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平成18年第4回江別市議会会議録(第3号)平成18年12月14日 6ページ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月30日更新

 6 議事次第の続き

一般質問の続き

 坂下博幸君

 大変ご答弁ありがとうございました。
 まず、1点目の江別の顔づくり事業についてですが、ご答弁では、行政評価それと事務事業評価の結果に基づき個別の事業の厳正な見直し、再配分というお話でございました。平成20年度以降、中期財政計画の中では約10億円の赤字見通しが示されております。市長は以前から様々な議会、議論の場所でお話をしていたのは、市長の基本ともいうお考えだったと思いますが、新規事業に当たってはスクラップ・アンド・ビルドを基本にしていかれると、これは前々から市長のご発言でありました。ですから、今のご答弁では個別の見直し、全体の縮小化を図っていくことというようなことは当然理解できるものですが、それ自体が市長のおっしゃるそのスクラップに当たるのかということが、私の中ではなかなか整理が付かないということもございます。
 これから掛かる財政支出においても、先ほどのご答弁で、江別駅周辺のSPC事業に関しても、民間事業ではありますが公共的な立場を有するということで、ふさわしい行政支援というふうに表現をされておりましたが、その表現の中身は財政支援がマイナスなのかプラスなのか。私はまだその辺のことをプラスというふうには思っているんですけれども、今後、そういったことを考えていけば、この市長の政治的信念というか、主張というか、そのスクラップの部分を具体的にやはり示していかなければ、このまちづくりの2事業の財政的な裏付けが乏しいのではないかなというふうに私自身考えますし、市長のこのスクラップ・アンド・ビルドの政治的信条を再度やはり示していただかなきゃいけないなというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。
 それから、指定管理者制度等に関して特に、これはもう教育長というよりは市長にお伺いをしたいのですが、学校給食センターについてです。
 以前、この学校給食センターについて、私は様々な議論をさせていただきましたが、ご答弁では、その考え方、趣旨は変わらないというようなことで受け取りました。
 私は、以前、当別町の給食センターの民間委託の現状を調査をさせていただいたことがございますが、その給食センターの公から民へのその運用には何の問題もないと、その調査の折、お伺いをいたしました。町の職員配置においても、大変少数の人員で今までと違った給食センターの運用ができるということも説明を受けてまいりました。ですから、そういった意味では、この給食センターの民間委託に関すれば、その効果は上がるとの町の担当者のご説明でもありました。
 その意味では、当然効果が上がるというふうに考えていくべきだと私は思うんですけれども、効果がないということであればその根拠を示していただいて、再度、この学校給食センターに関することだけで結構でございますので、ご答弁を市長から是非いただければなというふうに思います。
 それと、24時間保育ということでの2回目の質問ですけれども、先ほど市長は、江別駅周辺地区再開発事業に関しては、これはもうしっかりやっていくというご答弁をいただきましたので、その上で、このSPC事業等に関して言えば、コールセンターが入るというふうに承っておりまして、当然このコールセンターは24時間稼働ということもお伺いをしております。そういったことで言えば、コールセンターは特に女性が採用されることが多いというふうに私は受け止めておりますので、当然そういった整備がなければ、子育て中の女性の方は採用されないということになりかねない。
 そういった意味では、当市が進めているRTNにおいても24時間稼働の事業者が入っておりまして、その採用とか、また介護事業における女性の就労ということで以前お話もさせていただきましたけれども、当然こういった介護事業におきましては夜勤ですとかそういったこともあります。ですから、そういったことを整備しなければ、実際にお子さんをお持ちの女性の就労支援が狭められているということも当然考えられるわけです。江別市においても男女同権、就労においても男女平等の立場であるというふうに認識をしておりますので、女性が働きやすい環境づくりがやはり必要だというふうに考えます。
 そのためにも市として、こうした女性のニーズを把握し、24時間保育の必要性があるというふうに私は認識をしておりますが、再度、市長のご答弁を求めます。
 病院問題でこれは要望にしておきます。あくまでも要望ということでお聞きをしていただきたいんですが、市長は、ご自分が経営者であり最高責任者として責任を持って対応をしていくというふうに、先ほどご答弁をいただきました。私もそのとおりだというふうに思っております。ですから、3月末の市立病院あり方検討委員会の答申を待ってということになりますと、市長の責任の上でこの病院問題を決定していくということには本来なり得ないのではないかと。市立病院あり方検討委員会の答申を受けて市長がどういうふうに判断をしていくのかということも、やはり経営責任として私はあるのではないかなというふうに思っております。
 これは市長に問い掛けているお話でございますので、あくまでもこれは答弁は求めませんけれども、そういったことをお含みいただいて今後の対応としてお考えをいただければなと。これを強く要望し、2回目の質問を終わります。

市長(小川公人君)

 先ほどもご答弁を申し上げておりますが、今後の課題として財源をどうねん出するかという観点でありますけれども、るる申し上げた課題を踏まえながら5次総計を着実に推進していく必要があります。そういうことで、特に定員管理計画、それから行政改革推進計画に基づく職員数の削減、また環境クリーンセンター、あるいはみどり保育園など効率的運営が期待できる事業への民間活力の導入等々、行政評価システムによる事務事業評価や施策、事業全体を通じた厳正なコストの見直し、資源の再配分などを積極的に推進する中で、税源のいわゆる自主財源の確保を含め、所要の財源確保を図ってまいりたいと、こう考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 このほかについては、助役からお答えいたします。

助役(中川正志君)

 お答えが前後するかもしれませんけれども、最初に、コールセンターと女性の社会進出に伴う24時間保育、そういった施設の必要性ということでのご質問でございましたが、議員のお話にありますとおり、今の社会経済状況を踏まえますと、こういった変化に伴って、多くの産業分野に女性の進出、いわゆる参画と言いますか、これが増えております。また、そういった産業分野におきましても操業等の時間が拡大し、従前は医療職でありますとか一部の業種に限られておりましたけれども、夜間勤務が例えば介護福祉事業でありますとか、それからサービス業にまで及びまして、このことにより女性の夜間就労というのはもう増加していると。これはもう今の社会の流れであります。
 そういったことから、少子化対策としての位置付けもございますし、子供を生み育てやすい環境をどうつくるか、また女性の働きやすい職場を確保し、その受皿づくりを整備しなきゃならないということから考えますと、こうした24時間保育と言いますか、夜間保育もできる施設というようなものは必要欠くべからざるものかなと、こう思っております。しかし、これをすべて行政が賄うのは大変なことでございまして、保護者のニーズでありますとか、事業者等の関係機関との情報交換、こういったものが大変必要であろうと思いますので、そうしたご意見を伺う中で、民間の力を借りながら検討していくべき問題であろうと、こう思っております。決して行政もそのことをないがしろにするつもりはございません。ただし、直接ということになるとなかなか難しい面があるものですから、ご承知のとおり、企業内保育というのもやっておりますので、そういったことも踏まえて十分検討させていただきたいと、こう思います。
 それから、給食センターについて市長の決意ということでございます。先ほど教育長から答弁いたしましたけれども、一つには、児童生徒数の推移は一定の数が減り続けます。そうしますと、今の二つの給食センターで調理する能力が一つの給食センターで十分間に合う時代が来るであろうと思います。それともう一つは、教育長もお答えいたしましたけれども、正職員の退職補充をしておりません。すべて非常勤職員でその補充をしております。そういったことから、施設の老朽化、さらには正職員の数、こういった者の配転も含めて、この給食センターについては、二つ同時というのはありませんけれども、一つについてはどこかの年次でこういったものを視野に入れながら位置付けをしなければならないものと、こう考えておりますので、そのようにご理解いただきたいと思います。
 以上であります。

議長(岡村繁美君)

 以上をもって、坂下議員の一般質問を終結いたします。
 一般質問の途中でありますが、昼食のため暫時休憩いたします。
午後 0時19分 休憩
午後 1時30分 再開

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