平成12年第3回江別市議会会議録(第5号)平成12年9月26日 6ページ
6 議事次第の続き
意見書案第10号
議長(赤坂 伸一 君)
日程第22 意見書案第10号 あっせん利得罪の法制化を求める意見書を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
宮本 忠明 君
ただいま上程になりました意見書案第10号 あっせん利得罪の法制化を求める意見書につきまして、地方自治法第99条に基づき、江別市議会会議規則第13条の規定により提出するものでございます。
提出者は、五十嵐議員、高間議員、三上議員、宮澤議員、そして私、宮本でございます。
以下、案文の朗読をもって提案理由の説明とさせていただきます。
あっせん利得罪の法制化を求める意見書
国会議員の地位を利用した、あっせんと収賄に関する問題は、長い間、「政治家と金」の癒着構造を端的に示すものとして、政治課題の一つとなっています。
この問題は、古くは昭和電工疑獄事件やロッキード事件などがあり、特に最近では元建設大臣の受託収賄罪事件を契機として、これら国会議員の地位を利用した行為に関しては、厳しく襟を正すべきとした国民の声が大きくなっており、これにこたえて再発防止の仕組みを確立する必要があります。
かつての事件の多くは、立件される際、受託収賄罪か、あっせん収賄罪の容疑となっていますが、職務権限のないあっせん収賄罪を事件として立件するには、請託の立証が難しいという問題が指摘されています。
よって、刑法のあっせん収賄罪の構成要件である請託の立証がなくても、国会議員や地方議会議員がその地位を利用して公務員に対してあっせんをし、わいろを受け取ることを禁止する「あっせん利得罪」の法制化を早期に実現するよう強く要望します。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
平成12年9月26日、北海道江別市議会。
提出先は、内閣総理大臣、衆議院議長、参議院議長あてであります。
なお、この意見書は、地方自治法の改正により初めて衆参両院議長あてにも提出しようとするものでございます。
よろしくご決定くださいますようお願い申し上げます。
議長(赤坂 伸一 君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより意見書案第10号 あっせん利得罪の法制化を求める意見書に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、意見書案第10号を採決いたします。
意見書案第10号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
意見書案第11号
議長(赤坂 伸一 君)
日程第23 意見書案第11号 自然エネルギー発電の促進を求める意見書を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
宮澤 義明 君
ただいま上程になりました意見書案第11号 自然エネルギー発電の促進を求める意見書につきまして、地方自治法第99条に基づき、江別市議会会議規則第13条の規定により提出するものでございます。
提出者は、五十嵐議員、高間議員、三上議員、宮本議員、そして私、宮澤でございます。
以下、案文の朗読をもちまして提案理由の説明とさせていただきます。
自然エネルギー発電の促進を求める意見書
人類と地球環境の持続的発展を目指して、平成9年12月に京都で開催された気候変動に関する国際連合枠組条約第3回締約国会議で交わされた京都議定書において、我が国は国際的公約として二酸化炭素等の温室効果ガスについて削減目標を設けました。
我が国は、この削減目標を達成するために、効果的な地球温暖化対策を実施するなど、最大限の努力をしなければなりません。
風力、太陽光・熱、バイオマス、小水力、波力、潮力などのいわゆる環境負荷が小さい自然エネルギーによる発電を積極的に開発し、その普及を図ることは、今や喫緊の課題となっています。
欧米においては、再生可能な自然エネルギー等による発電の開発を促進するため、電力の買取り制度を法制化するなど、国による必要な支援策を講じております。
一方、我が国では電力会社が自然エネルギーによる電力を自主的に購入しているものの、自然エネルギーによる発電の開発促進に向けて、国の財政支援などを定めた制度が確立されていないのが現状であります。
よって、政府におかれましては、京都議定書の趣旨を踏まえ、地域活性化にも貢献する自然エネルギー発電の促進を目指して積極的に取り組むよう強く要望します。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
平成12年9月26日、北海道江別市議会。
提出先は、内閣総理大臣、農林水産大臣、通商産業大臣、自治大臣、環境庁長官あてであります。
よろしくご決定くださいますようお願いいたします。
議長(赤坂 伸一 君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより意見書案第11号 自然エネルギー発電の促進を求める意見書に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、意見書案第11号を採決いたします。
意見書案第11号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
意見書案第12号
議長(赤坂 伸一 君)
日程第24 意見書案第12号 緊急地域雇用特別対策事業の充実・継続を求める意見書を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
三上 孝 君
ただいま上程になりました意見書案第12号 緊急地域雇用特別対策事業の充実・継続を求める意見書につきまして、地方自治法第99条に基づき、江別市議会会議規則第13条の規定により提出するものでございます。
提出者は、五十嵐議員、高間議員、宮澤議員、宮本議員、そして私、三上でございます。
以下、案文の朗読をもって提案理由の説明とさせていただきます。
緊急地域雇用特別対策事業の充実・継続を求める意見書
昨年から開始された緊急地域雇用特別対策事業は、北海道に113億円の基金が作られ、市町村施行と合わせて、臨時的雇用の場づくりとしては一定の効果を発揮しています。
特に、有珠山噴火に関連して実施されたホタテの耳つり事業や、避難住民サポート事業はとても歓迎され、半年に一人一事業という枠も取り払われ、有効な役割を果たしています。
江別市に配分された枠は1億2,687万円で、パソコンセミナーや分別収集指導員委託事業、公園施設等点検美化事業、2級課程ホームヘルパー養成講座などへ有効に使われております。
しかし、さらに枠を拡大し、継続されるなら、地域雇用の創出に役立てることができます。雇用改善が見られない中では、本事業の延長がどうしても必要です。
そのため、次の事項について特段の配慮がなされますよう強く要望します。
記
- 緊急地域雇用特別対策事業の柔軟な運用により、雇用拡大に資すること。
- 同事業の基金枠を拡大すること。
- 平成13年度下半期以降も継続すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
平成12年9月26日、北海道江別市議会。
提出先は、内閣総理大臣、大蔵大臣、通商産業大臣、衆議院議長、参議院議長あてであります。
よろしくご決定賜りますようお願いいたします。
議長(赤坂 伸一 君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより意見書案第12号 緊急地域雇用特別対策事業の充実・継続を求める意見書に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、意見書案第12号を採決いたします。
意見書案第12号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
陳情第8号
議長(赤坂 伸一 君)
日程第25 陳情第8号 大麻小学校区に学童保育の設置を求めることについてを議題といたします。
上程中の陳情第8号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
なお、閉会中継続審査といたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
海外先進都市行政調査に関する議員派遣について
議長(赤坂 伸一 君)
日程第26 海外先進都市行政調査に関する議員派遣についてを議題といたします。
お諮りいたします。
海外先進都市行政調査のため、10月12日から14日間、立石議員を、10月22日から8日間、矢澤議員をそれぞれ欧州及び北米諸国に派遣いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
各委員会所管事務調査について
議長(赤坂 伸一 君)
日程第27 各委員会所管事務調査についてを議題といたします。
お諮りいたします。
閉会中における各委員会の所管事務調査について、議会運営委員長より、次期議会の会期等運営について、道外先進都市の議会運営について、以上2件を、総務文教常任委員長より、行財政運営について、教育行政について、以上2件を、厚生常任委員長より、保健・福祉行政について、水道事業について、病院事業について、以上3件を、環境経済常任委員長より、生活環境行政について、農業行政について、商工観光行政について、消防行政について、以上4件を、建設常任委員長より、建設行政について、下水道事業について、以上2件を、それぞれ閉会中調査したいので承認されたい旨の申し出がありました。
これを承認することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
閉会宣告
議長(赤坂 伸一 君)
今期定例会に付議されました事件はすべて議了いたしました。
平成12年第3回江別市議会定例会は、これをもって閉会いたします。
午後3時33分 閉会