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生活福祉常任委員会 令和2年2月14日(金)

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年11月19日更新

(開会前)

※ 日程確認

(開 会)

委員長(諏訪部君):ただいまより、生活福祉常任委員会を開会いたします。(13:28)
本日の日程は、開会前に確認いたしましたとおり、次第に記載のとおり進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
消防本部入室のため、暫時休憩いたします。(13:28)

委員長(諏訪部君):委員会を再開いたします。(13:29)
1消防本部所管事項、(1)報告事項、アの令和元年江別市災害・救急概況についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

警防課長:私から、平成31年1月から令和元年12月までの1年間における、当市の災害・救急概況について御報告いたします。
資料の1ページをごらんください。
災害概況につきまして、表中の1火災から、順に主な概要について御説明いたします。
火災件数につきましては35件で、前年比1件の減少となっております。
内訳といたしましては、建物火災が15件、車両火災が13件、その他火災が7件となっております。
次に、中段、(4)死傷者数については5人で、うち、死者は1人、負傷者は4人となっております。
次に、(7)損害額につきましては、3,351万円で、前年比2,203万2,000円の増額となっております。
次に、2救助について御説明いたします。
救助件数は88件で、前年比2件の減少となっております。
内訳といたしましては、交通事故が30件、安否確認・施錠開放等が27件、建物等による事故が13件、ガス及び酸欠事故が5件、機械による事故が1件、その他の事故が12件となっております。
次に、3警戒についてですが、警戒の件数は183件で、前年比51件の減少となっております。
内訳といたしましては、交通事故車両やホームタンクなどからの油流出が87件、自動火災報知設備などの作動による警報設備等が44件、ドクターヘリ要請に伴うヘリポート警戒などの危険排除が20件、ストーブ等の異常燃焼などの火気設備等事故が4件、鍋の空だきなどの燃焼事故が3件、ごみ焼きなどのその他が25件となっています。
次に、4風水害等自然災害についてですが、風水害等自然災害の件数は16件で、前年比43件の減少となっております。
内訳といたしましては、落雪事故が12件、暴風による事故が4件となっております。
次に、5救急支援についてですが、救急支援の件数は297件で、前年比60件の減少となっております。
内訳につきましては、心肺停止及びその疑いなどのCPAが228件、高速道路上等の救急隊の活動障害排除や複数傷病者発生時における活動支援である活動障害が27件、建物などからの傷病者搬出を支援する搬送困難が13件、その他が29件となっております。
次に、資料の2ページをごらんください。
2救急概況について御説明いたします。
救急件数は5,032件で、前年比134件の増加となっております。
主な事故種別の内訳につきましては、急病が3,375件で全体の約67%を占めております。一般負傷が723件、交通事故が289件、運動競技と労働災害がそれぞれ51件、病院間搬送などのその他が452件となっております。
救急搬送人員につきましては、4,709人で、前年比139人の増加となっております。
下段には参考として、過去5カ年の年代別搬送人員の推移をグラフで掲載しております。
全体的な傾向として搬送人員は少年がわずかに減少しましたが、他の年齢区分では増加となっており、主に65歳以上の高齢者搬送人員が増加傾向にあります。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

佐々木君:5救急支援ですけれども、件数は減ってきているのですが、今の市立病院の状況を考えると、市外へ搬送している件数が結構多いのではないかと思います。細かな数字ではなくてもいいのですが、市外への救急搬送が多くなったり、それに伴って救急活動の時間も長くなっているのではないかと想像します。今、支障があるのかどうかわかりませんが、救急車の台数や人員で特に困っていることはないでしょうか。

警防課長:遠距離の搬送に伴う救急活動の時間についてですが、令和元年は平均で1時間6分であり、前年と比べると3分ほど伸びている状況でございます。

佐々木君:印象で構いませんが、次に出す救急車がなくて困ったことや、人員のやりくりがつかなくて困った実例はないということでしょうか。

警防課長:救急事案がふくそうし、救急車が現場に向かうのに時間を要する場合にも、救急支援出動をすることがございます。昨年は、救急隊が現場に着くのが遅延するため、消防隊が先行した件数が29件ございます。その後、救急隊が現場に向かって傷病者を搬送するという流れで活動しております。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

奥野君:今の佐々木委員の質疑と関連すると思うのですが、今おっしゃったように、市では救急車3台が常時動き回っているという認識です。今のように、同時にいろいろなところで火災などが起こった場合には予備の救急車が出動すると思うのですが、その体制をもう少し詳しく教えてください。

警防課長:まず、救急隊につきましては、常時3隊で3台の救急車を運用しているほかに、非常用救急車が1台ございます。救急事案がふくそうした際は、消防本部で日勤に従事している救急の有資格者等が臨時に救急隊を編成して出動するといった対応をとっているほか、近隣の消防本部に救急隊の応援を求めるといった体制をとっているところです。

奥野君:緊急のときは非常用救急車が出動する体制をとっているということですが、非番の方が呼ばれて緊急に出動することはあるのでしょうか。

警防課長:平日時間等の非常用救急車を稼働するときに、勤務外の職員を招集することはほぼございませんが、休日や夜間などに救急車が必要な状態で、特に3台の救急車が遠方に出たときなどは、次の出動に備えて勤務員を招集する場合がございます。

奥野君:もう1点、確認ですが、通報が入ったときに現場に何台かの救急車が集中することがあると思うのですけれども、そういった場合、どの救急車が先に対応するなどの優先順位を教えてください。

警防課長:一つの現場に複数の救急車が行った場合は、傷病者に優先順位、トリアージを行いまして、その優先度の高い方から搬送していく形で、各救急隊が対応しております。

奥野君:今の答弁は、救助する方の優先順位の話だと思いますが、救急車の要請が重なることはないという認識でいいのでしょうか。出動する場合に、現場に何台か集まってしまうということがあって、必要かどうかを判断されて現場を離れるような車があるのかどうかを教えてください。

警防課長:一つの現場に複数の救急車が行った後に、他の事案が発生した場合は、最初に行った現場の傷病者の状況と、後で発生した救急現場の通報内容に鑑みて、可能であれば後で発生した救急現場に向かわせたり、先ほど言いましたとおり、ほかに救急車がなければ応援を求めており、その前には、消防隊が先行して支援を行い、体制が整った後に救急車が現場に向かうといった対応をとるようにしています。

奥野君:最後に確認ですが、高齢化に伴って、資料2ページの表に数字がありますように、急病が100件近くふえております。今のように、同時にいろいろなところで通報があったり、救急車の問題もそうですが、職員の人員配置の問題もあると思います。今後、そういった部分で何か変えていく予定があれば、大まかでいいので教えてください。

消防長:まず、救急車につきましては、現状の4台を維持してまいりたいと思っております。
人員につきましても、昨年4月に組織改編いたしまして、管理職の当直による警防人員の増加を行ってから1年がたつところでございます。
その部分を検証しながら、江別市消防10か年アクションプランの中にありますように、救急の需要に対する取り組みを進め、現状の中で対応できるよう、進めてまいりたいと考えております。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

佐々木君:救急車ですが、4台全てが同じ規格ではないと思います。ですから、トリアージによって、この人にはこの処置が必要だから2台目に来た、より設備の整った救急車で搬送しなければならないということがあると思います。今、保有している4台について、こんなところで不自由している、このような設備があればいいなど、感想で構いませんので、お伺いします。

警防課長:江別市で保有しています4台の救急車のうち、1台は非常用でございますが、その非常用救急車も含めて、全てが高規格救急車となっているため、4台とも性能的に差異はございません。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、消防本部所管事項を終結いたします。
市立病院入室のため、暫時休憩いたします。(13:45)

委員長(諏訪部君):委員会を再開いたします。(13:47)
2市立病院所管事項、(1)報告事項、アの病院事業経営状況(10月~12月分)についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

管理課長:私から、令和元年度10月から12月までの病院事業経営状況について御報告申し上げます。
まず、資料の1ページをお開き願います。
診療収益の状況でございますが、グラフの太い実線に丸印のついているものが令和元年度の4月から12月までの実績となっております。
実績額は、下段の表の合計欄に記載のとおり、4月から12月までの9カ月間の合計では33億962万9,000円となり、同期間の計画より24.6%、10億7,978万7,000円の減となっております。
また、前年度の同期間の実績より8.4%、3億255万8,000円の減となっております。
次に、資料の2ページをお開き願います。
10月分の経営状況でございます。
まず、1患者数及び診療収益の状況のうち、表の左側、医師数は、表の上から1行目、総合内科医が1人退職しております。さらに、表の下から4行目、精神科医も1人退職し、計2人の減となったことに対しまして、表の中ほどの眼科医が1人採用となったことから、10月1日付の医師数は、合計で35人となっております。
次に、10月分の患者数については、計の欄のとおり、入院実績は5,023人、外来実績は1万1,846人で、計画より、入院では1,162人の減、1日平均では38人の減、外来では2,396人の減、1日平均では114人の減となったものであります。
次に、表の右側の診療収益については、計の欄のとおり、入院・外来合計実績は3億7,546万円で、計画より8,926万8,000円の減となっております。
次に、資料の左下の2医業費用の状況は、実績額4億1,232万2,000円で、計画より1,048万円の減となっております。
この結果、3収支の状況では、実績で2,955万7,000円の収支不足となったものであります。
次に、4病床利用率ですが、一般病棟が64.7%、地域包括ケア病棟が42.7%、一般病棟と地域包括ケア病棟を合わせた病床利用率は60.5%となっております。また、精神病棟は41.0%、全体では56.5%となっております。
続いて、資料の3ページをごらん願います。
11月分の経営状況でありますが、1患者数及び診療収益の状況のうち、表の左側、医師数は、表の上から1行目、総合内科医を新たに1人採用し、さらに、表の下から4行目、精神科医師を1人採用したことから、合計2人の増となり、この結果、11月1日付の医師数は、合計で37人となっております。
次に、11月分の患者数については、計の欄のとおり、入院実績は4,898人、外来実績は1万1,239人で、計画より、入院では1,306人の減、1日平均で44人の減、外来では2,320人の減、1日平均で116人の減となったものであります。
次に、表の右側の診療収益については、計の欄のとおり、入院・外来合計実績は3億5,121万8,000円で、計画より1億610万2,000円の減となっております。
次に、資料の左下の2医業費用の状況は、実績額4億7,943万2,000円で、計画より2,057万7,000円の減となっております。
この結果、3収支の状況では、実績で1億2,211万1,000円の収支不足となったものであります。
次に、4病床利用率ですが、一般病棟が59.5%、地域包括ケア病棟が55.7%、一般病棟と地域包括ケア病棟を合わせた病床利用率は58.8%となっております。また、精神病棟は40.5%、全体では55.2%となっております。
次に、資料の4ページをお開き願います。
12月分の経営状況となっております。
1患者数及び診療収益の状況のうち、表の左側、医師数は、11月分と同様に、12月1日付で37人となっております。
次に、12月分の患者数については、計の欄のとおり、入院実績は5,700人、外来実績は1万1,244人で、計画より、入院では1,354人の減、1日平均で44人の減、外来では1,763人の減、1日平均で88人の減となったものであります。
次に、表の右側の診療収益については、計の欄のとおり、入院・外来合計実績は3億9,038万6,000円で、計画より1億560万8,000円の減となっております。
次に、資料の左下の2医業費用の状況は、実績額7億3,009万6,000円で、計画より6,221万2,000円の減となっております。
この結果、3収支の状況では、実績で3億3,213万8,000円の収支不足となったものであります。
次に、4病床利用率ですが、一般病棟が65.1%、地域包括ケア病棟が69.1%、一般病棟と地域包括ケア病棟を合わせた病床利用率は65.8%となっております。また、精神病棟は47.2%、全体では62.1%となっております。
次に、資料の5ページをごらんいただきたいと思います。
4月から12月までの9カ月間の経営状況について御説明申し上げます。
1患者数及び診療収益の状況のうち、表の左側、患者数については、計の欄のとおり、入院実績は4万6,336人、外来実績は10万4,390人で、計画より、入院は1万5,832人の減、1日平均では58人の減であり、外来では1万8,295人の減、1日平均では100人の減となったものであります。
次に、表の右側の診療収益については、計の欄のとおり、入院・外来合計実績は33億962万9,000円で、計画より10億7,978万7,000円の減となっております。
次に、資料の左下の2医業費用の状況は、実績額42億4,606万7,000円で、計画より2億7,815万9,000円の減となっております。
この結果、3収支の状況については、医業収益と医業費用との差し引きにおいて、5億3,622万8,000円の収支不足となったものであります。
次に、4病床利用率ですが、一般病棟が65.1%、地域包括ケア病棟が51.1%、一般病棟と地域包括ケア病棟を合わせた病床利用率は62.4%となっております。また、精神病棟は42.3%、全体では58.3%となっております。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

奥野君:病床利用率ですけれども、10月は地域包括ケア病棟が42.7%になっているのに対して、12月は69.1%と数字がかなり高くなっています。このあたりの要因などを教えてください。

医事課長:ただいま御指摘いただきましたとおり、地域包括ケア病棟における12月の病床利用率が69.1%に上がっている要因でございますが、10月下旬に総合内科医が1人、常勤で着任されました。主に12月からですけれども、その医師にかなり多くの入院患者を診てもらえるようになりました。
もう1点は、札幌市の民間医療機関との間で、救急搬送されて一定程度病状が落ちついた患者を、安定した状態で当院で受け入れる関係性、連携体制が構築されまして、これが12月から始まっております。主に地域包括ケア病棟でこういった患者の数がふえてきて、稼働状況が改善してきた状況でございます。

奥野君:1月についても、一定程度、市外の医療機関からの患者の受け入れがあるということで、こうした状況はしばらく固定的に続くという認識でよろしいでしょうか。

医事課長:1月に関しましても、かなり高い病床利用率で運用しております。2月も、きょう現在ですが、高い数字で推移しておりますので、これ以降も高い状態をキープしていくことを期待しているところでございます。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、(2)第1回定例会予定案件、アの病院事業の設置等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
本件に対する説明を求めます。

管理課長:私から、第1回定例会に提案を予定しております、アの病院事業の設置等に関する条例の一部改正について御説明を申し上げます。
資料の6ページをお開き願います。
まず、1改正理由でありますが、地方公共団体等における適正な事務処理等の確保並びに組織及び運営の合理化を図るため、地方自治法が一部改正され、普通地方公共団体の長等の損害賠償責任の一部免責の規定が追加されたことによりまして、条例で引用する地方自治法の条項に移動が生じたことから、所要の改正を行うものであります。
2改正内容でありますが、資料の7ページに新旧対照表をつけておりますけれども、第6条で引用する地方自治法第243条の2第8項を第243条の2の2第8項に改めるものであります。
3施行期日でありますが、令和2年4月1日から施行するものでございます。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。

佐々木君:地方自治法で追加された規定の長等の一部免責の内容について、わかれば教えてください。

管理課長:国で出している概要に基づいて御説明しますと、長や職員等の地方公共団体に対する損害賠償責任について、その職務を行うにつき、善意でかつ重大な過失がないときは賠償責任額を限定して、それ以上の額を免責する旨を定めることを可能にするという条文がふえたことに伴い、条項ずれが生じたものでございます。

佐々木君:特に金額が規定されたというわけではないのですか。

管理課長:金額等の変更はございません。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、市立病院所管事項を終結いたします。
生活環境部入室のため、暫時休憩いたします。(14:04)

委員長(諏訪部君):委員会を再開いたします。(14:05)
3生活環境部所管事項、(1)報告事項、アのごみ収集日の見直しについてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

廃棄物対策課長:私から、ごみ収集日の見直しについて御報告いたします。
本件につきましては、昨年11月に開催されました本委員会において、江別市廃棄物減量等推進審議会への諮問を含め、御報告させていただいておりますが、江別市廃棄物減量等推進審議会での審議を経まして、このほど答申に至ったものであります。
資料の1ページをごらんください。
まず、1見直しの概要についてでありますが、1点目が、ごみの収集業務における労働環境の改善を図るとともに、今後の担い手の確保に向け、現在実施している土曜日のごみ収集を廃止し、月曜日から金曜日の週5日間の収集対応とすること。
2点目が、農村地区において、より快適な生活環境の保全に向け、現在週1回で対応している燃やせるごみの収集を、市街地と同様に週2回の収集とすること。
3点目が、燃やせないごみの排出状況を踏まえ、現在、12月末、3月末、4月に実施しております燃やせないごみの臨時収集を廃止することとなります。
次に、2審議の経過についてでありますが、昨年11月13日に江別市廃棄物減量等推進審議会に本件について諮問を行い、12月11日、本年1月20日の審議を経て、ごみ収集日の見直しに関しましては、いずれも適当である旨の答申がなされたところであります。
次に、今後のスケジュールについてでありますが、今後、6月から8月にかけて市民説明会を実施するとともに、7月にチラシの全戸配付による周知、9月に例年全戸配付しております収集日カレンダー・ごみコミえべつによる周知の上、10月から新たなごみ収集を開始する予定でおります。
資料の2ページをごらんください。
見直しを行います地区及び曜日につきまして、ごみの区分に応じ、具体的に示したものを参考として記載しているものでございます。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

奥野君:市民説明会について確認させていただきたいと思います。
これからいろいろ変わるので、市民周知は大切だと思いますけれども、まずはどのくらいの単位で行うのでしょうか。例えば、資料の2ページの表を見ると地域がいろいろ分かれていますけれども、その単位で、何回ぐらい行う予定でいるのでしょうか。あとは、どのような内容を周知していくのか、教えてください。

廃棄物対策課長:市民説明会につきましては、今回、基本的には土曜日にごみ収集を実施している地域が中心になりますが、一部、現行の土曜日以外にごみ収集している地区もあります。あとは、全市的にごみ収集時間が若干早まりますので、江別地区、大麻地区、野幌地区において、公民館などを利用して地区ごとに説明会を開催させていただきます。そのほか、特に変更となる地域については、地区センター等を利用しまして、個別に詳細な説明会を開催します。
基本的に個別の地域も1回ずつの実施と考えているのですけれども、自治会などから説明会の実施要望があれば、個別に出前講座的に実施していきたいと考えております。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

吉本君:週休2日制で働くのが当たり前になってきているのですが、この方たちは違ったのだと遅まきながら思いました。
2日間休みをとるということで、先ほど時間の変更があるとおっしゃっていましたけれども、1日に働く時間帯や働く時間が長くなるなどの負担はないのでしょうか。そのあたりは、委託事業者と調整されて、問題がないということで実施に至ったと想像していますが、経過について簡単に教えてください。

廃棄物対策課長:ごみ収集業務に携わる者の労働時間ですが、今は午前9時から収集しているものを午前8時45分からに、15分間早めたいと考えております。最終的に、現在も1日のごみ収集サイクルの中で、江別市環境クリーンセンターの受け入れが午後5時までとなっていますので、それまでに終わることになります。今回、ごみ収集日を見直しても、江別市環境クリーンセンターの受け入れ時間が変更になるわけではないので、その時間内で十分おさまるよう、効率的なごみ収集ができるような地区を設定しております。そのため、就労時間が大幅にふえたり、労働基準法に抵触したりすることはないと考えております。

吉本君:ごみ収集の現場を見ますと、2人か3人ぐらいの方が小走りで次のごみステーションに行ってごみを収集しています。車が通ったり危ない中でも、時間が決まっていますから、なおのこと働く方たちは大変ではないかと単純に思いました。でも、それは委託事業者と十分議論されたことだと理解いたしました。働く方たちの労働状況が悪くなることはないと理解いたしましたけれども、それでよろしいか、もう一度確認させていただいて、質疑を終わります。

廃棄物対策課長:ごみ収集日の見直しに伴いまして、当然ながら、ほかの曜日のごみ収集の地域がふえるということで、江別市環境クリーンセンターまで運ぶ回数が少しふえると思います。
車を運転するので、危険は伴うのですけれども、それを専門に従事されている方ですから、委託事業者としても安全運転に関する講習などを行っているはずなので、新たに大きな危険が発生することはないと考えています。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イのごみ出し困難者への戸別収集についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

廃棄物対策課長:ごみ出し困難者への戸別収集について御報告いたします。
本件につきましては、ごみ収集日の見直しと同じく、昨年11月に開催されました当委員会において、江別市廃棄物減量等推進審議会への諮問を含め、報告させていただいておりまして、江別市廃棄物減量等推進審議会での審議を経て、このほど答申に至ったものでございます。
資料の3ページをごらんください。
1制度の概要についてでありますが、少子高齢化や核家族化の進展に伴い、高齢者を中心としたごみ出しが困難な方がふえており、廃棄物の適正処理を進める上で、全国的な課題となっており、今後ますます増加が見込まれることから、高齢者や障がいのある方が極力住みなれた地域で自立した日常生活を営めるよう支援するため、実施するものでございます。
次に、2制度の内容についてでありますが、(1)収集方法といたしましては、毎週水曜日の1回、市内全域において、玄関先など屋外に排出されたごみを収集することとして、燃やせるごみ、燃やせないごみ、資源物・危険ごみに分別されたものを一括で収集するものであります。
なお、燃やせるごみ、燃やせないごみについては、一般世帯と同様に、指定ごみ袋により排出するものとしております。
(2)対象者等につきましては、ごみステーションへのごみの排出が困難で、かつ地域や親族などからの支援が受けらない世帯であり、要件1として要介護1以上、要件2として身体障害者手帳1級または2級、精神障害者保健福祉手帳1級、療育手帳A判定の者、要件3として市長が認める者のいずれかの要件に該当する場合としております。
次に、3審議の経過についてでありますが、昨年11月13日に江別市廃棄物等減量推進審議会へ本件について諮問を行い、12月11日、本年1月20日の審議を経て、本件に関しては、市民の暮らしやすいまちづくりにつながることから適当である旨の答申がなされたところであります。
4今後のスケジュール(案)につきましては、2月下旬に予定されております自治会連絡協議会正副会長会議であらかじめ説明させていただきまして、4月から介護事業所や障がい福祉サービス事業者等に、順次、周知を行い、5月から広く市民に周知するとともに、申請を受け付け、申請内容の確認・審査を経て、10月から戸別収集を実施したいと考えております。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

佐々木君:今後のスケジュールで、広報えべつ、市ホームページで市民周知するとなっております。この要件1・2・3に該当する人がどなたかというのは、ある程度把握していると思うのですが、例えば、このようなことが始まりますという個別のお知らせ等を行う予定はございますか。

廃棄物対策課長:該当者への周知方法ですけれども、ごみ収集日の見直しについてのパンフレットを全戸配付する予定でありますので、その中に盛り込んで市民の方に周知したいと考えております。
直接、申請の窓口となると、あくまでもごみを収集する事業ですから、廃棄物対策課が申請を受け付ける形になりますが、健康福祉部介護保険課や障がい福祉課にも、窓口にパンフレットを設置していただくなど、PRの協力をお願いしたいと考えております。

佐々木君:こういったサービスは、意外と受ける本人がわからないことがあるので、対象となる方が利用できるように、いろいろなタイミングを見て、しっかりと周知していただきたいと思います。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

奥野君:対象となる方の要件のところで、1点だけ確認させていただきたいと思います。
例えば、一戸建てであれば、玄関先にごみを置くというのはわかるのですが、集合住宅の場合は階数がいろいろある点と、マンションなどであればオートロック方式のところもあると思うのですけれども、そういった場合のごみの排出場所についての規定があるかどうか、教えてください。

廃棄物対策課長:基本的には、戸建て、集合住宅を問わず実施する予定でおります。集合住宅については、屋内に廊下があるもの、屋外に階段があるものなど、さまざまな形状があります。今おっしゃったようにオートロック方式もありますので、個別に申請をいただいて現地調査を行いますので、その中で申請者と協議させていただき、ごみの排出場所を設定したいと考えております。
また、地域の方から支援をいただいている方を阻害することは、市としても考えておりませんので、集合住宅にお住まいで、地域の方に下まで持ってきていただける場合は、極力、協力を得ながら地域のつながりを維持して進めていただきたいと思っております。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

吉本君:対象者の要件のところで、要件3の市長が認める者とあります。いろいろなところに市長が認める者と出てきますけれども、この場合はどのようなことを想定されて要件3とされているのか、具体的なものがありましたら教えてください。

廃棄物対策課長:今回の要件については、一定の公共性を保つということで、ある程度、介護度、障がいの区分で設定させていただきます。そのほか、介護度の中でも要支援や、障がい区分の中では、身体障害者手帳3級などの程度の軽い方もいらっしゃいます。また、何らかの事情でけがをして一時的に支援が必要になった方、冬期間はどうしても出せない方、そういったことも配慮して市長が認める者という要件を設けております。個別の状況については、先ほども申し上げましたように、現地で面談などの調査を行う中で状況を確認して、判断させていただきたいと思っております。

吉本君:周知に当たっては、今おっしゃっていただいたことを具体的に提示して、そのような方は御相談くださいといった案内をしていただきたいと思います。
先ほど、健康福祉部障がい福祉課や介護保険課の窓口にパンフレットを置いていただくというお話でしたけれども、実際の申請は廃棄物対策課まで行かなければならないのでしょうか。もしそうだとすれば、多分、この対象になる方たちは本当に高齢の方などですから、申請窓口がもう少し身近なところにあったり、あるいは、介護保険でしたらケアマネジャーがいるはずなので、そういった方による代理申請についても検討されているのか、お伺いいたします。

廃棄物対策課長:申請窓口をふやすことによって、それぞれ違った見解が出てきても困りますので、廃棄物対策課に窓口を一本化させていただいています。
ただし、介護を受けている方や障がい者支援を受けている方は、介護支援施設やケアマネジャーの方が関係してきますので、そういった方からの代理申請も受け付けさせていただきたいと思っております。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

芳賀君:ごみ収集事業者がたくさんあると思いますが、ごみの戸別収集に当たって、例えば、出ているはずなのに出ていなかったときの対応など、細かいことは既に決められているのかどうか、教えてください。

廃棄物対策課長:ごみの戸別収集については、事前にごみ収集事業者と大まかな打ち合わせをしております。ただ、ごみを排出する場合の収集場所などが個別に変わってきますので、これから申請を受け付ける中で、極力スムーズに収集できるよう、ごみ収集事業者と協議して、本当に細かな部分は継続してごみ収集事業者や福祉部局とも連携、協議しながら進めていきたいと思っております。

芳賀君:ごみを排出する側としても、カラスの問題や、いろいろな心配があると思います。できるだけ細かく協議していただければと思います。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

徳田君:今回の事業については十分理解しますし、内容もわかりました。
それで、基本的には、週に1回、ごみの戸別収集を行うということですけれども、例えば、ごみが出ていないときに、そこから福祉部局と連携するというように、何か協議していることがあるのか、内容を確認させてください。

廃棄物対策課長:見守り、生存確認かと思いますけれども、ごみの戸別収集に関しては一般収集と同じように業務委託になります。ごみの収集作業をされている方は、そういった専門的な知識がありませんので、ある程度、申請の中で重度、中度、軽度を当課で把握して、ごみの排出が1回なかった、2回なかったという日報を毎日もらいますので、その中で判断して、もし懸念されるような状況があれば、当課からアプローチしていきたいと考えております。

徳田君:いずれにしても、申請して認められた方のお宅には、ごみのあるなしにかかわらず、毎週1回は必ず行くということでいいですか。

環境室長:先ほど、廃棄物対策課長から御答弁申し上げましたように、御本人もそうですし、かかわっている方、いろいろな方から情報を聞いて現地調査をしまして、この家庭についてはどのようなごみの出し方をするか、どこに置くかなどを詰めていきたいと思います。基本的には、登録された方については、週1回ごみを収集します。ごみが出ていない場合の対処法についても、どの程度の頻度で確認を行うかなどを詰めて、それから事業を進めていきたいと考えております。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、ウのリサイクルバンク運営事業の見直しについてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

廃棄物対策課長:リサイクルバンク運営事業の見直しについて御報告いたします。
資料の4ページをお開きください。
まず、1経過についてでありますが、本事業は、昭和62年度に、市の直営によって開始し、平成21年度から江別リサイクル事業協同組合に運営管理を委託して現在に至っており、展示施設についてはプレハブリースとなっております。
事業開始当初は、民間事業者によるリユースの取り組みも乏しく、家電も取り扱っておりましたが、平成21年度に取り扱いを中止しております。
平成22年10月から開始した大型ごみの有料収集に伴い、本事業への提供品とした家具等の無料回収は、市民の費用負担の観点から不公平感が生じているほか、既存の展示施設も、経年劣化などから、今後、維持修繕に係る費用が見込まれる状況にあり、現在では、市内においても民間事業者や市民団体などのリユース事業が幅広く展開されていることなどを踏まえ、本事業のあり方について見直す時期にあるものと判断したところであります。
次に、2見直しの内容についてでありますが、現在、運営しているリサイクルバンクについて令和2年9月末をもって廃止し、行政によるリユースの取り組みとして、新たに大型ごみの収集において、排出者の承諾のもと、その形状等によりリユース可能なものをピックアップした上で、年2回程度リユース市といったイベントを開催し、市民へ無料提供する仕組みに見直すものであります。
次に、3見直しスケジュール案についてでありますが、令和2年4月から7月にかけて市民へ広く周知を行い、9月末をもってリサイクルバンクを廃止するとともに、大型ごみからのピックアップを開始、令和3年2月ごろをめどにリユース市を開催したいと考えております。
次に、4リサイクルバンク利用状況についてでありますが、過去5年間の推移を記載したものであり、来場者及び利用品については減少傾向となっております。
次に、資料の5ページをごらんください。
5事業スキームの概要についてでありますが、上段の(1)が、現行及び9月まで実施するリサイクルバンク運営事業の流れとなっておりまして、下段(2)が見直し後の大型ごみのピックアップ方式によるリユースの流れとなっております。
次に、資料の6ページをごらんください。
参考といたしまして、上段(1)に、民間によるリユース等の状況と市の取り組みを、下段(2)に、他市における家具等のリユースの取り組み状況をそれぞれ記載しております。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

奥野君:何点か、確認させていただきたいと思います。
まず、資料の5ページですが、今後のリユース手法として、一番下にリユース市とあります。これは民間事業者が行っているように、ホームページで写真を公開して、インターネット上で取引をするものなのか、もしくは、年2回となっていますので、どこかに会場を設けて現物を見ていただいて抽せんなどを行い販売するのか、その方法を教えてください。

廃棄物対策課長:新たな取り組みであるリユース市につきましては、ピックアップしたものを保管するのは工栄町にある清掃事務所の倉庫ですけれども、市民の方にお越しいただくのに不便なものですから、極力、公民館などのホールを借りて展示し、実際に見ていただいた上で、早い者勝ちではなく、抽せんによって無料提供をします。ただ、提供するといっても、私どもが当たった方の家に運ぶのではなく、あくまでも運搬は申し込んだ方に行っていただくことを考えております。

奥野君:当たった方に運搬していただきますが、残った場合はそのまま保管しておくのか、一定の期限を決めて処分するのかなど、もし検討されていることがあれば教えてください。

廃棄物対策課長:保管場所も限られてしまうものですから、基本的には大型ごみとして出していただいて、例えば、このようなものを提供しますと一定期間ホームページで公開しまして、それが過ぎたらやむを得ず大型ごみとして処分するという方法を考えております。

奥野君:最後に、もう1点、確認ですが、リユースできる品物は、今までは持ってきていただいたものを公開する仕組みでしたが、大型ごみで集めたものとなると品目が多くなると思います。ただ、そのあたりは子育て世帯に特化したもので、恐らくスキーや学習机などに限定されていると思います。
本来、特定の市民に利用が限られることを考えてリユース市に移行されると思うのですが、子育て世帯は大事だと承知しているのですけれども、そういった方に特化した理由などを教えていただけますか。

廃棄物対策課長:新たな仕組みとして、どれくらいのものが集まるのか、大型ごみの中でもどれくらいのものが利用できるのかなど、まだ予測がつかない状況でございます。今、リサイクルバンクとして広く家具類や長椅子などを展示しているのですけれども、極力、市が進める子育て施策に合致したような形で、学習机や、お子さんの成長に合わせたスキーの買いかえなど、子育ての需要につながるようなものに限定して進めたいと思っております。その流れの中で、家具が欲しいという要望があれば、また検討していきたいと思っております。

奥野君:今のお話ですと、しばらくは子育て世帯に特化したものとするけれども、ほかの世帯の方々が家具が欲しいとなったら検討されるという認識でよろしいか、最後に確認して終わります。

環境室長:今ほど、廃棄物対策課長が申し上げたように、基本的な考え方は委員がおっしゃるとおりでございます。ただ、冒頭に説明しましたように、現在、民間事業者や市民団体でもリサイクル事業が非常に進められております。民間事業者でできることと、市でなければできないことのすみ分けも大事だと思っております。当然、費用的な問題がありますので、基本的には比較的民間事業者で引き取っていただけない学習机やスキーをメーンに集めたいと考えております。その後については、例えば、壊れぐあいや修繕の必要性もありますので、若干政策的な部分がありますけれども、そこを勘案しながら事業の拡大について検討していきたいと考えております。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、エの自治基本条例の検討についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

市民協働担当参事:それでは、自治基本条例の検討について御報告申し上げます。
資料の7ページをごらん願います。
まず、1自治基本条例の検討についてですが、江別市自治基本条例第29条では、条例の見直しについて規定しており、条例がまちづくりの最高規範として、市民に関心を持ち続けていただくとともに、時代の要請や社会情勢の変化に対応するため、条例の施行の日から起算して4年を超えない期間ごとに条例の規定について検討し、必要な場合は条例の見直しを行うこととしていることから、検討するものであります。
次に、2これまでの経過についてですが、平成21年7月に江別市自治基本条例が施行され、平成24年8月に1回目の江別市自治基本条例検討委員会を設置し、平成25年3月には江別市自治基本条例検討委員会から市長に提言書が提出されております。
また、平成28年7月には、2回目となります江別市自治基本条例検討委員会を設置し、平成29年3月には、同じく、江別市自治基本条例検討委員会から市長に提言書が提出されております。
次に、3今後のスケジュール(予定)についてですが、本年4月に、3回目となります江別市自治基本条例検討委員会を設置する予定であります。江別市自治基本条例検討委員会は、市民公募を含めた構成を考えておりまして、4月以降、適時開催し、アンケート調査の実施や提言書(案)の取りまとめなどを踏まえ、明年3月に江別市自治基本条例検討委員会から市長に提言書を提出いただく予定としております。
なお、江別市自治基本条例検討委員会の構成メンバーや検討内容、アンケート調査の設問項目等につきましては、現在、調整中でございます。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

佐々木君:古い話になるのですけれども、これまでの経過で、江別市自治基本条例検討委員会を設置して1回目、2回目を経ているのですが、この間の提言の中で、大きく変わったことや重立った意見を教えてください。

市民協働担当参事:これまで、2回、提言をいただいておりますけれども、その内容としましては、大きな変化は特にないと思っております。やはり、課題となっておりますのは、江別市自治基本条例の認知度や市民参加、市民協働のあり方といった視点での提言をいただいているところであります。前回の平成29年3月にいただいた提言を踏まえて、市としてもいろいろな取り組みを進めていることもございますので、今回の江別市自治基本条例検討委員会においては、そういった取り組みも含めて検証していただきたいと考えております。
ただ、先ほど申し上げましたように、実際にどのような検討内容とするのかなどを含めまして、今、調整中でございます。江別市自治基本条例検討委員会の開催に支障がないように準備を進めてまいりたいと考えております。

佐々木君:答弁の中で江別市自治基本条例の認知度と話されましたが、アンケート調査を行って、このぐらいの割合で認知されているという数字はありますか。

市民協働担当参事:市民の江別市自治基本条例についての認知度は、3割程度という状況が過去から続いております。
また、提言にもありますけれども、市民だけではなく、市職員の認知度もありまして、こちらは本年度の調査の結果、一般質問でもお答えしておりますが、74%程度の認知度となっております。こちらは少しずつではありますけれども、上がってきていると考えております。

佐々木君:多分、これからの検討内容にもかかわってくるのかもしれませんが、アンケート調査を実施する予定とのことです。アンケート調査でもこのようなことを行っているというのはもちろんわかると思いますし、イベントを開催すればいいというわけではありませんが、そのほかに周知方法として考えていることはありますか。

市民協働担当参事:これは提言の中で触れられていたものでありますけれども、大人の方に対する啓発を継続していく必要があると思っております。また、小・中学生を含めた子供に対する周知は、これまでも実施しておりますが、今後も継続しながら認知度を高めていきたいと思っております。特に小・中学生に対する啓発は、目に見えて数字が上がるまでには時間がかかると思っておりますので、その辺を踏まえて実施してまいりたいと考えております。

佐々木君:先ほど、江別市自治基本条例検討委員会のメンバーは、市民公募も含めるということでした。そのメンバーや検討内容については調整中ということでしたが、今考えられる範囲で、このような人を入れたいという考えがありましたら、教えてください。

市民協働担当参事:今回の江別市自治基本条例検討委員会の構成につきましては、前回の江別市自治基本条例検討委員会の構成を基本として考えております。今回の構成は委員総数8名、そのうち、学識経験者が3名、地域市民団体から3名、市民公募が2名という構成となっておりますので、現状ではこういった構成を基本に調整している状況でございます。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、(2)第1回定例会予定案件、アの印鑑登録及び証明に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
本件に対する説明を求めます。

戸籍住民課長:それでは、印鑑登録及び証明に関する条例の一部改正について御説明いたします。
資料の8ページをごらんください。
初めに、1改正理由でありますが、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律が、昨年6月に公布され、これまで成年被後見人等を資格、職種、業務等から一律に対象外とする欠格条項を設けていたものについて、成年被後見人等の人権が尊重され、不当に差別されることのないよう、制度ごとに必要な能力の有無を判断することとされたことに伴い、条例で定める印鑑登録事務においても、法の趣旨に鑑み、所要の改正を行おうとするものです。
次に、2改正内容でありますが、1としまして、印鑑登録をすることができない者のうち、成年被後見人を、意思能力を有しない者に、2としまして、印鑑登録証を返還しなければならない事由のうち、後見開始の審判を受けたときを、意思能力を有しなくなったときに、それぞれ改正しようとするものです。
最後に、3施行期日でありますが、公布の日からとするものであります。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、生活環境部所管事項を終結いたします。
健康福祉部入室のため、暫時休憩いたします。(14:52)

委員長(諏訪部君):委員会を再開いたします。(14:53)
4健康福祉部所管事項、(1)報告事項、アの子ども・子育て支援事業計画の策定についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

子育て支援課長:子ども・子育て支援事業計画の策定について御報告いたします。
資料の1ページをごらんください。
本計画の策定経過等につきましては、令和元年11月28日開催の本委員会において御報告したところですが、その後、計画素案に追加や修正等を行った案により、令和2年1月31日からパブリックコメントを実施しているところでありますので、御報告いたします。
まず、前回の本委員会報告後の策定経過についてでありますが、令和2年1月23日に江別市子ども・子育て会議を開催し、計画案等について協議していただいております。
次に、前回、御報告した素案からの主な追加事項・変更点について御説明いたします。
別冊資料1の18ページをお開き願います。
第2章子供たちを取り巻く現況に、3計画策定に向けた課題を追加しております。
前計画の進捗状況などを検証するとともに、平成30年度に実施した江別市子ども・子育て支援に関するニーズ調査結果などから課題を挙げております。
別冊資料1の22ページをお開き願います。
第3章子供・子育てビジョンに、1基本理念、2基本目標(計画推進の視点)を追加しております。
本章は、計画の柱となる部分であり、前計画の基本理念、みんなで協力、子育て応援のまち・えべつや、三つの基本目標を継承しつつ、第2章の3計画策定に向けた課題や国の動向などを踏まえ、より一層の子育て支援施策の充実を目指すものであります。
別冊資料1の26ページをお開き願います。
第4章総合的な施策の展開を追加しております。
ここでは、第3章で掲げた基本理念・基本目標の達成に向け、計画期間中に重点的に取り組むべき基本施策及び施策の展開について記載しております。
別冊資料1の42ページをお開き願います。
第5章量の見込みと提供体制のうち、量の見込みにつきましては、令和元年10月から始まった幼児教育・保育の無償化の3カ月分の実績及び令和元年11月に受け付けた令和2年4月からの認可保育施設の入園申し込みの状況を踏まえ、幼児期の教育・保育の量の見込み等を修正いたしました。
修正点について御説明いたします。
別冊資料1の46ページ下段及び47ページの表をごらんください。
幼児期の教育・保育の量の見込みのうち、令和2年4月からの認可保育施設の入園申し込み受け付け状況を踏まえ、ニーズ量を改めて推計・設定し、計画期間中の2号認定保育の量の見込みを上方修正、2号認定教育の量の見込みを下方修正しております。
別冊資料1の50ページをごらんください。
(4)預かり保育・一時預かり事業のうち、幼稚園等における在園児の預かり保育につきましては、2号認定教育の減少及び幼児教育・保育の無償化の3カ月分の実績から、量の見込みを下方修正いたしました。
(5)時間外保育事業(延長保育事業)につきましては、2号認定保育の増加に合わせ、量の見込みを上方修正いたしました。
また、第5章量の見込みと提供体制につきましては、確保方策・提供体制及び確保方策の考え方を追加しております。
別冊資料1の55ページをお開き願います。
第6章計画の推進体制を追加しております。
本計画では、新たに成果指標を設定いたしました。
ページの中ほどの表にありますとおり、計画策定前に実施するニーズ調査のうち、地域における子育て環境や支援について満足度が高い人の割合を40%とすることを目標として設定しております。
資料の1ページに戻っていただきまして、パブリックコメントの実施概要でありますが、実施期間は記載のとおりであります。
パブリックコメント資料の公表場所つきましては、通常実施する際の公表場所に加え、新たに開設された市民交流施設ぷらっとのほか、公設保育園2カ所、公設子育て支援センター2カ所、江別市子育てひろばぽこあぽこでも公表しております。
今後の予定でありますが、パブリックコメントを実施した後、3月上旬に江別市子ども・子育て会議を開催し、3月中に計画を確定させる予定であります。
なお、今後、パブリックコメントの実施結果及びパブリックコメントで寄せられた御意見を踏まえた計画につきまして、改めて本委員会に御報告させていただきたいと考えております。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

猪股君:パブリックコメント資料の公表場所ですが、いただいた資料の波線部分は、これまで公表していなかったけれども、今回、新しく設けた公表場所であるという認識でよろしいでしょうか。

子育て支援課長:こちらの公表場所ですが、前回の2年前の第1期江別市子ども・子育て支援事業計画の中間見直しの際も、江別市子ども・子育て会議の委員からの御意見を受けて公表していた場所でございます。今回は、新たに市民交流施設ぷらっとが追加されている状況でございます。

猪股君:公表場所がふえるのはとてもありがたいことだと思うので、公表場所のニーズがあれば、引き続き追加を検討していただければと思います。
さらに、今、パブリックコメントを実施中だと思うので、内容について確認させていただきたいところが何点かあります。
まず、新しく追加された事業で、子供の貧困対策があると思いますが、江別市としては、子供の貧困をどのように設定されるのか、わかれば御説明をお願いします。

子育て支援課長:本計画においては、具体的に貧困線は設定しておりません。国が示す貧困線というのはございますけれども、各自治体における所得の状況は、総務部財務室市民税課等にデータがあることは承知しておりますが、簡単に使えるものではないと考えております。また、国が定期的に貧困線を示しますので、その平均所得の半分以下の数値を参考にしたいと考えております。
一概に、この金額だから貧困であるという決めつけ方も支障を来す場合があると考えておりますので、個別のケースに応じて判断してまいりたいと考えております。

猪股君:恐らく、子供の貧困と言われるけれども、一体何をもって貧困とするのかがわからない中で話が進んで、パブリックコメントをされていると思います。これから事業を始めるに当たって、果たしてこの人は対象になるのかという議論が生じると思うので、もしかしたらパブリックコメントの中にも出てくるかもしれないと思い、確認させていただきました。今後、もう少し具体的になってきたら御報告いただければと思います。
もう一つ、これもパブリックコメントの段階ですから、まだ具体的なものではないと思いますが、別冊資料1の28ページに、子どもの権利条約の普及とありますが、特に大人に向けて普及していかなければならないものではないかと考えています。こちらの考え方を簡単に説明してください。

子育て支援課長:子どもの権利条約の普及につきましては、前計画においても基本施策として掲げていたところでございまして、継続して実施していくものでございます。
子どもの権利条約につきましては、昨今の児童虐待等の案件から国民的な意識も高まっており、その児童虐待に対応するような形で国の法整備なども進んでいると認識しております。
そういった意味でいいますと、市としては、機会を捉えて、昨年であれば広報えべつに虐待を特集した記事を設けまして、その中で子どもの権利条約の四つの権利を明示し、媒体を利用しながら保護者やその他の大人に対する周知をしております。
また、子供に対しては、いじめも一つの権利侵害としてあらわれているものでございますので、教育委員会と連携しながら、小・中学生を初めとする子供にも、自分たちにはどんな権利があるのかを知ってもらう授業があることを承知しておりますので、そういった中で普及を図っていきたいと考えております。

猪股君:今、お話があったとおり、虐待にすごく関連してくる問題だと思います。千葉県野田市の小学4年生の女の子がお父さんから虐待を受けて、残念ながら死亡してしまったという事件があったのですけれども、そのときに教育委員会のいじめのアンケートに勇気を出して自分の権利を主張して、お父さんからの虐待を知らせたにもかかわらず、残念ながら、そのアンケートが教育委員会からお父さんに渡ってしまったという事例は、この子どもの権利条約の普及にかなり課題があったのではないかと感じております。今後、パブリックコメントを通していろいろな意見があると思いますので、特に子供たちの教育にかかわる方に普及させるためにはどうしたらいいかという視点も含めて検討していただきたいと思います。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イの地域福祉計画策定に係るパブリックコメント実施結果についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

管理課長:地域福祉計画策定に係るパブリックコメント実施結果について御報告いたします。
資料の2ページをごらんください。
パブリックコメントの実施結果についてでありますが、上段に記載のとおり2名の方から合わせて3件の御意見をいただいております。
意見の反映状況につきましては、下段に記載のとおりとなっております。
また、各御意見の内容とそれに対する市の考え方は、資料の3ページに記載のとおりでありまして、この結果につきましては、当委員会の後、市ホームページでの公開を予定しております。
なお、1月27日に第5回江別市地域福祉計画策定委員会を開催し、パブリックコメントの実施結果を御報告し、別冊資料2のとおり、計画案の内容に変更がない旨を委員の皆様より御了承いただき、江別市地域福祉計画策定委員会を終了したところでございます。
今後の予定につきましては、昨年11月28日に当委員会へ提出いたしました資料の内容から変更がないまま、別冊資料2のとおり最終案としてまとめ、3月に計画を確定させる予定でございます。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、(2)第1回定例会予定案件、アの放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。
本件に対する説明を求めます。

子育て支援課長:放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について御説明いたします。
資料の4ページをお開き願います。
1改正理由でありますが、放課後児童クラブの運営に際して必要となる放課後児童支援員の資格要件については、経過措置により都道府県知事が実施する放課後児童支援員認定資格研修を修了していなくとも、第10条第3項各号に該当する者を放課後児童支援員とみなしているところでありますが、経過措置が終了する令和2年4月1日以降は、研修を修了した放課後児童支援員を開設時間中1名以上配置しなければならないことになります。
しかし、現在、北海道が開催する研修は、現に放課後児童支援員として放課後児童クラブに勤務している者に限られていることから、新たに放課後児童クラブを開設する場合及び既存のクラブで放課後児童支援員に欠員が生じた場合に開設要件を満たさない状況が生じることも考えられることから、国の基準省令改正により、放課後児童支援員の資格要件が従うべき基準から参酌すべき基準とされたことを受け、市独自の基準として直ちに研修を修了した放課後児童支援員を配置することが困難と認められる場合における放課後児童支援員の特例を設けようとするものであります。
また、研修実施機関に政令指定都市の長が加えられたことに伴い、規定の整備を行おうとするものであります。
2改正内容でありますが、放課後児童支援員の資格要件の特例として、新たに放課後児童クラブを開設する場合及び既存の放課後児童クラブで研修を修了した放課後児童支援員に欠員が生じた場合においては、開設した日または欠員が生じた日から1年以内に研修を修了することを予定している者を含むこととする規定を加え、研修実施機関に政令指定都市の長を加えようとするものであります。
3施行期日につきましては、放課後児童支援員の資格要件を参酌化する基準省令の施行日である令和2年4月1日から施行することとしております。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、健康福祉部所管事項を終結いたします。
健康福祉部退室のため、暫時休憩いたします。(15:12)

※ 休憩中に、第1回定例会の委員長報告の有無について協議

委員長(諏訪部君):委員会を再開いたします。(15:16)
次に、5第1回定例会の委員長報告の有無についてお諮りいたします。
休憩中に協議いたしましたとおり、江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会からの答申について報告することとしてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
なお、案文につきましては、正副委員長に御一任いただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
最後に、6その他について、各委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
以上で、本日の委員会を散会いたします。(15:17)