令和2年度の「出前環境学校」を実施しています
「出前環境学校」は、環境教育に関わる人材育成の一環として、広く江別市環境教育活動者・協力者を募集し、その活動の場として、江別市内の放課後児童会などの施設に通う児童を対象に環境学習プログラム(ゲーム・クイズなど)を実施し、活動を通して環境にやさしい行動のきっかけづくりを応援しようとするもので、NPO法人えべつ協働ねっとわーくが市から委託を受けて実施しています。
新型コロナウイルスの影響で、実際の出前授業は大幅に規模を縮小せざるを得なくなりましたが、少しでも児童たちに楽しんでもらえるよう、各施設の協力をいただき、環境について学んでもらうというものです。
まず最初に、「地球温暖化」について、今地球上で何が起きているのかについて皆で考えていきます。
するとそこへ、北極から旅の途中で通りかかった「シロクマ博士」と助手の「クマ美」が現れます。
そして偶然そこにいた江別市に住んでいる「少年」に、地球温暖化で起きていることをいろいろと話し始めます。
シロクマ博士は、地球温暖化で南極や北極の氷が解けて海面が上昇していることや、海の生き物がエサと間違ってプラスチックの袋を食べてしまっていることなど、いろいろと困っていることがあることを話し、温暖化を止めるために、自分たちにもできる「7つの約束」を皆で守ってほしいとお願いします。
博士のお話を聞いていた少年は、これまで知らなかったこの問題の重大さに気が付きはじめ、そして、ほかの児童たちにも声をかけて、地球を守るためにこの「7つの約束」を皆でしっかり守ることを告げます。
続いてシロクマ博士は、プラスチックのレジ袋をなるべく使わないように、あまった紙でマイエコバック作りを提案します。
このマイバックは作り方を覚えると、自分の好きな紙で作ることもでき、一見難しそうでしたが、児童たちは器用にマイバック作りを楽しんでいました。
短時間の授業でしたが、完成したマイバックを手に、児童たちは皆満足げな様子でした。
最後にシロクマ博士から、参加してくれたお礼に「メッセージボード」が送られました。
今年度の出前環境学校は時期未定の部分もありますが、市内児童センター、児童会など8の児童施設で実施を予定しています。