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平成18年第1回江別市議会会議録(第3号)平成18年3月10日 11ページ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月30日更新

6 議事次第の続き

一般質問の続き

副議長(小玉 豊治 君)

 高橋議員の一般質問に対する答弁を求めます。

市長(小川 公人 君)

 高橋議員の一般質問にご答弁を申し上げます。
 私からは、顔づくり事業についてお答えをいたします。
 顔づくり事業に係ります都市計画案の市民への対応でありますが、この都市計画案は2週間縦覧に供し、この間に市民や利害関係者が意見を提出できるものであります。
 提出されました意見に対しましては、すべて関係部局と協議の上、これまで積み重ねてきた経過や都市計画原案と照らし、反映すべきか否か、また事業の中で対応すべきかの市の方針を明らかにして都市計画審議会に報告し判断をいただくこととなりますし、骨格となる部分につきましても同様であります。
 加えて、この都市計画案の基である都心地区整備基本計画作成の過程では、市民、地元の方々も参画した協議会、この協議会もいろいろありますが、野幌まちづくり協議会であるとか、あるいは野幌周辺まちづくり促進期成会等がありますが、こういった協議会や委員会、例えば中心市街地活性化基本計画策定委員会、こういった委員会などで多くの議論をいただき、このご意見を反映した内容であることもご理解をいただきたいと存じます。
 また、結論さきにありきの印象というご指摘でありますが、審議会はこの案の作成をお願いする仕組みではありません。そうではなくて、現状のまちづくりの課題を解消し、都市構造の改善により活力あるまちづくりに向け、この種々の観点から計画案を作成し調整を図った上でこの事業に向けた都市計画案としてこの判断をいただくものであります。
 いずれにいたしましても、縦覧の際のご意見に対しては総合的に調整し、反映すべきものは反映する基本スタンスで臨むことはこれまでどおりでありますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 このほかにつきましては、教育長からご答弁を申し上げます。

教育長(高橋 侃 君)

 次に、私からご答弁申し上げます。
 初めに、国旗・国歌の指導でございますが、入学式や卒業式等の儀式的な行事については、学校生活に有意義な変化や折り目をつけるために厳粛かつ清新な雰囲気の中で、それにふさわしい態度で臨むよう校長会を通して各校長には指導してございます。
 教職員については、学習指導要領に基づいて児童生徒を指導すべき立場にありますことから、国歌斉唱時には起立することが望ましいと考えておりますので、校長には職員会議等で教職員との意思疎通あるいは共通理解に努めるように指導しているところでございます。
 また、式の具体的な進行は、基本的には校長の裁量にゆだねておりますので、校長は自校の実態に応じて行っていくものと考えております。
 次に、児童生徒の内心の自由でございますが、学校教育では、児童生徒に国旗・国歌の意義を理解させて尊重する態度を育てるとともに、諸外国の国旗・国歌も同様に尊重し合うことが大切でありますことから、学習指導要領に基づいて指導してきているところでございます。このことは、あくまでも教育上の指導として進めておりますので、児童生徒の内心まで立ち至って強制するものではないとご理解いただきたいと思います。
 次に、国旗・国歌の理解に関する指導でございますが、児童生徒が我が国の国旗・国歌の意義を理解して、諸外国の国旗・国歌を含めてこれらを尊重する態度を身に付けることができるようにするために、学習指導要領に基づいて児童生徒の発達段階に応じて指導しておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。
 次に、情報図書館の改善の認識についてでございますが、情報図書館も開館から17年を経過しております。この間、社会経済状況も大きく変化しておりまして、かつての文化・教養が中心の利用から、現在は仕事や生活にかかわる問題解決の利用への比率が高まってきているように、このように私どもは認識しております。
 さて、図書館では、これまでも利用者サービスの充実に努めてまいりましたが、平成16年11月に実施した利用者アンケートの結果を踏まえまして、平成18年度においては、開館時間の延長を試行すること、一方では子供の活字・読書離れの課題解決に向けて12学級未満の学校に情報図書館から司書を派遣するモデル事業を実施するための予算を今議会にご提案申し上げているところでございます。
 図書館資料の整備につきましては、現在まで35万冊余りを整備してまいりましたが、その中でレファレンス・サービスの一環として、例えば多岐にわたる分野で必要とされる参考図書とか郷土資料の整備充実にも努めてきているところでございます。
 議員ご指摘のとおり活発な活動をしている図書館とか最近開設された図書館などを参考として、情報図書館事業の全体を見直して、今後あるべき姿を含めて運営について検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。
 また、図書館サービスの中核を担う司書でございますけれども、これまで以上に研修事業を強化して、利用者の期待にこたえるレファレンス・サービスの充実に努めてまいりたいと考えております。
 次に、図書館協議会の設置についてでございますが、これまでも投書箱を設置するとともに、平成16年には利用者アンケートを実施して、平成17年度には学校図書館担当教諭との懇談会を開催して利用者のご意見も伺ってきております。また、平成18年度には図書館利用者懇談会の開催並びに利用者アンケートの実施について予定しているところでございます。
 協議会の設置につきましては、その在り方も含めて、今後研究・検討してまいりたいと思いますが、いずれにいたしましても高橋議員ご提言のように文教都市江別にふさわしい市民に愛される魅力ある図書館づくりを目指して努めてまいりたいと存じますので、ご理解をいただきたいと思います。
 以上でございます。

高橋 典子 君

 2回目の質問をさせていただきます。
 まず、顔づくり事業についてですが、都市計画決定にかかわることについては存じ上げているつもりですが、基本的な部分の説明も交え、丁寧なご答弁をいただきました。
 市長の基本的なスタンスについてはご答弁で確認させていただきましたし、立場上、今の時点でこれ以上この件については質問することはありません。
 ただ、この間、いろいろな場面で市民への対応がどうなのか疑問に感じることがありましたので、今回質問させていただきましたことをご理解いただきたいと思います。
 今後、重要な時期を迎えますが、是非市民との対話、関係住民との対話をおろそかにせず、丁寧な対応をしていただきたいと思います。特に関係する職員、窓口となっている建設部職員にもそのことを徹底していただきますよう要望しておきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 教育行政にかかわって1件再質問をさせていただきたいと思います。
 卒業式、入学式での日の丸・君が代に関することについては、この間の情勢や東京都の動きなど、また昨年の市内の学校での混乱の様子から、今回質問させていただきました。
 ご答弁を聞く限りでは、従来発言されてきた内容と変わらないものであったかと思いますが、当市においてこれまで以上踏み込んだ指導、これまでの指導を変化させる、そういったことはないのかということを改めて確認させていただきたいと思いますが、よろしくお願いします。
 また、国旗・国歌の理解に関する指導について、他国についても尊重するということは、基本的にはそのとおりだと思いますが、先ほど申し上げたように国によって様々な事情がある。特に民間交流においては相手側の事情を把握する必要があります。どのような形で相手方を尊重する気持ちを表すのか、それがどういう方法が適切なのかというのは、それぞれの場面での判断が必要なことだと思います。
 今の時代に生きる子供たちが必要な知識と判断力を持つことができるよう、日々の教育実践に期待するところですが、江別の子供たちがしっかりとした考える力を持てるようご配慮の方よろしくお願いしたいと思います。
 最後に、情報図書館についてです。
 広報えべつ3月号に2ページにわたる特集が掲載されておりましたし、新年度予算にも新たな取り組みが提案されていることから、情報図書館の頑張りに今後期待するところです。是非改善、見直しを検討する際には、何のための図書館活動なのか、市民にどんなことを提供しようとしているのか、生涯学習において果たす役割をどう考えるのかといった基本のところをしっかり確認しながら、先ほどご答弁いただいたように進めていっていただきたいと思います。
 先日、新聞の投稿欄に、大学で図書館司書を務めておられる方から投書があり、構造改革の下で図書館が無料貸本屋と化すのではないかと憂慮するコメントが寄せられておりました。図書館というのは無料貸本屋ではないんだ、そういう状態には陥らせないんだという気概を持って是非進めていっていただきたいと思います。
 よろしくお願い申し上げまして、再質問については一点だけお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。

教育長(高橋 侃 君)

 一点だけご答弁させていただきます。
 卒業式におけるいわゆる日の丸・君が代の扱いについてでございますけれども、それに対する私の考え方とか対応については、基本的には、学校現場において現行の学習指導要領の指導項目がございまして、それに基づいて粛々と遂行されるものと想定しております。
 したがって、そういう点で、従前どおり私の考え方は変わりがないものとご理解いただきたいと存じます。

高橋 典子 君

 質問ではなく要望としてとどめておきたいと思います。
 私自身は、決してこれまでの式の執り行われ方ですべて満足している、それで納得しているものではありませんけれども、少なくとも学校現場で混乱のないように、また子供たちがいい卒業式だった、いい入学式だったと思えるように、是非その辺は進めていっていただきたいと思います。よろしくお願いします。

副議長(小玉 豊治 君)

 以上をもって、高橋議員の一般質問を終結いたします。

散会宣告

副議長(小玉 豊治 君)

 本日の議事日程は全部終了いたしました。
 これをもって散会いたします。

 午後2時23分 散会

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