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平成18年第3回江別市議会会議録(第5号)平成18年9月26日 7ページ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月30日更新

6 議事次第に続き

議案第59号、議案第60号及び議案第62号

議長(岡村繁美君)

 日程第20ないし第22 議案第59号 平成18年度江別市一般会計補正予算(第2号)、議案第60号 平成18年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)及び議案第62号 平成18年度江別市病院事業会計補正予算(第2号)、以上3件を一括議題といたします。
 これより議案第59号 平成18年度江別市一般会計補正予算(第2号)に対する討論に入ります。
 討論ありませんか。

宮澤義明君

 議案第59号 平成18年度江別市一般会計補正予算(第2号)について討論に参加します。
 今次補正予算には、36億2,000万円を超す累積債務を持つ市立病院の夜間急病診療所の錦町別館への運営費が計上されています。そもそも錦町別館への移転は、市立病院の内科医師への二次医療にかかわる負担を軽減することを主眼に計画されました。
 しかし、本来の趣旨に反して、第3回定例会の閉会と相前後する形で、内科勤務の医師が全員退職となるなど、全国の自治体の中でも経験したことのない大変厳しい状況に市立病院は追い込まれています。4年間にも及ぶ多くの時間と検討を加えながら、夜間急病診療所の運営形態は結果的に見直しされず現状維持となりました。
 その後、勤務医の集団辞職が現実のものとなり、事の深刻さに改めて慌てふためき、急ぎ院内から錦町別館に移転決定がなされました。危機管理の意識が院内にも、また市長部局にもなく、これほどあからさまに市立病院の実態が全道、全国に報道される事態に至らずに解決が図られたのではないかと残念に思います。改めて、患者の皆様、市民並びに高齢者の皆様にご迷惑をお掛けしたことを心から謝罪するものであります。
 これらの一連の事件は、行政の不作為の事例と申し上げても過言ではないと言えます。民間企業であれば、国民から、また株主から現場トップの責任が問われるのは当然のことであり、最後には企業トップの社会的責任が問われます。民間、自治体どちらにあっても人事考課制度、事務事業評価は当然のことであり、部下の行った結果の責任は当然として上司にあり、トップ自らの責任が問われます。逆に、厳正、公正な評価は職員の規律と士気を高めることにつながり、結果には大きな開きが生ずることは間違いありません。
 本日、定例会最終日、市長から一連の混乱の責任をお取りになられる条例の提案があります。私たち議員も重く受け止めるところでございます。改めて、市立病院に通われていた患者の皆様、市民の皆様に大変なご不便とご心労をいただいたことに深くおわびを申し上げます。今後は、市立病院の各科が順次適正な規模、適正な診療に戻ることができるように市民全体のご協力を得る中で共々に努力したいものであります。
 市立病院の再生、診療科の再整備には大学医学部、医師、スタッフの協力なしには達成できません。各大学医学部、道の保健福祉部、市立病院の関係者、大きくは市立病院をご支援いただいているすべての関係者の皆様に誠意を持って協力要請を市長自らが当たり、取り組まれるならば、多難な道のりであっても必ず道は開けるものと信ずるものであります。
 市立病院の再生の足掛かりと道筋が見え、自ら関与した医師不在の状況をいくぶんかでも改善して12年間の最終年を迎えることができるのではないかと考えます。いばらの道を選択された市長にあえて叱咤激励の言葉をもってエールとし、当初の目的を達せられんことを願いつつ、議案第59号 平成18年度江別市一般会計補正予算(第2号)に賛成し、討論といたします。

議長(岡村繁美君)

 ほかに討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 これをもって討論を終結いたします。
 引き続き、議案第59号を採決いたします。
 議案第59号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。
 次に、議案第60号 平成18年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)に対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、議案第60号を採決いたします。
 議案第60号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。
 次に、議案第62号 平成18年度江別市病院事業会計補正予算(第2号)に対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、議案第62号を採決いたします。
 議案第62号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。
 議事の途中でありますが、あらかじめ時間の延長をいたします。

議案第63号

議長(岡村繁美君)

 日程第23 議案第63号 江別市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。

市長(小川公人君)

 ただいま上程になりました議案第63号 江別市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定につきまして、提案理由をご説明申し上げます。
 本年4月以降、江別市立病院の病院長不在が長く続くとともに、内科医師が相次いで退職するなど病院経営に混乱を招き、医療行政に寄せる市民の期待と信頼を大きく揺るがす結果となったことについて、改めて議会並びに市民の皆さん、そして患者の皆さんに深くおわび申し上げます。
 現在、医師の確保に向けてあらゆる手段を講じ、最大限の努力を傾注しておりますが、市民の皆さんをはじめ患者の皆さんに医療を提供するに当たって不安と動揺を与えたことについて、設置者としての責任を明らかにするため、私自らの給料を減額することにいたしました。
 減額の内容は、行政執行の責任者である私は、議会をはじめ市民の皆さんにご心配とご心労を煩わせ、患者の皆さんにも転院という負担を強いた責任から、平成18年10月から平成19年3月までの6か月間、給料月額を条例本則に規定する額の5割に減額することにいたしました。
 また、助役につきましては、私を補佐する役割を担っており、一定の責任は免れないものと考えておりますことから、同様の期間給料の3割を減額するものであります。
 以上、議案第63号について、その提案理由をご説明申し上げました。各議員におかれましては、私の決意に対しまして特段のご理解をお願い申し上げるとともに、よろしくご審議の上、ご決定賜りますようにお願いを申し上げます。

議長(岡村繁美君)

 これより本件に対する質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。
 本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、そのように決しました。
 これより議案第63号 江別市特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、議案第63号を採決いたします。
 議案第63号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。

意見書案第8号

議長(岡村繁美君)

 日程第24 意見書案第8号 義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。

堀内 城君

 ただいま上程になりました意見書案第8号 義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書につきましては、地方自治法第99条に基づき江別市議会会議規則第13条の規定により提出したものでございます。
 提出者は、高間議員、立石議員、丸岡議員、宮澤議員、森好議員、そして私、堀内でございます。
 以下、案文の朗読をもって提案理由の説明とさせていただきます。
 義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書
 教育の機会均等と義務教育無償の原則は、憲法第26条で定められており、義務教育を保障することは、国の重要な責任でもあります。また、義務教育費国庫負担制度は、全国どの地域においても、すべての子供たちに無償で一定水準の教育機会を保障するために設けられているものです。
 しかし、国においては三位一体改革の議論の中で、昨年、義務教育費国庫負担制度の見直しが行われ、平成18年度の国庫負担割合は2分の1から3分の1に縮減されました。
 義務教育費国庫負担制度が廃止されると、深刻な財政難に陥っている中で、地方財政における義務教育費の確保が困難になり、教育水準の地域間格差が生じるおそれも出てきます。とりわけ北海道は広大な地域に小規模校が点在し、離島など多くのへき地校を有しており、市町村間での格差が拡大することがきぐされます。
 よって、政府におかれましては、子供たちに教育の機会均等と教育水準を保障するために必要不可欠な義務教育費国庫負担制度を堅持するよう強く要望いたします。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
 平成18年9月26日、北海道江別市議会。
 提出先は、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、文部科学大臣あてであります。
 よろしくご決定くださいますようお願い申し上げます。

議長(岡村繁美君)

 これより本件に対する質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。
 本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、そのように決しました。
 これより意見書案第8号 義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書に対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、意見書案第8号を採決いたします。
 意見書案第8号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。

意見書案第9号

議長(岡村繁美君)

 日程第25 意見書案第9号 季節労働者の雇用と生活の安定を求める意見書を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。

森好 勇君

 ただいま上程になりました意見書案第9号 季節労働者の雇用と生活の安定を求める意見書につきましては、地方自治法第99条に基づき江別市議会会議規則第13条の規定により提出したものでございます。
 提出者は、高間議員、立石議員、堀内議員、丸岡議員、宮澤議員、そして私、森好でございます。
 以下、案文の朗読をもって提案理由の説明とさせていただきます。
 季節労働者の雇用と生活の安定を求める意見書
 北海道では、積雪・寒冷という気象条件によって、冬期間に失業を余儀なくされる季節労働者が多数存在しますが、長引く不況の影響により、景気の回復が遅れ、さらには自治体財政のひっ迫によって、公共事業の減少が続くなど、雇用情勢も深刻さを増しています。
 現在、労働政策審議会において雇用保険制度における特例一時金の見直し等について議論されておりますが、仮に廃止あるいは給付額の減額がなされた場合、雇用保険の適用から除外されたり、季節労働者の生活不安や建設業者の経営など、地域経済にも深刻な影響を及ぼすことにもなりかねません。
 また、国においては新たに季節労働者に対する通年雇用の促進事業を予定しておりますが、北海道の冬期失業の実情等を踏まえたとき、より積極的な支援が必要であると考えます。
 よって、政府におかれましては、雇用保険の特例一時金の存続・維持と季節労働者対策の強化を図るよう強く要望いたします。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。
 平成18年9月26日、北海道江別市議会。
 提出先は、内閣総理大臣、財務大臣、厚生労働大臣あてであります。
 よろしくご決定くださいますようお願い申し上げます。

議長(岡村繁美君)

 これより本件に対する質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。
 本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、そのように決しました。
 これより意見書案第9号 季節労働者の雇用と生活の安定を求める意見書に対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 引き続き、意見書案第9号を採決いたします。
 意見書案第9号は、原案のとおり決することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、原案のとおり決しました。

決議案第2号

議長(岡村繁美君)

 日程第26 決議案第2号 小川市長に対する問責決議を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。

伊藤 豪君

 ただいま上程になりました決議案第2号 小川市長に対する問責決議につきましては、江別市議会会議規則第13条の規定に基づき提出するものであります。
 提出者は、川村議員、島田議員、清水議員、立石議員、塚本議員、そして私、伊藤でございます。
 以下、決議案文の朗読をもって提案理由とさせていただきます。
 小川市長に対する問責決議
 江別市立病院における大量の医師辞任に関連して、小川市長を次の理由で問責するものであり、今後は早急に常勤医師を確保することで、病院経営を一日も早く旧に復し、経営健全化計画を軌道に乗せるよう強く要望する。

  1. 自らの取った言動について、説明責任を果たしていない。
  2. 患者と市民に多大な迷惑を掛けた。
  3. 市立病院の経営に、多大な赤字の要因を作った。


 以上、決議する。
 平成18年9月26日、北海道江別市議会。
 よろしくご決定くださいますようお願い申し上げます。

議長(岡村繁美君)

 これより本件に対する質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。
 本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、そのように決しました。
 これより決議案第2号 小川市長に対する問責決議に対する討論に入ります。
 討論ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 討論なしと認めます。
 これより決議案第2号を起立により採決いたします。
 決議案第2号は、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
 (賛成者起立)
 起立少数であります。
 よって、決議案第2号は否決されました。

各委員会所管事務調査について

議長(岡村繁美君)

 日程第27 各委員会所管事務調査についてを議題といたします。
 お諮りいたします。
 閉会中における各委員会の所管事務調査について、議会運営委員長より次期議会の会期等運営についてを、総務文教常任委員長より行財政運営について、教育行政について、以上2件を、厚生常任委員長より保健・福祉行政について、病院事業について、以上2件を、環境経済常任委員長より生活環境行政について、農業行政について、商工観光行政について、消防行政について、以上4件を、建設常任委員長より建設行政について、上・下水道事業について、以上2件を、それぞれ閉会中調査したいので承認されたい旨の申し出がありました。これを承認することにご異議ありませんか。
 (「異議なし」の声あり)
 ご異議なしと認めます。
 よって、そのように決しました。

閉会宣告

議長(岡村繁美君)

 今期定例会に付議されました事件はすべて議了いたしました。
 平成18年第3回江別市議会定例会はこれをもって閉会いたします。
午後 3時55分 閉会

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