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平成12年第3回江別市議会会議録(第1号)平成12年9月7日 5ページ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月30日更新

6 議事次第の続き

認定第1号ないし認定第3号

議長(赤坂 伸一 君)

 日程第10ないし第12 認定第1号 平成11年度江別市水道事業会計決算を認定に付することについて、認定第2号 平成11年度江別市下水道事業会計決算を認定に付することについて、及び認定第3号 平成11年度江別市病院事業会計決算を認定に付することについて、以上3件を一括議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。

水道部長(高波 要 君)

 ただいま上程になりました認定第1号 平成11年度江別市水道事業会計決算を認定に付することについて、及び認定第2号 平成11年度江別市下水道事業会計決算を認定に付することについて、以上2件につきまして一括してご説明申し上げます。
 初めに、水道事業会計決算でございますが、説明の都合上、お手元の決算書16ページ及び17ページに事業の概況を記載しておりますので、ご参照いただきたいと存じます。
 平成11年度の水道事業は、新たな水源として建設に参画し、昭和55年度から費用負担をしてまいりました滝里ダムが完成し、将来における安定給水のための水源確保を図ることができました。さらに、水道施設整備につきましては、引き続き配水区域ブロック化事業や老朽管の布設替えなどを計画的に進めるとともに、上江別浄水場のろ過池改修工事や江別線配水ポンプの更新を行い、老朽化施設の整備を進めるなど、より安全で安心した給水サービスの提供が図られるよう整備充実に努めました。
 一方、経営面では、平成10年11月から導入いたしましたコンビニエンスストアでの水道料金の取扱い開始による収納機会の拡大の周知、PRを積極的に行い、市民サービスの向上に努めるとともに、経費の節減に努めた結果、給水収益が当初計画を下回ったものの、収益的収支において利益を計上することができました。
 この結果、収益的収入では27億3,778万6,111円に対し、支出では26億7,352万5,556円の執行となり、収支差引6,426万555円となりましたが、消費税にかかわる経費を整理いたしますと、当年度の純利益は2,545万6,851円となったものであります。
 次に、資本的収支の状況でありますが、収入では企業債、出資金、補助金及び負担金で4億928万7,270円となり、一方、支出では建設改良費、企業債償還金で10億7,994万1,084円の執行となり、収支差引不足額の6億7,065万3,814円は当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、減債積立金、過年度分と当年度分の損益勘定留保資金をもって補てんいたしたものであります。
 以上、決算の概要を申し上げましたが、公営企業を取り巻く環境は、官民の役割分担の見直し、地方分権の推進、規制緩和の進展などにより大きく変化してきておりますが、より安全で良質な水道水の安定した供給を目指し、効率的な住民サービスの提供と健全な財政運営に意を注ぎ、より一層の努力を重ねてまいる所存であります。
 次に、認定第2号 平成11年度江別市下水道事業会計決算を認定に付することにつきまして、その概要をご説明申し上げます。
 説明の都合上、決算書の17ページから19ページに事業の概況を記載してございますので、ご参照のほどお願い申し上げます。
 平成11年度の下水道事業は、前年度に引き続き、市民の安全で快適な生活環境整備を目標とし、下水道未整備地域の管きょ整備と下水道事業の普及促進に努めてまいりました。その結果、11年度末の処理人口普及率は96.3%、また水洗化普及率は97.9%までに達し、汚水管をはじめ雨水管などを合わせた管きょの総延長も804キロメートルとなったものであります。また、雨水整備区域面積につきましては、市街化区域面積2,930ヘクタールに対し、1,593.9ヘクタール、54.4%の整備状況となったものであります。
 一方、経営面についてでありますが、収益につきましては、水洗化の普及に伴いまして下水道使用料が増収となり、費用につきましても、効率的な運営と経費の節減に努めた結果、収益的収入では31億5,465万4,108円の執行に対し、支出では29億6,221万217円の執行となり、収支差引は1億9,244万3,891円となりましたが、消費税等にかかわる経費を整理いたしますと、当年度純利益は1億3,385万628円となったものであります。
 次に、資本的収支の状況でありますが、収入では企業債、補助金、負担金などで28億3,323万526円の執行に対し、支出では建設改良費、企業債償還金及び水洗化貸付事業費で36億2,135万3,293円の執行となり、収支差引不足額7億8,812万2,767円は過年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、減債積立金及び過年度分損益勘定留保資金をもって補てんいたしたものであります。
 なお、資本的支出におきまして、地方公営企業法第26条の規定により、建設改良費4億2,000万円を平成12年度へ予算繰越しをしております。
 以上、平成11年度決算の概要を申し上げましたが、今後とも安全で快適な生活環境の充実に向け、より効率的な事業執行に努め、健全な財政運営を図ってまいる所存であります。
 なお、両事業会計の詳細につきましては、決算報告書及び財務諸表並びに監査委員からの決算審査意見書をいただいておりますので、ご参照のほどお願い申し上げます。
 以上、認定第1号並びに認定第2号を一括してご説明申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご認定賜りますようお願い申し上げます。

病院事務長(中川 正志 君)

 ただいま上程になりました認定第3号 平成11年度江別市病院事業会計決算を認定に付することにつきまして、その概要をご説明申し上げます。
 決算の概況につきましては、決算書の16ないし18ページに記載しておりますので、ご参照いただきたいと思います。
 平成11年度の病院事業は、新病院のオープン後、初めての通年予算の執行となり、また病院改築最後の事業として外構整備事業を完成させ、昨年6月にはすべての駐車場や正面玄関の供用開始など、新病院として本格的な体制でのスタートの年となりました。10月からは院外処方せんの全科発行、精神科デイケアの開始、12月には新規医療として核医学画像診断を実施するなど、文字どおり市内における中核医療機関として、市民に対して安全で良質な医療の提供を行うとともに、経営健全化施策に基づき、院内各部門において収益の確保及び費用の節減に向けて努力を傾けてまいりました。
 また、懸案となっておりました旧外来棟につきましては、市の保健福祉中核施設への転用のため一般会計へ譲渡する中で、未償還企業債の繰上償還を実施するなど、経営のスリム化に努めてまいりました。
 平成11年度の患者数は、入院が14万5,640人、外来が37万1,231人、合計51万6,871人で、1日当たり平均いたしますと、1,903人となっております。
 次に、収支についてでありますが、まず事業収益では、医業収益におきまして、院外処方せんの全科発行による薬品収益の大幅減少があったものの、入院患者数及び外来患者数が昨年度を大幅に上回ったほか、医療の質の高度化等による診療単価の底上げもあり、68億5,632万5,028円の執行で、医業外収益及び旧外来棟の一般会計への売却益などを含めました事業収益総体では75億3,151万6,587円となり、予定額を5,468万6,587円上回り、100.7%の執行となったものであります。
 一方、事業費用では、医業費用におきまして、新病院における維持管理経費、設備保守業務、各種委託業務の通年化による経費の増加や、新病院の建物や大型医療機器などの減価償却費の増加等に対して、光熱水費、燃料費、各種消耗品などの節約励行を行ったほか、職員の適正配置を図るなど費用の節減に努めた結果、74億5,247万6,083円の執行となり、医業外費用及び特別損失等を含めた事業費用総体では78億1,275万5,788円で、99.5%の執行となったものであります。
 この結果、収支差引におきまして2億8,123万9,201円の費用超過となり、資本的支出に係る仮払消費税等を加味した当期純損失は2億7,808万6,674円を生じ、当年度末累積欠損金は20億576万6,644円となったものであります。
 次に、資本的収入及び支出でありますが、収入では、外構整備費等に係る企業債、出資金及び旧外来棟建物などの一般会計への売却収入、並びに未償還企業債の繰上償還時の財源不足に対しての一般会計からの借入金などを合わせて12億4,244万1,424円の執行に対し、支出では、最終年次であります新病院の外構整備事業費をはじめ、旧外来棟に係る未償還企業債の繰上償還費10億1,398万8,429円など、合わせて16億3,946万7,436円の執行となり、収支差引3億9,702万6,012円の不足額を生じましたが、当年度分損益勘定留保資金及び過年度分損益勘定留保資金により補てんいたしたものであります。
 以上が決算の概要でありますが、前段ご説明申し上げましたように、院外処方せんの全科発行により診療収益が減少する中で、人件費をはじめ材料費・経費等の効率的な執行、あるいは節減により極力支出を抑制し、単年度収支におきましては予定損失を下回ったものの、赤字決算となったものであります。
 なお、現在、来るべき21世紀に向けた医療保険諸制度の抜本的な改正を含めた論議が行われており、病院経営を取り巻く環境は予測しがたい状況にはありますが、今後におきましても医療の質の高度化や医療を取り巻く諸状況を十分認識する中で、病院事業の経営健全化及び安定化を図りつつ、市民の医療ニーズにこたえられるよう、一層の努力をしてまいりたいと考えております。
 詳細につきましては、決算報告書並びに財務諸表、さらには監査委員からいただいております決算審査意見書をご参照のほどお願いいたします。
 以上、認定第3号につきましてご説明申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご認定賜りますようお願い申し上げます。

議長(赤坂 伸一 君)

 議事の途中ではありますが、あらかじめ時間の延長をいたします。
 これより認定第1号ないし認定第3号に対する一括質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。
 ただいま上程中の認定第1号ほか2件については、14名をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、そのように決しました。
 お諮りいたします。
 ただいま設置されました決算特別委員の選任については、委員会条例第6条第1項の規定により、岡村議員、小玉議員、齊藤議員、坂下議員、坂本議員、清水議員、鈴木真由美議員、高橋議員、稗田議員、星秀雄議員、堀内議員、丸岡議員、宮本議員、森好議員、以上14名を指名いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、そのように決しました。
 ただいま設置されました決算特別委員会の正副委員長互選のため、暫時休憩いたします。

 午後3時04分 休憩
 午後3時19分 再開

議長(赤坂 伸一 君)

 休憩前に引き続き会議を開きます。
 この際、報告いたします。
 先ほど設置されました決算特別委員会の委員長に宮本議員、副委員長に坂本議員が互選された旨の報告がありました。

陳情第7号

議長(赤坂 伸一 君)

 日程第13 陳情第7号 国に消費税に関する意見書の提出を求めることについてを議題といたします。
 上程中の陳情第7号は、総務文教常任委員会に付託いたします。

報告第26号

議長(赤坂 伸一 君)

 日程第14 報告第26号 平成11年度江別市病院事業会計の継続費精算報告についてを議題といたします。
 本件に対する報告を求めます。

病院事務長(中川 正志 君)

 ただいま上程になりました報告第26号 平成11年度江別市病院事業会計の継続費精算報告につきましてご説明申し上げます。
 本件は、市立病院の改築外構整備事業の完了に伴いまして、地方公営企業法施行令第18条の2第2項の規定に基づきご報告を申し上げるものでございます。
 病院改築外構整備事業は、新病院に係る駐車場の確保や院内敷地の療養環境アメニティの向上を目的に、平成10年度からの2か年事業として、新病院の竣工と並行して事業を行ってきたものであります。
 事業内容といたしましては、平成10年度には救急玄関前の駐車場整備などを中心として実施し、旧病棟等の取り壊しに引き続き正面玄関側の整備を行いました。この結果、平成11年6月には外構整備のすべてが完了し、正面玄関が使用できるようになり、病院改築事業のすべての竣工をみたのであります。
 また、継続費設定に係ります所要財源といたしましては、全額を企業債で措置したものであり、その総額は1億9,950万円となったものでございます。
 以上、報告第26号につきましてご説明申し上げましたが、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。

議長(赤坂 伸一 君)

 これより本件に対する質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 以上をもって、報告第26号を終結いたします。

散会宣告

議長(赤坂 伸一 君)

 本日の議事日程は全部終了いたしました。
 これをもって散会いたします。

 午後3時22分 散会

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