ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 江別市議会会議録 > 本 会 議 会 議 録 の 閲 覧 > 平成14年分の目次 > 平成14年第4回江別市議会会議録(第1号)平成14年12月4日 4ページ

平成14年第4回江別市議会会議録(第1号)平成14年12月4日 4ページ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月30日更新

6 議事次第の続き

認定第4号ないし認定第8号の続き

議長(五十嵐忠男君)

 ほかに討論ありませんか。

尾田善靖君

 認定第4号 平成13年度一般会計決算に賛成の立場で討論します。
 先ほど決算特別委員長が詳しい報告をなされましたので、要点を絞り討論します。
 平成13年度は、国の経済、財政、行政、社会などの構造改革の下で、補正予算も組まれましたが、物価下落と生産活動の低下傾向の中で、景気は一向に回復の兆しが見えない状況下で推移しました。国及び地方の財政も、税収の落ち込みとともに公債費など財政の硬直化が進行し、特に交付税会計の不足分を特例地方債で充てるとともに、交付税の減少など、大きく地方財政を圧迫することになりました。
 平成13年度の一般会計決算は、歳入では470億2,600万円余、歳出464億9,300万円余で、形式収支では5億3,270万円余の黒字となり、実質収支及び実質単年度収支でも黒字となりましたが、5億9,300万円の赤字地方債発行がなければ、赤字決算となるぜい弱な財政構造となっています。
 歳入の根幹を占める市税は116億円余で24.7%を占めるが、横ばいであり、市債の総額は65億円余で23.8%を占め、ごみ処理施設建設に35億円、臨時地方道整備に8億円が主なものでありますが、前年度より臨時財政対策債に匹敵する額だけ増加となっています。言うまでもなく、自主財源が40.6%とぜい弱であることから、市債の抑制はもとより、税収の確保と完全捕そく、安定的な財源としての法人税確保対策などが強く求められています。
 歳出では、新総計後期計画を基本に、6つの基本項目に5つの重点項目を柱とし、効率的予算執行がなされたものと評価するものです。
 事業の主なものは、第1に、高度情報化のために行政情報ネットワーク事業、庁内LAN、学校とのネットワーク化などが進められ、第2に、地域に開かれた学校づくりの観点から、学校施設大規模整備、増改築、パソコン配置、障害児童生徒への対策やケア対策事業など、第3に、少子高齢者対策として、乳幼児医療費の拡大、障害児受入れ児童会への運営助成や延長保育事業の拡充など、子育て環境の充実が図られ、介護保険制度の円滑な実施のための施策や在宅福祉サービスのための施設整備やサービスの拡充、重度障害者へのデイサービスの充実とともに、在宅介護慰労金の支給やはいかい高齢者位置検索サービスの実施など、きめ細かな対策が進められ、バリアフリー対策として大麻駅のエスカレータの整備が進められ、第4に、地域コミュニティの充実や文化、イベントへの支援策として、西おおあさ、えべつ地区への住区会館整備に向けた対応、図書館の利便性向上、文化講座の開催、歴史的遺産取得と整備、江別の歴史を生かした活動の支援やNPOとの連携、北海鳴子ややきもの市への支援など、第5に、中小企業や商店街近代化のための経営支援、農業者への土づくりや暗きょ事業への支援とともに、排水対策やほ場整備事業が進められ、第6に、旧国道、上江別13号など主要幹線道路の整備や元江別及び元野幌の百間境道路の整備とともに、高速道路上のこ道橋耐震補強事業、防災ステーションの建設及び給食センター外構工事、河川、公園の整備とともに、路面凍上改修事業など着実に進められ、除排雪対策の充実、強化が図られたところです。
 審査を通じて1点だけ付け加えるならば、公害防止協定など民間企業と締結している事項は、外郭団体の一つという認識の下で、適宜検査を行うなど留意すべき事項であり、また市民ともども時代の変化に対応した施策の吟味と推進が重要となりますが、このためには職員のモラルの向上、一層の意識改革と協働の視点が強く求められます。
 以上、可決された予算に基づき、それぞれの事業目的に沿い的確に執行され、市民生活の今日的課題にこたえた決算であることを評価し、賛成討論といたします。

議長(五十嵐忠男君)

 ほかに討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 これをもって討論を終結いたします。
 これより認定第4号を起立により採決いたします。
 認定第4号は、委員長報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
 (賛成者起立)
 起立多数であります。
 よって、認定することに決しました。
 次に、認定第5号 平成13年度江別市国民健康保険特別会計歳入歳出決算を認定に付することについてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。

高橋典子君

 認定第5号 平成13年度江別市国民健康保険特別会計決算について、不認定の立場で討論を行います。
 平成13年度において当市の国保は、税率の引上げ及び最高限度額の引上げが行われ、被保険者には大変厳しい負担増となってのしかかり、国保税の収納率は現年度分総体で87.0%と前年度を下回りました。長引く経済不況とこの間の医療費の本人負担増、介護保険制度の本格実施による保険料の負担など、市民に相次いで負担がのしかかる厳しい状況の下で行われた国保税の引上げは、負担の限界を超え、生活そのものが脅かされるものであったと言わざるを得ません。
 そもそも国保は、政管健保など他の被用者保険に加入していない労働者や農業者、自営業者、高齢者などが加入しており、低所得者が多く、財政基盤がぜい弱なのが特徴です。また、不況の下での社会保険からの異動や老人保健拠出金の負担増などが国保財政の厳しさの大きな要因となっており、保険税の引上げによって、加入者に負担を課すというのは認められるものではありません。
 国保財政の危機を打開するためには、まず何より国が国民健康保険制度を社会保障として位置付け、国庫負担を増やし、さらに制度の拡充を図ることです。一方、市としては、国に改善を求めながらも、自治体としての財政努力も行い、独自施策として、一般会計からの繰入金を手厚くすべきです。また、市民の命と健康を守るために健康管理の重視、老人医療費助成など、病気の早期発見・早期治療のための施策の堅持、在宅ケアの充実など、予防・治療・リハビリを一体化した総合的な体制を確立し、医療費の低減を図るべきです。
 以上のことから、平成13年度江別市国民健康保険特別会計決算について、不認定の立場を表明し、討論といたします。

議長(五十嵐忠男君)

 ほかに討論ありませんか。

稗田義貞君

 認定第5号 平成13年度江別市国民健康保険特別会計歳入歳出決算について、認定すべきとの立場で討論に参加いたします。
 平成13年度決算の特徴は、企業業績の不振などから、社会保険を離れ、国保に加入する市民が増え、被保険者は前年度に比べると5%、1,578人も増え、総数で3万2,834人となっています。これが歳出にも影響を与え、保険給付費では、受診件数、給付額とも増加しており、給付額においては前年度に比べ1億6,300万円ほど増えております。
 一方、歳入では、税収は2億6,500万円程度増えていますが、これは13年度において3年ぶりの税率改正  を行ったことによるものであります。その結果、単年度収支では864万円の不足を生じたが、前年度の1億 3,655万円の不足を大幅に減額することになりました。
 しかし、保険税の不納欠損額は1億5,200万円ほどあり、収納率も低下の幅が少なくなったとはいえ、やや低下しております。今日の社会経済情勢をしんしゃくすると、やむを得ない部分もありますが、滞納額が毎年増え続けていることは、より効果的な解決対策を模索すべきではないかと考えられます。
 医療費の縮減・抑制対策を講じる中で、江別市の1人当たりの診療費はここ数年減少の傾向にありますが、被保険者数の増加に伴い、受診件数が伸び、医療費総額も増える傾向にあります。国保は構造的な課題を抱えており、医療保険制度の改革の先行きと見通しが不透明な状況もあり、今後も市単独の健全な経営を行うことは厳しい状況にあることには変わりありません。国は高齢者医療の見直しや保険制度の改革を進めているが、制度の仕組みを大きく見直す必要があります。
 保健・医療・福祉を一体に考え、市民に国民健康保険制度の課題について十分説明しながら、国や道に対して、地方分権にふさわしい財政基盤の安定に向けた支援をこれまで以上に強く求めるよう要望し、平成13年度国民健康保険特別会計決算について、認定の討論といたします。

議長(五十嵐忠男君)

 ほかに討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 これをもって討論を終結いたします。
 これより認定第5号を起立により採決いたします。
 認定第5号は、委員長報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
 (賛成者起立)
 起立多数であります。
 よって、認定することに決しました。
 次に、認定第7号 平成13年度江別市介護保険特別会計歳入歳出決算を認定に付することについてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。

高橋典子君

   認定第7号 平成13年度江別市介護保険特別会計決算について、不認定の立場で討論いたします。
 介護保険制度の導入は、それまで高齢者介護が家族の問題としてとらえられていたことが社会全体で支えることとして制度化された点では一定の前進がありましたが、保険あって介護なしと言われたように、制度としては多くの問題を残したままスタートしています。2年目を迎えた平成13年度においては、市長が執行方針で指摘されたように、それまでに明らかになった問題に対して具体的な取り組みが期待されました。しかしながら、市が行ったアンケート調査で、保険料は上げない方が良い、費用負担を上げないよう努力してほしいとの答えが多くを占め、市民にとって経済的な負担が重荷となっていることが明らかであるにもかかわらず、低所得者への対策として、市独自の軽減策はとられませんでした。
 決算の状況を見ると、2,500万円を超える黒字決算になっております。その要因として、施設介護サービスのうち介護療養型医療施設の利用が伸びず、医療保険から介護保険への転換が予測を下回ったことが影響したとされています。しかし、このほかにも訪問介護や訪問看護、福祉用具貸与などの居宅サービスについても、当初計画あるいは予算と比較すると、利用量実績が下回っています。介護度に応じて必要なサービスを利用するというより、まず経済的に可能な金額を考え、その範囲で利用可能なサービスを選択しているといった声も聞かれ、費用負担の重さから、サービス利用の手控えが見られ、市民が安心して利用できる制度となっていないことが言えます。
 市民に信頼される社会保険制度とするためにも、低所得者への保険料、利用料について、市独自の減免など軽減策がとられるべきであります。このほかにも、介護老人福祉施設、いわゆる特別養護老人ホームの入所待機者が200人を超える実態、痴ほう症の高齢者への対策が不十分であること、ケアマネジャーやホームヘルパーの労働条件の向上など、国に対し改善を要求するとともに、市としても独自の取り組みや対応が必要です。
 以上の点から、市民の実態に照らして、市の介護施策が不十分であることを指摘し、平成13年度江別市介護保険特別会計決算について、不認定にすべきとの立場から討論といたします。

議長(五十嵐忠男君)

 ほかに討論ありませんか。

坂下博幸君

 認定第7号 平成13年度江別市介護保険特別会計歳入歳出決算を認定に付することについて、賛成の立場で討論に参加いたします。
 介護保険は、介護を社会全体で支えていくために創設された制度であり、平成12年度よりスタートして2年目となりました。本格的な高齢社会を迎え、介護が必要な高齢者が急速に増加していくと思われ、核家族化、少子化傾向は、身内だけで介護することがますます難しくなってきている状況にあると考えます。江別市における平成14年度3月末現在で、第1号被保険者である65歳以上が2万124人と高齢化率は16.31%であり、このうち要介護等認定者は2,533人との報告を受けております。私ども利用者の声をお聞きしている状況では、施設介護を必要としている方は二、三年待たなければ入所できないと伺っており、今後検討を加えなければならないと考えるところであります。
 平成13年度の歳入の状況でありますが、介護保険料は、制度の円滑な実施のため、国の特別対策に基づき本来の保険料の4分の3の負担となっており、このうち公的年金からの保険料徴収である特別徴収額の収納率は全体で98.8%を確保している状況にあります。歳入の総額では、予算現額と比較すると5,104万2,000円の減となっておりますが、この主な要因として、保険給付費の減に伴う支払基金交付金などの減によるとのことであります。
 歳出の状況は、保険給付費がほとんどで、主なものは施設介護サービス給付、居宅介護サービス給付、居宅介護サービス計画給付であり、本年度の決算は、予算現額41億2,673万円で、歳入歳出差引額及び実質収支額は2,549万9,087円の黒字決算となっております。
 江別市の現状を見ますと、第1号被保険者が月平均70人の割合で増加している反面、要介護認定者は月平均40人の割合で増加している状況にあり、これに伴い保険給付費が年々増加していくことを考えますと、さらに今後の健全な介護事業運営に努力していただきたいことを期待し、賛成の討論といたします。

議長(五十嵐忠男君)

 ほかに討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 これをもって討論を終結いたします。
 これより認定第7号を起立により採決いたします。
 認定第7号は、委員長報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
 (賛成者起立)
 起立多数であります。
 よって、認定することに決しました。
 次に、認定第6号 平成13年度江別市老人保健特別会計歳入歳出決算を認定に付することについて、及び認定第8号 平成13年度江別市基本財産基金運用特別会計歳入歳出決算を認定に付することについてに対する一括討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、認定第6号及び認定第8号を一括採決いたします。
 認定第6号及び認定第8号は、委員長報告のとおり認定することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、認定することに決しました。

議案第68号

議長(五十嵐忠男君)

 日程第13 議案第68号 江別市児童館条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。

保健福祉部長(宮内清君)

 ただいま上程になりました議案第68号 江別市児童館条例の一部を改正する条例の制定について、その提案理由をご説明申し上げます。
 本条例は、地域の児童に遊びや交流の場を提供するとともに、健全育成を図るための拠点施設の役割を担う児童館の設置について定めているものであります。現在は、東光、麻の実、萩ケ岡及び森の子児童センターの4館を設置しておりますが、今年度新たに野幌地区に児童館を設置することとなり、平成15年1月の開館を予定しておりますことから、現行条例に当該新設児童館の名称及び位置を加えるため改正しようとするものであります。
 その改正内容につきましては、名称及び位置を定めている第2条の表に、名称としまして江別市野幌ひまわり児童センターを、位置として江別市野幌代々木町39番地の1を新たに加えようとするものであります。この名称につきましては、当該施設が地域の児童の健全育成活動の拠点として親しまれるものとするため、地域の児童及び住民から名称を募集し、219点の応募の中から地域で親しみと愛着を持てる名称として、野幌ひまわりと決定したものであります。
 なお、附則におきましては、条例の施行期日を平成15年1月6日とするものであります。
 以上、提案理由のご説明を申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご決定を賜りますようお願い申し上げます。

議長(五十嵐忠男君)

 これより本件に対する質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。
 本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、そのように決しました。
 これより議案第68号 江別市児童館条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、議案第68号を採決いたします。
 議案第68号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。

次ページ

前ページ