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平成16年第1回江別市議会会議録(第3号)平成16年3月11日 2ページ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月30日更新

6  議事次第

開議宣告

議長(宮澤 義明 君)

 これより平成16年第1回江別市議会定例会第9日目の会議を開きます。
 ただいまの出席議員は28名で定足数に達しております。

議事日程

議長(宮澤 義明 君)

 本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりであります。

諸般の報告

議長(宮澤 義明 君)

 次に、諸般の報告を事務局長に報告させます。

事務局長(浦島 忠勝 君)

 ご報告申し上げます。
 本日の会議に堀内議員が遅刻する旨の通告がございました。
 以上でございます。

会議録署名議員の指名

議長(宮澤 義明 君)

 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議規則第111条の規定により、星議員、森好議員を指名いたします。

一般質問

議長(宮澤 義明 君)

 日程第2 一般質問を順次行います。
 坂下議員の医療行政についてほか2件についての質問を許します。通告時間20分。

坂下 博幸 君

 ただいま議長のお許しを得ましたので、通告に従い、順次質問をしてまいります。
 初めに、病院経営についてお伺いをいたします。
 病院健全化計画は、市民の健康と地域医療を担う重要な役目を基本としながらも、過去における経営の失敗の経験から同計画は平成20年に健全化を目指すものであります。しかしながら、ご担当者の計画当初のご決意も現在は同計画達成への力強さが感じられず、先延ばしの姿勢がにじみ出ているのではと感じられます。確かに医療の取り巻く状況の変化は当病院にも影響があるのは理解をしておりますが、そのような厳しい環境においても順調にプラスに経営をされております公立病院もございますことから、当然、言い訳はできません。ほかの公立病院から比べれば札幌圏域の好条件と考えられると思われるからであります。
 このような本を読んだことがありました。かんき出版俺が黒字にしてみせる!という本で、第三セクターのしなの鉄道を危機的状況からよみがえらせた内容で、病院経営と鉄道経営の違いはありますが、経営の視点において大いに参考になりますので、ご紹介いたします。
 しなの鉄道代表取締役、杉野正社長のお話によると、同鉄道の2001年秋、超過債務に陥ることが確実になると、元県職員の社長は引責辞任、その後半年間社長不在の異常な事態が続き、100億円以上の返済のめどさえ立っていない状況の中、田中長野県知事の要請で40代の社長が就任しました。同社長のお言葉をお借りすれば、3か年計画を実行しなかったからこそ、おれは3か月で初の黒字を出すことができた。3か月で黒字にできない企業は3年かけて幾ら頑張っても結果は同じ、そのお言葉どおり会社を3か月後には約9,000万円近くの黒字を出し、同会社を再建をされております。
 江別市民が医療を求め、市立病院に大いに期待をされている、その期待にこたえる責任が病院関係者を含め私たちにあると考えております。当市の病院健全化計画のために何を改善すべきであるのかをご担当者は十分理解をされているものと考えます。
 そこで、何点かの改善点があるのではないかと考えますので、ご質問をいたします。
 1点目として、精神病棟の看護体制についてお伺いをいたします。
 現在、当市の精神病棟の病床数は130床であり、そのうち100床が運用され、入院患者3名に対して1名の看護師の配置をされております。しかしながら、問題は入院患者数ではなく病床数で看護師を配置しているため、患者数が少ない場合でも看護師の配置数はそのままであり、患者数に応じた看護師数に対応できる体制とともに、職員配置に柔軟に対応できない基準があるとすれば、基準を見直した運営体制とすべきと考えますが、いかがでしょうか、お伺いをいたします。
 2点目として、ほかの公営病院成功例に学ぶべきではないかについてをお伺いをいたします。
 しなの鉄道をよみがえらせた本の内容では、しんしに成功例に学べとの指摘がありました。残念ではございますが、北海道のふるさと銀河線は成功例に学ぶべきものがなかったのか、北海道の支援の打切りとともに廃止が決定的になりました。先ほども申し上げましたが、病院健全化計画のために何を改善すべきであるかをご担当者は十分理解をされているものと考えます。ほかの公営病院成功例に学び、何が足りないのか、何を改善すべきなのか知る必要があると考えますが、いかがお考えでしょうかお伺いいたします。
 当市においても病院健全化計画なるものがございますが、有言実行をご期待し、是非達成していただきたいものと心から考えております。
 次に、経済部所管のビジネス支援や起業家支援について何点かお伺いをいたします。
 1点目として、情報図書館にビジネス支援機能を提供できる体制についてお伺いをいたします。
 図書館が単に本を貸し出すだけだという時代は終わりつつあります。利用者の希望する情報を常に提供する情報館としての機能が整備されております。特に全国に広がっている図書館によるビジネス支援機能の充実が進んでいます。事業を起こすにはどうしたらよいか、リストラされたので就職情報が欲しいなどの要望に対し、情報提供という形でサポートする仕組みで、東京都立川市中央図書館は昨年6月に地域行政資料コーナーにビジネス書などの関係書類はもちろん、地域活性化の視点から地元企業の案内パンフなどもそろえ、種々の相談に職員が対応するとともに、市の商工会議所の関係窓口を紹介しております。
 現下の不況を受け、昨年6月に閣議決定された骨太の方針にもビジネス支援図書館の整備が盛り込まれたことから、全国の図書館に広がりつつあります。アメリカではアイデアをはぐくむふ卵器として図書館整備がされていることを岩波新書未来をつくる図書館、菅谷明子さんの本で知ることができました。図書館でのビジネス支援の資料等を活用し、世界に知られるゼロックスのコピー機、ポラロイドカメラ、世界最大の発行部数を誇る雑誌リーダーズダイジェストなど、アメリカを代表するビジネス、文化、芸術が図書館で数多く育っている実績を知り、情報図書館等にビジネス支援、起業支援機能を提供できる場所の必要性を感じております。市長のお考えをお聞かせください。
 2点目として、起業家を育てるふ卵器としてのたまり場の提供についてお伺いします。
 総務省が発表しました昨年10月の労働力調査によると、リストラによる中高年の失業は減っているものの、 それ以上に若者の失業は増え、全体の完全失業率を押し上げる結果となっております。若者のフリーターは 200万人に及び、大学を卒業しても進学も就職もしない無業者は22.5%を占め、就職率は55%に落ちているそうで、確かに若者の失業問題の背景には日本経済の低迷があるとはいえ、景気回復を待つという姿勢ではなく、若い方々の起業意欲や雇用拡大を江別の経済再生力にしていく発想で、戦略的に進むべきと考えております。
 昨年、札幌駅北口のホワイトキューブ札幌1階にて、起業意欲を促す施設としてインキュベート施設と起業家サポートビジネス創出の場を提供等のできる機能を持つSIZとCube Zooが高橋知事などの来賓を迎え、北海道経済の活性のための期待の中、スタートいたしました。私も見学をさせていただきましたが、明るいインテリアでまとめられたCube Zooは起業家予備軍に最適な環境で、ここから卒業企業が何社も出ております。当市にもインキュベート施設を立ち上げ、入居企業を含め異業種交流を積極的に促し、地元企業との接着剤的努力を続けられていることに真剣さを感じるものであります。
 さらに、札幌のCube Zooのような起業家予備軍に最適な環境、たまり場を江別市内で提供してはいかがでしょうか、お伺いをいたします。
 3点目として、地元素材でのラーメンの観光利用についてお伺いをいたします。
 先日、経済部のご提案で開催されました異業種交流に参加させていただき、江別麦の会の方々が麦の生産から製粉、製粉から製めんと当市のオリジナルブランドのラーメンを試食させていただきました。以前よりラーメンの取り組みをされていることを知り、無理を言い会費を支払い参加をさせていただきました。ラーメンの味の良さとともに、最近、スローフードという考え方が少しずつ広がりを見せ、正に的を射るこの取り組みに関係者のご努力に敬意を表したいと考えております。さらに、今後、江別ブランドのラーメンをどのように展開されるのか、大いに期待をしております。
 8年前に喜多方市の歴史的建造物の活用についてをテーマに視察をさせていただいた調査終了後に、ご担当者から喜多方市の名物として昼食でラーメンを勧められました。私は喜多方ラーメンを初めて知った次第で、蔵とともに市内にラーメン店は約120軒あり、味と腕を競い合い、現在では近郊よりラーメンを食べに来るお客様を含め、日中の観光客が最大になり、ラーメンが観光の目玉になることを知り、正直驚きました。食も十分観光の要素として成り立ち、ラーメンを江別の観光に取り入れる努力が必要と考えますが、いかがでしょうか。さらに、空き店舗対策としての江別ブランドのラーメン店への独立開業の支援等に活用できないものでしょうか、あわせてお伺いをいたします。
 オリジナルブランドのラーメンの今後の展開に期待を寄せながら、質問をさせていただきました。
 最後に、安心・安全のまちづくりについてお伺いをいたします。
 道道江別恵庭線を中心に見晴台、元江別、対雁、いずみ野地区に交番の設置を求める声が上がっております。なぜかと申し上げますと、最近、この地域の治安の悪化があり、住民と警察が密着し、連携して問題解決に当たりたいとのお考えではないかと想像をしております。平成15年の第3回定例会において住区との考え方についてご質問をいたしました。面積的な広がりと人口の伸びに伴う江別住区、施設等の問題点を指摘させていただいたところでございますが、あわせて5次総計の特別委員会においても安心・安全のまちづくりに適正な交番の配置の必要についての考え方について議論をさせていただきました。交番設置は北海道の所管となりますが、5次総計の重要な内容でもありますことから、北海道に強く要求すべきであり、他都市では土地建物を用意し、警察の配置をお願いしたケースもあり、そのような当市の努力も含め市長のお考えをお聞かせください。
 以上で第1回の質問とさせていただきます。

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