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平成15年第3回江別市議会会議録(第3号)平成15年9月18日 2ページ

印刷用ページを表示する 掲載日:2014年1月30日更新

6 議事次第

開議宣告

副議長(宮野 一雄 君)

 これより平成15年第3回江別市議会定例会第10日目の会議を開きます。
 ただいまの出席議員は28名で定足数に達しております。

議事日程

副議長(宮野 一雄 君)

 本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりであります。

諸般の報告

副議長(宮野 一雄 君)

 次に、諸般の報告を事務局長に報告させます。

事務局長(浦島 忠勝 君)

 ご報告申し上げます。
 本日の会議に宮澤議長が欠席する旨の通告がございました。
 以上でございます。

会議録署名議員の指名

副議長(宮野 一雄 君)

 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
 会議規則第111条の規定により、川村議員塚本議員を指名いたします。

一般質問

副議長(宮野 一雄 君)

 日程第2 一般質問を順次行います。
 山本議員の教育行政についてほか4件についての質問を許します。通告時間30分。

山本 由美子 君

 議長よりお許しをいただきましたので、順次質問をいたしますので、よろしくお願いいたします。
 初めに、このたびの8月10日の台風10号の水害で日高地方の死者、行方不明者など、農漁村や山林などライフラインの大被害となり、被害地の皆様方の一日も早い復興と亡くなられました方々に対して、深くごめい福をお祈り申し上げます。
 私も今春の統一選挙で、おかげさまで他の議員の皆様の仲間入りをさせていただき、この壇上から市民の代表の一人としてご質問できますことに誇りと申しますより、むしろその責任の重さをしみじみと痛感しているものでございます。
 率直に申し上げますと、私のように何の組織も立場もない者が、議席に就くことの厳しさを身をもって体験いたしました。その反面、その分だけ随分多くの立場の違う市民の方々の考え方をお伺いする機会を得ることができました。私は、その中で先輩方のご示唆を参考にして、身近な問題を初め、これからの江別の在り方など思い思いの意見を述べ合い、話合いを重ねてきました。今回はその中から、具体的な何点かを拾って市長、そして教育長にお伺いしてまいりたいと存じます。
 なお、全くの素人であり、初めてのことですので、専門用語の使い方や表現に不適切な、あるいは失礼な面もあろうかと存じますが、お許しをいただきたく、あらかじめよろしくお願い申し上げます。
 第1点目ですが、防災安全対策について。
 災害は忘れたころにやってくると言われていますが、今年の地震や台風による各地の被害を見て、自然の脅威のすさまじさを改めて強く感じました。その中でふだんの危機意識や管理体制の面からの指摘が数多くありましたが、江別市ではどうなのだろうかと思いました。
 江別の歴史を見るとき、アイヌ語のエベット、つまり川のある町とも言われ、昭和36年、37年の連続大水害、そして昭和50年、56年の市内の3分の1が水没したと記録に残っています。約20年に一度の割合で水害を経験 している中で、先日の台風10号のように大雨を伴い、日高・胆振地方に1時間に75ミリメートル以上、1日350ミリメートルという猛烈な降雨量となり、大きな被害をもたらしました。過去の水害時のように石狩川水系に降り注いだら、水に弱かった江別はどうなったことかと案じていました。
 お伺いしたいのは、もし大雨が来たとき、この江別のどこの地域が危険なのか。そして、その対策はどのようになっているのでしょうか。今、水害の恐ろしさを頭に浮かべながら、その実態についてお伺いいたします。
 昨年、家庭に配布されました防災あんしんマップは、それぞれの家庭でどのように活用しているのでしょうか。自治会や防災組織を立ち上げて、日常活動を行っているのでしょうか。市民意識をどのように高めようとしているのでしょうか、お伺いいたします。
 残念なことに、数人に防災あんしんマップの話をすると、半数近くの人は忘れておりました。ほとんどの方が引き出しに入れてあったあんしんマップ、また、雑誌に挟んであったあんしんマップでした。例えば我が家の避難場所、非常持ち出し袋と短冊などで見やすい所に表示することも良いと思いますが、いかがでしょうか。我が家の避難場所が家族の中で自然に口に出るような、また、市民の間にも口にするようになってくるように、災害を忘れることのないように、市民があんしんマップをどのように活用しようとは別として、市民の生活の安全を守る市として、市民に活用してほしい対策についてお伺いいたします。
 次に、地震対策について。
 7月に宮城県北部の大型地震、そして記憶に新しい南西沖地震、平たんな江別は他人ごとのように思っている方が多いように思います。聞くところによると、道内の主要活断層の中で当別断層、つまり石狩管内の新篠津、当別などについてかなり確率の高い評価をしているとのことですが、この江別も少なからずの影響があるものと考えられます。江別の学校はもとより、公共建築物の耐震構造の点検はどのようになっているのかについてお伺いいたします。
 災害のない街江別、市民が安心して暮らせる街として、市民の協力の求める前提として、その対応と取り組みについてお伺いいたします。
 次に、教育現場の問題行動について。
 ある県の公立中学校で勤務をしていた英語教師のクリス・バーグソンさんは、教育現場では授業中に大声で先生をばかにしたり、机をけ飛ばしたり、「おれ、帰る」と言って勝手に教室から出て行くなどの生徒が増えていると言っておりました。正にやりたい放題です。親も先生も警察も法律も恐れておりません。問題を起こす生徒を教室から追い出す権限が先生方に与えられていないのが問題だと思いますと書かれておりました。
 聞くところによると、小中学生が授業中に携帯電話を使っているということを耳にしましたが、これは例外ではなく、この江別でも似たようなことが起きていないのでしょうか。現実として、どのくらいの人数が持っているのかを把握しておられますか。そして、どのような対応をしているのでしょうか、お伺いいたします。
 今の社会生活は環境に恵まれ過ぎていて、余りにも節度がなくなっているように思えてなりません。机に向かう勉強だけでなく、人としての一般常識を身に付ける勉強もあわせて同じだけ力を入れていってほしいと思います。
 ある学校の先生は、集団生活をするはずの学校であるが、グループ活動で何かをするということが、今の子はできないと言っておられました。また、別なある先生のお話によると、一番難しいと言われているのが問題行動を常時とっていると思われる子供と親との接し方、現実的な対応の困難さを述べておられました。子供たちの可能性を伸ばし、子育て支援など幅広く次世代に良い影響を伝え残すためにも、今この時、何が大切なのかを考えて、テレビゲームではない、心ある家庭の愛情をよりたくさん経験することによって、心を開いてくれるという。また、環境を変えることによって、児童虐待、家庭内暴力の防止に結び付くことで、子供の中心となった社会を作り、尊敬される教師を目指し、信頼される親でありたいと思います。教育委員会として行われている支援について、また、成果についてお伺いいたします。
 昔から教育は国家百年の大計と言われていますが、戦後50年以上たって、今の教室の問題行動が生じ、壊れたものは元に戻るのにも50年かかると言われています。これからの日本、そしてその子の将来を考えるとき、ほうってはおけない大きな課題でもあると思います。具体的に教育委員会の立場でどう考え、どう対応しているのでしょうか、お伺いいたします。
 次に、不登校について。
 江別市において、小中学校の不登校の実態と習熟度別に行っている学校の実態や違いを詳しくお伺いいたしたく思います。もちろん先生方の熱意にもよりますが、単に機械的、事務的ではなく、子供の心の中に飛び込んでの先生と児童生徒との心の交流こそ、本当の教育ではと私は思いますが、いかがでしょうか。
 例えば、私の知り合いにも何人かが学校へ行っていない子供がおります。そのうちの1人は中学3年生ですが、先生からは親に対して「卒業はさせますから」と言われたそうです。そのような対応だけでよいのでしょうか。勉強して一定の学問を身に付けないまま社会に送り出して、その子の今後の人生にどんな影響が生じるのでしょうか。違った表現を使えば厄介払いととられかねません。
 そこで、今各地でできつつある不登校の児童生徒の学校復帰を支援する施設として、教育委員会が作る教育支援センターでは、そこに通っている子供には学校の出席扱いができるといいます。学校には復帰するのを待つのではなく、適切な働き掛けが必要と文部科学省は強調しておりますが、江別市には不登校の子が集まる施設があるのでしょうか。また、このような子供たちが学校復帰するための目標として、何か目的を持ったことをしているのでしょうか。
 例えば、先日の新聞報道によれば、ユニークな試みで教育支援センターさわらび学級が掲載されていました。学校も支援センターも、何かあったら来てくださいでは駄目で、お互いの活動に参加し合うことから効果は上がるとありました。また、伊藤美奈子慶応大助教授のお話でも、一人ひとりをしっかり理解して、今どのようなかかわりが必要か、また、その子供ごとに丁寧に見る必要があるとおっしゃっておりました。未来ある子供たちのために江別市の現実の実態はどのようになっているのか。そして、それに対してどう対応されようとしておられるのかについてお伺いいたします。そして、教育長はどのようなお考えを持っておられるのか、あわせてお答えいただきたいと思います。
 次に、ごみ有料化について。
 家庭ごみ有料化について、新聞に報道されておりますが、市民の関心が強い課題でもありますので質問させていただきます。
 ごみの減量化、資源化が提起されるわけですが、主なものとして、市が月2回行っている分別収集と自治会やPTAなどで行っている集団資源回収があります。また、新聞紙に限って購入していく古紙専門業者があります。私が住む見晴台の自治会は、古くから集団資源回収に汗を流してまいりました経験から言いますと、資源を大切にすることは環境保全につながるので、そのことによって市の負担する経費の節減が図られるのではないでしょうか。いまだに取り組んでいない地域があるとお聞きいたしますが、そのような地域について集団資源回収活動に取り組めるように、市としても働き掛けをするべきではないでしょうか。
 また、集団資源回収事業が今後安定的に行われるためには、回収業務を行っている業者の育成を市としても行うべきと考えますが、いかがでしょうか。
 集団回収の奨励金が、昨年からキログラム当たり3円になりましたが、ごみの減量化、資源化についての効果は上がりましたでしょうか。また、奨励金は今後も継続していくお考えでしょうか、お伺いいたします。
 次に、廃棄物減量等推進審議会を設置され、有料化について現在審議されておりますが、市長のお考えでは、当然、有料化に踏み切ることを前提にしておられると思いますが、今後どのように進められるのでしょうか、市長のお考えをお伺いいたします。
 今後、審議会のほか、市民の意見を幅広く聞くことが大切と考えますが、若い人の声やごみ問題に身近な女性の意見を取り入れてはと考えますが、いかがでしょうか、お伺いいたします。
 次に、有料化を行った場合、各地で問題になっております不法投棄についてもあわせて審議されているのでしょうか。特に、市街化調整区域などの住宅の少ない地域は、格好のごみ捨て場所になるのではと懸念されますが、その対策はどうお考えでしょうか。問題は実効のある監視体制にどう取り組んでいくかにあると考えますが、現状と今後の対策についてお伺いいたします。
 次に、合理化を求めた機構改革について。
 江別市の財政状況については、個人的には6月の予算委員会である程度は承知していましたが、一般市民向けに6月の広報えべつに公表されたことで、江別市の財政状況は危険状態になっているということが市民の中でも話題になっております。市民は、これから痛みがあることの危機感を十分感じております。どんな山を乗り越えるかは別として、行政の各事業が縮小されている今、市民の目に見えるような機構改革を含む行政改革について市民に理解してもらうために、今後の財政難を克服するためにも、数年前から問題視されております給食センターや環境クリーンセンター管理民営化など、市民の納得する、また納得できる合理化を進められるべきではないでしょうか。それらのことは市民から見ると、市もやる気になって取り組んでいるのだなと目に映ると思いますが、いかがでしょうか。機構改革を含めた徹底的な統廃合を進めて、市民に少しでも理解を求めていくべきではないでしょうか。
 先日、お聞きしたことですが、留守家庭児童会のことで民間で行うに当たり、何か資料をいただきたいと思いまして、お話を伺いに教育委員会へ行きました。でも、お話をしているうちに、幼児も一緒に預かることはどうでしょうかというお話になったとき、幼児はまた別で、児童家庭課の方でということになりました。
 また、児童館のことで教育委員会へ行きましたら、作ることについては児童福祉でまた別ですということです。ほかにも例はありますが、一般市民が用事で来庁しても、同じ問題でも1か所で用が済まされなく、また別な課へ行くことは市民的には分かりにくいお話ですが、もっとすっきりしたものにならないものでしょうか。小川市長の目から見て、具体的な方針などをお伺いいたしたいと思います。
 次に、遊休地の利活用について。
 市有地や江別振興公社の所有している土地の中で、遊休地が数か所あると聞いておりますが、具体的にお伺いしたいと思います。
 どうしても身近なところを例にとり、私の住む地区に目が行くのですが、近くに広い空き地があります。このような場所を遊ばせておかず、できる限り有効活用して市民のために開放し、野菜づくり、体力づくりなどに役立ててはいかがでしょうか。本来の使用目的までの暫定的に活用できる広場として、パークゴルフ場に利用できると、お年寄りの交流と健康づくりにも活用し、放課後の子供たちも利用できる施設にすることで、時間差で利用すれば、子供とお年寄りの交流の場にもなり、有意義なものになります。
 次に、江別高校跡地の利用について、現在どのように活用するのか、お伺いいたします。
 市の所有地になった現在も、広い土地が夏の農業祭り、冬のスノーフェスティバルなど、ほんの数日の利用だけで、庁舎建設の計画もあったようですが、財政難から見通しが立っていないとのお話がありましたが、将来どのように利用するのか、お伺いいたします。今のままで放置した状態にしておくのは、市民に対して高価な財産を放置していることに、どのような説明をするのでしょうか。新しい総合計画での位置付けも兼ねてお伺いいたします。
 経費の面、将来の障害とならない利用の仕方としての市民の憩いの場、又は一部をパークゴルフ場の開設を望みますが、無理なことでしょうか。青少年向けの野球場を初めスポーツの練習場として、健康づくり21を進める立場にある形での取り組みの姿勢にもつながると思います。遊休地の有効利用という面から、どう活用しようと考えておられるのか、小川市長のお考えをお伺いいたします。
 次に、児童館整備について。
 後期基本計画に組まれておりました中央地区児童館整備について、いまだ計画がなされておりませんが、児童生徒の子育て支援の一環として、健全育成を支えるための強化を、そしてスポーツなどの練習の場として、又はパークゴルフ場の世代間を超えた交流のためにも、遅れている計画の実効ある計画についてお伺いいたします。限られた範囲の利用ではなく、多目的な交流の場として、一日も早い児童館の建設について関係者は願っておりますので、これについていかがでしょうか、お伺いいたします。
 以上で質問は終らせていただきますが、新人ですので、ゆっくりと分かりやすい言葉でよろしくお願いいたします。

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