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総務文教常任委員会 令和3年2月12日(金)

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年11月12日更新

(開会前)

※ 日程確認

(開 会)

委員長(裏君):ただいまより、総務文教常任委員会を開会いたします。(9:56)
本日の日程は、開会前に確認いたしましたとおり、次第に記載のとおり進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
教育部入室のため、暫時休憩いたします。(9:56)

委員長(裏君):委員会を再開いたします。(9:57)
1教育部所管事項、(1)報告事項、アの市内公立小学校における新型コロナウイルス感染者の発生についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

学校教育課長:市内公立小学校における新型コロナウイルス感染者の発生について御報告いたします。
資料の1ページを御覧ください。
初めに、1感染者についてでありますが、市内公立小学校の教諭1名及び児童3名です。
次に、2経過についてでありますが、1月22日金曜日が当該教諭の最終勤務日であり、その日の夜に発熱症状が出ています。
1月23日土曜日にPCR検査を実施し、翌日の24日日曜日に検査結果が出て陽性と判定されました。
その後、北海道江別保健所が感染者の学校内での活動状況を踏まえて、濃厚接触者等の検査対象者の特定を行い、1月26日火曜日に濃厚接触者等のPCR検査を実施し、翌日の27日水曜日に検査結果が出て、3名の児童が陽性と判定されました。
次に、3江別市教育委員会の対応でありますが、北海道教育委員会及び北海道江別保健所からの指導・助言を受け、濃厚接触となる可能性の高い当該教諭が担任する学級を、1月25日月曜日から当面の間、学級閉鎖としました。
1月27日水曜日に濃厚接触者等のPCR検査の結果、3名の児童の感染が確認されたことから、学級閉鎖を継続しております。閉鎖していた学級は、北海道江別保健所からの助言を受け、2月8日月曜日から再開しております。
次に、4学校の対応についてでありますが、当該校では、北海道江別保健所の助言を受け、1月24日日曜日に毎日実施する消毒作業に加え、改めて当該教諭が使用した教室や職員室などの消毒を実施しました。
以上です。

委員長(裏君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イの令和3年江別市成人のつどいについてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

生涯学習課長:令和3年江別市成人のつどいについて御報告いたします。
資料の2ページを御覧ください。
令和3年江別市成人のつどいにつきましては、昨年12月17日開催の当委員会に、新型コロナウイルス感染症の拡大を踏まえて、延期する旨、御報告したところですが、成人のつどい実行委員会と協議を行い、日程等がまとまりましたので、御報告いたします。
1の開催日につきましては、令和3年5月2日日曜日です。
2の時間につきましては、第1部は午後1時から午後1時50分までとし、消毒作業等を行うことから、間隔を100分取り、第2部は午後3時30分から午後4時20分までとしています。
3の会場及び対象地区等につきましては、新型コロナウイルス感染防止の観点から収容率を下げるため、また、市民会館は先約がありましたことから、コミュニティセンター、野幌公民館、市民文化ホールの3会場において、それぞれ2部制で行います。
居住地による対象地区は、鉄道を境に南北で分け、それぞれの出席予想及び収容率は記載のとおりです。
また、出席を自粛する新成人のため、市民文化ホールの第1部を、動画配信サービスでオンライン中継いたします。
4の周知方法につきましては、1月に広報えべつ2月号及び市ホームページへ掲載し、3月に新成人へ案内状を送付いたします。
5につきましては、プログラム案を参考として記載しております。詳細につきましては、今後、成人のつどい実行委員会と協議して進めてまいりたいと考えております。
以上です。

委員長(裏君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

内山君:1点、お伺いしたいと思います。
今回、令和3年江別市成人のつどいを延期して、その開催に当たっては、新型コロナウイルス感染症対策のため、分散開催で進められまして、その中で、動画配信サービスを活用して、ほかの会場にも中継するということだったのですが、せっかくオンライン中継をなさるのであれば、新型コロナウイルス感染症が怖くて会場に来たくない人や、いろいろな事情で会場に行けない人に向けて、会場に行かなくてもオンラインで見られるような対応は何か考えていないのでしょうか。

生涯学習課長:今回予定しておりますオンライン中継ですが、ほかの会場への配信ではなく、参加を自粛して御自宅などで見たい方に向けて行うことを考えております。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、ウの東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた取り組みについてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

合宿誘致・スポーツ交流事業担当参事:東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた取り組みについて御報告いたします。
資料の3ページを御覧ください。
東京2020オリンピック・パラリンピックを契機として、市民スポーツのさらなる振興を図るため、令和3年度に以下の取組を計画しております。
初めに、1オリンピック・パラリンピック事前合宿の受入れについて、(1)現状及び経過ですが、令和2年1月以降、北海道を通じて複数の国から事前合宿について照会が来ております。新型コロナウイルス感染症の影響により、大会が延期となりましたが、その後、同年11月に、国から事前合宿等に係る新型コロナウイルス感染症対策の指針が示されたことから、市としてもこの指針に基づき、相手国及び関係機関等との調整を進めております。
令和2年12月には新型コロナウイルス感染症対策に係る具体的な財政支援策が示されたため、それを踏まえて、受入れに向けた計画を検討し、令和3年1月以降も調整を継続しております。
なお、現在も調整中であり、具体的な国名については、正式に決定した段階で公表するよう、国から助言を受けております。
続いて、(2)事前合宿の受入れに係る市からの支援について、市からの支援は、江別市スポーツ合宿誘致推進事業実施要綱を基本としながら、相手国と協議の上、決定していきたいと考えております。
(3)新型コロナ対策に係る国からの財政支援について、例えば、航空機等利用時の空席確保の費用、宿泊施設におけるフロアごとの貸切りにかかる費用、選手団等へのPCR検査費用などが、事前合宿を受け入れた際、国からの補助を受けられます。
次に、2パラリンピック採火イベントの実施について、資料の米印に記載のとおり、パラリンピックの聖火は、オリンピックと異なり、共生社会への願いを込めた火を日本各地で採火し、それを1つに集め、聖火とします。
江別市では、江別市民体育館の駐車場を会場として、市民・障がい者スポーツ団体が参加し、東京2020パラリンピック聖火(えべつの火)の採火イベントを予定しております。
次に、3その他として、江別市にゆかりのある選手の応援看板や、本庁舎への懸垂幕の設置のほか、江別市にゆかりのある選手が出場する試合のパブリックビューイングを予定しています。
以上です。

委員長(裏君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

内山君:資料3ページの1の(2)事前合宿の受入れに係る市からの支援についてですが、正式には相手国と協議した上で決定するということですけれども、現段階において想定している具体的なものがあれば、教えてください。

合宿誘致・スポーツ交流事業担当参事:現在想定している支援としましては、先ほど御説明したとおり、江別市スポーツ合宿誘致推進事業実施要綱を基本とすることから、例えば、空港から江別市までの送迎の費用、また、施設使用料の補助や、通常行っている江別市の特産品などのPRの支援物資といったものを予定しております。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、エの北海道林木育種場旧庁舎保存・活用事業者の募集結果についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

施設計画担当参事:北海道林木育種場旧庁舎保存・活用事業者の募集結果について御報告いたします。
資料4ページを御覧ください。
昨年12月17日の当委員会で応募状況について報告したところですが、まず、1北海道林木育種場旧庁舎保存・活用事業者の募集期間は、令和2年10月1日から12月10日まででした。
次に、保存・活用事業者の契約交渉順位を決める2保存・活用事業者選定委員会ですが、(1)開催日は、令和2年12月22日、(2)委員は、8名で、江別市文化財保護委員会委員長である小林孝二氏を委員長に、江別商工会議所や自治会の役員などで委員会を構成しました。(3)選定方法は、事業者からのプレゼンテーション後、審査、採点、契約交渉優先順位を決定しました。
3応募事業者及び提案内容等についてでありますが、4事業者から応募があり、採点結果は資料に記載のとおりであり、第1位は株式会社珈房サッポロ珈琲館で、主な提案内容は、本社事務所、カフェ、物販、多目的室、市民ギャラリーです。得点は400満点中344点を獲得し、満場一致で、優先契約交渉第1位の事業者に選定されました。
次に、資料5ページを御覧ください。
4契約交渉優先順位第1位事業者が評価された点は、1施設の性格に合った事業提案、2提案事業者の歴史的建造物を活用した本社及び店舗の運営実績、3本社機能の移転による地域への経済波及効果です。
5第1位契約交渉事業者についてでありますが、(1)事業者名、(2)本社所在地は記載のとおりで、(3)事業概要は、1コーヒーチェーンの経営、2物販事業、3コーヒー宅配事業です。(4)建物活用イメージは、掲載のイラストのとおりです。(5)建物活用スケジュール(予定)は、令和3年2月、江別市議会へ議案提出、5月から江別市で施設改修工事、9月に事業者へ施設引渡し、9月から事業者による施設改修工事、11月に事業者本社事務所移転、令和4年3月にカフェ、物販、多目的室、市民ギャラリーの供用開始を予定しています。
最後に、資料に記載はありませんが、株式会社珈房サッポロ珈琲館とは、建物の無償貸付けの契約内容について合意に達したため、本年1月18日に仮契約を締結しております。
以上です。

委員長(裏君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

内山君:契約交渉優先順位というのは、今後まだ交渉する余地というか、相手方と交渉する内容があるのかどうか、それとも、もう相手方はほぼ決まりなのか、どのような意味なのか、教えてください。

施設計画担当参事:契約交渉優先順位についてでございますが、採点により、契約交渉優先順位を決めまして、第1位の契約交渉順位の者から、契約について順番に交渉していくというものでございます。
今回につきましては、株式会社珈房サッポロ珈琲館側と募集要項に沿った契約内容で協議を行ったところ、合意に達しましたので、仮契約を締結しております。この仮契約に基づきまして、私どもとしては、建物の今後の貸付けについて進めてまいりたいと考えておりまして、ほかの事業者とこれから交渉することはないと考えているところです。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。

清水君:建物の活用スケジュールで、財産の無償貸付けについてとありますが、これは期限つきの貸付けですか。先ほどから建物という説明がありましたが、土地の賃料を取るということなのか、その辺りの説明をお願いします。

施設計画担当参事:財産の無償貸付けにつきましては、建物と建物の敷地について、20年以内で貸し付けるということで募集させていただきました。交渉の経過では、敷地、建物とも無償で20年間貸し付けることで合意に達しましたので、建物と建物の敷地、それぞれ両方とも無償で株式会社珈房サッポロ珈琲館に貸し付けるという契約になっております。

清水君:もう1点、この建物は、国の登録有形文化財に登録されていますが、形状の変更その他についての届出だけでよかったと思うけれども、その辺りはどこが登録し直すというか、手続は誰が行うのでしょうか。

施設計画担当参事:この北海道林木育種場旧庁舎につきましては、引き続き、江別市が所有する形でございますので、文化財関係の届出については、江別市が行うことになります。
なお、所有者の変更など、建物の形状が変わるような大規模な改修がございませんので、今回は届出が必要ないと聞いております。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、オの江別市小中一貫教育基本方針の策定についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

学校教育課長:江別市小中一貫教育基本方針の策定について御報告いたします。
このことにつきましては、昨年8月19日開催の当委員会において、策定経過や方針案の概要等について報告した後、パブリックコメントを経て、このたび、江別市小中一貫教育基本方針を策定いたしましたので、その概要について御報告いたします。
初めに、資料の6ページを御覧ください。
パブリックコメントの実施結果であります。
1意見募集の結果でありますが、令和2年9月1日から9月30日まで募集したところ、6人から10件の意見がありました。
意見の概要と市の考え方は、2の(2)に記載のとおりであり、取扱区分Bの、案は修正しないが、今後の進め方等において積極的に参考とするものが8件と、取扱区分Cの、案と意見の趣旨が同様と考えられるものが2件であります。
次に、別冊資料の江別市小中一貫教育基本方針を御覧ください。
本方針は、昨年12月23日開催の定例教育委員会において、パブリックコメントの意見を踏まえて協議を行い、追記、修正を行った上で、最終案として1月27日開催の定例教育委員会に諮り、承認を得たものであります。
次に、江別市小中一貫教育基本方針の概要について説明いたします。
別冊資料の1ページを御覧ください。
中段以降の部分になりますが、江別市教育委員会では、小学校と中学校が課題や情報を共有し、系統性と連続性を持って指導に取り組み、より一層の教育の充実を図ることを目指しており、全ての市立小・中学校で小中一貫教育を実施することを明記するとともに、江別市における小中連携・一貫教育のイメージ図を載せております。
別冊資料の2ページから4ページにかけては、小中一貫教育が必要とされる背景について記載しており、別冊資料の5ページでは、小中一貫教育により期待される効果として、学習指導や生徒指導上での効果を含め、6項目について記載しております。
次に、別冊資料の7ページを御覧ください。
江別市における導入形態について、導入形態の説明と江別市で考えられる各校区の導入イメージの図を載せております。
次に、別冊資料の10ページを御覧ください。
江別市における小中一貫教育の目的について、目指す子供像の実現であることを明記し、別冊資料の11ページの江別市における小中一貫教育の方向性では、中学校区で目指す子供像を明確にするほか、義務教育9年間の見通しを明らかにした指導計画を作成し、系統性を持った指導を行うことで、学習意欲の向上や学習習慣の定着など、学習指導上の効果が期待できることを記載しております。
次に、別冊資料の13ページを御覧ください。
導入スケジュールについてでありますが、モデル校区である江別第二中学校区を第1期、それ以外の中学校区を第2期に指定し、新学習指導要領の全面実施後の令和4年度から、2年間に分けて全市に導入してまいりたいと考えております。
別冊資料の14ページ以降には、推進体制、取組のスケジュール、小中一貫教育と密接な関わりのあるコミュニティ・スクールについて記載しております。
以上です。

委員長(裏君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

佐藤君:江別市における小中一貫教育の目的について、今行われているモデル校での小中連携教育の現状を踏まえるということですが、小学校から中学校に上がるときの環境変化のところで、現在のモデル校においての成果というか、どのようなところで評価されて、今回の江別市小中一貫教育基本方針に入れ込んだのか、お聞きします。

学校教育課長:現在、江別第二中学校区ということで、ここについては、江別第二小学校と江別第二中学校の2校ですけれども、ここをモデル校として先行実施しております。
この中学校区におきましては、中学校体験ということで、小学6年生の児童が実際に中学校に通って、その中学校の教室を使った授業、もしくは、中学校の先生から授業を受けるといった体験授業を実施しておりますほか、部活動体験を通して交流しております。
そういった中で、子供たちの反応、関わった教職員の反応、コミュニティ・スクール、学校運営協議会での反応は、とてもよい取組だという評価を受けておりまして、このモデル校を基本として、各中学校区で展開していきたいと考えているところであります。

佐藤君:とてもよかったということですが、例えば、子供や教職員の声でよかった点について、教えてください。

学校教育課長:中学校体験ということで、小学校の児童が実際に中学校に行くわけですが、そこで上級生である中学校の生徒がいろいろと対応してくれまして、その中で、児童の感想としましては、上級生の中学生が優しく接してくれたことと、教室の雰囲気や、学校の先生から授業を受ける中で、小学校の場合は担任の先生が全て教えるのですけれども、中学校については教科担任制です。そういった違いが非常に参考になったなど、早く中学校に通いたいという意見もありました。
先生方も、小学6年生の反応を見ていて変わっていく姿や、アンケート調査等で保護者などの意見を聞く中で、有意義な活動であるとの報告を学校から頂いているところであります。

佐藤君:教職員の働き方のところで、小中一貫教育の課題として、多忙感や負担感があるという表現をされていますけれども、現状のモデル校でもいいのですが、教職員の負担感や多忙感について、どのような課題があるのか、もし分かれば教えてください。

学校教育課長:モデル校の取組における先生方の反応ですが、新しい事業が増えるということで、やはり少なからず抵抗感があったというのは事実です。しかし、先ほども答弁しましたけれども、回を重ねて、子供たちや保護者の反応を見ると、有意義な活動であるという実感をしていることと、小学校から中学校に移行する段階での環境の変化を少なくするという点では、大きな成果があり、今後も継続していきたいという意見です。したがって、小中一貫教育の取組については、負担が増えるところはありますが、その辺の御理解を頂きながら進めていただいているところであります。

佐藤君:小中一貫校で考えられる課題というところで、例えば、教職員の打合せの時間の確保や、合同研修の時間の確保は、全国的に共通の課題だと思いますが、江別市として、その辺りの手だてとして考えられていることがあれば、教えてください。

学校教育課長:課題への対応についてですが、教職員の打合せ時間の確保を課題の1つに挙げておりますけれども、こちらにつきましては、この後、令和3年度、令和4年度で、準備期間を設けております。その中で、指定校準備会議という、導入に当たっての準備会議において、全員が一律に集まるという形ではなく、指定校準備会議の中で進めていくことを考えております。
また、教職員の合同研修会の確保につきましては、江別市教育研究会という研究組織がございますので、そちらの小中ブロック研修会等を活用して、なるべく先生方の負担を減らすような形で考えているところであります。

佐藤君:最後に、コミュニティ・スクールについてお聞きしたいのですが、小中一貫教育になって、これまでと違う関わり方があるのかどうかも含めて、どのような学校運営になっていくのか、お聞きします。

学校教育課長:小中一貫教育は、地域とともにある学校づくりということで、目指す子供像という、中学校を卒業する段階でどのような子供に育ってほしいかを地域とともに考えるというものです。ですから、この子供像について、どういった形で進めていくかを熟議して設定していただくためには、本当にこのコミュニティ・スクールが重要になってきますので、学校運営協議会の中で、学校、家庭、地域が、ともに連携しながら進めていく形で考えております。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。

内山君:先ほどの説明の中で、今回の江別市小中一貫教育基本方針をつくるに当たって、パブリックコメントや教育委員会での協議を踏まえて、修正や変更を行い、この成案になったということでしたが、細かい記述や表現の変更はいいとして、主要な変更点について教えてください。

学校教育課長:パブリックコメントを受けての変更点でございますが、定例教育委員会では、12月に協議という形で教育委員の皆さんに協議していただきました。
教育委員会から、パブリックコメントでいただいた意見を踏まえた上で分かりやすい表現にするべきという御意見がありまして、小中一貫教育を導入することで、どういった効果が期待できるのかを分かりやすく伝えられるように修正いたしました。基本的な中身の変更ではなく、図や表を加えることで視覚的に分かりやすい表現に致しました。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
暫時休憩いたします。(10:31)

委員長(裏君):委員会を再開いたします。(10:32)
次に、カの江別市公民館等長寿命化計画及び江別市スポーツ施設長寿命化計画の策定についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

施設計画担当参事:江別市公民館等長寿命化計画及び江別市スポーツ施設長寿命化計画の策定について御報告いたします。
本計画案につきましては、昨年11月13日開催の当委員会におきまして、計画案の内容等を御報告した後、パブリックコメントを経て、このたび、江別市公民館等長寿命化計画及び江別市スポーツ施設長寿命化計画を策定したので、御報告いたします。
資料12ページを御覧ください。
まず、江別市公民館等長寿命化計画(案)に対する市民意見の募集結果と市の考え方でありますが、パブリックコメントは、令和2年11月24日から12月25日まで募集したところ、2件の意見がありました。
意見の概要と市の考え方は、2の(2)に記載のとおりであり、取扱区分Bの、案は修正しないが、今後の進め方等において積極的に参考とするものと、取扱区分Cの、案と意見の趣旨が同様と考えられるものであります。
続きまして、江別市スポーツ施設長寿命化計画であります。
資料13ページを御覧ください。
江別市スポーツ施設長寿命化計画(案)に対する市民意見の募集結果と市の考え方でありますが、同じく、パブリックコメントを募集したところ、2件の意見がありました。
意見の概要と市の考え方は、2の(2)に記載のとおりであり、取扱区分は、BとCでございます。
その後の経緯と致しましては、本年1月27日に開催した定例教育委員会において、パブリックコメント結果を踏まえた計画案を御審議いただき、承認いただいております。
なお、計画内容につきましては、資料別冊2及び別冊3のとおりであり、前回当委員会で御報告した内容から変更はございません。
以上です。

委員長(裏君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、キの江別市情報図書館長寿命化計画の策定についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

情報図書館長:江別市情報図書館長寿命化計画の策定について御報告いたします。
このことにつきましては、昨年11月13日開催の当委員会におきまして、江別市情報図書館長寿命化計画案の概要について報告した後、パブリックコメントを経て、このたび、江別市情報図書館長寿命化計画を策定しましたので、御報告いたします。
資料14ページを御覧ください。
パブリックコメントの実施結果でありますが、令和2年11月24日から12月25日まで募集したところ、3件の意見がありました。
寄せられた御意見と市の考え方は、2の(2)に記載のとおりであります。
取扱区分Bの、案は修正しないが、今後の進め方等において積極的に参考とするものが2件、取扱区分Cの、案と意見の趣旨が同様と考えられるものが1件であります。
その後の経緯としましては、本年1月27日に開催した定例教育委員会において、パブリックコメントの結果を踏まえた最終計画案を御審議いただき、計画案について承認を頂いております。
なお、本計画の内容につきましては、資料別冊4のとおりであり、前回、当委員会におきまして御報告した内容から変更はありません。
以上です。

委員長(裏君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、(2)第1回定例会予定案件、アの令和3年度スポーツ振興財団の事業計画についてを議題と致します。
本件に対する説明を求めます。

スポーツ課長:第1回定例会に報告を予定しております令和3年度一般財団法人スポーツ振興財団の事業計画について御説明申し上げます。
資料別冊5の事業計画書を御覧ください。
令和3年度の事業計画につきましては、一般財団法人江別市スポーツ振興財団の理事会並びに評議員会の議決を経て、市に提出されたものであります。
当該事業計画は、一般財団法人江別市スポーツ振興財団が、市民皆スポーツをさらに推進するため、各種スポーツ教室及びスポーツ大会等を開催するとともに、市民体育館をはじめとする屋内体育施設や都市公園施設の指定管理者として、市民サービスの向上に向けた管理運営を計画しているものであります。
令和3年度の事業計画につきましては、資料別冊5の1ページから4ページまでに記載しております。
事業運営に当たりましては、これまでどおり利用者の利便性に配慮した弾力性のある運営とサービスの提供を図りながら施設の利用を促進するとともに、利用者に満足していただけるよう努めていくこととしております。
次に、資料別冊5の5ページと6ページをお開き願います。
令和3年度収支予定表の1予定収支予算書につきまして、まず、資料別冊5の5ページの収入の部でありますが、1基本財産運用収入は、利息収入の3,000円を、2事業収入は、スポーツ大会参加料等の補助事業収入、屋外体育施設の維持管理業務等の受託事業収入、市民体育館をはじめとする屋内体育施設等の指定管理料や利用料金等の指定管理事業収入及び自主事業収入として2億9,223万8,000円を予定しております。
また、3補助金収入は、江別市からの補助金として4,346万2,000円を予定し、4雑収入の349万7,000円を加えると、当期収入合計額は、3億3,920万円となるものであります。
次に、資料別冊5の6ページに移りまして、支出の部でありますが、1補助事業費は、スポーツ大会開催事業費、健康体力づくり指導相談事業費、スポーツ指導者養成事業費及び事業管理費として4,653万5,000円を、2受託事業費は、屋外体育施設等の管理業務受託事業費として1,453万5,000円を、3指定管理運営費は、指定管理施設の管理運営費として2億7,617万8,000円を、4自主事業費は、事業に係る経費として190万2,000円を、5予備費として5万円を予定しており、その結果、当期支出合計額は、3億3,920万円となるものであります。
なお、資料別冊5の7ページに予定正味財産増減計算書を、資料別冊5の8ページに予定貸借対照表を、それぞれ記載しておりますので、御参照いただきたいと存じます。
また、参考資料として、最後のページに、令和2年度の決算見込みによる予定貸借対照表を記載しておりますので、御参照いただきたいと存じます。
以上です。

委員長(裏君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、教育部所管事項を終結いたします。
企画政策部入室及び換気のため、暫時休憩いたします。(10:42)

委員長(裏君):委員会を再開いたします。(10:44)
2企画政策部所管事項、(1)報告事項、アの生涯活躍のまち整備事業についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

政策推進課長:生涯活躍のまち整備事業につきまして御報告いたします。
資料1ページをお開き願います。
1の令和2年11月以降の主な経過についてでありますが、令和2年11月27日に、第2回生涯活躍のまち整備事業地域再生協議会を、新型コロナウイルス感染拡大により、書面で開催いたしました。
なお、地元自治会や各団体などには、この間においても、適時、新型コロナウイルス感染防止対策を講じた上で、事業の進捗などについて御報告しまして、意見交換をしております。
次に、2の11月27日に書面開催いたしました生涯活躍のまち整備事業地域再生協議会について、まず、(1)協議会の委員名簿についてでございますが、前委員の任期満了に伴い、新たに委員を委嘱したものでございまして、名簿につきましては、資料2ページに記載の15名でございます。
資料1ページにお戻りいただきまして、(2)協議会の位置づけでございますが、令和2年3月に策定いたしました江別市生涯活躍のまち形成事業計画の進捗や、ココルクえべつで行う様々な取組などについての意見を頂く機関でございます。
(3)主な議事についてでございますが、1事業の進捗状況等につきましては、多世代が集い交流できる場の提供、障がい者の就労支援、子育て支援事業(地域あそびのひろば)、小・中学校との連携などにつきまして、事業者や関係機関などとの協議、意見交換の状況などについて御報告したところでございます。
また、2として、昨年11月の当委員会でも御報告いたしましたが、生涯活躍のまちワークショップの開催結果について、当協議会にも御報告したところでございます。
なお、会議の内容につきましては、既に、市ホームページ、情報公開コーナーにおいて公開しております。
次に、3今後のスケジュール(予定)についてでございますが、3月10日に、第3回江別市生涯活躍のまち整備事業地域再生協議会を開催予定でございます。
また、3月下旬には、市民説明会を開催する予定でございます。説明会は、新型コロナウイルスの感染防止対策を講ずる中で、50名程度の定員とし、会場で参加いただくのと同時に、説明会の状況をオンラインで配信いたしまして、御覧いただく方法を考えております。また、当日、御参加いただけなかった方への対応と致しまして、会議の資料については、市内公共施設等に配架する予定でございます。
同じく、3月下旬には、広報えべつ4月号に、ココルクえべつを紹介するパンフレットを折り込み配布する予定で、オープン後の地域交流事業やボランティアの募集、拠点エリアの地域開放のお知らせなどを掲載いたしまして、広く市民の皆様にお知らせする予定でございます。
4月以降、パン工房、レストラン、障がい者グループホーム、入浴施設の利用開始となります。
なお、入浴施設につきましては、掘削した地下水から温泉法に基づく成分が得られなかったため、現在、4月のオープンに向けて、今後の対応を検討しているところでございます。
7月以降、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、看護小規模多機能型居宅介護事業所、サービスつき高齢者向け住宅、企業内保育所などが利用開始となります。
次に、4拠点地域オープン後の地域交流事業について(予定)でありますが、ココルクえべつに定期的に誰でも集える場を提供する多世代交流サロンや、重い障がいをお持ちの子供たちが集まり楽しんでもらうとともに、その保護者同士が悩みなどを話し合うことで負担が軽減される場を提供する重度肢体不自由児親子サロンを開催する予定でございます。
また、昨年、開催いたしました生涯活躍のまちワークショップで出されたアイデアに基づきまして、江別の食と暮らし体験イベント、余暇でつながる場の創造イベントを開催する予定でございます。
江別の食と暮らし体験イベントは、江別産食材を活用し、ココルクえべつなどに暮らす高齢者からレシピを募り、体験することや、元気な高齢者から昔の衣食住に関する体験談をお聞きする中で、実際に参加者に体験していただくといった内容でございます。
また、余暇でつながる場の創造イベントは、本が好きな方がココルクえべつに集まれるように、出張ブックストリートや読書会などを開催する予定でございます。
近隣の小・中学校との交流につきましては、これまで、ココルクえべつに近い、大麻東中学校、大麻東小学校、大麻泉小学校に伺い、生涯活躍のまちについて御説明いたしました。学校からは、非常に興味深いものであるという御意見を頂いたところでございまして、今後、交流の詳細について、協議を継続してまいりたいと考えております。初年度の令和3年度としては、例えば、総合学習での施設見学、ココルクえべつを活用した吹奏楽や合唱の発表会の開催などについて、今後も学校と協議してまいりたいと考えております。
以上です。

委員長(裏君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

齊藤君:今後のスケジュールについて、4月からは、パン工房、レストラン、グループホーム等がオープンされていく中で、入浴施設の利用も開始されますが、現状としては温泉が出ないということです。今後の対応について、現状で何か分かることがあれば、教えてください。

政策推進課長:入浴施設につきましては、昨年10月に掘削を開始いたしまして、事業者が1,000メートル掘削したところでございまして、その結果、必要な温泉成分を備えていない状況でございます。
さらに、今年1月26日から、専門業者が地下水の成分について、分析調査を行っているところでございます。その結果が間もなく出ると聞いておりますが、今のままの深さで何か設備等を設置すれば対応できるものなのか、1,000メートル以上さらに深く掘れば出るのか、別の場所を掘ることになるのか、その調査の結果を踏まえて、対応を検討してまいります。
いずれにいたしましても、市と致しましては、事業者とともに、予定どおり4月のオープンに向けて、検討を進めているところでございます。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。

佐藤君:介護保険施設等の特別養護老人ホームと介護老人保健施設の申込み状況などが、もし分かれば教えてください。

政策推進課長:特別養護老人ホーム等の予約状況でございますが、2月1日現在で、特別養護老人ホームについては、定員80名のうちの約36%、4割弱の申込みと伺っているところでございます。
介護老人保健施設、看護小規模多機能型居宅介護については、今のところ、入所の申込みがないと聞いております。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イの第2期江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略の改訂についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

総合計画・総合戦略担当参事:第2期江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略の改訂について御報告いたします。
資料3ページをお開きください。
まず、改定の経緯でありますが、本委員会において、北海道林木育種場旧庁舎の改修と利活用について、施設を所管する教育部から報告がなされていることと思いますが、今般、当該利活用の内容が具体的に定まってきたことから、第2期江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略においても所要の改定を行うものです。
それでは、1改定理由についてでありますが、市では、令和3年度に北海道林木育種場旧庁舎の外観及び安全性確保のための改修を行った上で民間事業者に貸与し、利活用を開始する予定としています。
同施設の改修により、現在、市外に本社を有する食関連企業の移転が計画されているほか、改修の財源として見込む地方創生拠点整備交付金について、交付の条件として自治体のまち・ひと・しごと創生総合戦略に施設名を記載することが必要とされていることから、北海道林木育種場旧庁舎をはじめとした地域資源を活用して企業誘致等を推進することを第2期江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略の具体的取組に追加するものです。
次に、2主な経過でありますが、現在の第2期江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略は、令和2年3月に策定しております。その後、令和2年度に入ってから、北海道林木育種場旧庁舎の保存・活用に係る募集要項の見直しが行われ、10月から新たな条件により保存・活用事業者を募集し、12月に優先交渉事業者が選定されました。事業者の内定により、令和3年度の改修内容が定まったことから、現在、同施設の改修に向けて地方創生拠点整備交付金の申請を行っているところです。
次に、3改定内容(案)ですが、概要として、北海道林木育種場旧庁舎をはじめとした江別市内の地域資源を有効活用し、企業誘致等を推し進めるとともに、企業誘致の効果を江別市全体に波及させるため、誘致企業と地元企業等による製品開発を推進していく取組を追加するものです。
また、こうした取組について、具体的に進捗管理を行うため、誘致企業と地元企業等による製品開発数をKPIとして追加設定するものです。
改定(案)の内容につきましては、資料4ページから6ページまでに新旧対照表を掲載しているほか、本日、別冊として改定内容を反映した第2期江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略を添付しておりますので、御参照いただければと思います。
最後に、4改定予定日ですが、本年3月を予定しております。
以上です。

委員長(裏君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、ウの地域公共交通活性化協議会についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

公共交通担当参事:私から、去る1月27日に開催いたしました令和2年度第3回江別市地域公共交通活性化協議会の開催結果につきまして、その概要を御報告いたします。
本日の委員会資料は、江別市地域公共交通活性化協議会当日の資料から主要部分を中心に抜粋してまとめておりますので、よろしくお願い申し上げます。
資料の7ページを御覧ください。
開催概要でありますが、日時等は記載のとおりであり、内容といたしましては、1報告事項として、江別市地域内フィーダー系統確保維持計画の変更について、2協議事項として、アの江北地区におけるデマンド型交通実証運行事業について、イの豊幌地区におけるデマンド型交通実証運行事業についての3件を議事と致しました。
続きまして、今回の江別市地域公共交通活性化協議会の主要部分となった2協議事項の概要を御説明いたします。
まず、アに関してでございます。
本件は、令和3年4月以降における江北地区デマンド型交通実証運行事業の継続について協議したものであり、資料の8ページと9ページは、現行制度の概要として、江別市地域公共交通活性化協議会当日に提出した資料でございます。
江北地区では、平成30年12月に当該事業を開始し、令和元年度は運行実績や住民アンケートの結果を基に乗降場所や運行ダイヤなどの見直しを行い、これにより令和2年4月から現行制度による運行を実施しているところです。
令和3年度の運行につきまして、事業主体である特定非営利活動法人えべつ江北まちづくり会としましては、コロナ禍において利用がなかなか伸びない状況の中で、現行制度に対する検証が難しいことから、現状のまま実証運行を継続したいとの意向でありました。
江別市地域公共交通活性化協議会当日は、特定非営利活動法人えべつ江北まちづくり会及び運行を担当する山崎自動車工業株式会社が委員外として参加する中で協議したところ、本件に対する異論などはなく、結果としまして、令和3年度は現行のまま継続することを了承する旨、協議が調ったものでございます。
なお、江北地区における実証運行は、令和3年度でおおむね3年が経過するものであり、令和4年度以降の本格運行に向けて、引き続き、関係機関等と協議していくこととなります。
続きまして、イに関してでございます。
本件は、令和3年度から新たに開始しようとする豊幌地区におけるデマンド型交通実証運行事業について協議したものでございます。
資料の10ページを御覧願います。
豊幌地区では、地元の自治会である豊幌両自治会連絡協議会が事業主体となってデマンド型交通を運行したいとの意向を持っており、モデルケースとしている江北地区と同じ仕組みにより、検討を進めてきたところであります。
運行開始時期につきましては、昨年11月の当委員会において、令和3年4月の開始を想定している旨を御報告いたしましたが、地元自治会による検討の結果、資料下段の想定スケジュールに記載のとおり、運行開始日を6月1日に変更することとなりました。その理由としましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、大人数が集まる会議などを開催することが難しく、会員制度の構築、会員募集に関して、今後時間を要することが想定されるためとのことでございます。
続きまして、制度の概要を御説明いたします。
同じく、資料の10ページの左上を御覧願います。
豊幌両自治会連絡協議会では、豊幌デマンド交通運営協議会を設置し、これが実施主体となってデマンド型交通の実証運行事業を実施します。利用は会員制であり、実証運行を開始するに当たって平日を運行日とします。
一方、その下にありますとおり、実際の乗合運送は、市内に所在するタクシー事業者と山崎自動車工業株式会社に業務委託することで実施するものでございます。
なお、資料中段に、運行イメージとして令和4年9月30日までとありますが、これは1回目の実証運行としての終期であり、その後は運行制度に対する見直しを行った上で2回目の実証運行に入っていくと御理解いただきたく存じます。
次に、資料の右上、利用者につきましては、豊幌地区にお住いの高齢者、体の不自由な方などで、豊幌デマンド交通運営協議会に利用登録している会員となります。豊幌デマンド交通運営協議会では、記載のとおり、年会費を会員から集め、当該事業の財源に充てるものです。また、運賃は、会員1人1乗車ごとに一律700円であります。これは、JR豊幌駅から江別市立病院までの鉄道と路線バスの運賃を参考としながら、自治会内で議論し、決めたものでございます。
次に、基本ダイヤに関しましては、資料中段から下段にかけて記載のとおりであり、1日3往復6便を設定の上、予約に応じて運行します。
続きまして、資料の11ページの図面を御覧願います。
乗降場所に関してでございます。
まず、利用者側の地区の乗降場所ですが、図面の中央下段に記載のとおり、実証運行1回目の制度としましては、豊幌花園町、豊幌美咲町、豊幌はみんぐ町に居住の会員は、自宅前か、JR豊幌駅前か、豊幌地区センターとなり、周辺の町名でいう豊幌に居住の会員は、JR豊幌駅前か、豊幌地区センターとなります。
備考にありますとおり、実証運行1回目では、町名でいう豊幌に居住する会員の自宅前まで乗降場所を拡大できるかについても検討することを挙げております。
次に、市街地側の乗降場所につきましては、江別市立病院ほか、図面左上の8か所を実証運行1回目の乗降場所としております。これらは自治会が実施したアンケート調査結果によるニーズを踏まえ、また、山崎自動車工業株式会社とも相談の上、安全に乗降できる場所で、運行効率の面も含め、総合的にピックアップしたものであります。
資料の12ページ以降につきましては、制度に関しての、より詳細な資料を添付しておりますので、後ほど御参照いただきたいと存じます。
以上が、豊幌両自治会連絡協議会が構築しようとするデマンド型交通実証運行事業の制度概要であり、江別市地域公共交通活性化協議会当日は、同自治会と山崎自動車工業株式会社が委員外として参加する中で協議したところ、本件に対する異論などはなく、結果としまして、本年6月からの実証運行開始を了承する旨、協議が調ったものでございます。
それでは、資料の7ページへお戻り願います。
2今後のスケジュールでございますが、今回の江別市地域公共交通活性化協議会の開催結果に基づき、引き続き、検討、調整等を行い、3月以降に次回の江別市地域公共交通活性化協議会を開催して、状況の報告、協議等を行うよう進めてまいりたいと考えております。
以上です。

委員長(裏君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

佐藤君:豊幌地区のデマンド型交通実証運行事業の内容ですけれども、同一世帯割引制度を設定する予定とあるのですが、もし今の時点で何か具体的な内容等があれば、教えてください。

公共交通担当参事:具体的にはまだ検討中とのことですが、今、想定されている内容としましては、本来であれば1人の会費が幾らということになるのですけれども、例えば、同じ世帯の中で登録しようとする方がお二人以上いらっしゃるときは、2人目から半額にするなど、そのようなことを検討中であると伺っております。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、企画政策部所管事項を終結いたします。
総務部入室のため、暫時休憩いたします。(11:07)

委員長(裏君):委員会を再開いたします。(11:08)
3総務部所管事項、(1)報告事項、アの人事異動についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

職員課長:令和3年2月1日付の人事異動について御報告いたします。
資料の1ページをお開き願います。
まず、令和3年2月1日付人事異動ですが、この人事異動は、2月下旬にも始まる予定であります新型コロナワクチンの接種について、医師会や医療機関との調整、接種券の印刷・発送、副反応などに関する電話相談への対応等を行うため、健康福祉部に新型コロナウイルス感染症対策室を新設するほか、所要の人事異動を行ったものでございます。
次に、1異動規模でありますが、兼務を含めますと全体で28名の異動となっております。
次に、2異動の内容でありますが、まず、健康福祉部内に新型コロナウイルス感染症対策室を新設し、室長を1名配置いたします。
課長職については、専任の参事を1名配置するほか、総務部調整監付危機対策・防災担当参事、健康福祉部健康推進室保健センター長、保健センター健康づくり・保健指導担当参事及び健康推進担当参事の兼務とし、主幹職についても、健康福祉部健康推進室健康推進担当主幹の兼務としております。
係長職については、専任の主査を1名配置するほか、総務部調整監付危機対策・防災担当主査、健康福祉部夜間急病センター総務担当主査、健康推進室保健センター管理係長及び保健センター健康づくり・保健指導担当主査の兼務としております。
係員につきましては、総務部調整監付危機対策・防災担当主査付係員、健康福祉部健康推進室保健センター管理係員及び保健センター健康づくり・保健指導担当主査付係員の兼務としております。
なお、これらの異動に関連し、健康福祉部次長が夜間急病センター総務担当参事を、健康推進室長が地域医療担当参事をそれぞれ事務取扱とするものであります。
次に、資料の2ページを御覧ください。
異動規模一覧でありますが、表の上から3行目の部次長職におきまして、昇任者が1名と組織改正等が2名、4行目の課長職におきまして、実質異動が1名と組織改正等が5名、5行目の主幹職におきまして、組織改正等が1名、6行目の係長職におきまして、昇任者が1名と組織改正等が6名、7行目の係員におきまして、組織改正等が11名の合計28名の異動規模となっております。
次に、資料の3ページを御覧ください。
資料の3ページから6ページまでは、職位ごとの異動一覧表となっており、異動後・異動前の職、氏名等について記載しております。
次に、資料の7ページを御覧ください。
資料の7ページと8ページは、組織機構改編図を記載しております。
なお、今後につきましても、必要に応じ、事務従事等による職員の配置や会計年度任用職員の雇用など、体制の充実を図ってまいりたいと考えております。
以上です。

委員長(裏君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イの旧江別市農村環境改善センターの売却についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

契約管財課長:旧江別市農村環境改善センターの売却について御報告いたします。
資料9ページを御覧ください。
初めに、土地の売却など、財産の処分については、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例において、議決に付すべき基準が定められており、土地の売却の場合は、予定価格が2,000万円以上で、かつ、面積が5,000平方メートル以上のものに限るとされております。
今回の案件は、今ほど申し上げました基準の両方を満たすものではありませんが、土地の面積が5,000平方メートル以上あり、面積がこの基準に該当することから、本日、当委員会へ報告するものです。
今回は、1対象財産に記載のとおり、旧江別市農村環境改善センターで、土地と建物の売却です。
次に、売却財産の概要について御説明いたします。
まず、2の(1)土地ですが、所在地は、美原1441番地13で、面積は、8,684.41平方メートルです。
次に、(2)建物ですが、昭和53年建築で、構造は鉄骨造陸屋根平屋建てで、床面積は1,159.07平方メートルです。
次に、3以降の、入札や契約の結果について御説明いたします。
去る11月18日に入札参加資格や入札参加方法などを告示した結果、4に記載の有限会社糧とくから、一般競争入札への参加申込みがあり、12月24日に入札を実施しました。
その結果、473万2,441円で、有限会社糧とくが落札し、12月28日付で契約を締結したところであります。
次に、資料の10ページを御覧ください。
参考として、今回売却した財産の位置図や施設の平面図を添付しておりますので、御参照ください。
以上です。

委員長(裏君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

内山君:この売却先の事業者は、この場所でどのような事業を行うのか、伺います。

契約管財課長:入札の際には、江別産農作物の集荷、保管及び米の精米事業の拠点にするとして申込みをされております。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、ウの本庁舎等の耐震化についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

庁舎耐震化担当参事:本庁舎等の耐震化について御報告いたします。
資料の11ページをお開きください。
まず、1経緯ですが、当市の本庁舎及び市民会館につきましては、耐震基準を満たしておらず、耐震化が必要な施設でありますことから、平成29年度から2年間かけまして、庁内検討組織によって、耐震改修や建て替えに係る事業手法などの検討を行い、報告書として取りまとめております。
また、令和元年度に、その報告書を基に、自治会や江別商工会議所などの団体役員を対象とした市民説明会を実施しております。
次に、2市民意見交換会ですが、令和2年度に、本庁舎と市民会館の現状を知ってもらい、さらに、幅広い世代の市民の皆さんから意見を聴取するため、市民意見交換会を開催いたしました。
この市民意見交換会は、庁内検討報告書を基に、耐震化の現状を理解してもらい、その後、ワークショップ形式での意見交換という形で進めたものでございます。
(1)参加人数等は、開催状況を記載しております。江別市高齢者クラブ連合会、江別市私立幼稚園PTA連合会、江別市PTA連合会、市内4大学の学生を対象に、昨年10月から11月にかけて開催し、それぞれ記載のとおり12名、5名、8名、10名と合計で35名の参加があったものです。
なお、当初の予定では、昨年7月から8月にかけての実施を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症への対策として、時期を遅らせ、少人数での開催としております。また、最後の市内4大学につきましては、新型コロナウイルス感染症が再流行したことから、オンラインでの開催としたものでございます。
市民意見交換会の中で出た主な意見としましては、現状の課題として、庁舎が分散しているので不便で分かりづらい、通路や待機スペースが狭い、古くて暗い感じがするといったものが多く、今後の要望として、気軽に訪れることのできる庁舎にしてほしいといったものや、シンボル的な要素を求める声、また、バリアフリー化やユニバーサルデザインの導入などの意見が出ました。
次に、(2)参加者の意見ですが、最終的に建て替えと耐震改修について、どちらが望ましいかとのまとめで、本庁舎については、庁舎分散化解消の面などから、建て替えが望ましいとする参加者が34名だったのに対し、耐震改修は1名でした。
また、市民会館につきましては、建て替え33名に対して耐震改修は2名という結果になりました。
次に、資料の12ページを御覧ください。
3市町村役場機能緊急保全事業、いわゆる有利な起債についてであります。
当該事業の期間につきましては、令和2年度までとされており、その期間を延長することにつきまして、北海道市長会等を通じて要望してきたところであります。今回、北海道を通して確認したところ、(1)現状にありますとおり、令和2年度をもって事業終了となる見込みで、延長は難しいだろうとの回答を得ております。
それを受けまして、(2)今後の対応でありますが、北海道内の本庁舎未耐震の江別市ほか、小樽市、夕張市、留萌市、美唄市、芦別市、名寄市、登別市、伊達市になりますが、この9市によって、令和3年2月5日に、本庁舎整備に係る起債制度創設を要望する会の設立準備会を開催したところであります。
つきましては、市町村役場機能緊急保全事業が終了となった場合、この会におきまして、国等に対しまして、当該事業に代わる本庁舎の建て替えに係る有利な起債制度創設についての要望を、次年度以降に行っていく予定であります。
以上です。

委員長(裏君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

齊藤君:市民意見交換会の参加人数等ですが、一応、それぞれ代表の方なのかどうか、想定していた参加人数を教えていただけますか。あまりにも、人数的にどうなのかと思いました。

庁舎耐震化担当参事:参加人数についてですが、先ほども説明いたしましたように、今回は参加した皆さんの意見を細かく聞きたいということ、また、それにプラスして、新型コロナウイルス感染症対策を行う必要がありましたので、当課からは、一開催当たり10名程度を選定して参加いただきたいということを各団体にお願いいたしました。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、(2)第1回定例会予定案件、アの令和3年度江別振興公社の事業計画についてを議題と致します。
本件に対する説明を求めます。

契約管財課長:令和3年度江別振興公社の事業計画について御説明いたします。
別冊資料の第53期令和3年度株式会社江別振興公社事業計画書の1ページをお開き願います。
令和3年度の事業でありますが、主として指定管理者として管理しております公民館等の管理運営業務を引き続き行ってまいります。
なお、令和3年度の指定管理料は、消費税抜きの金額で1億4,956万2,000円を予定しております。
次に、別冊資料の2ページをお開き願います。
指定管理者として、1子育て支援事業から、別冊資料の3ページの5むすぶ(交歓)事業までの記載の各事業の実施を予定しております。
次に、別冊資料の5ページをお開き願います。
予定損益計算書でありますが、売上高につきましては、公民館等指定管理料収入、利用料金制による公民館等利用料収入、公民館等事業収入及び雑入を合わせまして、1億6,578万円を予定しております。
一方、売上原価につきましては、各施設の受託事業原価が1億5,685万4,000円、販売費及び一般管理費につきましては921万円を予定しております。
これらの営業収支に営業外収益を加え、法人税等を精算いたしますと、当期純利益として55万3,000円を予定するものであります。
なお、別冊資料の4ページに予定貸借対照表、別冊資料の6ページに各施設の運営費予定明細書、別冊資料の7ページに販売費及び一般管理費予定明細書をそれぞれ記載しておりますので、御参照いただきたいと存じます。
また、最後のページに、令和3年3月31日現在における令和2年度の決算見込みとして、予定貸借対照表を参考として添付しております。
令和2年度の当期純損失としては3,126万4,000円が見込まれ、繰越利益剰余金は5,544万5,000円の予定であります。
以上です。

委員長(裏君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、総務部所管事項を終結いたします。
総務部退室のため、暫時休憩いたします。(11:26)

※ 休憩中に、第1回定例会の委員長報告の有無について協議

委員長(裏君):委員会を再開いたします。(11:27)
次に、4第1回定例会の委員長報告の有無については、行わないことと確認してよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
次に、5閉会中の所管事務調査(案)については、総務・企画行政について及び教育行政についての2件について、議長に申出いたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
最後に、6その他について、各委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
以上で、本日の委員会を散会いたします。(11:28)