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生活福祉常任委員会 令和2年4月23日(木)

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年1月22日更新

(開会前)

※ 日程確認

(開 会)

委員長(諏訪部君):ただいまより、生活福祉常任委員会を開会いたします。(9:58)
本日の日程は、開会前に確認いたしましたとおり、次第に記載のとおり進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
1付託案件の審査、(1)陳情第1号 江別市に5G基地局設置規制に関する条例を制定することを求めることについてを議題といたします。
本件につきましては、今後の審査方法について協議いたしたいと思います。
暫時休憩いたします。(9:59)

※ 休憩中に、陳情第1号の審査方法について協議

委員長(諏訪部君):委員会を再開いたします。(10:39)
今後の陳情の審査方法につきましては、次回、参考人の招致を求めることとしてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
なお、河野彩子さんを参考人といたしまして、最初に委員長の私から、陳情の趣旨、5Gの内容、国内における5Gに関する条例制定の動き、公共交通機関における規制の具体的事例等、その効果について質疑し、その後、委員の皆様から関連質疑を受けることとしてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
また、参考人招致の後に、資料要求といたしまして、5G基地局の設置に伴う健康被害についての国の見解、5G基地局の設置を規制する条例の制定状況、5G基地局の設置事例、九州大学を中心とする研究チームが行った疫学調査に関する資料を求め、審査を進めることとしてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
審査日時につきましては、参考人の都合を聞いた上で、正副委員長と事務局において調整し、決まり次第、委員の皆様にお知らせすることとしてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
また、参考人の出席につきましては、あくまでも任意であり、強制力を伴わないことを参考までに申し添えておきます。
健康福祉部入室のため、暫時休憩いたします。(10:42)

委員長(諏訪部君):委員会を再開いたします。(10:43)
次に、2健康福祉部所管事項、(1)報告事項、アの新型コロナウイルスに関する対策本部会議の開催についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

保健センター長:新型コロナウイルスに関する対策本部会議の開催について御報告いたします。
資料1ページをお開き願います。
まず、新型コロナウイルスに関する対策本部会議の開催状況等につきましては、2月27日開催の当委員会で御報告しているところでございますが、その後の開催状況等につきまして御報告いたします。
1江別市関連の感染確認状況についてですが、2月22日に市内で初めての感染が確認された以降、3月1日に20歳代の女性看護師が、4月10日に60歳代の男性会社員の感染が確認され、4月17日現在、市内居住者としては計3名の感染が確認されております。3例目の60歳代男性は、医療法人杏医会札幌呼吸器科病院の関係者とされておりまして、濃厚接触者等については、現在、北海道で調査中であります。
2新型コロナウイルスに関する対策本部会議の開催状況についてですが、(1)江別市感染症予防対策本部会議は、令和2年2月22日に市内で初めて新型コロナウイルス感染者が発生したことを受け、江別市感染症予防対策本部設置要綱に基づきまして、北海道江別保健所との連携のもと、総合的な感染症対策の推進を図るために設置しております。健康福祉部が事務局となりまして、4月7日までの間、計12回開催しております。
第5回の江別市感染症予防対策本部会議では、2月27日から3月6日までの市内小・中学校の一斉休校、放課後児童クラブの休館、保育所を登園自粛とすることなどを決定しております。
第6回の江別市感染症予防対策本部会議では、国が全国一斉の臨時休校を要請したことを受けまして、3月25日までの市内小・中学校の休校延長、放課後児童クラブの再開などを決定しております。
第7回の江別市感染症予防対策本部会議では、市内居住者としては2例目の感染者が確認されたことに伴う対応や、市主催イベントの自粛期間の延長などを決定しております。
第8回の江別市感染症予防対策本部会議では、公民館、体育館などの社会教育施設を3月5日から3月19日までの間、休館することを決定しております。
第9回の江別市感染症予防対策本部会議では、市主催のイベント等につきまして、3月31日までの間に開催予定のものを中止または延期すること、社会教育施設、子育て支援センターなどの休館を3月31日まで延長することなどを決定しております。
第10回の江別市感染症予防対策本部会議では、北海道が開催しました市町村説明会の報告等について協議し、医療体制の確保、学校等の安全確保の取り組みに加えまして、経済対策についても取り組みを進めることを決定しております。
第11回の江別市感染症予防対策本部会議では、社会教育施設、子育て支援センターなどの4月1日からの再開、老人憩の家など高齢者関係施設の当面の休館延長を決定したほか、新型コロナウイルス感染症に関する経済対策相談窓口への相談状況や、各機関等の情報収集を引き続き行うことを確認しております。
第12回の江別市感染症予防対策本部会議では、国が緊急事態宣言を発出した場合の対応について協議しております。
次に、(2)江別市新型コロナウイルス感染症対策本部会議は、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づきまして、4月7日に国が新型インフルエンザ等緊急事態宣言を発出したことにより、同法及び江別市新型インフルエンザ等対策本部条例に基づき設置し、4月8日、第1回の江別市新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催し、市として、感染拡大防止に向けたメッセージを発出することを決定しております。
なお、これまでの江別市感染症予防対策本部会議より業務を移管しまして、事務局は総務部危機対策・防災担当と健康福祉部が連携して実施しているところでございます。
第2回の江別市新型コロナウイルス感染症対策本部会議では、市内居住者として3例目の感染者が確認されたことによる対応や、北海道・札幌市緊急共同宣言を受け、体育館を4月14日から5月6日まで休館にすること、その他社会教育施設を開館継続すること、また、小・中学校は休校としないことなどを決定しております。
第3回の江別市新型コロナウイルス感染症対策本部会議では、国が全国を対象とした緊急事態宣言を発出したことを受け、5月6日までの間、小・中学校、公民館等の社会教育施設、子育て支援センターなどを休校・休館すること、放課後児童クラブ、保育所などにつきまして、登園自粛を要請することなどを決定しております。
なお、資料に記載しておりませんが、4月21日に第4回の江別市新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催しまして、北海道における緊急事態措置についての協議、市民会館とリサイクルバンクの休止を決定しております。
3これまでの経過と対応についてですが、2月27日の当委員会への報告以降、3月2日に市内医療機関、薬局へ注意喚起のポスターを配布して掲示を依頼し、3月25日に自治会回覧により、折り込みチラシとして注意喚起の文書を発送しております。
3月26日、国は新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく対策本部を設置し、北海道は同法に基づき、北海道新型コロナウイルス感染症対策本部を設置しております。
4月7日、国は新型インフルエンザ等緊急事態宣言を発出し、その宣言を受け、北海道は4月8日から5月6日までを新型コロナウイルス感染症集中対策期間としております。
次のページになりますけれども、当市におきましては、4月8日、国の緊急事態宣言を受け、江別市新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、今後の対応について協議を行っております。
4月9日、市ホームページに市長メッセージを、4月10日に一般社団法人江別医師会からのお願いを掲載したほか、市長メッセージ及び北海道の新型コロナウイルス感染症集中対策期間についてのチラシを各世帯に配布する文書を発送しておりまして、改めて、三つの密を避け、不要不急の外出を控えるなど、感染拡大防止を呼びかけております。
4月12日、北海道と札幌市は、感染症対策に関して緊急共同宣言を発出しております。
4月16日、国は、全国を対象に、緊急事態宣言を発出しております。
4月17日、ソーシャルディスタンシングの普及啓発資材を作成しまして、市内16カ所のスーパーマーケットに発送しております。
なお、4月6日に市内事業者からいただいた寄附金の一部を活用しまして、市内小・中学校と放課後児童クラブ及び幼児教育・保育施設の教員等を対象に不織布マスクの配付を順次実施しているところであります。
続きまして、他部署にまたがりますけれども、4主な市関連施設等の状況についてですが、令和2年4月17日現在、(1)学校、公共施設の状況について、1学校教育施設の小・中学校は、4月20日月曜日から5月6日水曜日まで休校としております。
2社会教育施設は、公民館、図書館、郷土資料館、セラミックアートセンター、林木育種場旧庁舎につきまして、4月18日土曜日から5月6日水曜日まで休館としております。
なお、図書館では、電話・インターネットによる貸し出し業務は実施しております。
また、体育館については、4月14日火曜日から5月6日水曜日までの間、休館としております。
3子育て関連施設は、公立保育園、放課後児童クラブは登園自粛の要請をしながら開園、子育て支援センター、児童センターは4月20日月曜日から5月6日水曜日まで休館、子育てひろばぽこあぽこは5月10日日曜日まで休館としております。
4高齢者関連施設は、老人憩の家及びいきいきセンターの一般来館を休館としております。
5その他の施設として、住区会館、大麻出張所及び勤労者研修センター、都市と農村の交流センターえみくる、農村環境改善センターは、4月20日月曜日から5月6日水曜日まで休館としております。
また、資料に記載はありませんが、先ほど御説明しましたとおり、市民会館が4月22日水曜日から5月6日水曜日まで、リサイクルセンターが4月22日水曜日から5月6日水曜日まで、施設展示及び回収を休止しております。
なお、市民会館について、市が行う入札業務や納付書の発送業務等につきましては使用できることとしております。
(2)中止する市内の主なイベントにつきまして、各実行委員会等で検討した結果、こいのぼりフェスティバルは、こいのぼりの掲揚のみ実施、市民まつりは、大麻地区は現在検討中としているほか、えべつやきもの市、えべつ北海鳴子まつり、えべつ環境広場2020、市民植樹は中止となっております。
なお、市主催の行事・イベント等は7月末ころまで自粛するとともに、職員の派遣や補助金を支給している場合などは、同様の対応をするように主催者へ要請することとしております。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

奥野君:何点かお伺いします。
まず、市民への周知という点ですけれども、資料の2ページの4月9日に、市ホームページに市長のメッセージを掲載とあります。4月10日に市長メッセージ及び北海道の集中対策期間についてのチラシを各世帯に配布する文書を発送となっているのですが、これは恐らく全世帯向けに回覧されたと思いますけれども、具体的にどのように行われたのか、それから、市長メッセージのほかに、チラシを直接送っているのではなく、これからチラシを送りますという文書を送付したのか、その点を確認させていただきたいと思います。

健康推進担当参事:今、御質疑のございました市長メッセージを各世帯に配布する方法につきましては、江別市新型コロナウイルス感染症対策本部として検討いたしまして、なるべく速やかに行う方法として、まんまる新聞にお願いしまして、折り込みでチラシを配布いたしました。
4月10日に印刷発注をかけまして、13日にまんまる新聞にお渡しし、その週のまんまる新聞に折り込みをしていただいて、市内の5万強の世帯にお届けしたところでございます。

奥野君:そうしますと、5万強の世帯については、大体全世帯に行き渡っているという認識でよろしいでしょうか。

健康推進担当参事:まんまる新聞に配布エリアを確認させていただきましたら、残念ながら豊幌地区はまんまる新聞の配布エリアに含まれておりませんでしたので、豊幌地区につきましては豊幌地区センターへの配架などを行っております。

奥野君:市のホームページも随時更新していただいて、いろいろ発信していただいているところですけれども、高齢の方など、実際にホームページを見ていただけない市民の方は、たくさんいると思います。例えば、健康面に関して北海道江別保健所に問い合わせをする電話番号は、もちろんホームページを見ればわかるのですけれども、見られない方への今後の周知等を検討されているかどうか、再度確認させていただきます。

保健センター長:市民の方への周知につきましては、2月末や3月末に自治会回覧を通しまして、皆さんに御理解いただこうと取り組みを行っております。問い合わせ先は急に変わるものではございませんので、皆さんに行き渡るには自治会回覧が一番有効と考えております。今後も、状況に合わせまして、自治会回覧を活用しながら周知を行っていきたいと考えております。

奥野君:周知をよろしくお願いいたします。
次にお聞きしたいのは、今、北海道江別保健所は相談で混雑している状況であるかと思います。電話がつながりにくい状況の中で、健康不安に対しての相談を市の保健センターで請け負っていると思いますが、1日にどのぐらいの問い合わせが来ているか、連携体制など、大まかにお聞かせいただければと思います。

保健センター長:問い合わせにつきましては、2月22日以降、統計をとっていますけれども、4月に入りまして、1日平均で8件ほどになっております。
内容としまして、やはり健康相談が6割ぐらいを占めておりますので、詳しく状況も聞きながら、よく言われています37度5分以上の発熱が4日間続いていたり、特定の疾患を持っている方については、北海道江別保健所に連絡してくださいという御案内をしているところでございます。
健康相談につきましては、北海道江別保健所にもつながりにくい部分はありますけれども、もし気になることがあれば、まずはかかりつけ医にお電話で御相談いただく手法も御案内しているところでございます。

奥野君:1日8件程度ということで、いろいろな業務もあって大変忙しいと思いますが、対応いただいていることを確認しました。
昨日のニュースでもありましたけれども、軽症の方が自宅で亡くなるようなこともありました。それほどないケースかもしれませんが、お電話をいただいて緊急性があると判断したときに、北海道江別保健所に電話してくださいではなく、北海道江別保健所にじかにつなげていただけるような体制はとれるものなのかどうか、念のため確認です。

健康づくり・保健指導担当参事:2月、3月の新型コロナウイルス感染症の発生がかなり多かった時期は、やはり北海道江別保健所のお電話がつながりにくいというお問い合わせを保健センターにもかなりいただきました。
緊急性があると判断できる方は、それほど多くなかったのですけれども、お電話がつながらないという場合には、その方の状況をこちらから北海道江別保健所に問い合わせなどをさせていただいて、必要に応じて、北海道江別保健所から御連絡していただいたり、こちらで対応できる内容でしたら、北海道江別保健所から指示をいただいて、御本人に再度情報を提供するといった対応は、一部させていただいたことがあります。
最近の状況は、そこまで緊急性の高いものはなかったり、北海道江別保健所の電話もつながりにくいときもありますけれども、続けていただければつながる状況と認識しております。

奥野君:次に、今、医療崩壊が問題になっていまして、江別市において、今後ないとは限らないと思いますが、そういった対策の部分で、例えば、院内感染を防ぐ観点から、4月13日からオンライン診療を始めるという話が国からも出ております。江別市内の民間病院でオンライン診療を考えている、行っているところがあるかどうか、把握している範囲でそのあたりをお聞かせいただければと思います。

保健センター長:オンライン診療を開始できるというお話は報道等でも認識しておりますけれども、市内の医療機関の状況については、申しわけありませんが、把握しておりません。

奥野君:市としては、これから動きを把握していくことを検討されていないのでしょうか。

保健センター長:オンライン診療を始めるに当たっては、各病院の施設の状況等にもよると思いますけれども、各医療機関からもオンライン診療を始めたいという声はまだ聞いておりませんし、市民の方からも要望等の声は聞いておりません。今後、必要になる状況もあるかと思いますが、現段階としては特に進める状況にはないと考えております。

奥野君:本来であれば、各病院の意向もあると思いますけれども、今、院内感染を考えると、オンライン診療は非常に有効な手法だと思います。もしそういった病院があったときに、オンライン診療を行っている病院があると、市から公表してもらえればという観点でお聞きしたところですが、今のところはまだ進んでいないということで把握しました。
一般社団法人江別医師会から、そういった症状があったときに、直接病院に行くのではなくて、一度電話してから来てほしいというメッセージがありましたし、病院側の意向ともあわせて、このオンライン診療は今後非常に重要になってくると思いますので、その点から確認いたしました。
最後に、確認ですが、今、5月6日まで、休館などの規制がありますけれども、次の江別市新型コロナウイルス感染症対策本部会議は、北海道の判断、決定を踏まえた上で開かれると思います。この5月6日以降の動きが今後どうなるかということは、どのくらいをめどに発信されるのか、わかる範囲で教えていただければと思います。

健康推進担当参事:私どもとしても、報道ベースの状況ではございますけれども、国は、遅くとも5月の連休中に、5月6日までの現在の緊急事態宣言の期間を解除するのか、延長するのかを諮問会議に諮りまして決定するとのことです。国の決定があって、さらに北海道が特定警戒区域から外れるのか、継続されるのか、それらも踏まえた上で市の対応が変わってまいります。今、委員がおっしゃられましたように、国や北海道の対応を見定めて、早期の情報収集を図りながら江別市新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催することになると思います。
しかしながら、国や北海道の情報だけではなくて、市内の感染状況や環境の変化があれば、江別市新型コロナウイルス感染症対策本部会議につきましては、随時開催していくものとなっております。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

佐々木君:何点か、わかる範囲でお願いします。
今、学校が休校になっている中で、放課後児童クラブでの受け入れの難しい子供がいます。これは、事前の登録制だと思いますが、こうした放課後児童クラブでの緊急対応は、基本的には公的な支援が必要になると思います。そこで、未登録の人から相談があった場合や、もう一点は、DVや性虐待の居場所の対応など、そのような問い合わせに対する相談窓口が江別市に設置できているのか、あわせて、ネグレクトの子供の食事の確保に対する配慮など、全部に共通するのかもしれませんが、相談窓口の設置も含めて、そうしたことにどのように対応されているのか、行われていることがあれば教えていただきたいと思います。

健康推進担当参事:学校の休校期間が長引いていることによりまして、子供が家庭にいるため、虐待のリスクが上がるかのような報道があることは承知しております。しかしながら、虐待等の案件に関しましては、既に子育て支援室子育て支援課の中に相談窓口も設けておりますし、虐待もしくはネグレクトなどの子供に与える影響が一番はかれるのは、今までもそうですけれども、やはり子供たちを目視することです。目視するためには学校に来ていただくことで、これが抑止力の一つになっていたと認識しております。
その意味でも、きのうの総務文教常任委員会においても教育部が説明しておりましたけれども、来週から分散登校を実施します。そのときに、子供の健康状態や心の状態が確認されると承知しております。そういった中で、子供の変化に気づき、異変があるようであれば、これは現在も取り組みがある中で、対応が行われていることになるものと認識しております。

佐々木君:今の段階では、電話相談で新たな相談は特に来ていないということでしょうか。

健康推進担当参事:この間において、相談がふえているとは特に聞いておりません。

佐々木君:細かいことですけれども、学校関係で、給食の食材のパンや牛乳について支障はなかったのでしょうか。

健康推進担当参事:きのうの総務文教常任委員会での答弁を引用させていただきますけれども、一部キャンセルのきかない食材、材料等については、代金をお支払いしたという説明がありました。その後につきましては、今回も同様に、休校期間に入った段階で、キャンセルのきかないものについては対応されているものと承知しております。

佐々木君:高齢者施設の対応で、いきいきセンターなどが一部休止とあるのですけれども、市内のデイサービスは、休止の対象にはならないのでしょうか。

健康推進担当参事:現時点では、デイサービスは休止の対象とはなってございません。

佐々木君:今後、休止の対象となる可能性はあるのでしょうか。

健康推進担当参事:やはり、感染状況等により大きく影響されると思いますが、高齢者のデイサービスも必要なサービスとして現在継続されているものと承知しております。しかしながら、やはり市内の状況もしくは国からの要請等があれば、江別市新型コロナウイルス感染症対策本部会議の中で検討していくことになると考えております。

佐々木君:この江別市新型コロナウイルス感染症対策本部会議の中で、公的な病院として、市立病院が4月20日から入り口を1カ所にして、体温をはかって来院者を振り分ける対応をされていると新聞報道にありましたけれども、そのほかに、新型コロナウイルス感染症の対策、対応として何かできることがあるかという議論はありましたか。

健康推進室長:市立病院の対応ですけれども、入り口を1カ所にする、あるいは、来院者の体温を接触しない形で体温計により測定する、面会制限で原則禁止とするという措置をとったと聞いております。

佐々木君:本当に細かいことで申しわけないのですけれども、初めは、江別市感染症予防対策本部会議が何回か開催されていて、私たちもメールやファクスで情報をいただいていたのですが、そのときは議会事務局から、括弧書きでこれは教育部からの情報です、健康福祉部からの情報ですという感じで情報が来て、江別市感染症予防対策本部名の発信ではないと思っておりました。
4月8日に、新たに江別市新型コロナウイルス感染症対策本部会議が開かれた時点で、初めて、江別市新型コロナウイルス感染症対策本部名となりました。同じものを発信しているかもしれないのですけれども、基本的には会議で皆さんが意見を言いながら決めたことだと思うのですが、今の発信のあり方のほうが正しいと思います。初めは、健康福祉部、教育部と単発で来ている感じがありましたが、その扱いの違いは何かあるのでしょうか。

健康推進担当参事:江別市新型コロナウイルス感染症対策本部につきましては、江別市新型インフルエンザ等対策本部条例に基づく設置となっておりまして、この時点から事務局体制や本部員のメンバーが条例に規定されているという変化がございます。その中には、当然、市長、副市長など理事者を初め、病院長、各部局の部長もしくは部長相当職が含まれております。その中に、当然、議会事務局長も含まれるわけですので、議会事務局長がメンバーとして入っているものを江別市新型コロナウイルス感染症対策本部の見解としてお伝えしているものと考えております。

佐々木君:その前段の江別市感染症予防対策本部会議というのは、健康福祉部が事務局になっている会議ですが、それは江別市新型インフルエンザ等対策本部条例に関係ないといいますか、ふだんから何回か開催されていると思いますけれども、市長などはメンバーに入っていないのですか。

健康推進室長:この江別市感染症予防対策本部会議は、江別市感染症予防対策本部設置要綱で設置しておりまして、これは常時設置しているものでございます。
メンバーといたしましては、市長、副市長、各部長職となっております。

佐々木君:江別市新型インフルエンザ等対策本部条例に沿って会議を開催したので、出された名前が正式になったということだと理解しました。イメージとして、ただ、健康福祉部、教育部が単独でやっているような感じを受けたのですが、改めて江別市新型インフルエンザ等対策本部条例で新しく設置されて、その会議名で来たので、よかったという感じでした。行っている中身は多分変わらないと思います。ただ、それで変わるということで、わかりました。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

猪股君:佐々木委員からの質疑について、改めて確認させていただきたいのですけれども、報告の中で子育て関連施設、公立保育園や放課後児童クラブについては、自粛を要請しながら開園とあります。放課後児童クラブに登録のない児童生徒に対する居場所づくりについて、何か江別市新型コロナウイルス感染症対策本部会議の中で議論があれば教えていただければと思います。

子育て支援室長:学校が一斉休校になりまして、子供の居場所づくりは非常に大事なことだと認識しております。その中で、まず、第一に考えたのは、低学年を中心にお預かりしています放課後児童クラブで、働く御両親がいる方については、感染予防をしながらお預かりしなければいけません。その中でも、自粛要請をしながら、登録しているお子さんに限ってお預かりするということで、公設、それから、民設の放課後児童クラブにもお願いしているところです。
放課後児童クラブに登録のないお子さんにつきましては、なかなか手だてがなくて、今は家でお留守番をしていただくということでお願いしているところですけれども、今後、長期化していく中で、やはり考えていかなければならないと思っておりますので、学校、教育委員会といろいろ協議していきたいと考えております。

猪股君:やはり、放課後児童クラブに登録のないお子さんの保護者が働いていないかというと、そうではなくて、お子様が学校に行っている間だけ働いているお母さんがたくさんいるので、今回の休校時にもやはりそういう方々が緊急で預ける先がないかということで、探した事例を私は伺っておりました。長期化する中で、そういう事例がまた出てくると思いますので、ぜひ検討していただければと思います。
次に、保健センターの所管になると思いますけれども、検査体制についてです。
主体的に行っているのは北海道江別保健所だと思いますが、保健センターとして把握できている検査体制について、江別市で蔓延していくことを危惧している市民の方もいますので、もしわかっているところがあれば教えてください。

保健センター長:検査体制についてですけれども、江別市であれば北海道江別保健所の管轄になりまして、北海道江別保健所自体は、石狩市、当別町、新篠津村を管轄としています。
毎日、どのくらい検査が行われて、そのうち、陽性が何人いるかということは、私どもはわからないところではあるのですけれども、報道の範囲では、北海道全体で検査が可能な施設としまして、北海道江別保健所管内であれば北海道立衛生研究所に検体が回ることが多いと思っていますが、そこで1日140人。北海道の管轄から外れますけれども、札幌市衛生研究所が100人、その他、旭川市、函館市の北海道内の各保健所でも体制が整ったということで、全道では400人弱の検査体制が整っていると聞いております。
参考に、報道の中には、4月15日の検査人数は175人ということでしたので、全道的には、検査が必要な方が出た場合には十分に対応できるのではないかと認識しています。

猪股君:やはり心配する声がたくさんありましたので、保健センターとしてもそのように検査体制を把握していただければと思います。
もう一つ、札幌市でも患者がだんだんふえているような様子を見ながら、地域医療としての体制について、心配する声も上がったりしているものですから、地域医療としてどのような行動をしようとしているか、今もし具体的な動きがあれば教えてください。

健康推進室長:この資料にあるとおり、一般社団法人江別医師会からのお願いということで、まず、一報を入れてから外来に行くような体制をとっております。ただ、今回の新型コロナウイルス感染症に関して、特段の診療をしているような情報は聞いておりません。

猪股君:今後、もしかしたら、近隣の市町村でも病床が不足してくることも検討していかなければならなくなると考えたときに、具体的に近隣の市町村との調整をしていく必要もあると思いますけれども、いかがでしょうか。

健康推進室長:市としては、一般社団法人江別医師会と連携しながらやっておりますが、近隣の市町村との絡みになりますと、保健所は北海道の権限になりますので、北海道の状況を見ながら対応してまいりたいと考えております。

猪股君:やはり、江別市民としては、今のところ入院できる病院で一番近いのは札幌市か岩見沢市だと思います。その辺が満床になった場合は、どうしたらいいのかという不安もあると思いますので、広域でこのような体制がしっかりありますという情報発信もあると、市民の方が安心すると思います。引き続き、主体的に働きかけをしていただければと要望させていただきます。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

吉本君:ただいまのお話は、市立病院の地域医療の中での役割ということだと思いますけれども、ニュースで見る限りは、北海道外では感染症病棟がいっぱいになってしまって、結局、感染症指定ではない一般の病院がそれ以外の患者さんを受け入れて、感染症病棟がある病院は感染症患者専用にするという取り組みをせざるを得なくなってきているとのことです。
例えば、北海道では、感染症のベッドの稼働率は50%ぐらいで、まだそれぐらいの余裕があると何日か前のニュースで見ましたけれども、札幌市では決して感染者が減っていない状況ですので、そういうことを想定して、特に江別市は近隣で同じ医療圏ですから、そのような中で協力を求めてくる。要するに、感染症以外の患者さんを受け入れることが北海道の中で検討されている。市立病院は、もしかしたらそのようなことが起こると想定して準備をしなければいけないのではないかと思います。そのようなことは、まだ具体的になっていないのかどうか、そのようなことも想定した準備を内々でやっている状況なのかどうか、お答えできる範囲で結構ですので、教えてください。

健康福祉部長:現時点におきましては、北海道江別保健所等において入院調整を行っておりますけれども、入院に関して支障が出る状況にはなっておりません。
一方で、北海道といたしましても、最悪のケースを想定しております。そうした中におきましては、重症患者、中等症患者、軽症患者ということで、それぞれ病院の機能、規模等に応じて、すみ分けをしていかなければならないと認識しております。
そうした中で、最悪なケースが近づいてきた場合、北海道あるいは各保健所におきまして、地域において、江別市もそうですけれども、どういった病院がどういった患者を受け入れられるかを保健所が中心となって相談、調整しようとしているところでございます。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

吉本君:先ほどオンライン診療のお話がありましたが、一般社団法人江別医師会からのメッセージもありましたし、市立病院も呼吸器系の疾患のある方には、電話による診療及び処方薬についてメッセージを出した気がしますけれども、市内のかかりつけ医に通っている患者さん、特に慢性の病気でずっとかかわっている高齢者の方たちの中には、電話してくれればいいという病院と、当院はそのように行っていませんという病院があって、患者さんが混乱していると聞きました。その辺は、一般社団法人江別医師会でメッセージも出されていますし、統一見解があったのではないかと思っていましたが、どうも実態はそうではないみたいです。そのあたりは、地域全体で感染拡大を防ぐという意味では大事なことだと思いますが、一般社団法人江別医師会との調整はなかったのでしょうか。

保健センター長:先ほど、詳細は個別に把握していないとお話ししたのですけれども、市内の連携や情報発信は、重要な部分だと思いますので、改めて確認するとともに、今後、一般社団法人江別医師会等とも調整、連携しながら話を進めてまいりたいと思っております。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

芳賀君:先ほどの吉本委員からの質疑の関連になるかと思いますが、一般社団法人北海道医師会でも、転院に関して言われていたと思います。確かに、2次医療圏で急性期から回復期、維持期、慢性期で移動が推奨されている中では、動きが相反してくる部分もあると思います。転院することで病院を移っているのは事実ですけれども、やむを得ずということも多々ある中での対応策として、検討されていることは何かありますか。

保健センター長:特に北海道江別保健所からの情報等もございませんので、私どもとしては把握しておりません。

芳賀君:一番油断しがちな部分でもあり、いたし方ないところも多々ありますが、今、院内クラスターが一番危険ですから、来た方の様子をしばらく見る部屋を設けるとか、市としても何か対応していただけるとありがたいと思っております。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

徳田君:私からも、何点か、お伺いします。
まず、奥野委員や吉本委員からも少し質疑がありましたけれども、オンライン診療の関係についてです。
これは4月13日から時限的な特例措置ということで、初診からオンライン診療ができるようになったということでございます。先ほどの答弁の中では、その状況について、掌握できていないし、市内でそういった声も聞かれていないというお話がありました。一方では、今、医療崩壊を防いでいかなければならないということもありますし、医療従事者の方を守っていかなければならないということももちろんあると思います。
このオンライン診療の関係について、厚生労働省でオンライン診療を行う病院を公表していくという話もございました。これは、なるべく病院に行かないで済むのであれば、そうした体制ができていけばいいと思いますし、仮に市内でそれが行われていないとしても、札幌市でそういった対応ができるような医療機関を市民の方に広く知っていただいて、利用していただくような体制も必要ではないかと思いますけれども、そのあたりについてどのようにお考えなのか、お伺いします。

保健センター長:先ほど、声が上がっていないとお話しさせていただきましたけれども、実際に4月13日からオンライン診療がスタートできるということは、事実としてありますし、実際に市に届いていない声もあると思います。今、委員がおっしゃられたように、全体として、一般社団法人江別医師会と情報収集や情報交換をしながら、その辺は対応していきたいと考えております。

徳田君:次に、資料2ページで、これまでの経過と対応の4月17日に、ソーシャルディスタンシングの普及啓発資材を作成して、市内16カ所のスーパーマーケットに発送したという記載がございまして、説明もございました。これは実際のところ、担当課として、市内のスーパーマーケットの現状を把握しているのかどうか、まずお伺いします。

健康推進担当参事:市内のスーパーマーケットですが、特に日曜日の朝は、チラシに合わせて人が動くということがございまして、やはり、朝の時間帯はかなり多くのお客様が見えられ、レジ前が混雑するとのことです。よく最近、テレビ、新聞等でも扱われますけれども、やはりレジ前の混雑の緩和ということで、日によってばらつきもあるのですが、特に密な時間には、間隔をあけるというソーシャルディスタンシングの必要性を感じてきたところです。ですから、各スーパーマーケットに協力をお願いする形で、江別市オリジナルのデザインをつくり、配付させていただいたところでございます。

徳田君:私も、自分が見た感覚ですけれども、やはり、週末の午前中は相当密集しています。何ならいつもよりも人が出ている。そして、家族連れで来ている場面も結構あります。店のスペースもあるので、スペースの確保が非常に難しいお店ももちろんあると思いますけれども、そういう状況が見受けられるのはまさにおっしゃるとおりだと思います。
これは報道もそうですし、国と北海道もいろいろな形で発出していますけれども、引き続き、市でも皆さんに訴え続けていくしかないと思いますので、この普及啓発資材の発送だけで終わるのではなくて、現状に合わせて何ができるかということをぜひ御検討いただき、対応していただきたいということで、これは要望させていただきます。
もう1点ですけれども、いわゆる特別定額給付金は、国民全ての人に10万円を給付するものであるとのことです。これはまだ国の補正予算が成立していないので、最終的にどうなるかまだわからないと思いますが、国も早急に補正予算を通して、何とか一日でも早く国民の皆さんのお手元に届けたいという話もあります。現状、お話しできる範囲で構わないので、その給付に向けた市としての準備はどのようなところまで進んでいるのか、教えていただきたいと思います。

健康推進担当参事:まず、現在の段階では、制度としてもまだ十分に固まっていないところもあり、国の通知などからどのように取り組んでいくかの情報収集をしているところでございます。
また、一方で、約12万人、世帯で言いますと約5万6,000世帯ありますので、過去の定額給付金の例や、システムにおける対応など、速やかに進めるための材料集めをしている段階でございます。
最終的には、国の補正予算が通る前後に、どのような方を対象として、どのような方は例外とするなど、例えば、DV被害が遭って別に申請したい場合などのルールが明らかになった段階で、より詳細な制度設計に入っていくことになろうかと思っております。

徳田君:今、まさにおっしゃられたとおり、DV等で避難されている方もそうですし、いろいろな方がいると思います。現状、制度として聞こえている範囲では、基本的には世帯主に郵送するということです。一方で、世帯主以外の代理申請も認めるという情報もございますので、今後、詳細がさまざま出てくると思うのですが、各所管で問題を抱えている方の対応を考えていかなければならないということで、さまざまなパターンがあると思いますので、そのあたりは十分検討していただきながら、本当に速やかに、そして、必要な方にしっかりお届けできるような体制をとっていただければと思います。
これは議会としても、しっかり協力していかなければならないことだと思いますけれども、ぜひともスムーズに進むような対応をお願いできればと思います。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

諏訪部君:資料2ページの真ん中あたりに、市内事業者からの寄附金を活用し、不織布マスク配布予定と記載されていますけれども、例えば、高齢者関係の施設や医療機関からマスクが足りないという声は届いていないのか、そういうところに配布する予定はないのか、お聞きします。

健康推進担当参事:今回、子供関係の小・中学校や保育園、認定こども園、幼稚園、放課後児童クラブ等にマスクを配布させていただきました。これにつきましては、まずは至急、喫緊の対応が必要なところということで、当時は学校もやっておりましたし、保育園、放課後児童クラブにつきましては、なお継続して実施している中で、子供が集まるところに手当てをする必要があるという判断のもとに、速やかに対応させていただいて、おおむね今週中には行き渡ることとなっております。
高齢者の施設につきましては、次回の補正予算の中で、どこに対してどのような支援をしていくのか検討しているところでございますので、その点については、今後考えていきたいと思っております。

副委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。

佐々木君:どこでも言われていると思いますけれども、この新型コロナウイルス感染症に関して、これから10万円の給付金の話もありますが、それだけではなくて、江別市として独自にできること、よくなった後のことではなくて、目先の今本当に困っていて、あすもどうしようかという人のところになるべく届くように、ぜひ速やかに取り組んでいただきたいと思います。
いろいろなところで言われていると思いますけれども、いろいろなところで言ったほうがいいと思いますので、そういったことをぜひこの江別市新型コロナウイルス感染症対策本部会議の中で、皆さんと共有しながら考えていただきたいと思います。
要望です。

副委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。

委員長(諏訪部君):次に、イの子ども・子育て支援事業計画(案)のパブリックコメント結果についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

子育て支援課長:第2期江別市子ども・子育て支援事業計画(案)のパブリックコメント結果について御報告させていただきます。
資料3ページをお開き願います。
第2期江別市子ども・子育て支援事業計画(案)の概要につきましては、2月14日開催の本委員会において御報告させていただいたところでございますが、計画策定に当たり、市民の皆様から広く御意見をいただくため、令和2年1月31日から3月2日までの日程でパブリックコメントを実施いたしました。
実施に当たっては、江別市市民参加条例施行規則に基づき、広報えべつ、市ホームページへの掲載のほか、市役所情報公開コーナー及び市内公共施設等にそれぞれ意見募集案内等を配置した上で実施し、7名の方から延べ18件の御意見をいただいております。
いただいた御意見及び意見に対する市の考え方につきましては、3月25日開催の江別市子ども・子育て会議で説明、審議したところでございますが、意見の反映状況につきましては、資料記載のとおり、区分A意見を受けて案に反映したものがゼロ件、区分B案に意見の趣旨が既に盛り込まれているものと考えられるものが3件、区分C案に反映していないが、今後の参考等とするものが8件、区分D案に取り入れなかったものがゼロ件、区分Eその他の意見としたものが7件となっております。
御意見及び市の考え方の詳細につきましては、資料4ページから資料9ページまでに記載しており、市ホームページ等で公表させていただいております。
以上のとおり、このたびのパブリックコメントにおきまして、第2期江別市子ども・子育て支援事業計画(案)に対する修正などを要する意見がなかったため、最終的に第2期江別市子ども・子育て支援事業計画(案)の字句等の調整を行った上、別冊資料のとおり本計画として策定したところであり、市ホームページへ記載のほか、今後、子育て関連施設等に配布するなど、広く市民の皆さんへ周知していきたいと思っております。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

諏訪部君:今回のパブリックコメントで、7名の方から18件の御意見をいただいたということですが、その分類の中で、その他の意見がかなり多かったように見受けられます。もちろん、その他の意見の市の考え方として、計画に対する御意見を募集するもので、個別の御要望に関しては、この計画に盛り込まれないと私たちも理解するところではありますが、そのような御意見がたくさん出てきたということは、やはり江別市の子供・子育ての支援状況に関してさまざまな御意見があるのではないか、ほかのパブリックコメントではここまで多くないと思います。
パブリックコメントの回答ですから、いたし方ないとは思いますが、個別の要望につきましては、関係課等にお伝えいたしますしか書かれていないので、出された方は、せっかく一生懸命書いたのに、こういう回答だけで、自分の書いたことがしっかりと生かされていくのかというお気持ちになるのではないかと思います。
当然、関係部署に提供して検討されていくとは思いますけれども、もう少しそれが見えるようにできないのか、今回のパブリックコメントを見て特に感じたのですが、その辺については、今後どのようにされていくのでしょうか。

子育て支援課長:今回の意見Eに対する市の考え方としては、あくまでも計画策定に当たっての意見を反映させるということで、その他の意見とさせてもらっています。ただ、各関係部局に伝えるだけではなく、子育て施策を推進する上では、当然ながら必要になる意見ですので、今後、進捗状況や推進状況を確認する中で、各部局に確認しながら進めたいと思っております。各部署にもそれぞれ事業の展開があると思いますので、こういう意見があって、ぜひ進めていただきたいということを伝え、お願いしていきたいと思っております。

諏訪部君:ぜひそのように進めていただきたいと思います。
この辺は要望としておきますが、せっかく意見を寄せてくださった方がこれを見て、伝えてくれただけと思ってしまわないように、回答の方法ももう少し工夫していただけるよう御検討いただきたいと思います。

副委員長(徳田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。

委員長(諏訪部君):次に、ウの特定教育・保育施設等運営事業者の募集についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

子ども育成課長:特定教育・保育施設等運営事業者の募集について御報告いたします。
資料の10ページをお開き願います。
1目的でございますが、えべつ・安心子育てプラン(第2期江別市子ども・子育て支援事業計画)に基づき、特に増加傾向にあります1歳児から3歳児までを中心とした保育需要に対応し、待機児童の解消を図るため、特定教育・保育施設を新たに設置する事業者を募集しようとするものであります。
2募集する事業類型でございますが、保育所、認定こども園、小規模保育事業所であります。
3募集内容でございますが、施設整備等のハード面において、自主財源で行う自主事業または保育所等整備費補助金等の国の補助金を活用する補助事業により、令和3年4月に保育所、認定こども園、小規模保育事業所のいずれかを開設する事業であります。
4募集件数でございますが、3施設から4施設としておりますが、応募事業者の事業計画の内容により、待機児童の状況を踏まえて決定したいと考えております。
5募集保育定員でございますが、全体として110名程度とし、認定こども園の場合は、教育部分を10名程度設定可能としております。
6応募事業者の資格等でございますが、北海道内に事務所もしくは事業所を有し、事業類型ごとに定められている運営主体で、江別市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例及び児童福祉法等の関係法令を遵守できることを前提とするものであります。
7募集期間でございますが、令和2年3月25日から4月24日までの1カ月間としております。
8周知方法でございますが、市ホームページ及び市内事業者への情報提供等により周知を行っているところであります。
9選考方法でございますが、健康福祉部内において、書類及びヒアリング審査を実施後、江別市子ども・子育て会議において意見聴取の上、決定する予定であります。
10選考までのスケジュールにつきましては、資料に記載のとおりであります。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

猪股君:もうすぐ募集期間が終了すると思いますけれども、募集保育定員が110名程度ということで、令和2年度は、130名ぐらい足りなくなりそうだという数字が上がっていたと思いますので、ここにしっかり充てられる形で保育・教育施設の運営事業者の募集を行っていると認識しています。幼児教育・保育の無償化の後、今回、令和2年4月の段階でニーズのふえ方が見えてきたと思いますが、現状でわかっている保育量、ニーズについて御報告いただければと思います。

子ども育成課長:計画上の量の見込みに対しまして、実際の4月1日現在の申し込み児童数の比較では、全体で72人、実績が上回っている状況でございます。待機児童で説明しますと、4月1日現在では、国基準の待機児童は74人、潜在的待機児童を含めた待機児童数は152人という状況でございました。

猪股君:その待機児童の数を聞くと、やはりなるべく早く募集に対して応募していただける事業所があればいいと思いますけれども、現状、もうすぐ募集期間が終わるところだと思いますが、申し込みはどれぐらいあるのか、わかればお知らせください。

子ども育成課長:応募状況につきましては、きのう時点で4件の申請があったところでございます。小規模保育事業所が2件、保育所が2件という応募状況です。

猪股君:今回、潜在的待機児童が152人ということで、当初予定していたのは110人程度の保育定員だったと思いますけれども、これを受けて募集をふやすような動きは、今のところあるのか、お知らせください。

子ども育成課長:資料10ページの4番目に記載のとおり、応募事業者の事業計画の内容により、待機児童の状況を踏まえて決定するとあります。予算の範囲内もしくは保育の質を審査上確保しながら、拡大も検討してまいりたいと思います。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、健康福祉部所管事項を終結いたします。
健康福祉部退室のため、暫時休憩いたします。(11:53)

※ 休憩中に、次回の委員会の日程について協議

委員長(諏訪部君):委員会を再開いたします。(11:55)
休憩中に協議いたしましたとおり、次回の委員会は、参考人の都合を聞いた上、また、要求資料の作成状況を見ながら、正副委員長と事務局において調整し、決まり次第、委員の皆様にお知らせすることとしてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
最後に、3その他について、各委員からございませんか。

佐々木君:市立病院のことについてです。
今まで、市立病院からは、月1回、経営状況調べの資料をいただいて、その報告を受けているところです。今、江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会が6月までということもありますが、基本的には経営再建に向けて4月からスタートしており、何かあれば報告をいただくことになっていますけれども、何かということが規定されていないので、私たちがこのようなことを聞きたいと思っても、市立病院では、その内容は報告すべき内容ではないということで、報告されないこともあると思います。では、私たちが何か聞ける機会は定例会しかないのかと考えると、質疑の中で市立病院に対して聞きたいこともありますし、新型コロナウイルス感染症のことに関しても同様で、呼吸器の専門医がいないというところで、実際に何ができるのかという心配もあります。
また、今回、人事異動があり、病院経営推進監が設置されました。そのようなことも、人事とはいえども、市立病院に部長職を置くことは、本当は予算にも大きくかかわることだと思います。これも、報告なら報告でいいのですが、所管の当委員会にはまだ報告がないですし、市立病院の経営再建に向けたロードマップのどの位置で、この人はどんな役割で何をするのか、私たちは具体的に聞かされておりません。経営全般、医師の招聘、経営改善を進める体制強化のためにつくるということですけれども、具体的に誰が何をするのかということは全然わからないですし、そのような説明もないので、ぜひ説明を聞き、質疑をしたいという思いがあります。
そのような場をどこで設けたらいいのか。所管は当委員会ですから、聞きたいときに委員長や副委員長に言って、ぜひこのようなことを聞きたいので、委員会の開催はいかがでしょうかと伝えるのか、それとも、月1回か2回、市立病院が来て、医師の招聘はこのような状況になっていると説明していただくなど、今の状況を報告していただき、質疑の場を定期的につくることができるのか、そういうことが必要ではないかと思っていますが、いかがでしょうか。
外部委員会をつくるという話もありましたが、まだ設置されていません。また、今は本当に新型コロナウイルス感染症のことが大変で、逆に言うと、新型コロナウイルス感染症のことで必ず収入は減ると思います。皆さんも、もう1年も待てない、この半年でという状況の中では、この新型コロナウイルス感染症の取り扱いのことも考えなければいけないと思います。あるいは、経営再建に向けては、何といっても医師招聘が一番大事だと言って、市立病院の経営再建に向けたロードマップでは、令和2年度に医師を招聘するためのチームを設置するとなっていますけれども、それはどんなものをつくるのか。今年度はいろいろな対策をして、7,000万円の収支の黒字を見込んでいますが、それすらも確実ではなくなっています。
そのような中で、やはり、医師招聘が一番重要なことだと思いますが、早くスタートして、どんな人が担当するのか。今、病院経営推進監を配置し、その人が中心になってどこまでやれるのか。ましてや、今まで市立病院にいたことがなく、経済部にいた人が医師招聘のどんな部分を担おうとしているのかもわからないので、そのようなことも聞きたいし、ちゃんと共有しておいたほうがいいのではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。

委員長(諏訪部君):佐々木委員の市立病院に報告を求めたいという意見に対し、御意見等はございませんか。

宮本君:先ほど出ていました市立病院の収益の状況は、机上配付も含め、毎月分出ています。基本的には、それは病院事業経営状況調と兼ねて委員会に報告するというルール決めは慣例としてありましたか。

議事係長:毎月、生活福祉常任委員会の皆様に対して、病院事業経営状況調を1カ月ごとに配付しているところでございます。そのほかに、生活福祉常任委員会を開催するときに、経営状況を報告することとしておりまして、毎月、生活福祉常任委員会を開催して1カ月分の病院事業経営状況調を報告する取り扱いにはなっておりません。生活福祉常任委員会に報告する際に、タイミングが合えば、病院事業経営状況の報告も行う、また、市立病院から何か報告事項があればあわせて行うという取り扱いとなっております。

宮本君:そういうことであれば、病院事業経営状況調は、毎月、机上配付されますからいいと思います。
ただ、現状は委員会の開催にあわせて報告する、何かあれば報告いただくということですから、今、佐々木委員がおっしゃったような、聞きたい、質疑したいことがあるということについては、いろいろな思いがある方もいると思いますので、要望に応えていただくように調整しながら、開催していただくのがよろしいと思います。

委員長(諏訪部君):ほかに御意見等はございませんか。
暫時休憩いたします。(12:02)

※ 休憩中に、市立病院に対する調査について協議

委員長(諏訪部君):委員会を再開いたします。(12:23)
休憩中に協議いたしましたとおり、佐々木委員から市立病院に経営状況について報告を求めたいという発言がありましたので、次回の委員会では、市立病院に報告していただくこととしてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
また、今後は、必要に応じて委員会を開催して、報告を求めていくこととしてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
ほかに、その他についてございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
以上で、本日の委員会を散会いたします。(12:24)