予算決算常任委員会　令和３年１１月３０日（火）

（開会前）

※ 日程の確認

（開 会）

委員長（清水君）：ただいまより、予算決算常任委員会を開会いたします。（９：５９）
本日の日程は、開会前に確認いたしましたとおり、次第に記載のとおり進めてよろしいでしょうか。（了）そのように確認いたします。
１付託案件の審査、（１）議案第５８号 江別市手数料条例の一部を改正する条例の制定についてを議題と致します。
これより、議案第５８号の結審を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。（異議なし）
御異議なしと認め、直ちに、討論、採決を行います。
これより、議案第５８号に対する討論に入ります。
討論ありませんか。（なし）
討論なしと認めます。
引き続き、議案第５８号を挙手により採決いたします。
議案第５８号は、原案のとおり可決することに賛成の委員の挙手を求めます。
挙手全員であります。
よって、議案第５８号は、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、（２）議案第６３号 令和３年度江別市病院事業会計補正予算（第１号）を議題と致します。
これより、議案第６３号の結審を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。（異議なし）
御異議なしと認め、直ちに、討論、採決を行います。
これより、議案第６３号に対する討論に入ります。
討論ありませんか。

佐々木君：議案第６３号 令和３年度江別市病院事業会計補正予算（第１号）について、賛成の立場で討論いたします。
今次補正予算は、上半期での実績を基に診療収益を減額補正するほか、新型コロナウイルス感染症患者等の受入れ病床確保に係る道補助金の増額補正等を行うものであり、結果として純損益は、当初予定額での１億２，５１８万円の純損失から、２２２万円の純利益を見込むものであります。
未曽有の新型コロナウイルス感染症の影響下で、市民の診療及び病院経営を守ろうと御努力されている、診療現場や病院事務局の皆様に敬意を表するところであります。
一方で、現在、令和５年度での収支均衡の実現に向けて、経営再建に向けた３年間の集中改革期間にある市立病院にとっては、結果として単年度で純利益となったから単純によかったということにはならず、詳細な結果分析、経営分析が求められるところであります。審査における質疑のやり取りの中でも、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮した経営分析について、考えてはいるがなかなか難しいという答弁もありました。
しかし、どのような形であれ、そのような分析がなければ、集中改革期間における経営再建が真に進んでいるのか、議会として経営結果や決算の評価ができないと考えます。このことは、１１月１７日開催の第３回江別市立病院経営評価委員会でも同様の指摘がなされていたと認識しています。
したがって、分析手法について、遅くとも令和３年度の決算に向けて、他市にある公立病院の事例照会や専門家の指導を求めるなど、実現に向けて努力すべきです。例えば、新型コロナウイルス感染症による受診控えなどの外的要因と、医師数の減による減収などの内的要因を、一つ一つ区分列挙して、数値化できる要素については数値化し、多角的な経営分析などを行うべきと考えます。分析に当たっては、一定の仮定数値の設定が必要であり、経営分析の結果が独り歩きするのではないかという懸念もあるかもしれないですが、できない理由を考えるのではなく、市立病院の経営再建、健全経営に向けて、真の実力評価に向けた分析手法の実現の努力を求めます。
以上を述べ、議案第６３号 令和３年度江別市病院事業会計補正予算（第１号）について、賛成の立場での討論と致します。
以上です。

委員長（清水君）：ほかに討論ありませんか。

鈴木君：議案第６３号 令和３年度江別市病院事業会計補正予算（第１号）について討論いたします。
今回の補正予算（第１号）は、収益的収入の新型コロナウイルスの院内感染による新規入院抑制などのため、診療収益４億３，７４９万８，０００円の減額、新型コロナウイルス対策補助金等その他の医業収益５億２，９３１万４，０００円の増額、医業外収益は８，３４８万５，０００円の増額となるとされ、資本的収入では補助金で３億１，７８５万９，０００円の増額となり、純損益の見込みがマイナス１億２，５１７万９，０００円であったものが、プラス２２２万円との見込であります。
純損益がプラスとなることは、よい方向とは思いますが、新型コロナウイルス感染症による診療収益の減収等を考えると、必達目標とされてきた診療収益が大幅な減収となったことは、今後に大きな課題を残すことになると考えます。
また、資本的収入及び支出では、重点医療機関指定に伴い、必要な医療機器の購入で３億３，８１９万２，０００円を建設改良費として補正されております。これらの医療機器を各診療科にて活用して収益改善に努められるよう特に要請したいと思います。
結果として、診療収益の減少分を新型コロナウイルス感染症対策補助金等で補うことにより純損益がプラスとなるとのことですが、診療収益の確保の見通しや必達目標を確実に達成されるよう特に求めるところであります。
さらに、委員会で新型コロナウイルス感染症による診療収益や人件費等への影響を、レセプトから分析するなどして、決算審査までに報告されるよう求めたところであります。
以上申し上げ、令和３年度江別市病院事業会計補正予算（第１号）への賛成の討論と致します。

委員長（清水君）：ほかに討論ありませんか。（なし）
これをもって討論を終結いたします。
引き続き、議案第６３号を挙手により採決いたします。
議案第６３号は、原案のとおり可決することに賛成の委員の挙手を求めます。
挙手全員であります。
よって、議案第６３号は、原案のとおり可決すべきものと決しました。
本日結審を行いました議案に係る付議事件審査結果報告につきましては、委員会での審査経過や結審内容を踏まえて、正副委員長で協議の上、作成いたしたいと思いますが、御一任いただけますでしょうか。（了）そのように確認いたします。
最後に、２その他について、各委員からございませんか。（なし）
事務局からございませんか。（なし）
以上で、本日の委員会を散会いたします。（１０：０７）