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平成22年第4回江別市議会会議録(第6号)平成22年12月13日 4ページ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月30日更新

6 議事次第の続き

議案第69号

議長(坂下博幸君)

 日程第9 議案第69号 江別市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。

議会運営委員長(宮本忠明君)

 ただいま上程になりました議案第69号 江別市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由をご説明申し上げます。
 本件は、地方自治法第109条の2第5項に基づき江別市議会会議規則第13条第2項の規定により議会運営委員会として提出したものでございます。
 このたびの改正内容は、当市議会における傍聴規則の見直しに合わせ、委員会に関する傍聴の規定をより明確にするため、傍聴の取扱いを定めた第17条において、委員会の傍聴に関しては傍聴規則の規定を適用するよう改めるものでございます。
 なお、附則におきまして、施行期日を平成23年1月1日とするものであります。
 以上、よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(坂下博幸君)

 これより本件に対する質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。
 本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、そのように決しました。
 これより議案第69号 江別市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、議案第69号を採決いたします。
 議案第69号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。

議案第68号

議長(坂下博幸君)

 日程第10 議案第68号 平成22年度江別市一般会計補正予算(第4号)を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。

副市長(佐々木雄二君)

 ただいま上程になりました議案第68号 平成22年度江別市一般会計補正予算(第4号)につきまして、提案理由をご説明申し上げます。
 今次補正は、第一に、国の予算動向による追加の措置、第二に、その他緊急を要するものへの措置を行うものであります。
 以下、その概要につきましてご説明申し上げます。
 予算書の6ページ、3の歳出をお開きいただきたいと存じます。
 まず、4款衛生費でありますが、1項3目予防接種費は、子宮けいがん予防ワクチン、ヒブワクチン及び小児用肺炎球菌ワクチンの接種費用を全額助成するための経費として7,007万8,000円を措置するものであります。
 次に、7款商工費でありますが、1項2目商業振興費は、リフォーム工事や新築工事の市内発注促進策として、市内経済団体が実施するプレミアム建設券発行事業への補助に4,046万8,000円を措置するものであります。
 以上が歳出の概要でありますが、これに対応いたします歳入につきましては、予算書の5ページの2の歳入にお戻りいただきたいと存じます。
 16款道支出金は、歳出の事務事業に対応する特定財源として、20款繰越金は、今次補正の一般財源として所要の措置を行うものであります。
 次に、諸表についてご説明申し上げます。
 3ページにお戻りいただきたいと存じます。
 第2表の繰越明許費補正でありますが、7款商工費の地域経済活性化支援事業につきましては、事業実施時期の関係から、来年度に繰り越すこととして追加するものであります。
 次に、1ページにお戻りいただきたいと存じますが、以上の結果、今次補正額は1億1,054万6,000円の追加となりまして、これを既定の歳入歳出予算の総額446億1,090万6,000円に加えますと、その総額は447億2,145万2,000円となるものであります。
 以上、一般会計に係る補正の内容につきましてご説明申し上げましたので、よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(坂下博幸君)

 これより本件に対する質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。
 本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、そのように決しました。
 これより議案第68号 平成22年度江別市一般会計補正予算(第4号)に対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、議案第68号を採決いたします。
 議案第68号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。

意見書案第12号

議長(坂下博幸君)

 日程第11 意見書案第12号 TPP交渉への参加を行わないよう求める意見書を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。

吉本和子君

 ただいま上程になりました意見書案第12号 TPP交渉への参加を行わないよう求める意見書につきましては、地方自治法第99条に基づき江別市議会会議規則第13条第1項の規定により提出したものでございます。
 提出者は、齊藤議員、鈴木議員、諏訪部議員、宮本議員、そして私、吉本でございます。
 以下、案文の朗読をもって提案理由の説明とさせていただきます。
 TPP交渉への参加を行わないよう求める意見書
 北海道は、我が国最大の食料供給地域として、米、小麦、ばれいしょ、てんさい、酪農等を中心に、専業的な経営を主体に良質な農畜産物を供給しているほか、水産業においても、全国の2割近くの漁業生産額を占めるなど、国民への安定した食料供給と食料自給率の向上に寄与しております。また、本道の農業は、食料加工業、流通業及び観光業など多くの産業と密接に結び付き、地域経済を支える基幹産業として大きな役割を果たしていることから、次代を担う子供たちに、本道の農水産業や農漁村を貴重な財産として引き継いでいくことが求められております。
 しかしながら、国が参加を検討しているTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)は、関税を原則として完全に撤廃するとしており、我が国の農業と比べて、生産規模が極めて大きいアメリカやオーストラリアなどを含む国々と交渉することになるため、高いハードルが課せられる環境にあります。仮に、重要品目に係る関税撤廃の例外措置が認められない場合、本道では、農業生産額が約5,563億円も失われるほか、販売農家全戸数の約7割を超える約3万3,000戸の農家の営農が困難になり、約17万人の雇用の場が失われるなど、経済への影響額は2兆1,000億円を超えると試算されております。このほかにも、漁業生産額への影響が500億円に上ると予想されており、地域社会の崩壊も懸念されているところです。
 よって、国におかれましては、多様な農業の共存を基本理念とし、本道の農業や経済・雇用環境を守るよう下記の点について強く要望いたします。

 記

  1. 関税の撤廃を原則とするTPP交渉への参加は行わないこと。
  2. EPAやFTAなどあらゆる国際貿易交渉において、米、小麦、でんぷん、砂糖、牛肉、乳製品等の重要品目及び主要水産物を関税撤廃の対象から除外すること。
  3. 国際貿易交渉に当たっては、食料・農業・農村基本計画に基づき、食料自給率の向上や国内の農業及び農村の振興を図るため、きぜんとした姿勢を貫くこと。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
 平成22年12月13日、北海道江別市議会。

 提出先は、内閣総理大臣、外務大臣、農林水産大臣、経済産業大臣あてであります。
 よろしくご決定くださいますようお願い申し上げます。

議長(坂下博幸君)

 これより本件に対する質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。
 本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、そのように決しました。
 これより意見書案第12号 TPP交渉への参加を行わないよう求める意見書に対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、意見書案第12号を採決いたします。
 意見書案第12号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。

意見書案第13号

議長(坂下博幸君)

 日程第12 意見書案第13号 領土問題の早期解決を求める意見書を議題といたします。 
 提案理由の説明を求めます。

宮本忠明君

 ただいま上程になりました意見書案第13号 領土問題の早期解決を求める意見書につきましては、地方自治法第99条に基づき江別市議会会議規則第13条第1項の規定により提出したものでございます。
 提出者は、齊藤議員、鈴木議員、諏訪部議員、吉本議員、そして私、宮本でございます。
 以下、案文の朗読をもって提案理由の説明とさせていただきます。
 領土問題の早期解決を求める意見書
 我が国は、ロシアによる北方領土及び韓国による竹島の不法占拠という二つの領土問題を抱えておりますが、そのような中、本年9月7日に、尖閣諸島周辺海域において、中国漁船による領海侵犯及び海上保安庁の巡視船に対する公務執行妨害事件が発生しました。
 また、11月1日には、ロシアのメドベージェフ大統領が、これまでの歴史的経緯を無視し、不法占拠下にある国後島を訪問しました。
 このように、我が国の領土が他国の脅威にさらされる事態が続いていることは、甚だ遺憾であり、何らかの対策を講じなければ、国民の生命、安全、財産を脅かされる危険性があると言えます。
 よって、国におかれましては、中国、韓国及びロシアに対して強く抗議するとともに、きぜんとした外交姿勢を確立するよう下記の点について強く要望いたします。

 記

  1. 北方領土、竹島及び尖閣諸島の領有権に関する日本の姿勢を再度明確にし、歴史的事実を諸外国に対して発信すること。
  2. 今後、同様の事件が起こった際は、国内法に基づき厳正に対処すること。
  3. 領海付近の保安体制の強化を図ること。
  4. 一日も早い領土問題の解決に向けて、早期に外交交渉の場を設けること。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
 平成22年12月13日、北海道江別市議会。

 提出先は、内閣総理大臣、法務大臣、外務大臣、国土交通大臣、沖縄及び北方対策担当大臣、防衛大臣あてであります。
 よろしくご決定くださいますようお願い申し上げます。

議長(坂下博幸君)

 これより本件に対する質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。
 本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、そのように決しました。
 これより意見書案第13号 領土問題の早期解決を求める意見書に対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、意見書案第13号を採決いたします。
 意見書案第13号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。

意見書案第14号

議長(坂下博幸君)

 日程第13 意見書案第14号 マルチメディアデイジー版教科書の普及促進を求める 意見書を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。

齊藤佐知子君

 ただいま上程になりました意見書案第14号 マルチメディアデイジー版教科書の普及促進を求める意見書につきましては、地方自治法第99条に基づき江別市議会会議規則第13条第1項の規定により提出したものでございます。
 提出者は、鈴木議員、諏訪部議員、宮本議員、吉本議員、そして私、齊藤でございます。
 以下、案文の朗読をもって提案理由の説明とさせていただきます。
 マルチメディアデイジー版教科書の普及促進を求める意見書
 平成20年9月に、障害のある児童及び生徒のための教科用特定図書等の普及の促進等に関する法律、いわゆる教科書バリアフリー法が施行されました。
 同法の施行を機に、平成21年9月から、財団法人日本障害者リハビリテーション協会が、ボランティア団体の協力を得て、通常の教科書と同様のテキストと画像を使用し、デジタル化することで文字に音声をシンクロ(同期)させて読むことを可能にしたマルチメディアデイジー版教科書(デイジー教科書)の提供を始めました。また、平成21年度からは、文部科学省が、障がい特性に応じたデイジー教科書などの教材の在り方やそれらを活用した効果的な指導方法等について、実証的な調査・研究を実施しているところです。
 デイジー教科書は、文部科学省で調査・研究段階にあるにもかかわらず、平成21年12月現在で約300人の児童生徒が活用しており、保護者などからも、子供の学習理解が向上したとの声が聞かれるなど、デイジー教科書の普及促進に対する期待が高まっております。
 一方で、デイジー教科書は、教科書無償給与の対象外となっているほか、製作に多くの時間と費用を要するにもかかわらず、ボランティア団体の協力に頼っている状況であることから、必要としている児童生徒の希望に十分こたえることができません。実際に、財団法人日本障害者リハビリテーション協会が平成21年度にデイジー化した教科書は、小中学生が使用する教科書の約4分の1にとどまっております。
 よって、国におかれましては、デイジー教科書を必要とする児童生徒及び担当教員等に安定して提供できるよう、普及を促進するための体制を整備するほか、必要な予算措置を講ずるよう強く要望いたします。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
 平成22年12月13日、北海道江別市議会。
 提出先は、内閣総理大臣、総務大臣、文部科学大臣あてであります。
 よろしくご決定くださいますようお願い申し上げます。

議長(坂下博幸君)

 これより本件に対する質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。
 本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、そのように決しました。
 これより意見書案第14号 マルチメディアデイジー版教科書の普及促進を求める意見書に対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、意見書案第14号を採決いたします。
 意見書案第14号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。

意見書案第15号

議長(坂下博幸君)

 日程第14 意見書案第15号 切れ目ない中小企業支援及び金融支援策を求める意見書を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。

鈴木真由美君

 ただいま上程になりました意見書案第15号 切れ目ない中小企業支援及び金融支援策を求める意見書につきましては、地方自治法第99条に基づき江別市議会会議規則第13条第1項の規定により提出したものでございます。
 提出者は、齊藤議員、諏訪部議員、宮本議員、吉本議員、そして私、鈴木でございます。
 以下、案文の朗読をもって提案理由の説明とさせていただきます。
 切れ目ない中小企業支援及び金融支援策を求める意見書
 現在、中小企業を取り巻く環境は、消費の低迷、デフレに伴う低価格競争、急激な円高などで厳しい状況が続いております。また、7月期から9月期の中小企業景況調査でも、製造業を中心に依然として厳しい状況にあり、このまま円高を放置すると、中小企業の減益が深刻化し、産業の空洞化が一層進むことが懸念されます。
 このような状況であるにもかかわらず、国は、平成23年3月末までを期限とする緊急保証制度の延長打切りを決定したほか、時限立法として制定された、いわゆる中小企業金融円滑化法も同様に期限を迎えます。これらの支援を打ち切ることにより、中小企業にとって最も重要である資金繰りが困難となり、事業が衰退することで雇用環境にも影響を及ぼします。また、成長分野に取り組む中小企業への支援は、雇用促進の面からも重要であることから、年末・年度末における資金繰りに万全を期すとともに、本格的な景気回復に向けて切れ目ない対策を講じることが必要です。
 よって、国におかれましては、中小企業に対する資金繰り支援策として、平成23年3月末で期限を迎える中小企業金融円滑化法と緊急保証制度を継続し、信用保証枠を拡大することにより、切れ目ない中小企業支援及び金融支援を早急に実施するよう強く要望いたします。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
 平成22年12月13日、北海道江別市議会。
 提出先は、内閣総理大臣、財務大臣、経済産業大臣あてであります。
 よろしくご決定くださいますようお願い申し上げます。

議長(坂下博幸君)

 これより本件に対する質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。
 本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、そのように決しました。
 これより意見書案第15号 切れ目ない中小企業支援及び金融支援策を求める意見書に対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、意見書案第15号を採決いたします。
 意見書案第15号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。

意見書案第16号

議長(坂下博幸君)

 日程第15 意見書案第16号 ヒトT細胞白血病ウイルス1型の総合対策を求める意見書を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。

諏訪部容子君

 ただいま上程になりました意見書案第16号 ヒトT細胞白血病ウイルス1型の総合対策を求める意見書につきましては、地方自治法第99条に基づき江別市議会会議規則第13条第1項の規定により提出したものでございます。
 提出者は、齊藤議員、鈴木議員、宮本議員、吉本議員、そして私、諏訪部でございます。
 以下、案文の朗読をもって提案理由の説明とさせていただきます。
 ヒトT細胞白血病ウイルス1型の総合対策を求める意見書
 ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)は、致死率の高い成人T細胞白血病(ATL)や進行性の歩行・排尿障がいを伴うせき髄疾患(HAM)等を引き起こし、国内の感染者数は、B型肝炎やC型肝炎に匹敵する100万人以上と推定されています。また、毎年1,000人以上がATLで命を落としているほか、HAMの発症者は、激痛、両足のまひ及び排尿障がいなどに苦しんでおりますが、根本的な治療法はいまだ確立されていません。
 現在の主な感染経路は、母乳を介して母親から子供に感染する母子感染と性交渉によるものですが、そのうち母子感染が6割以上を占めています。また、このウイルスの特徴として、感染してから発症するまでの潜伏期間が40年から60年と長いため、自分がキャリアであることを知らずに母乳で子供を育て、数年後に発症して初めて我が子に感染させてしまったことを知らされるケースがありますが、母親の苦悩は、言葉では言い表すことができません。一部の自治体では、妊婦健康診査時に、HTLV-1抗体検査を実施し、陽性の妊婦に対する授乳指導を行うことで感染の拡大を防止していますが、これらの取り組みは、まだ一部にすぎません。
 このような中、平成22年10月6日に、厚生労働省は、内閣総理大臣官邸に設置されたHTLV-1特命チームの決定を受け、HTLV-1抗体検査を妊婦健康診査の標準的な検査項目に追加し、公費負担の対象となるよう改正した通知を各自治体に発出しましたが、全国で感染拡大を防止するためには、国によるHTLV-1の総合的な対策が不可欠です。
 よって、国におかれましては、ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)の感染拡大防止に向け、医療関係者に対するカウンセリング研修、キャリア妊婦等に対する相談体制の充実、診療拠点病院の整備、発症予防や治療法の研究・開発、発症者への支援及び福祉対策の推進、国民への正しい知識の普及啓発などを推進するよう強く要望いたします。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
 平成22年12月13日、北海道江別市議会。
 提出先は、内閣総理大臣、厚生労働大臣あてであります。
 よろしくご決定くださいますようお願い申し上げます。

議長(坂下博幸君)

 これより本件に対する質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。
 本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、そのように決しました。
 これより意見書案第16号 ヒトT細胞白血病ウイルス1型の総合対策を求める意見書に対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、意見書案第16号を採決いたします。
 意見書案第16号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。

陳情第23号

議長(坂下博幸君)

 日程第16 陳情第23号 「人工内耳」体外機器の買い替え及び機器にかかる電池交換費用の助成に関することについてを議題といたします。
 上程中の陳情第23号は、生活福祉常任委員会に付託いたします。
 なお、閉会中継続審査といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、そのように決しました。

各委員会所管事務調査について

議長(坂下博幸君)

 日程第17 各委員会所管事務調査についてを議題といたします。
 お諮りいたします。
 閉会中における各委員会の所管事務調査について、議会運営委員長より次期議会の会期等運営についてを、総務文教常任委員長より行財政運営について、教育行政について、以上2件を、生活福祉常任委員長より生活環境行政について、保健・福祉行政について、消防行政について、病院事業について、以上4件を、経済建設常任委員長より農業行政について、商工観光行政について、建設行政について、上・下水道事業について、以上4件を、それぞれ閉会中調査したいので承認されたい旨の申し出がありました。これを承認することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、そのように決しました。

閉会宣告

議長(坂下博幸君)

 今期定例会に付議されました事件はすべて議了いたしました。
 平成22年第4回江別市議会定例会はこれをもって閉会いたします。
 午後3時47分 閉会

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