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平成13年第2回江別市議会会議録(第2号)平成13年6月13日 6ページ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月30日更新

6 議事次第の続き

一般質問の続き

議長(五十嵐 忠男 君) 

 休憩前に引き続き会議を開きます。
 一般質問を続行いたします。
 植松議員の一般質問に対する答弁を求めます。

市長(小川 公人 君)

 植松議員の一般質問にご答弁を申し上げます。
 初めに、市長公約の業績評価についてのご質問でありますが、私としては常に行政の果たすべき責任を自覚しながら、全力で仕事に集中をしてまいったところであります。その結果として計画どおり進んだものもございますし、また効果が達成されず課題などを抱える、そういったものもございまして、こういった点から自分自身で評価を出すことについては、自己評価についてはこの際遠慮させていただいて、それぞれ議員の皆様はじめ市民の皆様のご判断に任せ、その結果を謙虚に受け止めてまいりたい、こう考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 私は2期目の市政を担うに当たり、日本国憲法を尊重し、公平・公正・平等な行政、思いやりの心を持った行政、市民とともに考え行動する行政、これを基本理念とし、市民へ行き届いたサービスの徹底した提供などを柱に、市民と行政の信頼関係を一層高めながら、これまで市政の執行に努めてまいってきたところであります。
 1期目と現在の2期目では時代背景などのギャップもある中で、その実現に努めてきたところでありますが、これからも政策の優先順位や新たな社会経済情勢などに対応しなければならない環境の中において、13年度は、さきの私の市政執行方針で示しました絵になるえべつ、若々しいえべつ、健やかなえべつという従来からの重点テーマに、IT推進と地域と一体となった教育の2点を加えまして、さらに少子高齢化への対応を念頭に置いた各施策、男女共同参画社会実現への具体化、環境と調和した循環型社会への取り組みなどを軸として、迎える14年度から15年度の地方自治体にとって厳しい年への準備となる大事な年度である、このことを十分認識しながら市政の執行に当たってまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 次に、現時点での江別駅周辺地区再開発事業のスケジュール、進め方等についてでありますが、本年度は事業実現化に向けての調査事業を実施しておりますが、活性化拠点施設整備の事業化を検討するためには、その事業内容、事業規模を確定し、精度の高い事業費を算出することが重要であると考えております。
 この事業費に対する各入居者の負担割合や資金計画に基づく収支計算を明確にすることにより、事業の採算性を判断し、現在検討しております株式会社江別振興公社が事業主体として実施することの適当性といいますか、そういったことを判断してまいりたいと存じます。そのために必要な調査・検討を十分に行い、市議会駅周辺再開発調査特別委員会でご論議いただく中で事業の実現に向けて努力をしてまいりたい、こう考えておりますので、よろしくご理解を賜りたいと存じます。
 次に、地方交付税交付金についてでありますが、地方交付税は地方財政制度の中心でありまして、地方固有の財源として、その偏在による財政格差の是正や、それから住民に対し法令等で定められた標準的サービスの供給水準を保障する財政調整・財源保障、こういう極めて重要な機能を有しているほか、国が地方に代わって徴収する地方税、こういった性格を有するとともに、その使途を特定しないで、地方の自主的な判断に任せられているもので、市税と並び地方の重要な一般財源としての性格を有しております。
 したがって、交付税は、国や道の支出金や使用料などの特定財源で賄えない様々な市民サービスの提供や施策の実現、国の法令等で義務付けられた事務事業、公債費の償還等、行政として行っているあらゆる事務事業に振り向けられ、使用されております。
 削減額がどの程度で、どの部門に影響が出るか、こういうご質問でありますけれども、今後の地方財政計画全般の中で判断しなければなりませんし、現在の情報では影響額がどの程度になるかは予測がつけられない、こういう状況にございます。
 現在の見直し案では、受益と負担の関係を明確にするため、事業を多く手掛けるほど交付金を増額する事業費補正、こういうものを見直したり、地方債の元利償還金の一部を基準財政需要額から外すなどのほか、算定方法の大幅な見直しにより交付税総額を圧縮する方法等が論議されております。
 また、交付税削減に係る財源をどこに求めるか、こういうご質問でありますけれども、今後の行財政運営は限られた財源の中でいかに効率的・重点的に配分していくかが重要でありますとともに、自立した自治体として市税収入をはじめとする自主財源の確保が課題であります。交付税の改革により自治体がメニューをこなせなくなれば、歳入に合わせ歳出を決める発想への転換が求められますし、政策の優先順位を決め、政策の選択を余儀なくされるとともに、約束した公共サービスの見直しやサービス水準も必要性を判断し、供給の方法、形態等について見直しや組み替えをしていくことが必要になってまいります。
 次に、市としての独自課税構想についてというご質問でありますが、自主財源であります市税を充実し、国からの財源依存をできるだけ少なくすることに加え、こうした課税自主権を活用することは、自治体の財政面での自立を高め、福祉や教育、環境など様々な行政サービスによる受益と負担の関係をより一層明確にするとともに、行財政改革の推進にもつながるものと思いますので、今後の重要な課題と認識し、研究をしてまいりたいと考えております。
 次に、広域連携についてでありますが、現状におきましても石狩管内の市町村にありましては、管内全市町村の構成により札幌広域圏組合を設置し、共通の事務処理はもとより、実務者レベルにありましても、定例的な会議をはじめ、日常的にも意見・情報の交換等、その交流を図っているところであります。同様に、他市町村にかかわる個別の事案等につきましても、それぞれ実務者段階で意見・情報の交換を図りながら、その対応を進めているところであります。
 ただ、議員もお話しのとおり、市町村を取り巻く環境は急激かつ厳しい変化の中にございます。これらに対応するためには、市としても組織・機構の充実にはもちろん努めていかなければなりませんし、併せて他市町村との連携、チームワークの強化・充実による対応にも、より意を用いていかなければならないものと、このように考えております。
 続いて、大麻の新名所づくりについてのご質問でありますが、現状の社会経済情勢や分権型社会が進むにつれ、従前の公共事業の在り方が問われ、今後は既存市街地の再生や環境対策、あるいはバリアフリー化への方向性がより強く示されることが予想されます。
 当市におきましては、今日的行政課題を着実に解決するために、既存の事業の内容や存続の妥当性あるいは効率性などを常に見直し、新たな市民要望に対応するなど、時代の要請にこたえた計画を実行することが必要であります。
 また、次期総合計画は、市民との対話の強化を基本方針として、新たな地域経営の手法や時代の潮流を見据えた新たな枠組みでの計画策定を基本として策定準備に入る予定であります。したがいまして、このような基本的な方向性において、全市的な都市構成の中での位置付けや他の事業との優位性等を見る中でとらえていかなければなりませんが、ご質問の名勝地づくりでしょうか、これとそれに関連するアクセス等の計画につきましては、現時点といたしましての実現に向けてのハードルとしてはかなり高いもの、このように思慮されますことから、ご意見につきましては貴重なご提言として受け止めさせていただきたく、ご理解を賜りたいと存じます。
 なお、石狩川ルネッサンスの森の関連について、どのような気持ちでということですので、助役が直接参加しておりますので、助役からご答弁申し上げます。

助役(伊東 悠平 君)

 私の方から、ルネッサンスの森記念植樹祭についてのご質問ございました、ご答弁申し上げます。
 これは石狩川サミット実行委員会が提唱しております、石狩川流域に住まれている道民300万人を今超えているわけですけれども、北海道の自然、特に水と緑を守ろうということから提唱された300本植樹、こういうことをテーマにして行われたものでございます。
 これは2日間行われまして、前日のシンポジウムには建設部の職員が、それから当日の植樹祭には私と企画部の久保室長が参加してまいりました。丸加高原の非常に恵まれた自然環境の中で北海道の水と緑を守るという、そういう趣旨を十分意識させられる植樹祭であったな、こういうことでございます。
 以上です。

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