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予算決算常任委員会 令和3年2月26日(金)(1)

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年11月12日更新

(開会前)

※ 日程確認

(開 会)

委員長(三角君):ただいまより、予算決算常任委員会を開会いたします。(9:58)
本日の日程は、開会前に確認いたしましたとおり、次第に記載のとおり進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
健康福祉部入室のため、暫時休憩いたします。(9:58)

委員長(三角君):委員会を再開いたします。(9:59)
1付託案件の審査、(1)議案第12号 令和2年度江別市一般会計補正予算(第8号)を議題と致します。
本件に対する説明を求めます。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:高齢者福祉施設職員等に対するPCR検査等実施事業について御説明いたします。
資料1ページをお開き願います。
当該事業の目的でありますが、御承知のように、昨年11月以降、市内の新型コロナウイルス感染者が急増し、11月8日に市内初のクラスターが北海道から公表されるなど、これまでに11月に4件、12月に1件、今年に入って1月に3件、2月に1件、計9件のクラスターが公表されております。
そのうち、6件については、高齢者福祉施設及び障がい者福祉施設で発生しており、高齢者福祉施設等に新型コロナウイルスを持ち込ませないための水際対策を徹底する必要があることから、施設職員及び新規入所者等を対象として定期的に、また、必要の都度、市としてPCR検査等を実施しようとするものであります。
検査対象者につきましては、高齢者福祉施設の職員等約3,000人、障がい者福祉施設の職員等約600人を対象に行おうとするものであり、まずは入所系高齢者福祉施設の職員約1,700人から、順次、検査を実施してまいります。
なお、その他の施設等であっても優先的に検査すべき事案等が発生した場合には、適宜、速やかに検査を実施いたします。
検査方法につきましては、市内医療機関への委託による唾液検体PCR検査等及び検査機器の購入による唾液検体PCR検査により行うものであり、検査実施期間は、医療機関への委託検査は、先行して2月17日から実施しており、検査機器購入による検査については、検査機器の納品が3月になるとのことでありますので、納品後速やかに開始し、高齢者及び高齢者施設等の従事者への新型コロナワクチンの接種完了が見込まれる10月までを予定しております。
検査件数につきましては、医療機関への委託検査は、期間中約6,400件、検査機器による検査は、期間中約6,300件、計約1万2,700件を予定しております。
検査費用につきましては、事業所等からの負担は求めず、全額市負担で実施いたします。
検査実施に係る事業費と致しましては、検査機器の購入や2月分の医療機関への委託料については、既定予算の新型コロナウイルス感染症対策経費の執行残額で対応させていただいているところでありますが、全体事業費を補正予算として提案させていただきました。
内訳と致しましては、医療機関に対する検査委託料が1億3,468万円、検査機器による検査分として、検査機器等備品購入費、試薬等医療材料費などで、4,609万2,000円、計1億8,077万2,000円となっております。
その他として、検査対象者の範囲については、施設等の職員、入所者、利用者であって、感染予防の観点から施設側が必要と認める者としており、江別市民以外であっても検査対象と致します。
また、市内の介護系事業者で構成されます江別市介護保険施設感染症対応ネットワークとの協議の中で要望のあった、新規に入所される方の入所前の陰性確認や、同居の家族等が陽性となって本人が陰性であった場合、施設等でのショートステイの受入れが必要となることも想定されることから、そうした場合の陰性確認のための検査、コロナ禍にあって将来の介護の担い手となる介護実習生の受入れを行っていく際の受入れ前の陰性確認のための検査なども対象と致します。
検査対象者の調整につきましては、1日当たりの検査数に限りがあることから、入所系の施設については、江別市介護保険施設感染症対応ネットワークに調整を依頼しているところであります。
以上です。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:新型コロナウイルスワクチン接種事業について御説明いたします。
資料2ページをお開き願います。
1事業概要につきまして、今回の新型コロナウイルスワクチン接種事業は、予防接種法に基づき、新型コロナウイルス感染症の蔓延予防のために臨時に予防接種を行うものであります。厚生労働大臣が対象者、期日、使用ワクチンを指定し、その指示により市町村が実施いたします。また、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業実施要綱に基づきまして、接種に係る体制確保を行うものであります。
(1)主な内容は、1全国民が接種対象となり、2回接種が必要で自己負担はございません。健康被害については、予防接種法の現行の規定が適用されます。
2ワクチン、注射針等は国が用意し、接種に係る費用は全額国が負担することとなっております。
3ワクチンの接種順位については、国が決定することとなっております。
(2)予防接種の実施については、予防接種法に基づき、令和3年2月16日付で厚生労働大臣の指示があり、1対象者は、市町村の区域内に居住する16歳以上の方、2期間は、令和3年2月17日から令和4年2月28日まで、3使用するワクチンは、コロナウイルス修飾ウリジンRNAワクチンで、ファイザー社製のワクチンとされております。
2接種順位につきまして、医療従事者等の優先接種は、2月17日から始まった医療従事者の先行接種後に始まる予定で、接種会場や対象者などについては北海道が調整いたします。次に、65歳以上の高齢者は、早くて4月以降に接種が始まり、その後、詳細は未定ですが、基礎疾患を有する方及び高齢者施設等の従事者について、高齢者の接種が一定程度終了した段階で接種が始まる見込みです。その後、その他の方の接種となります。
なお、高齢者等の接種につきましては、市町村が調整することとなっております。
3市の対応状況につきまして、まず、(1)対象者は、高齢者は3万8,776人で、これらの方に対し、国の指示により、3月中旬以降に接種クーポン券を発送する予定です。
16歳以上64歳未満は6万7,459人で、4月以降にクーポン券を発送する予定です。
なお、16歳未満は、治験データが十分でないことから当面対象外となっております。
資料3ページを御覧ください。
(2)接種体制に係る一般社団法人江別医師会との協議は、令和3年2月24日現在の状況でありますが、表に記載のとおり、国が想定しているワクチンは3種類あり、その特徴等を勘案し、それぞれのワクチンに対応した体制確保を進めております。
まず、ファイザー社製ワクチンは、マイナス75度での保管が必要で、接種時には希釈が必要となります。接種予定機関は、取扱いに人員等を要すると見込まれますことから、市内6病院のうち、3病院で平日における個別接種を、保健センターで土曜日・日曜日・祝日における集団接種を、また、大麻公民館で月曜日における集団接種を実施できるよう調整しており、1週間で1,880回程度の接種を見込んでおります。
モデルナ社製のワクチンは、マイナス20度での保管が必要であることから、ファイザー社製ワクチンを取り扱う病院を除く3病院で、平日において個別接種を実施できるよう調整しており、1週間で650回程度の接種を見込んでおります。
アストラゼネカ社製のワクチンは、2度から8度での保管が可能であることから、市内のクリニックで取り扱うことで調整しており、現在、31クリニックで平日における個別接種を実施できる見込みであります。
以上、市全体としては、1週間当たり最大で4,780回の接種を見込んでおります。
(3)市民周知は、クーポン券発送時に、接種可能医療機関や予約方法、ワクチンについてのリーフレットを同封する予定です。また、国からのワクチン供給スケジュール等が不明でありますことから、市ホームページやタウン誌を活用するなど、随時情報を提供してまいりたいと考えております。
(4)相談窓口等は、クーポン券の発送時期に合わせましてコールセンターを開設し、接種手続等の相談を受けるほか、ファイザー社製ワクチンを取り扱う医療機関及び集団接種に係る予約については、コールセンターで一括受付を行うほか、ウェブ予約システムを導入する予定でございます。
(5)予算は、事業費総額が6億7,874万6,000円で、財源は全額国費となります。
内訳は、1国の予備費を財源とした国庫補助金による体制確保事業は、集団接種会場用医薬材料費、備品、消耗品の経費として、656万7,000円、2国の第3次補正を財源とした国庫補助金による体制確保事業は、クーポン券作成、発送経費等として、1,334万5,000円、市民周知、広報経費として、104万9,000円、コールセンター、予約受付委託費等として、9,479万3,000円、3国庫負担金を財源とした予防接種法による接種事業は、個別接種に係る接種委託料等の経費として5億2,296万円、集団接種に係る接種委託料等として4,003万2,000円を計上しております。
新型コロナウイルスワクチン接種事業に関しましては、ワクチンの供給スケジュール等詳細が不明な部分が多くありますが、市民の皆様がスムーズに接種することができるよう、臨機応変に対応してまいりたいと考えております。
以上です。

委員長(三角君):ただいま、2つの事業について説明を頂きました。
初めに、高齢者福祉施設職員等に対するPCR検査等実施事業(新型コロナウイルス感染症対策)について、質疑をお受けしたいと思います。
質疑ございませんか。

諏訪部君:まず、高齢者福祉施設について、どのような施設を想定されているのか、お伺いいたします。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:高齢者福祉施設は、資料の中で職員等の人数を約3,000人と記載しており、入所系の施設、通所系の施設、訪問系の施設の職員等を対象として考えているところでございます。

諏訪部君:訪問系の施設も想定されているということは、訪問されるヘルパーも検査対象ということでしょうか。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:検査対象として考えております。

諏訪部君:検査対象者の調整で、高齢者入所系の施設については、江別市介護保険施設感染症対応ネットワークに依頼すると記載がありますが、その他の施設の職員等の調整はどのように考えているのでしょうか。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:当該事業は2月17日から医療機関でスタートしておりますが、クラスターを防止する観点から、現在、入所系高齢者福祉施設の職員を中心に検査を実施しているところであります。
検査能力については、現在まだ検査機器が納入されておりませんが、検査機器が納入された段階で2倍程度になるものと考えております。それまでの間は、入所系の施設の方々をスクリーニングしていく考えでございます。その後、検査機器が納入され、入所系の施設の方々の検査が一巡したあたりから、入所系の方や通所系の方々に御案内をして検査を受けていただくようなスケジュールをイメージしております。

諏訪部君:その調整というのも、江別市介護保険施設感染症対応ネットワークに依頼するということでしょうか。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:当該事業に関しましては、江別市介護保険施設感染症対応ネットワークの協力が不可欠であると考えております。ただし、現在、その体制につきましては、実際に検査を実施しながら構築を進めている状況でございます。
いずれに致しましても、江別市介護保険施設感染症対応ネットワークには、当該ネットワークに参加していない施設等についても広く調整していただきたいと考えておりますので、引き続き、江別市介護保険施設感染症対応ネットワークと介護保険課が連携しながら検査体制の整備構築に努めていきたいと考えております。

諏訪部君:話が戻ってしまい恐縮ですが、新たに導入する検査機器について、別のところで、割と自動で検査ができるというお話をお聞きしましたが、どのような検査機器を導入するのか、詳しく教えていただけますか。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:昨年、各医療関係機器メーカーから検査機器の販売がなされております。その中でも、自動化が進んでおり、コンパクトな機器ということで、当該検査機器を選定いたしました。
検査手順と致しましては、お預かりした唾液検体をその検体容器ごと検査機器にセットし、開始ボタンを押しますと検査結果が出るという仕様で、当初の段階で、暴露の感染リスクが極めて低い機器であるということを第一に、当該検査機器を導入することを決定いたしました。当該検査機器に関しては、先ほども申しましたけれども、廃棄の段階はありますが、唾液検体をセットするのみで、極めて自動化された機械であると認識しております。

諏訪部君:生活福祉常任委員会で、1人1か月半に1回程度検査を受けられるのではないかとお聞きしたと思います。受けられた方は、受けて陰性という結果に安心すると思いますが、その後、1か月半は陰性かどうか分からない状況になると思います。それは致し方ないことだと思いますが、その方たちに対して、次回の検査を受けるまでの対応といいますか、大げさに言いますとケアについてはどのように考えているか、お伺いいたします。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:そちらにつきましては、江別市介護保険施設感染症対応ネットワークの代表の方とも話しておりますが、一度検査を受けたからといって、次回は必ず1か月半以降になるとは考えておりません。例えば、日常生活の人との接触の中で不安を感じる要素、言葉は悪いかもしれませんが、濃厚接触者と言われた方と接触したかもしれないというような、漫然とした不安を抱えながら仕事をするのは、その方にとっても、施設にとっても、不安要素になると思います。そのような場合は、不安解消のため、検査順位のリストを再度提出していただきたいと考えております。検査の回数を1人何回と明確に決めるのではなく、感染リスクの高い方をできるだけ早く検査していこうということで、江別市介護保険施設感染症対応ネットワークと調整しております。場合によっては、1週間前に検査を受けたのだけれども、再度受けるという流れになることもあり得ると考えております。

委員長(三角君):ほかに質疑ございませんか。

岡君:高齢者施設の皆さんにとっても大変安心できる事業だと思いますし、効果も期待できる事業だと思います。
新聞報道によりますと、一部の自治体で、高齢者施設向けの検査について、地元の医師会との考え方にそごがあるような事例があったとお伺いしています。その点、医師会や専門家との間でどのような話になっているのか、お伺いします。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:今回の検査を始めるに当たりまして、市長と一般社団法人江別医師会の感染症対策のリーダーである医師の方とで意見交換をしております。その中で、江別市に関しては、高齢者福祉施設の検査を実施することに対し、一般社団法人江別医師会からの反対はございません。
また、健康推進室保健センターに保健医がおり、保健医に意見を伺ったところ、外から来る職員がクラスターの発生要因になっていることが考えられ、当該事業に関しては積極的に実施することに賛成な立場の御意見を頂いております。

岡君:あとは、高齢者関連の施設のみではなく、医療機関においても、このような対応が必要ではないかといったお話もあると思います。江別市内の医療機関側からの御意見や市としての考えがありましたらお伺いします。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:現時点で、医療機関からの要望は特にございません。
医療機関に関しては、例えば、市立病院などであれば、自分のところで検査ができる状況にありますし、医療関係者は、体調に変化があった場合、北海道江別保健所などに御相談していただくことにより、行政検査を速やかに受けられる体制も構築されております。現に、江別市のPCR検査センターは週に3回開設しておりますが、不安を感じる医療関係者の方々が検査にいらしている状況がありますので、行政検査の範囲である程度カバーできるものと考えております。

委員長(三角君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
次に、新型コロナウイルスワクチン接種事業について質疑をお受けしたいと思います。
質疑ございませんか。

諏訪部君:ワクチンがいつ来るかが分からないということで、御苦労されていらっしゃるかと思っております。
クーポン券の発送は国の指示という説明でしたので、ある程度準備は進んでいらっしゃると思いますが、新型コロナワクチン接種を2回受けることになりますことから、最初に2回分のクーポン券を発送するのか、お伺いいたします。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:委員がおっしゃるとおり、2回分まとめてクーポン券を送る予定でございます。

諏訪部君:そうしますと、容易に類推できますが、2回目の接種時になくしてしまったとか、どうしたらいいのだろうかというお問合せが来ても大丈夫ということでしょうか。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:なくされた方についても、再発行の手順が定められておりますので、手順に沿って対応したいと思っています。

諏訪部君:クーポン券を受け取った方がコールセンターなどを通じて予約をされると思いますが、現状ではワクチンがとても少ないようですし、江別市にもある程度ワクチンが来たけれども、あっという間になくなってしまうことも考えられます。クーポン券について、国の指示で即発送するのか、それとも、ある程度ワクチンを確保できたあたりで発送するのか、発送のタイミングはどのようになっていますか。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:まだ、国からはどのように発送するのかの詳細は来ておりませんが、クーポン券自体は65歳以上の高齢者分を発注しております。75歳以上と65歳以上の二区分に分けて発送するように準備をしており、国の指示によるものでございます。そのため、おおまかには二区分で発送することになろうかと思います。

諏訪部君:新聞やニュース等で報道されたことがありますが、住民票のない方や、住民票は江別市にあるけれども、何らかの事情で遠くに住んでいらっしゃる方について、どのような対応を考えているのでしょうか。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:国としては、ワクチンの確保の数量といった観点から、基本的に住民票のあるところで接種するとしていると認識しております。ただし、単身赴任の方や学生、入院されている方もおります。入院している方については、特に申請等の必要はなく、そのまま接種できます。単身赴任や学生については、江別市に住んでいるのであれば、江別市の市役所に届出をしていただくことになりますが、居住していることが明らかですので、市内で受けられるようにしていきたいと思っています。

諏訪部君:先ほどのPCR検査については、ヘルパーも受けられるということでしたが、これもテレビで見たので正しい情報か分からないですけれども、接種順位で高齢者施設等の従事者のところにヘルパーが入っていないという報道を見た覚えがあります。高齢者の方に接するのでワクチンの接種を受けたいが、順位が後ろのほうになるため受けられないという報道を見たのですけれども、その辺はどのようになっているか、国から何か指示があるのか、お伺いいたします。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:高齢者施設の従事者の方につきましては、入所系の施設については、一定程度の条件が整えば、従事者の方も高齢者と同じタイミングで接種できるとされています。ただし、訪問系の方々につきましては、今回の対象から外れて、一般での接種となると考えております。

諏訪部君:国からの指示ですから致し方ないと思いますが、その辺を柔軟に考えて接種が可能となる方法は何かないのでしょうか。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:接種順位につきましては、勝手に変えることはできない旨のQ&Aが出ています。ただし、先ほど御説明しました入所系の高齢者施設の従事者の方につきましては、ワクチンの効率的な接種や接種した後の経過観察の体制が取れれば接種可能となっていますので、入所系の従事者については、施設と相談しながら対応していきたいと考えています。

諏訪部君:多分これも答弁できないと思いながらお伺いしますが、かかりつけのクリニックの医師にワクチンの接種をお願いしたいというのは、受けられる方はすごく安心すると思います。しかし、この数字を見ても多くの市民が受けられないということもあります。また、アストラゼネカ社製のワクチンは、いつ入ってくるかのめどが全く立っていないという理解でよろしいでしょうか。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:アストラゼネカ社製のワクチンにつきましては、承認がいつというのは全く分からないところでありますが、2月初旬に薬事承認の申請をされておりますので、ファイザー社製のワクチンの申請から承認までの期間を考えますと、市としてはかなり早く来てくれることを期待しているところでございます。

諏訪部君:市民周知について、不明な内容が多いため、市ホームページやタウン誌を活用して随時情報提供するとあります。ホームページの話が出ると、必ず高齢者の方は見られない方が多いということになり、それで、タウン誌も入れていると思いますが、高齢者の方により広く知らせるような方策は何か考えていないのでしょうか。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:お知らせする詳細が決まっていないため、我々も苦慮しているところでありますが、クーポン券発送の段階で、可能な限り情報をお伝えしたいと思っております。その後、状況が動きましたら、随時、ホームページはもちろんですが、タウン誌において戸別に全世帯にお伝えできるような体制を組もうと考えております。
そのほかにも、情報が届かない方もいらっしゃると思いますので、今後どのような手法があるのか、検討していきたいと考えております。

諏訪部君:資料には、コールセンターを開設してウェブ予約システムを導入すると記載されていますが、このウェブ予約システムは市がつくるのか、それとも、国からこのシステムを使いなさいと示されるのか、どちらでしょうか。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:市で独自に開設するシステムです。

諏訪部君:そうしますと、ワクチン接種の初期の頃に、国でデータを集めたいという話を大臣がされていましたが、市が持っている予約システムのデータを渡す際にうまく渡せないことも考えられます。その辺の細かいやり取りはされていないのかもしれませんが、データのやり取りについての情報はあるのでしょうか。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:想定していますコールセンターのやり取りとは全く別の枠組みになりますが、国で接種記録の情報を収集するシステムを考えております。接種会場で予診票のバーコード等を読み取り、それを国が吸い上げ、市町村間の異動のときや、1回目の履歴が分からない状況にもすぐ対応できるよう、4月からの稼働を目指して国で進めていると聞いております。

諏訪部君:先ほど少しお話しされていましたが、高齢者施設の従事者の方でも高齢者の方と条件が合えば接種可能である場合があるということでした。
個人的な話ですが、私の母がグループホームにいまして、そのグループホームですと、毎月必ず医師が来て健康診断等をしてくださるので、検査することは可能だろうと思っています。必ず医療者が来て、その医療者がワクチン接種できる医師であればいいのですが、そうではない施設もあると思います。そのような施設の入所者や職員も巡回方式でワクチン接種をしてもらいたいというときは、どのようにすればよろしいのですか。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:まず、高齢者施設につきましては、原則として、通常のワクチン接種と同様に、各施設が接種の手法を確保することになっています。そのため、提携の医療機関等があり、その医療機関で打てるのであれば、その医療機関に打ってもらうことになろうかと思います。ただし、どうしても手法を確保できない施設もあろうかと思いますので、そのような場合は、市町村と医師会が協力して会場を確保するということになっています。現在、詳細は決定しておりませんが、そのような施設については、一般社団法人江別医師会の医師たちと協力し、訪問して接種するようにしたいと考えております。
入所している方については、対応できると思いますが、常時医師がいない施設の従事者については、対応できる施設とそうでない施設があると思いますので、そこはワクチンの供給量とも併せながら考えていきたいと思っています。

委員長(三角君):ほかに質疑ございませんか。

岡君:イメージが湧かないところがありますので、お伺いします。
一般的なケースで、クーポン券が届いたとします。その後、市内のクリニックにかかりつけ医がいるといった場合、具体的にどのような手続をして受けに行くのか、お伺いします。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:先ほども御説明しましたが、ファイザー社製のワクチンを取り扱う施設につきましては、コールセンターにお電話をしていただいて、日程等を予約していただきます。
アストラゼネカ社製のワクチンを取り扱う予定の市内のクリニックにつきましては、どこのクリニックで実施しているのかの情報提供はコールセンターでも対応しますが、実際の予約については、それぞれのクリニックに御連絡をしていただくことになります。

岡君:クリニックの場合は、基本的に個別のクリニックに御連絡する。かかりつけ医がいないケースでも、クリニックで受けたい場合は、クリニックに直接電話をする。ファイザー社製のワクチンになるでしょうが、病院で受けたい場合は、コールセンターやウェブシステムで予約する。このようなイメージでよろしいでしょうか。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:委員がおっしゃるとおりでございます。

岡君:確認ですが、集団接種の場合も、コールセンターかウェブシステムで予約というイメージでよろしいでしょうか。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:そのとおりでございます。

岡君:先ほども少し質疑がありましたが、江別市の場合だと、かかりつけ医が札幌市の病院というケースや、周辺の市町村の方でかかりつけ医が市立病院や江別市内の病院、クリニックというケースもあると思います。基本的には、先ほどのお話ですと、長期入院のケースは除いて、地元の自治体でお願いしますという理解でよろしいでしょうか。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:先ほど御説明が漏れたかもしれませんが、かかりつけ医がいる方につきましては、市外でもかかりつけ医です。
基本的に、全国の医師会と知事会との集合契約になっていますので、どこの市町村においてもワクチンを打つことはできますが、原則としては住民票のあるところとされています。ただし、かかりつけ医のいる方や、先も言ったような単身赴任、入院されている方については、そこの医療機関が所在する市町村でも接種が可能という形になっています。

岡君:現状では、かかりつけ医がいる場合、かかりつけ医に相談すると思いますが、基本的には、かかりつけ医でワクチンを打てることが想定されているということでよろしいでしょうか。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:かかりつけ医の方がその方の状況をよく知っていらっしゃると思いますので、まず、かかりつけ医に相談することになると考えています。

岡君:先ほどもお話しされていましたが、江別市であれば、かかりつけ医のクリニックでの接種が半分近く、メインと想定されていますけれども、それがアストラゼネカ社製のワクチンになるという想定でございます。
アストラゼネカ社製のワクチンがいつ承認されるかというのも、まだよく分からないということと、全国のワクチンの供給量から言うと、アストラゼネカ社製のワクチンはそこまで多くなかったように私は理解しています。自治体では個別に実施したいという話になっており、個別だと保管温度の関係でアストラゼネカ社製のワクチンになることが想定されるとしますと、供給スケジュールや供給量が国の想定と現場の自治体の考えとでそごが生じるのではないかと思っていますが、その点、分かる範囲で何かあればお伺いします。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:江別市としましては、ファイザー社製のワクチンについては、冷凍や希釈が必要であり、一定程度の規模の病院が対応できるということで、病院にお願いしています。
アストラゼネカ社製のワクチンについては、通常のワクチンと同様の管理ができますので、クリニックで実施していただくことを想定しています。
国も、ファイザー社のワクチンの承認がおりまして、少しずつ報道等で発表されています。アストラゼネカ社のワクチンについても、国内に生産する拠点があることと、承認の申請がされていることで、いつ来るかという詳細は全く分かりませんが、江別市としては、先ほど御説明したようなワクチンの特性によって、各クリニックや病院に割り振りをして体制を整えているところです。

岡君:不明な部分が多い中で、大変かと思いますが、了解いたしました。
直近の状況だと、ファイザー社製のワクチンも量が入ってこない感じになっており、さらにその中でも優先順位をどのようにつけるかの話になってきているようです。供給量が非常に少ないときに、年齢でさらに高齢者の方にするかどうかということも、国からの指示があり、指示に従って、江別市としても周知をしていくということなのか、改めてお伺いします。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:クーポン券の発送につきましては、大きく二区分で、それにのっとって発送することになると想定しています。
ワクチンの供給につきましても、国から発表されていますが、江別市にどの程度入ってくるかは未定の部分がございますので、クーポン券は発送しますけれども、ワクチンの入ってくる量を見ながら、状況によっては、第一弾は何歳以上の方とか、極端に言えば、100歳以上や90歳以上といった調整が必要になるかと思っています。

岡君:そこの調整は、自治体で考えて実施するイメージでよろしいですか。

新型コロナウイルス感染症対策担当参事:市町村で実施していくことになろうかと思います。

委員長(三角君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
健康福祉部退室のため、暫時休憩いたします。(10:42)

※ 休憩中に、議案第12号の今後の審査方法等について協議

委員長(三角君):委員会を再開いたします。(10:45)
休憩中に確認いたしましたとおり、議案第12号については、次回結審を行うこととしてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
次回の委員会は、2月26日金曜日の午前10時55分より開催いたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
最後に、2その他について、各委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
以上で、本日の委員会を散会いたします。(10:45)