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生活福祉常任委員会 令和3年4月27日(火)

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年7月27日更新

(開会前)

※ 日程確認

(開 会)

委員長(諏訪部君):ただいまより、生活福祉常任委員会を開会いたします。(9:59)
本日の日程は、開会前に確認いたしましたとおり、次第に記載のとおり進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
健康福祉部入室のため、暫時休憩いたします。(9:59)

委員長(諏訪部君):委員会を再開いたします。(10:00)
1健康福祉部所管事項、(1)報告事項、アの風しん予防接種における有効期限切れのワクチンの接種についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

保健センター長:風しん予防接種における有効期限切れのワクチンの接種について御報告いたします。
資料1ページをお開き願います。
1概要につきまして、江別市が一般社団法人江別医師会に委託しております予防接種事業において、誤って有効期限切れのワクチンを接種したものでございます。
2経過につきまして、令和3年3月31日に医療機関から報告があり、同年3月27日に、市内在住の51歳の方に対して有効期限切れのワクチンを接種した事実が判明いたしました。
当該医療機関は、被接種者に謝罪し、経緯を説明するとともに、健康状態の確認を行っており、また、市においても、被接種者に健康状態の確認等を行い、現時点において、被接種者に健康被害は生じておりません。
3原因につきまして、接種時点における有効期限の確認を誤ったことによるものです。
4対応につきまして、市から当該医療機関に対し、再発防止策を講ずるよう指導しております。また、市から全ての予防接種実施医療機関に対し、ワクチン接種時の有効期限等の確認について、注意喚起の文書等を送付したほか、一般社団法人江別医師会においても、所属する医療機関に対して管理体制の強化について注意喚起の文書を送付しております。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

奥野君:ワクチンに関して、市民の皆様が敏感になっている時期に残念な報告だと思いますが、何点か事実関係を確認させていただきたいと思います。
過去にも有効期限切れのワクチンを接種してしまったという事例があったのか、確認させてください。

保健センター長:平成27年に高齢者の肺炎球菌ワクチンの有効期限切れが判明いたしまして、たしか4名だったと思いますけれども、そういった事例がありました。

奥野君:それでは、約5年たってもう一度このような事例が出てしまったと確認しました。
原因については、接種時点における有効期限の確認を誤ったことによるという報告がございましたが、もう少し何か原因を聞いていれば、その詳細を教えてください。

保健センター長:原因の詳細ですけれども、風疹予防接種のワクチンについては、大人の第5期の風疹になりますが、通常の大人数の接種と違いまして、予約が入った時点で発注して、それを接種することになります。ですから、通常は打つ方のワクチンしかありませんが、たまたまその前段でキャンセルが1件あったとのことです。ワクチンを接種する都度、発注するものという認識があったものですから、キャンセルを想定せずに、そのまま打ってしまったと聞いております。

奥野君:キャンセルがあったため残っていた分ということで、普通のワクチン接種とは違うという点も確認させていただきました。
次に、有効期限が切れていたとのことですが、どのくらい有効期限が切れていたのでしょうか。有効期限が切れているから副反応のリスクが高くなるわけではないと思いますが、身体への影響などがあるのか、お聞きされていることがあれば、確認させてください。

保健センター長:有効期限は令和2年12月10日ということで、3か月半程度切れておりました。
有効期限切れのワクチンによる副反応のリスクですが、公益財団法人予防接種リサーチセンターに確認したほか、製薬会社が武田薬品工業株式会社でしたので、そちらにも確認しました。いずれも、有効期限切れワクチンのデータが少なく、詳細は把握できていないとのことですが、一般的な予防接種で言われておりますけれども、4週間程度、様子を見て、何もなければ大丈夫だろうという答えを得ているところです。

奥野君:今、4週間程度、様子を見るとのお話をされていましたが、3月27日に被接種者が接種されていらっしゃるので、約1か月がたっていると思いますけれども、今後の対応について教えてください。

保健センター長:委員がおっしゃいますとおり、本日の4月27日でちょうど4週間目になりますので、今日や明日に、御本人に対して健康状態の確認をしたいと思っております。
特に問題ないということであれば、5月になると思いますが、改めて再接種する方向で考えております。

奥野君:まれなケースであったということと、幸いにして健康状態も問題ないとのことですので、少し安心しております。
今、ワクチン接種に関しては、新型コロナウイルス感染症だけではなくて、全般的なものに関して、有効期限やいろいろな問題があると認識したところです。今後、より一層、安心して安全なワクチン接種に努めていただくよう、医療関係者の方と連携しながら、市も対応していただければと思います。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

佐々木君:原因についてですが、接種時点における有効期限の確認を誤ったことによるとなっていますけれども、やはり日頃の管理の仕方が重要だと思います。
最終的には、看護師がダブルチェックをしております。基本的には、アンプルを見て接種者の確認、もしくは、薬剤師がいらっしゃれば一緒に行います。有効期限の確認を誤ったことが一番の問題ですが、日頃の管理の仕方について、注意を怠らないようにしていただきたいと思います。
もし被害があった場合ですが、こういった予防接種の被害については、国の補償などがあると思いますけれども、薬液によるものではなく、人的な被害の対応は、どのようになっているのでしょうか。

保健センター長:委員がおっしゃいますとおり、定期接種の健康被害につきましては、国で救済制度が設けられておりますけれども、今回のような接種誤りについては、そういったものが適用されません。
損害賠償の請求になると思いますが、これにつきましては、実施主体であります市、もしくは、実際に接種した医療機関、医師、看護師などが相手方といいますか、当事者になりまして、損害賠償の対象になると思っております。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

吉本君:今後の対応についてでですが、市から当該医療機関に対し、再発防止対策を講じるよう指導したほか、一般社団法人江別医師会においても、所属する医療機関に対して、管理体制の強化について注意喚起の文書を送付したとのことです。今回は、令和2年12月10日が有効期限ですけれども、ワクチン接種のキャンセルがあって使わなくなったものは、その時点ですぐに返すというシステムになっているのか、それとも、一定期間は医療機関が責任を持って保管して、いずれかの時点でお返しするなど、何かそういうシステムがあるのでしょうか。

保健センター長:医療機関への聞き取りによりますと、このワクチンは医療機関が発注するものですから、医療機関での管理になりますが、ワクチン接種のキャンセル等があった場合には、その時点ですぐに破棄するわけではなくて、有効期限が来た段階で速やかに破棄するという流れになっておりまして、今回につきましても、毎月、棚卸し等で確認するなどのガイドラインといいますか、そういった制度が整えられていたと聞いております。

吉本君:あくまでも、有効期限が切れたものは、発注した医療機関が破棄するとのことです。回収する機関があるということではなくて、あくまでも発注者が責任を持って破棄するとのことです。今、その辺は既に徹底されているということで、たまたま今回こういうミスがありましたけれども、本来はそれが徹底されていれば、こういうことが起きることはないと想定されていたでしょうし、本来、このようなミスはないと理解してよろしいですか。

保健センター長:委員がおっしゃるとおり、医療機関でそういった管理が徹底されていれば問題ないものと思っておりますし、例えば、有効期限内であれば、すぐに破棄しなくても、予約が入った場合には、ややこしくなりますけれども、有効期限という考え方の上では、ほかの人にも使えるという状況でございます。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イの低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金の支給についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

子育て支援課長:低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金の支給について御報告いたします。
資料2ページをお開き願います。
初めに、1概要でありますが、新型コロナウイルス感染症による影響が長期化する中で、低所得の独り親・ふたり親世帯に対し、その実情を踏まえた生活の支援を行う観点から、国において、低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金を支給する事業が実施されることから、これを受け、本市において支給を行うものです。
なお、独り親世帯以外の低所得の子育て世帯については、国において、現在、制度設計中でありますことから、独り親世帯分を先行して支給するものであります。
次に、2支給対象者等でありますが、資料に記載のとおり、1から3までのいずれかに該当する方となっており、支給額は児童1人につき一律5万円となります。
次に、申請方法でありますが、令和3年4月分の児童扶養手当の支給を受けている方については、申請不要でありますが、公的年金等受給者及び家計急変の方については、申請が必要となります。申請書につきましては、5月の連休明け以降、対象者に個別に送付するほか、広報えべつ及び市ホームページ等で広く周知する予定であります。
次に、支給予定日でありますが、児童扶養手当の支給を受けている方については、令和3年4月30日を予定しており、公的年金等受給者及び家計急変の方については、審査が終了次第、順次、支給する予定であります。
次に、3支給額(見込み)でありますが、おおむね9,260万円と見込んでおり、全額国庫負担となります。
次に、4予算でありますが、今回支給を先行する独り親分については、既定予算の流用により対応することとし、今後、速やかにふたり親世帯分に係る経費と合わせて補正予算として計上する予定であります。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

奥野君:それでは、2点ほどお聞きしますが、支給対象者等の2と3の方については、申請が必要なので制度内容を周知するとのことですけれども、周知方法については、ゴールデンウイーク明けに広報えべつなどを活用するとおっしゃっていたと思います。
以前に支給対象者の人数を確認させていただきましたが、改めて、人数はどのくらいなのか、また、個別に何か通知するのか、教えてください。

子育て支援課長:まず、公的年金等受給者及び家計急変の方についてですが、令和2年度に実施いたしましたひとり親世帯臨時特別給付金の受給者の方に個別に周知する予定であります。内訳と致しましては、ひとり親世帯臨時特別給付金につきまして、公的年金等受給者で手当てを受給された方が60世帯、家計急変で受給された方が54世帯ございましたので、これらの方については、連休明けに個別に周知する予定であります。
このほか、申請はされていないが、対象になり得る方ということで、ひとり親家庭等医療費の受給者及び令和3年4月分の児童扶養手当全部停止者の方につきましては、同じように個別に周知する予定であります。

奥野君:次に、もし今の時点で分かればですが、ふたり親世帯に対する支給については、国において、制度設計中だと思いますけれども、厚生労働省からある程度の方針が出ていたのを見まして、例えば、前年度の収入によって申請を頂かなくても、8割から9割ぐらいの方に対して、自動的に口座に振込できるかもしれないという内容を目にしました。そういったところは、正式な通知が来ているのか、教えてください。

子育て支援課長:ふたり親世帯に対する支給についてですけれども、令和3年4月22日現在の国における検討状況が市に情報として下りてきております。その中では、支給対象者が、令和3年3月31日現在18歳未満の児童を養育する父母であって、令和3年度の住民税が非課税世帯、または、令和3年1月1日以降の収入が急変して住民税非課税相当となった方とされております。
支給方法についてですけれども、先ほど委員がおっしゃいましたとおり、児童手当や児童扶養手当など、既存の制度を活用し、申請不要で登録されている口座に振り込むことを検討しているとのことです。これらの情報がない方については、申請が必要であるという情報は下りてきておりますが、いずれに致しましても、現時点では検討中の情報ということでありまして、詳細については、市に情報が下りてきていない状態であります。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

佐々木君:申請方法に関連してですけれども、新聞報道などでは、まだ法案が通っていないので分かりませんが、要するに、マイナンバーを使用すれば申請しなくてもよくなるということだと思います。もし法案が通って、マイナンバーを使っていいですという制度ができて、市で閲覧できるようになると、申請がなくても、支給対象者を市で把握できるシステムになるのでしょうか。

子育て支援室長:現時点では、まだ正式な通知が来ておりませんので、仮定の状況ですけれども、報道等を見る限り、マイナンバーについては、住民税の課税状況を引っ張ってきて判定するために使うと報道されているようでございます。したがって、途中で転入されてきた方等に関しましては、そもそも江別市で児童手当を受給されていない方ですので、児童手当については、改めて、申請や口座登録をしていただく必要があるため、全く申請がなくても振り込むことができるかというと、そうではないと感じております。
詳細につきましては、今後、国から示されると思いますので、それを見た上で適切に対応してまいりたいと考えております。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、ウの特定教育・保育施設運営事業者の選定結果についてを議題と致します。
本件に対する報告を求めます。

子ども育成課長:特定教育・保育施設運営事業者の選定結果について御報告いたします。
特定教育・保育施設運営事業者の募集につきましては、昨年12月22日開催の当委員会で御報告させていただいていたところです。
また、選定結果につきましても、当委員会の皆様へ3月24日に机上配付させていただいたところでありますが、改めまして、選定結果につきまして御報告いたします。
資料3ページをお開き願います。
1応募状況についてでありますが、募集した期間は令和2年12月23日から令和3年2月15日の2か月弱で、その結果、施設整備において、国の補助金を活用する補助事業として保育所の整備に7事業者からの応募がありました。
2選定についてでありますが、(1)選定方法については、応募要件を満たしている7事業者について、江別市子ども・子育て会議委員等で構成した江別市特定教育・保育施設運営事業者選考委員会において、資料4ページの審査基準等に基づき、2月26日にヒアリング審査を実施し、その後、江別市子ども・子育て会議から意見聴取を行った上で選定しております。
次に、(2)選定結果についてでありますが、ヒアリング審査等の結果、社会福祉法人桃の花メイト会、株式会社nexus、株式会社TWO CARAT、株式会社エムリンクホールディングス及び社会福祉法人みらいの計5事業者を選定したもので、待機児童の状況を踏まえ、300名の保育定員を確保しようとするものであります。
なお、各事業者の事業実績は、記載のとおりとなっております。
3今後のスケジュールにつきましては、記載のとおりでありますが、事業認可や開設に向けて、事業者と十分協議しながら進めてまいりたいと考えております。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

猪股君:今年の教育・保育の量の見込みが大体固まってきた中で、今年度と来年度の数字を確認していきたいと思います。
第2期江別市子ども・子育て支援事業計画のプランの中で、令和3年度の量の見込みと提供体制の数字があったと思いますけれども、令和3年4月1日を過ぎた段階での数字の変化について、もし明確に分かっている部分があれば教えてください。

子ども育成課長:令和3年度当初のプランとの比較でございますけれども、量の見込みの比較ですが、申込み実績と比較しまして、24名の減でございます。
さらに、提供体制では、実績と比較しまして、7名上回っている状況になっております。
加えて、数字を調整したばかりでありまして、まだ分析はしっかりできておりませんが、待機児童数につきましては、全部で88名で、そのうち国定義は11名という状況になっております。

猪股君:待機児童数が88名で、そのうち国定義が11名とのことですが、令和3年11月に定員70名の特定教育・保育施設が1園開設されるという流れの中で、令和3年の待機児童数がどのように変化していくと分析しているのか、教えてください。

子ども育成課長:数字調整後の分析はまだしっかりできていないところでありますが、300名の定員を確保したことによりまして、令和4年4月1日につきましては、30名程度の待機児童が発生すると見込んでおります。こちらは、当初202名と見込んでいた待機児童数を、今回の定員確保によりまして調整した結果、こういった数字になるのではないかと推計しているところでございます。

猪股君:そうすると、令和4年度中の待機児童数は、今のところ30名程度を見込んでいるということで、そこに向けて、また、特定教育・保育施設の募集をかける予定があるのか、教えてください。

子ども育成課長:今後の施設整備等の考え方でございますけれども、まず、300名の定員を確保したことによりまして、各施設ごとに高い年齢のクラスにおいて、空きが生じている状況です。そういったものを待機している年代に振り分けるようにお願いなどをしていく中で様子を見ていこうと考えておりまして、今のところ、施設整備等の募集は、状況を見ながら検討していこうと考えております。

猪股君:全体的な方向性としては分かりました。
今、口頭で数字を教えていただきましたが、プランに対して変動した細かい数字については、今後、御報告いただけるものなのか、教えてください。

子ども育成課長:今のところ、計画との比較について報告する予定はございませんが、決算審査等の中で質疑があれば、お答えしたいと考えているところでございます。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

佐々木君:300名の定員を確保したとのことですが、年齢ごとの定員が分かれば教えてください。

子ども育成課長:年齢ごとの定員について御説明いたします。
ゼロ歳児が18名定員、1歳児が41名定員、2歳児が49名定員、3歳児が63名定員、4歳児が64名定員、5歳児が65名定員でございます。

佐々木君:先ほどの質疑の中で、高い年齢で空きがあった場合、小さな子に振り分けることも考えたいとのことでしたが、年齢ごとの定員がそのようになっておりますけれども、その中での変更は可能でしょうか。

子ども育成課長:認可定員では、こういう状況になっておりますけれども、実は、新規の園につきましては、いきなり高い年齢のクラスで埋まることはない状況もございまして、これまでも、待機児童が発生する低年齢層のクラスに振り分けて預け入れをしていただいている事例は多々ございます。

佐々木君:余計な心配かもしれませんが、300名の定員を確保できるとのことですけれども、各施設において、職員と保育士を間違いなく確保できるのでしょうか。

子ども育成課長:職員と保育士の確保については、これからであると思います。選考の時点でも、保育士等を含めて約80名の人材を集めなければならないというお話でございましたけれども、その中で決まっているのが1割弱でございました。残りは、今後の開園に向けての募集になると聞いております。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、健康福祉部所管事項を終結いたします。
健康福祉部退室のため、暫時休憩いたします。(10:31)

委員長(諏訪部君):委員会を再開いたします。(10:32)
最後に、2その他について、各委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
以上で、本日の委員会を散会いたします。(10:32)