平成17年第3回江別市議会会議録(第1号)平成17年9月13日 7ページ
6 議事次第の続き
認定第1号ないし認定第3号
議長(岡村繁美君)
日程第16ないし第18 認定第1号 平成16年度江別市水道事業会計決算を認定に付することについて、認定第2号 平成16年度江別市下水道事業会計決算を認定に付することについて及び認定第3号 平成16年度江別市病院事業会計決算を認定に付することについて、以上3件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
水道部長(雉子谷清松君)
ただいま上程になりました認定第1号 平成16年度江別市水道事業会計決算を認定に付することについて及び認定第2号 平成16年度江別市下水道事業会計決算を認定に付することについて、以上2件につきまして、一括してご説明申し上げます。
初めに、水道事業会計決算でございますが、お手元の決算書16ページ及び17ページに事業概況を記載しておりますので、ご参照いただきたいと存じます。
平成16年度の水道事業は、安全で良質な水道水の安定した給水サービスを図るため、引き続き70.6メートルの配水区域ブロック化事業や1万952.2メートルの配水管整備事業を実施いたしました。
また、浄水場の上江別東光線配水ポンプ及びモーターなどの更新を行いました。
一方、経営面についてでありますが、収益的収支につきましては、経費の節減など効率的な事業運営に努めた結果、収入の24億9,945万7,088円に対し、支出は22億4,577万804円の執行となり、収支差引きは2億5,368万6,284円となりましたが、消費税に係る経費を整理いたしますと、当年度純利益は2億3,353万5,222円となったものであります。
次に、資本的収支の状況でありますが、収入の2,225万6,000円に対し、支出は8億8,022万9,749円の執行となり、収支差引不足額の8億5,797万3,749円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、減債積立金、過年度分と当年度分の損益勘定留保資金をもって補てんいたしたものであります。
以上、水道事業会計決算の概要を申し上げましたが、今後とも新たな課題に的確に対応し、より一層、安全で良質な給水サービスの提供と健全経営の確保に努めてまいりたいと考えております。
次に、下水道事業会計決算でございますが、決算書の17ページから19ページに事業概況を記載しておりますので、ご参照いただきたいと存じます。
平成16年度の下水道事業は、市民の安全で快適な生活環境整備を目標に、下水道施設の整備と下水道事業の普及促進に努めてまいりました。
管きょ整備では、朝日町ほか1,129メートルの雨水管布設を行い、その結果、受贈分を含め、汚水及び雨水管を合わせた16年度末の管きょの総延長は835キロメートルとなり、汚水処理人口普及率は97.1%、雨水整備区域面積は市街化区域面積に対し56.1%の整備状況となっております。
また、江別太中継ポンプ場計装盤及び大麻中継ポンプ場屋上防水の更新など、施設の更新整備を実施するとともに、前年度に引き続き、浄化センター最初沈殿池建設ほか新設2系列の建設を進めてまいりました。
一方、経営面につきましては、効率的な事業運営に努めた結果、収益的収支につきましては、収入の30億8,735万6,716円に対し、支出は29億1,055万9,184円の執行となり、収支差引きは1億7,679万7,532円で、消費税に係る経費を整理いたしますと、当年度純利益は1億4,775万8,409円となったものであります。
次に、資本的収支の状況でありますが、収入の13億6,375万3,770円に対し、支出は27億4,194万4,257円の執行となり、収支差引不足額13億7,819万487円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、減債積立金、過年度分と当年度分の損益勘定留保資金をもって補てんいたしたものであります。
以上、下水道事業会計決算の概要を申し上げましたが、今後とも安全で快適な生活環境の充実に向け、より効率的な事業執行に努め、健全な財政運営を図ってまいりたいと考えております。
なお、両事業会計の詳細につきましては、決算報告書、財務諸表及び監査委員からの決算審査意見書をご参照いただきたいと存じます。
以上、認定第1号及び認定第2号を一括してご説明申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご認定賜りますようお願い申し上げます。
病院事務長(池田和司君)
ただいま上程になりました認定第3号 平成16年度江別市病院事業会計決算を認定に付することにつきまして、その概要をご説明申し上げます。
決算の概況につきましては、決算書の16ページから18ページに記載しておりますので、ご参照いただきたいと存じます。
平成16年度の病院事業は、患者数が減少傾向にある中で、物流管理システムの見直しや民間コンサルタント会社による経営診断など、経営健全化に向けた取り組みを進めるとともに、病院広報誌の発行やお見舞い・お祝い電子メールの導入など、患者サービスの向上にも努めてきたところでございます。
まず、病院の利用状況でありますが、入院患者は12万3,155人、外来患者は30万3,871人、合計42万7,026人で、1日当たりでは1,570人となっております。
次に、収益的収入及び支出でありますが、まず、事業収益では、入院・外来とも前年度に引き続き患者数は減少しましたが、高度医療の提供などにより収益の確保に努めた結果、決算額は69億9,145万7,479円で、予算額を6,897万4,479円上回り、101%の執行となったものであります。
一方、事業費用では、物流管理システムの見直しによる在庫の適正管理や材料購入価格の見直しなど、一層の費用節減に取り組み、決算額は72億6,042万8,691円で、5,276万2,309円の不用額を生じ、99.3%の執行となったものであります。
この結果、収支差引きでは、予算額と比較いたしまして1億2,173万6,788円圧縮されたものの、依然といたしまして固定資産に係る借入金の償還利息や減価償却費等の負担が大きく、当年度純損失は2億7,304万1,928円となり、当年度未処理欠損金は34億961万7,589円となったものでございます。
次に、資本的収入及び支出でありますが、収入では、産婦人科電気手術装置の購入など、医療機器整備に係る企業債及び出資金を合わせまして、決算額は3億8,608万6,000円、また、支出の決算額は5億4,853万8,937円となり、収支差引不足額1億6,245万2,937円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額並びに過年度分損益勘定留保資金をもって補てんいたしたものでございます。
以上が決算の概要でありますが、単年度収支では赤字決算となったものの、収入では診療収益が予定を上回り、費用では経費節減など効率的な執行に努めた結果、予定の損失を1億2,000万円余り下回ったものでございます。
自治体病院を取り巻く経営環境は依然として厳しい状況にありますが、平成16年度は、経営診断を受け、これを基に全職員を対象とした病院経営に関する研修会を実施するなど、職員全体で経営意識の共有を図ってまいりました。
今後とも、安全で質の高い医療サービスを提供するとともに、地域の中核病院として他の医療機関との連携強化、経営の健全化に向けて一層努力をしてまいる所存でございます。
なお、詳細につきましては、決算報告書、財務諸表及び監査委員からの決算審査意見書をご参照いただきたいと存じます。
以上、認定第3号につきましてご説明申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご認定賜りますようお願い申し上げます。
議長(岡村繁美君)
これより認定第1号ないし認定第3号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
ただいま上程中の認定第1号ほか2件については、10名をもって構成する決算特別委員会を設置し、これに付託いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
お諮りいたします。
ただいま設置されました決算特別委員の選任については、委員会条例第6条第1項の規定により、伊藤豪議員、植松直議員、清水直幸議員、鈴木真由美議員、立石静夫議員、宮澤義明議員、宮野一雄議員、矢澤睦子議員、山本由美子議員、吉本和子議員、以上10名を指名いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
ただいま設置されました決算特別委員会の正副委員長互選のため、暫時休憩いたします。
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午前11時46分 休憩
午後0時15分 再開
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議長(岡村繁美君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
この際、当職より報告いたします。
先ほど設置されました決算特別委員会の委員長に伊藤豪議員、副委員長に山本由美子議員がそれぞれ互選された旨の報告がありました。
請願第1号
議長(岡村繁美君)
日程第19 請願第1号 野幌駅南地区の再開発事業計画案の見直しについてを議題といたします。
請願第1号の紹介議員は、伊藤豪議員、清水直幸議員であります。
お諮りいたします。
上程中の請願第1号は、駅周辺再開発調査特別委員会に付託いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
請願第2号及び請願第3号
議長(岡村繁美君)
日程第20及び第21 請願第2号 国の季節労働者冬期援護制度の存続・拡充に関することについて及び請願第3号 季節労働者冬期援護制度の存続・改善等に関することについて、以上2件を一括議題といたします。
請願第2号の紹介議員は、森好勇議員、吉本和子議員、請願第3号の紹介議員は、尾田善靖議員、宮野一雄議員であります。
上程中の請願第2号ほか1件は、環境経済常任委員会に付託いたします。
散会宣告
議長(岡村繁美君)
本日の議事日程は全部終了いたしました。
これをもって散会いたします。
午後0時17分 散会