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生活福祉常任委員会 令和2年12月22日(火)

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年10月7日更新

(開会前)

※ 日程の確認

(開 会)

委員長(諏訪部君):ただいまより、生活福祉常任委員会を開会いたします。(9:58)
本日の日程は、開会前に確認いたしましたとおり、次第に記載のとおり進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
市立病院入室のため、暫時休憩いたします。(9:59)

委員長(諏訪部君):委員会を再開いたします。(9:59)
1市立病院所管事項、(1)報告事項、アの江別市立病院経営評価委員会についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

経営改善担当参事:それでは私から、江別市立病院経営評価委員会について御報告いたします。
資料1ページをお開きください。
江別市立病院経営評価委員会の設置については、生活福祉常任委員会で御報告しておりますが、以降の経過を資料にまとめております。
まず、1第1回江別市立病院経営評価委員会の開催結果でありますが、8月24日月曜日午後5時30分から午後7時20分まで、市立病院2階講義室において開催しました。
(5)議事については、令和元年度病院事業会計決算の概要についてを報告したほか、経営再建の進捗管理について御意見をいただいたところでございます。
次に、2第2回江別市立病院経営評価委員会の開催結果でありますが、11月11日水曜日午後6時30分から午後8時15分まで、市立病院2階講義室において開催しました。
(5)議事については、病院事業経営状況、市立病院の経営再建に向けたロードマップの進捗状況についてを報告したほか、江別市立病院経営再建計画(素案)について御意見をいただきました。
なお、第3回江別市立病院経営評価委員会については、令和3年2月中旬に開催を予定しております。
資料2ページをお開き願います。
こちらは、第2回江別市立病院経営評価委員会に提出いたしました市立病院の経営再建に向けたロードマップの進捗管理表です。
第2・四半期までの取り組み状況とともに、第1回江別市立病院経営評価委員会での委員からの意見を踏まえ、4段階の記号式による自己評価を記載したものです。
自己評価の考え方でありますが、おおむね予定どおり進捗している項目については丸とし、大きく効果が出ている項目については二重丸としています。また、予定より進捗がおくれている項目や目標に達していない項目については、三角またはバツとしています。
まず、(1)市立病院が担うべき医療の重点化のうち、目標患者数(1日平均)、目標診療単価(患者1人当たり)については、新型コロナウイルス感染症の影響により達成できていない状況にあります。
1医療機能の方向性のうち、入院については、回復期の患者受け入れを継続していますが、外来に係る開放型病床の導入等については、外部との調整が進んでいない状況にあります。引き続き、準備を進めていきたいと思います。
資料3ページをごらんください。
2の5疾病の方向性のがんについては、緩和ケアチームの設置に向けた検討を行い、緩和ケア認定看護師の育成に取り組むこととしています。
4診療科の方向性のうち、精神科の縮小については、精神デイケアで使用していた作業療法室の一部を健診センターに転用し、施設利用の最適化を図ったほか、9月に市内唯一の核医学診断装置を活用したもの忘れ外来を開設するなど、大きく改善が進んでいることから、二重丸としております。
資料4ページをお開きください。
(2)診療体制の確立、2市立病院が担うべき医療の重点化を踏まえた内科診療体制の構築について、総合内科医の招聘については、目標を1人下回っておりますが、今年度中での採用に向け、取り組みを進めております。
また、下段の3医師招聘に向けた体制の強化について、江別市立病院経営評価委員会の委員から、記号式の評価になじまないのではないかとの御意見をいただきましたので、文言での記載に変更しております。
引き続き、資料5ページの説明をさせていただきます。
5看護体制の抜本的見直しのうち、2交代制の全面実施については、10月から段階的に移行を進めています。また、2交代制の導入にあわせ、各種業務改善やタスク・シフティングを実施しています。このようなことから、二重丸の評価としました。
次に、夜勤体制の最適化(2人夜勤の実施など)については、2交代制の導入にあわせ、救急診療室の業務見直し、夜間看護管理当直の導入といった取り組みを進めております。
続いて、資料6ページをごらんください。
(3)経営体制の構築、2ボトムアップの組織文化の醸成のうち、現場レベルでの改善活動・提案の実施については、各種プロジェクトによる経営改善の取り組みが着実に進みつつあることから、二重丸としています。
看護相談室の設置については、看護相談用の個室を確保し、在宅療養指導を強化することで、医療の質向上、収益の改善につなげています。
次に、院外処方の推進については、院外処方を積極的に推進し、かかりつけ薬局との役割分担を図ることで、病棟薬剤業務など、薬剤師配置の最適化を図るものです。
また、健診センターの設置については、健診受診者と一般患者の動線を分離し、感染症対策の徹底を図りつつ、健診業務の集約化による効率化を目指すものです。
3収益増加策と費用削減額のうち、委託料の削減(令和元年度を基準とし、令和2年度から令和3年度で実施)については、継続的に削減に向けた交渉を進めてまいります。
次に、材料費の増加抑制(材料費率の適正管理)については、二重丸と評価しています。
臨床検査部門において、FMS、ファシリティ・マネジメント・システム方式を導入しました。民間事業者の購買力を活用することで、費用削減効果を生み出す仕組みであり、年間で約2,300万円の削減効果を見込んでいます。
また、薬品費購入額についても、交渉により、約1,900万円の削減を行っています。
引き続き、江別市立病院経営評価委員会の御意見を伺いながら、市立病院の経営再建に向けたロードマップの進捗を管理し、経営再建を着実に進めてまいりたいと考えております。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

猪股君:やはり、所感としましては、今回の進捗管理表は大項目と小項目でしっかり分析した結果まで記載のあるものなので、これを委員会の中で御報告いただくのは、こちらとしてもとてもわかりやすいという印象がありましたので、今後もぜひ御報告をお願いしたいと思います。
まず、今回、第2・四半期までの取り組み状況ということで、自己評価を進捗管理表の中でされたと思うのですけれども、次回令和3年2月に江別市立病院経営評価委員会があるということで、次は第3・四半期までの市立病院の経営再建に向けたロードマップの進捗管理を評価するのか、それとも、年度末で評価をするのか、その辺を確認させてください。

経営改善担当参事:来年2月中旬の第3回江別市立病院経営評価委員会では、第3・四半期までの経営状況が出ておりますことから、第3・四半期までの進捗状況について御報告をさせていただきまして、それについて、点検評価をいただくということを考えております。

猪股君:一般質問の中でも触れていただいたところだと思うのですけれども、この自己評価の考え方について、もう一度御説明をお願いします。どの立場の方が、どのような観点から行った評価であるのか、御説明をお願いします。

経営改善担当参事:この第2回江別市立病院経営評価委員会に提出しました市立病院の経営再建に向けたロードマップの進捗管理表の自己評価につきましては、市立病院内の意見を踏まえつつ、経営再建の進捗を管理する経営推進部門において行ったものでございます。
この自己評価の妥当性につきましては、客観的、専門的な見地から江別市立病院経営評価委員会で評価していただくということを考えているところでございます。
また、自己評価の手法につきましても、江別市立病院経営評価委員会の御意見を伺いながら、今後整理していくということで考えております。

猪股君:中からの視点で自己評価を行い、今度は外部評価委員会が専門的、客観的な知見で評価していくということで理解しました。
やはり、江別市立病院経営評価委員会の立場が客観的な立場ということになると、この自己評価したものに対して、江別市立病院経営評価委員会がどういう立場で、どのように点検を行って評価するのかという指標の部分について、わかりにくい印象がありました。議事録を読んでいても、自己評価に対して各委員が所感を述べ合うという形だったと思うのですけれども、その江別市立病院経営評価委員会の立場、評価の方法についてはどのようにお考えなのか、お聞かせください。

経営改善担当参事:今、猪股委員から御指摘がありましたとおり、江別市立病院経営評価委員会においても、どのような形で点検評価を行うことが、経営再建に向けて実効性がある点検評価となるのかという点については、まだ議論されている段階でございます。ただ、担当としましては、江別市立病院経営評価委員会の役割につきましては、専門的、客観的な立場から市立病院の経営再建に向けたロードマップの進捗状況について、点検評価をいただいて、その取り組みが経営再建に向けて正しく行われているのかというところを見ていただくことが基本的な役割だと認識しております。そのような形で点検評価いただけるように、こちら側から進捗状況を報告させていただいて、それについて、御意見をいただくという形が望ましいのではないかと考えているところでございます。

猪股君:また次の江別市立病院経営評価委員会の中でも、その評価の方法について、お話し合いをしながら評価していく形になると理解したのですけれども、やはり大項目と小項目でしっかり分析した結果という自己評価を受けて、江別市立病院経営評価委員会の方たちが所感を述べ合っていたので、その全体的な取りまとめみたいなものを、最終的に江別市立病院経営評価委員会から御報告いただく形があってもいいのではないかという印象を受けております。例えば、大項目の(1)、(2)ぐらいの範囲の中で、江別市立病院経営評価委員会の中では、自己評価に対してこのような評価をしますという形でのレポートのようなものがあると、どこに向かって議論をしていくか、江別市立病院経営評価委員会の皆様にもわかりやすくなるのではないかという印象がありましたので、そういった最終的な形態についても御検討いただきながら、今後議論していただければと思います。
引き続き、御報告をお願いしたいと思います。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

佐々木君:評価の方法ですけれども、進捗管理表を中心にということですが、今、実際に江別市立病院経営評価委員の方に評価していただくときに、その進捗管理表だけが資料として渡っているのか、ほかの資料があるのか、また、多分、当日ではないと思いますが、どのぐらいの時間の猶予があって意見の集約をしているのか、教えてください。

経営改善担当参事:まず、江別市立病院経営評価委員会の委員に対して、どのような資料をどういうタイミングで提供しているのかという点でございます。
毎月の経営状況がまとまった段階で、その資料については、江別市立病院経営評価委員会にお送りさせていただいております。議会にも、毎月の月末に、前月の収支状況等の資料をお出ししているところですが、それと同じものを江別市立病院経営評価委員会の委員の皆様にも提供させていただきまして、毎月の状況を御確認いただく形をとらせていただいております。
江別市立病院経営評価委員会の資料につきましては、可能な限り、開催の数日前までにはお手元に届くような形で調製させていただいて、内容について、事前に御確認をしていただいた上で江別市立病院経営評価委員会に臨んでいただける形をとらせていただいております。
基本的には、江別市立病院経営評価委員会の場で意見をいただくのが原則的な形となりますが、毎月状況を送っておりますので、その内容について、個別に御意見をいただいたり、場合によっては、内容によって、こちらから各専門の委員の方にアドバイスや御意見を伺うという形もとらせていただいているところでございます。

佐々木君:江別市立病院経営評価委員会の中でも、どういう方法がよいのかということは議論していくということでしたので、基本的には、その江別市立病院経営評価委員会の委員が求める資料は、きちんと提出していただきたいと思っています。
続けてですが、本当に概要でいいのですけれども、1回目、2回目の江別市立病院経営評価委員会で委員からいただいた御意見があれば教えてください。

経営改善担当参事:市立病院の経営再建に向けたロードマップの進捗状況についての全体的な委員の御意見かと思いますが、第2回江別市立病院経営評価委員会において、上半期の状況について報告したところによりますと、新型コロナウイルス感染症の影響下において、感染症対策をしっかりと進める中で、非常に頑張って取り組まれていることが数字からも読み取れるという御意見をいただいております。
また、市立病院全体が再建に向けて動き出していることが、こういう進捗状況の評価表からも感じられるという御意見もいただいているところでございます。
確かに計画値には達していないところはあるが、全体的な数字の動き、また、取り組み状況を見ると、再建に向けて非常によく取り組まれているという全体的な評価をいただいていると認識しております。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

奥野君:何点か、確認させていただきたいと思います。
この進捗管理表の自己評価の表記の仕方を最初に御説明いただいておりますが、資料4ページの医師招聘に向けた体制の強化の表記が丸、三角、二重丸ではなく、こういった設置済みという記載になった経緯があったと思うのですけれども、このあたり、どうしてこのような表記になったのか、もう少々詳しく教えてください。

経営改善担当参事:市立病院が担うべき医療の重点化を踏まえた内科診療体制の構築の部分でございますが、消化器内科医の招聘、循環器内科医の招聘については、令和2年度の目標をそれぞれ2人、1人としておりますが、これについて、それぞれ年度当初に人数をきちんと確保できたということで、丸とさせていただいております。
ただ、総合内科医の招聘につきましては、11月1日現在で3人体制で、令和2年4月に他院派遣の常勤医師が退職したことによって、3人体制となっておりましたことから、1人到達していないということで、三角という評価としているところでございます。

奥野君:今、三角というお話もありましたが、この表では設置済みや継続実施という表記になっている部分がありますので、これに至った経緯をお聞かせください。

経営改善担当参事:この文言で評価しているところですけれども、記号式はわかりやすい記載方法ではございますが、誤解を招きかねない表現でもあるということで、委員から意見をいただいたところでございます。特に医師招聘については、非常に難しい課題でありますので、招聘人数のように定量的に評価できるものについては、丸ないし三角という形で評価ができると思うのですけれども、体制の強化については、体制を強化したからすぐ医師が招聘できるというものではないため、逆に、丸と書くことで誤解を招く可能性もあるのではないかということで、設置済みないしは継続実施という文言表記に今回変更させていただいて、議会に報告させていただいているところでございます。

奥野君:文言表記はこれのみで、ほかの項目に関しては、このまま丸や三角という自己評価の表示をするという認識でよろしいでしょうか。

経営改善担当参事:文言評価について具体的な意見をいただいたのがこの部分ですので、今回ここを変更しているところではありますが、実は、この進捗状況の取り組み内容については、定量的な項目と定性的な項目がまじっている状態になっていますので、全てについて、自己評価の記号式の形がいいのかという点については、まだ江別市立病院経営評価委員会でも明確な結論が得られているところではございません。場合によっては、今後、一部変更になる可能性もあると思いますが、現時点においては、記号式は見ればどのような形で進んでいるか、ある程度わかるというところで、特に意見があったところ以外については、維持する形で考えております。

奥野君:次に、この進捗管理表ですが、たくさん項目もあり、江別市立病院経営評価委員会の委員でも細かいところの確認が一度では難しいという内容のお話もあったと思います。特に、経営再建に向けての指標、収支計画の数字の達成という部分で、最も重要な指標があるというお話を議事録で確認しました。たくさんの指標の中から四つから五つ程度示していただきたいという委員のお話もあったようですが、医師招聘や一日の外来や入院患者数が重要という話が中にありますので、今の段階で検討されている四つ、五つについて、お話しいただける範囲で教えてください。

経営改善担当参事:第2回江別市立病院経営評価委員会において、進捗管理を的確に行うためには、特に経営再建に当たって重要となる指標について明らかにした上で、それをしっかり管理していく必要があるという御意見はいただいているところでございます。
確かに、委員の御指摘のとおり、例えば、外来の患者数や入院の患者数など、あとは経費の中でも特に重要なものをある程度リストアップして、それの状況をモニタリングしていくということが点検評価にとって重要だと考えているところです。まだ具体的にこれという形で設定している段階ではございませんが、今後に向けて、そのあたりをきちんと設定した上で、実効性のある点検評価をいただく形としたいと考えております。

奥野君:私も専門でなく、なかなか難しいところもあるのですが、評価いただいている進捗状況や、病院側として経営再建に向けて改善していて、先ほどもおっしゃっていましたが、江別市立病院経営評価委員会の委員から頑張っているという御意見もあるので、そういった部分で、わかりやすい部分を幾つか、こういうところはこのように進んでいるという状況について、市民の方に対して目に見える形といいますか、ホームページ等での掲載など、御検討されているものがもしあれば、教えてください。

経営改善担当参事:まだ具体的なものは検討しておりませんが、今、委員が御指摘のとおり、再建の状況を市民にわかりやすくお伝えするのは、非常に大切なことだと考えております。例えば、ホームページ等を活用して、今こういう状況で、こういう評価をいただきながら、このような形で再建が進んでいるということを発信できるように、工夫してまいりたいと考えております。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

吉本君:今、質疑の中で、評価についていろいろと検討中ということでしたけれども、そうであれば、これはどうなのかと思ったところがあるものですから、お話をさせていただきたいと思います。
例えば、資料2ページ、(1)の1医療機能の方向性の開放型病床の部分は、今後、一般社団法人江別医師会と調整を進めるということで、ここは三角になっていると思います。先ほどのお話だと、基本的には目標よりもおくれているという意味合いだったのですけれども、目標よりおくれているということは、今年度中に何かしらのめどを立てるという目標がもともとあって、それに対して今年度はおくれているという意味合いでしょうか。それと先ほど質疑があったような、記号であらわす手法がなじむのか、なじまないのかというところも、もう少し検討してもいいと思いました。
同じように、看護師の派遣のところも三角です。輪番制のところも三角で、これから調整を進めていく、話し合いを進めていくということなので、この市立病院の経営再建に向けたロードマップが終わるときには結果を出すという目標なのでしょうか。どういう意味合いかわかりにくいので、三角だと何かわからないという感じがいたしました。これは私がそう思ったということなので、お聞きいただければうれしいです。
もう一つ、がんのところで、これは江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会の答申にも出ていましたけれども、市立病院は、北海道がん診療連携指定病院の指定を受けることを目指すという意味合いだったと思うのですが、まだそういう状況になっていないのではないかと思います。けれども、緩和ケアチームについては、もう具体的に検討されているとここでは受け取りましたが、その指定を受けるということと、緩和ケアチームをつくって緩和ケアを開始するということは、必ずしも、この指定を受けなければできないということでしょうか。ほかの病院で末期がんになって、ここで最期を迎えたいとおっしゃる方もいると思うのですけれども、そういう意味合いで、緩和ケアを具体的に進めていく準備をされていると理解したのですが、この北海道がん診療連携指定病院の指定と緩和ケアチームをつくることの関係をお聞きします。

経営改善担当参事:市立病院の経営再建に向けたロードマップでは、がんについて、機能を強化していく方向性で進める形となっておりますが、それの最終的な目標の一つとして、北海道がん診療連携指定病院の指定ということを掲げているところでございます。
実は、この指定を受けるためには、緩和チームの設置が要件となっております。ですので、この緩和ケアチームの設置は、この指定に向けた重要な第一歩となると考えておりまして、そのような指定も含めて丸という形にさせていただいたところでございます。
ただ、説明が不足していて、そこまで伝わらないというところは、委員が御指摘のとおりで、それは江別市立病院経営評価委員会の委員の中からも、物によってはもう少し詳しく記載したほうがいいのではないかという御意見をいただいておりますので、そのあたりも今後改善してまいりたいと考えております。

吉本君:もう1点、確認させていただきたいのですが、先ほど江別市立病院経営評価委員会の方からも、経営再建に向けて動き出しているという評価をいただいたとお話がありましたけれども、本当にそのとおりだと思います。
確認ですが、資料5ページの看護体制の抜本的見直しのところで、2交代制と夜勤体制のところは、もともと産婦人科病棟で2交代制勤務を試行していて、意見がまとまり本格実施になったと聞いています。ここで書かれているのは、この2交代制をもともと予定していた全病棟が開始をすることが、本来の目標だったと思うのですが、段階的移行という部分はそういうことを目指していくことを指しているのでしょうか。そのためには、多分、職員の方々とも考えが一致しなければなりませんし、了解を得なければならないと思うのですが、そのあたりは全て条件が整理されて、段階的に2交代制に移行していくのでしょうか。
それから、夜勤体制についても、同じく、従来と違う方法をとることを書いていますが、働く人たちとの一致が見られた上で、このようなことを整理されているのか、その辺を確認させてください。

経営改善担当参事:2交代制については、段階的に移行という形になっておりますが、病棟によって患者の状況、また、夜間の救急入院の状況はかなり異なるところがございます。それぞれの病棟の状況に合わせながら、各病棟の職員の意見を伺いつつ、段階的に移行を進めている状況でございます。基本的には、職員の理解を得ながら、そのような形で環境を整えた上で、段階的に移行する形で取り組みを進めているところでございますので、そのように御理解いただければと思います。

吉本君:そういたしますと、現在もお互いに話し合っていて、了解をした時点で移行していくということで、前提として、全ての働く人たちと勤務体制を変えることについて了解を得ているわけではないということでしょうか。それぞれの病棟で話し合いをして、意見交換をして、そこには当然、職員組合も入ってくるでしょうけれども、まだそのレベルということでしょうか。

経営改善担当参事:基本的に、全面的に移行するということについては、コンセンサスが得られているところでございます。
ただ、移行に当たっては、先ほども御説明しましたとおり、病棟の状況も違いますし、病棟の安全をしっかり確保しながら移行していくということが重要になってきますので、環境を整えつつ移行しているということでございます。基本的には、全面的に移行していくところについては、方向性は決まっていると認識をしております。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

芳賀君:これまでの質疑で、大体のことを理解させていただきました。
この表題にもあるように、経営再建ですから、一応、入院患者、外来患者に関しては数字で示していただいていまして、江別市立病院経営評価委員会の委員の方は、これをすることで、このぐらいの利益が出るということは頭の中で大体計算されているとは思いますが、私たちもわからない部分があったり、ましてや、市民の方への説明となると、一つ一つの部分に関して、なぜこれが経営改善、再建に向けて必要なことで、どのぐらいの収益が改善されるのか、今までのところと比較した表現がないと、なかなかわからない形になっていると思います。
全体的に改善するために必要なことは、去年からの流れで理解できますが、例えば2交代制も頑張って進めていただいて、大変なことだろうと感じています。
そこで、今まで費用がかかっていた分で、何がかからなくなって、どうなっていくのかというイメージだけでも表現したり、回復期でも、人数がふえることで、どのように経営に有利になっていくのかというところは、ぜひ表現していただければと思いましたので、要望でございます。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

佐々木君:細かなことですが、医師をもう1人招聘するということで、基本的には総合内科医だと思うのですけれども、医師を募集されたり、接する中で、総合内科医ではない医師がもし来たいとなったときに、それは総合内科医ではないからだめだということになるのでしょうか。

経営改善担当参事:内科の診療体制の構築について、総合内科医だけを求めているということではなくて、消化器科医、循環器科医、それぞれの専門分野の医師を求めておりますので、総合内科ないし総合診療を標榜していただける先生でなければならないという考え方は持っておりません。

佐々木君:もう1点、この看護体制の見直しのところで、師長が当直に入ったと書いてあるのですけれども、これは本当に今の当直体制で間違いないですか。

管理課長:こちらに記載のとおり、夜間看護管理当直ということで、当直体制で夜間の勤務についている状況でございます。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

徳田君:1点、確認させていただきたいと思います。
今ほど奥野委員からも質疑がありましたけれども、情報発信ということでお話がございました。今後はさまざまな取り組みをしていくということで御答弁がありましたが、本来であれば、もう少し早い段階で市民の皆様に御参加いただいて、意見交換のような場があった予定でしたけれども、コロナ禍でなかなかできない状況が続いておりました。
そういう中にあって、江別市立病院経営再建計画も策定が進み、市立病院の経営再建に向けたロードマップに従ってここまで進捗してきておりますので、そういった意味で市民の皆様との情報共有であったり、また、それについて、さまざまな御意見を伺う場について、今後どのようにお考えになられているのか、その点を確認させてください。

経営改善担当参事:委員が御指摘のとおり、本来であれば、市民説明等の場を設けるところではございますが、コロナ禍の状況が続いておりますので、なかなかそのような場を設けることができないことは大変申しわけなく思っております。
その点も含めまして、市民への情報発信という点につきまして、前回の生活福祉常任委員会で答弁を申し上げていたと思うのですけれども、広報えべつで調整させていただきまして、広報えべつ1月号で江別市立病院の特集記事を組んでいただく形となっております。
特集の内容については、再生の道のりをテーマとしまして、内容的に、まず、市民に市立病院のことに関心を持っていただく、また、市立病院の現状を知っていただく、市立病院について、自分のこととして考えていただいて、地域医療の未来についても、いろいろ御意見をいただくという形をコンセプトに、広報えべつで特集記事を組んでいただいたところでございます。
そのような形で、市民に関心を持っていただいて、さまざまな御意見をいただく中で、市民の理解と協力のもと、経営再建を進めてまいりたいと考えておりますので、今回の広報えべつの特集記事などを皮切りとして、よりわかりやすい積極的な情報発信に努めてまいりたいと考えております。

徳田君:私は、まだ新しい広報えべつを見ておりませんので、その内容については、いろいろとお伺いすることがあれば、また折を見てお伺いしたいと思います。
そういった情報発信は非常に大事だと思いますし、また、今般、この新型コロナウイルス感染症の拡大によって、公立病院の役割が改めて再認識された部分があると思います。公的病院ではない、民間病院ではなかなか担えない部分を公的病院が担っていくといったところで、やはり市民の皆様にも、そういった役割を担いながら、市立病院として経営を改善していかなければならないということを、ぜひしっかりとお伝えしていただきたいと思います。
これは、市立病院事務局に言うことではないのかもしれませんけれども、実は、広報えべつ1月号の特集に連動しているであろう、市長からのメッセージの動画が先にアップロードされておりました。そのあたりも、どのように連動しているのか、私もまだ内容を見ていませんので、その評価については、また後ほどさせていただきたいと思います。ただ、ある意味で、設置者である市長がそういったメッセージを発信することは非常に有効であると思いますので、そういったことも継続して行っていただきたいと思います。
今ほどの御答弁の中で、御意見をお伺いしながらとありましたが、そういった情報発信をする中で、どのような形で御意見をお伺いするのか、確認させてください。

経営改善担当参事:まず、今回、江別市立病院経営再建計画のパブリックコメントを実施しておりますので、今回の広報えべつの特集記事でパブリックコメントを実施していることを載せております。こちらは12月の広報えべつでも紹介させていただいているのですけれども、来年1月中旬まで意見募集期間とさせていただいておりますので、特集記事をお読みになって、特に関心を持たれた方については、パブリックコメントとして御意見をいただくという形を想定しております。
また、今回の特集記事については、広報えべつでも独自にQRコードを設けて意見を求める形となっておりますので、なかなかパブリックコメントの敷居が高いという方については、広報えべつを読んで、市立病院について、このように考えた、こういうことに取り組んでほしいということを、広報えべつを通じて御意見をいただきたいと考えております。パブリックコメントではありませんが、そういった意見も踏まえながら経営再建を進めていく、そのような形を考えているところでございます。

徳田君:パブリックコメントは、パブリックコメントとして、しっかりと御対応していただきたいと思います。
また、広報えべつの特集の御意見についても、どういった御意見があって、そして、それについて真摯にお答えをしていくことが非常に大切だと思いますので、そうした姿勢でしっかりと取り組みを進めていただきたいと思います。
コロナ禍はなかなか終息の兆しが見えませんし、今後どのような形になるかわかりませんけれども、いずれにしても、そういった情報発信、情報共有と、御意見をしっかりとお伺いして、改善していくという姿勢で、今後とも継続して経営改善に取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

佐々木君:最後に、一つだけ、経営状況ですけれども、もう少しで11月分が出ると思うのですが、先月、ようやく上向きになってきて、マイナスがとれたところもあるので、その後、今また新型コロナウイルス感染症で大変な状況を迎えているのですけれども、今の段階でまた下がっているのか、少し上を向いているのかという感想だけ、お伺いいたします。

経営改善担当参事:コロナ禍は続いておりますが、市立病院としましても、先ほど説明させていただきましたとおり、健診センターの取り組みや発熱専用スペースを設けるなど、感染症対策をしっかりと進める中で、市民の方に安心して利用していただける環境を整えております。そのような中で、外来の患者数も入院の患者数もある程度、10月から底がたい形で推移しておりますので、最終的な診療収益についても、おおむね10月と同程度で収益が出るのではないかと見込んでいるところでございます。
そちらにつきましては、間もなく報告させていただく形となりますので、よろしくお願いいたします。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、市立病院所管事項を終結いたします。
生活環境部入室のため、暫時休憩いたします。(10:43)

委員長(諏訪部君):委員会を再開いたします。(10:44)
2生活環境部所管事項、(1)報告事項、アの株式会社エコクリーン江別の関係会社の株式譲渡についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

施設管理課長:私から、株式会社エコクリーン江別の関係会社の株式譲渡について御報告いたします。
環境クリーンセンター等長期包括的運営管理委託事業を受託している株式会社エコクリーン江別は、委託業務の遂行を目的として、平成19年8月、施設のプラントメーカーである三井造船環境エンジニアリング、現三井E&S環境エンジニアリング株式会社を筆頭株主として地元企業と設立した特別目的会社であります。
今回は、三井E&S環境エンジニアリング株式会社の株式が譲渡される報告を同社より受けたことから、御報告するものであります。
それでは、お手元の資料をごらん願います。
初めに、1経緯につきましては、12月3日付で株式会社エコクリーン江別の筆頭株主である三井E&S環境エンジニアリング株式会社の株式について、全株式を保有する株式会社三井E&SエンジニアリングとJFEエンジニアリング株式会社間において、株式譲渡契約の締結が行われ、12月4日に三井E&S環境エンジニアリング株式会社本社から市へ、その旨の報告がありました。
次に、2譲渡概要についてでありますが、譲渡される株式は三井E&S環境エンジニアリング株式会社の株式で、株式保有会社は株式会社三井E&Sエンジニアリングであり、譲渡先はJFEエンジニアリング株式会社であります。
株式譲渡は、令和3年4月1日に実施予定であるとのことであり、これにより、三井E&S環境エンジニアリング株式会社は、JFEエンジニアリング株式会社の100%子会社となります。また、現行業務については、維持継続されることが盛り込まれているとのことであります。
次に、3委託業務への影響についてでありますが、環境クリーンセンター等長期包括的運営管理委託業務は、今後も維持継続されることから影響はない旨、三井E&S環境エンジニアリング株式会社本社の担当者から説明を受けております。
最後に、参考として、各企業の関係と株式譲渡をあらわした図を掲載しておりますので、御参照ください。
市といたしましても、今後も安定的、継続的な委託業務が行われるよう、十分に留意してまいります。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

猪股君:確認させてください。
今回、株式会社エコクリーン江別の筆頭株主であった三井E&S環境エンジニアリング株式会社がJFEエンジニアリング株式会社の傘下になるということで、これで体制がどう変わるのか、変わらないのか、その辺をお聞かせください。

施設管理課長:三井E&S環境エンジニアリング株式会社が行っている現行の事業に関しましては、全く変わらないということでございます。
親会社が株式会社三井E&SエンジニアリングからJFEエンジニアリング株式会社に変わるという内容でございます。

猪股君:環境クリーンセンター等長期包括運営管理委託業務は継続ということなので、長寿命化によりあと20年間施設が使われる中での変化といいますか、経営の安定化について展望がもしあれば、お聞かせください。

施設管理課長:経営の安定化に向けた事業の譲渡であると聞いております。現在、長期包括運営管理委託の延長契約を行っているのですけれども、親会社がJFEエンジニアリング株式会社ということになりますので、今後は、そちらの意向が働くこともあると思いますが、いずれにしましても、今後も安定的な運営がなされるよう、市として注視してまいりたいと考えております。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

宮本君:資料がこれしかないものですからわかりませんけれども、12月3日付で契約の締結がなされ、12月4日にその旨の報告が市にあったということです。
そして、令和3年4月1日に株式譲渡ということですが、市に対してこれらの情報はどれぐらい前から入っていたのか、その辺の経緯をもう少し詳しく教えてください。

施設管理課長:この株式譲渡契約につきまして、公に報道されたのが12月3日でございます。
翌日の12月4日に三井E&S環境エンジニアリング株式会社の本社から市に株式譲渡契約がなされたという報告がありました。
そして、12月4日に私どもから市長に報告しました。
12月18日に先方である三井E&S環境エンジニアリング株式会社の社長以下4名が市長を訪問し、今回の株式譲渡について説明されたという経緯でございます。

宮本君:そうすると、12月3日に報道されて初めて知ったということで、その前には、そういう情報は一切ない、つかんでいなかったということでよろしいですか。

施設管理課長:委員がおっしゃるとおりでございます。

宮本君:細かくなるかもしれませんけれども、12月18日に社長以下4名の方が市長のところに御挨拶に来て説明されたとのことですが、この説明はどういう内容なのか、概要について、答えられる範囲で教えてください。

施設管理課長:今回の株式譲渡の概要について、市が持っております環境クリーンセンターへの影響は、運転員等につきまして、雇用も含めて、今後も同様に配置し、減員等の人員整理は行わないことを説明されていました。
そして、メーカー固有のごみ処理システムや設備機器のパテント、いわゆる特許につきましては、三井E&S環境エンジニアリング株式会社に承継され、その状態で株式売却されることから、親会社がJFEエンジニアリング株式会社に変わったとしても、定期整備による特殊な部品や製造供給、そして、メンテナンスの継続に影響はないと申されておりました。

宮本君:その中で、市長に説明されている日でも、その後でもいいですけれども、担当課からそれらについて問い合わせはされていますか。相手方からは、継続するということですから、維持管理については心配ないということでしょうけれども、懸念される部分があるのかないのか、それも含めて現段階ではどうでしょうか。

施設管理課長:我々担当からは、現行の体制や、今後の長期包括運営管理委託を含めた影響について、悪影響がないものかどうかを質問したところ、社長以下4名の答えがそうであったということでございます。

宮本君:この資料を見ただけではわからなかったのですが、いろいろな意見があったものですから、私も全部理解して質疑しているわけではないですけれども、今後が心配な部分もあります。
順不同になりますが、この株式会社エコクリーン江別の親会社の関係でありますけれども、市内では江別リサイクル事業協同組合と青木工業株式会社が入っています。この方々に対して、まず、親会社の一番トップからの説明、やりとりがあったのかどうか、それが1点です。
あとは、市からそのグループ会社の2事業者に対して、何か説明のやりとりはされていますか。

施設管理課長:筆頭株主であります三井E&S環境エンジニアリング株式会社から、同じく、保有会社であります江別リサイクル事業協同組合及び青木工業株式会社に説明があったかどうかについては、我々は把握しておりません。
そして、市から関係会社への説明は、今のところしておりません。

宮本君:そうすると、現段階では、市として、グループ会社を含めて、株式会社エコクリーン江別内部のやりとりは把握していないということですか。

施設管理課長:株式会社エコクリーン江別は、事務員も三井E&S環境エンジニアリング株式会社からの出向者が務めておりまして、その内容を把握していないということはあり得ないと認識しております。

宮本君:私も詳しくないですけれども、江別リサイクル事業協同組合にしても、青木工業株式会社にしても、程度はわかりませんが、維持管理の中で仕事をされていると思います。まるっきり情報がないことにはならないと思うのですけれども、市としては、それはその内部で共有しているだろうということでよろしいのですか。やはり、連絡し合って、何か説明を受けているか、情報をつかんでいるか、何か心配事はないかというやりとりはないのでしょうか。まだ早いということでしょうか。

環境室長:委員が御指摘のとおり、株式会社エコクリーン江別に対して委託をしておりますけれども、その構成団体であります江別リサイクル事業協同組合並びに青木工業株式会社に対しましては、維持管理を行う上では同じパートナーだと考えておりまして、そういった面では、連携をして、江別市環境クリーンセンターの安定した運転をしていくものであると考えております。そういった意味では、こういう情報については、いち早く関係パートナーである関連会社にも流すべきであったと考えておりますので、この辺の情報につきましては、御指摘のとおり速やかに情報を共有して、連携を強化してまいりたいと考えております。

宮本君:それは、そのようにしていただけるとよろしいと思います。
それと、今はまだ間もないですが、今後についての対応といいますか、相手がありますから相手次第ということもあるのでしょうけれども、今おっしゃったことも含めて、市としてどういう対応をされますか。
それと関連しますけれども、先ほど出ました長寿命化の関係で、水面下ではいろいろと準備に入っていると思います。構成会社といいますか、株式会社エコクリーン江別ともやりとりはあるのか、ないのか、その辺もありますから、検討している内容が崩れることがあっても困ります。その辺の影響も含めて、庁内でどういう受けとめ方をして、どういう対応をしなければいけないと話し合っているのか、もし今の段階での考え方があれば、お示しください。

施設管理課長:株式会社エコクリーン江別とは長期包括契約を結んでおりまして、今後の延長契約に向けて、今、協議中でございます。
現在、三井E&S環境エンジニアリング株式会社とは、定期整備の内容などについて協議中でございます。いずれにしましても、この協議の内容は、引き続き、今後も適正な価格を協議していくということで進めていきたいと思っております。
前段でも申し上げましたけれども、親会社が変わるだけであり、三井E&S環境エンジニアリング株式会社の事業体制はそのままであります。今後の事業についても、現行どおり変わらず行っていくと言われておりますことから、我々としましても、引き続き、今までと変わらず協議を行っていきたいと思っております。

宮本君:今までと変わらず協議を行っていく考え方でよろしいと思いますけれども、企業ですから、何があるかわかりませんので、その辺は十分注意していただきたいと思います。
構成会社の関係も、先ほどおっしゃったように、連携を密にとって、心配のないように進めていただきたいと思います。そして、動きがありましたら、議会にも報告していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、生活環境部所管事項を終結いたします。
健康福祉部入室及び換気のため、暫時休憩いたします。(11:02)

委員長(諏訪部君):委員会を再開いたします。(11:05)
3健康福祉部所管事項、(1)報告事項、アの新型コロナウイルス感染症に係る対応についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

保健センター長:新型コロナウイルス感染症に係る対応について御報告いたします。
資料1ページをお開き願います。
1新型コロナウイルス感染症対策本部会議の開催等については、2月27日、4月23日及び6月1日開催の当委員会で御報告しているところでございますが、その後の開催状況等につきまして御報告いたします。
(1)江別市関連の感染確認状況の推移についてですが、2月に初めて感染者が確認されて以降、10月までは合計9人で推移してまいりましたが、11月に入り急速に増加し、11月は75人、12月は12日までで14人、合計で98人の感染が公表されております。
(2)集団感染事例(クラスター)の発生についてですが、11月8日に名称非公表の接待を伴う飲食店、11月16日に北海道消防学校、11月24日に名称非公表のサービスつき高齢者向け住宅、11月29日に特別養護老人ホームひだまり大麻、そして、12月15日に名称非公表の認知症グループホームで発生しており、市内では計5件のクラスターが発生しております。
(3)新型コロナウイルス感染症対策本部会議開催状況についてですが、6月24日以降、計10回開催しており、主な協議事項等は記載のとおりでございます。
資料2ページをごらんください。
2江別PCR検査センターについて、(1)検査開始日についてですが、当センターは、令和2年6月18日に開設いたしまして、鼻咽頭ぬぐい液の採取による検査を実施してまいりましたが、10月1日から設置場所を移設しまして、また、検査方法について、唾液回収による検査を中心に実施しております。
(2)検査実施状況についてですが、1開設時間は、週3日、午後2時から午後4時まで開設しております。
ただし、緊急時等においては、必要に応じ、随時開設しているところでございます。
2検査実績は記載のとおりでございますが、11月は感染拡大に伴う臨時開設を行ったことなどから、検査数は1カ月で1,082件となりまして、1日当たり約50人の検査を実施しております。12月につきましては、15日現在で326人で、合計で1,843人の検査を実施しております。
(3)年末年始の開設予定についてですが、12月29日火曜日及び1月2日土曜日の2日を臨時に開設する予定です。
なお、この2日間は、唾液検査のみといたします。
3職員の新型コロナウイルス感染症の罹患に伴う子育て支援室窓口の閉鎖について、(1)罹患者は、健康福祉部子育て支援室子育て支援課職員でございます。
(2)経過についてですが、11月17日火曜日に、本人よりPCR検査受検の連絡を受け、執務室、これは子育て支援室内になりますけれども、こちらの消毒作業を実施いたしました。
翌18日水曜日に、陽性が判明したことから、西棟2階全域の消毒を実施するとともに、西棟2階窓口の子育て支援室及び生活環境部を閉鎖いたしております。
その後、毎日の消毒作業を継続し、24日火曜日に窓口業務を再開しております。
なお、生活環境部窓口については、19日木曜日から再開しております。
(3)市民への周知についてですが、市ホームページに掲載するとともに、窓口閉鎖期間中、1階正面入り口付近などに案内員を配置し、市民対応を図っております。
4市内高齢者施設での集団感染事例発生に伴う現地対策本部等の設置について、(1)設置状況についてですが、先ほど御説明いたしました名称非公表のサービスつき高齢者向け住宅については11月23日に、特別養護老人ホームひだまり大麻については11月28日に設置しており、いずれも設置場所は江別市保健センター内で、設置主体は北海道でございます。
また、名称非公表の認知症グループホームにつきましては、12月15日に、同じく、江別市保健センター内に設置しておりまして、設置主体は江別市でございます。
(2)本部体制についてですが、北海道石狩振興局職員が4人から5人、江別市職員が2人から3人となっております。
(3)設置期間についてですが、設置日から感染が拡大しないことが確認できるまでとしております。
なお、1サービスつき高齢者向け住宅については、最終の感染者が公表されてから14日経過し、これ以上の感染拡大が見込まれないことから、12月12日土曜日をもってクラスター収束とし、支援を終了しております。
(4)支援内容についてですが、施設内の消毒の徹底等の感染拡大防止対策の支援や、入所者の体調確認のための医師・看護師の派遣及び施設職員の心のケアのほか、マスク・ガウン等の衛生物品の支援を行っております。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

奥野君:何点か、確認させていただきたいのですが、まず、クラスターが五つ出ているという御報告がございましたけれども、1番から3番までは収束しているという認識でよろしいでしょうか。

保健センター長:3につきましては、先ほど御説明したとおりでございまして、3、4、5については、現地対策本部等も設置されております。
1、2については、現地対策本部等は設置されておりませんので、収束した、しないという判断は特にございません。

奥野君:この現地対策本部等のことで少々確認させていただきたいと思います。
主体者は北海道であったり、江別市であったりということはありますが、高齢者施設等で現地対策本部等が立ち上がっている感じですけれども、現地対策本部等が立ち上がるのは、例えば高齢者を対象としている施設や病院だけであるなど、何かそういう基準があれば、教えてください。

健康推進室長:高齢者施設ですけれども、札幌市の茨戸アカシアハイツで対応が後手に回ったということがありまして、北海道としては早期に現地対策本部を立てる必要があるということで、高齢者施設につきましては、現地対策本部を設置するという考えでございます。
サービスつき高齢者向け住宅と特別養護老人ホームですけれども、監督権限が北海道にありますので北海道が設置しており、認知症グループホームにつきましては、監督権限が江別市にありますので、江別市が設置したという経緯でございます。

奥野君:この設置主体者ですが、それぞれ北海道と、認知症グループホームについては市で設置されていると思うのですけれども、場所は江別市保健センター内で、職員は同じ方が同じ業務をされているのか、三つ別々な対策本部なのか、お答えいただける範囲で結構なので、状況を教えてください。

健康推進室長:北海道石狩振興局職員ですけれども、常時四、五人がローテーションを組んでおります。江別市についても、ローテーションを組んでおりまして、部屋にいるのは、今、大体3人から5人です。

奥野君:最後に、現在の特別養護老人ホームひだまり大麻の状況や、今対応している認知症グループホームの状況等を、お答えいただける範囲で教えてください。

健康推進室長:特別養護老人ホームひだまり大麻につきましては、罹患した職員がかなり戻ってきておりますので、現在は収束に向かっていると聞いております。
ただ、認知症グループホームにつきましては、12月15日に発生ということで、まだまだ予断を許さない状況であると聞いております。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

猪股君:資料2ページの2江別PCR検査センターについてお伺いしたいと思います。
江別PCR検査センターは、年末年始は12月29日と1月2日に臨時開設予定ということですが、年末年始の期間は不安を持っている方もかなり多い気がします。この期間だと、恐らく、休日当番医や北海道江別保健所の経由で江別PCR検査センターにいらっしゃると思うのですけれども、休日当番医に関しては、年度でスケジュールが決まっていると思うのですが、混み合うことも想定できると思ったときに、ここを強化する予定はあるのかどうか、お聞かせください。

健康推進室長:広報えべつ12月号で記事を出したのですけれども、例年は、内科の当番医が1カ所、あるいは、内科の当番医が小児科を診られない場合は、小児科医もバックアップで入るという体制をとっております。
ことしですけれども、12月30日から1月2日につきましては、外科系当番病院がございまして、こちらの外科系当番病院で内科も診ていただけるということで、例年よりも手厚い体制を予定しております。
1月3日につきましては、市立病院が内科、小児科、外科までありますので、担当するということでございます。

猪股君:体制の強化が少し図られているということで理解しました。
夜間の対応についても、やはり帰省の時期になってくると問い合わせがふえるという心配もあるのですけれども、夜間の対応の強化について何かあれば、お聞かせください。

健康推進室長:例年、年末年始は、インフルエンザがはやるということで、医師の体制では、夜の12時まで2名体制としておりますし、看護師も増員しております。そういった形で、ことしは、インフルエンザははやっておりませんけれども、新型コロナウイルス感染症の対応ということで、夜間急病センターも体制を強化しているところでございます。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

佐々木君:資料2ページの(4)に、支援内容と書いてあるのですけれども、このほかに、介護施設において、実際に介護施設を運営するに当たって人員が足りていたのかどうか、そういったところでの支援要請はあったのか、なかったのか、お伺いします。

介護保険課長:実際に介護職員も罹患していますので、介護職員等の支援要請がありました。
北海道と連携する中で、まず、北海道では、介護職員等派遣事業がございます。いわゆる玉突きという形になるのですけれども、基本的にレッドゾーンに入っていく方については、法人の関係系列の中で職員を出してもらうということが大原則で、そこから抜けたところに穴埋めという形で、介護職員等派遣事業を活用しているところですが、実際に、特別養護老人ホームひだまり大麻については、なかなかそうも言っていられないところもありました。ことし、江別市では、江別介護保険施設感染症対応ネットワークを設置したのですけれども、その中で、北海道の介護職員等派遣事業を活用しつつ、実際に、この介護保険施設感染症対応ネットワークから合計5人の方が特別養護老人ホームひだまり大麻のレッドゾーンに入っている状況でございます。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
暫時休憩いたします。(11:20)

委員長(諏訪部君):委員会を再開いたします。(11:21)
次に、イの障がい者支援・えべつ21プランの策定に係るパブリックコメントの実施についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

障がい福祉課長:障がい者支援・えべつ21プランの策定に係るパブリックコメントの実施について御報告いたします。
資料3ページをごらんください。
障がい者支援・えべつ21プランの策定につきましては、11月16日の本委員会において、計画策定の経過や素案の概要等について御報告したところでありますが、その後、策定作業を進めまして、計画案の作成に至りましたことから、計画案及び今後予定しておりますパブリックコメントの実施について御報告いたします。
初めに、1策定経過(11月16日生活福祉常任委員会報告以降)でありますが、今月14日に第5回江別市障がい福祉計画等策定委員会を開催し、計画素案について協議し、計画案をまとめるとともに、パブリックコメントの実施について報告したところであります。
次に、2計画案でありますが、素案からの主な変更点としまして、素案に記載しておりませんでしたアンケート調査結果について、一部を抜粋してグラフ化し、追加したところであります。
また、人口推計につきましては、各年4月1日現在のデータをもとに推計しておりましたが、最新の人口データをもとに、より実態に即した推計値とするため、各年10月1日現在のデータをもとに人口推計を見直し、それに伴い、障がい者数やサービス利用者数などの見込み数値を見直したほか、文言、字句等を整理の上、計画案としてまとめたところであります。
この計画案につきましては、別冊1となりますので、詳細はこちらを御参照いただきたいと思いますが、このうち、アンケート調査結果については、別冊1の40ページから57ページまでに記載しております。
また、人口と障がい者数の推計は、別冊1の82ページに記載しております。
その他、障がい福祉サービスの見込み量等は、別冊1の83ページから92ページまでに記載しておりますので、御参照いただければと思います。
それでは、資料3ページに戻りまして、3パブリックコメントの実施についてでありますが、募集期間は、令和2年12月25日から令和3年1月25日まで、募集については、市ホームページに掲載するとともに、市役所本庁舎の障がい福祉課、子育て支援室子育て支援課のほか、資料に記載の施設に配置し、意見を募集することとしており、提出方法については、持参、郵送、ファクス、電子メールで受け付けることとしております。
4今後の予定(パブリックコメント実施後)についてでありますが、パブリックコメントの実施を経て、来年2月以降に開催予定の江別市障がい福祉計画等策定委員会で計画の最終案をまとめ、来年3月に計画を確定したいと考えております。
説明については以上でありますが、今後、パブリックコメントの実施結果について、改めて本委員会に御報告させていただきたいと考えております。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、ウの高齢者総合計画の策定に係るパブリックコメントの実施についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

介護保険課長:説明に入ります前に、資料の訂正をお願いします。
別冊2の48ページをお開きください。
施策の体系化であります。
左から4項目めの計画目標(令和3年度から令和5年度)の欄です。
上から3番目、見守り合い・支え合いの地域づくりの促進の参照ページですが、63ページと記載しているところを、64ページに訂正をお願いいたします。
一つ下の認知症施策の推進と尊厳ある暮らしの確保の参照ページですが、73ページと記載しているところを、74ページに訂正をお願いいたします。
さらに、もう一つ下の安心して暮らすための環境づくりの参照ページですが、82ページと記載しているところを、83ページに訂正をお願いいたします。
一番下の持続可能な介護保険制度の運営の参照ページですが、89ページと記載しているところを、90ページに訂正をお願いいたします。
以上、4カ所でございます。
訂正がありましたことについて、深くおわび申し上げます。
それでは、高齢者総合計画の策定に係るパブリックコメントの実施について御報告いたします。
資料4ページをお開き願います。
本計画の策定経過等につきましては、11月16日開催の当委員会で報告したところですが、計画素案に修正や追加等を行った案により、12月25日からパブリックコメントを実施することから、報告するものです。
まず、前回の当委員会報告後の策定経過についてでありますが、12月15日に江別市介護保険事業等運営委員会を開催し、計画案等について協議いたしました。
次に、前回御報告した素案からの主な変更点、追加事項について御説明します。
別冊2の34ページ、35ページをお開き願います。
下段の表ですが、11月16日の当委員会から若干数値が変わっております。
この数値は、過去5カ年のそれぞれ10月1日現在の実績をもとに算定しておりますが、前回の当委員会で提示した数値は、令和2年度の実績を含んでおりませんでした。今回、令和2年度の実績が確定したことから、これを含めて再計し、数値の修正を行っております。これと合わせ、中段のグラフ及び上段の文言等の一部を整理しております。
続いて、別冊2の67ページをごらんください。
家族等介護者への支援の充実について、市では、高齢者を介護する家族の心身負担軽減のため、養護する必要のある高齢者を一時的に養護老人ホームに短期入所していただく事業を実施していることから、具体的取り組みに、2として生活支援短期宿泊事業を追加いたしました。
続いて、別冊2の82ページをごらんください。
消費者被害等の防止につきまして、江別市介護保険事業等運営委員会での協議の結果、6行目以降を変更し、体制づくりに取り組むとしていた内容を、本市では、江別市消費者被害防止ネットワーク(消費者安全確保地域協議会)が設置されておりますことから、既存の連携機能を活用したさらなる体制の強化を図るという記載といたしました。
続いて、別冊2の90ページをごらんください。
持続可能な介護保険制度の運営で、具体的取り組みの介護保険サービスの基盤整備について内容を記載しました。
次期計画においては、地域密着型サービスの整備としては、看護小規模多機能型居宅介護1事業所の整備を行う予定です。
看護小規模多機能型居宅介護は、通いを中心にして、訪問や泊まりを組み合わせたサービスについて、必要に応じて訪問看護を提供するもので、本市には、本年4月に初めての看護小規模多機能型居宅介護事業所が整備され、現在、二つ目の事業所を整備しているところでありますが、今後も、医療サービスを提供する必要性が高い在宅の要介護者がふえ、当サービスのニーズが高まることが想定されることから、次期計画でも整備を行うものであります。
続いて、別冊2の91ページをごらんください。
介護保険施設の整備としては、介護老人福祉施設を50床整備する予定です。
介護老人福祉施設については、第7期計画期間においても整備しており、一定程度の待機者の解消が見込まれておりますが、今後、介護サービス利用の割合が高い75歳以上人口の増加に伴う待機者数の増加が見込まれることのほか、北海道医療計画との整合として、2023年度末をもって廃止される介護療養型医療施設等からの転換及び家族の介護を理由とした離職の防止を図る観点を踏まえ、次期計画においても一定の整備を行うこととしました。
その他、詳細の説明は省きますが、わかりやすい表現にする等、一部文言の修正や字句の整理などを行っております。
続いて、前回の本委員会でお示しした素案から新たに追加しました第5章、別冊2の97ページからの主な内容について説明します。
別冊2の99ページをお開き願います。
介護サービス量の見込みは、別冊2の99ページから124ページまでにかけて、各サービスの見込み量の推移について、できるだけ見やすくすることに配慮し、今回もグラフ等を用いながら実績と計画値を掲載しました。
ごらんいただけるように、ほとんどのサービスにおいて、認定者数の増加等に伴い、利用人数等は年々増加することが見込まれているところであります。
別冊2の125ページをお開き願います。
国が一律定めていた介護予防支援のうち、介護予防訪問介護と介護予防通所介護のサービスが、平成29年度から市独自にサービス体系を定める介護予防・日常生活支援総合事業に移行されました。介護予防・日常生活支援総合事業における介護予防・生活支援サービス事業の事業量と事業費についてまとめた内容で、こちらのページに記載することといたしました。
別冊2の128ページをお開き願います。
第8期介護保険料月額基準額の試算を記載しております。
現時点での暫定となっておりますが、フロー図に記載のとおり、事業費の総額は3カ年の累計で約339億円、このうち、第1号被保険者の負担割合である23%に相当する額から財政調整交付金の差額分を差し引いた約77億円が、第1号被保険者の保険料で賄う必要のある額と見込んでおります。
この額に資料記載の予定保険料収納率などを加味した結果、現時点での保険料月額基準額を5,875円と試算しました。
なお、最終的には、今後の介護報酬の改定内容等により決定することになりますが、介護給付費準備基金を活用することで、保険料の上昇抑制を図ることを検討しており、第7期介護保険料月額基準額と同程度とする予定であります。
別冊2の129ページをごらんください。
(4)第8期所得段階の設定ですが、国が示す標準の所得段階は第6期から9段階となっていますが、市町村の判断により段階数や保険料率を変更することができることになっており、本市では、第6期以降、低所得者への配慮として、負担能力に応じた負担を求めるという観点から、国の標準を上回る13段階に設定しています。
第8期におきましても、介護保険事業の円滑な運営に向け、国から示された諸係数や税制改正の影響などを考慮した上で、負担能力に応じた段階設定と保険料率について検討します。
最後に、別冊2の130ページ、131ページをお開き願います。
この計画の推進に向けては、北海道やさまざまな関係機関との連携協力を図りながら推進することが重要であることから、その旨を記載しました。
第5章以下の説明は以上であります。
資料4ページにお戻りください。
3パブリックコメントの実施についてでありますが、募集期間は、令和2年12月25日から令和3年1月25日まで、募集については、市ホームページに掲載するとともに、市役所本庁舎の介護保険課、市の各施設や市民交流施設ぷらっと、総合社会福祉センターなどに配置し、御意見を募集することとしております。
4今後の予定(パブリックコメント実施後)でありますが、パブリックコメントの実施を経て、来年2月以降に開催予定の江別市介護保険事業等運営委員会で計画の最終案をまとめ、来年3月に計画を確定したいと考えております。
説明については以上でありますが、今後、パブリックコメントの実施結果について、改めて当委員会に御報告させていただきたいと考えております。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

吉本君:確認ですけれども、今、御報告いただいた素案のことで、前回の第7期の計画策定のときは、この時点で、所得段階別の保険料や、全体の1段階から13段階までの月額の保険料や年間の保険料の資料もあったと思います。今回はここには含まれないということなのか、それとも、まだ何かの事情でその表は作成できない段階ということなのか、その辺だけ確認させてください。

医療助成課長:第7期の計画策定の際には、所得段階や各段階の保険料率を案として示させていただいておりました。
まず、今回につきましては、実は国の税制改正が来年1月1日に予定されております。どのような改正かと申しますと、給与所得や年金等の所得の控除額が10万円下がって、そのかわりに基礎控除が10万円上がるという税制改正でございます。それが介護保険料の関係でどのような影響があるかと言いますと、介護保険料算定の際に、合計所得金額を用いるのですが、その合計所得金額には給与所得の控除や年金等の控除が反映されてまいりますので、収入が変わらないのに合計所得が上がるという影響が出てまいります。
与党の税制改正の大綱の中でも、そういった社会保障費等の予期せぬ影響を取り除くような措置を講ずるようにということで記載はされているのですけれども、まだ国から政令が改正されるという通知が来ておりません。その改正や何かの通知がないと、どうしても所得段階の設定ができないということと、所得段階の設定と、それに伴って各所得段階の線引きの所得も恐らく変わってまいります。そこが示されて税制改正による影響や、どのような形で政令が改正されてくるか見えてきてから検討させていただきたいと思っておりますので、今回については、基準所得までの記載とさせていただいております。

吉本君:10万円の上げ下げで釣り合うと思ったら、介護保険の場合は合計所得ということになるので、そうではないとのことでした。
今、少し聞き漏らしたのですが、国がもしかしたら激変緩和のような、要するに、所得が変わらないのに上がってしまうような人には、そういう処置も考えているということでしたが、その辺をもう1回確認させてください。

医療助成課長:私どもとしては、収入が変わらないのに所得段階が上がるという不利益が生じないような措置を講ずる予定と捉えております。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、エの介護人材養成支援事業についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

介護保険課長:介護人材養成支援事業について御報告いたします。
資料5ページをお開き願います。
まず、1事業の概要であります。
恐れ入りますが、資料6ページの別紙資料をごらんください。
本事業は、市が市内介護事業所と連携して、入門的研修の実施や当研修からさらにステップアップを希望する方に対する市内介護事業所への就労支援及び介護職員初任者研修に係る資格取得の支援を行うもので、介護人材の確保と市内介護事業所への人材の定着を図ることを目的に、今年度から人材派遣事業を展開する事業者に委託して実施している事業であります。
詳細につきましては、本資料に記載のとおりですので、御参照ください。
資料5ページにお戻りください。
2事業の経過でありますが、まず、(1)本事業に係る事前説明会を実施し、33人の方に参加いただきました。
次に、事前説明会に参加いただいた方のうち、(2)入門的研修を15人の方に受講いただき、介護に係る基本的な知識やスキルを身につけていただいております。
さらに、入門的研修を修了した方のうち、7人については、基本的な介護業務を行うことができるようにすることを目的とした研修である(3)初任者研修を受講いただいており、7人の受講者全員が当研修課程を修了したところであります。
その後、初任者研修を修了した方については、(4)介護事業所とのマッチングを行い、実習先を調整した後、(5)介護事業所での職場実習を短期雇用する形で実施いたしました。
3その他でありますが、入門的研修のみを受講した8人に対しては、介護事業所への就労に係る紹介、調整を実施しております。
また、初任者研修を修了し、職場実習を実施した7人でございますが、既に2人は実習先である事業所において雇用を開始しており、残りの5人につきましては、介護事業所への就労に係る紹介、調整を実施しているところでございます。
なお、本事業は、地方創生推進交付金を活用しており、令和3年度及び令和4年度におきましても、継続して実施していくことを予定しております。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

奥野君:何点か、確認させていただきます。
今、最後のほうで御説明があったのですが、この事業は令和4年度までということで、3年間だけという認識でよろしいでしょうか。

介護保険課長:現状、この地方創生推進交付金を使って事業を行うのは3年間と考えていますが、その後についても、介護人材の育成は重要なことでありますから、今後はどのように進めていくかというところはありますけれども、何らかの形で介護人材を育成できるような検討をしていきたいと考えております。

奥野君:地方創生推進交付金を使った事業ということですが、参考までに、この事業費は、国や市がどのぐらい負担しているのか、大まかに教えてください。

介護保険課長:これは、消耗品などを含めて、事業費の総額は1,088万4,000円で、そのうち、委託費としては1,086万2,000円です。その事業費の2分の1を地方創生推進交付金から交付し、残りの2分の1については地方交付税など財政措置が図られているところでございます。

奥野君:委託業務になると思うのですが、まず、事業計画の中で、参加者の33人は興味といいますか、仕事に意欲があって参加されて、研修が15人定員であったり、さらに初任者研修が7人と絞られていく経緯があると思います。このあたりの選考基準など、どのような形で人数が絞られるのか、わかる範囲で教えてください。

介護保険課長:まず、事前説明会に来ていただいた33人から入門的研修受講の15人への絞り込みですが、委託会社で個別面談を行っています。その中で、介護を学ぶことへの意欲、それから、介護職へ就業する意欲と介護職員の適性などを判断しまして、15人を選択しているところです。
残念ながら、選択に漏れてしまった方ですけれども、コミュニケーションに問題があったり、就業の意欲が欠けていた方でした。そのほか、5人程度ですが、説明の段階で御辞退された方もいます。
次に、入門的研修の15人から初任者研修の7人への絞り込みですけれども、個別面談の際に、資格を取って介護の仕事につこうとする、より意欲のある方から選んだと聞いています。実際には、初任者研修まで受けたいという方が多くいまして、選考はかなり難航したと聞いております。

奥野君:今、最後のほうでおっしゃっていた15人から7人に絞られたときに、意欲のある方もいたけれども、今回は残念ながら人数の枠があるということだったと思います。
その中で、3その他の説明の中にも、その8人に対して介護事業者への就労に係る調整をしているとございますが、ここは委託事業者に全面的に任せているという認識でよろしいのでしょうか。ホームページを見ますと、江別まちなか仕事プラザで場所を提供していたようですけれども、江別市としてもこの江別まちなか仕事プラザと連携しながら、何か就労をあっせんするといいますか、進めているのかどうか、まず確認させてください。

介護保険課長:今回、事業を始めるに当たりまして、介護の仕事に興味を持って江別まちなか仕事プラザに来た方については、この事業を始める前にもチラシなどをつくっておりますので、そういったチラシなどを配ったり、相談に応じていました。
また、その江別まちなか仕事プラザを会場として、3日間の入門的研修を実施しているところです。
今回、初任者研修まで行かなかった方、入門的研修だけを受けた方についても、先ほど資料で説明したとおり、現在、各事業所に雇用の調整をしていると伺っているところです。

奥野君:最後に確認ですが、委託会社は札幌市の会社ですけれども、一応、この事業所へのあっせんというか、就業に関しては、全部市内の事業所にあっせんしているという認識でよろしいでしょうか。

介護保険課長:市内の介護事業所に限られています。今回、この事業を開始するに当たり、介護事業所とのマッチングを行うことから、介護人材ネットワークを設置させていただきました。全ての介護事業所の法人に呼びかけて、この事業の趣旨に賛同する法人を募りまして、25法人に登録をいただいたところでございます。
今回、介護人材ネットワークに御参加いただいた25法人に委託事業者からお声かけさせていただいて、当事業の参加を希望された事業所が13カ所あって、このうち、本人の希望に沿った7事業所とのマッチングを実施したところでございます。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

猪股君:今ほどの奥野委員の質疑に関連して、もう少し細かく確認するようになってしまうのですけれども、資料6ページの就労支援の部分について、もう少し流れを確認させていただきたいと思います。
今、一応、業務委託を受けているところが人材派遣の事業者ということですので、この就労支援は、人材派遣の会社に所属して就労支援をするという意味合いなのか、それとも、直接雇用を目指して事業所への就労支援をするという趣旨なのか、その辺の就労先への具体的な支援の仕方についても御説明ください。

介護保険課長:基本的には、実際に実習をした事業所での就労という形です。ただ、その後、実際にそこで働いてみて合わなかった方については、ほかの事業所についても視野に入れて調整する形になります。
実際に、今回、もう既に2人が雇用されていますけれども、その2人については、実習先の事業所で雇用されました。

猪股君:先ほどの説明の中でも、江別まちなか仕事プラザを経由するということだったので、その事業の内容を理解していれば、同じ流れに乗るという理解でいいのだと思いました。あそこでは、直接、職を紹介するわけではなくて、たしか御相談を受けた方をハローワークにおつなぎする流れがあったと思うのですけれども、そこから先は、江別まちなか仕事プラザの人材の就労支援と同じ流れに乗るという理解でよろしいでしょうか。

介護保険課長:今回、江別まちなか仕事プラザについては、会場として使ったのですけれども、先ほど説明しましたように、基本的に、ここに相談に来た中で介護に興味があるという方には、この事業があるという説明はしていますが、それ以降、ハローワークにおつなぎするということはしていません。

猪股君:江別まちなか仕事プラザの流れに乗るのではなくて、江別まちなか仕事プラザがハブになって違うルートに乗っているという形で理解しました。
それで、奥野委員の質疑の中でも、今後の見通しというところで、令和5年度以降も何らかの形でというお話がありました。介護人材の必要性が今後高まっていく中で、やはり継続する必要性もあると考えたときに、ずっと市が主体で今のような形で行っていくのか、それとも、例えば、民間の介護の事業所などでこのような事業をされる場合に補助を出すという形で行うつもりはあるのか、その辺の展望で何かお考えがあれば、お聞かせください。

介護保険課長:具体的な展望は、今は持っていませんけれども、今言われたようなことや、ほかの市町村で行っている施策なども参考にしながら、令和5年度以降について、介護人材の確保、定着のために力を入れていくことは必要ですので、今後どのような事業展開をしていくかについて、検討していきたいと考えております。

猪股君:中間の支援組織をかませることのメリットもあればデメリットもあって、多分、事業所で同じような事業を行っている場合は、そこの事業所に魅力を感じて直接行かれる方もいたりすると思うので、いろいろなケースを想定しながら、今後、継続の方向性について御検討ください。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、オの介護給付費通知の実施についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

介護保険課長:介護給付費通知の実施について御報告申し上げます。
資料7ページをお開き願います。
初めに、1介護給付適正化についてでありますが、介護給付適正化は、適切なサービスの確保と費用の効率化を通じて介護保険制度への信頼を高め、持続可能な介護保険制度の構築に向け、国が示す介護給付適正化計画に関する指針に基づき、都道府県と保険者が一体となり取り組みを推進するものであります。
次に、2介護給付適正化主要5事業でありますが、介護給付適正化を推進するに当たり、着実に実施すべきとされている主要5事業を記載しております。
国からは、適正化事業の実施について、費用の適正化の観点から、(2)ケアプランの点検及び(4)縦覧点検・医療情報との突合を優先的に実施するよう求められていることから、当市においては、主要5事業の中で優先度を考慮して段階的に事業を進め、現在は(1)から(4)までの事業を実施しているところでありますが、平成29年度に策定した第7期江別市介護保険事業計画において、令和2年度までに主要5事業全てを実施する指標を設定していることから、未実施の介護給付費通知を実施しようとするものであります。
次に、3介護給付費通知の目的及び効果でありますが、介護サービス利用者に対して、利用したサービス内容と負担額について通知することにより、利用者や事業者に対して適切なサービスの利用と提供を普及啓発するとともに、みずから受けているサービスを改めて確認し、適正な請求に向けた抑制効果を上げるものであります。
次に、4介護給付費通知の実施内容でありますが、対象期間は令和元年8月から令和2年7月利用分の1年間分とし、対象者数は6,642名となり、本年12月末に発送予定であります。
なお、次年度以降も、年1回通知を発送する予定であります。
最後に、5送付資料でありますが、介護給付費通知書のほか、記載内容の説明やQアンドAを記載したお知らせを同封することとしており、内容につきましては、資料8ページ及び9ページの別紙のとおりとなっております。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

奥野君:確認させていただきたいと思います。
まず、この通知書の中身についてですけれども、ことしから始まる通知書送付ということで、12月から送られますが、もしかしたら請求書ではないかなど、何となく今まで来たことのない通知が来ると、御高齢の方は、中身について、いろいろ不安などを抱きやすいという心配があります。その点に関して、資料8ページの上に、これはお知らせですので、手続は必要ない、領収書や請求書ではないという文言がありますけれども、これは実際には何か色がついていたり、文字の大きさはいただいた資料ぐらいなのか、その辺りを確認させてください。

介護保険課長:現状では、この資料にお示ししているものを送ろうと思っています。
今おっしゃられたように、何らかの請求書などと勘違いされる方がいることも想定しているところです。この資料8ページの上のところに、この通知書はお知らせですので、手続は必要ありません。領収書や請求書ではありませんので、お金を支払う必要はありませんと書いてありまして、この辺は強調させていただいたところでございます。
ただ、今言われたように、お問い合わせが多くあることも考えられますので、その辺につきましては、市でも丁寧に説明させていただきますし、今回、居宅介護支援事業所や地域包括支援センターにも、この旨の通知を行うことは周知しているので、そちらからも問い合わせがあれば、請求書の類いではないということをしっかりと説明できるように整備したいと思っています。

奥野君:これは、市が独自でレイアウトなどを作成されているという認識でよろしいのでしょうか。また、今のお話で、今後いろいろなお問い合わせがあったときに、毎年送るものですから、中身の改善も御検討されているかどうか、確認させてください。

介護保険課長:まず、この様式ですけれども、国から示されている様式等は特にございません。文言や書式については、他市で実施しているものなども参考にさせていただいて、様式を定めているところでございます。
今後ですけれども、今回発送してみて、わかりづらいという意見があれば、随時、改善を考えていきたいと考えています。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

吉本君:資料7ページの介護給付費通知の目的及び効果のところで、適正な請求に向けた抑制効果を上げるものであるという表現があります。時々、医療費などもはがきが送られてきますが、これは適正化事業のうちの一つですから、当然、こういうものを送ることによって、こんなに使っていると思ってもらって抑制効果を上げる、抑えるという意味合いがあるのでしょうか。
ただ、この適正な請求に向けた抑制効果を上げるものであるという記述があるのですが、資料8ページの四角の介護給付費通知書とはのところでは、サービス内容や回数等に間違いや不明な点がないか、確認していただくために発送していますと書かれています。当然、こちらの資料7ページのところは利用者のところに行くものではないと思いますけれども、本来の目的は一体何なのかと思ったので、このあたりはどのように考えたらいいのか、教えてください。

介護保険課長:国から介護給付適正化の計画策定に関する指針についてという通知が出ておりまして、その国の指針の中では、事業の趣旨といたしまして、保険者から受給者本人(家族を含む)に対して、事業者からの介護報酬の請求及び費用の給付状況等について通知することにより、受給者や事業者に対して適切なサービスの利用と提供を普及啓発するとともに、みずから受けているサービスを改めて確認し、適正な請求に向けた抑制効果を上げると通知されております。
この資料の中では、そのような言葉とさせていただいていますけれども、市民の方に通知する場合には、ここに書かれたとおり、まず、自分たちが実際に使っている額を知っていただくという、あくまでお知らせという形の通知にしております。

吉本君:先ほど奥野委員の質疑にもありましたけれども、文字もいっぱいありますし、順次、改善されていくとは思いますが、やはりかなり混乱するだろうと思いました。
それと、この費用は、介護保険特別会計の中で負担するのか、それとも、国の措置があるのか、その辺の確認をお願いいたします。

介護保険課長:介護保険特別会計の中で行いますけれども、こちらの事業は、もともと江別市に入ってるシステムで対応できていたものですから、基本的に費用は郵送料のみとなります。

吉本君:年1回ですから、郵送料のみであれば、何となく郵送料に6,000人分掛けてということになりますけれども、大体どの程度の事業費になるのか、おわかりになれば、概算で結構ですから教えてください。数値を出せなければ、また後ほど確認させていただきますので、結構です。

介護保険課長:費用としては、郵送料が84円で、6,000人を掛けた金額になるので、四、五十万円ぐらいだと思います。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、カのひとり親世帯臨時特別給付金の基本給付の再支給についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

子育て支援課長:それでは、ひとり親世帯臨時特別給付金の基本給付の再支給について御報告いたします。
資料10ページをお開き願います。
初めに、1概要についてでありますが、ひとり親世帯臨時特別給付金につきましては、国の第2次補正予算にて措置されたことに伴い、市では、本年第2回定例会の一般会計補正予算第4号で議決をいただき、給付金の支給を実施しているところでございます。
ひとり親家庭は、もともと経済的基盤が弱く、長引く新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にあることを踏まえ、このたび、国において、年末年始に向けての支援策として、令和2年度予備費を活用した臨時特別給付金の基本給付の再支給が決定されたところでありまして、本市においても再支給を行うものであります。
次に、2支給対象者についてでありますが、下記のとおり、1から3のいずれかに該当し、現在実施しているひとり親世帯臨時特別給付金の基本給付の支給を受けた方となっております。
なお、12月11日時点で臨時特別給付金の基本給付の申請を行っていない方についても対象となり、再支給分をあわせて申請することにより、支給することとなります。
次に、3給付額でありますが、現在実施しているひとり親世帯臨時特別給付金の基本給付と同じく、1世帯5万円で、第2子以降1人につき3万円を加算した額となります。
次に、4申請方法でありますが、既に基本給付の支給を受けた方については、申請は不要となりますが、まだ基本給付の申請を行っていない方は申請いただくこととなります。
次に、5支給予定日でありますが、再支給に係る趣旨を踏まえ、12月28日にさきの基本給付支給時に指定された口座へ振り込む予定であります。
次に、6再支給所要額(見込み)でありますが、おおむね6,400万円と見込んでおります。
次に、7予算でありますが、本年第2回定例会の令和2年度一般会計補正予算(第4号)で措置したひとり親世帯への臨時特別給付金の残額により対応することとし、予算額の不足分につきましては、既定予算の流用により対応したいと考えております。
なお、ひとり親世帯臨時特別給付金の申請期限が令和3年2月26日となっていることから、まだ申請されていない方に対しまして、今後改めて市ホームページ及び広報えべつで呼びかけていきたいと考えております。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

奥野君:それでは、何点か、確認させていただきたいと思います。
ひとり親世帯臨時特別給付金ということで、年内に支給できることになってよかったと思いますが、まず、これに関しまして、1回目を受け取っている方などにお知らせといいますか、通知か何かをされているのかどうか、確認させてください。

子育て支援課長:通知につきましては、そもそも、ひとり親世帯臨時特別給付金のときに、対象者として令和2年6月分の児童扶養手当の支給を受けている方ということで、自動的に支払っていますので、そのときには当然通知しております。
今回の再支給につきましても、ほぼ対象者は固まっていますので、12月18日付で個別に支給すると通知します。あとは、口座変更がありましたら届け出てください、さらに、これも贈与の扱いになりますので、辞退する場合も届け出てくださいといった内容の通知を送っております。
同時に、18日に通知を発送したのとあわせて、市のホームページも更新しまして、月曜日に公開されております。

奥野君:1回目に既に支給を受けている方には、通知も行っていると理解しました。
これは、特に2支給対象者の新型コロナウイルス感染症の影響を受けて家計が急変ということで、新たに申請される方に対して、こういった給付があるというお知らせを市ホームページ等でされているということもお話しいただいていましたけれども、そのあたりは広報えべつなどでどのように発信しているのか、もう少々教えてください。

子育て支援課長:この事業は、支給対象者の1の児童扶養手当の支給を受けている方以外の2と3は、それぞれ申請が必要となっておりまして、現在も随時受け付けております。
先ほど申し上げたように、受け付け期限の令和3年2月26日まで随時受け付けておりますが、今回の申請にあわせて申請様式を見直しまして、再支給を受けるという意思表示をしてもらって、申請をいただくことといたしました。今回、また新たに申請書を書きますので、様式の中に再支給を受けるという意思表示をする欄を設けまして、それによって、基本給付分、あわせて再支給分という申請と扱って対応します。支払いについては、なるべく早目に申請いただいて、審査を早急に行いまして、随時支払っていくという形になります。

子育て支援室長:まだ申請されてない方に対してのPRだと思いますけれども、それに関しまして、今回、再支給分について、市ホームページに出したと同時に、今までのひとり親に対する給付金についても載せておりますし、広報えべつ12月号に、申請がまだの方は手続をしてくださいと載せております。今後、来年2月26日までの期限なので、もう1回、2月号の広報えべつにも載せられればと思っております。

奥野君:ぜひそういった発信をしていただきたいと思います。
また、別なところで、今の御説明でもありましたけれども、新たに申請される方が今回給付を受けられることに関して、1回目の分とあわせて支給されるという認識ですが、そのあたりはこの認識で合っているか、確認させてください。

子育て支援課長:現段階で、基本給付を新たに申請いただく方として、おおむね60世帯と見込んでおります。
そのうち、所得が下がって追加給付される場合もありまして、その部分を申請いただく予定の世帯として、30世帯ぐらいを見込んでおります。
現段階での見込み額としては、今後、追加で800万円ぐらい経費がかかるのではないかと考えております。

子育て支援室長:まだ一回も申請されていない方ですけれども、今回、2回分を申請していただいて、同時に振り込むという形をとりたいと考えています。

奥野君:今、新たに申請いただく可能性がある世帯数もおっしゃっていましたけれども、6に再支給所要額6,400万円とありますが、それはその部分を見込んでの金額でしょうか、それとも、800万円という数字もおっしゃっていたのですが、それがこれからまた別途かかるものなのかどうか、教えてください。

子育て支援課長:資料に記載の6,400万円については、これまで支給した方々の分で、世帯数では976世帯に支払っていますので、その分の再支給所要額になります。
今後予定の800万円につきましては、これから新たに申請いただく分として別枠で800万円ぐらいが必要だと見込んでおり、その中には、当然、再支給分を含めた金額という形で見込んでおります。

奥野君:最後に、確認ですが、7の予算のところの文言で、補正予算の予算残額があったというところと、既定予算の流用により対応するという説明があるのですけれども、このあたり、もう少々確認させてください。

子育て支援課長:予算につきましては、当初予算額が1億3,242万円で、これに対して、現段階で支払っているのが7,816万円、執行率ですと約59%になります。
人数でいきますと、児童扶養手当受給世帯及び公的年金受給等により児童扶養手当を受けていない世帯という形で合わせて見込んでいたのが1,015世帯ですが、現段階では954世帯となります。当課には児童扶養手当受給世帯の情報がありますので、おおむね見込みどおりになるのですが、公的年金受給等により児童手当を受けていない方は予測がつかない部分もありましたので、現段階で申請が予想より下回っております。
さらに、当初、家計急変者として見込んでいたのが121世帯ですが、これに対して現段階で申請いただいたのは22世帯で、こちらも予想をちょっと下回っておりまして、パーセントでいくと18%ぐらいの申請になっています。

奥野君:今、最後の説明でおっしゃっていた家計の急変という世帯が18%しかまだ受け取っていない、もしかしたらそれほど急変していないのかもしれませんが、そういった数字も確認させていただきました。
今後、特に新しい申請を受ける方に関して、1人でも多くのお困りの世帯に行き届くように、広報を含めて対応していただければと思います。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
換気のため、暫時休憩いたします。(12:23)

委員長(諏訪部君):委員会を再開いたします。(12:26)
次に、キの特定教育・保育施設運営事業者の募集についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

子ども育成課長:特定教育・保育施設運営事業者の募集について御報告いたします。
資料11ページをお開き願います。
1目的でございますが、えべつ・安心子育てプラン(第2期江別市子ども・子育て支援事業計画)に基づき、特に増加傾向にあります1歳児から3歳児までを中心とした保育需要に対応し、待機児童の解消を図るため、特定教育・保育施設を新たに設置する事業者を募集しようとするものであります。
2事業類型でございますが、40人以上を定員とする保育所と、保育定員を60人以上設定する場合の認定こども園を募集の対象といたします。
3開設時期でございますが、令和4年4月といたします。
なお、令和3年度中の開設も可としています。
4募集内容でございますが、保育所等整備補助金などの国の補助金を財源として、新築ないし賃貸物件の活用により施設を整備する事業と、補助金に頼らず自主財源で施設を整備する自主事業を対象としています。
5募集件数、募集保育定員でございますが、待機児童の状況を踏まえ、予算等の範囲内で決定したいと考えております。
6公募受け付け期間でございますが、令和2年12月23日から令和3年2月15日までの2カ月弱の期間としております。
7応募事業者の資格等でございますが、北海道の保育所設置認可等要綱及び認定こども園認定事務処理等要綱に定める基準を満たす法人であることが要件であり、認定こども園の場合は、社会福祉法人または学校法人であることを要件としています。
8選考方法でございますが、書類及びヒアリング審査を実施後、江別市子ども・子育て会議において意見聴取の上、決定する予定であります。
9選考までのスケジュールにつきましては、資料に記載のとおりであります。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、健康福祉部所管事項を終結いたします。
健康福祉部退室のため、暫時休憩いたします。(12:29)

委員長(諏訪部君):委員会を再開いたします。(12:30)
最後に、4その他について、各委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
以上で、本日の委員会を散会いたします。(12:30)