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平成19年第2回江別市議会会議録(第1号)平成19年6月5日 2ページ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月30日更新

6 議事次第

開会宣告・開議宣告

議長(星 秀雄君)

 これより平成19年第2回江別市議会定例会を開会いたします。
 ただいまの出席議員は27名で定足数に達しております。
 直ちに本日の会議を開きます。

議事日程

議長(星 秀雄君)

 本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりであります。

会議録署名議員の指名

議長(星 秀雄君)

  日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
  会議規則第111条の規定により、高間議員、林議員を指名いたします。

会期の決定

議長(星 秀雄君)

 日程第2 会期の決定についてを議題といたします。
 お諮りいたします。
 今期定例会の会期は、あらかじめ議会運営委員会と諮り、本日から21日までの17日間とし、6日から11日まで、及び15日から20日までは委員会審査等のため、本会議を休会といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、そのように決しました。

諸般の報告

議長(星 秀雄君)

 日程第3 諸般の報告を事務局長に報告させます。

事務局長(斎藤嘉孝君)

 ご報告申し上げます。
 今議会におきます地方自治法第121条の規定によります説明員は、別紙印刷物のとおりでございます。
 また、今議会に提出されました案件の数並びに閉会中の議長事務報告につきましても、印刷物に掲載のとおりでございます。
 さらに、監査委員から報告のありました例月出納検査結果報告2月分ないし4月分につきましても、お手元に配付のとおりでございます。
 以上でございます。

行政報告

議長(星 秀雄君)

 日程第4 行政報告を議題といたします。
 行政報告を求めます。

市長(三好 昇君)

 行政報告を申し上げます。
 去る5月17日、士別市で開催されました平成19年春季北海道市長会定期総会についてご報告申し上げます。
 付議された案件は、別紙のとおりでありますが、まず全国市長会及び北海道市長会の会務報告をそれぞれ了承した後、審議事項であります議案第1号、議案第2号の平成19年度の事業計画(案)並びに平成19年度一般会計及び特別会計予算(案)を全会一致で承認いたしました。
 また、議案第3号の総会決議として、資料3ページにあります地方分権改革の推進に関する決議を採択したほか、議案第4号の要望事項につきましても、国あてとして総務省関係5項目のほか、外務、厚生労働、農林水産、経済産業、国土交通、環境各省を合わせ、新規2項目を含む19項目からなる43件と、北海道あてとして新規1項目を含む15項目からなる34件、合わせて34項目77件を全会一致で可決し、それぞれ国及び北海道に対し要望することといたしました。
 次に、協議事項でありますが、協議第1号の全国市長会議に提出する北海道支部議案について協議し、決議と国あての要望事項の中から、資料5ページにあります10件に絞り込みを行い決定いたしております。
 次に、協議第2号の北海道市長会役員の選任では、会長の上野晃登別市長以下役員18名を選任し、協議第3号の全国市長会役員の推薦では、副会長候補者として新宮正志室蘭市長以下役員10名を推薦することといたしました。
 また、協議第4号の全国市長会会長選挙の選考投票については、北海道市長会正副会長に一任としたほか、協議第5号の北海道後期高齢者医療広域連合議会議員の北海道市長会からの推薦は、上田文雄札幌市長ほか8名を推薦することといたしております。
 以上、平成19年春季北海道市長会定期総会の概要についてご報告申し上げ、行政報告を終わります。

議長(星 秀雄君)

 これより行政報告に対する質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 以上をもって、行政報告を終結いたします。

経済建設常任委員会所管事務調査報告

議長(星 秀雄君)

 日程第5 経済建設常任委員会所管事務調査報告を議題といたします。
 経済建設常任委員長の報告を求めます。
 暫時休憩いたします。

午前10時06分 休憩
午前10時07分 再開

議長(星 秀雄君)

 再開いたします。
 議事を続行いたします。

経済建設常任委員長(齊藤佐知子君)

 大変失礼いたしました。それでは、当委員会の閉会中の所管事務調査のうち、江別駅周辺地区再開発事業について、ご報告申し上げます。
 この事業は、商業・業務棟及び福祉棟の建設を中心に現在まで進められてきておりますが、このうち事業のかなめとなる商業・業務棟への誘致を目指しているコールセンターは、金融機関の現金自動預払機(ATM)の監視とトラブルに対応するもので、誘致に向けて最大限の努力をしているとのことであります。
 しかしながら、現時点で、実現に向けた正式決定には至っておりませんが、その理由として、金融業務の経験者や問い合わせ等の業務に対応するオペレーターなどの雇用確保に対する不安と、道内金融機関からのATM関連の業務の受注が進んでいないことを挙げられております。
 雇用確保については、現在、交渉を進めているコールセンターが道内に基盤を持っていないため、人材確保のノウハウがある人材派遣会社の協力を得る中で、連携を図りながら進めていくとのことで、首都圏と比べ、札幌圏では、まだまだ人材確保が十分可能であることを説明し、一定の理解を得られたものと考えているとのことです。
 また、道内金融機関からの業務の受注については、細部にわたる交渉が継続されており、まだ合意に至っていないとのことでありますが、交渉状況に関しては、おおむね8割程度のところに差し掛かっており、7月を目途に、更に交渉を進めていくとのことであります。
 次に、建物工事の現在までの進ちょく状況は、両棟とも構造体の工事を行っており、商業・業務棟が鉄骨工事の建て方を5月中に終え、福祉棟は二階部分のコンクリート躯体工事を現在行っているところで、完成時期は両棟とも11月末を予定しております。
 なお、福祉棟の五階部分については、当初予定していた有料老人ホームから賃貸の高齢者住宅に計画を変更したことも、併せて報告を受けております。
 市では、この再開発事業を成功させることで、有料老人ホーム等への入居者の増加やコールセンターをはじめ、他のテナント等の企業進出に伴う雇用の創出など、経済波及効果も期待できることから、市民の大きな期待にこたえたいとの決意を述べられております。
 当委員会といたしましても、再開発事業の事業主体である株式会社SPCみらいと共に、市が江別駅周辺地区の活性化に向けて、引き続き鋭意努力されますことをご期待申し上げるとともに、今後の事業の進展を注視してまいりたいと思います。
 以上、申し上げまして、当委員会の閉会中における所管事務調査報告といたします。

議長(星 秀雄君)

 これより経済建設常任委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 以上をもって、経済建設常任委員会所管事務調査報告を終結いたします。

議案第35号ないし議案第39号

議長(星 秀雄君)

 日程第6ないし第10 議案第35号 平成19年度江別市一般会計補正予算(第1号)、議案第36号 平成19年度江別市老人保健特別会計補正予算(第1号)、議案第37号 平成19年度江別市水道事業会計補正予算(第1号)、議案第38号 平成19年度江別市下水道事業会計補正予算(第1号)及び議案第39号 平成19年度江別市病院事業会計補正予算(第1号)、以上5件を一括議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。

市長(三好 昇君)

 ただいま上程されました補正予算案をご審議願うに当たり、私の市政に対する基本的な考えと予算の大綱についてご説明申し上げます。
江別市民の皆さん並びに市議会議員の皆さん、私は、去る4月の統一地方選挙において明日の江別を確かなものにを掲げて立候補し、市民の皆さんの温かいご支援をいただき江別市長に就任いたしました。市政に寄せられる市民の期待の大きさを考えるとき、その責任の重さを自覚し、身の引き締まる思いであります。
 江別市は、石狩平野の中央部に位置し、北海道の母なる大河石狩川を擁し、多くの可能性を秘めたまちです。今までは北海道庁という全道的立場から江別市を見てまいりましたが、長年培ってきた経験と何ものにもとらわれない新たな発想を基に、市民の目線を持って誠心誠意、江別市の発展に取り組む所存であります。今後の都市経営を担うに当たり、皆さんのご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
 まず、時代認識について述べたいと思います。
地方自治体を取り巻く環境は、従前にも増して大きく変わりつつあります。国が財政赤字の解消を目指して支出の削減を進めていることから、市政運営の基盤とも言うべき地方交付税は更に縮減される可能性が高まっています。
 また、全国的に見ますと景気の回復基調が続いておりますが、北海道ではいまだ実感できる状態にはなく、この江別においても同様であると私は思うのであります。こうした中で江別市の将来を考えますと、市税収入を大きく左右すると言われる団塊の世代の大量退職や住宅建設の低迷などが予想される一方、高齢者の増加などから財政負担が増大し、今後の財政運営には一段と厳しさの増すことが懸念されます。
  しかし、これからは、それぞれの自治体の自立に向けた具体的戦略が問われる地方分権の時代です。江別市においても、まちの進むべき方向性を自らが判断し、自らの足で歩き続けていくために、これまで以上に市民の皆さんがまちづくりに参画する仕組みを築いていくことが必要であります。
私は、この厳しい環境のときにこそ、積極的に議論し、互いに知恵を出し合うことによって、おのずと道が開けていくものと信じています。今こそ、江別市民全員が力を合わせ、輝かしい明日の江別に向かって新たな船出をしてまいりたいと思います。
 次に、市政を担当するに当たっての私の基本姿勢を申し上げます。
 1点目は、市民協働の推進であります。まちづくりを行う上で重要なことは、市民ニーズの適確な把握のほかに、地域コミュニティの実態などまちの現状や課題を市民と行政とが共有し、共に議論を重ねることによって対応策を見いだし、それを実行すること、さらにその成果を検証し、必要な改革を行っていくことであります。
 また、そこに流れる理念は、市民それぞれのできることは市民自らが行い、一人でできないことは互いに支え合い、市民だけで難しいことは行政と共に行うという市民協働の思想であると考えます。
 私は、市民との対話と連携を重視した、市民協働のまちづくりを進めてまいります。
 2点目は、未来への投資であります。日本の人口は2年前から減少しています。北海道はそれに先立って人口減少期に入っており、少子化と高齢化とがあいまって社会構造が加速度的に変ぼうしていくこととなります。江別市は、先人の優れた英知とたゆまぬ努力のおかげで、道央圏に位置する自治体として今までは順調に発展してきました。しかし、現状のままでは少子高齢化などによる財政負担の増加と税収入の減少が想定されています。
江別市が今後も魅力的に発展し、市民ニーズにこたえた行政を行っていくには、産業振興や雇用増加を図る施策を展開するなど、税収入を確保するための基盤となるべき環境を整える的確な投資が必要となってきています。私は、財政が厳しい今こそ、知恵と勇気を出し、強い意思を持って未来への投資を進めてまいります。
3点目は、改革への挑戦であります。環境が変化しているとき、何もしないことは時代から取り残されることを意味します。我々は過去にしがみつくことなく、新たな発想で自らを変えていかなければなりません。
 また、限られた財源の中で各種施策を効果的に展開するためには、選択と集中を基本とした取り組みを行うことが重要です。私は、しがらみにとらわれず、立ち止まることのない改革への挑戦を進めてまいります。
 4点目は、発信力の強化であります。これからの自治体は、自らの力で都市経営を行うことが求められています。そのためには、江別が目指す方向性や考え方を内外に分かりやすく発信し、多くの皆さんに江別を認識してもらうメッセージを発することが必要と考えております。
私は、江別というまちの存在を高めるために、自ら先頭に立ち、発信力の強化を進めてまいります。
 私は、明日の江別を確かなものにするために、スピードと総合性を意識しながら、みんなが元気でやさしい街、子どもたちの未来を育む教育・文化の街、多彩な産業活動を生み出す活力あふれる街、市民とともに歩む街、確かな明日に向けてしっかり歩きだす街の五つのまちづくりを進める考えであります。
 次に、その重点項目について申し上げます。私たちは、安心して子育てができ、健やかに暮らせ、しっかりと働くことができるもっと元気な江別をつくり上げなければなりません。
 私は、将来に向けた準備を着実に行い、近隣の自治体にも誇ることができるオンリーワンのまちづくりを進めていきたいと考えます。そのテーマである江別に住んで良かった、住み続けたい、住んでみたいと思えるまちにするため、次の施策を展開するとともに、それらを推進するための組織体制の整備を図ってまいります。
 第一は、安心できる医療の確保についてであります。必要な医療をいつでも受けることができることは、市民が地域で安心して暮らしていくための大切な機能です。高齢化が進行することに伴い、医療や保健などに対する市民ニーズは更に高まっていくことでしょう。こうしたことから、市民の健康意識を高め、市民の主体的な健康づくりへの取り組みを支援するほか、市立病院の医療体制を整備して経営を一日も早く立て直すとともに、民間医療機関の協力を得て地域医療を守ってまいりたいと考えております。私は、市民の医療が確保され、お年寄り、子供、障がい者の皆さんの生活環境の充実した、みんなが元気でやさしい街をつくってまいります。
 第二は、子育て、教育の充実についてであります。子供たちの笑顔が輝き安心して子育てができること、子供がその個性と可能性を大きく伸ばしながら楽しく学ぶことができること、これらは市民共通の願いです。そして、このようなまちには、活力があふれ、多くの人に住んでいただけると思っています。
 私は、次代を担う子供たちのために、子育て支援や教育環境のさらなる整備を図り、生涯学習の充実した子どもたちの未来を育む教育・文化の街をつくってまいります。
 第三は、地域内経済循環の推進についてであります。江別市は大都市札幌に隣接しているため、ともすれば市外へ購買力が流出する傾向にあります。しかし今後は、行政区域内での消費を高めることなどによって、江別市の税収が向上する仕組みをつくり上げなければ、これまでの市民サービスを維持することが難しい時代になると考えられます。
 私は、ハルユタカに代表される全国的にも誇れる数多くの江別ブランドを確立するほか、顔づくり事業などの推進による中心市街地の活性化や活力ある産業の育成などを通して、資金や人材などが地域内で循環するシステムを築き、多彩な産業活動を生み出す活力あふれる街をつくってまいります。
 第四は、高齢化への対応についてであります。急速な高齢化の進行により、一人暮らしのお年寄りや他の地域に住まいを求める人が増えてきています。その影響などから、地域に住む人々が互いに支え合うコミュニティの力が弱まってきました。こうした状況は、かつて一斉に住宅開発が行われた地域で特徴的に見ることができます。
 私は、大学や市民、NPOなどの知恵を結集して、高齢者が安心して地域に住み続けることができるための方策をはじめ、高齢者と若者との共生や地域再生の在り方などをまとめ、今後のまちづくりに反映してまいりたいと考えております。そして、地域の自治活動や市民活動団体の主体的な取り組みを支援する市民とともに歩む街をつくってまいります。
 第五は、コンパクトなまちづくりの推進であります。人口減少が現実のものとなった今日、都市経営においては、限られた財源を効率的かつ有効に使うことが求められています。そのためには、住宅地や生活の場が郊外に広がるのではなく、環境を大切にしながらも、都市機能が中心市街地や地域の核となる拠点に集約され、土地利用が立体的となるコンパクトなまちづくりを進めることが重要と考えています。
 私は、用途地域の在り方や遊休未利用地の活用などといった土地利用の方向性についての検討を行い、将来を見据えた確かな明日に向けてしっかり歩きだす街をつくってまいります。
 以上、市政執行に当たっての私の基本姿勢、重点項目などにつきまして申し上げましたが、江別市民の皆さん並びに市議会議員の皆さんのご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。
 次に、平成19年度の一般会計、老人保健特別会計及び水道・下水道事業会計並びに病院事業会計補正予算案につきまして、その概要をご説明申し上げます。
本年度は統一地方選挙の年でありますことから当初予算の編成におきましては、いわゆる骨格予算とし編成してまいりましたが、今次ご提案申し上げます補正予算は、先ほど申し上げました市政執行の基本方針に基づく政策予算等につきましてそれぞれ措置するものであります。
 その結果、今次補正の歳出予算総額は、一般会計3億5,061万9,000円、老人保健特別会計6,588万4,000円、企業会計9億6,901万2,000円、計13億8,551万5,000円となり、これを当初予算に加えました各会計の総額は、一般会計384億1,161万9,000円、特別会計296億7,718万4,000円、企業会計153億341万8,000円、計833億9,222万1,000円となるものであります。
 以下、その概要につきまして一般会計から順次ご説明申し上げます。
 まず、歳出でありますが、総務費の企画費では、大麻地区は高齢化が進行している地域でありますことから、個人住宅や老朽化した道営住宅等が空き家・空き地となっており、このことにより自治会運営や若い世帯との交流が停滞しつつあります。このため地域の活性化や若者定住策など高齢者と若者との交流が活発な他の先進的地域を参考にしながら、産学官民の連携により今後の大麻地区のまちづくりにつなげていくための費用として83万6,000円を、新たに措置するものであります。
 戸籍住民基本台帳費では、IT技術の活用による事務の効率化及び市民サービスの向上を目指し戸籍事務の電算化を進める経費として85万1,000円を新たに措置するものであります。
 次に、民生費の老人福祉費では、平成20年度から始まる後期高齢者医療制度に対応いたします電算システムの導入経費として2,950万円を、児童福祉総務費では、子育て世代を地域で支え合うファミリーサポート制度の新たな創設に対して214万1,000円を、また、母子福祉費では母子家庭の自立促進に向けた教育訓練事業に36万8,000円を、保育所費では、認定こども園制度を含めた就学前児童の今後の保育の在り方について外部識者を含めた議論を行う事業として19万5,000円をそれぞれ新たに措置するものであります。
 衛生費の清掃費では、循環型社会の形成を目指し、現在稼動している環境クリーンセンター等のごみ処理施設について安全で安定的な運用を行い、かつ効率的なごみ処理が可能となるよう、今後14年6か月にわたる施設運営等の包括的委託を本年10月から開始するための費用として既定の維持管理経費等の一部組替えを行い4億7,720万7,000円を新たに措置するものであります。
 次に、農林水産業費の畜産業費では、国の制度を活用した畜産農家の担い手育成事業として388万1,000円を、土地改良事業費では、農村地域の維持保全や環境に配慮し、田や畑地の機能維持に向けた農地・水・環境保全向上対策事業を市内4地区で開始するための費用として既定の事業費の一部組替えを行い2,165万6,000円をそれぞれ新たに措置するものであります。
 商工費の工業振興費でありますが、企業の活性化や企業の立地を促進させるため、既存の工業団地や東インター付近、さらにはRTN地区等を含めた地域への企業立地の在り方等について検証・検討するための費用として154万円を、また、観光費では、市内中小企業の活性化や地場産品の紹介、地産地消を積極的に進めるために、市内中小企業者が中心となって行うWEえべつ祭りに対する開催助成金として100万円をそれぞれ新たに措置するものであります。
 次に、教育費の教育指導振興費でありますが、小学校での英会話学習活動支援事業として指導講師を増員し、英会話学習の充実を進める費用として245万8,000円を、さらに文部科学省の委託事業として、新たに小学校の英語指導の研究モデル校設置のために85万5,000円を、また、子どものための読書環境整備事業として市内各学校への図書館司書の派遣体制を充実するための費用等として137万2,000円を、保健体育費の体育施設費では、少子化の進行に伴い市内小学校で生じている余裕教室の有効な活用策として、市内スポーツ少年団等の活動の場を確保するための事業として341万3,000円をそれぞれ措置するものであります。
 以上が歳出の概要でありますが、次に歳入に関してご説明申し上げます。
 歳出に必要な財源として地方交付税で1億円、基金繰入金で400万円、繰越金で2億3,469万8,000円のほか、国・道の支出金等をそれぞれ計上するものでございます。
 次に、特別会計について申し上げます。
老人保健特別会計につきましては、前年度に支払基金等から概算交付された交付金等の精算結果により償還が必要になったため6,588万4,000円を措置することとし、その財源は繰越金及び過年度国庫支出金等を計上するものであります。
 次に、企業会計についてご説明申し上げます。
まず、水道事業会計及び下水道事業会計につきましては、共に未償還企業債の高金利対策に基づく臨時特例措置として、該当する企業債の借換えに必要な措置を行うものであります。
 病院事業会計につきましては、当初予算におきまして、現状の医師体制を前提に予算措置を行ってまいりましたが、新年度に入り内科医師が北海道からの派遣を含め5名の診療体制に拡充され、今後も一定の収益増が見込めますことから、これに伴う所要額を措置するものであります。
 また、市立病院あり方検討委員会の提言や院内プロジェクト委員会の意見等も踏まえ、今後の経営再建計画の策定に向けた取り組みを進めてまいりたいと考えております。今回の経営危機を乗り越えるためには、何と言いましても病院職員の意識改革が重要であり、患者さんと接する機会が一番多く、しかも職種の中で多数を占める看護職員をはじめとした全職員の意識改革や取り組みが、患者さんに対するサービスの質の向上に大きくつながるものと考えております。
このため、職員の意識改革を進め先進的活動を行っている病院の状況を肌で感じ吸収し、自らの病院運営に役立て職員は変わった、そして病院は変わったと患者さんや市民の皆さんから評価されるよう先進的病院の事例等について研修する費用を措置するものであります。
 以上、一般会計、特別会計及び企業会計補正予算案の概要につきましてご説明申し上げましたが、よろしくご審議ご決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(星 秀雄君)

 これより議案第35号ないし議案第39号に対する一括質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。
ただいま上程中の議案第35号ほか4件については、9名をもって構成する予算特別委員会を設置し、これに付託いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、そのように決しました。
ただいま設置されました予算特別委員の選任については、委員会条例第6条第1項の規定により、岡村繁美議員、清水直幸議員、高間専逸議員、角田一議員、林かづき議員、堀内進議員、宮川正子議員、宮澤義明議員、吉本和子議員、以上9名を指名いたします。
 ただいま設置されました予算特別委員会の正副委員長互選のため暫時休憩いたします。

午前10時35分 休憩
午前10時50分 再開

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