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生活福祉常任委員会 令和3年3月1日(月)(1)

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年11月8日更新

(開会前)

※ 日程の確認

(開 会)

委員長(諏訪部君):ただいまより、生活福祉常任委員会を開会いたします。(13:27)
本日の日程は、開会前に確認いたしましたとおり、次第に記載のとおり進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
消防本部入室のため、暫時休憩いたします。(13:27)

委員長(諏訪部君):委員会を再開いたします。(13:28)
1付託案件の審査、(1)議案第11号 江別市火災予防条例の一部を改正する条例の制定についてを議題と致します。
本件に対する説明を求めます。

予防課長:私から、議案第11号 江別市火災予防条例の一部を改正する条例の制定について御説明申し上げます。
まず、定例会初日に御説明いたしました提案理由につきましては、資料1ページのとおりでございますので、御参照願います。
資料2ページを御覧ください。
初めに、1改正理由についてでありますが、対象火気設備等の位置、構造及び管理並びに対象火気器具等の取扱いに関する条例の制定に関する基準を定める省令が一部改正され、急速充電設備に係る全出力の上限が拡大されることから、これに伴う所要の改正を行おうとするものであります。
次に、2改正内容でありますが、(1)のとおり、急速充電設備に係る全出力の規制範囲の上限をこれまでの50キロワットから200キロワットに拡大することから、(2)のとおり、新たに安全対策として、アの設備を屋外に設置する場合における建築物との距離を確保すること、イの操作時におけるコネクターの落下防止などの措置について、ウの充電用ケーブルに冷却用の液体を用いる場合の措置について、エの複数の充電用ケーブルを用いて同時に充電する場合の措置について、オの設備に蓄電池を内蔵する場合の措置について追加し、併せて、(3)のとおり、急速充電設備を設置しようとする場合の届出義務を定めるほか、字句及び引用条項の整備を行うものであります。
次に、3施行期日を令和3年4月1日としており、4経過措置として、施行時までに設置または設置工事中の設備は、改正前の基準を適用することについて設けるものであります。
なお、資料3ページに全出力ごとの規制区分及び急速充電設備の構成器具の図解と、資料4ページから新旧対照表を添付しておりますので、御参照ください。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。

奥野君:何点か、確認をさせていただきたいと思います。
今後、電気自動車の普及に伴いまして、この急速充電設備が増えてくることによる条例の改正だと理解しているのですが、詳細を確認させていただきたいと思います。
この50キロワットから200キロワットに拡大する部分の詳細や背景などを教えてください。

予防課長:50キロワットから200キロワットに拡大する背景についてでございますが、御質疑にあったとおり、現在、大容量の電池を搭載した電気自動車の普及に併せて、急速充電設備の普及も進むものと予測されております。そうした中で、蓄電池の出力の上限を拡大することで従来の充電時間の短縮につながるため、こうした急速充電設備の需要が高まっていると認識しております。

奥野君:もう少し確認ですが、急速充電設備が必要になるのは、電気自動車の中のバッテリーの容量が大きくなるからなのか、そのような部分ももう少し教えてください。

予防課長:先ほどお答えしましたとおり、電気自動車の普及に伴いまして、今まで以上に走行距離を延ばすということがユーザーから要請されているそうです。そのため、電気自動車に積んでおります電池も大容量化されていまして、今までの充電設備だとかなりの充電時間を要することから、50キロワットから200キロワットまで出力を上げることで、充電時間の短縮につながるものと認識しております。

奥野君:別の資料を確認したときに、この急速充電設備と普通充電設備があると書かれていたのですけれども、江別市内でこのような充電設備はどのぐらいあるのか、もしお分かりになれば教えてください。

予防課長:現在、急速充電設備の設置状況に関しましては、届出義務がありませんので、正確な数字は分からない状況でありますが、関連団体からの情報提供によりますと、市内のディーラーや大型店舗など、4か所に設置されていると伺っております。

奥野君:今までは届出義務がなかったので、正確に把握していないというお話でしたけれども、今後、この資料2ページの2の(3)で届出義務が定められることにより、市の消防本部でもきちんと把握ができるという認識でよろしいでしょうか。

予防課長:そのとおりでございます。

奥野君:最後に、念のため確認いたしますが、これまで、市内で急速充電設備や普通充電設備に関連した火災事例などがあったのかどうか、お伺いします。

予防課長:平成27年度からの調べになりますが、現在のところございません。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

吉本君:大体のところは今お伺いして分かったのですが、資料3ページの絵を見ますと、イメージとして、ガソリンスタンドのようなものが記載されています。今回、出力の上限が200キロワットになると、距離の確保など、いろいろなところが条件に入ってきますので、例えば、ガソリンスタンドのように独立したスペースができて、そこにこの急速充電設備が設置され、そこから充電できるというものになるのでしょうか。
それから、よくテレビでは、家の物置などから充電しているようなものも見るのですけれども、そういうものは、今回の届出の対象にならないのか、家庭でも設置されるものなのか、その2点を参考までにお聞かせください。

予防課長:まず、御質疑の1点目、スペース等についてでございますが、現在、急速充電設備に関しましては、高速道路のサービスエリアや道の駅などの目的地に向かう途中で充電する場合の設備になります。今、御質疑にあったとおり、駐車場の広いエリアの中の限られたスペースに、充電設備用のエリアとして設けられる形になると認識しております。
次に、2点目の家庭での設置についてでございますが、今回の条例で改正します急速充電設備に関しましては、今お答えしたとおり、サービスエリアや道の駅での設置を想定しております。今のところではございますが、急速充電設備の設置に伴う設備投資もかなり高額になりますことから、急速な普及は難しいのではないかと認識しております。

吉本君:私はよく知らないのですけれども、家庭で充電する小さいタイプの充電設備をテレビなどでよく見ていて、家で充電できるのだと思っていたのですが、小さい重量だと、従来どおり使えるという理解でよろしいでしょうか。

予防課長:そのとおりでございます。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
健康福祉部入室のため、暫時休憩いたします。(13:38)

委員長(諏訪部君):委員会を再開いたします。(13:39)
次に、(2)議案第6号 江別市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例の制定についてを議題と致します。
本件に対する説明を求めます。

介護保険課長:議案第6号 江別市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。
初めに、本条例の提案理由説明につきましては、資料の1ページと2ページに記載しておりますので、御参照願います。
次に、本条例の概要について御説明いたします。
資料の3ページをお開き願います。
1改正理由でありますが、令和3年度介護報酬改定に併せて、地域密着型サービス、地域密着型介護予防サービス、介護予防支援等及び居宅介護支援等の事業に関する国の基準省令が一部改正されたことから、関係する条例について所要の改正を行おうとするものであります。
一部改正する条例につきましては、枠内の(1)から(4)に記載されている条例であります。
次に、2主な改正内容について御説明いたします。
まず、(1)に記載しております江別市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正でありますが、アの全サービス共通として、介護サービス事業者に感染症の発生及び蔓延等に関する取組の徹底を求める観点から、委員会の開催、指針の整備、研修及び訓練の実施を義務づけるほか、感染症や災害が発生した場合であっても、必要な介護サービスが継続的に提供できる体制を構築するため、業務継続に向けた計画等の策定、研修及び訓練の実施を義務づけるものであります。
また、ウの地域密着型通所介護からケの看護小規模多機能型居宅介護において、介護従事者の認知症対応力の向上を図るため、介護に直接携わる職員のうち、医療・福祉関係の資格を有していない者について、認知症介護基礎研修を受講させるために必要な措置を講ずることを義務づけるものであります。
さらに、カの認知症対応型共同生活介護において、複数の事業所で人材を有効活用しながら、利用者にとって、より身近な地域でサービスを提供するために、新たに設けられた認知症対応型共同生活介護のサテライト型の事業所について、その人員、設備等に関する基準を追加するほか、人材の有効活用を図る観点から、計画作成担当者の配置基準を緩和するなどの改正を行うものであります。
次に、資料の4ページ、(2)江別市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正でありますが、(1)の条例と同様の改正を行うものであります。
次に、(3)江別市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正でありますが、感染症や災害への対応力強化について、(1)の条例と同様の改正を行うものであります。
次に、(4)江別市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部改正でありますが、感染症や災害への対応力強化について、(1)の条例と同様の改正を行うとともに、事業所に置かなければならない管理者を主任介護支援専門員とする要件の適用について、令和9年3月31日まで猶予することや、ケアプランの検証に関わる規定を追加するものであります。
最後に、附則でありますが、施行期日を令和3年4月1日とし、ただし、(4)の条例改正によるケアプランの検証に係る規定の追加については、令和3年10月1日とするほか、今回の改正により、新たに義務づけられているものの一部について、経過措置を設けるものであります。
なお、資料の5ページから53ページまでは、改正する条例の新旧対照表でありますので、御参照願います。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。

奥野君:何点か、お聞きしたいと思います。
今回の改正で、研修の受講義務づけや業務継続に向けた計画等の策定など、いろいろな内容がありますけれども、まず、市として、この条例の対象となる介護事業所等が大体どのぐらいあるか、数を教えていただけますか。

介護保険課長:まず、(1)から(4)までの条例があるのですけれども、(1)に関わる事業所につきましては47の事業所がございます。(2)につきましては、この47事業所のうちの介護予防サービスに限定されているので、内数になりますが、47事業所のうちの24事業所になります。(3)の条例に関わる事業所については4事業所ございます。(4)もケアマネジャーの事業所になりますが、こちらは27事業所になりまして、全部を合わせると78事業所になります。

奥野君:やはり、数的にかなりあると思うのですが、まず、1点、確認ですけれども、資料1ページにもありました認知症対応型共同生活介護、グループホームのサテライト型の事業所は、江別市にあるのでしょうか。

介護保険課長:江別市にはございません。

奥野君:次に、この受講に関しての義務づけや、業務継続に向けた計画の策定などがありますけれども、これは一体いつぐらいまでに策定する必要があるのか、期間的なものを教えてください。

介護保険課長:今言われた受講の義務づけというのは、恐らく認知症介護基礎研修のことだと思うのですが、認知症介護基礎研修の受講の義務づけについては、3年間の経過措置がございます。
それと、もう1つの業務継続に係るいわゆるBCPと言われる計画の策定になりますが、こちらにも3年間の経過措置がございます。
全ての事業所ということになると、なかなかすぐにできない項目については、こういった経過措置が設けられているところでございます。

奥野君:3年間の経過措置があるというお話でした。
80近い数の事業所がありまして、その事業所によっては、規模もあると思うのですけれども、今回のコロナ禍も経験されて、業務継続に向けた計画をきちんと作成されているところもあると思います。ただ、やはり小さい事業所など、策定がなかなか難しいという事業所に関して、市として、今後、何らかの助言やフォローしていくような仕組み等、検討されているものがあれば、教えてください。

介護保険課長:まず、現在出ているのが省令でして、この後に、介護報酬の告示、そして、解釈通知、その後に、国から細かいQ&A等が出される予定でございます。
小さい事業所等への市の支援でございますが、当然そういった細かい解釈通知が出ておりますので、その辺は事業所等でもし理解できないということでこちらに問合せがあれば、こちらも北海道などに確認をしながらお答えすることもあると思います。また、例えば、居宅介護支援事業所といったケアマネジャーの事業所であれば、江別市にケアマネジャーの部会もありますし、あとは、グループホームなどであれば、グループホームの協会もございますので、恐らくそういったところからそれぞれの情報共有をされることもあると思います。法人によっては、地域ではそれぞれ小さい事業所であっても、法人で幾つか事業所を持っているところがあると思いますので、恐らくそういったところで情報共有などして解釈されていくと思いますが、市にも問合せがあれば、対応していきたいと考えています。

奥野君:今は条例の改正ということで、これから細かいところがいろいろと出てくると思いますが、今おっしゃっていただいたように、いろいろな質問等があれば市でも対応されていくということで、まずは理解いたしました。
最後に、この業務継続の計画等に関連してくると思うのですが、例えば、コロナ禍もそうですけれども、突然こういった状態になったときに人員が足りないということで、事業所1つで業務継続の計画を立てたとしても、1つの事業所でなかなか賄えない、人員を呼び込むのは難しいと思います。例えば、大きな事業所であれば、幾つかグループがあって、そこからフォローするという流れもあると思うのですけれども、こういった1か所の事業所だけでなかなか難しい部分は、ネットワークのようなものがあるというお話でしたが、ネットワーク等の連携を通して対応していけるものなのかどうか、その辺り、市として御検討されていたり、感じているところがあれば、今お答えできる範囲で教えてください。

介護保険課長:今回の新型コロナウイルス感染症の関係で言いますと、江別市介護保険施設感染症対応ネットワークというものをつくっておりまして、いわゆるクラスター、集団感染が発生した事業所がありましたけれども、そちらの2つの施設に合わせて11人の方がそれぞれ違う施設から支援に入っております。今回、支援というところで、そういったネットワークがかなり構築されてきたと思っております。
また、業務継続計画、BCPについては、国からガイドラインが示されておりまして、新型コロナウイルス感染症の業務のガイドラインと、災害に対する業務のガイドラインの2種類が示されておりますので、それに沿って業務継続計画をつくっていくことになると考えております。

奥野君:どこまで市がフォローできるかなど、いろいろとあると思うのですけれども、例えば、この業務継続計画を一からつくるのが大変だという事業所があれば、いろいろなところの事例でフォーマットみたいなものを提示するなど、検討していただきたいと思います。
要望です。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

吉本君:詳細はこれからということでしたけれども、最終的には、この業務継続計画にしても、認知症介護基礎研修にしても、きちんとできているのかどうかという辺りでは、市が何かしらのチェックとまでは言わないですけれども、確認のようなことまで想定されているのか、その点についてはいかがでしょうか。

介護保険課長:地域密着型サービスについては、市に指導権限がございますので、実地指導といって、現場での指導といいますか、確認に入るのですが、その中で基準に合っているかチェックしますので、そういったところで確認をしていく形になります。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
生活環境部入室のため、暫時休憩いたします。(13:55)

委員長(諏訪部君):委員会を再開いたします。(13:56)
次に、(3)議案第10号 江別市交通安全対策会議条例の一部を改正する条例の制定についてを議題と致します。
本件に対する説明を求めます。

市民生活課長:それでは、議案第10号 江別市交通安全対策会議条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。
まず、先日の本会議で御説明いたしました提案理由につきましては、資料1ページのとおりですので、御参照願います。
次に、資料2ページをお開き願います。
初めに、1改正理由でありますが、令和3年度から始まります第11次江別市交通安全計画の作成に当たり、江別市市民参加条例第7条第1項の規定に基づき、市民公募委員の選任が可能となるよう、江別市交通安全対策会議条例の一部を改正するものであり、併せて字句の整備を行うものであります。
次に、2改正内容でありますが、1点目として、第3条第5項に市民公募委員を追加するものであり、2点目として、第3条に第7項と第8項を新たに設け、市民公募委員の任期は5年とし、補欠の委員は前任者の残任期間とし、さらに、再任を可能とするものであり、そのほかに字句の整備を図るものであります。
次に、3施行期日でありますが、令和3年4月1日とするものであります。
なお、資料3ページに新旧対照表を添付しておりますので、併せて御参照願います。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、2生活環境部所管事項、(1)報告事項、アの戸籍住民課窓口の待ち人数等のインターネット公開についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

戸籍住民課長:それでは、戸籍住民課窓口の待ち人数等のインターネット公開について御報告いたします。
資料の4ページをお開き願います。
まず、1導入の目的でありますが、毎年3月、4月の混雑緩和のため、現在、広報えべつやホームページに混雑カレンダーを掲載して周知しているところですが、昨年来の新型コロナウイルス感染症に対する3密の解消など、感染防止対策の観点からも、さらなる混雑緩和に向けて取り組むものであります。
次に、2取組の概要でありますが、現在、広告事業者の協力により当課窓口に設置しているデジタルサイネージによる広告放映及び窓口番号表示装置等のシステムに、新たな追加機能として受付待ち人数と証明交付番号をリアルタイムにインターネット上で確認できる機能を導入するものであります。
次に、3導入の効果でありますが、スマートフォンで番号札などのQRコードを読み取ることで待ち状況等が把握できることから、混雑している待合場所にとどまることなく順番を待つことができるようになるほか、ホームページからアクセスすることも可能となることから、来庁する前に混雑状況を確認することができるなど、窓口の混雑緩和を図ることが期待できると考えております。
次に、4導入時期でありますが、今月下旬を予定しております。
資料の5ページを御覧願います。
こちらはインターネット公開についてのイメージ図になっております。
来庁者が滞留して混雑を招く場面と致しましては、中段左側、1で示しました受付後呼出しされるまでの間と、下段真ん中、2で示しました、手続後、証明書等が交付されるまでの間となります。
前段でも御説明しましたが、来庁者は混雑状況を把握することで、例えば、他部署の手続を優先する、あるいは、車の中など庁舎外で待機する、市内で簡単な用事を済ませてしまうなどのメリットがあります。さらには、事前に混雑状況を確認してから来庁する目安として活用するということも可能になります。
なお、スマートフォンの画面イメージとしまして、右上に3種類をお示ししましたので、御参照ください。
最後に、資料の4ページに戻っていただきまして、5その他でありますが、本システムは、広告事業者によって運用されますことから、当市に経費負担が生じることはございません。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

奥野君:何点か、確認させていただきたいと思います。
まず、資料4ページの5ですけれども、このシステムの導入に当たって、当市の経費負担はないと記載されておりますが、この導入までの経緯について、もう少し詳細を確認させてください。

戸籍住民課長:この事業自体につきましては、広告事業ということで、広告の事業者が一部広告をデジタルサイネージで放映することで、その広告料によって、その企業から番号の表示のシステム等の提供を受けている形のものでございます。今回、ちょうどその契約の更改の年ということもありまして、現状のコロナ禍で、このような混雑を緩和するための提案を事業者側から受け、調整してきたところでございます。

奥野君:感染防止対策という部分で、非常に有効的な取組だと思います。
資料5ページのイメージ図で少し確認ですけれども、待ち人数が分かるとありまして、この交付状況のところで、自分が何番で、そろそろ呼ばれるというのはイメージできるのですが、最初に発券機で自分の番号を取って、その後、画面を見て、自分の順番をどのように確認できるのか、イメージを教えてください。

戸籍住民課長:まず、順番と致しましては、最初に発券機で受付の番号を取っていただくのですが、そのときに、横にQRコードを表示した案内を置こうと思っておりまして、それを待っている間に読み込んでいただくと、そのまますぐに見られるようになります。その待ち人数がリアルタイムに出てきまして、受付が終わるたびにその人数が減っていくので、自分の番号の前に大体何人が待っているのか、イメージがつくようになります。
その後については、この上の図で言うと2交付状況ですが、番号そのものが出ます。ただ、メニューによって番号がランダムになってしまうので、どうしても次を読むのは難しいところもあるのかもしれないですが、番号が表示されたので、取りに行こうということで、こちらは、あとはお待ちするだけとなりますので、そういったことでは使い勝手がよくなると考えております。

奥野君:リアルタイムで分かるのは、今までの混雑カレンダーとは全く違うと思います。
今のお話にもありましたけれども、市民の方が手軽にQRコードで登録できるという認識ですが、例えば、来庁前に事前に混雑状況を確認することができるとありまして、これはホームページなどにもQRコードが出ていて、そこで登録すればリアルタイムで混雑状況が確認できるという認識でよろしいでしょうか。

戸籍住民課長:委員の御指摘のとおりでございまして、まず、稼働日が確定しましたら、直ちに、ホームページとSNSで情報発信を行い、そこにはQRコードとURL、いわゆるアドレスですけれども、両方を併記しようと考えております。
スマートフォン、タブレット端末のほか、画面の映り方は違いますけれども、パソコンからも確認することができますので、そこでショートカットといいますか、それをデスクトップ上に貼っておいていただければ、そこを押すだけですぐにこのページに飛ぶということで、いわゆるアプリケーションソフトではなく、どちらかというと、ホームページを閲覧するようなイメージで、すぐそのページを見ていただけると考えております。
実際に来られた方に関しては、先ほどお話しした発券機のところに御案内の紙、今、考えているのはA6判ぐらいの小さい紙ですけれども、お持ち帰りいただけるものを御用意するほか、周知用のポスターを掲示できればと考えております。

奥野君:市民の方への周知は、今後決まってからというお話でした。今、ホームページという話もありましたけれども、これから混雑する時期なので、なるべく早く広く市民の皆様に知っていただけると有効だと思うのですが、もう一度、その周知の仕方を念のために確認させてください。

戸籍住民課長:今ほど御説明させていただいたとおり、何日からという事前周知ができないので、やはりどうしても日にちが分かったときからになると思います。そのときにホームページとSNSを使うところと、それを見るタイミングがなく、来庁された方は、発券機の横に置いてある案内の文書を見ていただければ、そこでQRコードとURLを両方載せておきますので、そこですぐにその日、その場から待ち状況や交付の番号を確認できるということで、周知していく形になると思います。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、生活環境部所管事項を終結いたします。
市立病院入室のため、暫時休憩いたします。(14:10)

委員長(諏訪部君):委員会を再開いたします。(14:11)
次に、3市立病院所管事項、(1)報告事項、アの江別市立病院経営評価委員会についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

経営改善担当参事:それでは、私から、江別市立病院経営評価委員会について御報告いたします。
資料1ページをお開きください。
1第3回江別市立病院経営評価委員会の開催結果でありますが、2月17日水曜日午後6時から、市立病院2階講義室において開催しました。
(5)議事については、病院事業経営状況、市立病院の経営再建に向けたロードマップの進捗状況、江別市立病院経営再建計画(案)について報告したほか、点検・評価の進め方(案)について協議していただいたところでございます。
続いて、市立病院の経営再建に向けたロードマップの進捗状況について説明します。
資料2ページをお開きください。
こちらは、第3回江別市立病院経営評価委員会に提出を致しました市立病院の経営再建に向けたロードマップの進捗管理表です。
なお、第2回江別市立病院経営評価委員会での意見を踏まえ、AからDまでの自己評価とし、それぞれ解説を加えるとともに、記号による評価が難しいものについては、文言での記載としています。
まず、(1)市立病院が担うべき医療の重点化のうち、目標患者数、目標診療単価については、新型コロナウイルス感染症の影響により、外来患者数については、計画値及び昨年度実績を下回っています。一方、入院患者数、入院単価、外来単価については、計画値を下回っていますが、昨年度実績を上回っています。
資料3ページを御覧ください。
下段、4診療科の方向性のうち、精神科の縮小については、精神科の役割を見直すことにより、施設利用の最適化、また、担うべき医療の重点化を進めることができたと判断し、Aとしています。
まず、精神デイケアの一部施設を転用した健診センターについて、病院全体で、スピード感を持って準備作業を行い、昨年12月にオープンすることができました。
施設利用の最適化を進め、一般患者と健診受診者の動線を分けることで感染症対策を徹底するとともに、健診業務を集約化したことで受診時間の短縮にもつながっています。引き続き、市民に向けたPRを行い、受診者の増加を図りたいと考えております。
また、昨年9月に開設したもの忘れ外来につきましては、市民の関心が高く、患者数が堅調に推移しています。7月のプレ実施から12月までの累計で、57人の方に受診していただいたところです。引き続き、高度医療機器を活用した多職種連携による認知症への取組を進め、市民の健康寿命の延伸に寄与したいと考えております。
資料4ページをお開きください。
5病床規模の方向性のうち、精神病床については、稼働病床を59床から37床に縮小したことで、個室的利用による病床運用の効率化が進み、病床利用率が80.6%と向上しています。
次に、(2)診療体制の確立、2市立病院が担うべき医療の重点化を踏まえた内科診療体制の構築では、令和3年3月に総合内科医1人を採用予定であり、目標を達成できる見込みです。消化器内科医、循環器内科医については、令和2年度の目標を達成しておりますが、引き続き、令和3年度に向け、医師招聘の取組を進めてまいります。
資料5ページを御覧ください。
3医師招聘に向けた体制の強化のうち、専門医招聘に向けた複数の大学医局への派遣要請の実施については、内科系医師の招聘に向け、大学医局との関係性を強化すべく、複数回、医局を訪問し、派遣要請を継続的に行っております。
次に、5看護体制の抜本的見直しのうち、2交代制の全面実施については、昨年10月から病棟の実態を踏まえつつ、段階的に移行を進め、4病棟で移行済みです。夜間の緊急入院が多い2病棟については、現在、移行準備を進めております。
資料6ページをお開きください。
上段、夜勤体制の最適化について、2交代制の導入に合わせ、救急診療室の業務見直し、夜間看護管理当直の導入といった取組を進めてまいりましたが、これに加え、夜勤専従看護補助者の導入準備を進めています。夜勤専従看護補助者の導入は、夜間看護体制の強化を目的とするものであり、診療報酬制度で認められている看護補助体制加算の取得により、4,700万円程度の増収効果を見込んでいます。
(3)経営体制の構築、1ガバナンス強化のうち、事務職員のプロパー化の推進については、令和3年1月に1人を採用し、6人体制としました。引き続き、プロパー化を進めるべく、令和3年度採用に向けて取組を進めているところです。
資料7ページを御覧ください。
3収益増加策と費用削減策のうち、コーディング精度の向上については、DPC最適化に向けた講演会を昨年11月に実施し、DPC分析によるベンチマーキング等を行うシステムの導入準備を進めています。このシステムを有効に活用し、コーディング精度の向上、管理料・指導料の算定率向上に取り組みたいと考えております。
また、材料費の抑制については、Aと評価しています。
これまで、新たな契約方式であるファシリティ・マネジメント・システム方式の導入などの取組を進めてまいりました。これに加え、10月から開始した院外処方が着実に進んでおり、年間で8,000万円程度の薬品費削減を見込んでいます。
引き続き、江別市立病院経営評価委員会の御意見を伺いながら、市立病院の経営再建に向けたロードマップの進捗を管理し、経営再建を着実に進めてまいりたいと考えております。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

猪股君:幾つか、確認させていただきたいと思います。
まず、市立病院の経営再建に向けたロードマップの進捗管理表ということで、第3・四半期までの取組状況を御報告いただいたと思うのですけれども、資料7ページの最後の収支改善額は、目標としては、年度で約5億5,500万円という具体的な数字が上がっているのですが、ここは取りあえず年度末に取組状況と自己評価の御報告を頂く予定だという理解でよろしいでしょうか。

経営改善担当参事:そのような考え方で相違ございません。

猪股君:そうすると、金額として具体的に収支改善額が出ている中で、今、自己評価の中で遅れているもの、予定どおり進捗しているものなど、それぞれの評価が出ていると思います。この全体的な収支改善額の約5億5,500万円について、どこでどれぐらいの見積もりをした結果この金額になっていて、ここはできていて、ここはできていないのでこの金額になっているという見通しが分かる出し方をするとよいと感じました。
どの取組によって収支改善額が幾ら実現したのかという具体的な数字が、年度の終わりにはお知らせいただけるのかどうか、教えてください。

経営改善担当参事:年度が終わった段階で、全ての決算を整理した中で、個別の項目ごとにどの程度の改善があったのか、そういった内容につきましては、一定程度整理して報告する必要があるものと考えております。

猪股君:改善できたのはどこで、その金額はいくらで、改善できなかったのはここで、これぐらい達成できなかったという金額が具体的に分かるように御報告いただけると理解を致しました。
その中で、現在の進捗ということで、自己評価が少し低いCとDの区分に分かれてしまっているところが、資料2ページの目標患者数と診療単価の部分になると思います。当初予算で数字の目標はお示しいただいているのですけれども、今、CとDの自己評価という点について、具体的にどういう行動をすることによって改善していくのかというアクションプランについても示していただけるといいと思うのですが、そこの考え方についてお聞かせください。

経営改善担当参事:具体的なアクションプランですけれども、今年度、まだ新型コロナウイルス感染症の影響が続いておりますので、現状の中でできること、できないことがあると思います。
その中で、まず、入院につきましては、感染症対策をしっかり行いながら救急の受入れを進めることで、患者数を伸ばすことができると考えております。実際、入院患者数については、年度後半に向かって伸びてきておりますので、このCという部分につきましては、第3・四半期までの累計でCと考えておりますけれども、下半期に向けては、そういった部分での改善がかなり進んで、伸びてきていると考えております。
一方、外来患者数につきましては、新型コロナウイルス感染症による影響が続いている中で、何ができるかという部分については、先ほどの進捗管理表の説明でも御説明申し上げましたが、感染症対策を徹底する中で、安心して受診いただける体制を整えることが今の市立病院でできる最大限の努力ではないかと考えているところであります。そのような観点から、健診センターを開設したり、入り口で発熱のトリアージを実施したり、また、発熱者専用の診断診察スペースを設ける部分で、市民の方に安心して市立病院に来ていただける環境を整えるということで改善を進めているところです。
ただ、外部環境の変化が非常に著しい中で、直ちに効果が出てくるところではないということもありますが、そのような取組をしっかり進めることが今後の外来患者数の増加にもつながっていくのではないかと考えておりますので、そういった部分にしっかり取り組んでいきたいと考えております。
単価の部分については、どうしても年度前半で手術等の抑制等がございましたので、その影響もあったと思いますが、年度後半については、PCR検査等の体制が整う中で、手術も一定程度できる体制が整いつつありますことから、その中で改善を進めてまいりたいと考えております。

猪股君:救急受入れによる入院患者数の増などは過去にも御報告いただいていたので、よく分かっておりまして、その点もコロナ禍で救急受入れを頑張った結果、このように数字に反映できてきたというところがあったと思います。年度末に一度整理をしたときに、新型コロナウイルス感染症がなくても、こういう形で継続していくのかどうか、もう少し具体的な取組の内容についても、年度末の段階では御報告を頂ければと要望させていただきます。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

芳賀君:まず、1点目ですが、資料3ページの下から2行目、健診センターへの転用がA評価になっています。健診センター単独で見たときの収益は上がっているのかどうか、システム上、課題などがあるのであれば、教えてください。

経営改善担当参事:健診センターの見直しによりまして、まずは、1日当たりの健診を受け入れる人数が増えたという実績はございます。ただ、こちらも新型コロナウイルス感染症の影響で、どうしても一般の健診につきましても受診を控える部分がありますので、完全に予定していたところまで伸びているかと言いますと、もう少し伸び代があると考えておりますが、現時点ではそういう形で体制を整える中で、受入れ能力はかなり上がったと考えております。

芳賀君:もう1点ですが、資料7ページのコーディング精度の向上では、B評価、改善実施となっております。ここは、情報管理部門、事務部門プラス看護部でも周知され、例えば、今までとは違った部分、診療報酬が下がる前日に退院するなど、そのようなところが向上してきたと考えてよろしいでしょうか。

経営改善担当参事:この勉強会の内容ですけれども、三重県の松阪市民病院の世古口先生を講師に、ウェブセミナーという形で開催させていただきました。その講演会につきましては、病院長以下、病院の幹部職員と看護師長にも参加していただいております。
その内容としましては、まず、DPC制度をしっかりと理解する中で、きちんとした症例をつけた上で、適正な診療報酬を算定できる体制を整えるなど、その他のコメディカル部門、例えば、リハビリテーション、薬剤管理指導、入院の栄養指導などをしっかり行うことで算定率が上がっていく、医療の質を向上させながら収益も改善していくという考え方で、ぜひ経営改善を進めてほしいという形で講演を頂いたところです。
その中では、当然、看護師がチーム医療のコアとなって、世古口先生のお言葉をお借りしますと、縁の下の力持ちとして看護師が関わることによって、経営改善が進んでいくというお話も頂いているところです。そういったところをきちんと進めていきながら、経営を改善していきたいと考えております。
まだ、退院日の調整といったところまでの取組が進んでいる状況ではございません。もう一度、DPCの基本をきちんと学んで、きちんとした経営改善に基本から取り組んでいこうということで進めておりまして、今、市立病院内にeラーニングシステムという、職員が動画を視聴して学べるシステムを導入しておりますが、その中で講演会の動画等をアップロードすることで、それを職員一人一人に見ていただく取組をしたり、その他、副師長会などで、独自にDPC適正化の内容についての勉強会などもしていただいているところですので、全体でコーディング精度向上を含めたDPCの適正化を進めることで取り組んでいきたいと考えております。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

佐々木君:まず、市立病院の経営再建に向けたロードマップの中でもありました、顧問の設置について、寳金先生の件ですけれども、現段階で顧問の処遇については、今までどおりということでよろしいでしょうか。

病院経営推進監:顧問の設置については、昨年、北海道大学の寳金先生にお願いしたところでありますが、現在、公務が非常に忙しい中で継続はさせていただいております。
ただ、このまま継続できるかと言いますと、諸条件もありましてなかなか難しい部分もありますので、現在、後任の人選について進めております。その方の正式な了承がもらえましたら、改めて新しい顧問の設置、顧問の交代については、発表したいと考えております。

佐々木君:予定では、変更ということで理解いたしました。
次に、江別市立病院経営評価委員会を傍聴させていただいたのですけれども、そのときに音声がひどくてなかなか聞きづらく、その中で確認させていただきたいことがありましたので、お願いいたします。
評価方法について、議題にもありましたけれども、その日の江別市立病院経営評価委員会の中で、評価方法について何か決まったことはありましたか。

経営改善担当参事:評価の進め方だと思いますが、まず、病院事務局から5月に第4・四半期までの年間の状況を報告させていただきまして、その中で、年間を通じた市立病院の取組に対する評価について、意見交換をしていただいた後、おおむね8月をめどに江別市立病院経営評価委員会としての評価、意見を取りまとめていただくという内容で、点検評価の進め方の案を示させていただきまして、その内容でおおむね了承を頂いている状況でございます。

佐々木君:8月には、江別市立病院経営評価委員会から一定の意見と取りまとめが出るということでよろしいですか。

経営改善担当参事:現状においては、そのような形で合意が得られたと考えております。

佐々木君:次に、地方公営企業法の全部適用への移行についても意見が大分出されていた雰囲気といいますか、とにかく急ぐということは聞こえていたのですけれども、そこら辺のスケジュール的なことで何かありましたら報告をお願いいたします。

経営改善担当参事:江別市立病院経営評価委員会の中では、地方公営企業法の全部適用に移行するのがやや遅いのではないかという御意見を頂いたところでございます。
後ほどの報告に関係してしまうので、どこまで説明すればよろしいかという部分ですけれども、移行時期を明確にするということで整理させていただきまして、そのような形で江別市立病院経営再建計画に反映させていただいているところでございます。
やや遅いという部分については、次回の江別市立病院経営評価委員会の中で、移行に当たっての課題も含めてスケジュールをお示しするということになっておりますので、その中で江別市立病院経営評価委員会の皆様にもしっかりと説明させていただきたいと考えております。

佐々木君:直接、市立病院の経営再建に向けたロードマップではないですけれども、この間の取組で、新型コロナウイルス感染症関係で市民説明会が開催できなかったということで、広報えべつ1月号で特集が組まれたのですが、今後、特集以外にもう一度市民説明会や報告会などを開く予定はございますか。

経営改善担当参事:先日開催されました江別市立病院経営評価委員会の中でも、西澤委員長から、新型コロナウイルス感染症の動向を見極めながら、市民に直接説明する場を設けたいという御意見を頂戴しているところでございます。そのような御意見も踏まえながら、市民説明会の開催についても検討を進めてまいりたいと考えておりますので、そのように御理解いただければと思います。

佐々木君:報告会などについても要望がございますので、ぜひ決まりましたら報告していただきたいと思います。
江別市立病院経営評価委員会の資料ですけれども、一応、生活福祉常任委員会の委員には事前配付があるのですが、基本的に江別市の大きな課題なので、できれば議員全員に配ったほうがいいのではないかと思います。お一人お一人確認はしていないですし、コピーも取れるのですけれども、傍聴用にたくさんつくっていますので、できれば事前に議員全員に配ったほうがいいのではないかと思います。そういったところで、必要あるか、ないか、希望しない方もいるかもしれないですけれども、要望があればということになりますでしょうか。

委員長(諏訪部君):暫時休憩いたします。(14:35)

※ 休憩中に、答弁調整を行う。

委員長(諏訪部君):委員会を再開いたします。(14:37)

佐々木君:江別市立病院経営評価委員会の資料配付につきまして、先ほどの質疑は取り下げさせていただきます。
ただ、希望者全員に向けての配付を要望します。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

吉本君:資料5ページの看護体制の抜本的見直しの2交代制の全面実施で、先ほどの御説明では、病棟の実態を踏まえて4病棟でもう既に実施していて、あと2病棟は、病棟の体質も違うということですが、今、移行準備をしているということでした。
この間、4病棟で実際に2交代制を行ってきて、例えば、問題になること、病棟からの意見や、やはり一番は夜勤のときの問題だと思うのですけれども、かなり疲労こんぱいして大変であるなど、2交代制で一般的に言われている問題や懸念していたような問題が生じていないのか、その辺の実態について、少し教えてください。

事務局次長:2交代制の実施についてですけれども、実際に昨年10月から実施いたしまして、看護部長から現場の聞き取り等を行っております。
その中では、やはり長時間の勤務になりまして、当初、休憩が取れるのかどうか、取りづらいのではないかという部分もあったのですけれども、そこは日頃の看護業務の見直しや、例えば、委員会の時間短縮などを、それぞれの病棟の現場から意見をもらって、看護部でまた検討するという形で調整をしまして、先日聞いたところでは、現在、休憩が取れないという状況にはないということです。ただ、長時間勤務になりますので、夜勤明けとその次の休みの取り方について、休みが1日よりは2日続いたほうが疲労軽減につながるという意見も出ていますので、今、看護部で勤務シフトを調整する際に、できるだけ2日休みとなるようにシフト作成に気をつけるということで、話を伺っております。

吉本君:2交代制で当初想定されていたことが具体的に出てきて対応されているということで、予想の範囲内だった、それほど大きな問題にはなっていないのだと、今お聞きを致しました。
もう1点、その次の資料6ページの夜勤体制のところです。
これもまた、3人夜勤が2人夜勤になるということで、いろいろな心配がスタッフの中にはあったのではないかと思います。
ここは、自己評価がBになっているのですけれども、実際に2人夜勤になったところもあるということでしょうか。それとも、看護職員2人夜勤については体制が整い次第実施とありますので、今のところ、まだ夜勤専従看護補助者も導入準備中なので、現状では3人夜勤の体制だと理解してよろしいのかどうか、お聞きします。

事務局次長:現状では、委員がおっしゃるとおり3人夜勤になりますので、まだ看護職員2人による2人夜勤には進んでおりません。
ただ、今、2交代制を実施する中で、救急診療室の業務の見直しや、夜間看護管理当直を導入してサポートする体制を取って、安全に移行できる形で今後の看護職員2人夜勤を目指して、体制をいろいろと調整しながら検討している状況です。

吉本君:そうしますと、例えば、夜間看護管理当直は、もう先行して実施されているという理解でよろしいですか。

事務局次長:おっしゃるとおりでございます。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イの江別市立病院経営再建計画についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

経営改善担当参事:それでは、江別市立病院経営再建計画について御報告いたします。
江別市立病院経営再建計画については、令和2年11月16日に開催された当委員会でも御報告申し上げましたとおり、令和2年12月15日から令和3年1月14日までの間にパブリックコメントを実施し、頂いた御意見を踏まえまして、2月17日に開催されました江別市立病院経営評価委員会にお諮りし、当該委員会における御意見も反映して江別市立病院経営再建計画を策定いたしましたので、御報告申し上げます。
まず、お手元の資料で、右上に別冊1と書かれた資料を御覧願います。
パブリックコメントにつきましては、江別市市民参加条例に基づき、広報えべつ12月号、市ホームページへの掲載のほか、市立病院2階の管理課、市役所情報公開コーナーなど計10か所の市内公共施設へ配置の上、実施したものであります。
また、広報えべつ1月号で、再生の道のりをテーマに特集記事を組み、パブリックコメントについて、改めて広く市民にお知らせをしたところでございます。
その結果、個人6人と2団体の方から41件の御意見を頂いたところであります。
各意見の内容及び市の考え方につきましては、別冊1の1ページ以降に記載のとおりであり、意見に対する考え方の区分別の件数は、Aが13件、Bが7件、Cが11件、Dが6件、Eが4件となっております。
意見を受けて案に反映したAの主な内容としては、医師確保に関する意見、広報に関する意見、病院の財務状況に関する意見などがありました。これらの御意見を踏まえ、取りまとめた計画がお手元の別冊2となります。
次に、パブリックコメントの意見及び江別市立病院経営評価委員会の意見等を踏まえまして、修正した部分について御説明いたします。
お手元の資料、別冊2江別市立病院経営再建計画を御覧願います。
なお、修正した部分については、それぞれ朱書きしております。
まず、別冊2の13ページをお開き願います。
医療機能のうち入院機能、5疾病のうち精神疾患について、計画期間中における方向性として、機能維持に修正しております。
まず、入院機能については、新型コロナウイルス感染症による受療動向の変化を踏まえ、外来については、機能分化・連携強化をより一層進め、入院をより重点化する方向としたものです。
次に、精神疾患については、総合的な病院機能を必要とする精神科身体合併症への対応など、公的病院が担うべき政策医療への重点化を図ることとしました。
また、下段について、令和2年度に病床の縮小を実施済みであることから、そのような形で表現を修正しております。
次に、別冊2の16ページをお開き願います。
上段、手術、入院について、手術の方向性に関する文章を追加したほか、入院に係る表現を修正しております。
また、下段、精神疾患について、政策医療への重点化を図りつつ、長期的な方向性について、継続的に検証を行うという表現に修正しているほか、もの忘れ外来など、多職種連携による取組を進める旨、表現を追加しています。
次に、別冊2の18ページをお開き願います。
経営指標に関する数値目標につきまして、収支計画に基づき、数値を修正しております。
次に、別冊2の19ページをお開き願います。
まず、上段、入院機能を重点化し、外来機能の連携強化を進める観点から、(3)収入確保に係るもの、1の1日当たり入院患者数の目標を200人から210人に変更し、また、2の1日当たり外来患者数の目標を650人から600人に変更しております。
また、下段、(4)経営の安定性に係るもの、2不良債務額について、収支計画に基づき、数値を修正したほか、医師確保対策特別引当金残高に関する注記を追加しています。
次に、別冊2の20ページを御覧願います。
経営の安定性に係る指標として、4企業債残高、5累積欠損金を追加しております。
次に、別冊2の21ページを御覧願います。
上段、2医師招聘に向けた体制の強化につきまして、医師招聘についての考え方を明確化する形で表現を修正したほか、多様な人材の採用や育児中の医師に対する各種支援制度の周知について文言を追加しております。
次に、別冊2の22ページを御覧願います。
下段になりますが、(3)財務基盤の強化、(4)広報活動の充実を追加しております。
次に、別冊2の24ページをお開き願います。
まず、2地方公営企業法の全部適用について、移行時期を明確化する形で、表現を修正しています。
また、3経営形態移行の方向性について、独立行政法人化に向けては、市民の意見も踏まえ、検討を進める旨、表現を修正しています。
次に、別冊2の26ページをお開き願います。
令和3年度から令和5年度までの収支計画につきまして、令和3年度予算(案)や、入院患者数等の目標を踏まえ、数値を整理しております。
次に、別冊2の27ページをお開き願います。
こちらの収支計画における主要項目は、江別市立病院経営評価委員会における意見を踏まえ、診療単価、職員配置、内科診療体制、主な費用の計画のほか、新型コロナウイルス感染症関連の影響額についてまとめ、新たに追加したものです。
また、資料編の用語解説、策定経過について、文言を追加しておりますので、御参照願います。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

猪股君:まずは、先に御説明いただいた市民意見について、確認させてください。
別冊1の12ページの5-3市財政に及ぼす影響の中で、市民の意見の反映状況でAとして、企業債残高を指標に加えるという点と、減資の活用について研究を進める旨、計画に明記しますということについて、考え方をお聞かせください。
減資の活用は随分前に御説明を頂いた記憶もあるのですけれども、パブリックコメントの趣旨と一致しているのか、いないのかの判断ができなかったので、簡単に御説明ください。

経営改善担当参事:まず、累積欠損金残高については、市民の関心も非常に高いということで、江別市立病院経営再建計画の収支計画の中には数字が入っているのですけれども、経営指標の中でしっかりと明確化したほうがいいという判断の下、そのように記載をしたものでございます。
減資の部分につきましては、江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会の第2次答申の中で、財務基盤の強化の中で、累積欠損金の解消の手法として、減資の活用の研究を進めてはどうかという御意見を頂いたところでございます。今回、累積欠損金を経営指標に載せるのに併せて、減資についても研究を進めるということで修正させていただいたところでございます。
減資の内容についてですけれども、地方公営企業法の規定に基づきまして、議会の議決を得て、いわゆる資本金を取り崩す形で、欠損金に振り替えるという会計処理が認められております。この可否については、いろいろな御意見があると考えておりますので、これについては、江別市立病院経営評価委員会の御意見を伺いながら研究を進める中で、減資の手法を活用したほうがいいという方向性が出てきた段階で、また改めて議会の議決を得る手続になると考えております。まずは、累積欠損金をきちんとお示しする中で、減資という手法についてもしっかりと研究していく形で進めてまいりたいと考え、このような意見を踏まえて、内容を修正したところでございます。

猪股君:市民の意見としては、累積欠損金がこれだけ膨らんでいるということに対して、いかがかという趣旨だと思いました。そこに対してしっかり数字として表すのと、併せて、減資の活用という方法も考えているということで、まだ議会の中で議論にはなっていない点ではあるけれども、江別市立病院経営再建計画の中に明記するということで理解を致しました。
引き続き、別冊2の江別市立病院経営再建計画では、16ページで精神疾患の機能維持となっております。ここの御説明は頂いたのですけれども、江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会の答申とは変わってきた点になると思いますので、ここを機能維持に変更した経緯について、まず御説明ください。

経営改善担当参事:機能維持に変更した経緯についてです。
まず、江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会の中では、江別市内の病床の状況、札幌医療圏における精神病床の状況を踏まえまして、精神病床については、段階的な縮小廃止という方向性を頂き、その形で原案については作成させていただいたところでございます。
一方で、市立病院の中で、それら答申の内容を踏まえまして、精神科としてしっかり市民のために新たな役割として担えるものがないかということを、もう一度、原点に立ち返っていろいろと検討して、先ほどの進捗状況管理表の中でも説明をさせていただきましたが、例えば、市民の健康寿命延伸に寄与するためのもの忘れ外来は、市内に唯一の核医学診断装置を活用した物忘れの画像の診断でございまして、他の病院ではなかなか難しい高度な医療を担う形となっております。
また、当院は、いわゆる総合病院でございますので、精神科単科病院とは異なり、内科系その他の診療科と連携しながら複合疾患を受けられるという、そういう当院の特性も生かした形の中で、地域において、しっかりと役割を担うという方向性の中で、機能分化の中から機能維持という形で、江別市立病院経営再建計画として考え方を変更させていただいたものでございます。
ただ、一方で、江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会から頂いた提言は、市立病院としても重く受け止めておりますので、こちらの江別市立病院経営再建計画に記載しておりますが、公的病院が担うべき医療の重点化を図りながら、将来的な観点に関しては継続的に検証を行っていくという方向性で、計画の内容を修正させていただいたものでございます。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

宮本君:別冊2の24ページ、地方公営企業法の全部適用への移行ということですが、この中で、令和4年度当初における地方公営企業法の全部適用への移行に向け、令和3年度中に必要な取組を進めますと朱書きしています。先ほど出ていたかもしれませんが、予定として令和3年度中に必要となる取組について、考えている内容を御説明ください。

経営改善担当参事:令和3年度中に取り組まなければならない内容ということでございます。
まず、1点目として、今、市立病院の職員は、いわゆる企業職員ではなくて一般職員という取扱いになっておりますが、地方公営企業法が全部適用されますと、水道事業の職員と同様に、いわゆる企業職員ということで身分が変更となります。それに伴いまして、給与制度や勤務条件、あとは労働組合に関する関係法制の適用関係が変わってくることがございますので、それらに関する必要な整備を行う必要がございます。
もう1点、地方公営企業法の全部適用になった場合は、事業管理者を設置する形になりますので、当然、事業管理者の選任を進めていく必要がございます。
その辺りが令和3年度中に進めなければならない取組となっております。

宮本君:令和4年度当初に移行という目標を持たれていますが、そういう予定と捉えてよろしいでしょうか。

経営改善担当参事:今、説明させていただきましたとおり、整備すべきもの、また、人選を進めなければならないものといった課題がありまして、かなりのスピード感をもって進めなければならないと考えておりますが、一方で、市立病院の経営再建は集中改革期間の中でスピード感をもって行うとなっておりますので、そのような形でスケジュールをきちんと管理しながらしっかりと進めていきたいと考えております。

宮本君:別冊2の22ページになりますが、先ほど猪股委員から出ていました財務基盤の強化ということで、累積欠損金の関係、減資のお話が出ていました。先ほどの説明は分かりますが、この全部適用の関係、あるいは、将来的な地方独立行政法人の関係についても視野に入れながら、この検討、研究を進めるという表現でしょうか、どういう考え方か教えてください。

経営改善担当参事:必ずしも、累積欠損金の解消と全部適用ないし独立行政法人化が一致するわけではないと思うのですが、いずれにしましても、やはりバランスシートを改善するのは、全部適用を効果的に進める、ないし、地方独立行政法人に移行する、いずれにおいても必要な条件となってくるのではないかと考えております。必ずしも、絶対に必要な条件とまでは認識しておりませんが、そういったところをきちんと進めていき、財務的な基盤も進めながら、いわゆる全部適用のようなガバナンスの強化を併せて進めることで、経営再建がより効果的に進められるのではないかと考えているところでございます。

宮本君:そうしますと、減資の活用についても、全部適用のスケジュールにある程度合わせて、早い段階でそこまで踏み込む格好になるのでしょうか。

経営改善担当参事:現時点では、そこまで検討を進めておりません。ただ、その研究を併せて進めていきたいと考えておりますので、当然、全部適用の準備を進めながら減資の研究も併せて進めてまいりたいと考えております。

宮本君:そのような専門的な内容になるでしょうから、これからも分かりやすい説明を頂ければと思います。よろしくお願いいたします。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

吉本君:経営形態に関しては、この江別市立病院経営再建計画ができた当初から移行という話は出ていましたけれども、少なくとも今回の別冊2の24ページの全部適用に関しては、取組を進めますという表現をされています。企業職員になると、職員が働く条件など、いろいろなものが変わりますが、その辺りの合意形成といいますか、説明が前提にあって、今回の取組を進めるという言い方、表現になっているのか、その辺の関係がどうなのかお聞きします。

経営改善担当参事:仮に、全部適用に移行したとしても、そこで働いている職員の理解と協力がなければ、経営再建を達成することはできないと考えております。ですので、当然、地方公営企業法が全部適用になった場合に、どのような形で個人個人の身分に影響が及ぶかということについては、職員一人一人にしっかりと理解をしていただく必要があると考えております。その点については、丁寧に説明をしながら進めてまいりたいと考えておりますので、そのように御理解いただければと思います。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、市立病院所管事項を終結いたします。
市立病院退室のため、暫時休憩いたします。(15:02)

※ 休憩中に、議案第6号、議案第10号及び議案第11号の今後の審査方法等について 協議

委員長(諏訪部君):委員会を再開いたします。(15:04)
休憩中に確認いたしましたとおり、議案第6号、議案第10号及び議案第11号については、次回結審を行うこととしてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
なお、結審単位については、1件ずつ行うこととしてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
次回の委員会は、3月1日月曜日の午後3時15分から開催いたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
最後に、4その他について、各委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
以上で、本日の委員会を散会いたします。(15:05)