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平成18年第4回江別市議会会議録(第4号)平成18年12月19日 2ページ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月30日更新

 6 議事次第

開議宣告

議長(岡村繁美君)

 これより平成18年第4回江別市議会定例会第14日目の会議を開きます。
 ただいまの出席議員は28名で定足数に達しております。

議事日程

議長(岡村繁美君)

 本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりであります。

会議録署名議員の指名

議長(岡村繁美君)

 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議規則第111条の規定により、清水議員、宮川議員を指名いたします。

諸般の報告

議長(岡村繁美君)

 日程第2 諸般の報告を事務局長に報告させます。

事務局長(斎藤嘉孝君)

  ご報告申し上げます。
 本日までに議会提出案件5件を受理いたしております。
 以上でございます。

議案第69号、議案第70号及び議案第73号

議長(岡村繁美君)

 日程第3ないし第5 議案第69号 江別市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第70号 江別市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第73号 平成18年度江別市病院事業会計補正予算(第3号)、以上3件を一括議題といたします。
 病院対策特別委員長の報告を求めます。

病院対策特別委員長(伊藤 豪君)

 ただいま上程されました議案第69号 江別市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてほか2件の議案につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げます。
 これらは、いずれも今期定例会初日において付託されたもので、委員会の開催日は、お手元に配付の付議事件審査結果報告に記載のとおりであります。
 初めに、議案第69号 江別市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第70号 江別市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の制定についての2件に関してでありますが、今回の改正は、厳しい経営状況にある市立病院の立て直しに当たり、医師確保が何よりも急がれることから、医師の待遇改善を図るもので、医師に支給している宿日直手当、管理職手当及び特殊勤務手当について、職務や勤務実態などを考慮し、それぞれ引き上げようとするものであります。
 改正の内容でありますが、宿日直手当は上限額を勤務1回につき3万500円から4万円に改め、また、管理職手当は上限額を月額20万円から25万円に改めるものであり、特殊勤務手当では、医療業務手当のうち業務の困難性や最新医療に対応する調査研究のために支給している診療業務・医学調査研究手当の上限額を月額20万円から30万円に改めるほか、新たに診療報酬の実績に応じ月額6万円を上限に支給する診療収益加算を設けるなどの改正を行うものであります。
 次に、主な質疑の概要を申し上げますと、特殊勤務手当の診療収益加算の配分方法に関する質疑に対し、答弁では、各月の診療収益の0.3%を均等割のほか、診療科ごとの収益と患者数という要素を用いて各医師に配分するもので、報奨的な仕組みにより病院全体として診療収益を上げようとするものであると説明されております。
 また、手当によって条例施行日が異なることについて質疑があり、今回の条例改正は平成19年1月1日の施行を基本としているが、勤務実績等を反映して支給するものについては、現在、医師不足の状況によって変則的な勤務形態を取っていることから、平成19年4月1日から施行するとの答弁がありました。
 次に、討論では、賛成の立場の委員からは、地域医療の中核となる市立病院の立て直しには医師確保が何よりも重要であり、医師の過酷な労働条件を軽減するとともに、勤務実態に見合った待遇改善をすべきであることから賛成すると述べられております。また、同じく賛成の立場の委員からは、今回の手当等の改善は、近隣公立病院との格差是正を主眼に行うもので、現在勤務する医師が意欲を持って長期にわたり勤務できるよう、また、新たな医師を招へいしやすい環境を整えようとするものであり、賛成すると述べられております。さらに、賛成の立場の委員からは、内科医師の集団退職に始まる市立病院の危機的状況に対応するため内科医師の招へいが急がれており、今後も経営を続けるための改革が必要であるが、今次改正が諸問題の解決の端緒となることを期待し賛成すると述べられております。
 以上の討論を経て採決を行った結果、議案第69号及び議案第70号は、全員一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 次に、議案第73号 平成18年度江別市病院事業会計補正予算(第3号)についてでありますが、内科系医師の相次ぐ退職による外来診療体制の縮小に加え、8月には東5病棟を休止し、さらに10月には西5病棟を休止したことに伴い患者数が著しく減少したことなどの影響により、医業収益及び医業費用をそれぞれ減額補正するものであります。
 医業収益では入院患者及び外来患者数の減少により20億8,371万9,000円を減額し、医業費用では医師手当の処遇改善に伴う所要額を盛り込み、職員の退職に伴い給与費を減額するほか、患者数の減少に伴う薬品費、診療材料費及び給食材料費等の減少により、総体で8億5,910万9,000円を減額補正するもので、これら収益的収支差引きに資本的収支消費税等を加えた本年度の純損失額は14億4,206万7,000円、累積欠損金は50億6,842万2,000円になる見込みとのことであります。
 次に、主な質疑の概要を申し上げますと、どのような医師・看護師体制により補正額を積算したのかとの質疑に対しては、内科医師については11月1日から勤務している1名と12月中に採用予定である2名による3名体制で積算したものであり、また、看護体制については現行の7対1看護による配置を前提に算定したものであるとの答弁がありました。
 また、内科医師が3名体制となった後の外来収益の見込みについて質疑があり、答弁では、新たに採用となる内科医師は他診療科の入院患者の内科的診療に対応することなども踏まえ、12月途中から3月までの内科外来患者数を延べ1,150人と予想し、収益では1,148万8,000円を見込んでいると述べられております。
 次に、討論では、賛成の立場の委員からは、市立病院としての機能の低下は市民の生命を脅かす事態となっており、市立病院の存続をきぐするものであるが、今後における市立病院の在り方として、身の丈に合った病院を実現するよう願いを込めて賛成すると述べられております。また、同じく賛成の立場の委員からは、市立病院の再建を求める市民の声が大きくなっており、住民の命を守ることは自治体として最低限の責務であることから、市は市立病院の立て直しを最優先課題として取り組むべきである。再建に取り組む組織体制になっているか、病院全体で点検、見直しを行うべきであると述べられております。
 以上の討論を経て採決を行った結果、議案第73号は全員一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上が当委員会での審査の経過と結果でありますので、よろしくご決定くださいますようお願い申し上げます。
 なお、委員会では今後、市立病院あり方検討委員会の協議内容の報告を受けるとともに、市民の意見を掌握する中で、今後の市立病院の経営状況等を協議していくことを確認したところであります。
 以上であります。

議長(岡村繁美君)

 これより病院対策特別委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
             (「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 以上で病院対策特別委員長報告を終結いたします。
 これより議案第69号 江別市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第70号 江別市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の制定についてに対する一括討論に入ります。
 討論ありませんか。

齊藤佐知子君

 議案第69号 江別市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第70号 江別市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について、討論に参加いたします。
 議案第69号、議案第70号の条例改正は、現在、江別市立病院に勤務する医師の待遇改善を図るとともに、新たな医師の確保につなげる大きな要素の判断から行うものとのことであり、議案第69号では江別市職員の給与に関する条例の一部改正、議案第70号は職員の特殊勤務手当を一部改正することにより、江別市立病院の医師確保の体制を整えようとするものであります。
 一昨年の経営コンサルタントによる経営診断の中にも、過去に数人の医師が当院に定着しないで、退職後、市内に開業しているという事実は、給与制度の不備が100%原因とは言えないにしても、全く無関係ではないとあり、給与の在り方を問題視していましたが、このたびの条例の改正により、近隣他市と比較してもそんしょくのない給与水準にあることが資料等で明らかになりました。このことにより、江別市民が望む市立病院の医師確保のための待遇改善が図られることを期待いたします。
 今後は、医師の確保とともに看護師の確保を図りつつ、一日も早い内科病棟再開に向け、全力で取り組むことをご期待申し上げ、議案第69号及び議案第70号の江別市職員の給与及び特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について、賛成の討論といたします。

議長(岡村繁美君)

 ほかに討論ありませんか。
             (「なし」の声あり)
 これをもって討論を終結いたします。
 引き続き、議案第69号及び議案第70号を一括採決いたします。
 議案第69号及び議案第70号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
             (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。
 次に、議案第73号 平成18年度江別市病院事業会計補正予算(第3号)に対する討論に入ります。
 討論ありませんか。

清水直幸君

 議案第73号 平成18年度江別市病院事業会計補正予算(第3号)について、賛成の立場で討論に参加いたします。
 今回の補正予算に至っては、市立病院の今後の存続をさらにきぐするところになりました。現状の市立病院は、病院としての機能、そして価値が低下しており、江別市民全体の健康と生命を脅かす事態と言っても過言ではありません。行政は、市民の生命と財産を守り、安心して生活が送れること、住んでいて良かった江別を目標に掲げ、行政執行を行う責務があります。
 病院設置者の市長、補佐役の助役及び現場担当責任者の病院事務長の責任は、大変に重いものであります。原因をしんしに究明し、現在に至る経緯を市民に対して明確に説明することこそが、本来的意味での責任の取り方の第一歩ではないでしょうか。原因の究明なしに失敗の反省なし、失敗の反省なしに問題の解決はなし、問題の解決なしに病院の再建はなし、市立病院の今後の在り方について、小川市長の口癖である身の丈に合った病院になるよう、一日も早く実現できるよう願いを込めて、賛成といたします。

議長(岡村繁美君)

 ほかに討論ありませんか。

高橋典子君

 議案第73号 平成18年度江別市病院事業会計補正予算(第3号)について、賛成の立場から討論いたします。
 本議案は、固定内科医師の不足による内科病棟の閉鎖や他の診療科への影響など困難な状況の下で、入院患者数、外来患者数ともに当初の計画を大きく割り込んでいることから、業務予定量等を変更することによるものが主な内容となっており、必要な補正であると判断します。
 また、医業費用のうち給与費は、人数の減少等により総額では減となっていますが、医師の処遇改善にかかわる予算も含まれております。処遇改善については、医師の方々の勤務実態に対応するものとして理解し賛成するところですが、それだけでこのたびの一連の問題が解決するものではないと考えるところです。何より深刻なのは、約2億2,000万円余りの不良債務が発生するということであり、一日も早い病院運営の安定化が必要です。
 この間の市立病院を巡る事態は、地域の中核病院としての機能に大きな影響が生じ、市民や近隣住民にも不安を与えています。
 市立病院あり方検討委員会が設置されたところですが、地域医療における役割と担うべき機能について方向を見定め、市立病院の再建を切望する住民の声にこたえられるよう強く願うものです。
 一方、この間、看護師の退職が続いていることも軽視できない問題と言えます。病院が健全に運営されるためには、医師はもちろん、あらゆる職種の方たちが専門職としての自覚と誇りを持ち、患者を第一に考え、患者・市民のために仕事に専念できるよう、職場環境が整えられることが必要です。
 市としても、市立病院を守るために必要な財政支援を行うことが必要であると考えると同時に、市民・住民に適切に説明し、理解を得ること、信頼関係の構築に全力を尽くすことなど、多くの課題があると考えます。
 このたびの問題への対応に当たっては、市民の医療を守る立場で、関係者それぞれが最善を尽くされるよう期待し、本議案に対する賛成の討論といたします。

議長(岡村繁美君)

 ほかに討論ありませんか。
             (「なし」の声あり)
 これをもって討論を終結いたします。
 引き続き、議案第73号を採決いたします。
 議案第73号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
             (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。

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