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平成17年第3回江別市議会会議録(第2号)平成17年9月21日 4ページ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月30日更新

6 議事次第の続き

一般質問の続き

議長(岡村繁美君)

 以上をもって、堀内議員の一般質問を終結いたします。
 一般質問を続行いたします。
 山本由美子議員の市民協働のまちづくりについてほか2件についての質問を許します。通告時間30分。

山本由美子君

 議長のお許しをいただきましたので、順次質問させていただきます。
 最初に、協働のまちづくりについて。
 協働のまちづくりについて、地域と協働で、あるいは民間のノウハウを生かしてと、いつも行政の方がお話をしていますが、協働について、私自身、なぜか理解ができないものがあります。
 現在、市の社会福祉協議会や市保健センターにおいて、地域での支え合いを考える講座を開催したり、住み慣れた地域で高齢者や障がい者を住みやすくするために努力をしております。これからの協働のまちづくりの担い手は、福祉ボランティアをはじめ環境分野、子育て分野、まちづくり分野など多くのNPOや市民活動団体などが大きな位置を占めるものと思いますが、そのことのために、新しく活動団体として挑戦する団体もあるのだと思いますが、福祉ボランティアをするということは、多くの勉強をしなければ広範囲でできないこと、とても対応が大変なこと、心労であり体力が要ることなど、その点を余りにも甘んじて軽視されているように感じてなりません。
 今、現実に少子化により、高齢者が高齢者のお世話をする時代になりました。もっと年代や性別を問わず、大きな広がりにしなければならないと思いますが、地域の在り方として、幾ら市民活動と言っても、協働という意味が、地域の住民だけが大きな負担をしているように思えてならないと多くの市民が受け取っております。
 予算がないからと言って、市民に対して何もできないということではないはずです。市が行うべきことをしっかりしつつ、市民が主体的になって知恵を出し、体を動かして、共に協働し合い、心ある行政を市民は期待をしているはずです。市民活動をする者に、経済的にも精神的にも負担が掛かり過ぎていないものかと疑問に思えてなりません。
 先日、市民の皆さんが参加され、市主催の協働のまちづくり活動支援事業の公開選考会がありました。審査員に、市民活動団体の活動にかかわりの深いNPO法人の方など3名の審査員がおりました。今回は5団体が応募して、事業内容を市民の皆さんの前で、それぞれの視点で発表に力を入れておりました。新しく市民活動に取り組んだ団体もあり、公開プレゼンテーションにおいては、事業内容を説明する人たちも一市民であり、説明には緊張もしており、思うように伝わらなかったのではないかと思う場面も多くあり、審査員から聞かれたことに対しても違う答え方をしたりして様々でしたが、自分たちの企画した事業内容を理解してもらおうという気持ちが伝わってくる公開プレゼンテーションでした。
 しかし、中には審査員に十分伝えることができなかった団体もあったのではないでしょうか。個々の人によって、考え方、聞き取り方、また、専門的な立場の者とは、とらえ方が異なるものと思います。審査結果の報告として、市民の皆さんにも内容が分かるようにするべきと思いますが、いかがでしょうか。
 次に、3年前発足した大麻の高齢者が住みやすいまちづくりモデル事業においては、構想の実現に向けて、7月には交流拠点施設ができました。単に拠点ができたことをもって終わりにならないようにと願っております。そのことにかかわっている地域の住民の方も、構想の実現化を図るため、各プロジェクトを中心に一生懸命活動を行っていると聞いております。市民自らが中心となって事業展開をしていくものと理解をしておりますが、協働のまちづくりという言葉の陰で市民への負担にならないように、行政も協働の視点から、しっかり資金援助のみでなく情報などの支援をするべきと思います。
 行政は市民と一体となり、心のこもった地域まちづくりを目指すべきではないでしょうか。小川市長に、こうした市民の声にこたえるような言葉と行動を強く期待するものです。市長の行政姿勢を明らかにしてほしいと思いますので、ご答弁をよろしくお願いいたします。
 次に、ごみ有料化後の今後の対策について。
 ごみ有料化が実施され、市民の負担がますます増加いたしました。主婦の間では、もう少し燃えないごみ袋が大きければ便利なのにとか、裂けるという声が多く、ごみ袋料金がすべて袋代と思っている人が多いのか、値段の割には良くないという多くの意見を耳にいたしました。有料化に踏み切ってから約1年を通して、改善策もあるだろうと思いますが、もう少し工夫してみてはと思いました。また、ごみ袋の経費と製作に至る経過と、どこで製造しているのでしょうか、お伺いいたします。
 最近、ごみ回収日の朝、出されているごみの量が以前のように多くなっているように思えますが、気のせいでしょうか。身近な例ですが、私自身、燃えないごみは、最初は努力して小さくしたり、つぶしたりしましたが、手が痛くなってきましたので元に戻しています。近所の方に伺いましたところ、やっぱり私と同じでした。このことは、市民の多くの方々も共通して感じているものと思います。私も主婦という立場から言って、多くの市民の代弁としてお伺いいたします。
 約1年を通して、燃えるごみ、燃えないごみの量はだんだん増えているように見えますが、実際の数値はどのように変化しているのでしょうか。お伺いいたします。
 先日、会派の研修で岩見沢市志文町にある社会福祉法人クピド・フェアを尋ねて行きました。近代的な福祉のまちになっており、一瞬意外な思いがいたしました。そこで、身体障害者授産施設くぴどワークショップ、身体障害者通所授産施設アゴラなど見学いたしました。
 理事長はじめ5名の方から説明をいただきました。いろいろな障がい者の通所施設であり、また、その通所している障がい者の程度に見合った仕事を分担して行っており、様々な方法で広く地域の市民との交流、活動を通じて社会参加への道が開かれることを目指して、事業展開を行っておりました。
 その中で、特に強く目に映ったのは、この通所者が紙袋、ポリ袋など用途に合った多くの種類の袋作りに生き生きと働いていることです。例えば、病院の薬の袋、ディズニーランドの袋、事務袋、スーパーの袋、食品のパッケージを作っていることでした。そこで考えましたことは、私たち江別にも在宅の障がい者も大勢おりますし、障がい者の施設があることです。
 そこの担当者のお話では、有料ごみ袋などは将来的にわたり切れ間のない仕事であって、障がい者にできる数少ない業種の一つであるということでした。こういう取り組みは、岩見沢以外の障がい者の施設でも行われております。私は、江別市でもこの問題は真剣に検討すべき課題ではないだろうかと思いました。
 障がい者の方々が様々な困難を乗り越えて働き続けるという授産施設として、役目を十分に果たしながら、一方では経費の面、できれば安価で簡易にすれば、市財政の上でも貢献することも可能なのではないでしょうか。ごみ袋に同じ袋代を使うのだったら、多少の違いがあったとしても福祉にも役立つように、また、市民に還元できるようにするのが、実のある行政ではないでしょうか。
 北海道知事は、地元のお金は地元でと言われております。この問題は、それぞれの部署にまたがることから、生きた行政として、全般のトップに立つ市長として、高度な政治判断のように思いますが、市長はどのようにお考えでしょうか。お伺いいたします。

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