平成23年第1回江別市議会会議録(第4号)平成23年3月25日 4ページ
6 議事次第の続き
議案第12号及び平成22年陳情第23号の続き
森好勇君
平成22年陳情第23号 「人工内耳」体外機器の買い替え及び機器にかかる電池交換費用の助成に関することについて、採択すべき立場から討論いたします。
人工内耳は、1985年から装着手術が始められ、全額自己負担であった手術費用が保険適用されたことにより、全国で約5,000人の重度聴覚障がいの方々が音の世界を取り戻したと言われています。しかし、人工内耳は、医療機器という扱いのため、補装具としての福祉サービスの対象外となっていることから、人工内耳の体外機器の電池代や機器買換えの実費負担などが自己負担となっています。
所管委員会の審査で示された人工内耳に係る助成状況では、全国で17自治体が実施しており、新潟県燕市では、人工内耳を新しい補聴器という名目で福祉サービスの対象とし、体外機器の充電池や充電器の購入に助成しています。また、函館市では、昨年7月より、電池交換費用として月2,300円を助成し、さらに充電器や充電池についても助成しています。
人工内耳に関する国の考えとして、2000年3月に、補装具給付事務の取扱いに関する指針が通知されたほか、昨年3月には、それまでの基準外補装具を特例補装具とし、購入又は修理に要する費用を支給する必要が生じた場合の取扱いについて通知されています。また、厚生労働省の説明資料によると、人工内耳装着者に対する補聴用具の基準外交付について、障がいの状況、生活環境、就学・就労の保障等について勘案の上、真に必要と判断される場合には基準外装具として交付し得るとしています。
このような中、江別市は、北海道総合相談所へ確認し、人工内耳体外機器は対象外という方針に準じています。全国では、2010年以降、人工内耳に関する自治体独自の助成が広がっており、自治体の障がい福祉に対する姿勢が問われています。
以上のことから、聴覚障がい者が安心して暮らせる施策やサービスについて実現すべきであることを述べて、平成22年陳情第23号 「人工内耳」体外機器の買い替え及び機器にかかる電池交換費用の助成に関することについて、採択すべき立場からの討論といたします。
以上です。
議長(坂下博幸君)
他に討論ありませんか。
宮川正子君
平成22年陳情第23号 「人工内耳」体外機器の買い替え及び機器にかかる電池交換費用の助成に関することについて、討論に参加します。
人工内耳の装着手術費用は、総額約400万円と高額ですが、聴覚機能を取り戻したい人にとって有効な手段であることから、平成6年に、人工内耳の装着手術が健康保険適用となり、それから17年がたち、現在では、高額療養費支給制度も利用できるようになりました。さらに、平成18年4月には、人工内耳の一部にも健康保険が適用され、人工内耳インプラント、スピーチプロセッサ、ヘッドセット部分に分類され、給付対象となりました。ただし、これは、医師がヘッドセットの構成部分に破損若しくは破損が疑われると認めた場合に限られます。人工内耳は、体内と体外に機器を装着し、電気で作動させることで機能を発揮するものです。1台当たり約120万円もするスピーチプロセッサは、数年から十数年で交換しなければなりませんが、現在は、買換えに対する保険適用はなく、全額自己負担となっています。
さらに、人工内耳は、医療器具に分類されているため、身体障害者福祉法の補装具の対象とはなっておらず、機器修理や電池などの消耗品についても助成対象となっておりません。聴覚を取り戻すことは、日常生活を送る上で欠かすことのできない五感の一つですが、江別市における人工内耳装着者の現状が把握できないことから、実態がなかなか見えてこないのが実情です。また、電池代の助成についても、直接的か間接的か、装置の種類は違いますが、聴覚を補助する機器として、障害者自立支援法で補聴器の電池に対する助成がないこととの整合性を考慮しなければならないと考えます。
よって、老朽化をはじめ、故障や修理など聴力を維持していくための経済的負担が大きいことから、人工内耳装着者の自己負担の軽減を図るために、市単独事業として買換えや電池代などの助成を望む陳情者の願意は理解できます。全国的には、機器の買換えや電池代の助成に取り組む自治体も増えてきているため、まずは、それらの状況等を調査し、当市の障害者日常生活用具給付等事業による助成を含め、二つの陳情事項について、今後のさらなる検討課題としたいと考えることから、趣旨採択とすべき立場での討論といたします。
以上です。
議長(坂下博幸君)
他に討論ありませんか。
干場芳子君
平成22年陳情第23号 「人工内耳」体外機器の買い替え及び機器にかかる電池交換費用の助成に関することについて、委員長報告のとおり、趣旨採択とすべき立場で討論に参加いたします。
本陳情では、人工内耳装着者の体外機器、スピーチプロセッサの買換え時の費用助成及び電池代の助成を求めております。
人工内耳の装着手術については、医療保険制度が適用されており、体外機器についても、初回は保険適用となりますが、耐用年数である5年を経過した後の買換えは、医師が交換を認めた場合又は機器販売会社の独自の保険に加入する以外は、助成制度がない状況となっています。また、体外機器は高額であり、汗などにより劣化が早い場合もあるため、これを個人で購入することは、大きな負担であると考えます。
人工内耳装着者にとって、体外機器がなければ聞こえない状態になることを考えますと、社会参加を促進するために日常生活の支援に向けて必要な環境整備を推進することは、今後ますます重要です。医療保険制度の中で、耐用年数経過後の機器の買換えについて保障するか、若しくは障害者自立支援法に組み込むことができないのかという点で、法改正も視野に入れた検討を早急に進めていくべきであり、他の障がいとのバランスについても考慮することが必要です。さらに、人工内耳装着者への電池交換費用の助成は、一般の補聴器利用者との関係にも波及し、公平性や費用負担の観点から難しいものがあると思われます。
よって、体外機器が買えないことによる聞こえない生活への強い不安感、個人で購入するには高価過ぎる機器、消耗する電池など陳情の趣旨については理解するものですが、さきに申し上げた課題があることから、本陳情に対しましては、趣旨採択とすべきとの立場からの討論といたします。
議長(坂下博幸君)
他に討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
これをもって討論を終結いたします。
これより平成22年陳情第23号を起立により採決いたします。
平成22年陳情第23号は、委員長報告のとおり、趣旨採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数であります。
よって、趣旨採択とすることに決しました。
議案第28号
議長(坂下博幸君)
日程第18 議案第28号 平成22年度江別市一般会計補正予算(第8号)を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
副市長(佐々木雄二君)
ただいま上程になりました議案第28号 平成22年度江別市一般会計補正予算(第8号)につきまして、提案理由をご説明申し上げます。
今次補正は、第一に、3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震で甚大な被害を受けた被災地に対し、江別市として救急隊員の派遣や医療支援など様々な支援を検討する中で、今般、見舞金を措置しようとするものであり、第二に、2月10日に補正予算の専決処分を行い、今議会において承認をいただきました除排雪に関する経費について、2月から3月に掛けての低温傾向により、想定を超えた積雪量であったことから、その処理のため、除排雪経費等を追加しようとするものであります。
以下、その概要につきまして、ご説明申し上げます。
予算書の4ページをお開きいただきたいと存じます。
3の歳出、2款総務費でありますが、1項1目一般管理費は、東北地方太平洋沖地震の被災地へ見舞金を送るため、200万円を措置するものであります。
次に、8款土木費でありますが、2項2目道路橋梁維持費の自治会排雪支援事業は、2月の専決処分の時点で見込んだ排雪量71万立方メートルに対し、結果として82万立方メートルとなる見込みにより3,800万円を、除排雪事業は、緊急対応として生活道路の床出し作業、雪堆積場での作業、公園への投入分の排雪等に要する経費として3,900万円をそれぞれ追加するものであります。
これに対応いたします歳入につきましては、2の歳入にありますように、1款市税は今次補正に係る一般財源として、また、19款繰入金は土木費の特定財源として、財政調整基金繰入金を追加するものであります。
次に、1ページにお戻りいただきたいと存じますが、この結果、今次補正額は7,900万円となりまして、これを既定の歳入歳出予算の総額440億3,690万4,000円に加えますと、その総額は441億1,590万4,000円になるものであります。
以上、一般会計に係る補正の内容につきましてご説明申し上げましたので、よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(坂下博幸君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第28号 平成22年度江別市一般会計補正予算(第8号)に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第28号を採決いたします。
議案第28号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
意見書案第1号
議長(坂下博幸君)
日程第19 意見書案第1号 若者の雇用対策のさらなる充実を求める意見書を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
齊藤佐知子君
ただいま上程になりました意見書案第1号 若者の雇用対策のさらなる充実を求める意見書につきましては、地方自治法第99条に基づき江別市議会会議規則第13条第1項の規定により提出したものでございます。
提出者は、鈴木議員、諏訪部議員、宮本議員、吉本議員、そして私、齊藤でございます。
以下、案文の朗読をもって提案理由の説明とさせていただきます。
若者の雇用対策のさらなる充実を求める意見書
今春卒業見込みの大学生の就職内定率は、昨年12月1日時点で68.8%にとどまり、調査を開始した1996年以降で最悪の状況となりました。このことは、日本の将来を担う若者が今後の人生を歩む上でも大変厳しい問題であり、経済・社会の活力低下という観点からも憂慮すべき事態です。
特に、都市部で暮らす学生が地方の企業情報を求める場合、中小企業の多くは、資金的に余裕がないことなどを理由に、事業内容や採用情報等を提供することができず、都市部と地方における企業情報の格差が指摘されているところです。このようなことから、どの地域に住んでいても企業情報が収集できるよう地域における情報格差を解消するほか、若者の雇用確保と地元企業の活性化のためにも、中小企業と学生をつなぐマッチング事業に自治体が積極的に取り組むことができるような支援が必要と考えます。
よって、国におかれましては、雇用のミスマッチ解消をはじめとする若者の雇用対策を更に充実させるよう強く要望いたします。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
平成23年3月25日、北海道江別市議会。
提出先は、内閣総理大臣、厚生労働大臣、経済産業大臣宛てであります。
よろしくご決定くださいますようお願い申し上げます。
議長(坂下博幸君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより意見書案第1号 若者の雇用対策のさらなる充実を求める意見書に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、意見書案第1号を採決いたします。
意見書案第1号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
意見書案第2号
議長(坂下博幸君)
日程第20 意見書案第2号 東北地方太平洋沖地震の緊急災害対策を求める意見書を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
宮澤義明君
ただいま上程になりました意見書案第2号 東北地方太平洋沖地震の緊急災害対策を求める意見書につきましては、地方自治法第99条に基づき江別市議会会議規則第13条第1項の規定により提出したものでございます。
提出者は、赤坂議員、岡村議員、高橋議員、星議員、そして私、宮澤でございます。
以下、案文の朗読をもって提案理由の説明とさせていただきます。
東北地方太平洋沖地震の緊急災害対策を求める意見書
去る3月11日午後に発生した東北地方太平洋沖地震及びそれに伴う大津波により亡くなられた方々とそのご遺族に対して、深く哀悼の意を表します。また、行方不明となっている多くの方々が早期に救出されることを願い、負傷された方々をはじめとする全ての被災者に対し、心からお見舞いを申し上げます。
今回の地震は、世界最大級の巨大地震であり、かつ大津波が発生したことから、被害は計り知れず、東北・関東地方を中心に広い範囲で数多くの尊い人命と貴重な財産を奪い、交通網やライフラインなどを破壊し、都市の機能や地域経済にも壊滅的打撃を与えています。
さらに、東京電力福島第一原子力発電所の施設被害により、広範囲にわたる被ばくが確認されており、周辺住民が避難を余儀なくされているほか、農業など産業への影響も甚大になっています。
こうした中、人命救助を最優先し、被災された方々の窮状を一刻も早く解消することが今求められる緊喫の課題となっています。
よって、国会及び政府におかれては、総力を挙げて被災者の救済を速やかに進め、地震、津波、原発事故等による被害の拡大を最小限にとどめるとともに、被災地の復旧・復興対策について、財政的支援をはじめ、新たな立法措置など万全の措置を講じられるよう強く要望いたします。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
平成23年3月25日、北海道江別市議会。
提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣宛てであります。
よろしくご決定くださいますようお願い申し上げます。
議長(坂下博幸君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより意見書案第2号 東北地方太平洋沖地震の緊急災害対策を求める意見書に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、意見書案第2号を採決いたします。
意見書案第2号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
議事の途中でありますが、あらかじめ時間の延長をいたします。
報告第4号ないし報告第6号
議長(坂下博幸君)
日程第21ないし第23 報告第4号 株式会社江別振興公社の平成23年度事業計画に関する書類、報告第5号 財団法人江別市在宅福祉サービス公社の平成23年度事業計画に関する書類及び報告第6号 財団法人江別市スポーツ振興財団の平成23年度事業計画に関する書類、以上3件を一括議題といたします。
本件に対する報告を求めます。
総務部長(斎藤嘉孝君)
ただいま上程になりました報告第4号 株式会社江別振興公社の平成23年度事業計画に関する書類につきまして、ご説明申し上げます。
事業計画に関する書類につきましては、取締役会の議決を得まして市に提出されたもので、地方自治法第243条の3第2項の規定により本議会にご報告するものでございます。
事業計画書の1ページをお開きいただきたいと思います。
事業計画でありますが、平成18年度から指定管理者として管理しております公民館等の管理運営事業並びに野幌駅南口駐車場の経営を引き続き行ってまいります。
次に、3ページをお開きいただきたいと思います。
予定損益計算書でございますが、売上高は、公民館等指定管理料収入、利用料金制の導入による公民館等利用料収入、公民館等自主事業収入、雑入及び野幌駅南口駐車場の管理事業収入を合わせまして1億6,429万2,000円を予定しております。一方、売上原価につきましては、各施設の受託事業原価1億5,131万4,000円及び野幌駅南口駐車場の管理事業原価を予定し、さらに販売費及び一般管理費551万3,000円を予定しております。これらを差引きした営業利益は633万7,000円を予定しております。
この他、営業外収益及び法人税等を精算いたしますと、当期純利益は470万3,000円となる予定でございます。
なお、2ページに予定貸借対照表、4ページ以降に各施設の運営費予定明細書、野幌駅南口駐車場費予定明細書、販売費及び一般管理費予定明細書をそれぞれ記載しておりますので、ご参照いただきたいと思います。
以上、ご報告申し上げましたので、よろしくお願い申し上げます。
健康福祉部長(鈴木誠君)
ただいま上程になりました報告第5号 財団法人江別市在宅福祉サービス公社の平成23年度事業計画に関する書類につきまして、ご説明申し上げます。
当該法人の事業計画につきましては、公社理事会及び評議員会の議決を得まして市に提出されたもので、地方自治法第243条の3第2項の規定により本議会にご報告するものでございます。
事業計画の内容につきましては、1ページから5ページに記載しております。
初めに、1の総括でございますが、公社は、設立以来、市民が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう在宅福祉サービスの提供にまい進しており、平成22年度からは、新たな指定管理期間に入り、公社としての役割、使命を再認識し、地域住民や利用者がより満足の得られるサービスの提供と安定した経営を目指し、積極的に事業を展開してきたほか、平成22年度途中には、市内社会福祉法人の2事業所を継承し、利用者へのサービス継続と適正な運営を第一に事業を展開してきたものでございます。
なお、平成23年度は、人材育成、公社全体の組織能力の底上げと活性化により、質の高いサービスの提供と地域福祉の発展に努めていくほか、一般財団法人移行の準備を行っていくものでございます。
続いて、2では自主事業について、3では介護保険事業及び障害者自立支援事業について、4では受託事業について、それぞれ記載しております。
次に、6ページの平成23年度収支予定表の(1)収支予算書総括表でありますが、公社財務会計の収支を明確にするため、事業ごとに会計を区分しております。
まず、収入の部の主なものでありますが、自主事業収入は家事援助サービス利用料等として484万5,000円を、介護保険事業収入は4億2,162万9,000円を、障害者自立支援事業収入は1億2,736万5,000円を、受託事業収入は市からの受託事業に係る委託料収入として4,998万5,000円を、指定管理料収入は施設の管理等に係る指定管理料収入として1億1,840万円を、製品販売収入は小規模作業所等の製品販売に係る収入として600万円を、交付金収入は処遇改善に係る交付金収入として914万7,000円を予定しております。
その他、基本財産運用収入、会費収入、センター使用料収入、寄附金収入、雑収入を計上いたしまして、収入合計7億4,224万2,000円を予定しております。
次に、支出でございますが、公社管理費は、公社運営・管理に係る必要経費として1,926万6,000円を、介護保険事業・自立支援事業費は当該事業に要する費用として5億1,021万円を、受託事業費は市からの受託事業に要する費用として1億7,111万8,000円を、さわやかサービス提供事業費は公社の自主事業であるさわやかサービスの提供事業費として704万7,000円を予定しております。
その他、生きがいと健康づくり事業費、人材育成及び研修事業費、自由契約訪問介護事業費、特定預金支出を計上いたしまして、当期支出合計は7億905万8,000円となり、当期収支差額は3,318万4,000円を予定しております。
なお、7ページには予定正味財産増減計算書総括表を、8ページには予定貸借対照表総括表をそれぞれ記載しております。
また、9ページから12ページは、ただいまご説明いたしました収支予算を一般会計、自主事業会計、介護保険事業・自立支援事業会計、受託事業会計に区分し、それぞれ記載しております。
以上、ご報告いたしましたので、よろしくお願い申し上げます。
教育部長(斎木雅信君)
ただいま上程になりました報告第6号 財団法人江別市スポーツ振興財団の平成23年度事業計画に関する書類につきましてご報告申し上げます。
事業計画に関する書類につきましては、財団理事会並びに評議員会の議決を得て市に提出されたもので、地方自治法第243条の3第2項の規定により本議会にご報告するものでございます。
初めに、平成23年度の事業計画につきましては、1ページから4ページに記載されておりますとおり、市民に対するスポーツの普及・振興を図るため、スポーツ教室及びスポーツ大会を開催するとともに、健康・体力づくりに向けた指導相談事業並びにスポーツ指導者養成事業を計画しているところでございます。
また、市民体育館をはじめとする屋内体育施設の管理運営については、指定管理者として市民サービスの向上に向けた管理運営を計画しているものであります。さらに、江別市都市公園の体育施設及び大麻集会所につきましても、指定管理者として管理運営を計画しているものであります。
次に、平成23年度収支予定表の1.予定収支予算書につきましては、5ページから6ページに記載のとおりであります。
まず、収入の部でありますが、1の基本財産運用収入では1万2,000円を、2の事業収入の補助事業収入では各種スポーツ大会、健康・体力づくり指導相談事業、スポーツ指導者養成事業の開催に係る参加料等として451万8,000円を、受託事業収入では屋外体育施設等の管理運営受託料として1,320万6,000円を、指定管理事業収入では屋内体育施設指定管理料、大麻集会所指定管理料、都市公園指定管理料及びスポーツ教室受講料の外、屋内体育施設利用料金、大麻集会所利用料金、都市公園利用料金として2億2,660万5,000円を、自主事業収入では自主事業の参加料、協賛金として38万7,000円を予定しております。また、3の補助金収入では、各種スポーツ大会、健康・体力づくり指導相談事業及びスポーツ指導者養成事業の開催に要する江別市からの補助金として3,982万9,000円を予定し、4の雑収入316万7,000円を加え、当期収入合計額は2億8,772万4,000円を予定しているものでございます。
次に、6ページに移りまして、支出の部でございますが、1の補助事業費は各種事業の実施に必要な経費として4,465万6,000円を、2の受託事業費は屋外体育施設等の管理運営受託事業費として1,320万6,000円を、3の指定管理運営費は指定管理施設の管理運営費として2億2,660万5,000円を、4の自主事業費は事業に係る経費として73万8,000円を、5の長期借入金返済支出は労働災害事故賠償金の借入返済金として246万円を、6の予備費として5万9,000円を予定しており、その結果、当期支出合計額は2億8,772万4,000円となるものでございます。
なお、7ページには予定正味財産増減計算書を、8ページには予定貸借対照表をそれぞれ記載しておりますので、ご参照願います。
以上、ご報告申し上げましたので、よろしくお願い申し上げます。
議長(坂下博幸君)
これより報告第4号ないし報告第6号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
赤坂伸一君
時間も押し迫っている中、大変恐縮ですが、勉強のつもりで教えていただきたいと思います。
株式会社江別振興公社の平成23年度事業計画書3ページの売上原価に、野幌駅南口駐車場費112万8,000円と記載されています。これは、江別市が江別市土地開発公社の解散に伴って同公社の土地を取得し、株式会社江別振興公社が管理するということだと思いますが、まず、それが間違いないのかということです。また、株式会社江別振興公社が市の土地を駐車場として管理する112万8,000円という金額は、どのように算出されたものなのかお伺いしたいと思います。
議長(坂下博幸君)
答弁調整のため暫時休憩いたします。
午後3時58分 休憩
午後4時02分 再開
議長(坂下博幸君)
再開いたします。
議事を続行いたします。
総務部長(斎藤嘉孝君)
ただいまの質疑にお答え申し上げます。
野幌駅南口駐車場につきましては、従来より、江別市土地開発公社が同公社の保有地を株式会社江別振興公社に貸与して運営されているものですが、このたび、江別市土地開発公社の解散に伴いまして、市の土地となるものです。112万8,000円という金額につきましては、除雪費が42万9,000円、原材料費等の金額といたしまして固定資産税相当分の市からの賃借料62万9,000円などの経費を見積もっております。
したがいまして、平成23年度も引き続き、株式会社江別振興公社において駐車場として運営するものでございます。
以上でございます。
赤坂伸一君
江別市土地開発公社と株式会社江別振興公社の関係については、民間と民間ということで理解いたしますが、4月1日以降は、江別市が江別市土地開発公社の土地を取得するわけですから、どの民間企業と契約してもよいわけです。固定資産税が関係するというのはよく分かりませんが、賃借料や除雪費については、ある程度、競争性を持たせなければならないはずなのに、既に株式会社江別振興公社の予算に計上されているのはいかがなものかと率直に感じ、そのことに対して是非答えていただきたいという思いからあえて質疑させていただきました。時間を取るつもりはさらさらありませんので、明快に分かりやすくご説明いただきたいと思います。
総務部長(斎藤嘉孝君)
ただいまの質疑でございますが、これまでも、株式会社江別振興公社が野幌駅南口駐車場の管理を担ってきたことから、今後も引き続き、同公社に管理していただくことが最も安定的かつ継続的にできるという理由でお願いしているものでございますので、そのようにご理解いただきたいと思います。
議長(坂下博幸君)
他に質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
これをもって質疑を終結いたします。
以上をもって報告第4号ないし報告第6号を終結いたします。
報告第11号
議長(坂下博幸君)
日程第24 報告第11号 専決処分についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。
総務部長(斎藤嘉孝君)
ただいま上程になりました報告第11号 専決処分につきまして、ご報告申し上げます。
本件は、交通事故による物的損害に係る賠償についてでございますが、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、議決されております市長の専決処分事項の指定により、いずれも平成23年2月28日に相手方と示談が成立し、専決処分をいたしましたので、同条第2項の規定に基づき、ご報告申し上げるものでございます。
なお、事故内容につきましては、所管の常任委員会には報告済みでございますが、1件目は、平成23年1月17日午後2時30分頃、江別市高砂町11番地地先の学園通りを兵村6丁目交差点方向へ走行中、対向する車両と擦れ違う際に、当方の車両が横滑りにより停車していた相手方車両に接触し、右後方フェンダーに損傷が生じたものでございます。
この事故により相手方に賠償すべき額は5万7,708円、賠償する相手方は議案に記載の方であります。
次に、2件目の事故は、平成23年2月7日正午頃、江別市野幌美幸町10番地地先の4番通りを走行中、10丁目交差点前で当方の車両が地吹雪により視界不良となったため、ブレーキを掛け減速しましたが、スリップして赤信号の交差点内に進入し、交差点内において右折待ちで停車していた相手方車両の右側前部に衝突し、フロントバンパー、右ドアパネルや方向指示器などに損傷が生じたものでございます。
この事故により相手方に賠償すべき額は23万6,376円、賠償する相手方は議案に記載の方であります。
幸い、両事故共に人身事故には至りませんでしたが、職員に対しましては、今後ともより一層の安全確認と安全運転指導の徹底を図ってまいる所存であります。
以上、専決処分についてご報告申し上げましたので、よろしくお願い申し上げます。
議長(坂下博幸君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上をもって、報告第11号を終結いたします。
報告第12号
議長(坂下博幸君)
日程第25 報告第12号 専決処分についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。
消防長(菅原昇君)
ただいま上程になりました報告第12号 専決処分につきまして、ご報告申し上げます。
本件は、野幌町での救急支援活動中における物的損害に係る賠償についてでありますが、平成23年2月28日に相手方と示談が成立し、専決処分をいたしましたので、ご報告申し上げるものでございます。
なお、事故内容につきましては、所管の常任委員会には報告済みでありますが、平成23年2月2日午前7時26分頃、江別市野幌町80番地の1において心肺停止による救急要請があり、救急隊及び管轄の消防隊が出動した際、活動中に隊員が玄関内に設置してありますボイラーの水道管バルブに接触し、バルブの付け根周辺に亀裂が生じ漏水したもので、傷病者宅の給水バルブなどを損傷させたものであります。
この事故により、相手方に賠償すべき額は6万4,050円、賠償の相手方は議案に記載のとおりでございます。
今後の救急救助活動等におきましては、より一層の安全確認の徹底を図り、事故防止に取り組んでまいる所存であります。
以上、専決処分についてご報告申し上げましたので、よろしくお願い申し上げます。
議長(坂下博幸君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上をもって、報告第12号を終結いたします。
閉会宣告
議長(坂下博幸君)
今期定例会に付議されました事件は全て議了いたしました。
平成23年第1回江別市議会定例会はこれをもって閉会いたします。
午後4時10分 閉会