えべつのじかん 江別の教育
江別市では、子どもたちの成長期を健全に育むため、学校の内外で独自の取り組みを行っています。
聞く・話す・つくる・食べるなど、あらゆる面から子どもたちを支えていきます。(2022年5月9日更新)
令和5年度に小中一貫教育を導入
第二中学校区は令和4年4月から
江別市の教育をより一層充実させるため、令和4年度に第二中学校区(モデル校区)、令和5年度にすべての市立小・中学校に「小中一貫教育」を導入します。
中学校区で「中学校卒業時点での目指す子ども像」を共有し、学校・地域・家庭が協力しながら子どもたちを育てます。また、学習や学校生活の基本的なルールを中学校区で揃え、一貫した指導と系統的な指導を行い、目指す子ども像の実現に向けた取組を行います。
導入後も、小学校から中学校まで一つの校舎で学ぶ「義務教育学校」は導入せず、小学校を卒業し中学校へ進学することは変わりません。
各中学校区の主な取組
●目指す子ども像の共有
●小中の基本的な指導方法等の共通化
●小中のつながりを意識した授業
●小学6年生の中学校体験登校
●小中合同授業
●相互乗り入れ授業
学校運営をみんなで支えるコミュニティ・スクール
えべつ型コミュニティ・スクール事業
学校に、保護者や地域住民等で構成する学校運営委員会を設置し、子どもの教育や学校運営に関して話し合うなど、学校・家庭・地域が一体となって子どもを育てていく学校づくりを行っています。
ICT機器を活用したわかりやすい授業
ICTを活用した授業
小中学校に整備したICT機器を活用し、Society5.0時代に必要な情報活用能力を育成していくとともに、進んで学習に取り組み、周りの人たちと共に考える授業を進め、子どもたちの学ぶ力の育成を図ります。
●全小中学校に校内LANを整備
●全小中学校にタブレット型パソコンを整備
●多機能大型ディスプレイを全小中学校の全学級に配置
●全小中学校に指導者用デジタル教科書を整備(主要5教科)
えべつの小中学生の学力と体力の現状
江別市の子どもたちの学力の現状は、下表のとおり、中学校の国語を除き全国・全道平均を上回っています。
また、同調査の質問紙調査の結果から、江別市の子どもたちは、授業中の私語が少なく、落ち着いた環境で学習に取り組んでいることがわかります。
江別市の子どもたちの体力の現状は、下表のとおり、「体力合計点」で小学校男子・女子、中学校男子・女子ともに全国平均とほぼ同様です。
令和3年度全国学力・学習状況調査の教科別の結果
(平均正答率 単位:%)
※英語は3年ごとに実施
令和3年度全国学力・学習状況調査の学校質問紙の結果
(単位:%)
質問:児童生徒は授業中の私語が少なく、落ち着いていると思いますか?
令和3年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果
※全国平均を「50」とした場合の相対的な位置
※ボール投げは、小学5年生がソフトボール、中学2年生がハンドボール
※中学2年生は、持久走と20メートルシャトルランのいずれかを選択、小学5年生は20メートルシャトルランのみ。
遊びを中心とした運動プログラムで体力向上
体力向上の取組
北翔大学の協力のもと、「走る」・「跳ぶ」・「投げる」など体を動かす遊びを中心とした運動プログラムを実践することで、あらゆるスポーツや運動の基礎的能力を高める取組を行っています。
●江別がときめくスポーツにトライ大作戦(スポトラ)の実施(文京台小)
●江別がときめくスポーツにトライ大作戦(スポトラ)の出前授業の実施(小学校5校予定)
●走り方教室の実施(小学校10校予定)
複数の教員が、手厚く学習をサポート
複数教員による学習支援
学校における多様な学習機会を提供するため、教員免許を持つ学習サポート教員を全ての小中学校に派遣し、複数の教員が指導するティーム・ティーチングや、放課後・長期休業中の学習支援を行っています。
●複数教員による指導(全小中学校)
●夏季・冬季休業中の補充的学習の実施(全小中学校)
●放課後における補充的学習の実施(全中学校)
外国人の先生から学ぶリアル英語
小学1年生からの外国語教育
江別市の小学校では、1年生からの外国語活動を道内でいち早く取り入れました。
小さいころからネイティブの英語に慣れ親しみ、異文化を理解し尊重する態度や他者とのコミュニケーション能力を伸ばす教育に取り組んでいます。
●10名の外国語指導助手を小中学校へ派遣
●小学校の全学年で外国語の授業を実施
安全でおいしい給食
学校給食の食材は江別産を主に
子どもたちが安心して食べることができるよう、安全でおいしい給食を提供しています。
また、給食の献立を生きた教材にして、栄養教諭が子どもたちに「食の指導」を行っています。
●江別産の米や野菜の積極的な使用
●献立のバリエーションは500種類を超え、季節に合ったメニューや行事食を提供
●子どもたちが食べたいデザートを選択するとともに、ビン牛乳をおいしくいただく「リザーブ給食」(小学6年生)を実施
●「食育弁当の日」の実施(全小中学校)
障がいに配慮した学校生活をサポート
特別支援教育の充実
障がいのある児童生徒一人ひとりの教育的ニーズに応じた学習支援・生活介助・施設の改修等を行っています。
●特別支援学級の設置
●特別支援教育支援員の配置(生活介助、学習支援)
●通級指導教室の設置(通常学級児童の特別指導)
まなびの教室(大麻東小・江別第一小・江別第二小※令和4年度から)
ことばの教室(中央小・大麻東小)
●医療的ケア児の支援
学校に看護師を配置し、医療的ケアを必要とする児童生徒への支援を行います。
スクールソーシャルワーカー(SSW)による支援
相談体制の充実
いじめ・不登校など課題を抱える児童生徒やその保護者に対し、福祉の専門知識を持つSSWが支援します。
●SSWの配置(3名)
●課題を抱える児童生徒が置かれた環境(家庭、学校等)への働きかけ
●関係機関等との連携、ネットワークの構築
●学校内におけるチーム体制の構築支援
●保護者、教職員等に対する支援・相談・情報提供
海外や土佐市の友達と交流
姉妹都市・友好都市との交流
異なる文化に対する理解の促進や、社会性を育むため、姉妹都市・友好都市との相互交流事業を実施し、体験入学やホームステイを行います。
※海外・国内の感染症の状況によっては中止する可能性があります。(令和2・3年度は中止)
●姉妹都市米国グレシャム市に江別市の中学生6名を派遣、グレシャム市の中学生6名を受け入れて相互に交流
●友好都市土佐市に江別市の小中学生12名を派遣、土佐市の小中学生12名を受け入れて相互に交流
江別の魅力「食」と「自然」を満喫
地元に根差した体験型学習の実施
令和4年度からの新規事業として、小学4年生から中学3年生までを対象に、都市と農村の交流センター「えみくる」において、市独自の強みを生かした体験型学習を行うことで、青少年教育を進めます。
●自然体験学習の実施
●地場産品を活用した食育の実施
●異年齢交流の実施
安全・安心な学校施設
学校施設の整備
子どもたちが安全で充実した学校生活を送ることができるよう、学校施設の整備や改修等を行っています。
【令和4年度実施予定の主な工事】
●小荷物専用昇降機改修工事(大麻西小・野幌若葉小)
●多目的トイレ設置工事(大麻泉小・大麻東中)
●トイレ改修工事(上江別小・大麻東中)
●屋内体育館放送設備改修工事(大麻小)
●屋内体育館照明改修工事(対雁小・東野幌小)
●屋内体育館暖房改修工事(江別第一中・中央中)
●屋外キュービクル更新工事(北光小)
●地下タンクFRPライニング工事(江陽中)
就学に必要な費用を援助
就学援助制度
経済的理由により就学の援助が必要な世帯に対し、学用品費、給食費、修学旅行費、医療費、PTA会費、生徒会費などを支給しています。
●就学予定者(新小学1年生)・小学6年生(新中学1年生)に対して入学準備金を入学前に支給