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令和2年第4回江別市議会定例会会議録(第6号)令和2年12月10日

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年2月25日更新

1 出席議員

25名

議長 角田 一 君 副議長 相馬 芳佳 君 
議員 高橋 典子 君 議員 佐藤 美佐子 君
議員 吉本 和子 君 議員 島田 泰美 君
議員 芳賀 理己 君 議員 石田 武史 君
議員 本間 憲一 君 議員 鈴木 誠 君
議員 猪股 美香 君 議員 岡 英彦 君
議員 三角 芳明 君 議員 宮本 忠明 君
議員 高間 専逸 君 議員 清水 直幸 君
議員 佐々木 聖子 君 議員 稲守 耕司 君
議員 内山 祥弘 君 議員 諏訪部 容子 君
議員 干場 芳子 君 議員 齊藤 佐知子 君
議員 奥野 妙子 君 議員 徳田 哲 君
議員 裏 君子 君    

2 欠席議員

0名

3 説明のため出席した者の職氏名

市長 三好 昇 君 副市長 佐々木 雄二 君
水道事業管理者 佐藤 哲司 君 総務部長 後藤 好人 君
企画政策部長 川上 誠一 君 経済部長兼
総合特区推進監
福島 和幸 君
健康福祉部長 佐藤 貴史 君 病院事務長 白石 陽一郎 君
病院経営推進監 渡部 丈司 君 消防長 内山 洋 君
水道部長 菊谷 英俊 君 会計管理者 多田 清人 君
総務部次長 白崎 敬浩 君 財務室長 野口 貴行 君
教育委員会教育長 黒川 淳司 君 教育部長 萬 直樹 君
       

4 事務に従事した事務局員

事務局長 土屋 健 君 次長 宮沼 直之 君
庶務係長 土谷 晶子 君 議事係長 水口 武 君
主査 坪松 隆 君 主任 岡村 英治 君
主任 川上 静 君 書記 渡辺 輝 君
事務補助員 猪部 みゆき 君    

5 議事日程

日程第 1 会議録署名議員の指名
日程第 2 諸般の報告
日程第 3 議案第110号 江別市職員の給与の臨時特例に関する条例の一部を改正する条例の制定について
日程第 4 議案第111号 江別市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について
日程第 5 議案第112号 江別市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について
日程第 6 議案第113号 令和2年度江別市一般会計補正予算(第7号)
日程第 7 議案第119号 令和2年度江別市病院事業会計補正予算(第4号)
日程第 8 陳情第4号 コロナ禍からいのちと暮らしを守る年金支給を求めることについて
日程第 9 陳情第5号 北海道における「子ども医療費無料化制度の拡充」を求める意見書を北海道に提出することについて
日程第10 議案第103号 指定管理者の指定について
日程第11 議案第116号 令和2年度江別市介護保険特別会計補正予算(第3号)
日程第12 議案第117号 令和2年度江別市水道事業会計補正予算(第4号)
日程第13 議案第118号 令和2年度江別市下水道事業会計補正予算(第3号)
日程第14 議案第120号 江別市議会議員の議員報酬等の臨時特例に関する条例の制定について
日程第15 意見書案第9号 不妊治療への医療保険適用の拡大を求める意見書
日程第16 意見書案第10号 住まいと暮らしの安心を確保する居住支援の強化を求める意見書
日程第17 意見書案第11号 少人数学級の拡充を求める意見書
日程第18 意見書案第12号 令和3年度介護報酬改定における基本報酬の増額と新型コロナウイルス感染症に対する支援策を求める意見書
日程第19 各委員会所管事務調査について

 6 議事次第

◎ 開議宣告

議長(角田 一君)

これより令和2年第4回江別市議会定例会第15日目の会議を開きます。
ただいまの出席議員は25名で定足数に達しております。

◎ 議事日程

議長(角田 一君)

本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりであります。

◎ 会議録署名議員の指名

議長(角田 一君)

日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
会議規則第111条の規定により、
齊藤 議員
高橋 議員
を指名いたします。

◎ 諸般の報告

議長(角田 一君)

日程第2 諸般の報告を事務局長に報告させます。

事務局長(土屋 健君)

御報告申し上げます。
本日までに、議会提出案件5件を受理いたしております。
以上でございます。

◎ 議案第110号ないし議案第113号及び議案第119号

議長(角田 一君)

日程第3ないし第7 議案第110号 江別市職員の給与の臨時特例に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第111号 江別市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第112号 江別市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について、議案第113号 令和2年度江別市一般会計補正予算(第7号)及び議案第119号 令和2年度江別市病院事業会計補正予算(第4号)、以上5件を一括議題といたします。
予算決算常任委員長の報告を求めます。

予算決算常任委員長(三角芳明君)

ただいま上程されました議案5件につきまして、審査の経過と結果を御報告申し上げます。
委員会の開催日は、お手元に配付の付議事件審査結果報告に記載のとおりであります。
初めに、議案第110号 江別市職員の給与の臨時特例に関する条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
改正の主な内容は、市立病院の経営再建に向けた取り組みを進めていくに当たり、市職員全体で再建を後押しするため、集中改革期間中の取り組みとして本年7月から給与の削減が行われている特別職のほか、医師を除く一般職の管理職員に加えて、令和3年1月から、職務の級が4級及び5級に属する市職員を給与減額の対象とすることについて、自治労江別市職員労働組合との合意が得られたことから、これらの市職員の給与を減額しようとするものであります。
本件について、質疑、討論はなく、採決を行いました結果、議案第110号については、全員一致により、原案のとおり可決すべきものと決しております。
次に、議案第111号 江別市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
改正の主な内容は、市立病院の一部病棟で試行していた2交代制勤務について、本年10月から本格実施したことに伴い、特殊勤務手当のうち、市立病院の病棟勤務の助産師や看護師、准看護師が深夜に勤務した場合に支給する医療業務手当について、国家公務員に準じた所要の改正を行おうとするものであります。
本件について、質疑、討論はなく、採決を行いました結果、議案第111号については、全員一致により、原案のとおり可決すべきものと決しております。
次に、議案第112号 江別市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。
改正の主な内容は、地方税法等の一部改正により、低未利用土地等の譲渡に係る長期譲渡所得の金額から最大100万円を控除することができる特別控除が創設されたほか、市中金利の実勢を踏まえた還付加算金等の特例基準割合の見直しが行われたことから、これに伴う所要の改正を行おうとするものであります。
本件について、質疑、討論はなく、採決を行いました結果、議案第112号については、全員一致により、原案のとおり可決すべきものと決しております。
次に、議案第113号 江別市一般会計補正予算(第7号)について申し上げます。
今回、審査を行いました補正予算は、病院事業会計繰出金として、市職員の給与の独自削減による病院事業会計に対する経営再建支援補助金606万2,000円を追加するほか、新型コロナウイルス感染症の影響による減収に伴い、起債制度の活用が見込まれることから、一般会計からの長期貸付金の取りやめにより2億6,000万円を減額し、合計で2億5,393万8,000円を減額しようとするものであります。
主な質疑の状況について申し上げますと、特別減収対策企業債を活用することによる一般会計への影響についての質疑があり、答弁では、特別減収対策企業債の活用に当たっては、一般会計から病院事業会計に対するこれまでの貸付金の償還年次を変更していないが、市立病院の経営再建に向けたロードマップにおいて、令和5年度に収支均衡を実現するべきとされていることから、経営再建に向けた取り組みの結果を出すことにより、貸付金の返済がなされるものと考えていると述べられております。
次に、討論の概要を申し上げますと、初めに、反対の立場の委員からは、市職員の給与削減額を原資とする経営再建支援補助金は、来年度以降の医師確保のために使うこととされているが、恒常的な資金不足に陥り、運営資金を一時借入金に頼っている病院事業会計において、資金不足の穴埋めに使われることになり、市立病院の経営再建の後押しになるとは考えられないことから、反対すると述べられております。
一方、賛成の立場の委員からは、市職員の給与削減による市立病院の経営再建について、市長が真摯に市職員と向き合い、言葉だけではなく、市立病院における経営再建の支援に向き合う姿をしっかりと示す必要がある。また、財政調整基金の積み戻しについては、あくまでも市立病院における資金不足に対する起債制度を活用した結果であることから、市立病院の経営再建には一刻の猶予もないことを忘れずに、市立病院の経営再建と適正な財政調整基金の積み増しを期待して、賛成すると述べられております。
以上の討論の後、採決を行いました結果、議案第113号については、多数により、原案のとおり可決すべきものと決しております。
次に、議案第119号 江別市病院事業会計補正予算(第4号)について申し上げます。
今回、審査を行いました補正予算は、一般職の給与の独自削減に伴う減額のほか、新型コロナウイルス感染症の影響による減収に伴う資金不足に対して借り入れる特別減収対策企業債や給与の独自削減による減額分を原資とした医師確保対策特別引当金について、所要の措置を講じようとするものであります。
主な質疑の状況について申し上げますと、新型コロナウイルス感染症による診療収益への影響についての質疑があり、答弁では、本年4月から9月までの6カ月間における診療収益の計画が未達成となった主な原因は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、入院収益と外来収益が減少したことによるものであり、その影響額は約4億5,000万円となっている。また、本年10月以降の入院収益は、一般病棟の病床利用率が7割を超えて回復傾向にあるが、10月から来年3月までの6カ月間における診療収益は約2億円の減収になるものと見込んでいると述べられております。
次に、新型コロナウイルス感染症対策に従事する病院職員のケアについての質疑に対し、市立病院では、医療従事者が安心して医療を提供する環境づくりを優先的に行っており、感染防止対策として、発熱のある患者の動線管理を徹底しているほか、新型コロナウイルス感染症の検査も病院内で実施しているところである。また、職員は通常業務に加え、緊張を伴う状況下での業務が続いていることから、精神科の医師による協力のもと、カウンセリングを行うなど、精神面のケアができる体制整備に努めていると答弁されております。
次に、討論の概要を申し上げますと、初めに、反対の立場の委員からは、補正予算には、決算見込みによる入院収益と外来収益の減額が含まれており、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮しても、市立病院の経営再建に向けたロードマップに基づく取り組みが、計画どおりに進んでいないと考える。また、医師確保対策特別引当金について、医師を確保するための取り組みとして、大学への寄附講座などを示唆されているが、その詳細については明確にされておらず、資金不足が続いている病院事業会計においては、一時借入金をふやすことにつながると考えることから、反対すると述べられております。
一方、賛成の立場の委員からは、新型コロナウイルスの感染拡大は、経営再建に向けて歩み始めた市立病院にとって大きなダメージとなっているが、その対応として発行が認められた特別減収対策企業債の活用は、多くの自治体病院で検討されており、市立病院において活用することは妥当な判断であると考える。また、市職員の給与削減分を医師確保対策特別引当金に繰り入れることが、市立病院の最重要課題である医師招聘の契機となり、より実効性のある取り組みがなされることを期待し、賛成すると述べられております。
以上の討論の後、採決を行いました結果、議案第119号については、多数により、原案のとおり可決すべきものと決しております。
当委員会に付託されました議案第110号ないし議案第113号及び議案第119号の審査の経過と結果については、以上のとおりであります。
よろしく御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(角田 一君)

これより予算決算常任委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上で、予算決算常任委員長報告を終結いたします。
これより議案第110号 江別市職員の給与の臨時特例に関する条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第110号を採決いたします。
議案第110号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第111号 江別市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第111号を採決いたします。
議案第111号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第112号 江別市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第112号を採決いたします。
議案第112号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第113号 令和2年度江別市一般会計補正予算(第7号)に対する討論に入ります。
討論ありませんか。

鈴木 誠君

議案第113号 令和2年度江別市一般会計補正予算(第7号)について、反対の立場で討論いたします。
今回の補正予算には、病院事業会計繰出金の補正として、職員給与の独自削減による経営再建支援補助金の追加606万2,000円が含まれております。
職員給与の削減は、職員全体で市立病院の経営再建を後押しする趣旨のものであり、繰出金は来年度以降の医師確保のための支出に使われるとされています。
しかしながら、恒常的に資金不足に陥っており、手元資金を一時借入金に頼っている病院事業会計に対して、今年度の補助金として支出することは、資金不足の穴埋めに使われることになるため適切ではありません。医師確保対策特別引当金に計上するとしても、来年度以降の支出の際には一時借入金により対応する必要があるため、負債をふやす方向となり、病院再建の後押しになりません。
職員給与の削減による貴重な財源であることから、より適切な会計処理となるように再検討すること、さらに一般会計貸付金約24億円の返済財源として活用することが望ましいと考えられます。
以上の理由によりまして、議案第113号について、反対の討論といたします。

議長(角田 一君)

ほかに討論ありませんか。

石田武史君

議案第113号 令和2年度江別市一般会計補正予算(第7号)について、賛成の立場から討論いたします。
本議案は、一つ目に病院事業会計繰出金として、給与の独自削減による経営再建支援補助金の追加として、606万2,000円を、そして、資金不足に対する起債制度の活用に伴う一般会計からの長期貸付金の取りやめにより2億6,000万円のマイナス補正をするものであり、二つ目として財政調整基金繰り入れ額の補正として、先ほど申し上げた、病院事業会計への繰り出しの結果2億6,000万円のマイナス補正をするものであります。
職員給与の削減による市立病院の経営再建支援については、一定の理解をするところであります。大切なことは、行政のトップである市長が、真摯に職員の皆様方と向き合い、言葉だけではなく、市立病院の経営再建支援に向かっていく姿を、しっかりと示すことができるかが、大切な第一歩と考えるところであります。
市長のこういった姿が見えなければ、とてもではありませんが、一致団結し、一丸となっての前進など、言葉だけのものとなってしまいます。
財政調整基金残高の見込みについてでありますが、この補正により、約1億4,000万円が基金に積み立てられることになりますが、これは、あくまでも市立病院における、資金不足に対する起債制度を活用した結果であり、純粋に基金を積み立てることができたわけではないことは、忘れてはなりません。
いずれにいたしましても、市立病院の経営再建については、一刻の猶予もありません。引き続き、市立病院の経営再建、そして、適正な財政調整基金の積み上げに期待をして、議案第113号 令和2年度江別市一般会計補正予算(第7号)についての賛成討論といたします。

議長(角田 一君)

ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
これをもって討論を終結いたします。
これより議案第113号を起立により採決いたします。
議案第113号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数であります。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第119号 令和2年度江別市病院事業会計補正予算(第4号)に対する討論に入ります。
討論ありませんか。

鈴木 誠君

議案第119号 令和2年度江別市病院事業会計補正予算(第4号)について、反対の立場で討論いたします。
まず初めに、本補正予算が市立病院の経営再建の中でどのような位置づけを占めているのか、本年度からスタートしている市立病院の経営再建に向けたロードマップによる経営再建への取り組みですが、この補正予算により初年度の収支改善の計画が達成できなかったことをみずから表明することとなります。病院職員全体で患者数等の目標を共有し、確実に収益増を達成できると市長が自信を持って約束いただいた計画でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、計画を達成できないということになります。
新型コロナウイルス感染症の影響があろうとなかろうと、現実は収支の改善が計画どおり進んでおらず、資金不足を補うための借入金が計画より増大している状況であり、市立病院の経営再建に向けたロードマップによる経営再建が可能か否かの分岐路に立っていると考えられます。
次に、補正予算の医師確保対策特別引当金の問題点についてであります。医師確保対策特別引当金は、一般会計からの繰り入れを含む職員給与削減分を来年度以降の医師確保のための引当金として処理するものです。医師確保対策については大学への寄附講座などが示唆されておりますが、その詳細については現時点で明確ではありません。ましてや、職員給与削減時にはその使途も明示されることとなく後づけで寄附講座設置を表明したことは、極めて疑問に思うところです。
医師確保対策は、病院経営の中で大変重要な位置づけとなるものであり、恒常的に必要な経費と考えられます。一方、職員給与の削減は、令和5年3月の市立病院の経営再建に向けたロードマップによる集中改革期間までとなっており、あくまで臨時的な収入と考えられます。集中改革期間における医師招聘の予定が記載されている市立病院の経営再建に向けたロードマップの策定当初にも存在していなかった収入であり、この収入をもって医師確保対策に充てるというのは、対策の持続性が担保されていないと考えられます。集中改革期間後は、収支改善による余剰資金で賄うとされていますが、余剰資金は借入金の返済に充てる予定になっており、資金確保の実現性には疑問が残ります。
医師確保対策特別引当金のもう一つの問題点として、今年度の補正予算として医師確保対策特別引当金を計上することは、病院再建の後押しにならないということが挙げられます。医師確保対策特別引当金分の現金は、確実に将来の医師確保の支出に充てるとされていますが、市立病院の現状は、年度当初から資金不足に陥り、手元資金を一時借入金に頼っている状況であり、医師確保対策特別引当金分の現金を確保することができる状態にはありません。次年度以降の支出時には一時借入金によって現金を確保する必要があり、医師確保対策特別引当金の計上はむしろ負担をふやす方向に働きます。これでは、病院再建の後押しのための職員給与削減の本来の目的が果たされない事態となってしまいます。
給与削減分を病院再建の後押しに使うのであれば、全く不透明な未来の経営に期待して先送り状態となっており、将来の市民の負担となる可能性のある借入金を少しでも減らすことに使うのが最も妥当であると考え、給与削減分は一般会計貸付金残額に充当することが将来負担を軽減させることになるのではないかと考えます。さらに、医師確保のための寄附講座の財源は、病院事業会計にて予算化されるべきものです。
次に、今後、考慮しなければならない点について述べさせていただきます。
新型コロナウイルス感染症による特別減収対策企業債であろうと何であろうと、資金不足を補うための借入金の増加は、将来の病院経営の自由度を奪うこととなり、一般会計からの借入金との合計は約30億円に達しようとしており、事態はより深刻化したと言えます。過去の経験に基づくと、仮に経営再建を果たせたとしても、これだけ巨額の債務を返済することは非常に厳しい状況と判断されます。また、経営再建後に移行するとされている独立行政法人化に当たっても処理が必要な負債であり、将来的な市民負担となる可能性についても常に考慮に入れる必要があります。
また、今後の収益の見通しについてです。来年度、市立病院の経営再建に向けたロードマップを達成するためには、補正後の今年度計画値よりも10億円の収益増加が必要となります。今後の新型コロナウイルス感染症の影響も定かではなく、仮に計画どおりに来年度当初から内科医が招聘できたとしても、収支改善は非常に厳しくなっていると認識する必要があります。
さらに、病院経営のこれまでの大きな問題点の一つは、達成不可能な計画に固執し、現実を直視しなかったことです。結果として、現実的な歳入に見合った歳出を考えるという、市長の述べている公営企業経営の基本から逸脱する状況が続いています。
来年度からの経営再建計画については、過去の反省を十分に生かし、新型コロナウイルス感染症の影響を加味した上で、収益の見通しを冷徹に分析され、現実的に達成可能な計画を作成されることを強く求めるところです。
最後になりますが、新型コロナウイルス感染症による医療従事者への負担は非常に大きなものとなっており、日々医療の最前線で御尽力されている職員の皆様には深く感謝を申し上げます。皆様の御努力が経営の失敗により報われなくなるという事態にならないように、今後ともしっかりと議会、そして、また一議員としての役割を果たしていきたいと考えます。
以上を申し上げまして、議案第119号 令和2年度江別市病院事業会計補正予算(第4号)について、反対の討論といたします。

議長(角田 一君)

ほかに討論ありませんか。

奥野妙子君

議案第119号 令和2年度江別市病院事業会計補正予算(第4号)について、賛成の立場で討論いたします。
本補正予算は、当初より営業運転資金に充てるため、一般会計からの長期借入金2億6,000万円を、新型コロナウイルス感染症に伴う減収による資金不足の財源に充てることができる特別減収対策企業債6億5,000万円の起債に改めることに伴い、所要の増減調整を行うものであります。
この特別減収対策企業債の起債については、病院など住民生活に不可欠な公営企業の資金繰りを円滑にするための資金手当て措置とされています。償還利子は特別交付税による措置が講じられ、償還についても5年据え置きの後、10年での償還が可能となっていることや、今年度における新型コロナウイルス感染症の流行による影響は甚大であり、多くの自治体病院においても検討または予定されているものであることからも、市立病院において活用することについては妥当な判断であると考えます。
次に、収益的収支についてですが、歳入は上半期実績における新型コロナウイルス感染症流行の影響を踏まえた決算見込みの精査による収入の減額や、国等の感染症対策補助金の増、一般会計から給与費削減分を原資とした経営再建支援補助金を繰り入れたことなどにより5億8,652万7,000円の減額、歳出では、市長部局等における給与削減の減額分を医師確保対策特別引当金へ繰り入れることなどに伴い3,931万4,000円の増額となります。
給与削減による減額分を医師確保対策特別引当金へ繰り入れることについてですが、その目的は医師招聘のための寄附講座へ充てると明確であり、大学医局における医師の養成機能を高め、市立病院への医師派遣につなげていくとの説明がありました。市立病院の最重要課題である医師招聘の契機となり、大学医局との関係を再構築し、より実効性のある医師確保策が前進することを期待するものであります。
そのほか、資本的収入では、感染症対策補助金等により3,547万5,000円の増、資本的支出では健診センターの整備や感染症対策備品の購入などで5,745万円の増となるものであります。感染症対策に配慮した健診センターの開設や、医療機器等の購入などに向けた予算であり、その内容については適正なものであると判断いたします。
今般のコロナ禍において、上半期の収益の減収を見てもわかるように市立病院にとっての影響は甚大でありますが、いかなる状況でも再建へ向けて進まなければならない厳しい現状もあります。このような中、収支差面では、費用圧縮するためのさまざまな取り組みを行っており、特に入院収益についてはことしの8月以降、改善傾向にあり、10月、11月は計画に近い数値があらわれてきているとの報告もありました。
また、今回の補正予算では、実績ベースに基づいて現実的な収益の下半期の計画値を出しているとのことであり、今後は現実的な数値のもと、収支改善の目標に向けて着実に進まれることを望むものであります。
最後に、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、現場の最前線で日々、献身的に職務に当たっておられる病院長を初め職員の皆様に改めて感謝申し上げます。市立病院は地域の中核病院として重要な役割を担っており、今後も市民を守る医療機関として安定的かつ継続的に医療を提供する使命があります。
以上述べて、今回の補正予算は市立病院の存続をかけ、再建途上にある必要な予算であると考えることから、議案第119号 令和2年度江別市病院事業会計補正予算(第4号)について、賛成の立場での討論といたします。

議長(角田 一君)

ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
これをもって討論を終結いたします。
これより議案第119号を起立により採決いたします。
議案第119号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数であります。
よって、原案のとおり決しました。

◎ 陳情第4号及び陳情第5号

議長(角田 一君)

日程第8及び第9 陳情第4号 コロナ禍からいのちと暮らしを守る年金支給を求めることについて及び陳情第5号 北海道における「子ども医療費無料化制度の拡充」を求める意見書を北海道に提出することについて、以上2件を一括議題といたします。
生活福祉常任委員長の報告を求めます。

生活福祉常任委員長(諏訪部容子君)

ただいま上程されました陳情2件につきまして、審査の経過と結果を御報告申し上げます。
委員会の開催日は、お手元に配付の付議事件審査結果報告に記載のとおりであります。
初めに、陳情第4号 コロナ禍からいのちと暮らしを守る年金支給を求めることについて申し上げます。
委員会では、陳情者からの意見陳述の後、議会事務局に対し、令和3年度から実施される新改定ルールの概要について、資料の提出を求め、審査を進めてまいりました。
討論の状況について申し上げますと、初めに、不採択とすべきとの立場の委員からは、国では、少子高齢化の進展など、社会や経済の情勢が変化した場合であっても、将来にわたって公的年金制度を維持できるように、公的年金財政の検証を行った上で、さまざまな制度改正を実施している。
令和3年度から実施される年金額の改定ルールの見直しについても、公的年金制度の持続性を高め、将来世代の給付水準を確保するために重要な措置であると考えることから、不採択とすべきと述べられております。
一方、採択すべきとの立場の委員からは、コロナ禍において、公的年金は、高齢者にとって暮らしの命綱であることから、国に対して、令和3年度の年金額を減額しないことを求めることは、当然のことと考える。
また、無年金者や低年金者を含めた全ての高齢者に対して、基礎年金が満額支給された場合の国庫負担分に相当する約3万3,000円を1カ月当たりの最低保証として支給するために、国において早急な検討が必要であると考えることから、採択すべきと述べられております。
以上の討論の後、採決を行いました結果、陳情第4号については、多数により、不採択とすべきものと決しております。
次に、陳情第5号 北海道における「子ども医療費無料化制度の拡充」を求める意見書を北海道に提出することについて申し上げます。
委員会では、陳情者からの意見陳述の後、議会事務局に対し、北海道における乳幼児等医療給付事業の概要について、資料の提出を求め、審査を進めてまいりました。
討論の状況について申し上げますと、初めに、趣旨採択とすべきとの立場の委員からは、北海道内の市町村間で助成対象などに格差がある現状において、全ての子供たちの健康を守るために、北海道に対して、子供医療費助成制度の拡充を求める陳情の趣旨は理解できるが、地方自治体の厳しい財政状況に鑑みると、北海道における子供医療費の無料化は困難な状況にあり、現時点では、子供医療費無料化制度の拡充を北海道に求めることは難しいと考えることから、趣旨採択とすべきと述べられております。
一方、採択すべきとの立場の委員からは、子供の年齢が上がり、医療費の負担が大きくなると病院へ行くことをためらうケースがあるなど、経済的な理由による受診控えが起こっていることから、北海道は、各市町村の努力に任せるのではなく、現行の事業における補助対象や補助率などを拡充することについて、検討すべきであると考える。
北海道に住む子供たちが、どこの地域であっても、お金の心配をせずに医療を受けることができるよう、北海道が乳幼児等医療給付事業を拡充した上で、子供の医療費無料化を目指した具体的な検討を進めるべきであると考えることから、採択すべきと述べられております。
以上の討論の後、採決を行いました結果、陳情第5号については、多数により、趣旨採択とすべきものと決しております。
当委員会に付託されました陳情第4号及び陳情第5号の審査の経過と結果については、以上のとおりであります。
よろしく御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(角田 一君)

これより生活福祉常任委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上で、生活福祉常任委員長報告を終結いたします。
これより陳情第4号 コロナ禍からいのちと暮らしを守る年金支給を求めることについてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。

高橋典子君

陳情第4号 コロナ禍からいのちと暮らしを守る年金支給を求めることについて、採択すべき立場から討論いたします。
本陳情では、高齢者の生活を守る年金支給額が、マクロ経済スライド制度やキャリーオーバー制度などにより、この8年ほどの間に実質6.4%も引き下げられ、さらに加えて2021年度からは、物価と賃金のどちらか低い方の変動率に合わせて改定する新改定ルールの実施で、毎年のように減額、目減りしていくことになり、高齢者の生存権が脅かされると訴えています。
委員会での審査では、2021年度から実施される新改定ルールの概要とする資料が提出され、現行の年金額の改定ルールと新改定ルールについて説明されています。特に新改定ルールについての資料では、年金額の改定ルールの見直しとして、制度の持続可能性を高め、将来世代の給付水準を確保するため、年金額改定に際し、以下の措置を講ずるとして、平成30年4月施行のマクロ経済スライドと平成33年、つまり2021年である令和3年4月施行の賃金・物価スライドについて説明されています。
その内容は、来年度から実施されようとしている賃金・物価スライドについて、支え手である現役世代の負担能力に応じた給付とするとし、賃金変動が物価変動を下回る場合は賃金変動に合わせて改定するものとされています。このことにより、物価の変動や賃金の変動状況の大小について、いずれの組み合わせでも年金支給額が減額となる仕組みとなっていることがわかります。
さらに景気回復時には、従来からのマクロ経済スライドの発動や、未調整の削減分を繰り越して減額するキャリーオーバーによって、結果的には減額改定になるというもので、二重三重に年金減額の仕組みとなっていると言え、要望事項1で求める来年度からの年金額改定により、減額しないよう求めることは、高齢者の命と暮らしを守る上で必要なことと考えます。国は制度の持続可能性を高め、将来世代の給付水準を確保するためと説明していますが、年金は今まさに生活している高齢者の日々の暮らしを支えるものであり、国の責任で社会保障制度として機能させることが切実に求められます。
また、要望事項2として求めている、基礎年金の国の負担分約3万3,000円を全ての高齢者に保障することについては、現行の我が国の年金制度では長期にわたって年金保険料を納付しても、なお保障される年金支給額は、生活するには十分な金額とは言えず、陳情者が求めるように、受給要件を満たさず、無年金または低年金の全ての高齢者に対し、基礎年金の国庫負担分約3万3,000円を最低保証機能として支給することは必要なことであり、国において早急に検討されるべきことと考えます。
以上のことから、陳情第4号は採択すべきであることを申し上げ、討論といたします。

議長(角田 一君)

ほかに討論ありませんか。

清水直幸君

陳情第4号 コロナ禍からいのちと暮らしを守る年金支給を求めることについて、委員長報告のとおり不採択すべき立場で討論に参加いたします。
提出されました陳情は、具体的要望として2項目示されております。
1項目めは、2021年度年金額改定は減額しないこと、そして、2項目めは、基礎年金の国の負担分約3万3,000円を全ての高齢者に保障することを求めています。
国は、現在の公的年金制度について、少子高齢化の進行など、将来にわたって日本の社会や経済が変化しても制度がきちんと保たれるよう、改正も含め、さまざまな制度を導入し、取り組んできています。
公的年金制度を持続させるため、最近の制度改正において、保険料負担に上限を設けて収入を固定し、その収入の範囲内で給付を行う仕組みへの取り組みがなされてきています。
また、去る2018年度(平成30年度)には、少子化、平均寿命の伸びなど長期的構造変化に対応するため、高齢者年金の名目下限は維持しながら、財源に合わせて給付の水準を自動調整する仕組みであるマクロ経済スライドによる調整ルールの見直しなどを実施しています。
そして、この改定ルールにより、2021年度予定の見直しでは、年金は世代間の仕送りであることから、現役世代の負担能力が低下しているときは、賃金変動に合わせた改定が不可欠との考えのもと、賃金・物価スライドの徹底的な見直しをする考えであり、2021年(令和3年)4月の施行を予定しているところであります。
いずれの年金額の改定ルールの見直し、新改定ルールについては制度の持続性を高め、現役そして将来世代の給付水準を確保するための年金額改定に重要な措置であり、自民クラブとしても賛同するものであります。
また、公的年金の財政バランスは人口構成や社会、経済情勢によって年々変わります。今後においても、国民の理解のもと、将来の収支見通しなどを作成し、公的年金財政の検証を定期的に行う財政検証制度をしっかりと実行することが重要であると考えます。
以上申し上げ、陳情第4号については、不採択とすべき立場での討論といたします。

議長(角田 一君)

ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
これをもって討論を終結いたします。
これより陳情第4号を起立により採決いたします。
陳情第4号は、委員長報告のとおり、不採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数であります。
よって、不採択とすることに決しました。
次に、陳情第5号 北海道における「子ども医療費無料化制度の拡充」を求める意見書を北海道に提出することについてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。

佐藤美佐子君

陳情第5号 北海道における「子ども医療費無料化制度の拡充」を求める意見書を北海道に提出することについて、採択すべき立場から討論を行います。
本陳情は、北海道に対し子供医療費無料化制度の拡充を求めるものですが、委員会審査は、現状の北海道における乳幼児等医療給付事業の拡充という観点で行われました。
その中で、北海道の乳幼児等医療給付事業について、あくまでも市町村が実施する子供医療費の助成に対し補助金を交付するものであり、北海道として独自の事業を行っているものではないこと。現在、北海道内179市町村全てで何らかの補助事業を行っており、北海道は補助金を交付していること。また、補助内容については、未就学児は通院及び入院を対象とし、自己負担は、3歳未満児及び住民税非課税世帯の未就学児は初診時一部負担金、住民税課税世帯の3歳以上の未就学児は1割負担となっているが、平成20年に入院のみ小学生まで広げていること。しかし、住民税課税非課税での自己負担の違いは同様であり、それ以降、拡充等は実施されていないとのことです。
また、北海道の補助率は2分の1以内とされ、保険診療で行った医療費総額から自己負担分を除いた医療費の2分の1の範囲で北海道が各市町村に補助金を交付するものです。現在、北海道の補助対象及び補助内容を超えて多くの市町村で助成事業を実施していますが、その独自分は補助対象外となり、それぞれの自治体負担となっているということです。
陳述では、陳情者の団体が行った署名活動の中で、子供の年齢が上がり、医療費がかかるようになると病院へ来なくなるケースがあるなど、経済的な理由で受診控えが起きていることを訴えています。
北海道は、子供の命を守る乳幼児等医療給付事業に対し、江別市を初め、各市町村の努力に任せるのではなく、現状の補助事業にあっても対象や補助率等の拡充を検討すべきと考えます。
さらに、陳述では、陳情者の団体が加入する、子どもの医療費無料化を求める北海道ネットワークが、新たに鈴木北海道知事宛てに署名を提出していますが、その声に応える動きは見られないということです。また、担当者との懇談の中で北海道が行った意識調査でも子育ての不安の上位に、経済的負担や子供の健康があると認識を示しつつも、いまだに、具体的な対策が示されず、平成20年の入院を小学生に拡大して以降、拡充等は全くないことを指摘しています。
北海道に住む子供たちが北海道内どこの地域においても、お金の心配なく医療を受けることができるよう、北海道として乳幼児等医療給付事業の拡充の上、医療費無料化を目指し、具体的な検討を早急に実施すべきと考えます。
以上申し上げ、陳情第5号について、採択すべき立場からの討論といたします。

議長(角田 一君)

ほかに討論ありませんか。

岡 英彦君

陳情第5号 北海道における「子ども医療費無料化制度の拡充」を求める意見書を北海道に提出することについて、趣旨採択の立場で討論します。
陳情の趣旨は、全ての子供たちの健康を守るため、お金の心配をせずに必要なときに医療機関を受診できるように、北海道に対して、子供医療費無料化制度の拡充を求める意見書の提出を求めるものです。
陳情の趣旨は理解できますが、国において全ての子供を対象とした医療費助成制度がない現状において、北海道における子供医療費を無料化とするための制度創設は難しく、子供医療費無料化制度の拡充を北海道に求めることは、現時点においては厳しい状況であると考えます。
以上のことから、陳情第5号 北海道における「子ども医療費無料化制度の拡充」を求める意見書を北海道に提出することについて、趣旨採択の討論といたします。

議長(角田 一君)

ほかに討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
これをもって討論を終結いたします。
これより陳情第5号を起立により採決いたします。
陳情第5号は、委員長報告のとおり、趣旨採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
起立多数であります。
よって、趣旨採択とすることに決しました。

◎ 議案第103号

議長(角田 一君)

日程第10 議案第103号 指定管理者の指定についてを議題といたします。
経済建設常任委員長の報告を求めます。

経済建設常任委員長(岡 英彦君)

ただいま上程されました議案第103号 指定管理者の指定について、審査の経過と結果を御報告申し上げます。
委員会の開催日は、お手元に配付の付議事件審査結果報告に記載のとおりであります。
本議案は、現在、指定管理者により管理運営されております江別市都市と農村の交流センターが、令和3年3月31日に指定管理期間が満了することから、令和3年4月1日からの4年間、管理を委任する指定管理者として、特定非営利活動法人えべつ江北まちづくり会を指定しようとするものであります。
主な質疑の状況について申し上げますと、災害に備えた取り組みについての質疑があり、答弁では、江別市都市と農村の交流センターは、避難所に指定されているため、これまでさまざまな災害対策が講じられているところであり、年に複数回、避難訓練を行っているほか、防災マニュアルや備蓄品を整備するなど、実際に災害が発生した状況を想定した取り組みが実施されていることから、今後も、これらの取り組みが継続されることを期待していると述べられております。
また、4年間の管理実績を踏まえた担当部局の評価についての質疑に対して、現在の指定管理者がさまざまな自主事業に取り組んできた結果、利用者数は増加傾向にあり、管理運営の面でも、利用者からの問い合わせに対して丁寧に対応するなど、サービスの向上に努めていることを高く評価している。市は、現在の指定管理者が次の4年間の指定管理を担うことになった場合には、引き続き、適正な管理運営をしていただけるものと考えていると答弁されております。
以上の質疑を経て結審を行いましたところ、討論はなく、議案第103号については、全員一致により、原案のとおり可決すべきものと決しております。
当委員会に付託されました議案第103号の審査の経過と結果については、以上のとおりであります。
よろしく御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(角田 一君)

これより経済建設常任委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上で、経済建設常任委員長報告を終結いたします。
これより議案第103号 指定管理者の指定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第103号を採決いたします。
議案第103号は、委員長報告のとおり、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。

◎ 議案第116号ないし議案第118号

議長(角田 一君)

日程第11ないし第13 議案第116号 令和2年度江別市介護保険特別会計補正予算(第3号)、議案第117号 令和2年度江別市水道事業会計補正予算(第4号)及び議案第118号 令和2年度江別市下水道事業会計補正予算(第3号)、以上3件を一括議題といたします。
これより議案第116号 令和2年度江別市介護保険特別会計補正予算(第3号)に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第116号を採決いたします。
議案第116号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
次に、議案第117号 令和2年度江別市水道事業会計補正予算(第4号)及び議案第118号 令和2年度江別市下水道事業会計補正予算(第3号)、以上2件に対する一括討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第117号及び議案第118号を一括採決いたします。
議案第117号及び議案第118号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。

◎ 議案第120号

議長(角田 一君)

日程第14 議案第120号 江別市議会議員の議員報酬等の臨時特例に関する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。

議会運営委員長(島田泰美君)

ただいま上程されました議案第120号 江別市議会議員の議員報酬等の臨時特例に関する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
本件は、地方自治法第109条第6項に基づき、江別市議会会議規則第13条第2項の規定により、議会運営委員会として提出するものでございます。
初めに、制定の理由でありますが、江別市立病院においては、江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会からの答申と市立病院の経営再建に向けたロードマップを踏まえ、経営再建の取り組みを行っており、さらに、江別市立病院経営評価委員会を新たに設置して、現在、江別市立病院経営再建計画の策定を進めているところであります。
当市議会では、そうした現下の状況を踏まえ、江別市立病院の経営再建を支援すべく、市立病院の経営は、依然、厳しい状況が続いていることから、今後も市立病院の経営再建に向けたロードマップの進捗状況を注視するべきなどといった意見を交わし、協議を重ねました結果、議員報酬を減額する判断に至ったものであり、令和3年1月1日から令和5年3月31日までの間、臨時特例的に議員報酬を減額して支給するための条例を制定しようとするものであります。
次に、条例の内容でありますが、特例期間中の議員報酬の月額について、職の区分に応じて、議長は100分の2.5を、副議長は100分の2.25を、議長及び副議長を除く議員は100分の2を、それぞれ乗じて得た額に相当する額を減ずるものであります。
また、長期間欠席した議員の議員報酬及び期末手当について、減額後の議員報酬の月額を基礎として算定する特例措置を設けるほか、端数計算の方法を定めるものであります。
なお、附則におきまして、施行期日を令和3年1月1日とするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。

議長(角田 一君)

これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
これより議案第120号 江別市議会議員の議員報酬等の臨時特例に関する条例の制定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第120号を採決いたします。
議案第120号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。

◎ 意見書案第9号ないし意見書案第12号

議長(角田 一君)

日程第15ないし第18 意見書案第9号 不妊治療への医療保険適用の拡大を求める意見書、意見書案第10号 住まいと暮らしの安心を確保する居住支援の強化を求める意見書、意見書案第11号 少人数学級の拡充を求める意見書及び意見書案第12号 令和3年度介護報酬改定における基本報酬の増額と新型コロナウイルス感染症に対する支援策を求める意見書、以上4件を一括議題といたします。
提出者は、諏訪部議員、裏議員、鈴木議員、高橋議員、本間議員、宮本議員であります。
お諮りいたします。
上程中の意見書案第9号ないし意見書案第12号については、あらかじめ議会運営委員会と諮り、提案理由説明、質疑、委員会付託、討論を省略することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
引き続き、意見書案第9号ないし意見書案第12号を一括採決いたします。
意見書案第9号ないし意見書案第12号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。

◎ 各委員会所管事務調査について

議長(角田 一君)

日程第19 各委員会所管事務調査についてを議題といたします。
お諮りいたします。
閉会中における各委員会の所管事務調査について、議会運営委員長より次期議会の会期等運営についてを、総務文教常任委員長より総務・企画行政について、教育行政について、以上2件を、生活福祉常任委員長より生活環境行政について、保健・福祉行政について、消防行政について、病院事業について、以上4件を、経済建設常任委員長より農業行政について、商工観光行政について、建設行政について、上・下水道事業について、以上4件を、予算決算常任委員長より財政運営についてを、それぞれ閉会中調査したいので承認されたい旨の申し出がありました。これを承認することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。

◎ 閉会宣告

議長(角田 一君)

今期定例会に付議されました事件は全て議了いたしました。
令和2年第4回江別市議会定例会はこれをもって閉会いたします。
午後 2時37分 閉会