

切り分けたら

切って

切って

「いただきまーす!!」

おいしくいただきましょう

 

おいしくなるコツ・ポイント

いろんなジャガイモで楽しく

 使うジャガイモは、一般的に手に入るものであれば、キタアカリが最適です(すりおろしやすさ、味、色などで総合的に)。
自身の菜園で育てた十数種類のジャガイモで試作しましたが、「煮崩れしやすい」品種の方が、このレシピに向くようです。
いろんなジャガイモを試して、色や味などを楽しんでみてください。

キタアカリ 
キタアカリ…カロテンが豊富で、焼きあがりがきれいな黄色になります。

ノーザンルビー
ノーザンルビー… アントシアニンのピンク色で、ジャガイモでは珍しい赤系の色に。

キタムラサキ 
キタムラサキ…アントシアニンの紫色で、3色目が欲しいときに。

完成 

(星=キタアカリ、丸=キタムラサキ、ハート=ノーザンルビー)

※他にも、ベニアカリ、トヨシロ、男爵などがこのレシピによく合います。

焼くときも楽しく

形を整える 形を整える

星やハートなどの形に仕上げるときは、ジャガイモを鍋に注ぎ入れた後、コテなどを使って形を整えてください。
焼き上げるときには、フライ返しを使わず、フライパンだけで宙返りさせてひっくり返すと、子供たちはさらに喜んでくれます。

 

今月の江別産食材「ジャガイモ」

ジャガイモ 本名は「馬鈴薯(ばれいしょ)」。馬の首につけていた鈴に似ていたことから名づけられました。「ジャガイモ」という呼び名は、日本に伝わった17世紀初頭に、オランダ船でジャカトラ港(現在のジャカルタ)から運ばれたことによります。

 原産地は南米のアンデス山地で、ナス科の野菜。私たちが食べているのは、地中にできた茎の先が肥大した部分です。栄養価はビタミンCとカリウムが豊富。ビタミンCはデンプンに包まれているため、加熱しても壊れにくいのが特徴です。

 市内ではお菓子の加工用も含め、20種類以上の品種が作られ、いろいろな料理に合う食感、彩りが楽しめます。

 江別市では10番目に多くつくられている作物で、802トンの収穫量(平成25年統計)です。

ジャガイモの品種紹介

 野菜ソムリエ中橋さんが栽培しているジャガイモを味の特徴などとともに紹介します。

 品 種 名 写  真 特  徴 こんな料理に

キタアカリ

キタアカリ 昭和62年に北海道で育成された。カロテンが豊富で黄色みを帯び、粉質でホクホクした食感。煮崩れします。栽培された北海道で、線虫に抵抗があり、将来に希望が見えるということで命名された。

じゃがバター
ふかしいも
肉じゃが
味噌汁など
煮崩れしてもおいしいものに。
(中橋家の好きなNo.1)

レッドムーン レッドムーン 皮は赤いが、中身は黄色。甘みがあり粘質。煮込み料理に向く。民間企業がアメリカから種子を輸入し、選抜・育成したことにはじまる。 カレー
シチュー
味噌汁
煮崩れを避ける料理に。
(中橋家の好きなNo.2)
はるか はるか 平成19年に北海道で育成された。長卵形で、芽が赤く、中身は白色。煮崩れしにくく、硬いことが特徴。 キンピラ
カレー
シチュー
おでん
味噌汁など
煮崩れを避ける料理に。
(中橋家の好きなNo.3)
キタムラサキ キタムラサキ 平成15年に北海道で育成された。アントシアニンを多く含み紫色。芽が出にくく保存も利くため、春先まで美味しく食べられる。 色みを活かして、フライドポテトやポテトサラダなどに。
(やや粘質ですが、中橋家では春先にはキタアカリの代用にもなります)。
トヨシロ トヨシロ 昭和51年に北海道で育成された。粉質で、硬くて白い。国産のポテトチップス原料として多用されている。 油適性がよく、フライドポテトにするとおいしい。コロッケなどにも向く。
さやあかね さやあかね 平成18年に北海道で育成された。病気に強く、育てやすい、有機栽培向きの品種。 イモ団子、ポテトサラダなどに。
ノーザンルビー ノーザンルビー 平成18年に北海道で育成された。アントシアニンを含み、色むらの少ないピンク色が特徴。 色みを活かしたマッシュポテトやフライドポテトに。
シャドークイーン シャドークイーン 平成18年に北海道で育成された。キタムラサキの3倍のアントシアニンを含み、とても濃い紫色が特徴。 色を活かしたマッシュポテトやフライドポテトに。煮崩れしにくいので丸ごと煮込み料理にも。
こがね丸 こがね丸 平成18年に北海道で育成された。中は黄色みがあり、丸くずっしりとした仕上がりで皮がむきやすい。 フライドポテト、ポテトサラダ。
ベニアカリ ベニアカリ 平成6年に北海道で育成された。食用品種の中ではデンプン質が最も高い。 高いデンプン質を活かしてコロッケに。もんじゃのような焼き物に。「つなぎ」としての利用も。
※もっちり焼きでは、一番もっちりとした触感になります。

インカのめざめ

インカのめざめ 平成13年に北海道で育成された。小さいながらも独特の甘み(ナッツフレーバー)がある。カロテノイドを含み、橙黄色をしている。

他のイモとは違う触感を楽しみたいときに。小さめが美味しく、丸ごとおでんの具材などとして。
菓子原料などにも。

 

 その他の有名なジャガイモ

 品 種 名 写  真 特  徴 こんな料理に
男爵 男爵 川田龍吉男爵が導入した古くから人気の品種。導入した川田男爵にちなみ、男爵と呼ばれる。調理の際は水さらしでのあく抜きをしたい。皮むき後は変色しやすい。煮崩れしやすい。 肉じゃがなど、煮崩れがおいしい料理に。
メイクイーン メイクイーン 西日本で好まれ、古くから人気の品種。豊穣のお祭りで選ばれた妖精をあらわす「五月の女王」にちなんで名づけられた。 煮崩れを嫌う煮込み料理に。
 

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