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平成18年第1回江別市議会会議録(第4号)平成18年3月13日 4ページ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月30日更新

 6 議事次第の続き

一般質問の続き

宮澤 義明 君

 2回目の質問として、何点かの要望と再質という形でお聞かせをいただきたいと思っております。
 まず、インターネット電子入札についてでありますが、一般質問の初日に入札についての質問がありました。その中で、一般会計の中の入札で予定価格に近い高価格の落札が相当数あるとの話も出ておりました。また、反面、水道部での入札、これについては入札予定価格を相当下回った入札もあったとの話が出ておりました。市民側から見ると、一方は高値安定、他方は大幅に予定価格より下回った結果が出たわけです。競争の結果出た結論ですから、当然尊重するのは当たり前としても、市民から見ても何でそんなに開きがあるのか不思議でならない、そんな感想も私の方に寄せられております。納得のいく入札方法を採用すべきとのお話も、またいただいております。
 その点からしますと、新たな簡易公募型指名競争入札や郵便による入札は確かに一歩も、二歩も前進であると、そういうふうに思っております。でも、今後の将来的な方向からいくと、やはりこれも過渡的な入札方法の一つではないかなと、私はそんなふうに見ております。費用の関係もあり、今は実施できないと答弁されたわけですけれども、最終的にはインターネットによる電子入札に統合されていくのではないかなと、そんなふうに理解するところであります。
 お隣の岩見沢市では、この春から電子入札に加えてインターネットによる入札も試行するとのことであります。過去に苦い経験もあり、我が市より一歩も二歩も市民理解を得るために努力されているように思います。他市のこと、道内でただ一つの実施している市ですからと一しゅうはされず、より具体的な検討にやはり入るべきではないかなと考えておりますので、再度答弁を求めたいと思います。
 それから、二つ目については、市場化テストについてであります。
 平成19年度中の導入の可能性を整理するとの答弁をいただきました。明年4月には市長選もございます。導入の可否については、小川市長が判断される立場でおられるのか、はたまたほかの方が市長になられて判断されるのか、今の段階では分かりませんが、いずれかは進めなければならない。また、それが時代の要請として理解もしております。そうであれば、平成19年度とは言わず平成18年度中に検討を進めるべきで、導入の判断の可否は選挙後の当選された市長が判断されれば良いことで、やはりそのような形で進めるべきではないかなと私は思っているわけですけれども、再度答弁をお願いしたいと思います。
 それから、職員の関係、組織につきまして、私の持論なんですけれども、行政組織についても人間の体に例えれば、頭脳と神経系統については行政が担い、手足など実際に運動する部分は民間の活力でお願いする方が無駄がない機能的な組織になるのではないかなと、そんなふうに見ております。そのためには、実社会で今現在進んでおりますコンピュータの高度化ですとかネットワークの拡大同様、江別のシンクタンクの機能を担う職員の方々については江別の未来が懸かっており、能力の向上を目指した機能の積極的な取り組みを進めていかなければならないと思っております。その意味で、職員の研究機関への派遣、民間事業所への派遣については機会を増やして積極的に進めるべきではないかと考えております。是非、その方向で職員の能力向上を図る取り組みを進めていただければと思います。これについては要望といたします。
 それから、プロジェクトの推進体制についてでありますけれども、都市計画決定に向けて担当職員の方々には本当に日夜、大変ご努力をいただいて頑張っておられると、心から感謝と敬意を表したいと思います。私たちも、しっかりまた、この事業については応援をしていきたいと、そのように考えております。
 ただ、計画のとき、先ほど市長からも答弁いただいたわけですけれども、事業を進めれば、中心街やまた8丁目、駅前はこんなまちになるんだという部分については、なかなか言葉ではこういうまち、にぎやかなまちとかという説明はたくさんあるわけですけれども、なかなかやっぱり見えてこないんですね。これは、用地を確定しなければどんな企業誘致をするのかとか、実際の各施設についてはこんなふうになるんだと言うのはなかなか難しいかもしれません。当然、プロの方であれば中途半端なことも言えないわけですから、そのような答弁になるのかもしれませんけれども、しかし市民の多くの方々は、プロではなくて、やはりこんなまちになるんだ、そんな期待を持って見ているわけです。
 市民の方の意に反して多大な費用を投資して、そしてなおかつ、にぎわいもなく人も企業も寄り付かない、そんなまちになったらどうなるのかと、そんな部分の心配も多くの方から聞いておりますし、また反対の意見を述べられている方々もおられるのではないかなと思っております。それらの点について、是非市民に向かって市長から再度、またご説明をいただければと思います。
 それから、職員の地域協力、これについては要望でありますけれども、先ほど少々厳しい述べ方をしましたが、最近市役所でも、また一般社会でもそうなんですけれども、後輩や同輩にその場その場で先輩として取るべき行動、話し、言葉、これを明確に伝える機会が何か減少しているように思います。以前はこの役所という職場においても後輩の方々に地元地域の協力ですとか、地元にやっぱり税金を落とすために江別に住めなどと当たり前のように、かつて話をされていた、そんなことも先輩諸氏から聞いております。
 最近はこのような会話を久しく聞いたことがないように思います。私は、日本国憲法は、先ほど言いましたようにどこで働くか、どこに住むかも自由であります。私は天につばするようなことを、そんな大それたことを言おうとは決して思っておりませんけれども、優秀な職員の皆さんには、是非、いろんな事情があるにしても、江別という言わば特別目的会社に就職を選択されたのであれば自から取るべき道もあるのかなと、そんなふうに考えて質問をさせていただきました。是非、それぞれの職場でお話ができるような環境をおつくりいただいて、是非市民のためにサービスを向上させていただければと思っております。また、市民は職員の能力の高さと江別市の考えている未来が希望に満ちたまちに、少しでも近づいていける、そういう形で職員の方々にお力をお借りできればと思っておりますので、是非そういう職場での会話や、より以上、また地域に対する貢献についての話合いの機会を設けていただければ大変有り難いなと思っております。これは要望でございます。
 それから、JR線南側の整備促進について、これも要望ですが、ご答弁にもありましたように、効率的な市街地整備やまちの一体化が、やはり本当に必要だと思っております。ここの区域には既に本当に環境整備も相当進んでおります。ただ、この4月からまちづくり三法など、新たな法整備が進む中で、市街化調整区域でもあり農用地でもありますこの地域は、ますます困難な状況となることは間違いありません。是非、私の生まれ育った地域であり、また私の遊んだ地域でもありますし、やはり先輩のおじいちゃんとかおばあちゃんに、このまちがこんなふうに変わったよと、そんなことも是非見せてあげたい、そんな意味で是非とも行政のお力をお借りしたいと思っております。これは、要望でございます。
 最後に、環境行政について質問させていただきたいと思います。
 ご答弁いただきました地球温暖化防止について、多くの市民が努力しなければいけない、そこまでは市民も私たちも分かっている、理解をしているつもりなんですけれども、しかし言葉だけでは環境の改善はなかなか進んでいきません。私たちが予測している以上に地球環境の悪化が進んでいると、私はとらえています。
 少しでも良好な環境を子供たちに残してあげるためにも、もっと具体的な取り組みが必要であり、その輪を広げていくことが必要と考えております。再度ご答弁を願いたいと思います。
 また、市民の森造成についてですが、心の豊かさや緑の役割、樹木の大切さは十分に理解いただいていますが、用地を指定し、市民に植栽の場を開放することは管理上解決しなければならない問題もあり、研究しなければならないと答弁をいただきました。しかし、過去に最終処分地として利用された場所は雑草などが好き勝手放題に茂っており、水の管理は当然されておりますけれども、ほとんど管理されていないのが現状ではないかなと、そんなふうに思っております。その場所が市民の植栽場所に指定されたとしても、提供されたとしても、特に大きな問題は発生しないのかなと考えております。
 今の現状のままでは、より期待されるほどの植栽はなかなか進まないのが現状ではないかなと思っております。原始林で一昨年台風により多くの木が倒れるなど多大な被害を受けましたが、その後ボランティアとか財政的な事情もあり、原始林の再生に広くボランティアを募集して森林の再生を進めているとお聞きしております。江別でも、同様な手法をお取りいただき、市民の手で木を植え、管理することができないのかどうか、再度ご検討をいただくとともに、ご答弁をお願いしたいと思います。
 次に、自然エネルギー及び地域エネルギーについて、これは要望とさせていただきます。
 省エネの推進、地域の新エネルギーの導入促進は地球環境を守る上でも大切と本当に考えております。国や経済産業省の新エネルギーの開発や大学・研究機関との連携を図って技術開発が必要な場合、江別市が財政的な支援は無理であっても、行政的な手続など最大限の支援を行う体制を是非ご準備いただければなと考えます。そして、その技術の育成によっては江別発の新たな産業に発展する可能性もあります。そして、新たな雇用を創出する、そういう新しい産業になるかもしれません。担当部署においては是非、それから市においても今後のご努力をお願いするところでございます。
 以上、何点かの要望と質問を申し上げました。これで2回目の質問を終わりたいと思います。

市長(小川 公人 君)

 私の方から、顔づくり事業に関して、再度お答え申し上げたいと思いますが、ご指摘の顔づくり事業、特に具体的には市民の暮らし会館を例に挙げてどういうイメージで、どうなのかというご指摘ですけれども、今時点で、より鮮明に描ければよりいいのかもしれません。先ほどちょっと答弁したことの繰り返しになるかもしれませんが、今時点では、いずれにしても市民の憩いの場と、憩いの空間ということをとらえて集客性の観点で公的機能、あるいは民的機能を組み合わせて市民が集いやすいと、こういうことで申し上げた、その域を出ない。ただ市民の皆さんも協議会というのがあって、できるだけ協働のまちということですから、そういった市民の皆さん方からいろんな、下からというか、地域からいろんな提言をいただいて、そういうことを吸収して、今の市民の暮らし会館を中心とする駅前の在り方ということを、より市民の皆さん方に見える形に詰めていきたいということで、今の時点ではご理解をいただきたいというふうに思います。

助役(中川 正志 君)

 電子入札に関する質問がございました。
 先ほどもご答弁申し上げまして、森好議員にもお答えしましたが、この入札の基本となるのは、いわゆる高値ということでお話がありましたけれども、競争性をいかに発揮させるかということが一番の問題なんだろうと思います。そこで、決して電子入札を私も否定しているわけではございません。これは将来的に必ずこの方向になるんだろうと。ただし先ほどお答え申し上げましたように、北海道が電子自治体プラットホーム、いわゆるハープ構想を取る中でこの電子調達システムというものを、今検討、組み込みできないかということでやっておりますので、そういったことも十分踏まえてこの道のシステムの活用も視野に入れて検討してまいりたいと、こう考えておりますので、そういうご理解をいただきたいと思います。
 札幌市、道、こういったところの詳細な実施状況も我々は勉強しなければならないだろうと思っていますので、将来的に、例えばこれが10年も20年も掛かるというものではなくて、近い時期にはこの電子入札が必ず出てくると思いますが、私どもはなるべく早い時期にこれを検討して取り組めるようにしたいということの意識を持っておりますので、そのようにご理解いただきたいと思います。

企画政策部長(藤田 政典 君)

 私の方から、市場化テストについてご答弁申し上げたいと思います。
 江別市の場合の行政改革の基本はいわゆるニュー・パブリック・マネジメント、この理念で進めております。つまり民間的経営手法の導入であり、あるいは成果、こういったものを意識する、そういった流れであります。
 したがって、こういった理念を考えれば今回の市場化テストについては、その流れを同一としておりますので強い関心を持っております。ただ具体的に、それをいつ導入するか、あるいはまたその可否の判断ということでございますけれども、現実の問題といたしまして、現在国の方で審議中であり、さらにはまた国の方でどういった基本方針を出すのか、あるいはまた実施の要綱をどうするか、こういった部分でまだ未整備な部分がございます。
 したがって、そういった内容を平成18年度中に把握し、さらには整理し、そこで平成19年度におきまして、それでは具体的にそういった内容を踏まえた中で江別市において対象とする項目があるのか、あるとすればどのぐらいのボリュームがあるのか、現実に導入した場合、どういった形で民間に対して情報提供するか、さらにはまた、その民間にお願いした場合、具体的にその効率性が確保されるかどうか、そういった判断をしなければなりません。こういった意味で、いまだ若干の時間が必要と考えておりますので、平成19年度でその辺の判断をさせていただきたい。そのようなスケジュールで考えております。
 以上であります。

生活環境部長(星 忠雄 君)

 私から、地球温暖化問題並びに市民の森についてご答弁申し上げます。
 地球温暖化問題につきましては、既にご案内のとおり、昨年の2月16日に21世紀最大の環境問題である、そう言われて先進国の温室効果ガスの削減目標を定めた京都議定書が発効されて、ちょうど1年がたったわけであります。この間、国は目標を掲げて国民にいろんな活動を提唱してまいりました。その一環として江別市も先ほどの答弁でも申し上げましたけれども、市民一人ひとりが環境保全の認識を持って取り組んでいくことが最も大切なことであろうと、このように考えております。
 そのために、現在広報に掲載しておりますけれども、あおぞら環境学習シリーズの内容の充実やパンフレットなどによる普及啓発に努めるとともに、江別消費者協会、江別友の会などの団体ほか、個人も加わって組織しておりますえべつ地球温暖化対策地域協議会、こういうところと連携して自治会などでの出前講座の開催の検討や、先ほども触れましたが、環境家計簿ジュニアを用いて、これについても学校だけでなく家庭でも、それから子供たちと一緒に使える、そんなような内容を今作っているところでありますけれども、こうした活動を積み重ねて一歩一歩取り組みの輪を広めてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。
 次に、市民の森でありますけれども、市の遊休未利用地を活用してとのことでありますが、市民並びに事業者の方々が自発的に遊休未利用地の緑化を進めることは意義のあることであると、そのように考えております。先ほど、助役が答弁申し上げましたように、管理面では植栽後の生育について下草刈りや病害虫の防除など、また市民や団体が自ら植樹したものを対応するシステムづくりが必要だろうというふうに考えております。
 今後、議員の提案も含めまして、その可能性について研究してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 以上であります。

宮澤 義明 君

 ご答弁をいただきました。
 それぞれについて、これから課題の部分で検討いただきながら、是非機会とまた行政の協力の中で一つひとつ進めていただきたいと思っております。
 最後に、環境問題についてですけれども、この3月に入ってNHKでやっていた環境問題というやつを見ましたら、北極地方の氷が2070年にはすべて消滅するだろうと。また地球の肺と言われるブラジルのアマゾン川流域は、日本の10倍から11倍あるわけですけれども、これが大体2100年にすべて砂漠化するだろうと。私たちの国のすぐお隣の中国についても、北京近郊まで砂漠化しているのではないかと。そういう私たちが意識している以上に、この環境問題というのは相当進んでいるのかなと。当然私たちはその時代にはもういないから関係ないとは言わずに、やはり是非この環境問題については、今部長から再度の答弁をいただきましたけれども、本当に大切な地域を守る、私たちの担ってきたこの時代を、また私たちの子供たち孫たちにきちっとした伝え方をしていく、この歴史を残していく、そんな意味でも是非とも今、ご説明をされた要点、またさらにたくさんいろんなことをしなきゃいけないと思いますけれども、是非とも進めていただいて、私たちの地域を市として自ら守る、そんな努力も含めながらお願いをしたいと思っております。これは要望です。
 以上、終わります。

議長(岡村 繁美 君)

 以上をもって、宮澤議員の一般質問を終結いたします。

散会宣告

議長(岡村 繁美 君)

 本日の議事日程は全部終了いたしました。
 これをもって散会いたします。

 午前11時34分 散会

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