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平成17年第1回江別市議会会議録(第4号)平成17年3月28日 2ページ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月30日更新

6 議事次第

開議宣告

議長(宮澤 義明 君)

 これより平成17年第1回江別市議会定例会第27日目の会議を開きます。
 ただいまの出席議員は28名で定足数に達しております。

議事日程

議長(宮澤 義明 君)

 本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりであります。

会議録署名議員の指名

議長(宮澤 義明 君)

 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議規則第111条の規定により、川村議員、山本議員を指名いたします。

諸般の報告

議長(宮澤 義明 君)

 日程第2 諸般の報告をいたします。
 議会報編集委員に川村議員を委嘱いたしましたので、ご報告を申し上げます。
 その他につきましては、事務局長に報告させます。

事務局長(浦島 忠勝 君)

 ご報告申し上げます。
 本日までに議会提出案件2件を受理いたしております。また、会派の役職の変更等の届出がありました。
 各会派の構成等につきましては、お手元に配付の印刷物のとおりであります。
 以上でございます。

春日基議員逝去に対する追悼演説

議長(宮澤 義明 君)

 日程第3 齊藤議員より、春日基議員の逝去を悼み、弔意を表すため、発言の申し出がありますので、これを許します。

齊藤佐 知子 君

 ただいま議長よりお許しをいただきましたので、故春日基議員の急逝を悼み、謹んで哀悼の言葉を申し上げます。
 春日さん、あなたが2月14日の夜、交通事故に遭われ、病院に搬送されたという知らせを受け、ひたすらその回復を願っておりました。
 しかし、ご家族の献身的な看護と、高度先端医療を尽くした治療を受けられましたが、多くの方々の切なる願いも届かず、2月28日午前8時55分、54歳の若さでその生涯を閉じられました。私たち議員一同、計り知れない深い悲しみを禁じ得ないものであります。
 子供のころ、同じ美原地区で共に育ったこともあり、会派は違っても、いろいろとご相談させていただきましたのに、こうして本日の定例会であなたに追悼の言葉を述べることになろうとは、夢想だにし得ないことでございます。議席にあなたをしのぶ花を見るとき、在りし日のお姿をほうふつと思い浮かべ、万感胸に迫り来るものがございます。
 あなたは、昭和25年この江別に生まれ、江別を愛し、昭和48年、酪農学園短期大学をご卒業後、家業である農業に従事されたのであります。幾度となく冷害、凶作に見舞われるなど、正に苦闘の中での農業経営であったのではなかろうかと思うのであります。そのような中にありまして、不屈の精神で、自らの農業経営基盤を立派に確立されたことに、改めて心から敬意を表するところでございます。
 あなたのその温厚篤実な人柄と、農業経営に対する並々ならぬ気迫と努力は、農業関係者の厚い信望を得ることとなり、多くの市民に認められ、平成11年4月の市議会議員選挙に立候補し、見事、上位初当選されました。
 議会では、同僚議員のみならず、市職員への気配りも欠かさず、常に円満な運営に心掛けておられました。また、多くの市民から負託された議員として、仕事に対する責任感は人一倍強く、ご自身に与えられた使命を達成するため、ふとう不屈の精神をもって取り組まれていたお姿に感銘いたしておりました。
 議会にあっては、この間、議会運営委員会、総務文教常任委員会、環境経済常任委員会に所属し、非凡な才腕を振るい、さらに予算並びに決算特別委員会では、市政を左右する重要な審議、判断が求められる中で、優れた識見と情熱を持って市政発展に大きく貢献されました。
 6年間の議員活動の中で8回に及ぶ一般質問を行われましたが、思い返しますと、平成11年6月の定例会一般質問に議員として初めてこの演壇に立たれ、今日の社会をとらえる多くの問題を質問されました。経済や雇用、教育、環境、少子高齢化問題のすべては、農業の破たんが一つの要因であると訴え、命の源である農業を絶対に死守しなければならないと、農業振興には特に熱弁を振るわれました。
 また、昭和48年から劇団「川」を主宰し、約30年間、一市民として文化活動に汗を流してきたことを常に誇りにされておりました。農業は命の保持であることに対し、文化は命の輝きであると、地域文化の振興策について、情熱的に訴えられていたお姿が今でも脳裏に焼き付いております。
 さらに、あなたは議員活動の傍ら、総合芸術であるミュージカルを青少年を中心とした市民の手により作り上げ、その体験を通して青少年の育成や独自の地域文化を育てようと、平成11年に江別では初めての市民ミュージカルの公演に心血を注がれ、大成功したところであります。
 さらに、子供たちのもう一度舞台に立ちたい、あの感動をもう一度感じたいとの気迫にこたえ、その後、毎年開催しており、地域文化の振興に多大なご貢献をいただきました。
 昨年の江別市制施行50周年記念において、市民ミュージカル「ある日、えぽあの森で・・・」を、大成功に終え、私もその場で観賞させていただきましたが、大変に感動し、そのときのあなたの感極まる言葉が脳裏から離れません。
 また、あなたは、文化芸術議員の会の代表として、産業と文化を結び付ける文化振興策に意欲を持って取り組んでおられました。
 私は、あなたとは政治的立場は違いこそすれ、同じ議会人として尊敬し、信頼申し上げていたところでございます。
 寛容なあなたは、平成15年から会派会長として、その重責を担い、ときの情勢を的確に把握し、優れた指導力を発揮され、すべての議員から信頼と尊敬を受けておられました。
 この地に育ち、ふるさと江別をこよなく愛され、郷土のために一身にささげられたあなたの功績は、市議会の歴史と市民の胸の中に末永く生きることでありましょう。
 先日26日、江別の新たなランドマークとなる美原大橋の渡橋式が行われ、地元住民の方、関係者の方々とともに完成をお祝いいたしました。共に完成を祝うはずであったあなたがいないことは残念でなりませんが、多大に貢献されたことは、人々の心に受け継がれていくことでありましょう。
 今や地方自治体行政の在り方が根本から問われているとき、私たちに課せられた責務はいよいよ重大さを増しております。このような大事な時期に豊富な識見を持つあなたを失うことは、ご遺族の悲しみはもとより、江別市議会並びに江別市民にとりましても、誠に残念であり、痛惜の極みであります。
 残された私どもは、あなたの数々のご功績を深く心に刻み、確かな議会運営と市政進展のため、更に精進してまいる決意であります。
 本日ここに、故春日基議員の在りし日の面影をしのび、生前のご功績と多くの人々から慕われたお人柄に対しまして、敬意と感謝の意を表すとともに、謹んで哀悼の誠をささげ、安らかなごめい福をお祈り申し上げまして、追悼の言葉といたします。
 平成17年3月28日、齊藤佐知子。

議長(宮澤義明君)

 以上で追悼演説を終了いたします。

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