平成16年第2回江別市議会会議録(第4号)平成16年6月16日 7ページ
6 議事次第の続き
陳情第9号
議長(宮澤 義明 君)
日程第13 陳情第9号 「容器包装リサイクル法の見直しを求める意見書」提出を求めることについてを議題といたします。
環境経済常任委員長の報告を求めます。
環境経済常任委員長(鈴木 真由美 君)
ただいま議題となりました陳情第9号 「容器包装リサイクル法の見直しを求める意見書」提出を求めることについて、審査経過と結果をご報告申し上げます。
委員会の開催日は、お手元に配付の付議事件審査結果報告に記載のとおりであります。
本陳情は、容器包装リサイクル法の見直しをするよう国への意見書提出を求めるものであり、委員会におきましては担当部局より循環型社会形成の推進に関する法体系や容器包装リサイクル法の概要等についての説明を受け、審査を進めてまいりました。
審査の内容等につきましては、討論に反映されておりますので、その概要を申し上げます。
討論では、一部採択とすべきとの立場の委員から、循環型社会形成推進基本法では、リデュース、リユース、リサイクルの優先順位について法定化され、これらを推進する様々な手法については、平成15年3月に閣議決定された循環型社会形成推進基本計画に基づき進められている。
この法律に基づき制定された容器包装リサイクル法では、消費者・市町村・事業者がそれぞれ責任を追うシステムになってはいるが、リサイクルに係る収集・選別等の費用は地方自治体が負担し、その財政を圧迫しているという実態もある。
容器包装リサイクル法の見直しについては、北海道市長会や全国市長会、全国都市清掃会議において、国に対して要望書を提出するとのことではあるが、一自治体としても意見書を提出してほしいという陳情者の願意は理解できるものである。
陳情事項のうち、収集・分別・保管の費用を製品の価格に含めるという手法については、負担が消費者等に及ぶことなども想定され、その導入においては慎重に検討すべき段階と考えられるので、リデュース、リユース、リサイクルの優先順位で推進する様々な手法を盛り込むことのみ一部採択とすべきと述べられております。
以上のような討論を踏まえ、採決を行った結果、陳情第9号は、全員一致で一部採択とすべきものと決したものであります。
委員会の審査経過と結果につきましては以上のとおりでありますので、よろしくご決定くださいますようお願い申し上げます。
議長(宮澤 義明 君)
これより環境経済常任委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上で、環境経済常任委員長報告を終結いたします。
これより陳情第9号 「容器包装リサイクル法の見直しを求める意見書」提出を求めることについてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、陳情第9号を採決いたします。
陳情第9号は、委員長報告のとおり、一部採択とすることにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、一部採択とすることに決しました。
議事の途中でありますが、あらかじめ時間の延長をいたします。
暫時休憩いたします。
午後 3時37分 休憩
午後 3時50分 再開
議長(宮澤 義明 君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
議事を続行いたします。
議案第41号及び議案第42号
議長(宮澤 義明 君)
日程第14及び第15 議案第41号 平成16年度江別市一般会計補正予算(第1号)及び議案第42号 平成16年度江別市老人保健特別会計補正予算(第2号)、以上2件を一括議題といたします。
これより議案第41号 平成16年度江別市一般会計補正予算(第1号)に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
高橋 典子 君
議案第41号 平成16年度江別市一般会計補正予算(第1号)について、反対の立場で討論に参加いたします。
今回提案された補正予算額は4,286万1,000円であり、歳出で見ると、緊急地域雇用創出特別対策推進事業や放課後児童会運営費補助金の追加など、必要なものとして認めるべき内容が含まれています。しかしながら、先ほど医療費助成にかかわる4件の議案についての討論で述べましたように、一部に対象者の拡大はあるものの、乳幼児、ひとり親家庭等、及び重度心身障がい者への医療費助成については、3歳以上住民税課税世帯に対し1割の医療費自己負担等を求めるものなどであり、また老人医療費助成については道老の段階的廃止を受けたものであり、これまでの制度から大きく後退するものとして認めることはできません。
乳幼児医療費については対象年齢の拡大分があり、1,804万1,000円の追加補正でありますが、その他老人医療費については233万9,000円、母子家庭等医療費については60万2,000円、重度心身障害者医療費については3,873万3,000円、それぞれ減額補正されており、その分市民負担増として置き換わると言うことができます。
今月3日には、経済財政運営と構造改革に関する基本方針2004、いわゆる骨太の方針第4弾が決定され、社会保障関係の見直し、抑制が示されております。また、自治体においては地方交付税等の減少により、今後ますます厳しい財政運営が強いられることが予想されますが、そのようなときだからこそ、なお市の姿勢が問われます。こうした情勢の下、地方自治体は地方自治の本旨に基づき、住民の福祉を守ることを最も重視すべきであり、その立場で予算が組まれるべきだと考えます。
今回の補正予算については、弱い立場に置かれている方たちに負担がしわ寄せされるものと言わざるを得ず、よって反対の立場を表明し、討論といたします。
議長(宮澤 義明 君)
ほかに討論ありませんか。
赤坂 伸一 君
議案第41号 平成16年度江別市一般会計補正予算(第1号)について、賛成の立場で討論いたします。
今次補正は、北海道の医療費助成要綱の改正と予算措置を主たる要因として、今ほど市の助成条例一部改正がなされ、それを受けた補正予算案であります。
その概要は重度身障者には江別市としての激変緩和措置も盛られ、母子については父子も対象とするなど民生費で4,100万円余りを減額し、乳幼児については4歳未満児について道に準ずる一方、道が新たに進める入院、通院の就学前までの拡大など衛生費で5,400万円余を増額し、歳出予算と道費補助金などの増減が計上されているものであります。また100%国・道の補助を得て、緊急地域雇用創出特別対策推進事業の追加として、高校生の職業教育をはじめとして2,700万円余の補正のほか、放課後児童会運営費補助金の追加などを見込み、総額4,286万1,000円の追加補正であり、是とするものであります。
さらに、条例改正に沿い、基準日を念頭に電算システムや事務を進めるものでありますが、特に国の三位一体改革など、財政改革の中で私ども意見を述べるなど抵抗しつつも、自治体の努力の限界もあり、時には苦い薬も飲まなければ、自治体そのものの健康さえ維持できないと認識をするものであります。
したがって、今次補正はその意味で不可欠の予算であり、賛成討論といたします。
議長(宮澤 義明 君)
ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
これをもって討論を終結いたします。
これより議案第41号を起立により採決いたします。
議案第41号は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数であります。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第42号 平成16年度江別市老人保健特別会計補正予算(第2号)に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第42号を採決いたします。
議案第42号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
ご異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。