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平成16年第3回江別市議会会議録(第1号)平成16年9月8日 3ページ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月30日更新

6 議事次第の続き

駅周辺再開発調査特別委員会所管事務調査報告

議長(宮澤 義明 君)

 日程第5 駅周辺再開発調査特別委員会所管事務調査報告を議題といたします。
 駅周辺再開発調査特別委員長の報告を求めます。

駅周辺再開発調査特別委員長(高間 専造 君)

 ただいま上程されました駅周辺再開発調査特別委員会の閉会中の所管事務調査についてご報告を申し上げます。
 建設部から江別の顔づくり事業について連続立体交差事業説明会及び土地区画整理事業説明会に関する報告を受けておりますので、その内容を申し上げます。
 初めに、連続立体交差事業説明会についてでありますが、去る8月28日、北海道と江別市が共催し、市民会館で実施したもので、70名の市民が出席したとのことであります。
 当日は、北海道から連続立体交差事業の概要について説明された後、市からは6丁目踏切閉鎖後の交差道路として自転車・歩行者道を整備する基本的考え方が示されたものでありますが、これは1月に開催した江別の顔づくり事業の市民説明会、4月に開催した6丁目踏切閉鎖説明会における市民の意見などを受けて、関係機関との協議を踏まえたものであるとのことであります。その整備方法でありますが、6丁目通りを掘り割りにして、鉄道横断部をボックス構造にし、自転車・歩行者道とするものであり、幅員は検討中とのことであります。連続立体交差事業にかかわる交差道路は、従来からの白樺通りが幅員25メートル、8丁目通り、旭通り、中原通りが21メートル、9丁目通りと区画道路が11メートル、自転車・歩行者道は7丁目通りが6メートル、そして新たに6丁目通りが加わり、8路線となるものであります。
 次に、説明会に出席した方々の主な質問や意見でありますが、6丁目のボックス構造部の防犯対策を考えてほしいとの意見に対しましては、鉄道横断部は最小限度とし、閉鎖性をなくするため掘り割りにしてオープンにするなど防犯性に考慮するとのことであります。
 また、鉄道林を有効活用してはどうかとの質問に対しては、顔づくり事業において都市緑地を保全・活用する計画があるとのことであります。
 次に、土地区画整理事業説明会についてでありますが、去る6月21日から25日の5日間にわたり、東野幌本町第一自治会館及び野幌公民館で土地所有者、土地を借りて建物を所有している方、合わせて109名を対象として開催したもので、38名の方が出席したとのことであります。
 区画整理事業の説明会は、これまで平成13年に2回、14年に1回及び本年2月にも実施しており、事業概要はおおむね理解いただいているとの認識から、今回、地権者の方々から意見や不安な点を直接聴かせていただくことを目的に、小ブロックに分けて実施したとのことで、出席者からは具体的な事柄についての質問があったとのことであります。
 その中で多かった点につきましては、換地先、移転補償費などに関するものであり、これらに対しては換地を定めてから移転工法が定まり、それにより移転補償の積算が可能となるものであり、また、換地を定めるためには土地区画整理審議会等の意見及び同意を得て、初めて示すことができるものとされております。
 また、事業着手に伴う地権者の3分の2の同意についてでありますが、一部誤解が見受けられたことから、公共団体施行の土地区画整理事業では、組合施行のような地権者の3分の2以上の同意等の法的要件が付されていないことを明確に説明したとのことであります。その上で、この事業が地権者の方々の財産に直結するものであることから、地権者の方々の理解と協力を大切にし、今後は個人や小グループ的な説明会を行うなどにより、合意形成に努めていくとのことであります。
 なお、今後の江別の顔づくり事業の予定としては、都市計画決定の原案作成に向けて作業を進め、平成17年度中を目標として、連続立体交差事業、土地区画整理事業、街路事業の3つの事業を同時に都市計画決定すべく進めていくとのことであります。
 いずれにいたしましても、江別の顔づくり事業の取り組みに当たっては、市民の要望などに十分配慮するとともに、国をはじめ関係機関とともに十分連携を図りつつ、平成17年度中の都市計画決定を目標に鋭意取り組まれることをご期待申し上げ、当委員会の所管事務調査報告とさせていただきます。

議長(宮澤 義明 君)

 これより駅周辺再開発調査特別委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 以上をもって、駅周辺再開発調査特別委員会所管事務調査報告を終結いたします。

各常任委員会所管事務調査報告  

議長(宮澤 義明 君)

 日程第6 各常任委員会所管事務調査報告を議題といたします。
 初めに、総務文教常任委員長の報告を求めます。

総務文教常任委員長(星 秀雄 君)

 それでは、閉会中の所管事務調査報告といたしまして、去る7月22日に実施いたしました学校施設等の調査についてご報告申し上げます。
 この調査は、教育施設の現状や特色ある教育活動などの把握を目的に、毎年実施しておりますが、昨年度、大規模改修を実施した学校を含め、これまでの調査実績を踏まえ、野幌小学校など7校のほか、体育施設でありますが、本年10月から有料化される森林キャンプ場及び今年度事業として既存の18ホールの西側に新たに9ホールを増設し、利用拡大を図るあけぼのパークゴルフ場を対象に実施したものであります。
 そのほか、開校から5年目を迎えた立命館慶祥中学校では、併設の高校との中高一貫教育の特性や、地域の学校としての役割に関する考え方なども伺ってまいりました。
 まず、学校の施設・設備に関する整備要望の概要について、各校の共通した要望事項を中心に申し上げますと、約半数の学校が個別暖房であることから集中暖房化を、また、グラウンドについては水はけの問題から暗きょ排水の整備が望まれているほか、特別教室の増設・分離、トイレの改修・整備などの要望があったものであります。厳しい財政状況の中、昨年度実施されました江別第一中学校のグラウンド整備や江別太小学校の増築などを調査し、優先度を勘案しながら計画的に整備が進められていることは評価するものであります。児童生徒の安全確保はもちろんのこと、生きる力をはぐくみ、特色ある教育活動を展開する観点から、今後においても学校や地域と十分連携し、適切・計画的な整備を強く望むものであります。
 また、教育活動の面から、市内唯一の特認校であります野幌小学校は、それを生かした少人数編成によるきめ細かな指導や異学年交流を行っていること、また、文京台小学校の英語教育と国際交流への取り組みや天文台を活用した観察会、大麻東中学校では、近隣の福祉施設等との日常的な交流による福祉教育とボランティア活動の実践など、それぞれの学校で取り組んでいる特色ある教育活動や、スタートから4年目となる地域一体型・学校顔づくり事業は、今年度からは各校が主体的に実践項目を企画立案する方向で展開しているもので、これらの取り組みについてそれぞれ校長から説明を受けたものであります。
 平成17年4月から、学校選択制がスタートすることになっておりますが、従来にも増して保護者や地域社会との一層の連携、相互理解が求められるものであります。学校評議員制度の充実や学校一斉公開、教育タウンミーティングなどの施策を十分に生かしながら、地域に根ざした開かれた学校づくりの推進に意を用いていただくことを申し上げ、所管事務調査の報告とさせていただきます。
 以上でございます。

議長(宮澤 義明 君)

 これより総務文教常任委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 以上で総務文教常任委員長報告を終結いたします。
 次に、環境経済常任委員長の報告を求めます。

環境経済常任委員長(鈴木 真由美 君)

 それでは、当委員会の閉会中における所管事務調査の中から、去る7月14日、石狩中部地区農業改良普及センターのご協力をいただき、農作物の生育状況調査を実施いたしましたので、その概要をご報告申し上げます。
 今年は、ここ数年続いた冷夏と打って変わって、気温・日照時間とも平年を大きく上回り、好天に恵まれたことから、水稲の生育状況は茎数・葉数・草丈とも平年を上回り、また生育も平年より6日早いとのことであります。今後もこのままの好天が続けば収穫時期は早まり、また平年以上の品質・収量が期待できるが、価格の面において若干の心配があるとしております。
 水稲のほ場では、水稲品種比較試験の状況を視察しました。試験ほ場では、きらら397、ほしのゆめ、あきほ、また新種として大地の星などを栽培しております。現在、あきほの作付けが減ってきていることから、大地の星に切り替え、ニチレイとの契約栽培により、冷凍食品用として出荷を予定しているとのことであります。
 次に、美原地区の春まき小麦の畑では、初冬まき栽培によるハルユタカを視察しました。初冬まき栽培とは、雪が積もる直前の11月上旬に種をまく栽培方法で、成熟期が1週間から10日ほど早まるため、雨による収穫期への影響を最小限に抑え、さらには生育期間が長くなるため、高収量も期待できるものです。ハルユタカはほかの小麦と比べてたんぱく質の含有量が多く需要が高い反面、収量・品質が安定しないという課題もありましたが、江別市においてこの栽培技術を確立したことにより、安定した収量・品質を達成することに成功したとのことであります。
 今年の生育状況は、登熟段階での高温・小雨が影響し、粒が小さくなり過ぎて、収量・品質とも昨年に比べやや不良の状況、一方、秋まき小麦についても同じような状況にあるとしております。全道におけるハルユタカの作付面積は約1,000ヘクタール、そのうち約430ヘクタールが初冬まき栽培により江別市で作付けされており、江別小麦めんの原材料や市内のNPO法人発案による100%江別産のギフト江別包としても商品化され、全国各地に江別ブランドとして発信されているところでもあります。
 次に、野菜類についてでありますが、高温の影響を受けて、露地野菜、ハウス果菜類にカルシウム欠乏症状の発生や形状不良などの品質低下が見られるとのことであります。また、収穫期の前進などにより、計画出荷が難しい状況にあるとしております。
 そのほか、江別製粉株式会社の小型プラントF-shipを視察させていただきました。F-shipとは、0.5トンから1トン単位で小麦を製粉できるプラントであり、このプラント導入によって、適量生産・オーダーメイド粉に対応し、より消費者に密着し、生産者の顔の見える粉作りができるとのことであります。
 調査の概要は以上のとおりでありますが、収穫期を迎えるに当たり、今後の天候に期待しながら、当委員会といたしましても推移を十分注視してまいりたいと思います。
 以上を申し上げまして、当委員会の閉会中における所管事務調査報告といたします。

議長(宮澤 義明 君)

 これより環境経済常任委員長報告に対する質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 (「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 以上で環境経済常任委員長報告を終結いたします。
 これをもって各常任委員会所管事務調査報告を終結いたします。

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