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総務文教常任委員会 令和2年11月13日(金)

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年7月8日更新

(開会前)

※ 日程確認

(開 会)

委員長(裏君):ただいまより、総務文教常任委員会を開会いたします。(9:58)
本日の日程は、開会前に確認いたしましたとおり、次第に記載のとおり進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
なお、本日の委員会に内山委員が欠席する旨の通告がございましたので、報告いたします。
教育部入室のため、暫時休憩いたします。(9:58)

委員長(裏君):委員会を再開いたします。(9:59)
1教育部所管事項、(1)報告事項、アの市内公立中学校における新型コロナウイルス感染者の発生についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

学校教育課長:市内公立中学校における新型コロナウイルス感染者の発生について御報告いたします。
資料をごらんください。
初めに、1感染者でありますが、市内公立中学校の生徒1名です。
次に、2経過でありますが、11月9日月曜日が当該生徒の最終登校日であります。
10日火曜日にPCR検査を実施し、翌日の11日水曜日に検査結果が出て陽性と判定されました。
次に、3江別市教育委員会の対応でありますが、北海道教育委員会並びに北海道江別保健所からの指導・助言を受け、濃厚接触となる可能性の高い当該生徒が在籍する学級を、11月11日水曜日から当面の間、学級閉鎖としました。
あわせて、当該生徒が所属する運動部の部員も出席停止としております。
次に、4学校の対応でありますが、当該校では、北海道江別保健所の助言を受け、11月11日水曜日に、毎日実施する消毒作業に加え、改めて当該生徒が使用した教室のほか、体育館などの消毒を実施しました。
以上です。

委員長(裏君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

齊藤君:別に、当該校の生徒がどうこうということではなく、新型コロナウイルスの感染が発生した学校のお子さんの関連で、その情報というか、他の市内の教育機関との連携があるのかどうか、あくまでもここだけの報告でとどまるということで、よろしいですか。

学校教育課長:今回の新型コロナウイルス感染者の発生を受けまして、当該校については、全保護者に対して学校から通知を出しておりますし、市のホームページにも、市内公立中学校において、生徒に新型コロナウイルス感染者が発生しましたという内容を掲載しております。
また、江別市教育委員会からは、各学校に対して、こういった発生を受けて、改めて感染予防の徹底と体調不良の児童生徒の把握について、電子メールにより指導等を行っているところであります。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。

本間君:当面の間、学級閉鎖をするということですが、この当面というのはどれぐらいの期間を想定しているのですか。

学校教育課長:北海道江別保健所で、生徒の行動履歴について学校等から聞き取りをしながら、濃厚接触者の特定のための調査を実施しております。そういった中で、今後、PCR検査等を受けるような形になりまして、その結果を受けた後、学校をどのようにするかということを北海道教育委員会、また、北海道江別保健所等の指導・助言等をいただきながら判断してまいりますので、現時点では当面という形です。

本間君:当面ということはわかりました。
ただ、ことしは、このような状況で授業数の確保が大変厳しい中で、またこの学級については、当面の間、学級閉鎖ということでしょうけれども、この部分をどうカバーするのか。ただでさえ厳しい状況の中で、そのあたりはどのように考えていますか。

学校教育課長:今年度に入り、これまで臨時休校措置がございまして、それに対する授業時数の回復の措置としましては、夏休みを短縮したり、行事の精選であったり、土曜授業を実施したりしながら授業時数の確保に努めてきたところであります。
現時点で、授業時数の回復に向けては、当然取り残しのないように進めていく形になりますので、今後、場合によっては、また土曜授業の実施もしくは冬休みの短縮といったことを考慮しながら、それは日数によりますが、そういったことを判断しながら対応していくことになると考えております。

本間君:大変厳しい状況だと思いますが、御尽力いただければと思います。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。

高間君:1点だけ確認ですが、この中学生の感染経路ははっきりしていますか。

学校教育課長:この生徒につきましては、同居している家族が新型コロナウイルスに感染したことから、PCR検査を受けることになりました。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イのGIGAスクール構想推進事業における端末導入スケジュール等についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

学校教育課長:GIGAスクール構想推進事業における端末導入スケジュール等について御報告いたします。
資料の1ページをごらんください。
初めに、端末導入スケジュールについてでありますが、江別第一小学校をモデル校として先行的に導入し、運用を行いながら課題等の把握に努め、他校への円滑な導入につなげてまいりたいと考えております。
項目ごとに御説明いたします。
モデル校である江別第一小学校についてでありますが、教育用専用回線となる新規回線の敷設は、10月に現地調査、11月上旬に工事を終え、新規回線の利用が可能な状況であります。
次に、端末の導入についてでありますが、まず、指導者用のパソコンを先に導入し、その後、児童生徒の学習者用のパソコンの導入を考えております。
江別第一小学校では、指導者用パソコンは、現時点では11月中旬以降に、学習者用パソコンは、11月下旬以降の導入を予定しております。
次に、モデル校を除いた24校での導入スケジュールについてでありますが、新規回線敷設は、年内に現地調査を終え、年度内に新規回線の利用が可能となる予定であります。
指導者用パソコンは、現時点では12月下旬以降、順次、導入し、学習者用パソコンは、1月中旬以降に、順次、導入予定であります。
各学校では、端末導入後、運用準備期間を経て、来年6月からの本格運用開始を考えております。
次に、資料の2ページをごらんください。
緊急時における学習活動に関するアンケートの実施結果について御報告いたします。
市内公立小・中学校に通う児童生徒の家庭におけるインターネット環境等の状況を確認するため、アンケート調査を実施いたしました。
初めに、アンケート実施概要についてでありますが、実施期間は、令和2年8月21日から令和2年9月4日まで、対象者は、令和2年5月時点の児童生徒数8,654人です。
回収件数は6,535件、回収率は75.5%でありました。
次に、各設問の回答状況についてでありますが、御家庭からオンライン授業に参加するに当たっての課題を、次のインターネット回線、端末のうちから一つずつお選びくださいという設問に対して、インターネット回線、端末について、それぞれの選択肢ごとの回答率を右側に記載しております。
一部、無回答のものもありますが、インターネット回線については、1家庭内で利用できるインターネット回線がないが3.8%、2家庭のインターネット回線の通信速度が遅くて動画視聴ができないが1.9%、3動画視聴はできるが、家庭内でのデータ通信料に制限があるが8.2%、4インターネット回線に課題はないが85.3%でありました。
また、端末については、こちらにつきましても、一部無回答のものがありますが、1子供が日常的に使用できる端末がないが19.4%、2兄弟が同時に使用できる端末がないが22.9%、3マイクやカメラ等の機能または設備がないが16.7%、4端末に課題はないが40.3%でした。
次に、下段、分析結果についてでありますが、今回のアンケート調査を実施した結果、オンライン授業を実施するに当たって、上記の設問において、インターネット回線と端末のいずれも課題がないと回答した方は38.1%であり、一方、インターネット回線と端末のどちらかに課題があると回答した方は61.9%であり、そのうち、端末にのみ課題があると回答した方は76.3%でありました。
この結果、現在進めておりますGIGAスクール構想の推進により、1人1台端末が整備され、その端末を活用することで、全体の85.3%について、オンライン授業を受けられる環境が整うという分析結果が得られております。
次に、資料の3ページをごらんください。
さきの設問のほかに考えられる課題について、自由記載欄を設けて保護者の皆様に記載いただいた内容をまとめたものであります。
課題のほか、御意見、御要望等寄せられたものの総数が810件ありました。
大きく分類したものが上段、横向きの棒グラフになっております。
1日中、保護者が不在であることが271件、2端末、通信料等の費用負担が170件、3兄弟姉妹がいることが100件、4通信速度、セキュリティー等が76件、5その他の課題が77件、6意見、要望等課題には当たらないものが116件でございました。
1多数を占めた意見といたしましては、1日中、保護者が不在であることは、共働き家庭など、オンライン授業実施時には付き添いができず、低学年の児童への操作支援や通信トラブルなどに対応できる体制がとれないといった意見が多く寄せられました。
2端末、通信料等の費用負担では、パソコン、タブレット端末を持たない保護者からは、購入費用について、インターネット回線が引かれていない、または、定額制ではない保護者からは、回線工事費や通信料について、市に費用負担を求める意見が寄せられました。
3兄弟姉妹がいることでは、翌年度以降、入学を控えているお子さんを持つ保護者からは、端末が不足するといった意見や、個室がないため兄弟が同時に双方向通信を行うことは難しいなどといった意見がありました。
4通信速度、セキュリティー等では、自宅Wi-Fiに一度に複数台接続することで、通信速度が遅くなってしまうのではないかといった不安や、インターネットに接続することでの個人情報の流出などを不安視する意見がありました。
5その他の課題では、対面でないことによる子供の理解度の把握が困難になるのではないか、重度の知的障がいがあるためオンライン学習は困難であるといった意見がありました。
次に、2少数ではあるが、特筆すべき意見といたしましては、ユーチューブなど好きな時間に視聴可能なオンデマンド配信を希望するもの、学童保育等を利用している子供への対応を検討してほしいといった意見がありました。
次に、3意見、要望等課題には当たらないものとしましては、単に賛成・反対といった意見のほか、保護者のスマートフォンでの実施を希望する意見などがありました。
今後、アンケート結果を参考に、緊急時におけるオンライン授業の実施に向け、検討してまいりたいと考えております。
以上です。

委員長(裏君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、ウの江別市公民館等長寿命化計画及び江別市スポーツ施設長寿命化計画の策定に係るパブリックコメントの実施についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

施設計画担当参事:江別市公民館等長寿命化計画及び江別市スポーツ施設長寿命化計画策定に係るパブリックコメントの実施について御報告いたします。
資料4ページをごらんください。
1パブリックコメントの実施について、教育委員会では、公民館等及びスポーツ施設の中長期的な維持管理、更新経費の縮減と平準化を図ることを目的に長寿命化計画の策定作業を進めており、このたび、計画案がまとまったことから、内容について意見を募集するとしております。
2実施概要ですが、(1)意見の募集期間は、令和2年11月24日から12月25日までです。
(2)資料の公表場所は、21カ所であり、(3)意見提出様式、(4)意見の提出方法は、記載のとおりです。
(5)その他ですが、広報えべつ及び市ホームページで周知いたします。
3策定までのスケジュールですが、記載のとおり本年5月に当委員会でお示しした予定で進めております。
続いて、パブリックコメントを行う別冊1江別市公民館等長寿命化計画(案)をごらんください。
まず、別冊1の1ページから2ページにかけて、計画の背景・目的等を記載しています。
別冊1の2ページから3ページには、関係する市の計画である第6次江別市総合計画と第9期江別市社会教育総合計画、江別市公共施設等総合管理計画の関連部分の抜粋を記載しております。
別冊1の4ページ、5ページをお開きください。
こちらは公民館など施設の配置を掲載し、別冊1の5ページ上段には、施設別財産状況として、対象施設ごとの建築年や構造、施設の耐震化の状況等を記載しています。各施設は、築23年から36年で耐震化されています。
その下、(3)江別市地域防災計画上の位置づけは、全て指定避難所、指定緊急避難場所になっています。
その下から別冊1の7ページまでは、(4)施設の利用状況でありますが、詳細は後ほどごらんいただきたいのですけれども、別冊1の6ページの上の1各施設の利用状況(利用人数)の表をごらんください。
右下の全施設合計で、年間延べ40万人程度の方に利用していただいております。
次の別冊1の7ページ下段になりますが、(5)施設の整備費の状況は、公民館施設の補修整備費は年間400万円から1,800万円程度、市民文化ホールの改修は実施年度は年間1,200万円から3,600万円程度かかっています。
次に、別冊1の8ページからが4施設整備の基本的な方針等になります。
別冊1の9ページ上段の図をごらんいただきたいのですが、従来は公民館のような鉄筋コンクリートで建てられた建物は、上の改築中心のイメージの図のように40年から50年間使用して改築し、江別市公共施設等総合管理計画でも60年使うことを目標としてきました。
これを下の長寿命化のイメージの図の真ん中にある長寿命化改修を実施することで、建物の延命化を図り、80年以上使おうというのが計画の基本的な方針でございます。
ただ、老朽化が激しく長寿命化改修ができなかったり、建物の劣化が激しく長寿命化改修するより改築したほうがよい場合もございますので、別冊1の10ページから12ページまでの手法で、建築士により建物の劣化度調査を行いました。
別冊1の13ページ上段の表をごらんください。
その結果、中央公民館・コミュニティセンターの屋根だけがC評価ですが、ほかはB評価で、現時点では安全上、機能上、問題はありませんでした。
また、次の別冊1の14ページの下の表をごらんいただきたいのですが、表の右列のとおり、現時点では、全施設、長寿命化改修等の総合評価ランクが低という評価で、直ちに改修等が必要な状況ではありません。
しかしながら、別冊1の15ページに3長寿命化の実施計画として示していますが、施設を80年使うには計画的な改修が必要でありますので、令和15年度までの計画期間内に全施設長寿命化改修を実施したいと考えております。
なお、別冊1の15ページから16ページには、施設を築60年で改築した場合と、長寿命化して築80年で改築した場合の試算の結果で、長寿命化に取り組んだほうが長期的には建物の建築・改修に係る費用が安く抑えられることと、別冊1の17ページでは、計画的に建物の改修や整備を進めていくという長寿命化計画の継続的な運用方針を記載しております。
続いて、別冊2江別市スポーツ施設長寿命化計画(案)をごらんください。
まず、別冊2の1ページから5ページにかけて、計画の背景・目的、関係する市の計画の関連部分の抜粋、スポーツ施設の配置図等を掲載しています。
続いて、別冊2の6ページ上段には、(2)施設別財産状況として、対象施設の建築年や構造、施設の耐震化の状況等を記載しています。各施設は、築26年から築49年で、青年センターを除き耐震化されています。
次に、別冊2の7ページ上段をごらんください。
(3)江別市地域防災計画上の位置づけは、はやぶさ運動広場は指定緊急避難場所、他の記載施設は指定避難所及び指定緊急避難場所となっています。
その下、(4)施設の利用状況でありますが、詳細は後ほどごらんいただきたいのですが、全7施設合計で年間延べ50万人以上の方に利用していただいております。
次の別冊2の8ページでは、(5)公園施設でスポーツ施設としての機能を持つものを記載しています。
続いて、別冊2の9ページでは、(6)施設の整備費の状況は、過去5年間のスポーツ施設の整備費は、年間2,000万円から1億3,000万円程度かかっており、耐震改修など、大きな改修を行った年度は高額となっています。
そして、別冊2の10ページからが、4施設整備の基本的な方針等になりますが、先ほどの江別市公民館等長寿命化計画と同じく建物の延命化を図り、80年以上使うのが基本的な方針でございます。
この基本方針を踏まえ、別冊2の11ページから15ページまでに記載のとおり、建築士により屋内スポーツ施設の劣化度調査を行いました。
別冊2の15ページ下段の表をごらんください。
その結果、大麻体育館第2・3体育室と東野幌体育館がB評価で部分的な劣化が見られる程度ですが、市民体育館と大麻体育館は内部仕上げ、電気設備、機械設備はC評価で老朽化が進んでおります。また、青年センターについては、施設の耐震化を行っておらず、屋根屋上、外壁についても劣化が進んでおり、特に研修棟の屋上はD評価で早急な対応が求められている状況です。
これらの結果から、次の別冊2の16ページに記載された方法で、施設の長寿命化改修等の総合評価、優先順位をランクづけすると、別冊2の17ページの中段に記載しておりますとおり、大麻体育館のトレーニング室と青年センターは優先順位が高い結果となりました。
次に、別冊2の18ページをごらんください。
これまでの調査結果を検討し、3長寿命化の実施計画を示していますが、青年センターにつきましては、建物の劣化が進み、継続して使用するには耐震改修も必要なことから、計画期間中の令和15年度までに改築するものとし、他の施設は80年以上使用することを目標に、長寿命化改修などを行うこととしました。
なお、別冊2の18ページ下段から19ページには、先ほどの江別市公民館等長寿命化計画と同じく、長寿命化に取り組んだほうが費用を安く抑えられることを記載しております。
次に、別冊2の20ページをごらんください。
(3)屋外施設改修の方向づけと実施計画についてです。
屋外にあるスポーツ施設につきましても、土木技術職による劣化調査を実施しました。判定基準や結果は、別冊2の20ページから23ページに記載のとおりです。
別冊2の22ページから23ページにわたる、3長寿命化の実施計画の表をごらんいただきたいのですが、市民体育館、あけぼのパークゴルフ場、森林キャンプ場については、一部に劣化や破損が見られますが、随時修繕しながら、今後も継続して利用する施設として、適正な維持管理に努めたいと考えております。
はやぶさ運動広場は、全体的に劣化が進んでおり、近年、宅地開発等による周辺環境の変化、来場者の駐車スペースの不足等の問題があることから、屋外スポーツを実施できる環境を確保するため、他の施設への集約を進めます。
なお、別冊2の23ページ下段には、4長寿命化対策の実施効果の試算結果で、長寿命化に取り組んだほうが費用を安く抑えられることを記載しており、別冊2の24ページには、長寿命化計画の継続的運用方針を記載しております。
以上です。

委員長(裏君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、エの江別市情報図書館長寿命化計画の策定に係るパブリックコメントの実施についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

情報図書館長:江別市情報図書館長寿命化計画の策定に係るパブリックコメントの実施について御報告いたします。
資料の5ページをごらんください。
1パブリックコメントの実施についてですが、教育委員会では、情報図書館の中長期的な維持管理、更新経費の縮減と平準化を図ることを目的に長寿命化計画の策定作業を進めており、このたび、計画案がまとまったことから、内容について意見を募集することとしております。
2実施概要ですが、(1)意見の募集期間は、令和2年11月24日から12月25日までであります。
(2)資料の公表場所は、資料に記載の21カ所でございます。
(3)意見提出様式、(4)意見の提出方法は、記載のとおりでございます。
(5)その他ですが、広報えべつ及び市ホームページで周知いたします。
3策定までのスケジュールですが、資料に記載のとおり、本年5月の総務文教常任委員会で御報告した内容で進めてまいります。
続いて、パブリックコメントを実施いたします、別冊3の江別市情報図書館長寿命化計画(案)をごらんください。
まず、別冊3の1ページは、背景、目的、計画の位置づけを記載しています。
別冊3の2ページは、計画期間と、3ページにかけまして、関係する市の計画であります第6次江別市総合計画、第9期江別市社会教育総合計画、江別市公共施設等総合管理計画の関連部分を抜粋して記載しています。
別冊3の4ページから5ページにかけましては、施設の実態として、情報図書館の配置、財産状況を記載しており、情報図書館本館は、平成元年の建築で、耐震化された施設であります。このほか、情報図書館本館の利用状況、施設整備費の状況を記載しております。
別冊3の5ページ下段から8ページにかけましては、施設整備の基本的な方針等について記載しており、別冊3の6ページの最後の4行に、情報図書館は、耐用年数にはまだ期間があるため、長寿命化改修等により耐用年数を超えて使用することを目標とし、長寿命化が可能な場合は長寿命化改修することとしております。
別冊3の7ページは、施設整備のイメージの図を載せております。
上段はこれまでの改築中心の施設整備で、情報図書館のような鉄筋コンクリートで建てられた建物は、40年から50年間使用して改築し、江別市公共施設等総合管理計画でも60年使うことを目標としてきました。
これを下段の図のように、長寿命化の施設整備で、真ん中にあります長寿命化改修を実施することで、建物の延命化を図り、80年以上使用するというのが本計画の基本的な方針であります。
別冊3の8ページの中段、2長寿命化の方針の中で、鉄筋コンクリート造の建築物については、80年を目標の供用期間として設定することを記載しています。
別冊3の9ページから12ページにかけまして、長寿命化の実施計画について記載しています。
別冊3の9ページから11ページには、計画策定に当たり、情報図書館の老朽化の状況について、二つの調査を実施して施設の劣化度を調べており、その内容を記載しています。
次に、別冊3の11ページ中段に、長寿命化の実施計画を記載しています。
施設を80年使うには、計画的な改修が必要でありますので、令和15年度までの計画期間内に長寿命化改修を実施したいと考えています。
また、別冊3の11ページ後段の(2)長寿命化のコストの見通しとその効果には、情報図書館を築60年で改築する場合と、長寿命化して築80年で改築する場合の試算結果について、長寿命化に取り組んだほうが、建物の改修に係る費用が安く抑えられることを記載しています。
別冊3の13ページでは、計画的に建物の改修や整備を進めていくという長寿命化計画の継続的運用方針を記載しております。
以上です。

委員長(裏君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、教育部所管事項を終結いたします。
企画政策部入室のため、暫時休憩いたします。(10:35)

委員長(裏君):委員会を再開いたします。(10:36)
2企画政策部所管事項、(1)報告事項、アの生涯活躍のまち整備事業についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

政策推進課長:生涯活躍のまち整備事業について御報告いたします。
資料の1ページをお開き願います。
1の令和2年8月以降の主な経過についてでありますが、8月24日には、大麻第二住区自治会役員会で事業の進捗、ワークショップの開催等についてお知らせし、8月28日から10月20日の間で、野幌公民館、大麻集会所などを会場に、全5回にわたり、市民ワークショップを開催いたしました。
10月6日には、江別市自立支援協議会相談支援部会で、障がい者(児)の相談支援等について事業者同席で意見交換、10月13日には、江別市自立支援協議会就労支援部会で、障がい者の就労等について事業者同席で意見交換をいたしました。
10月15日には、大麻・文京台のまちづくり協議会役員会及び評議員会で、事業の進捗等についてお知らせし、10月20日には、大麻東小学校、大麻東中学校に伺い、拠点地域について、総合学習での活用等を事業者とともに相談、10月23日には、大麻泉小学校でも同様の相談を行い、10月28日には、江別市社会福祉審議会で事業の進捗等について御報告したところでございます。
次に、2生涯活躍のまち市民ワークショップについてでございますが、(1)ワークショップの狙いにつきましては、幅広い市民のニーズ把握、多様な視点からの意見を出し合うことによる相乗効果、拠点地域における取り組みへの能動的かつ主体的な参加促進、生涯活躍のまちを応援してもらえる人材発掘でございました。
(2)参加人数は、全5回で、延べ138人の皆様に参加いただきました。
(3)ワークショップで出されたアイデア等につきましては、子育てをテーマにした交流サロンの開催、入居者と近隣住人が定期的に交流できる場所と仕掛け、和の生活(着物の生活など)を学び、体感できる機会の創出、高齢者が持つ技能や知恵を生かした就労の場の創出、高齢者の家に若者が訪問し、話し相手になる、本や映画、音楽などをテーマにしたコミュニケーションの創出、学校の部活動や市民サークルの発表の場として活用、参加者間でメーリングリストを作成して、情報共有することで今後もつながりを維持していくこととしたところでございます。
なお、生涯活躍のまち市民ワークショップの概要につきましては、今後、ホームページ等で公表していく予定でございます。
資料の2ページをお開き願います。
3今後のスケジュール(予定)についてでありますが、11月25日には、第2回江別市生涯活躍のまち整備事業地域再生協議会を開催する予定でございます。
なお、市民説明会の開催時期につきましては、新型コロナウイルス感染拡大の状況を勘案しながら検討してまいります。
次に、4施設の竣工遅延についてでございますが、これまで、事業者とは、工事の進捗につきまして、適宜、連携を図りまして情報共有に努めてまいりましたが、去る11月4日に施設の竣工におくれが出る旨、届け出がございましたので、御報告いたします。
まず、(1)の特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、看護小規模多機能型居宅介護事業所から成る介護保険施設等につきましては、1竣工時期について、年度内を予定しておりましたが、令和3年6月となる予定でございます。
2竣工遅延の理由につきましては、地盤改良工事の際、既存の暗渠配水管が確認されまして、重機と手作業により、撤去作業を実施いたしました。このことにより、当初の工事スケジュールに遅延が生じていることから、工期遅延を挽回するため、技術者の増員を図ろうとしているところでございますが、全国的な新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、確保が難しい状況にあるためであります。
次に、(2)サービスつき高齢者向け住宅につきましては、竣工時期について、来年4月をめどとしておりましたが、令和3年7月となる予定であります。
竣工遅延の理由につきましては、既存施設のプール解体の際、約100本にわたるくいが入っていることが確認されまして、正確な位置の把握、構造計算の再設計等を実施いたしました。このことによりまして、当初工事のスケジュールに遅延が生じていることから、工期遅延を挽回するため、技術者の増員を図ろうとしておりますが、全国的な新型コロナウイルス感染症の影響により、確保が難しい状況にあるためでございます。
次に、(3)企業内保育所につきましては、竣工時期について、来年4月をめどとしておりましたが、企業主導型保育事業費補助金の内示後、速やかに着工し、おおむね5カ月で竣工する予定で、竣工遅延の理由につきましては、企業主導型保育事業費補助金の審査業務に時間を要しているためでございます。
なお、障がい者グループホーム、レストラン、パン工房、入浴施設などについては、来年4月をめどに竣工予定でございます。
以上です。

委員長(裏君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

佐藤君:江別市生涯活躍のまち整備事業で、江別市自立支援協議会相談支援部会と就労支援部会で意見交換を行ったということですが、その内容について、どんな意見が出たのか、様子などを含めてお聞かせください。

政策推進課長:10月6日に江別市自立支援協議会の相談支援部会、それから、10月13日に就労支援部会にお邪魔をしました。拠点エリアの中には、障がい者の方を対象にしたグループホーム、就労作業所、相談支援事業を実施する予定でございますので、その円滑な事業実施のために、10月の各日で市内の事業者が集まる江別市自立支援協議会に、我々と事業者でお邪魔をしてまいりました。
そうした中で、さまざまなお話をさせていただきましたけれども、交流施設の利用形態については、どんな形になるのかといった質問には、原則無料と回答しました。それから、利用者募集の時期、内容についての質問には、近々詳細を決めたいと考えており、決まった段階でまた各部会に報告したいといったやりとりをしました。最初ですので、顔つなぎも含めまして参加させていただいたということでございます。

佐藤君:次に、大麻東小学校、大麻東中学校、大麻泉小学校における総合学習での活用等について、どのような取り組みになっていくのか、その内容をお聞かせください。

政策推進課長:10月20日に、拠点エリアに最も近い大麻東中学校、それから、少し離れますが、大麻東中学校の校区ということで、大麻東小学校にもお邪魔をいたしました。
拠点エリアの御紹介から始まりまして、どんなことをするのかを校長、教頭に御相談させていただきました。
この生涯活躍のまち、または、共生のまちと言ってもいいかもしれませんが、そういったテーマで児童生徒とどういったつながりを持てるかということを含めて御相談したところ、特に大麻東中学校の校長と教頭に非常に興味を持っていただきまして、来年早々にも、そういった時間を割いていただいた上で何かうまい仕掛けというのでしょうか、子供たちに共生の意識の醸成ができるような取り組みを検討したいというお話をいただきました。
一方、小学校の先生ということになりますと、テーマとしては、すぐに共生といってもなかなか難しい部分もあって、非常に興味を持っていただいているのですが、どういったかかわりになるかというところで、こちらからは、来年度については、まずは施設をごらんいただいた中でかかわりを持っていただくだけでもいいのではないかといった話の中で、今後検討するということで帰ってきたところでございます。

佐藤君:次に、施設の竣工遅延で、サービスつき高齢者向け住宅ですけれども、4月竣工の予定が7月になったということで、入居を予定されている方もいらっしゃると思うのですが、入居を予定されている方への御説明や不安の声はなかったのかどうかも含めて、御様子をお聞かせください。

政策推進課長:サービスつき高齢者向け住宅の件でございますが、現在、入居に至っているのは、50室中の40室程度と伺っております。こちらにつきましては、当然、きょうの委員会への御報告以降、入居予定されている方には、速やかに竣工遅延の御連絡をさせていただきまして、丁寧に説明したいと考えております。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。

齊藤君:施設の竣工遅延について確認したいと思います。
介護保険施設、サービスつき高齢者向け住宅、この二つの施設の竣工がそれぞれ3カ月程度おくれそうだということの理由を報告いただいたところです。市から事業者に譲渡されているものですから、市としての今後の責任は特にないということでよろしいですか。

政策推進課長:この竣工遅延についての市の責任でございますが、これまで、事業者の選定以降、事業者とはさまざまな情報交換、共有をさせていただいて進めてきたところでございます。
工事の進捗もしかりでございまして、6月25日に最初に口頭でお話をいただき、それ以降については、当然、工事の着工間近だということで挽回してほしいということでお願いし、事業者も頑張りますということであり、それ以降、特に進捗については、情報共有をしてきたところでございます。
先ほどの暗渠やくいといった想定外の事象や、新型コロナウイルスの感染拡大という前例のない困難に直面した中での工事ということでございますが、結果といたしまして、今回、施設が年度内または4月中に竣工できないことについては、市としても市民の皆様にはおわびをさせていただかなければいけないと考えております。

齊藤君:事業者としても鋭意努力していただいた結果としての今の状況で、こういった3カ月間の遅延ということがあります。
先ほど、佐藤委員から質疑がありましたが、入居者に対しての説明が今後なされるということで、この介護保険施設、サービスつき高齢者向け住宅のそれぞれがもう既に契約されている方がいらっしゃると思いますけれども、その契約状況はどのぐらいになるのでしょうか。

政策推進課長:入居の状況ということで、先ほど、サービスつき高齢者向け住宅については御説明させていただきましたが、特別養護老人ホームにつきましては、現在80床のうち2割強の方の入所が決まっている状況でございます。これについても、同様に、本日の委員会への報告以降、速やかに竣工遅延について丁寧に説明したいと考えております。

齊藤君:入居を予定されている方々へ、今後、丁寧に説明していただくということですので、よろしくお願いします。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。

本間君:この竣工遅延の件ですけれども、たしか私の記憶では、単なる土地というだけではなくて、土地と建物の評価をそれぞれ出して、北海道から江別市、そして、江別市から事業者にという流れの売買契約だったと思います。これは、建物の値段をつけないで、建物はあるけれども、単なる土地の売買という場合もありますが、今回は、先ほど言ったように、建物にも値段をつけています。そうすると、建物に関する普通の民間の不動産取引でいけば、建物の図面や竣工時の設計関係の書類などの引き渡しを当然受けていると思います。私に言わせれば、何で今ごろこんな問題が出てくるのだということですが、その辺はどのような形で北海道から買い受けたのですか。

政策推進課長:北海道教育委員会からは、通常の施設の維持管理に必要な平面図と立面図については、引き渡しをいただいておりましたが、施設の軀体構造やくいの状況などの詳細を示す構造図面については、引き渡されていなかったということでございます。
当時の市と事業者は、暗渠やくいが埋設されていることを想定していたものの、一般的な深さや本数であれば、工事に影響がないと判断していたところでございます。しかしながら、今回のような深い暗渠やくいの想定をしておらず、さらに、新型コロナウイルス感染症の影響によらない通常の人工の増員を図れば、予定どおり竣工できるものと認識して進めてきたところでございます。
そうした認識のもとで進めてきた結果として、工期に影響を与えてしまったということについては、私どもの認識が甘かったところがございます。

本間君:やはり北海道も悪いけれども、市も悪いです。所有者が何人か変わった経緯で関係書類や図面がないというならまだわかるけれども、変わっていない、ましてや、北海道が持っているものに対して、それだけの資料で売買契約をするということ自体が、はっきり言って甘いです。
そして、その上で、例えば、契約の内容でいけば、このようなものが出てきたら瑕疵に当たる可能性も出てきます。そのあたり、このようなものが出てきた場合の瑕疵担保についてはどのような契約になっていますか。

政策推進課長:契約上、瑕疵担保の条項については、埋設物の件も含めまして、事業者の責任において行うことになっております。

本間君:そのようなことであればいいのですが、そうすると、基本的には、事業者から売り主となった江別市に対する賠償請求はないということでよろしいですか。

政策推進課長:そのように考えております。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。

鈴木君:まずは生涯活躍のまち市民ワークショップの問題ですが、私のところにも、複数の方から、この生涯活躍のまち市民ワークショップに参加しているのだけれども、何を行うワークショップなのかよくわからない、何を目的にして行っているのかわからないという連絡が結構ありました。私もわからないですというお答えをさせてもらいました。その中で、しっかりと目的を持って、このためのワークショップという目的がスタートのときに明示されていなかったことに問題があったと思います。
とにかく、皆さんから、これに対していろいろな希望などを言ってほしいと言っても、その組織自体、この施設自体が、どのような理念でどうやっているか、当初は理事長が来て説明したらしいけれども、それが参加している住民の方には非常にわかりづらいという御指摘があったのですが、そのあたりに対する御見解はいかがでしょうか。

政策推進課長:生涯活躍のまち市民ワークショップの内容についてでございます。
先ほども少しお話をさせていただきましたが、このワークショップの狙いにつきましては、拠点地域における取り組みへの能動的かつ主体的な参加の促進のきっかけとしていただきたい、それから、江別市生涯活躍のまちを応援してもらえる人材の発掘のきっかけとすることが重要な目的でございました。
この目的達成のために、参加者の方には、他人ごとではなくて自分のこととして考えてもらうような問いかけや、参加者同士のつながりを強化して、生涯活躍のまち市民ワークショップ終了後もこのつながりをもとに何か取り組むことを目的に、例えば、1回のワークショップでも何度かグループ分けをしてコミュニケーションを図っていただくといったような仕掛けをして進めていただいたところでございます。
ただ、我々としては、そうした目的というのでしょうか、狙いという部分を、最初に参加者の皆さんに十分に御説明したのですが、委員が御指摘のとおり、御理解いただけていない部分があったという点では、反省しなければならないと考えております。
中には、この肝というのでしょうか、拠点地域でのアイデアという本来の議論の中心的なテーマになかなか行き着かない部分で、どうなのだというお話もいただきましたので、市としては、第2回目から、そういったテーマでも御議論をいただけるようなグループをつくり、軌道修正を図ってきたところですが、内容的にわかりづらかったという点では、率直に反省したいと思います。

鈴木君:今、政策推進課長から答弁があったとおりの状態だと思います。だから、これからの問題は、その目的と内容について、やはり生涯活躍のまち市民ワークショップに参加している市民の方々が戸惑うことのないような対応をしっかりしてもらいたいということは、まず、言っておきたいと思います。
ただ、現実的には、いろいろな社会福祉事業、新たに社会福祉施設をつくるときには、必ず、その地域住民と一体となって、地域づくりも含めて行うというのが事業主の責務です。今回の補助事業でいけば、形式上は道費の補助です。ただ、道費の補助といっても、国費補助と同じ中身なので、事業者は、北海道の指導の中で地域との連携について指導されていると思うのですが、その辺はいかがですか。
市が一部かかわっていますが、かかわっているのは、このワークショップを含めた前段の部分までです。介護事業や、あとの部分は、全て事業者の責任として行うことだと思うので、そのあたりの切り分けは、逆に、事業者が市に寄りかかっているのではないかということを含めて心配するところですが、いかがでしょうか。

企画政策部次長:確かに、社会福祉事業ですので、委員のおっしゃるとおり、地域貢献、地域連携というのは、社会福祉法人の事業者の責務ということで行っています。
今回、生涯活躍のまち市民ワークショップに関しましては、今、政策推進課長からも説明したとおり、目的をしっかり明示し切れなかった、伝え切れなかったという反省はありますが、5回実施しました。事業者の責務としては、コーディネーターが存在していますので、生涯活躍のまち市民ワークショップとはまた別に、地域団体などと協議、連携などを図っている状態です。
ですから、生涯活躍のまち市民ワークショップは、あくまであのエリアでどのようなことができるか、あとは応援してもらう人材の発掘を目的にして行ったのですけれども、地域連携については、当然、江別市生涯活躍のまち開設準備室のコーディネーターなどが動いて、いろいろな団体と話していると聞いておりますので、その辺は、両方で、市ももちろん行っておりますし、事業者も行っているというところで進んでいると思っております。

鈴木君:そこはわかりました。
やはり、事業者として地域の中における地域連携の問題で、そこが混在しているのだと思います。事業者として行うべき仕事と、行政が間でかかわって行う前段のワークショップは、国の補助金が入ってくるので、額は安いけれども、国費の事業です。一方、介護施設をつくる事業は、北海道の指導のもとでつくる、もしくは、高齢者住宅は補助事業としては国土交通省の所管です。だから、そこの部分の切り分けをしっかり行っていかないと、全部市が責任をとるのではなく、市の進め方が悪かったという意味ではなくて、やはり事業者に対してしっかりと指導してほしいということが私の発言の趣旨です。
ましてや、受託した事業者は、実力的にも、資金的にも、北海道でナンバー1の事業者です。やはり、そこからおんぶにだっこで来られても困るわけなので、何でもかんでも市に押しつけられても困る、やりたいと言ったのはあなた方事業者でしょうと言うぐらいのスタンスで、事業者に対してきちんと的確な強い指導をすべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。

企画政策部長:今ほど鈴木委員からお話がございましたが、今回は、市の事業でありますけれども、国や北海道の補助金を使った事業で行ったワークショップ、それと、事業者が本来行うべき業務、この辺は今後もきちんと切り分けて進めていかなければならないと考えております。
あわせて、事業者が本来行うべきことについては、我々もしっかりと指導もしくは助言、このような方法できちんと行ってほしいということを明確に事業者に伝えようと思っております。

鈴木君:そこの部分は了解いたしました。
あとは、竣工遅延ですが、天災などがあれば、かつて、大麻南樹町にある法人が施設をつくるときには、たしかスタートのときに東日本大震災か何かでひっかかったのです。それで、オープンが3カ月、4カ月おくれたはずです。
ただ、今回は、新型コロナウイルス感染症というよりは、先ほど、本間委員からも質疑があったように、地下埋設物の件です。当然、北海道から書類をもらって、このような建物が建っていますということは引き継ぎ資料の中で十分わかる話であって、相当な期間があったはずなのに、それを前提としてできなかったというのはいかがなものかと思います。
やはり、今、自宅で待機されている特別養護老人ホームの入所予定者の方々の入所が2カ月、3カ月おくれる、これはまだ建物の竣工がおくれているから、この2カ月でいいのです。なおかつ、介護職員の確保がおくれるとなると、もっとおくれてきます。そのような面で、やはり、私は、受託した事業者が現況を把握できていなかったのではないかということが気がかりです。
それで、工事の関係で竣工がおくれるのと、介護職員の確保ができなくて開設がおくれるというケースがあります。私も、それは経験しました。だから、そのあたりの見通しはいかがですか。これは健康福祉部介護保険課に聞けばいいのだけれども、きょうは聞けないので、企画政策部からお話をお聞かせください。

政策推進課長:介護人材の状況についてでございますが、現状では、介護施設全体で4分の1程度の就労が内定しているところだと聞いております。
今後も、事業者で、ハローワークや各種募集サイトを通じて募集をかけていく、場合によっては人材派遣会社に依頼して、そこの面では、今の工期の遅延以上に遅延が生じないような形で対応していただいていると考えております。

鈴木君:それは、事業者としての当然の責務だと思うので、それは行ってもらうのだけれども、ただ、現時点で残り半年です。
そして、介護職員の確保も現状で4分の1となると、ほとんど集まらないという気持ちが経験上あります。そのときに、あれだけの大規模な法人ですので、札幌市内にある法人全体できちんと介護職員を派遣するなど、市と事業者との間で協議してほしいのです。
今年度は、第7期江別市介護保険事業計画の最終年度です。だから、結局、それが計画どおり行かなくて、その分、翌年度、次期の第8期江別市介護保険事業計画の期間にずれ込んでしまったりする。私もおくれた経験がありますが、そのときには相当怒られました。健康福祉部からも北海道からも怒られました。やはり、入所を待っている人がたくさんいるということです。先ほど、2割程度の入所が確定しているということですが、何ぼ確定しても、施設がオープンしなければ前へ進めません。ただ、いきなり100%の入所でオープンするということはないと思うので、段階的に、3割、6割、10割というように入れると思っています。
そのあたりを含めて、事業者に対する指導は、どちらかというと健康福祉部が指導する中身だと思うのですが、江別市生涯活躍のまちということで、この委員会の中では健康福祉部の答弁が聞けないものですから、そこは企画政策部のほうで健康福祉部としっかり意思疎通を図って対応していただきたいということであります。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
換気のため、暫時休憩いたします。(11:12)

委員長(裏君):委員会を再開いたします。(11:14)
次に、イの行政改革推進計画の取組状況についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

政策推進課長:行政改革推進計画の取組状況について御報告申し上げます。
まず、別冊資料で提出しております江別市行政改革推進計画(2019年度から2023年度)をごらん願います。
こちらは、既に令和元年度にスタートしております江別市行政改革推進計画を参考に提出いたしました。
別冊資料4ページをお開き願います。
こちらは、行政改革推進計画取り組み項目一覧であります。
左側の2列が江別市行政改革大綱に基づく基本目標、取り組み方針で、右側の灰色の列が江別市行政改革推進計画に基づく取り組み項目となりまして、毎年度、進捗管理をしていくこととなります。
別冊資料5ページからは、基本目標ごとの取り組み項目について、取り組みの内容、それぞれの指標、担当課などを記載しておりますので、御参照願います。
別冊資料1ページにお戻りください。
江別市行政改革推進計画の成果指標でございます。
基本目標ごとに成果指標を掲げておりまして、令和元年度実績値につきまして、基本目標1市民参加と協働による行政運営、3市がかかわる協働事業数以外の指標は、目標達成となったところでございます。
それでは、本編資料3ページにお戻り願います。
こちらは、江別市行政改革推進計画における取り組み項目ごとに設定している指標につきまして、令和元年度の進捗状況を矢印等で示しております。最下段に記載しておりますが、黒色の丸印が取り組み完了、黒色の右上がりの矢印が予定より進んでいる、白色の平行の矢印が予定どおり進んでいる、黒色の右下がりの矢印が予定よりおくれているとしまして、取り組み完了が1指標、予定より進んでいるは5指標、予定どおり進んでいるは19指標、予定よりおくれているは4指標となりました。
以下、特に変化の大きいものについて御説明いたします。
資料4ページをごらん願います。
(1)情報共有の推進、1双方向性を意識した情報共有の推進の取り組み内容は、SNS等新たな広報媒体の活用、オープンデータの共有、出前講座の充実等を通じて、市と市民との双方向性を意識した情報共有を推進するとしておりまして、その指標は、SNS等広報媒体のフォロワー数、オープンデータの共有、出前講座回数の三つとなっております。
そのうち、SNS等広報媒体のフォロワー数につきましては、災害発生や感染症等の要因で市民が情報を求める機会がふえたことや、情報図書館でフェイスブックのアカウントを新たに設置したことにより、フォロワー数が大きく増加いたしました。
次に、資料5ページをごらん願います。
(2)市民参加機会の充実、1市民参加手続の周知・啓発の取り組み内容は、江別市市民参加条例に基づき、市民が政策の意思決定過程に参加する機会をふやすため、市民参加手続方法の周知、審議会等における市民公募委員枠の拡大等に努めるとしており、その指標は市政への市民参加の機会が十分にあると思う市民割合となっております。
市民参加の手法や機会の周知、リーフレットの配布等、市民参加の機会拡充に努めた結果、令和5年度の目標値を超える実績となりました。
資料6ページをごらん願います。
基本目標2意識と能力の高い職員による柔軟な行政運営のページの中段にございますが、(2)職員の意欲と能力の向上、1職員提案や業務改善提案の活用・推進の取り組み内容は、職員個人や課・係単位など組織レベルで新たな事業の立案や既存事業の改善が提案され、アイデアを共有できる環境の整備を行うとしており、その指標は職員提案数となっております。
提案への意欲向上のため、業務改善の部においても報償金品を授与できるよう規則と要領の一部改正を行ったほか、募集の際にわかりやすい提案例等を添付することで募集しやすい環境づくりに努めたものの、初期値から増加には至らず、予定よりおくれているとしております。令和2年度は、業務改善の部においても報償金品を授与できるようになったほか、職員が提案検討に時間を割くことが難しかったのではないかと考えられることから、募集実施の時期を早め、募集期間を長くすることで提案しやすい環境の整備に努めております。
続きまして、資料9ページをごらん願います。
(5)組織横断的な体制の強化、1組織横断的な協力体制の推進の取り組み内容は、繁忙期に手が足りない部署に他部署から職員を派遣するほか、課題について複数の部署が検討するなど、組織横断的な協力体制をつくることとしており、その指標は職員派遣などを実施した件数となっております。
ヒグマ出没に伴うパトロールや旧岡田倉庫活用庁内検討委員会等の検討組織において、組織横断的な組織体制を構築した件数は初期値の2倍を超えたところでございます。
次に、資料11ページをごらん願います。
基本目標3健全な財政と行政サービスの向上を両立させた行政運営、(1)財源の確保のページの中段にあります、2ふるさと納税の推進など財源確保に向けた取り組みの内容は、ふるさと納税の推進や税等の収納率向上等の取り組みにより、財源確保に努めるとしており、その指標は、ふるさと納税の収納額、市税の収納率の二つとなっております。
そのうち、ふるさと納税の収納額につきましては、新たにふるさと納税のポータルサイトの取り扱いを二つふやしたことにより、令和5年度の目標値を超える実績となったところでございます。
次に、資料12ページをごらん願います。
ページの中段にございます(3)業務分析による事務等の簡素化、1事務事業評価による事務改善等の取り組み内容は、事務事業評価表を用いて事業の見直し、簡素化等を進め、より優先度と実効性の高い事業へ集中できるようにすることとしており、その指標は、まちづくり政策に係る成果指標の目標達成割合、計画的に成果が上がっている事務事業の割合の二つとなっております。
そのうち、まちづくり政策に係る成果指標の目標達成割合につきましては、まちづくり政策に係る58の成果指標のうち、主に生涯学習における心の豊かさや健康に関する7指標に未達成が見られた結果、初期値より向上したものの、目標値を下回る実績となったところでございます。
次に、資料13ページをごらん願います。
2庁内システムのクラウド化の取り組み内容は、市の住民情報システムをクラウド化することで、システムのセキュリティーの強化やサーバー管理等の負担軽減を図るとしており、その指標は庁内システムのクラウド化の実施となっております。
当初の想定よりも早い段階でクラウド化を実施し、安定稼働やサーバー管理における業務負担の軽減を実現できたことによりまして、令和元年度の取り組みをもって完了としているところでございます。
以上です。

委員長(裏君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、ウの江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略の実績についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

総合計画・総合戦略担当参事:江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略の実績について報告いたします。
資料16ページをお開きください。
まず、下段の第1期総合戦略の経過ですが、市では、人口の減少傾向が明らかになる中、平成27年度に江別市人口ビジョンを作成し、第1期江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定しました。
同戦略に基づき、国による地方創生を後押しする交付金を活用して人口減少対策を総合的に進めてきたところですが、同戦略では、四つの基本目標を定め、また、取り組みの成果をあらわす重要業績評価指標、いわゆるKPIの達成状況を把握することとされています。
ここで、本日、別冊としてお配りしたA4判横の重要業績評価指標(KPI)実績一覧をごらんください。
別冊の表紙をおめくり願います。
まず、KPIの構成について御説明します。
第1期江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略では、四つの基本目標の下に1項目から3項目程度の施策を設け、それぞれのKPIを記載のとおり設定しています。
全体を通して、令和元年度の実績値は、全54項目のうち、約4割が目標を達成し、約3割が目標には到達しないまでも基準時点より数値が改善する結果となっています。
次のページをごらんください。
この別冊資料では、5年間の実績を一覧表形式で取りまとめています。
本日は、個々のKPIの説明は省略させていただきますが、詳細については、後ほど御参照いただければと思います。
本日は、5年間の総括として、地方創生のために定めた四つの基本目標の達成状況について御報告いたします。
本編資料17ページをごらんください。
まず、左上の基本目標1しごとをつくり、安心して働けるようにするの達成状況ですが、指標は、市内企業へ就職した市内の新卒者数と、食関連企業の新増設数の二つであり、それぞれの基準値と目標値、そして、令和元年度の実績値を上段の表に記載しています。
なお、表の右端に達成状況を記載していますが、目標値を上回っている場合は達成、目標には到達しないまでも基準値からの上昇幅が目標値までの80%以上に達している場合はおおむね達成と表記しています。
市内企業への就職者数は、令和元年度実績が268人であり、近年の労働力不足による採用意欲の高まり等から、目標を達成いたしました。
食関連企業の新増設数は、目標には到達しませんでしたが、新規増設数が目標の83%となっており、おおむね達成と記載しています。
次に、下段の基本目標2えべつへの新しい人の流れをつくるの達成状況ですが、まず、転入数と転出数の差について、目標は基準値時点のマイナス120人から転入超過にするというものでしたが、令和元年度実績はプラス1,193人となり、大幅な転入超過を達成しました。
次に、江別市の認知度の道内順位は、目標の18位に対して19位となり、未達成となりました。
次に、主要観光施設の利用者数は、19万4,451人となり、わずかに目標には到達しませんでしたが、基準値からの増加数が目標値までの96%を超えており、おおむね達成としております。
続いて、資料18ページをごらんください。
基本目標3若い世代の結婚・出産・子育てを支援するについては、江別市で子供を産み育てたいと考えて転入した割合は、実績が7.3%となり、二つ目の子育て環境が充実していると思う市民割合は、56.2%となりました。いずれも基準値からは上昇していますが、目標には届きませんでした。
次に、基本目標4時代にあった地域をつくり、安心な暮らしと健康を守るとともに、地域と地域を連携するについては、江別市が暮らしやすいと思う市民割合は、実績が80.1%、市街地整備に満足している市民割合は、実績が82.7%となり、いずれも目標を達成しております。
次に、資料19ページをごらんください。
上段の表は、基本目標の達成状況を集計したものです。
九つの数値目標について集計すると、達成が4、おおむね達成が2、未達成が3となりました。
先ほどのKPIで約4割が達成し、約3割は数値が改善していたという状況と同様、基本目標も3分の2程度は一定の成果に到達したところです。
次に、下段の人口推移について御説明します。
市では、平成27年度に江別市人口ビジョンを策定し、独自の人口推計を作成しております。
第1期江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略期間中の人口推移ですが、まず、推計値から御説明しますと、左上から右下に下がる直線のうち、一番下の直線が国立社会保障・人口問題研究所による人口推計、いわゆる社人研推計で、2020年は11万7,438人であり、下から2番目の長目の点線が江別市人口ビジョンによる推計値で11万8,059人、下から3番目の短目の点線が第1期江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略により、社会増減が均衡すると仮定した場合の推計値、いわば第1期江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略における目標値ですが、11万8,541人と推計しておりました。
これに対して実績値ですが、2015年の住民基本台帳人口は11万9,587人であり、2018年まで微減傾向が続きましたが、2019年から増加に転じ、2020年は11万9,883人となりました。
なお、各種推計は国勢調査人口をベースに算定しておりますが、実績値は住民基本台帳の数値を記載しています。現在、2020年の国勢調査を実施中ですが、国勢調査人口ベースではこの値よりもさらに多い人口になるものと思われます。
基本目標の達成状況と人口の推移については以上ですが、資料20ページには基本目標の5年間の実績値を取りまとめていますので、あわせて御参照ください。
以上です。

委員長(裏君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、エの地域公共交通活性化協議会についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

公共交通担当参事:私から、去る11月2日に開催いたしました令和2年度第2回江別市地域公共交通活性化協議会の開催結果につきまして、その概要を御報告いたします。
提出資料は、協議会当日の資料から主要部分を中心に抜粋してまとめておりますので、よろしくお願い申し上げます。
資料の21ページをごらんください。
開催概要でありますが、日時等は記載のとおりであり、今回は、委員改選後、初めての協議会であったことから、市長より委嘱状を交付した後、1会長等の選出について、2専門委員会の設置についてといった内容を進めたほか、3報告事項といたしまして、アの江別市地域内フィーダー系統確保維持計画の認定について、イの江北地区、豊幌地区におけるデマンド型交通についての2件を議事といたしました。
次に、1から3について簡潔に御説明いたします。
初めに、1、2に関してでありますが、江別市地域公共交通活性化協議会設置要綱では、会長、副会長は委員の互選により選出すること、また、専門委員会の設置について定めており、議事の結果につきましては、資料の22ページのとおりでございます。
続きまして、今回の江別市地域公共交通活性化協議会の主要部分となった3報告事項のイの概要を御説明いたします。
本件は、江北地区デマンド型交通実証運行事業における運行状況など、また、豊幌地区デマンド型交通の運行に向けた制度検討の方向性を報告したものでございます。
まず、江北地区に関してでございます。
資料の23ページをごらん願います。
江北地区では、平成30年12月から実証運行を行っており、概要につきましては、資料に記載のとおりでございます。
本年4月に、乗降場所、ダイヤなどに一部変更を加えて運行しており、運行便は往路3便、復路4便、市街地側乗降場所については、次ページに記載のとおりとなっております。
なお、当該実証運行に関しましては、運行を受託しているタクシー事業者が、国から来年3月31日までの事業許可を受けて実施しているものであります。
資料の25ページ以降は、制度見直し前の1年4カ月間と、見直し後、半年間の運行状況をそれぞれ集計したものでございます。
見直しの前と後で、制度設計が一部変わっておりますので、一概に数字を比較できるものではありませんが、利用者数を単純に比較しますと、まず、資料の25ページ左下の表のとおり、見直し前の昨年4月から9月の半年間は延べ86人の利用があったのに対し、見直し後である今年度は、資料の28ページ左下の表のとおり、9月までの半年間で延べ78人の利用であり、現時点では、見直し後のほうが利用者が少々減っている結果となっております。
また、4月の見直しでは、利便性向上のため、運行日に土曜日を追加したほか、夕方の復路便の利用希望があるということで、午後5時ごろに市街地側を出発する便を追加したものですが、同じく資料の28ページ左下の表のとおり、この半年間の実績では、土曜日の利用は延べ4人にとどまっており、また、次のページの上段の表にあるとおり、復路の夕方便として追加した第7便の利用はない状況です。
この原因に関しまして、特定非営利活動法人えべつ江北まちづくり会や自治会から地元の状況などを伺いますと、やはり、新型コロナウイルス感染症による影響が大きいと推測しており、利用者は主に高齢者ということで、今は外出を最小限にしているといった声が多いとのことでございます。
このため、特定非営利活動法人えべつ江北まちづくり会から市に対して、現状では見直し後の制度を検証することが難しいことから、来年度については、現行のまま実証運行を続けたいとの意向が示されております。このようなことから、市といたしましては、江北地区の意向のとおり、令和3年度は現状維持により運行を継続するという方向で、当協議会を通じて必要な手続を進めていく考えであります。
続きまして、豊幌地区に関してでございます。
資料の30ページをごらん願います。
当委員会に御報告していたとおり、豊幌地区では、地元の自治会である豊幌両自治会連絡協議会が事業主体となってデマンド型交通を運行したいとの意向を持っており、全体の枠組みとしましては、モデルケースとしている江北地区と同じ仕組みで実施する方向性で検討が進んでおります。
実際の運行を担うタクシー事業者に関しましては、地元自治会の意向もあり、江北地区でのノウハウを持ち、豊幌地区から一番近い、山崎自動車工業株式会社となる予定でございます。
資料下段の運行イメージにつきましては、現在、自治会と事業者において検討を重ねているところであり、実証運行を始めるに当たり、まずは、平日運行で1日3往復6便を設定の上、市街地側に設置する乗降場所は、市立病院や商業施設のほか、路線バスに乗り継ぎしやすくなるよう、JR野幌駅前を加える方向性になっております。
地元自治会としましては、資料の最下段のスケジュールにあるとおり、来年4月から実証運行を開始することを想定して準備を進めており、市といたしましても、これを実現させるべく、積極的に支援していくとともに、当協議会を通じて必要な手続を進めてまいります。
以上が、3報告事項のイ江北地区、豊幌地区におけるデマンド型交通についての概要でございます。
それでは、資料の21ページにお戻り願います。
2今後のスケジュールでございますが、今回の協議会開催結果に基づき、引き続き、検討、調整等を行い、来年1月に次回の江別市地域公共交通活性化協議会を開催して、状況の報告、協議等を行うよう進めてまいりたいと考えております。
以上です。

委員長(裏君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

佐藤君:豊幌地区におけるデマンド型交通についてお伺いしたいと思います。
初めに、金額の設定で、1人700円程度と書かれているのですが、江北地区は1人500円です。距離的な違いもあると思うのですが、この金額の設定の仕方の検討状況についてお伺いします。

公共交通担当参事:豊幌両自治会連絡協議会における検討において、1乗車当たりの運賃を考えるに当たり、JR豊幌駅から市立病院までの行程を参考にしたと伺っております。JR豊幌駅からJR江別駅までのJR運賃が現在290円、JR江別駅から市立病院までの北海道中央バスの運賃が200円、この合計が490円で、約500円となります。
さらに、デマンド型交通として自宅の前で乗降できる制度になったとしたら、JR豊幌駅まで歩かなくてもいいという付加価値を考えて、バスの初乗り運賃200円を加算し、1乗車700円くらいが妥当なのではないかという考えが基本になっていると伺っております。
なお、これはこの金額で決まったというものではございません。今後の検討により、その程度の範囲で上下する可能性があるということを申し添えます。

佐藤君:運営の仕方ですけれども、特定非営利活動法人えべつ江北まちづくり会が事業運営を行っていると思います。豊幌地区は、豊幌両自治会連絡協議会で運営する予定のようですが、自治会だけの運営は、やはりかなり負担が大きいのではないかと思います。そのあたりで、市のバックアップ体制というのでしょうか、支援という点ではどのようにお考えになっているか、お伺いします。

公共交通担当参事:現在、豊幌地区との協議の中で、地区側からは、豊幌両自治会連絡協議会の内部にデマンド型交通を進める推進組織を設置しようということで考えているというお話をお聞きしております。
それとはまた別の話ですが、江別市としては、江北地区、豊幌地区と同様に、これまでも積極的に人的に、あるいは、場合によっては財政的に支援をしてまいりました。これにつきましては、運行が始まったから江別市はもうかかわりませんということにはならないと考えております。これまでと同様に、積極的にかかわっていくという姿勢に変わりはないと考えております。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、企画政策部所管事項を終結いたします。
総務部入室のため、暫時休憩いたします。(11:43)

委員長(裏君):委員会を再開いたします。(11:44)
3総務部所管事項、(1)報告事項、アの交通事故についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

総務部長:このたび、職員が公務外において人身事故を起こし、逮捕された事件が発生いたしましたので、御報告申し上げます。
職員には、日ごろから事故の防止と安全運転の励行について注意を喚起してまいりましたが、このような事故を起こしたことは、まことに遺憾なことでありまして、深くおわびを申し上げます。
今後は、より一層、事故防止等の安全対策に努めてまいります。
なお、事故の詳細につきましては、所管より御報告させていただきます。

病院事務長:私から、交通事故について御報告申し上げます。
お手元の提出資料の1ページをごらんください。
当該事故につきましては、先月10月5日月曜日午後4時ごろ、市内野幌寿町の3番通り沿いで発生したものであります。
事故の発生経過でありますが、市立病院外来所属の看護師が勤務から帰宅後、自家用車で自身の子供を放課後児童会に迎えに行った帰り、3番通りを江別方面に左折しようとした際に、左方から自転車で進行してきた小学4年生の児童をはねてしまったものであります。
当該児童は、頭部から出血していたことから、当該看護師の救急搬送要請により、救急車で札幌市内の病院に搬送されたところでありますが、検査の結果、脳などに異常はなく、右側頭部の裂傷の治療を受け、10月13日に退院し、10月15日から登校を再開しております。
なお、当該看護師については、事故後、逮捕、勾留され、取り調べを受けた後、釈放されております。
従前より、職員には、公私を問わず、運転時には十分な注意を払うよう指示しておりましたが、今回の事故は、交差点進入時の左右の安全確認不足により起こったものでありまして、事故に遭われたお子さんと御家族に心からおわび申し上げますとともに、今後はさらなる安全確認等の徹底を図り、交通事故の防止に努めてまいります。
以上です。

委員長(裏君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

高間君:自転車は、歩道を走っていたのか、車道を走っていたのか、わかりますか。

病院事務長:警察から最終結果がまだ出ていない状態でありまして、詳細はまだ把握していないところであります。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イの令和2年度工事契約状況(11月2日現在)についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

契約管財課長:令和2年度工事契約の11月2日現在の状況につきまして御報告いたします。
当委員会には、水道・下水道工事を除く契約管財課所管の工事契約状況につきまして御報告しているところであります。
資料の2ページをごらん願います。
今年度分を上段に、昨年度分を下段に、比較する形で表にしております。
まず、今年度の工事予定額に対します11月2日現在の契約状況でありますが、土木工事につきましては、36件、9億2,874万4,300円で、契約率は96.1%となっております。
また、建築工事では、38件、23億4,257万4,518円で、契約率は99.7%となっており、土木・建築工事を合わせました全体では、74件、32億7,131万8,818円で、契約率は98.7%となっております。
次に、資料の3ページをごらん願います。
1工事当たり130万円を超える契約状況を土木工事、建築工事に区分いたしまして、工事名、予定価格、契約金額、落札率、工期、請負業者名を、それぞれ記載しておりますので、御参照いただきたいと存じます。
また、契約額130万円以下の工事の契約状況は、建築工事につきましては、下から4行目のとおり1件で、66万円となっており、土木工事につきましては、ございませんでした。
以上です。

委員長(裏君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

鈴木君:資料3ページの文京台南町公園遊具改築工事は、札幌市内の事業者ですけれども、競争入札だと思うのですが、ほかの事業で、一番下は特殊な機械を使うと思うのでいいとしても、一般的なものであれば、地元の事業者を指名すると思います。あえて、札幌市内の事業者を入れているのはどのような理由ですか。

契約管財課長:こちらの文京台南町公園遊具改築工事の請負業者の株式会社四宮造園は、本社は札幌市内にあるのですが、江別市内に支社がございますので、そのような観点から指名しております。あくまでも、江別市内に支社があるということで、市内業者という扱いで指名しております。

鈴木君:それはわかって質疑しているのだけれども、例えば、この工事は、どちらかというと土木事業です。ということであれば、あえて札幌市内の事業者を指名するのはいかがなものかと思います。やはり、市内事業者に競わせると。金額的にも約3,600万円と土木工事の中ではそこそこ大きい事業だと思うので、そのあたりの理由を聞かせていただきたいのです。
だから、単純に、例えば、指名登録している事業者が全部入札に参加できるのか、これは指名しているわけでしょう。

委員長(裏君):暫時休憩いたします。(11:53)

※ 休憩中に、答弁調整を行う。

委員長(裏君):委員会を再開いたします。(11:54)

契約管財課長:この工事の方法ですが、事後審査型一般競争入札になりまして、これは入札公告日に、予定価格、入札日、入札場所を明示し、申請期限のあったものを全て入札に参加させる、参加資格のない者は除くのですけれども、事前公募をしております。
こちらの株式会社四宮造園ですが、江別市内で建設業の許可を取っておりまして、市内業者ということで公募を受け付けて、その結果、入札に付したという経過がございます。

鈴木君:一つ参考までに聞きますが、応募したのは何者ですか。

契約管財課長:大変申しわけありませんが、応募業者については、手元に資料がないため、お答えできない状況です。

鈴木君:1者しか応募しなかったということではなく、競争の原理は働いていたということで理解していいですか。

契約管財課長:複数者で事後審査型一般競争入札をしまして、応募があった結果、入札しておりますので、1者ではございません。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、(2)第4回定例会予定案件、アの企業立地促進のための固定資産税の課税免除に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
本件に対する説明を求めます。

市民税課長:第4回定例会の予定案件であります企業立地促進のための固定資産税の課税免除に関する条例の一部改正につきまして、その概要を御説明いたします。
資料の4ページをお開きください。
初めに、1改正理由でありますが、地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律(平成19年法律第40号)が一部改正され、10月1日から施行されたことに伴い、企業立地促進のための固定資産税の課税免除に関する条例第2条において引用している地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律第25条の地方公共団体等を定める省令(平成19年総務省令第94号)の題名が改められたことから、これに伴う所要の改正を行うものであります。
次に、2改正内容でありますが、企業立地促進のための固定資産税の課税免除に関する条例第2条で引用する地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律第25条の地方公共団体等を定める省令を、地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律第26条の地方公共団体等を定める省令に改めるものであります。
次に、3施行期日でありますが、公布の日とするものであります。
なお、資料の5ページは、新旧対照表でありますので、御参照いただきたいと存じます。
以上です。

委員長(裏君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。

鈴木君:法律用語はわかるのだけれども、具体的にどんな事例が対象になるのか、それだけ教えていただけますか。地域経済牽引事業の促進とは何を指しているのか、どんな事例が対象になるのか、教えていただければと思います。

委員長(裏君):暫時休憩いたします。(11:59)

※ 休憩中に、答弁調整を行う。

委員長(裏君):委員会を再開いたします。(12:00)

資産税課長:この条例による軽減の対象でありますけれども、北海道知事から、地域経済牽引事業計画の承認を受けて設置した施設について、固定資産税の対象となる家屋、償却資産、土地などの固定資産税を3年度分軽減して、ゼロにするというものであります。そもそも、この対象となりますのは、地域の特性を活用した事業を生み出す経済的効果に着目してこれを最大化しようとするもの、こういった基本計画に国が同意して、それに基づいて事業者が地域経済牽引事業計画を策定しまして、その計画に基づいて設置した固定資産について軽減を行うというものでございます。

委員長(裏君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イのその他について、説明を求めます。

総務部長:第4回定例会の予定案件につきましては、御説明申し上げましたほか、人事案件を予定しております。
総務部の所管といたしまして、公平委員会委員の選任について、議会の同意をお願いすることとなりますので、よろしくお願いいたします。
以上です。

委員長(裏君):各委員におかれましては、ただいま説明のありましたとおり、お含みおき願います。
これをもって、総務部所管事項を終結いたします。
総務部退室のため、暫時休憩いたします。(12:02)

※ 休憩中に、第4回定例会の委員長報告の有無について協議

委員長(裏君):委員会を再開いたします。(12:04)
次に、4第4回定例会の委員長報告の有無については、行わないことと確認してよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
次に、5閉会中の所管事務調査(案)については、総務・企画行政について及び教育行政についての2件について、議長に申し出いたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
最後に、6その他について、各委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
以上で、本日の委員会を散会いたします。(12:04)