平成17年第1回江別市議会会議録(第4号)平成17年3月28日 9ページ
6 議事次第の続き
報告第1号ないし報告第5号
議長(宮澤 義明 君)
日程第19ないし第23 報告第1号 江別市土地開発公社の平成17年度事業計画に関する書類、報告第2号 株式会社江別振興公社の平成17年度事業計画に関する書類、報告第3号 財団法人江別市在宅福祉サービス公社の平成17年度事業計画に関する書類、報告第4号 財団法人江別市水道サービス公社の平成17年度事業計画に関する書類及び報告第5号 財団法人江別市スポーツ振興財団の平成17年度事業計画に関する書類、以上5件を一括議題といたします。
本件に対する報告を求めます。
総務部長(林 仁博 君)
ただいま上程になりました江別市土地開発公社及び株式会社江別振興公社の事業計画に関する書類につきまして、一括してご説明申し上げます。
初めに、それぞれの公社の事業計画に関する書類につきましては、理事会若しくは取締役会の議決を得まして市に提出されたもので、地方自治法第243条の3第2項の規定により本議会にご報告するものでございます。
それでは、報告第1号 江別市土地開発公社の平成17年度事業計画につきましてご説明申し上げます。
事業計画書の1ページをお開きいただきたいと思います。
事業計画は、市の買取り計画を基本に策定しておりますが、今年度は公有地の取得及び売却の計画はございません。完成土地の売却計画といたしまして、江別第2工業団地斜排水路事業用地1件、4,172平方メートル、概算金額1億3,185万1,000円を予定しております。
なお、これに関連いたしまして、江別第2工業団地B地区造成のため平成9年5月に新設いたしました江別第2工業団地造成事業特別会計につきましては、平成15年度に分譲用地の売却を完了し、江別第2工業団地斜排水路事業用地を残すのみとなったことから、同会計につきましては、所期の目的を達成したこと及び事務の簡素化を図るため、平成16年度末で廃止し、当公社の会計を一本化いたします。
次に、2ページをお開きいただきたいと思います。
予算でございますが、第2条の収益的収入及び支出の予定額につきましては、収入として第1款事業収益は、第1項公有地取得事業収益、第2項土地造成事業収益及び第3項附帯等事業収益を合わせまして1億3,824万1,000円を、また、第2款事業外収益は、第1項受取利息、第2項賃貸料及び第3項雑収益を合わせまして294万2,000円で、収入合計は1億4,118万3,000円を予定しております。
一方、支出につきましては、第1款事業原価は、第1項公有地取得事業原価、第2項土地造成事業原価及び第3項附帯等事業原価を合わせまして1億3,007万3,000円を、第2款第1項販売費及び一般管理費は816万円で、支出合計は1億3,823万3,000円を予定しております。
この結果、収益的収入支出差引額は295万円の利益となる予定でございます。
第3条の資本的収入及び支出の予定額でございますが、収入として、第1款資本的収入は、公有地の取得計画がないため計上いたしておりません。
一方、支出として、第1款資本的支出は、第1項公有地取得事業費、第2項土地造成事業費、第3項借入金償還金及び第4項借入金支払利息を合わせまして3億1,516万4,000円を予定し、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額3億1,516万4,000円は、当年度分損益勘定留保資金及び事業未収金で補てんするものでございます。
また、第4条では、借入金の限度額を75億円に定めるものでございます。
なお、これらに関連いたします予算実施計画、資金計画書、予定貸借対照表並びに予定損益計算書は、3ページから7ページにそれぞれ記載をしておりますので、ご参照いただきたいと思います。
続きまして、報告第2号 株式会社江別振興公社の平成17年度事業計画につきましてご説明を申し上げます。
事業計画書の1ページをお開きいただきたいと思います。
今年度の事業でございますが、市民会館等の公共施設の管理運営業務の受託及び野幌駅南口月ぎめ駐車場の経営を柱に実施してまいります。市からの受託事業でありますが、市民会館の管理受託事業として9,584万1,000円を、公民館等の管理受託事業として1億4,724万8,000円を予定しております。
次に、3ページをお開きいただきたいと思います。
予定損益計算書でございますが、営業収益は、受託事業に係る事業収入及び補助金収入、雑入、野幌駅南口月ぎめ駐車場の管理事業収入等を合わせまして2億5,055万3,000円を予定しております。一方、営業費用につきましては、各施設の受託事業原価が2億3,384万8,000円、その他、野幌駅南口駐車場費と販売費及び一般管理費等が予定されておりまして、これらを差引きいたしますと、営業利益は304万3,000円となる予定でございます。
このほか営業外収益及び法人税等を精算いたしますと、当期純利益は86万6,000円となり、前期繰越利益金を合わせますと、当期未処分利益金は2,277万4,000円となる予定でございます。
なお、2ページに予定貸借対照表、4ページ以降に各施設の受託費予定明細書、それから野幌駅南口駐車場費予定明細書、販売費及び一般管理費予定明細書をそれぞれ記載しておりますので、ご参照いただきたいと思います。
以上、2件につきまして一括してご報告申し上げましたが、よろしくお願いを申し上げます。
健康福祉部長(宮内 清 君)
議題となりました報告第3号 財団法人江別市在宅福祉サービス公社の平成17年度事業計画に関する書類についてご説明申し上げます。
財団法人江別市在宅福祉サービス公社の事業計画に関する書類につきましては、さきの公社理事会及び評議員会の議決を得まして、地方自治法第243条の3第2項の規定により本議会に報告するものであります。
まず、平成17年度の事業計画につきましては、1ページから3ページに記載をしております。
1の総括では、公社事業を行うに当たり、本年度で第10期を数えるところであり、引き続き介護サービスの充実に努めるほか、支援費制度や精神障がい者居宅介護等事業に基づく指定居宅介護事業所として障がい者の在宅福祉介護の充実を図るとともに、市からの受託による各種在宅福祉サービスにつきましても引き続き積極的に実施し、市民生活の安定と地域福祉の向上に寄与することとしております。
2では自主事業について、3では介護保険事業及び支援費事業について、4では受託事業について、それぞれ記載しております。
次に、4ページでございます。
平成17年度収支予定表の(1)収支予算書総括表でありますが、公社財務会計の収支を明確にするため、事業ごとに会計の区分を行っております。
まず、収入の部でありますが、基本財産運用収入では20万円を、会費収入では、協力会員及び賛助会員からの会費収入7万円を、事業収入では、家事援助サービス利用料等、公社の自主事業収入347万円を、介護保険事業・支援費事業収入では、訪問介護事業収入等の介護保険事業収入・支援費事業収入として4億6,304万1,000円を計上し、また、利用料等自己負担金収入では、生きがいデイサービス事業等の利用者自己負担金収入として59万7,000円を、補助金等収入では、公社運営にかかわります市からの補助金及び市からの受託事業収入として1億357万5,000円を、寄附金収入では、公社の事業展開に賛同をいただく市民からの寄附金収入として10万円を、それに雑収入71万1,000円を計上いたしまして、収入合計5億7,176万4,000円を予定しているものでございます。
次に、支出でありますが、公社管理費では、職員の人件費をはじめとする公社運営、管理にかかわる必要経費として3,068万1,000円を、介護保険事業・支援費事業費では、それぞれに要する経費として4億6,304万1,000円を、受託事業費では、市からの受託事業に要する経費7,346万5,000円を、公社が独自に行う自主事業に要する経費のうち生きがいと健康づくり事業費として130万円を、人材育成及び研修事業費として14万2,000円を、さわやかサービス提供事業費として298万5,000円を、さらに特定預金支出では10万円を、予備費では5万円を計上いたしまして、この結果、当期支出合計は5億7,176万4,000円となるものでございます。
なお、5ページは予定正味財産増減計算書、6ページは予定貸借対照表総括表をそれぞれ記載しておりますので、ご参照願います。
また、7ページから10ページは、ただいまご説明申し上げました収支予算を一般会計、自主事業会計、介護保険事業・支援費事業会計、受託事業会計に区分し、それぞれ記載しているものでございます。
以上、ご報告を申し上げましたが、よろしくお願い申し上げます。
水道部長(雉子谷 清松 君)
ただいま議題となりました報告第4号 財団法人江別市水道サービス公社の平成17年度事業計画に関する書類につきましてご報告申し上げます。
平成17年度の事業計画は、公社の理事会及び評議員会の議決を得まして市に提出されたもので、地方自治法第243条の3第2項の規定によりご報告するものであります。
事業計画書の1ページをお開き願います。
初めに、第1の事業計画でありますが、1の総括は、事業実施に当たっての基本方針を、2の事業計画では、一般事業として水道事業普及啓発事業ほか2事業を、受託事業として検針等業務ほか14事業を予定しているものでございます。
次に、2ページの収支予定表でありますが、(1)の収支予算書総括表でご説明申し上げます。
収入の部では、基本財産の利息収入であります基本財産運用収入を10万円、市からの受託事業収入等であります事業収入では1億1,961万9,000円を、市及び国からの補助金等収入では765万6,000円を、その他雑収入及び特定預金取崩収入を加えた当期収入合計は、1億2,831万3,000円を予定しているものでございます。
支出の部では、一般事業及び受託事業に直接かかわる経費であります事業費として1億253万円を、公社の運営等に要する経費であります管理費として2,388万7,000円を、その他特定預金支出及び予備費を加えた当期支出合計は、収入と同額の1億2,831万3,000円を予定しているものでございます。
なお、3ページには予定正味財産増減計算書総括表を、4ページには予定貸借対照表総括表を、5ページ以降には一般事業会計及び受託事業会計に係る収支予算書を記載しておりますので、ご参照いただきたいと存じます。
以上、ご報告申し上げましたが、よろしくお願い申し上げます。
教育部長(佐々木 雄二 君)
ただいま上程になりました報告第5号 財団法人江別市スポーツ振興財団の平成17年度事業計画に関する書類につきましてご報告申し上げます。
事業計画に関する書類につきましては、財団理事会並びに評議員会の議決を得て市に提出されたものでございまして、地方自治法第243条の3第2項の規定によりご報告するものでございます。
初めに、平成17年度の事業計画についてでありますが、1ページから3ページに記載のとおり、市民に対するスポーツの普及、振興を図るため、スポーツ教室及びスポーツ大会を開催するとともに、健康・体力づくりに向けた指導相談事業並びにスポーツ指導者養成事業を計画しているところでございます。
なお、あけぼのパークゴルフ場に新たに9ホール増設しましたことから、記念事業として市民パークゴルフ大会を計画しているものであります。また、屋内・屋外スポーツ施設の管理運営につきましても、受託事業として計画しております。
次に、平成17年度予定収支予算書につきましては、4ページから5ページに記載のとおり、まず、収入の部でありますが、1の基本財産運用収入では9,000円を、2の事業収入では、スポーツ教室の参加料及び施設の管理運営受託料として計1億7,122万6,000円を、3の補助金収入では、スポーツ振興事業の実施に関して江別市からの補助金1億3,506万5,000円を、4の雑収入297万7,000円をそれぞれ計上いたしまして、収入合計3億927万7,000円を予定しているものでございます。
次に、5ページに移りまして、支出の部でありますが、1の法人事業費は、各種事業の実施に必要な経費といたしまして2,358万7,000円を、2の受託事業費は、各スポーツ施設の管理運営費といたしまして1億6,020万4,000円を、3の管理費は、職員の給与等必要な経費といたしまして1億2,240万6,000円を、4の長期借入金返済支出は、労働災害事故賠償金の借入返済金といたしまして248万円を、5の予備費といたしまして60万円を予定しており、その結果、当期支出合計額は3億927万7,000円となるものでございます。
なお、6ページには予定正味財産増減計算書、7ページには予定貸借対照表をそれぞれ記載しておりますので、ご参照願いたいと存じます。
以上、ご報告申し上げましたが、よろしくお願い申し上げます。
議長(宮澤 義明 君)
これより報告第1号ないし報告第5号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
赤坂 伸一 君
報告第1号の土地開発公社について、若干の質問をしたいと思います。
実は、予算特別委員会で土地開発公社の財産というか土地について、それぞれ審査をさせていただきました。土地開発公社について言えば27件、21万5,174平方メートル、約21ヘクタールの土地を公社で所有している。簿価で言うと53億2,000万円、資産鑑定価格によると24億円、言わば含み損が29億円、現実に売ろうと思っても24億円程度でしか売れない。しかし、投入したお金は53億円投入している。もちろん利息も付けてですけれども、そういう計算になる。もちろんこれはバブルの影響によってそれだけの含み損が出てきたということで、特段、小川市長に責任があるわけではないけれども、現実的には市民の負担として残っている。これは紛れもない事実であります。
しかしながら、先ほど成立した一般会計の中では、今年度買う予定はないと、そのことは了としたところでありますが、しからば、土地開発公社の側からすれば、市が買わなくても一つは企業誘致で買ってもらう。これは予算審査の中で、経済部は様々に、今年度も昨年度も努力してきたというこの成果の足跡や努力の跡が見られる。一般会計で買わないとすれば、これから買う計画をきっちりとつけていかなければならない。
一つに、その手立てをどのように作るか、作ってきたか、まずお伺いしたいと思います。
二つに、公社独自でどのように売却をしていくか。残念ながらこの事業計画の方針の中には、公社の努力、つまり利息の節減等々に努めるとあるわけでありますが、公社独自で売却に努力するような文面が一言も載っていない。専らに経済部や、あるいはそういうところに頼っているのではないかと推測される。そういうことで、この公社の事業計画は、理事会の中でどのような議論がされて、このように報告がされてきたのか、このことについてお伺いをいたしたいと思います。
以上、2点です。
総務部長(林 仁博 君)
2点ほどご質問があったと思いますので、ご答弁申し上げます。
まず、本年度買う予定のものがないと言われましたけれども、本年度1件、斜排水路を買う予定でございます。
それから、一般会計でどのように、今後の買う計画を進めてきたのかということなんですが、平成12年のころに一度、買取り計画を策定しておりまして、その計画に基づき順次買取りをしてきましたが、たまたま平成16年度の予算のときには、ちょっと財政的な面から買取り計画を一時中断した経緯がございます。ただ、平成17年度に入りまして、若干の財政状況の見通しが出てまいりましたので、さらに平成17年度からその計画に基づいた買取りを進めようとしております。
それから、今後の予定ですけれども、予算特別委員会の中で29億円ほどの含み損ということがありましたが、原則として市からの依頼により公社が取得しているものでございまして、原則として市が買い取る場合は簿価で買い取る予定でございます。
それから、公社独自の努力ということでございますけれども、公社では、例えば65億円近いお金を借りてございますけれども、一般競争入札による利息の軽減ですとか、それから経費の節減、そういうものに努めまして、簿価にできるだけ反映しないようにして努めております。
以上です。
(「答弁漏れ」の声あり)
すみません。理事会の中では事務局側からの報告だけにとどまっております。
議長(宮澤 義明 君)
ほかに質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
これをもって質疑を終結いたします。
以上をもって報告第1号ないし報告第5号を終結いたします。
各委員会所管事務調査について
議長(宮澤 義明 君)
日程第24 各委員会所管事務調査についてを議題といたします。
お諮りいたします。
閉会中における各委員会の所管事務調査について、議会運営委員長より次期議会の会期等運営についてを、総務文教常任委員長より行財政運営について、教育行政について、以上2件を、厚生常任委員長より保健・福祉行政について、病院事業について、以上2件を、環境経済常任委員長より生活環境行政について、農業行政について、商工観光行政について、消防行政について、以上4件を、建設常任委員長より建設行政について、上・下水道事業について、以上2件を、それぞれ閉会中調査したいので承認されたい旨の申し出がありました。これを承認することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
閉会宣告
議長(宮澤 義明 君)
今期定例会に付議されました事件はすべて議了いたしました。
平成17年第1回江別市議会定例会はこれをもって閉会いたします。
午後4時46分 閉会