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平成15年第2回江別市議会会議録(第4号)平成15年6月30日 2ページ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月30日更新

6 議事次第

開議宣告

議長(宮澤義明君)

 これより平成15年第2回江別市議会定例会第19日目の会議を開きます。
 ただいまの出席議員は29名で定足数に達しております。

議事日程

議長(宮澤義明君)

 本日の議事日程はお手元に配付いたしましたとおりであります。

会議録署名議員の指名

議長(宮澤義明君)

 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議規則第111条の規定により、山本議員、吉本議員を指名いたします。

諸般の報告

議長(宮澤義明君)

 日程第2 諸般の報告を事務局長に報告させます。

事務局長(浦島忠勝君)

 ご報告申し上げます。
 本日までに市長提出案件2件、議会提出案件4件を受理いたしております。
 また、第79回全国市議会議長会定期総会の概要につきましては、印刷物に掲載のとおりでございます。
 以上でございます。

議案第33号ないし議案第35号

議長(宮澤義明君)

 日程第3ないし第5 議案第33号 平成15年度江別市一般会計補正予算(第1号)、議案第34号 平成15年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)及び議案第35号 平成15年度江別市老人保健特別会計補正予算(第2号)、以上3件を一括議題といたします。
 予算特別委員長の報告を求めます。

予算特別委員長(植松直君)

 ただいま議題となりました議案第33号 平成15年度江別市一般会計補正予算(第1号)ほか2件につきまして、予算特別委員会における審査の経過と結果をご報告申し上げます。
 これらの案件につきましては、今期定例会の初日に当委員会に付託されたもので、委員会の開催日はお手元に配付の付議事件審査結果報告に記載のとおりであります。
 初めに、審査結果を申し上げますと、議案第33号 平成15年度江別市一般会計補正予算(第1号)につきましては賛成多数で、議案第34号 平成15年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)及び議案第35号 平成15年度江別市老人保健特別会計補正予算(第2号)は全員一致をもちまして、いずれも原案のとおり可決すべきものと決したものでございます。
 投資的経費につきましては、市内経済の活性化が課題となっておりますことから、極力当初予算に反映された経過もあり、一般会計の今次補正予算は、統一地方選挙後において市長の市政執行方針に基づく政策予算のほか、急を要する執行事業について盛り込まれたものであり、1億4,991万4,000円を増額するもので、その財源は道補助金、諸収入、市債等の特定財源のほか、一般財源としては、平成14年度の決算見込みからの繰越金を充てようとするものであります。
 また、国民健康保険特別会計の増額378万8,000円及び老人保健特別会計の増額3,836万2,000円を加え、今回補正のなかった特別会計及び企業会計を合わせた総体の予算額は849億2,927万3,000円となるものであります。
予算審査に当たりましては、資料要求とも合わせて質疑項目を事前通告し、重点的に審査を進め、各部局に対して18事業26項目について質疑を交わしたもので、主な質疑と答弁の概要を順次申し上げます。
初めに、健康づくり推進事業において、食の重要性から、その位置付け及び体制に関する質疑に対して、食を通じた健康づくりについてですが、十分重要性を認識しており、健康づくり計画の中で、栄養、食生活の分野でそれぞれ指標を設けて位置付けをしている。また、健康情報の充実の観点から、検診事業や栄養相談などの機会をとらえ、情報提供したいとのことでありました。栄養士による指導業務は、現在非常勤職員により対応しているが、今後の展開においては、全体調整を図り進めていきたい。
 また、医療費削減など、健康度の指標として位置付けるべきではないかとの質疑に対し、計画の達成度合いを測定する目標値を設定している。健康づくりは医療費を削減する大きな要素であると認識して進めるが、医療費の削減に直接結び付く効果として測定するのは難しいと考えているところであります。
 次に、江別ブランド事典の開発にあっては民間活用とあるが、その手法について、また、事典の活用については、との質疑に対しては、産学官の連携を強化し、地域経済の活性化を図るため設立された江別経済ネットワークにより提案され、江別固有の有形・無形の素材を全国に向けて発信するため、江別ブランドとしてプロジェクト化されたもので、同ネットワークが中心となって計画を進めている。システムの開発に当たっては、札幌学院大学、江別IT技術者協会と検討を進めるが、アンビシャスプラザのほか市内各企業についても参画できるよう進めていきたいとのことであります。
 活用については、評価の高まった商品などを江別ブランドとして育てていこうとするもので、発信はパソコンや携帯電話によるインターネットを使うが、対話形式で誘導するシステムを搭載することにより、高齢者を初め、障害をお持ちの方でも使えるようにするとのことであります。
 次に、江別の顔づくり事業に係る調査委託等の実施の前提となる国の着工準備採択を目指す事業規模や市の負担に関する質疑に対し、昨年7月の事業内容を公表した時点の総事業費は、連続立体交差、土地区画整理、関連街路などの各事業の合計が440億円規模であり、この計画で進められている。江別市の負担は、当初200億円から220億円と想定していたが、現時点ではこの市の負担額を半減することを目標に、北海道や国土交通省と協議している。この内容については、顔づくり事業の全体計画が大きく変わるものではなく、事業手法の見直しにより実現しようとするもので、これが確定するのは、国の平成16年度の概算要求が決定する時期となることから、この時期に合わせて明らかにしたいとのことであります。
 次に、総合型地域スポーツクラブ育成事業について、指導者育成の手法とスポーツクラブの地域選定に関する質疑に対しては、当事業は、地域住民が主体的にクラブ運営するための指導者の育成が柱になると考えている。これまで、スポーツ指導者バンクやスポーツボランティア登録を活用してきたが、当事業においては、地域に埋もれている指導者の発掘に努め、生涯スポーツの環境整備から高齢者の健康・体力づくり指導も含め、多様な指導者の育成に努めたいとのことであります。
 また、スポーツクラブの地域選定については、当面は上江別小学校区をモデルケースとして育成に努めていくが、スポーツ施設としての学校の活用を視野に入れながら、地域を広げるとともに、他の地域において自主的な取り組みの要請があれば支援していきたいとのことであります。
 そのほか、住区会館の改修、環境管理計画、環境マネジメントシステム、地球環境対策の推進、ごみ減量化推進啓発、仮称児童虐待及びDV防止ネットワーク、痴ほう性高齢者家族安らぎ支援、脳ドック、農産物地場消費の推進、緊急地域雇用特別対策、市民参加による公園づくり、児童・生徒用図書整備、サポートチーム等の推進及び高度情報化に係る事業に対する質疑が交わされたものであります。
 次に、討論の状況について、要約し、ご報告いたします。
 一般会計補正予算に対する討論ですが、反対の立場の委員からは、福祉の向上や市民生活に密着した事業が盛り込まれ、積極的な取り組みと評価するが、江別の顔づくり事業については、いまだ市民全体の理解が得られているとは言えず、また、後の世代に大きな負担を負わせるものであり、さらなる事業の推進は認められない。財政状況の厳しい中、思い切った政策転換が必要であり、市民の福祉、暮らし、地元企業の支援などの施策に全力を尽くすよう求める。
 一方、賛成の立場の委員からは、経済状況が低迷する中、地元の経済に配慮し、当初予算に多くの事業予算が組み込まれ、結果として小規模な補正予算となったが、新規事業が多く、一つひとつの事業費は小さいとはいえ、多くの課題の解決に前向きに、かつ、新しい手法で取り組もうとする姿勢を評価する。また、これら事業の継続推進により他の分野における良い前例となり、今までにない切り口の事業として、その実施に期待し、賛成する。
 同じく賛成の立場の別の委員からは、未来志向の基礎づくりとしての基本政策を柱に、江別らしさが追求されて、子供の可能性を伸ばす健康で温かみのある、活力にあふれた、市民協働によるまちづくりを目指した各種事業の推進、また、江別の顔づくり事業の調査委託費など懸案の事業に意を用いたものと評価する。住区会館の整備には地元の合意形成に努めること、健康づくり事業は、食と栄養の観点から、体制の強化に努めること、江別の顔づくり事業は、その事業内容や財政計画などを早い時期に情報提供することを要望し、賛成すると述べられております。
 以上、予算特別委員会における審査の経過と結果を申し上げましたが、よろしくご決定くださいますようお願いいたします。
 限られた日程の中、精力的に審査に当たられた委員各位にお礼を申し上げ、報告とさせていただきます。
 以上です。

議長(宮澤義明君)

 これより予算特別委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 以上で、予算特別委員長報告を終結いたします。
 これより議案第33号 平成15年度江別市一般会計補正予算(第1号)に対する討論に入ります。
 討論ありませんか。

森好勇君

 議案第33号 平成15年度江別市一般会計補正予算について、反対の立場で討論に参加いたします。
 今回提案された補正予算額は、1億4,991万円と、改選後の補正額としては小さい規模です。このことは、市の硬直化しつつある財政が政策的予算、投資的経費に回す財源が乏しい反映であると思います。苦しい台所事情の中で今補正で予算は少ないが、評価する施策として、子供の一時的保育18万4,000円、子育てサポート養成56万6,000円、短期人間ドック事業の拡大242万6,000円、健康づくり推進事業645万5,000円、国保会計への一般会計繰入れでの脳ドック378万8,000円、農業経験学習40万5,000円、小・中学校への図書整備費261万3,000円等々がありますが、頭出し程度の事業予算もあり、今後充実、拡大を期待するものです。
 反対する理由は、江別の顔づくり事業費予算1,740万円についてであります。
土地区画、関連街路、連続立体交差の3点セットで総事業費440億円、市の負担は200億円前後と言われておりましたが、さきの3月議会において市長は、市の持ち出しを半減する方向で事業を継続すると言明しました。この3点セットを維持し、市の財政負担を半減することは至難の業であると思います。市長の執行方針では、財政状況を見極めながら進めてまいりますとしていますが、財政状況は内も外も一層厳しくなることが予想されます。
 今月27日の閣議で、経済財政運営と構造改革に関する基本方針2003、いわゆる骨太の第3弾として、地方税財政の三位一体改革からも政府の財政支出を極力削り、地方自治体に負担を押し付ける内容となっています。地方交付税、国庫補助負担金は今後減りこそすれ、増えることはなく、税源移譲は消費税率を引き上げて後回しにするというものです。人の財布を当てにする事業は、次世代に借金を残すことにつながり、今ほど補助金を期待する開発型予算は戒めることが必要ではないでしょうか。
 今月7月の広報えべつ、江別市の台所事業、ご隠居と熊さんによると、「段々借金が増えてるんで、このままだと返せなくなっちまう」「出ていくお金を減らそうとしているんだ。少ないお金で大きな成果を出せるように工夫したり、新しい道路や公園を造るのをなるべく我慢しようとしているんだよ」との対話が載っています。今回の事業内容は、都市計画決定のための事前調査を委託することですが、平成8年、小川市長誕生以降、この顔づくり事業の調査委託費は今回を含めると3億3,000万円になります。
 この間、財政状況からと高齢者医療費助成に見られるように市民に負担増を求めてきており、開発型予算は真に住民の目線で検討すべきであり、江別の顔づくり事業については凍結、見直しをするべきことを述べて、反対討論といたします。
 以上です。

議長(宮澤義明君)

 ほかに討論ありませんか。

堀内城君

 議案第33号 平成15年度江別市一般会計補正予算について、委員長報告に賛成の立場で討論をいたします。
 今回の補正予算は、改選後の政策予算として提案されたもので、国の経済、景気、そして雇用情勢も依然として低迷し、かつ少子高齢化の急激な進行と経済社会システムなどが大きく変化し、地方の自主自立や独自性が問われている中で編成された予算であります。
 それゆえに、提案にあるように、市長は3点を基本理念に、未来志向の基礎づくりとして7つの基本政策を柱に、江別ブランドの育成などにより江別らしさの追求に腐心されたものと言えます。
 事業では、ファミリーサポート制度への支援など、子育て、保育環境の充実、地域スポーツ活動の育成など、子供の可能性を伸ばすまちづくり、環境管理計画の改訂や環境マネジメントの導入、ごみ減量啓発など循環型社会を目指し、さらに、短期人間ドック・脳ドックの拡大のため、一般会計から国保事業への繰出し、健康診査事業の拡大や健康づくりプラン21計画の推進など、健康で温かみのあるまちづくりを目指し、予算措置がされています。
 また、国の緊急地域雇用特別対策に連動した雇用の創出とともに、大学や地域ビジネスと連携し、江別発のアグリビジネスへの支援など、活力あふれたまちへの取り組みとともに、農業者の出前授業、公園づくり、スポーツクラブ育成やサポートチームなど市民との協働によるまちづくり等々に努力の跡が見られます。特に高架等顔づくり事業は、南北のアクセス交流に不可欠であり、事業着工準備採択を念頭に、都市計画原案作成に向けた調査委託費など懸案の事業に意を用いたものと評価するものであります。予算総額では1億5,000万円弱でありますが、繰越金、起債、道支出金などの財源を予定し、厳しさと努力の跡が伺えます。
 特に部長質疑を踏まえ、第1には、住区会館の整備に当たっての合意形成や食と栄養の観点からの健康づくりへの体制の強化、まちづくりや顔づくりに対する速やかな情報提供などを要望するものであります。
 最後に、すべてにわたり厳しく困難な時代に直面していますが、市長を初めとする職員の皆さんの英知と努力、議員、市民の協働により難局を乗り越え、豊かな明日への江別を共に築くことに期待して、賛成討論といたします。
 以上です。

議長(宮澤義明君)

 ほかに討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 これをもって討論を終結いたします。
 これより議案第33号を起立により採決いたします。
 議案第33号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 (賛成者起立)
 起立多数であります。
 よって、原案のとおり決しました。
 次に、議案第34号 平成15年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)に対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、議案第34号を採決いたします。
 議案第34号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。
 次に、議案第35号 平成15年度江別市老人保健特別会計補正予算(第2号)に対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、議案第35号を採決いたします。
 議案第35号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。

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