平成17年第2回江別市議会会議録(第3号)平成17年6月17日 15ページ
6 議事次第の続き
一般質問の続き
川村恒宏君
それぞれ丁寧に答弁をいただきましてありがとうございます。
2質なんですけれども、まず、地域担当職員制度でございますけれども、それぞれの部長さん、課長さん、勤務中、あるいは勤務外、休みということで大変ご苦労をされていると伺っておりますし、また、市長がいろいろと最初のときに説明をされているように伺っておりますけれども、なかなか本人は市長の前で言えないんですけれども、なかなか大変だと。実質負担になっているというのが実態ではないかと思います。それで、部長さんも課長さんも決して安い給料ではないわけです。予算を掛けないと言っても勤務を外れて仕事をするということは、それは単価がありますので、そんなにお金を掛けなくても仕事をするということはそれだけまたコストが掛かっているということなんですけれども、単なる御用聞きに終わっているのではないかと言われております。これは、ただ、市長のいろいろな行政から発する情報を説明する。あるいは、まだ始まったばかりですのですぐ効果は出ないんですけれども、今後のまたやり方にいろいろ工夫が必要だと思いますけれども、私は今始めたところは企画政策部ですよね。これ、机上でいろいろ考えておりますので、本当に地元自治会とうまく連携がとれていないのではないかと思いますので、今後、生活環境部市民生活課ですか。自治会を担当している所管のところに移して、いろいろと自治会と連携をとりながら進めた方が、より効果的ではないかと思います。まず、その点についてお伺いをいたします。
それと水道部なんですけれども、いろいろとご苦労をされてコストを下げていることはよく承知しておりますけれども、札幌市と非常に隣接というか、ほとんど区画がないところに住んでおりまして市民が行き来しているわけであります。過去に札幌市の上水道の値段が高くて、また、江別市の方が高くて札幌市が安いと言われていたんですけれども、今はむしろ上水道の値段については江別市の方が安くて、中身をよく調べますと下水道の使用料が高いということが非常に指摘されているわけでございます。いろいろなご苦労をされているのはよく承知しておりますけれども、やはり下水道の使用料を下げることが水道部の大きなテーマであると思います。
先ほど伺いましたら、今年の7月から民間委託方式による操作の民間委託を競争入札で導入されたと。これが安定して、見守りながら下水道も考えられると言ったんですけれども、いつごろまでそれを見守っていく、いつまでも、何年も先まで見守っているような江別市の財政事情ではないと思います。やはり、2年とか3年とかある程度期限を区切って切り替えていって、市民公共サービスのコストを下げる努力を、僕はするべきだというふうに考えておりますけれども、その点について質問を再度いたします。
市長(小川公人君)
川村議員の再質問でありますけれども、地域担当職員制度についてのご指摘でありますけれども、私自身は御用聞きの域を出ない、そういう制度だとすれば、何もこういう制度は導入することにもならないのかなと。少なくとも、そういうことでとどまることを意図して制度を作った考えはありません。ただ、連携が十分ではないのではないか。地域に意思疎通が不十分ではないかと、こういうご指摘についてはいろいろ模索し、スタートしてまだそう長くはありませんし、まだまだいろいろ課題はあると思いますので、そういった地域の声については、これからもくみ取って、よりこの趣旨に合う制度にしていきたいと、こう思っておりますが、いずれにしても、基本的に5次の総合計画が策定され、その中の一応大きなテーマとして、キーワードとして協働ということを提起させていただいている。
そのことからしますと、いろいろな過去の議会の議員の皆さんのご意見の中でも、職員はこの職場にとどまることなく、地域に出てはどうかと。あるいは、縦割り行政うんぬん、こういうご意見もいろいろあるわけでありますから、基本的にやはり職員に苦労を掛けているというのは私も承知しておりますが、その点は何とかまた職員のそういう苦労はくみ取りながらも、特に今日的には、そういった横断的な市民の、縦割りで市民は生活しておりませんから、そこには国道もあり道道もありいろいろなものが包含された中での地域の住民の声を、そういう役所の縦割りだけでの処理ではなくて、トータルにとらえるというかそういうことを通じて、また行政もそれを受け止めていくという趣旨がありますので、そういった観点でこの制度をより定着するように努力をしたいと。また、そういうことでまた職員にも求めていきたいと、こう思っておりますので、ご理解を賜りたいと思います。
水道事業管理者(武田信一君)
浄水場、また浄化センターにつきまして、現在のそれぞれ取り組むべき課題について、いつまで見守っていくのかと。状況を見守っていくか。そういった再質でございますけれども、浄水場につきましては7月から委託をいたしまして、不測の事態が発生しないようにすることのリスク管理の問題、また、そういった不測の事態が発生した場合における危機管理の問題、こういったことが、やはり一定の年数を積んでいくことが必要かと思っております。
また、浄化センターにつきましては水処理の問題。この辺りのことにつきましては、詳しく申し上げますと、降雨、降雪などの流入路、また、天候や季節による外気温の変化、こういったことによりまして、水量・水質・水温が大きく変動することに加えまして、4月から新しい系列の水処理施設が本格稼働しましたことから、微生物処理を行う浄化センターにおいて、低コストでかつ新放流水質基準値を満足する手法を確立すると、こういったこと。この浄水場、また浄化センターにおきますこういう手法、あるいは経験の積み重ねにつきましては、次期財政計画期間にわたる年数が必要と考えておりますし、また、この辺りの時期につきましては当然所管常任委員会にもお諮りし、ご意見を賜りながら対応してまいりたいと思いますので、そのようにご理解をいただければと思います。
以上です。
川村恒宏君
ちょっと答弁と質問がかみ合わないんですけれども、私は市長に最後に、企画政策部だけではなかなか市民の、自治会の状況が分からないから、市民生活課の方に移した方がいいんじゃないかとお聞きをしたんです。その辺についてちょっと答弁がされていない。縦割り行政じゃなくて市民生活課の方にこの所管を移した方が、より、今後も自治会との役割、連携についてはこの制度がうまくいくんじゃないかなということは、その辺をちょっとまだ聞いていない。
それともう一つ、水道部については技術的な話を私は聞いているわけではなくて、コストを下げて札幌市より、確かに、規模だとかいろいろなことはあるんですけれども、そういうことじゃなくて、非常に下水道使用料が高いと。倍高いと、はっきり言って。それをコストを下げるには、いかに下げられるかということを聞いているわけでございまして、やはりコストを下げる今後の努力が必要ではないかと思います。そのコストを下げることはどういうことを今後考えられているのかを聞いて私の3質とします。
市長(小川公人君)
川村議員のご指摘については、スタート時点では企画政策部所管ということでスタートをさせましたけれども、ご指摘のように、例えば生活環境部の所管で自治会関係の分掌を担っていると、こういうこともあります。そういうことでは、今まだスタートしてそんなに長い時期がたっておりませんので、ご指摘については、今後そういった所管について、そういう移行をさせた方がよりスムーズだという課題があるかどうか、今後その点については十分内部でまた検討をさせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
水道事業管理者(武田信一君)
最初にご答弁申し上げましたけれども、江別市の下水道使用料は他市と比較しても決して高い数字ではないと、そのように認識をしておりますけれども、下水道財政は平成16年度末の起債残高が約230億円となっております。当分の間は多額の起債償還が続きますし、緊急を要する合流式下水道の改善事業の実施、さらに、多くの施設が更新時期を迎えることなど、経費の増加が避けられない状況となっております。
こうしたことから、引き続き効率的な経営に努め、経費の節減に不断の努力をしてまいりますが、こうした努力をいたしましても、引下げに向けた、あるいは引下げのための資金ねん出は、なお困難であるということにつきまして是非ご理解を賜りたいと思います。
副議長(小玉豊治君)
以上をもって、川村議員の一般質問を終結いたします。
この際、当職よりお諮りいたします。
議事の都合により、6月20日は休会といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
散会宣告
副議長(小玉豊治君)
本日の議事日程は全部終了いたしました。
これをもって散会いたします。
午後2時45分 散会