新型コロナウイルス感染症を踏まえた災害時の避難について
新型コロナウイルス感染症がまん延する状況において災害が発生し、避難所を開設する場合には、感染症対策に万全を期すことが重要となっています。
また、災害時には断水により手洗いやうがいができない可能性もあることや、避難場所など密集した環境下での集団生活等により、新型コロナウイルスなどの感染が拡大するリスクが高まります。
内閣府(防災担当)・消防庁では、災害時の避難について「知っておくべき5つのポイント」を下記のとおりお知らせしておりますので、避難する場合の参考にしてください。
新型コロナウイルス感染症が収束しない中における災害時の避難について [PDFファイル/404KB]
災害時の避難について、知っておくべき5つのポイント
1 避難とは「難」を「避」けること。安全な場所にいる人まで避難場所に行く必要はありません。
自宅での安全確保が可能な人は、必ずしも避難所に行く必要はありません。感染リスク等を考慮して行動してください。
2 避難先は、小中学校・公民館だけではありません。安全な親戚・知人宅に避難することも考えてみましょう。
市では、社会教育施設を中心に、被害状況や避難者数などの災害状況に応じ、耐震性・地域性などを考慮して避難所を順次開設いたしますが、新型コロナウイルス等の感染拡大を防止するため、十分な換気やスペースの確保等、少しでも感染リスクが軽減されるよう、これまでよりも多くの避難所を開設することが想定されます。また、感染リスクの軽減のため、安全な場所(親戚・知人宅)について、日頃から話し合うことも必要です。
3 マスク・消毒液・体温計が不足しています。できるだけ自ら携行して下さい。
自宅でご用意している災害用備蓄品(水、食料、毛布等)に加え、マスクなどの感染症対策物資の持参をお願いいたします。なお、避難された方は、マスク着用の徹底をお願いいたします。
【感染症対策として持参していただきたい物】
•マスク
•消毒液
•体温計
※感染症対策物資については、開設した避難所でも準備いたしますが、数に限りがありますので、出来る限り「自助」としての感染防止対策にご協力をお願いいたします。
4 市町村が指定する避難場所、避難所が変更・増設されている可能性があります。災害時には市ホームページ等で確認して下さい。
江別市の避難所につきましては、下記の「防災あんしんマップ」をご参照ください。
【概要面】防災あんしんマップ [PDFファイル/5.24MB]
【地図面】防災あんしんマップ [PDFファイル/5.46MB]
市では、ホームページ、防災情報提供サービス、広報車、災害情報掲示板等、様々な手段で避難所の開設情報を発信いたしますので、必ず確認するようお願いいたします。
5 豪雨時の屋外の移動は車も含め危険です。やむをえず車中泊をする場合は、浸水しないよう周囲の状況等を十分確認して下さい。
浸水想定区域についても、上記の【地図面】防災あんしんマップをご参照ください。また、車中泊に伴うエコノミークラス症候群(深部静脈血栓症)の予防にも留意してください。
厚生労働省「深部静脈血栓症/肺塞栓症(いわゆるエコノミークラス症候群)の予防について」
避難所を開設した場合の留意点
避難所へ入る前には体温の測定や風邪症状の確認が必要となる場合があります。発熱や風邪症状が認められる場合は、保健所等へ相談をしていただく場合がございます。
発熱、咳などの症状が出た方の避難所・スペースの確保
避難所を開設する場合、発熱、咳などの症状がある方は、避難所内に別室を設け、可能な限り、発熱、咳などの症状がある方とそうでない方の避難所内における動線を区分します。
十分な換気の実施、区画の確保
避難所内は、十分な換気に努めるとともに、避難者同士が十分な区画を確保することが必要です。
そのため、本当に避難所に行く必要がある方を適切に受け入れられるよう、ご配慮をお願いいたします。
また、避難所内が過密になることを防ぐため、他の避難所をご案内する場合がありますので、その際は、ご協力をお願いいたします。