令和2年第1回江別市議会定例会会議録(第1号)令和2年2月26日
1 出席議員
24名
議長 | 角田 一 君 | 副議長 | 相馬 芳佳 君 |
議員 | 高橋 典子 君 | 議員 | 佐藤 美佐子 君 |
議員 | 吉本 和子 君 | 議員 | 島田 泰美 君 |
議員 | 芳賀 理己 君 | 議員 | 石田 武史 君 |
議員 | 本間 憲一 君 | 議員 | 鈴木 誠 君 |
議員 | 猪股 美香 君 | 議員 | 岡 英彦 君 |
議員 | 三角 芳明 君 | 議員 | 宮本 忠明 君 |
議員 | 高間 専逸 君 | 議員 | 清水 直幸 君 |
議員 | 佐々木 聖子 君 | 議員 | 内山 祥弘 君 |
議員 | 諏訪部 容子 君 | 議員 | 干場 芳子 君 |
議員 | 齊藤 佐知子 君 | 議員 | 奥野 妙子 君 |
議員 | 徳田 哲 君 | 議員 | 裏 君子 君 |
2 欠席議員
1名
議員 | 稲守 耕司 君 |
3 説明のため出席した者の職氏名
市長 | 三好 昇 君 | 副市長 | 佐々木 雄二 君 |
水道事業管理者 | 佐藤 哲司 君 | 総務部長 | 後藤 好人 君 |
総務部調整監 | 高橋 孝也 君 | 企画政策部長 | 北川 裕治 君 |
生活環境部長 | 川上 誠一 君 | 経済部長兼 総合特区推進監 |
渡部 丈司 君 |
健康福祉部長 | 佐藤 貴史 君 | 建設部長 | 中田 正士 君 |
病院事務長 | 白石 陽一郎 君 | 消防長 | 西原 信一 君 |
水道部長 | 菊谷 英俊 君 | 会計管理者 | 多田 清人 君 |
総務部次長 | 福島 和幸 君 | 財務室長 | 野口 貴行 君 |
教育委員会教育長 | 月田 健二 君 | 教育部長 | 萬 直樹 君 |
監査委員 | 中村 秀春 君 | 監査委員事務局長 | 湯藤 維之 君 |
農業委員会会長 | 萩原 俊裕 君 | 農業委員会事務局長 |
斉藤 幸治 君 |
選挙管理委員会 委員長 |
中井 悦子 君 | 選挙管理委員会 事務局長 |
金内 隆浩 君 |
4 事務に従事した事務局員
事務局長 | 土屋 健 君 | 次長 | 錦戸 康成 君 |
庶務係長 | 土谷 晶子 君 | 議事係長 | 水口 武 君 |
主査 | 坪松 隆 君 | 主任 | 岡村 英治 君 |
主任 | 海谷 祐二朗 君 | 書記 | 渡辺 輝 君 |
事務補助員 | 浅沼 知子 君 |
5 議事日程
日程第 1 | 会議録署名議員の指名 |
日程第 2 | 会期の決定 |
日程第 3 | 諸般の報告 |
日程第 4 | 行政報告 |
日程第 5 | 生活福祉常任委員会所管事務調査報告 |
日程第 6 | 議案第3号 市道路線の認定、変更及び廃止について |
日程第 7 | 議案第4号 江別市監査委員条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第 8 | 議案第5号 江別市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第 9 | 議案第6号 江別市水道事業及び公共下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第10 | 議案第7号 江別市行政不服審査条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第11 | 議案第22号 令和元年度江別市一般会計補正予算(第4号) |
日程第12 | 議案第23号 令和元年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第3号) |
日程第13 | 議案第24号 令和元年度江別市基本財産基金運用特別会計補正予算(第1号) |
日程第14 | 議案第25号 令和元年度江別市水道事業会計補正予算(第2号) |
日程第15 | 議案第26号 令和元年度江別市下水道事業会計補正予算(第2号) |
日程第16 | 議案第27号 令和元年度江別市病院事業会計補正予算(第2号) |
日程第17 | 議案第28号 令和2年度江別市一般会計予算 |
日程第18 | 議案第29号 令和2年度江別市国民健康保険特別会計予算 |
日程第19 | 議案第30号 令和2年度江別市後期高齢者医療特別会計予算 |
日程第20 | 議案第31号 令和2年度江別市介護保険特別会計予算 |
日程第21 | 議案第32号 令和2年度江別市基本財産基金運用特別会計予算 |
日程第22 | 議案第33号 令和2年度江別市水道事業会計予算 |
日程第23 | 議案第34号 令和2年度江別市下水道事業会計予算 |
日程第24 | 議案第35号 令和2年度江別市病院事業会計予算 |
日程第25 | 議案第10号 江別市手数料条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第26 | 議案第11号 江別市高齢者福祉施設条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第27 | 議案第12号 江別市廃棄物の処理及び資源化・再利用の促進に関する条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第28 | 議案第13号 江別市火葬場条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第29 | 議案第14号 江別市勤労者研修センター条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第30 | 議案第15号 江別市陶芸の里条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第31 | 議案第16号 江別市乳幼児等医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第32 | 議案第18号 江別市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第33 | 議案第19号 江別市道路占用料条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第34 | 議案第9号 江別市議会の議員その他非常勤の職員等の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第35 | 議案第20号 江別市青少年健全育成協議会条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第36 | 議案第21号 江別市防災会議条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第37 | 議案第8号 江別市印鑑登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第38 | 議案第17号 江別市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について |
日程第39 | 議案第1号 江別市公平委員会委員の選任について |
日程第40 | 議案第2号 江別市固定資産評価審査委員会委員の選任について |
6 議事次第
◎ 開会宣告・開議宣告
議長(角田 一君)
これより令和2年第1回江別市議会定例会を開会いたします。
ただいまの出席議員は24名で定足数に達しております。
直ちに本日の会議を開きます。
◎ 議事日程
議長(角田 一君)
本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりであります。
◎ 会議録署名議員の指名
議長(角田 一君)
日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
会議規則第111条の規定により、
内山 議員
宮本 議員
を指名いたします。
◎ 会期の決定
議長(角田 一君)
日程第2 会期の決定についてを議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会の会期は、あらかじめ議会運営委員会と諮り、本日から3月24日までの28日間とし、2月27日から3月4日まで、7日及び8日並びに10日から23日までは委員会審査等のため、本会議を休会といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
◎ 諸般の報告
議長(角田 一君)
日程第3 諸般の報告を事務局長に報告させます。
事務局長(土屋 健君)
御報告申し上げます。
今議会におきます地方自治法第121条の規定によります説明員は、別紙印刷物のとおりでございます。
また、今議会に提出されました案件の数並びに閉会中の議長事務報告につきましても、印刷物に掲載のとおりでございます。
さらに、監査委員から報告のありました令和元年度定期監査後期の報告、及び例月出納検査結果報告11月分及び12月分並びに市長から報告のありました請願の処理の経過及び結果につきましても、お手元に配付のとおりでございます。
なお、本日の会議に稲守議員が欠席する旨の通告がございました。
以上でございます。
◎ 行政報告
議長(角田 一君)
日程第4 行政報告を議題といたします。
行政報告を求めます。
市長(三好 昇君)
私から行政報告を申し上げます。
去る2月20日に北広島市で開催されました令和2年石狩教育研修センター組合議会第1回定例会について御報告申し上げます。
付議されました案件は、資料1ページに記載の石狩教育研修センター組合教育委員会委員の任命について、ほか2件でございます。
初めに、1の石狩教育研修センター組合教育委員会委員の任命についてでありますが、新篠津村教育委員会教育長の荒谷順一郎委員を再任しようとするもので、原案のとおり全会一致で同意されました。
次に、2の石狩教育研修センター組合職員の給与・勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正する条例についてでありますが、地方自治法及び地方公務員法の一部改正に伴い、当組合会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関し、必要な事項を定めるため、所要の改正を行うもので、議案のとおり全会一致で可決されております。
次に、3の令和2年度石狩教育研修センター組合一般会計予算についてでありますが、資料2ページの別紙1のとおり、予算の総額は、歳入歳出それぞれ3,120万9,000円となっております。
主なものとしては、歳入では、構成する市町村からの分担金が2,975万7,000円、歳出では、総務費のうち総務管理費が1,564万6,000円、教育費のうち研修センター費が1,479万2,000円となっており、一般会計予算案につきましては、議案のとおり全会一致で可決されたところでございます。
次に、新型コロナウイルス感染者の発生とその対応状況について御報告いたします。
去る2月22日午後5時、当市内に在住する50歳代の女性が新型コロナウイルスの検査において陽性と判明したとの北海道の発表を受け、直ちに、江別市感染症予防対策本部を立ち上げ、情報収集並びに感染拡大予防について協議したところであります。
当該感染者については、市内小学校の給食配膳員でありましたことから、北海道江別保健所、北海道教育委員会からの指導・助言を踏まえ、当該校については、給食配膳員と児童や教職員との接触が極めて少ないことから、校舎内の一斉消毒により対応したところでございます。
また、2月24日午後7時30分に発表された感染者については、石狩管内在住で江別市内の公立学校の教職員でありましたことから、北海道教育委員会、北海道江別保健所の指導を踏まえ、当該校を一定期間、臨時休校とすることといたしました。
市といたしましては、今後の感染拡大予防を図ることを最優先と考え、関係機関との連携のもと、市民からの各種相談業務に対応するとともに、全小・中学校につきましては、児童生徒及び教職員の毎日朝晩の検温など健康チェックを実施するほか、小・中学校25校全ての消毒実施を検討しております。
いずれにしても、市民の安全を第一に考え、感染拡大予防に万全を期してまいりたいと考えております。
なお、今後の調査結果などを含めた詳細につきましては、改めて所管委員会等で御報告させていただきます。
以上をもちまして、私からの行政報告を終わります。
議長(角田 一君)
これより行政報告に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上をもって、行政報告を終結いたします。
◎ 生活福祉常任委員会所管事務調査報告
議長(角田 一君)
日程第5 生活福祉常任委員会所管事務調査報告を議題といたします。
生活福祉常任委員長の報告を求めます。
生活福祉常任委員長(諏訪部容子君) 当
委員会の閉会中の所管事務調査のうち、江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会からの答申について御報告申し上げます。
江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会では、市立病院が担うべき役割と診療体制のほか、経営安定化や公的支援等の水準について諮問を受け、全体委員会と専門委員会による計10回の協議を重ね、去る2月5日に、市長に対して答申されたとのことであります。
答申書では、高齢化の進行や今後の人口減少社会を見据えて、地域医療の安定的な確保と地域の発展に貢献する病院を目指すために実現すべき医療や経営再建の基本理念のほか、経営再建を実現するための四つの中期戦略が示されておりますので、その概要について申し上げます。
一つ目の市立病院が担うべき医療の重点化については、地域医療の需給動向を踏まえ、手術や小児・周産期医療の機能を維持するとともに、高齢化の進行により一定の需要が見込まれる在宅医療やがん治療の機能を強化するほか、救急医療は、他の医療機関との連携を強化し、機能分化を進めるべきとされております。また、診療科については、皮膚科を縮小または廃止し、精神科は外来機能を維持しながら、入院機能とデイケアを他の医療機関に委ねて縮小すべきとされております。さらに、病床規模については、地域医療の需給動向に見合った適正な病床規模とするために、一般病床を206床程度に縮小すべきであり、病床数の適正化に当たっては、一時的な休止を選択するなど、国の方針や医療需要などの変化に応じて、活用を検討する余地を残すべきとされております。なお、精神科病床は、段階的な廃止に向けて、速やかに現状の病床利用に合わせた減床を図るべきとされております。
次に、二つ目の診療体制の確立については、市立病院が担うべき医療の重点化に従って医療従事者を確保するほか、内科診療体制として、総合内科6名、循環器内科3名、消化器内科3名、人工透析内科1名の計13名の体制を構築すべきとされております。また、医師の招聘に向けた体制を強化するために専任部門を設けるとともに、大学医局からの派遣を基本としつつ、民間医療機関や人材派遣会社等の活用にも引き続き取り組むべきとされております。さらに、医師定着のため、医師の働き方改革への対応を着実に進め、勤務環境を整備するほか、医療の質の向上と経営再建を実現するためには、チーム医療の中心となる看護体制の抜本的見直しが必要とされております。
次に、三つ目の経営体制の構築については、収支改善に向けた明確な目標を設定し、その進捗管理を徹底するとともに、事務職員のプロパー化を進め、看護職員や診療技術職員を経営部門に配置するなど、経営感覚に富む人材の確保や育成を図るべきとされております。また、ボトムアップの組織文化を醸成し、職員のモチベーションを高めるほか、収支均衡に向けた収益増加策や経費削減策を速やかに実行すべきとされております。
最後に、四つ目の一般会計による適正な公費負担については、自律的な経営と明確な基準に基づく一般会計からの公費負担によって収支の均衡を図り、持続可能な医療提供体制を確保する必要があるとされている一方、過去に生じた病院事業会計の資金不足は、市立病院の経営再建を条件として、一般会計が適切に支援を行うべきとされております。
以上が、経営再建を実現するための中期戦略の概要でありますが、このほかにも、経営再建の実効性を確保する方策として、令和2年度から令和4年度までの3年間を集中改革期間とし、令和5年度での収支均衡を実現するとともに、答申に基づく経営再建を進めるに当たっては、第三者による外部機関を設置し、的確な評価・点検を行いながら確実な進捗を図る必要があるとされております。
なお、経営形態のあり方については、さらに議論を深める必要があることから、継続協議とすることが確認され、本年6月を目途に結論を出すこととされております。
答申の内容については以上でありますが、市立病院では、安定的な地域医療を確保し、市民の健康の維持・増進を図るため、答申を踏まえた具体的な経営再建の取り組みを進める必要がありますことから、当委員会といたしましても、今後の動向を注視してまいりたいと考えております。
以上申し上げまして、閉会中における当委員会の所管事務調査報告といたします。
議長(角田 一君)
これより生活福祉常任委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
以上をもって、生活福祉常任委員会所管事務調査報告を終結いたします。
◎ 議案第3号
議長(角田 一君)
日程第6 議案第3号 市道路線の認定、変更及び廃止についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
建設部長(中田正士君)
ただいま上程になりました議案第3号 市道路線の認定、変更及び廃止について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、路線の認定につきましては、開発行為及び江別の顔づくり事業などの道路整備事業及び路線再編によるものが、8路線、延長3,957メートルの増加となるものであります。
次に、変更する路線につきましては、江別の顔づくり事業などによる路線再編が、4路線、延長161メートルの増加となるものであります。
次に、廃止する路線につきましては、江別の顔づくり事業などの道路整備事業による路線再編であり、7路線、延長1,880メートルが廃止となるものであります。
以上のことから、市道路線の総数は2,415路線、総延長は83万7,158メートルとなるものであります。
なお、各路線の延長、位置など詳細につきましては、議案及び図面を御参照くださいますようお願い申し上げます。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(角田 一君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第3号 市道路線の認定、変更及び廃止についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第3号を採決いたします。
議案第3号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
◎ 議案第4号ないし議案第6号
議長(角田 一君)
日程第7ないし第9 議案第4号 江別市監査委員条例の一部を改正する条例の制定について、議案第5号 江別市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第6号 江別市水道事業及び公共下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、以上3件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
副市長(佐々木雄二君)
ただいま上程になりました議案第4号 江別市監査委員条例の一部を改正する条例の制定について、議案第5号 江別市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第6号 江別市水道事業及び公共下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、以上3件につきまして、一括して提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、地方公共団体等における適正な事務処理等の確保並びに組織及び運営の合理化を図るため、地方自治法が一部改正され、本年4月から、普通地方公共団体の長等の損害賠償責任の一部免責の規定が追加されることから、これに伴う所要の改正を行おうとするものであります。
次に、各条例の改正の内容でありますが、議案第4号、議案第5号及び議案第6号は、いずれも改正法の規定の追加による条項の繰り下げに伴い、引用条項の整備を行うものであります。
なお、それぞれの附則において、施行期日を令和2年4月1日とするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(角田 一君)
これより議案第4号ないし議案第6号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
議案第4号ないし議案第6号については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第4号 江別市監査委員条例の一部を改正する条例の制定について、議案第5号 江別市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第6号 江別市水道事業及び公共下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、以上3件に対する一括討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第4号ないし議案第6号を一括採決いたします。
議案第4号ないし議案第6号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
◎ 議案第7号
議長(角田 一君)
日程第10 議案第7号 江別市行政不服審査条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
総務部長(後藤好人君)
ただいま上程になりました議案第7号 江別市行政不服審査条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、情報通信技術の活用による行政手続等に係る関係者の利便性の向上並びに行政運営の簡素化及び効率化を図るため、行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律が一部改正され、昨年12月に法律の題名が情報通信技術を活用した行政の推進等に関する法律に改められたことから、これに伴う所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、条例で引用する法律の題名を改めるほか、引用条項の整備を行うものであります。
なお、附則において、施行期日を公布の日とするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(角田 一君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第7号 江別市行政不服審査条例の一部を改正する条例の制定についてに対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第7号を採決いたします。
議案第7号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
◎ 議案第22号ないし議案第27号
議長(角田 一君)
日程第11ないし第16 議案第22号 令和元年度江別市一般会計補正予算(第4号)、議案第23号 令和元年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)、議案第24号 令和元年度江別市基本財産基金運用特別会計補正予算(第1号)、議案第25号 令和元年度江別市水道事業会計補正予算(第2号)、議案第26号 令和元年度江別市下水道事業会計補正予算(第2号)及び議案第27号 令和元年度江別市病院事業会計補正予算(第2号)、以上6件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
副市長(佐々木雄二君)
ただいま上程になりました議案第22号 令和元年度江別市一般会計補正予算(第4号)ほか2特別会計の補正予算につきまして、一括して提案理由を御説明申し上げます。
初めに、一般会計でありますが、今次補正は、第1に、国等の予算動向による変更等の措置、第2に、歳入・歳出の決算見込みに伴う措置、第3に、その他緊急を要するものへの措置を行うものであります。
以下、その概要につきまして、御説明申し上げます。
予算書の14ページ、3の歳出をお開きいただきたいと存じます。
まず、2款総務費でありますが、1項1目一般管理費は、ふるさと納税寄附金の増加に伴う返礼品購入経費等として3,950万3,000円を追加するものであり、5目財産管理費は、前年度決算剰余金や基金の利子収入、土地売払収入等を基金に積み立てるため5億765万9,000円を追加するものであります。
2項1目市民活動費は、水と緑の基金の寄附等の決算見込みにより789万3,000円を追加するものであり、4項1目戸籍住民基本台帳費は、個人番号カード交付枚数の増加に伴う負担金として467万円を追加するものであります。
5項選挙費は、いずれも事業費の確定により、3目市長・市議会議員選挙費は1,418万3,000円を、15ページに移りまして、4目知事・道議会議員選挙費は438万8,000円を、5目参議院議員選挙費は579万5,000円をそれぞれ減額するものであります。
16ページに移りまして、8項1目職員管理費は、北海道からの派遣職員の派遣形態の変更に伴う負担金として844万5,000円を追加するものであります。
次に、3款民生費でありますが、1項2目老人福祉費の老人ホーム入所措置経費は、施設入所者数の減により1,251万7,000円を、後期高齢者医療費は、平成30年度の医療費精算など、北海道後期高齢者医療広域連合への納付額の確定により614万5,000円をそれぞれ減額するものであります。
3目障害福祉費の重度心身障害者医療費は、受診件数の減により571万8,000円を減額するものであり、障害者自立支援給付費(児童)は、利用件数の増により3,275万9,000円を追加するものであり、2項4目保育所費は、保育施設等の入所率が当初見込みを下回ったことなどにより4,920万5,000円を減額するものであります。
次に、17ページに移りまして、4款衛生費でありますが、2項1目清掃総務費は、廃棄物処理施設整備基金の運用利息の決算見込みにより1万円を追加するものであります。
次に、6款農林水産業費でありますが、1項5目畜産業費は、国の補助制度を活用した肉牛繁殖施設整備に対する補助として1,957万9,000円を措置するものであります。
6目土地改良事業費は、国の補正予算に伴う次年度への繰越事業費として、中の月地区及び大麻地区における道営水利施設整備事業負担金を追加する一方で、本年度実施分を事業費の確定により減額し、合計で763万3,000円を追加するものであります。
次に、7款商工費でありますが、1項3目工業振興費は、企業立地等補助金の決算見込みにより822万3,000円を減額するものであります。
次に、8款土木費でありますが、2項2目道路橋梁維持費は1億7,142万5,000円を、18ページに移りまして、3目道路橋梁新設改良費の道路橋梁再整備事業は2,120万6,000円を、百間境道路整備事業は2,401万2,000円を、兵村4番通り道路整備事業は149万5,000円を、いずれも国の補助決定により、当初予定の事業量を確保できなかったため、減額するものであります。
4項2目公園管理費は、国の補助決定により、当初予定の事業量を確保できなかったため2,577万8,000円を減額するものであり、5項2目住宅営繕費は、契約差金など事業費の決算見込みにより3,167万2,000円を減額するものであります。
次に、19ページに移りまして、10款教育費でありますが、1項3目教育指導振興費は、国の補正予算に伴う市内小・中学校の校内LAN整備費として6億7,887万5,000円を措置するものであります。
3項2目教育振興費は、受給者数等の決算見込みにより439万5,000円を減額するものであり、3目学校営繕費は、国庫補助の内定のあった大麻中学校の校舎屋外避難階段建てかえ工事、江別第二中学校及び江別第三中学校の校舎外壁改修工事費として7,950万8,000円を追加するものであります。
5項1目保健体育総務費は、事業費の決算見込みにより1,870万3,000円を減額するものであります。
次に、11款公債費でありますが、1項1目元金は、既発債の利率見直しにより355万5,000円を追加するものであり、20ページに移りまして、2目利子は、平成30年度債の借り入れ額、利率の確定及び既発債の利率見直しにより3,873万6,000円を減額するものであります。
次に、12款諸支出金でありますが、1項4目病院事業会計は、市立病院の運転資金の不足に対応するための繰り出しであり、一般会計から病院事業会計への長期貸付金として13億円を追加するものであります。
以上が歳出の概要でありますが、これに対応いたします歳入につきましては、予算書の10ページ、2の歳入にお戻りいただきたいと存じます。
1款市税、6款地方消費税交付金、10款地方特例交付金、11款地方交付税及び12ページの20款繰越金並びに13ページの22款市債のうち、1項9目の臨時財政対策債については、今次補正に係る一般財源相当額として、決算見込み等を踏まえ、措置するものであり、10ページの13款分担金及び負担金から、12ページの22款市債までのその他の歳入は、歳出の事務事業に対応する特定財源として、それぞれの事業費の見込み等を勘案した中で、所要の増減調整を行うものであります。
次に、諸表について、御説明申し上げます。
7ページにお戻りいただきたいと存じます。
第2表の繰越明許費補正は、各事業の進捗状況や実施期間の関係から、年度内に完了しない見込みであることなどを踏まえ、それぞれ翌年度に繰り越すものであります。
次に、第3表の債務負担行為補正でありますが、道路橋梁管理経費(臨時)は、昨年度同様、いわゆるゼロ市債として早期の工事発注を可能とするもので、市単独事業であります路面凍上改修工事の9路線を前倒しして、期間を令和2年度、限度額を2億9,700万円とし、債務負担行為の追加をするものであります。
次に、第4表の地方債補正でありますが、国の補正予算に対応した地方債や事業費の確定等に伴う調整、臨時財政対策債発行可能額の確定により、それぞれ限度額を変更するものであります。
次に、1ページにお戻りいただきたいと存じます。
以上の結果、今次補正額は22億4,649万3,000円の追加となりまして、これを既定の歳入歳出予算の総額463億8,971万6,000円に加えますと、その総額は486億3,620万9,000円となるものであります。
次に、議案第23号 令和元年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)につきまして、御説明申し上げます。
予算書の4ページ、3の歳出をお開きいただきたいと存じます。
5款1項1目特定健康診査等事業費は、特定健康診査受診者数の増により233万3,000円を追加するものであり、2項1目保健衛生普及費は、脳ドック受診者数の減により255万3,000円を減額するものであり、6款1項1目基金積立金は、平成30年度の決算剰余金を基金に積み立てるため1億9,024万1,000円を追加するものであります。
これに対応いたします歳入につきましては、2の歳入にありますように、6款繰越金をもって措置するものであります。
次に、1ページにお戻りいただきたいと存じます。
以上の結果、今次補正額は1億9,002万1,000円の追加となりまして、これを既定の歳入歳出予算の総額122億5,885万9,000円に加えますと、その総額は124億4,888万円となるものであります。
次に、議案第24号 令和元年度江別市基本財産基金運用特別会計補正予算(第1号)につきまして、御説明申し上げます。
予算書の4ページ、3の歳出をお開きいただきたいと存じます。
1款1項1目基本財産基金費は、病院事業会計への貸付金の財源として3億円を追加する一方、道営農業農村整備事業負担金の確定により、基金から一般会計への運用を予定していた繰出金について300万円を減額し、合計で2億9,700万円を追加するものであります。
これに対応いたします歳入につきましては、2の歳入にありますように、2款繰入金をもって措置するものであります。
次に、1ページにお戻りいただきたいと存じます。
以上の結果、今次補正額は2億9,700万円の追加となりまして、これを既定の歳入歳出予算の総額3億7,600万円に加えますと、その総額は6億7,300万円となるものであります。
以上、一般会計及び2特別会計の補正予算につきまして、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
水道部長(菊谷英俊君)
ただいま上程になりました議案第25号 令和元年度江別市水道事業会計補正予算(第2号)及び議案第26号 令和元年度江別市下水道事業会計補正予算(第2号)につきまして、一括して提案理由を御説明申し上げます。
今次補正は、両会計とも決算見込みに伴う整理を行うほか、水道事業会計では、国庫補助金の精算による返還金について、所要の措置を講じるものであります。
初めに、水道事業会計補正予算について御説明申し上げます。
予算書の9ページをお開き願います。
まず、収益的収入の1款水道事業収益でありますが、1項2目の受託工事収益は2,900万円を、2項4目の消費税及び地方消費税還付金は916万9,000円をそれぞれ減額するものであります。
次に、収益的支出の1款水道事業費用でありますが、1項1目原水及び浄水費は1,355万5,000円を、1項2目配水及び給水費は1,751万7,000円を、1項3目受託工事費は2,878万9,000円をそれぞれ減額し、2項3目消費税及び地方消費税は107万9,000円を増額するものであります。
次に、10ページをお開き願います。
資本的支出の1款資本的支出でありますが、1項1目水道施設整備事業費は、入札差金などにより574万3,000円を、1項2目量水器費は、実績に基づき3,037万4,000円をそれぞれ減額するものであります。
また、3項1目国庫補助金返還金は、過年度分の国庫補助金に係る消費税の取り扱いについて、北海道と協議を重ねてきた結果、経理上負担していない扱いとなっていた消費税相当分を返還するため、677万4,000円を増額するものであります。
この結果、1ページにお戻りいただきまして、第2条収益的収入及び支出の水道事業収益は3,816万9,000円を減額し、総額を25億8,577万6,000円に、水道事業費用は5,878万2,000円を減額し、総額を23億2,424万8,000円に改めるものであります。
次に、第3条資本的収入及び支出について、2ページをお開き願います。
資本的支出は2,934万3,000円を減額し、総額を14億1,445万8,000円に改めるもので、1ページにお戻りいただきまして、資本的収支で不足する額を10億8,418万3,000円に、補塡財源につきましても同額に改めるものであります。
続きまして、下水道事業会計補正予算について御説明申し上げます。
予算書の7ページをお開き願います。
資本的収入の1款資本的収入でありますが、3項1目国庫補助金は、事業費の確定により6,520万円を減額するものであります。
次に、資本的支出の1款資本的支出でありますが、1項2目固定資産購入費は450万円を減額するものであります。
この結果、1ページにお戻りいただきまして、第2条資本的収入及び支出の資本的収入は6,520万円を減額し、総額を11億7,961万7,000円に、資本的支出は450万円を減額し、総額を22億752万1,000円に改めるもので、資本的収支で不足する額を10億2,790万4,000円に、補塡財源につきましても同額に改めるものであります。
以上、水道及び下水道、両事業会計の補正予算につきまして、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
病院事務長(白石陽一郎君)
ただいま上程になりました議案第27号 令和元年度江別市病院事業会計補正予算(第2号)につきまして、提案理由を御説明申し上げます。
今次補正は、収入、支出に係る決算見込みの確定により、既定予算に所要の増減調整を行い、本年度末の一時借入金の返済の一部として、一般会計から借り入れを行うものであります。
予算書の17ページをお開き願います。
まず、収益的収入でありますが、1款病院事業収益の1項1目の入院収益は、患者数の減少により11億4,033万9,000円を、2目の外来収益は、同じく患者数の減少により2億5,347万9,000円をそれぞれ減額し、決算見込みによる収入の増額により、4目のその他医業収益は22万2,000円を、2項3目の補助金は21万9,000円をそれぞれ増額する一方、決算見込みによる収入の減額により、1項3目の公衆衛生活動収益は94万7,000円を、2項5目の院内保育所収益は132万4,000円を、7目のその他医業外収益は171万4,000円をそれぞれ減額するものであります。
次に、収益的支出でありますが、1款病院事業費用の1項1目の給与費は、職員の中途退職など決算見込みによる減額のほか、次年度以降清算見込みの退職給付引当金の計上等により4,870万4,000円を減額するものであります。
18ページに移りまして、2目の材料費は、診療収益の減額に伴う薬品費及び診療材料費の減等により5,721万6,000円を減額し、3目の経費は5,891万6,000円を、4目の減価償却費は213万2,000円をいずれも決算見込みにより減額し、19ページに移りまして、3項1目の過年度損益修正損は決算見込みにより126万5,000円を増額する一方、1項5目の資産減耗費は1万円を、6目の研究研修費は635万5,000円を、2項1目の支払い利息は92万2,000円を、2目の院内保育所運営費用は115万円を、3目のその他医業外費用は256万5,000円を、4目の消費税及び地方消費税は189万4,000円をそれぞれ減額するものであります。
次に、予算書の20ページをお開き願います。
資本的収入でありますが、1款1項1目の企業債は、工事費及び医療器械等購入費の確定により450万円を減額し、3項1目の固定資産売却収入は11万円を、4項1目の投資回収金は1,000円を、5項1目の寄附金は1,000円をいずれも決算見込みにより減額するものであります。
次に、資本的支出でありますが、1款1項1目の建物改良費は工事費の確定により196万9,000円を、2目の有形固定資産購入費は、医療器械器具及び什器備品の購入費の確定により392万7,000円をそれぞれ減額するものであります。
以上の結果、1ページにお戻りいただきまして、第2条に定めた業務の予定量につきまして、第2条1業務量の(3)年間延べ入院患者数を6万1,655人に、(4)年間延べ外来患者数を13万8,891人に、(5)一日平均入院患者数を168人に、(6)一日平均外来患者数を576人に、2主要な建設改良事業の病院施設等整備事業を2,214万3,000円に、医療器械器具等整備事業を8,907万2,000円に改めるものであります。
次に、第3条収益的収入及び支出につきまして、一時借入金の返済の一部に充てるため、一般会計より13億円を借り入れることから、本文の次に、営業運転資金に充てるため、一般会計から長期借入金13億円を借り入れる、なお書きを加えるものであります。
この結果、病院事業収益は13億9,736万2,000円を減額し、総額を54億5,505万8,000円に、病院事業費用は1億7,859万9,000円を減額し、総額を67億551万7,000円に改めるものであります。
次に、2ページに移りまして、第4条資本的収入及び支出の資本的収入は461万2,000円を減額し、総額を5億9,990万6,000円に、資本的支出は589万6,000円を減額し、総額を10億4,428万8,000円に改めるもので、資本的収支で不足する額を4億4,438万2,000円に、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額を37万3,000円に改めるものであります。
次に、第5条企業債は、病院施設等整備事業費に係る起債の限度額を2,210万円に、医療器械器具等整備事業費に係る起債の限度額を8,690万円に改めるものであります。
次に、第6条議会の議決を経なければ流用することのできない経費は、職員給与費を34億1,650万2,000円に改めるものであります。
以上、病院事業会計の補正予算につきまして、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(角田 一君)
これより議案第22号ないし議案第27号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第22号、議案第24号及び議案第27号は、予算決算常任委員会に付託いたします。
お諮りいたします。
議案第23号については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに、御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第23号 令和元年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)に対する討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第23号を採決いたします。
議案第23号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
お諮りいたします。
議案第25号及び議案第26号については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに、御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
これより議案第25号 令和元年度江別市水道事業会計補正予算(第2号)及び議案第26号 令和元年度江別市下水道事業会計補正予算(第2号)、以上2件に対する一括討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第25号及び議案第26号を一括採決いたします。
議案第25号及び議案第26号は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、原案のとおり決しました。
◎ 議案第28号ないし議案第35号
議長(角田 一君)
日程第17ないし第24 議案第28号 令和2年度江別市一般会計予算、議案第29号 令和2年度江別市国民健康保険特別会計予算、議案第30号 令和2年度江別市後期高齢者医療特別会計予算、議案第31号 令和2年度江別市介護保険特別会計予算、議案第32号 令和2年度江別市基本財産基金運用特別会計予算、議案第33号 令和2年度江別市水道事業会計予算、議案第34号 令和2年度江別市下水道事業会計予算及び議案第35号 令和2年度江別市病院事業会計予算、以上8件を一括議題といたします。
令和2年度江別市各会計予算に係る市政執行方針の説明を求めます。
市長(三好 昇君)
ただいま上程されました令和2年度予算案及びこれに関する諸案件を御審議願うに当たり、私の市政に対する基本的な考えと予算の大綱について御説明申し上げます。
令和2年度は、10年間の江別のまちづくりを定めた第6次江別市総合計画えべつ未来づくりビジョンの7年目、今後5年間で進める、第2期江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略のスタートの年であります。
えべつ未来づくりビジョンに基づき、重点的・集中的に取り組むえべつ未来戦略は、来年度2年目を迎えることとなり、ともにつくる協働のまちづくりを全ての戦略推進の基盤に据えるとともに、子供から大人まで生き生きと健康に暮らせるまちづくりを新たな戦略に加え、取り組んでいるところであります。
また、平成27年度に策定した江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略は、間もなく5年間の計画期間を終えようとしており、経済の活性化なくして地域の発展はないとの考えのもと、仕事と人が相互に好循環を生み出す各種施策を進めてまいりました。
そうした中、江別の顔づくり事業は、昨年12月にホテルとの併設のもと、民設民営による市民交流施設ぷらっとがオープンし、この3月で、当初の予定どおり事業の最終年次を迎え、さらに、市内各所でさまざまな規模の宅地造成が進んでいることなどから、市内に新たな人の流れが生まれ、その結果、大型書店の出店といった商業施設の立地につながるなど、民間投資による経済の好循環が生まれつつあります。
さらに、3月には、南大通り大橋が開通し、新たな道路網が形成されることにより、交通利便性の向上が図られるものと期待しております。
こうした状況のもとで、当市の人口は、平成28年度から社会増に転じ、昨年は、社会増が自然減を上回った結果、ことし1月現在、対前年同月比で増加となりました。
また、1月に総務省から発表された住民基本台帳人口移動報告によりますと、昨年1年間における転入超過ランキングのうち、年少人口区分において、当市は、全国8位の591人の転入超過となり、昨年の全国12位を上回ったところであります。
そうした人の流れを踏まえ、来年度からスタートする第2期江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定するに当たり、まちづくりに関して御意見を伺うため、大学生や子供を持つ保護者を対象に懇談会を開催いたしました。
参加者からは、江別の魅力発信をさらに進めるべき、働く家庭を支援するため、保育所や放課後児童クラブを充実させてほしい、医療費助成をさらに拡充してほしいなど、多くの御意見をいただいたところであります。
こうした懇談会や有識者会議における議論を踏まえ、戦略の見直しを行った結果、新たな戦略では、これまでの基本目標は維持しながら、今後、重要となる若者の地域定着、女性や高齢者の就業支援、地場産品の販路拡大などの取り組みを強化することとしております。
今後におきましても、えべつ未来づくりビジョンと江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略をまちづくりの基本に据え、引き続き、人の流れをとめることなく、一層加速していくため、両計画に基づく各施策を進めてまいりたいと考えております。
一方で、現在の当市における最大の課題は、市立病院の経営再建であります。
近年、市立病院は、極めて厳しい経営状況が続いており、市議会からの御意見や江別市立病院シンポジウムでの市民の声を受け、昨年8月に市民、医療関係者、学識者などで構成する江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会を設置いたしました。
この江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会では、市立病院が担うべき役割や診療体制、経営安定化のための方策など、市立病院のあり方について御審議をいただき、去る2月5日に答申をいただいたところであります。
答申では、市立病院が重点化すべき医療や診療科の再編、人員配置の適正化、さらには、医師招聘に向けた体制の構築やガバナンス強化など、新たな構造的な課題にまで及ぶ提言をいただいたものと受けとめております。
私といたしましては、約70年にも及ぶ市立病院の歴史を踏まえ、再び経営危機を繰り返すことがないよう、江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会からの答申に基づき、対応する組織を立ち上げ、来年度からの集中改革期間内において、医師招聘に向けた体制の構築などの構造的な課題解決に向け、市職員一丸となって進めてまいりたいと考えております。
ただいま申し上げましたように、第6次江別市総合計画策定後の6年間においては、子育て支援や教育環境の充実、江別の顔づくり事業の進捗による都市基盤の整備などに取り組んだ結果、経済の好循環という成果が生まれつつあるとの認識のもと、今後はそれらをさらに高めていくとともに、喫緊の課題である市立病院の経営問題に対しては、真摯に取り組んでまいりたいと考えております。
そこで、令和2年度の市政を担当するに当たり、えべつ未来づくりビジョンの基本理念に従って、私の基本的な考えについて申し上げます。
まず1点目は、安心して暮らせるまちであります。
市民の誰もが健康的に安心して暮らせるように、保健、医療、福祉サービスを充実するとともに、生活する上での不安を解消して安全・安心を確保する必要があります。
そこで、江別市健康都市宣言に基づき、市民が健康に関する意識を高め、みずからの健康状態を把握し、生活習慣を見直す取り組みを引き続き進めてまいります。
次に、全国各地で発生する自然災害への備えとして、防災に関する市民への出前講座のほか、これまでの自治会単位から小学校区単位に対象を広げ、各自治会が連携し、避難所運営訓練を実施することなどにより、自助・共助の防災意識の啓発を図り、地域防災力の向上に努めてまいります。
また、市役所本庁舎及び市民会館の耐震化につきましては、これまでの市民団体等への説明会に引き続き、今後は、市民意見交換会を開催するなど、広く市民の皆様から御意見を伺ってまいります。なお、国の財政支援制度の動向や先行事例などにつきましては、今後とも情報収集を行ってまいります。
さらに、介護人材の育成、確保のため、市内の介護事業者と連携を図り、入門的研修の実施による新たな人材の発掘や、介護事業所での実習を通じた就労支援に新たに取り組んでまいります。
また、旧札幌盲学校跡地の一部を活用した生涯活躍のまち拠点地域の整備事業が着手されたことから、大麻地区に開設準備室を設置し、生涯活躍のまちに関するPRや、市内大学、自治会などの関係機関と具体的な取り組みなどについて協議、検討を行ってまいります。
2点目は、活力のあるまちであります。
地域の活力を維持していくためには、仕事が人を呼び、人が仕事を呼び込む好循環を確立していくことが重要であり、さらなる産業振興による経済活性化に取り組んでいくとともに、文化やスポーツ活動を充実し、まちににぎわいや活力を生み出していく必要があります。
そこで、新たに就労支援拠点を整備し、就労支援セミナーや各種企業説明会、交流会を開催することなどにより、働きたい女性やシニア層の社会参加の向上と企業の雇用確保・拡大に向けた取り組みを推進してまいります。
また、江別市観光振興計画に基づき、江別観光の軸である食を中心とした各種PRや販路拡大などに取り組むほか、市内循環バスによる周遊観光やサイクルツーリズムを推進していくことなどにより、観光による交流人口の創出を図ってまいります。
さらに、ことし開催される東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に合わせ、パブリックビューイングや採火イベントを実施することなどで、スポーツへの関心をさらに高めるための取り組みを進めてまいります。
また、スポーツ合宿に係る支援の充実を図り、市内での合宿によるトップアスリートとの交流などを通じたスポーツ振興を図ってまいります。
3点目は、子育て応援のまちであります。
未来を担う子供たちが心豊かに成長するためには、安心して子供を産み育てられ、働くことを希望する親が不安なく仕事に向かうことができるまちを目指していくことが重要です。そのため、えべつ・安心子育てプランに基づき、引き続き、子育てや教育の充実を図っていく必要があります。
そこで、保育の待機児童解消のため、2歳以下を対象とした地域型保育の提供体制の拡大などを図っていくほか、保育料の独自軽減を引き続き行ってまいります。さらに、放課後などの小学生の居場所の確保は重要であることから、引き続き、放課後児童クラブへの運営費補助を実施するほか、待機児童の発生が見込まれる小学校区に対し放課後児童クラブの充実を図ってまいります。また、これまで小学校就学前までであった通院医療費に係る助成を小学3年生まで、さらに入院医療費に係る助成を中学生まで拡大いたします。加えて、病児・病後児保育事業を実施する事業所が新設されることから、同事業への補助を拡大いたします。なお、課題であった保育士等の確保につきましては、奨学金返還や住まいに係る家賃について、新たに支援するほか、保育施設の見学バスツアーを企画、実施してまいります。
次に、教育面においては、市内全小・中学校に教職員の働き方改革を進めるため、校務支援システムを導入するとともに、新たに小学校の外国語に関する指導者用デジタル教科書を整備してまいります。また、これまでの電子黒板やタブレット型パソコン、指導者用デジタル教科書などのさらなる充実を図るため、今後、市内全小・中学校に校内LANの整備を進めてまいります。
4点目は、環境にやさしいまちであります。
持続可能な社会を構築していくためには、あらゆる施策において環境を強く意識しながら取り組むことが不可欠です。江別市環境管理計画などに基づき、緑豊かで良好な環境を確保し、将来の世代へ継承していくことを目指し、ごみの資源化などを推進するとともに、人と自然が共生するまちを目指す必要があります。
そこで、稼働開始から20年となる江別市環境クリーンセンターの延命化に向けた長寿命化総合計画を策定いたします。また、清掃業務従事者の働き方改革を推進するため、土曜日収集を廃止するなど、収集体制の見直しを行ってまいります。さらに、介護が必要な方や障がいをお持ちの方など、ごみ出しが困難な方を対象にごみの戸別収集を開始するとともに、農村地区のごみ収集日を拡大いたします。また、ごみの減量化、資源化推進のため、大型ごみから使用可能な家具等を提供するリユース市を新たに開催し、市民のリユース意識の向上を図ってまいります。
次に、令和2年度の江別市予算案の大綱について申し上げます。
予算編成に当たりましては、市の厳しい財政事情や課題となっている市立病院の経営状況などを踏まえ、予算編成方針で示した事務事業の見直しや歳出削減などの取り組みにより、基金からの繰り入れ抑制を図ったところでありますが、消費税率の引き上げや労務単価の上昇などの影響もあり、歳出の所要一般財源は増加いたしております。
また、プレミアム付商品券事業や江別の顔づくり事業の終了などにより、総額では前年度を下回る予算となっておりますが、教育・保育施設等給付費を初めとした扶助費の増加などが予算全体の減少幅を縮める形となっております。
その結果、令和2年度の各会計予算規模と前年度当初予算との比較においては、一般会計450億1,000万円で、1.8%の減、特別会計244億8,800万円で、0.9%の増、企業会計169億3,376万2,000円で、3.9%の減、合計864億3,176万2,000円で、1.5%の減となるものであります。
以下、令和2年度予算案の概要について、前段で御説明いたしました内容と一部重複いたしますが、第6次江別市総合計画の施策体系に基づき申し上げます。
第1に、自然・環境について申し上げます。
まず、清掃事業では、江別市環境クリーンセンターの延命化に向けて、新たに長寿命化総合計画の策定を進めてまいります。また、清掃業務従事者の働き方改革を推進する観点から、収集体制の見直しを行うとともに、福祉的視点から新たにごみ出し困難者を対象とした戸別収集を実施してまいります。さらに、民間事業者等によりさまざまなリユース事業が展開されている現状を踏まえ、リサイクルバンクを廃止し、大型ごみリユース事業への見直しを行ってまいります。
そのほか、環境教育や緑化の推進、自治会などが取り組む花のある街並みづくりへの支援、ごみの減量化や資源化などの取り組みを引き続き実施してまいります。
第2に、産業について申し上げます。
まず、雇用対策では、これまで実施してきた事業を統合し、新たに就労支援拠点まちなか仕事プラザの整備により、働きたい女性やシニア層の社会参加、企業の雇用確保に向けた取り組みを推進してまいります。
次に、観光の振興では、子供と一緒に楽しめるスポットなどを紹介したこどもパスポートを近隣市町村と連携し新たに作成するほか、江別市観光振興計画に基づく各種事業の展開により、江別の魅力を発信し、観光誘客に努めてまいります。
次に、農業の振興では、水利施設などの基盤整備を計画的に進めるとともに、江別市都市と農村の交流センターえみくるを拠点として、農業者が取り組む6次産業化や江別産の農畜産物を使った新商品開発などを引き続き支援してまいります。
次に、商工業の振興では、地域経済活性化のためのイベントなどへ引き続き補助を行うほか、江別市企業立地等の促進に関する条例に基づき、市内企業への支援や企業誘致を進めてまいります。
また、北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区に関しては、新たに海外バイヤーの招聘により、海外販路開拓を支援してまいります。
第3に、福祉・保健・医療について申し上げます。
まず、市民の健康づくりでは、江別市健康都市宣言に基づき、引き続き、えべつ健康フェスタを開催するほか、スーパーマーケットや直売所、飲食店等と連携した野菜摂取推進の啓発活動など、生活習慣病予防に向けた取り組みを実施してまいります。
また、子供たちの健康づくりを推進するため、小・中学生を対象とした健康教育や健康指導を引き続き実施するとともに、こころの健康づくりとして、自殺予防ゲートキーパーの養成などを図ってまいります。
次に、国民健康保険事業については、特定健康診査受診率や特定保健指導利用率の向上に向け、受診勧奨を強化するとともに、データヘルス計画に基づき、保健事業の推進に努めてまいります。
次に、高齢者や障がい者の福祉においては、介護保険や後期高齢者医療制度、障がい者福祉制度などの安定的な運営に努め、各種計画に基づき、高齢者や障がい者の生活を地域で支えるための取り組みを進めてまいります。
また、介護人材の確保と市内介護事業所への定着を図るため、資格取得支援や職場実習などによる介護人材の育成を進めるほか、第7期江別市介護保険事業計画に基づく地域密着型サービス施設の整備を支援してまいります。
さらに、認知症や障がい等により判断能力が十分でない方々の生活を支援するため、新たに市民後見人養成講座を実施し、人材育成と活動体制の整備に努めてまいります。
次に、市立病院においては、江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会からの答申に基づき、組織体制の見直しなど経営改善策を着実に実行し、経営再建を目指してまいります。
第4に、安全・安心について申し上げます。
まず、防災対策では、地域防災力の強化を図るため、小学校区を単位とした実践的な訓練として、新たに地域が連携した避難所運営訓練を実施するとともに、冬期の災害対応物品や発災当初に開設する避難所の備蓄庫の整備などを計画的に進めてまいります。
また、消防・救急体制の充実では、災害支援車や救急自動車の計画的な更新整備を進めるほか、札幌圏6消防本部による消防通信指令業務の共同運用に向けた準備などを進めてまいります。
そのほか、市役所本庁舎等の耐震化に向けた検討、民間住宅の耐震化支援、空き家対策、自治会防犯灯のLED化、交通安全や防犯活動の推進などの取り組みを引き続き実施してまいります。
第5に、都市基盤について申し上げます。
まず、幹線道路等の整備では、国の補助制度を活用し、元江別66号道路の整備事業を引き続き進めるほか、大規模宅地造成等に伴う兵村4丁目通り及び元江別中央通りや、老朽化に伴う大麻駅跨線人道橋の整備に向けて、事業に着手いたします。
また、安全で快適な道路環境を確保するため、生活道路の整備や橋梁などの修繕を進めるとともに、自治会、除排雪事業者、市による3者懇談会の開催など市民との協働のもと、除排雪事業や自治会排雪支援など、引き続き雪対策の充実に努めてまいります。
さらに、市民の足である公共交通を持続可能なものとするため、豊幌地区におけるデマンド型交通の導入の検討を進めるとともに、江北地区におけるデマンド型交通への支援や、公共交通を支える路線バス事業者への運行費補助を引き続き実施してまいります。
次に、低廉で良質な市営住宅の供給では、引き続き住環境の改善を図るための改修を進めるほか、高齢者や子育て世代などにも配慮した新栄団地E棟の建設に着手するとともに、次期の江別市営住宅長寿命化計画の策定を進めてまいります。
次に、上下水道の整備においては、災害に強く安全で安定した給水等を行うため、基幹管路の耐震化や老朽配水管の布設がえ、上江別浄水場の設備更新等を計画的に進めるとともに、下水道管路の改築や更新、江別浄化センターの設備更新などを進めてまいります。
第6に、子育て・教育について申し上げます。
まず、子育て支援では、子育て環境のさらなる充実を図るため、子供の医療費助成制度を拡充してまいります。
また、保育の待機児童解消対策として、民間事業者が行う保育施設の整備を支援するとともに、保育士等の人材確保に向けて、奨学金返済支援などの助成制度を新設するほか、新たに設置される病児・病後児保育施設への支援などを通じ、保育環境の充実に努めてまいります。
さらに、えべつ・安心子育てプランに基づき、引き続きゼロ歳から2歳児の保育料の独自軽減を実施してまいります。
また、児童の放課後対策として、民間放課後児童クラブの拡充を支援するほか、引き続き児童センターにおいて、待機児童を対象とするランドセル来館による受け入れを行うことにより、子育てと就労の両立を支援してまいります。
さらに、児童虐待防止対策の強化のため、新たに子供家庭総合支援拠点を整備し、子育て世代包括支援センターとの連携により、子育て世代に対する切れ目のない支援体制の充実に努めてまいります。
次に、教育の充実では、小学校五、六年生の外国語の教科化に伴い、新たに外国語の指導者用デジタル教科書を整備するほか、教科書改訂となる国語と算数の指導者用デジタル教科書についても、小学校全学年で更新整備を行うなど、ICT教育の一層の充実を図ってまいります。
また、新たに小・中学校全校に校務支援システムを導入し、校務の効率化による教職員の働き方改革を推進してまいります。
さらに、小中学校学習サポート事業による補充的学習や外国語指導助手の派遣による小学校全学年での外国語教育を継続して実施するほか、特別な支援を必要とする児童生徒への対応のため、必要な設備や備品等を整備してまいります。
第7に、生涯学習・文化について申し上げます。
まず、スポーツの振興では、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会に出場する市内ゆかりの選手を応援するためのイベントを開催するとともに、スポーツ合宿の誘致に関しては、市内宿泊への補助を新設し、スポーツの振興と市内経済への波及との両立を目指してまいります。
また、はやぶさ運動広場の少年野球場等については、江別市都市と農村の交流センターえみくるへの移転に向けた準備を進めてまいります。
次に、芸術・文化の振興では、その拠点施設である江別市民文化ホールの照明設備等の改修工事を実施するほか、引き続き市民の主体的な芸術文化活動を支援してまいります。
そのほか、市民の生涯学習の場であるえべつ市民カレッジについては、受講者の学習意欲をさらに向上させるため、新たな表彰制度を設けるなどの見直しを行い、実施してまいります。
第8に、協働について申し上げます。
まず、市民協働の推進では、昨年12月にJR野幌駅前にオープンした市民交流施設ぷらっとを新たな拠点として、市民が主体となった協働の取り組みを引き続き支援してまいります。
また、地域での交流や環境美化などの活動に取り組む自治会を引き続き支援するほか、自治会活動や協働を担う人材の育成に努めてまいります。
さらに、江別の知的資源である4大学との連携のもと、大学教員や学生による地域活性化への取り組みを支援するほか、市内大学に通う学生の地域活動などへの参加を促し、若者の地域定着を図るため、道内8自治体の連携による取り組みを推進してまいります。
そのほか、江別市自治基本条例の理念に基づき、市政への市民参加を進め、協働のまちづくりを推進してまいります。
第9に、これまでの八つの政策を支える計画推進について申し上げます。
まず、シティプロモートでは、子育て世代などの転入者の増加を目指すため、引き続き江別の魅力である食をテーマとしたプロモーションなど、市民と行政が一体となった活動を進めてまいります。
また、市民が生涯にわたって安心して生活できるまちづくりを目指すため、生涯活躍のまち形成事業計画に基づき、事業のさらなる推進を図ってまいります。
さらに、ふるさと納税につきましては、返礼品のメニューの充実に努めるとともに、多くの方に江別や江別産品のよさを知ってもらえるようPRを工夫することにより、さらなる寄附者の拡大につながるよう努めてまいります。
そのほか、旧江別小学校跡地周辺の土地利用の検討や、現在策定中の第2期江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づき、大学生など若者を対象とした江別の認知度向上に向けた取り組みなどを進めてまいります。
以上が歳出予算の概要でありますが、次に、歳入の見通しの主なものにつきまして御説明申し上げます。
まず、市税につきましては、固定資産税の増加などから、市税全体では前年度当初に比べ、0.4%増の126億7,200万円を見込んでおります。
次に、地方消費税交付金は、消費税率引き上げの影響が通年化することなどから、12.8%増の25億5,000万円を見込んだほか、地方交付税は4.7%増の102億8,000万円、臨時財政対策債は4.2%減の11億5,000万円を見込んでおります。
その結果、一般財源総額では272億7,830万円となり、前年度より2.6%の増となったところでありますが、今後とも市税等の自主財源の確保が課題であると考えております。
次に、市債の発行につきましては、臨時財政対策債のほか、新栄団地建替事業や道路整備等の財源に充てるため、総額では26億1,250万円となりました。
市債の残高は、学校の耐震化など大規模事業の終了などにより減少しておりますが、今後とも市債残高や償還額の推移について、将来世代と現役世代との負担バランスに十分配慮しつつ、投資的事業の重点化・平準化などにより、計画的な発行に努めてまいりたいと考えております。
なお、使用料・手数料につきましては、原価の算定方法を明確化することによる透明性の確保と、市民相互の負担の公平性確保を基本とした見直し方針に基づき、所要の改定を行うこととしたところであります。
そのほか、予算案の詳細につきましては、令和2年度各会計予算及び予算説明書などを御参照いただきたいと存じます。
以上、令和2年度予算案の大綱について申し上げました。
冒頭申し上げましたように、人口減少対策と地域経済の発展を重点課題として、10年先を見据えてスタートしたえべつ未来づくりビジョン第6次江別市総合計画に基づくまちづくりは、折り返し地点を過ぎたところであります。
これまでも申し上げてまいりましたが、平成26年度に第6次江別市総合計画という種をまき、市民との協働のもと、これまでさまざまな施策を通じて、芽吹かせ、大切に育ててまいりました。残り4年となった第6次江別市総合計画、さらには、来年度から新たにスタートする第2期江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略に取り組む中で、これらの芽をさらに大きく、力強い幹へと成長させていかなければなりません。
また、我が国は、これまで平均寿命80歳程度を前提とした人生のステージから、100歳時代へ見直さなければならない時代に入ったと言われております。
そうした時代背景の中、私は、全てのまちづくりの基本は、市民の健康にあるという考えのもと、平成29年に健康都市えべつを宣言し、市民の健康寿命の延伸に向けた各施策を展開してまいりました。
ここ数年、当市の人口は、自然減を上回る社会増の結果、回復傾向にありますが、そうした状況は長く続くものではありません。市民の健康寿命の延伸にあわせて、高齢になっても働いたり、活動したりできるまちを目指すことが持続可能な社会をつくる前提となります。
今後は、健康寿命の延伸という観点から、学ぶ、仕事、余生という多様なライフステージを生き生きと過ごしていただくため、学びたい、働きたい、趣味を楽しみたいという高齢者には、それぞれの場を提供するとともに、障がい者、若者など、さまざまな主体が交流しながら、住みなれた地域で、生涯にわたり安心して心豊かに暮らすことのできる共生のまちづくりを目指していく必要があると考えております。
また、市立病院の経営再建につきましては、江別市立病院の役割とあり方を検討する委員会の答申に基づき、集中改革期間内において、医師の招聘に向けた体制の構築などの構造的な課題解決に向け、市職員一丸となって進めてまいりたいと考えております。
最後に、当市の将来都市像は、えべつ未来づくりビジョンに基づく、誰もが暮らしやすいまち、住んでみたいまち、みんなでつくる未来のまちえべつであります。
そのために、市民、自治会、市民活動団体、企業、大学、行政を初め、多様な主体による協働のもと、引き続き、えべつ未来づくりビジョン第6次江別市総合計画と江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略を一体的に進め、共生のまちづくりを一層推進していく所存であります。
市民の皆様並びに議員各位の特段の御理解と御協力をお願い申し上げ、令和2年度の市政執行方針並びに各会計予算案の説明とさせていただきます。
議長(角田 一君)
次に、令和2年度教育行政執行方針の説明を求めます。
教育長(月田健二君)
令和2年第1回定例会の開会に当たり、江別市教育委員会の教育行政の執行方針を申し上げます。
教育は、人々の多様な個性・能力を開花させ人生を豊かにするとともに、社会全体の発展を実現する基盤であり、その推進に当たっては、自立・協働・創造の理念のもと、一人一人が生涯にわたって能動的に学び続け、必要とするさまざまな力を養い、その成果を社会に生かしていくことが可能となる生涯学習社会を目指していく必要があります。
国の第3期教育振興基本計画においては、2030年以降の社会を展望した教育政策の重点事項として、超スマート社会Society5.0の実現に向けた技術革新が進展する中、人生100年時代を豊かに生きていくために、若年期の教育、生涯にわたる学習や能力の向上を掲げ、取り組みを進めるとしています。
本市におきましては、えべつ未来づくりビジョン第6次江別市総合計画の基本理念の一つとして子育て応援のまちを掲げ、子育て支援や教育内容などの充実を図ることとしており、令和元年7月に改訂した江別市教育大綱において、未来のえべつを支える元気で情操豊かな子供たちの育成、心の豊かさを実感できる成熟した生涯学習のまち・えべつの実現を引き続き基本理念としたところであります。
このような理念のもと、教育委員会では、社会環境や個々の家庭の経済状況などにかかわらず、全ての子供たちが、確かな学力、豊かな心、健やかな体をこのふるさと江別で育み、そして夢と自信を持って、みずからの可能性に挑戦できるよう、本市の教育政策を推進してまいります。
このため、情報推進技術が急速に進展する中、本市では、タブレット型パソコンを活用した授業が必要になることを想定し、江別第一小学校をモデル校として準備を進めてきたほか、外国語でコミュニケーションを図り活躍できる子供たちの育成に向け、道内では先駆的に小学1年生から外国語教育に取り組んでまいりました。
このような取り組みは、現在、国が進めているGIGAスクール構想や外国語教育の推進と方向性は同じであり、今後もこれらの取り組みを充実させていく考えであります。
また、本市では、子供たちの確かな学力、豊かな心、健やかな体の育成に向け、電子黒板を初めICTの活用と学習サポート教員による学習支援、大学連携による小学校の体力向上策を実施した結果、本市の児童生徒の学力は、全ての教科で全国・全道平均を上回り、体力についても、ほぼ全ての種目で全国の平均レベルに達しております。
教育委員会といたしましては、引き続き学力と体力の向上に向け、より一層の教育の充実を図ってまいります。
さらに、社会の持続的な発展を牽引していく多様な力を育成するには、生涯にわたり学び、活躍できる環境を整えていくことが大事であり、市民一人一人が、それぞれの得意な分野で個性や能力を最大限に発揮し、生きがいや心の豊かさを持って健康で暮らしていけるよう、生涯学習や文化・スポーツの環境整備、機会の充実も大切であると考えております。
これらの課題の解決に向けた取り組みを着実に進めるに当たり、令和2年度における教育行政推進の基本方針と重点的な取り組みについて、学校教育、社会教育、スポーツの順に申し上げます。
初めに、学校教育についてであります。
江別市学校教育基本計画に基づき、心豊かに学び、ともに未来のふるさとを拓く子どもの育成を基本理念に、夢を持ち、夢を語り、夢の実現に向けて行動する子供を目指して学校教育を進めてまいります。
学校教育の1点目は、確かな学力を育成する教育の推進であります。
これからの知識基盤社会の時代を子供たちが主体的、創造的に生きていくためには、基本的な学力とともに、応用力や発展的な学力を身につけることが必要であります。
児童生徒の確かな学力の定着を図るため、小中学校学習サポート事業により、ティーム・ティーチングや少人数指導のほか、放課後や長期休業中の補充的学習に引き続き取り組んでまいります。
情報教育推進事業では、児童生徒が理解を深め、学習内容の確実な定着が図られるよう、小学校の新学習指導要領の内容に対応した指導者用デジタル教科書の整備を引き続き進めてまいります。
また、デジタル教材の活用による授業の質の向上のため、全ての教室からインターネット接続ができるよう、小・中学校全校に校内LANを整備し、学習環境の充実を図ってまいります。
外国語教育については、本市では、平成27年度から独自に小学校の全学年で実施してまいりましたが、令和2年度からは、新学習指導要領に基づき、小学校の中学年に外国語活動を、高学年に外国語科を実施するため、引き続き外国語指導助手を学校に派遣し、充実を図ってまいります。
また、中学生が働く意義を考え、職業観を醸成することができるよう、市内の企業や福祉施設などで職場体験学習を行うキャリア教育推進事業を継続いたします。
特別支援教育では、児童生徒が障がいに応じた適切な教育を受けられるよう、教室などの施設整備のほか、学校生活上の介助や学習活動のサポートをする特別支援教育支援員の配置や大学教授、特別支援学校教諭などで構成する専門家チームによる巡回相談などを引き続き実施いたします。
2点目は、豊かな心と健やかな体を育成する教育の推進であります。
家庭や地域の教育力の向上が課題とされる中で、規範意識を高め、みずからを律しつつ他者を思いやる心や感動する心などの豊かな心を育むことができるよう、学校の教育活動全体を通じた道徳教育や自己肯定感を育む体験活動、読書活動の充実を図ってまいります。
いじめ防止への対策としては、江別市いじめ防止基本方針に基づき、地域、家庭及び関係団体との連携を図りながら、いじめのない学校づくりを推進してまいります。
スマートフォンなどの利用によるトラブル対策として、情報モラル講演会を引き続き実施するほか、江別市独自の統一ルール、えべつスマート4RULES(ルール)を定着させる取り組みも進めてまいります。
さまざまな悩みや問題を抱える児童生徒や保護者に対しては、引き続きスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーなどの専門職員による相談や、関係機関と連携した支援の充実を図ってまいります。
不登校児童生徒への支援策としては、教育相談や家庭訪問を行うほか、適応指導教室すぽっとケア事業を継続するとともに、新たに教員免許を有するボランティア講師による学習支援を実施するなど、個々の状況に応じた取り組みを推進してまいります。
学校における読書活動の充実については、学校図書館の蔵書率向上に取り組むとともに、学校司書の巡回配置に加え、短期間の集中的な支援によって環境整備を進めるほか、児童生徒の朝読書や調べ学習などの教育活動を支援してまいります。
また、子供たちには、生涯を通じて健康で生き生きとした生活を送ることができるよう、運動に親しむ習慣や健康に対する正しい知識、望ましい生活習慣を身につけさせ、心身の健康の保持・増進を図ることが必要であります。
児童生徒の体力向上に向けては、市内大学の協力のもと、モデル校事業や小学校に大学の教員と学生を派遣する出前授業のほか、走り方教室を引き続き実施いたします。
学校における食育については、江別市の公立小中学校における食育の推進(指針)に沿って、各学校が特色に応じた実践的な食に関する指導に取り組めるよう支援するとともに、食生活の重要性について認識が深まるよう、保護者を含めた啓発に努めてまいります。
また、学校給食には、地場産の米、小麦や野菜など、安全・安心で新鮮な食材を使用するとともに、引き続き地場産品の使用拡大を図ります。
3点目は、良好な教育環境の整備であります。
子供たちが心身ともに健やかに成長するための教育環境の整備として、児童生徒を事故や犯罪などから守る安全教育や安全対策を推進するとともに、安全な学校施設の維持保全、多様な学びに対応できる施設設備の整備のほか、就学支援などを進めてまいります。
安全・安心な教育環境の実現に向け、引き続き老朽化した施設設備の更新などの取り組みを計画的に進めてまいります。
また、経済的理由により就学の援助が必要な世帯への教育扶助費では、新入学児童生徒学用品費等を入学前に支給するなど、必要な支援を行ってまいります。
私立学校については、各校の建学精神に基づき個性豊かな教育活動を継続的に展開され、教育の振興に貢献されていることから、特色ある教育が一層促進されるよう、引き続き支援してまいります。
4点目は、地域とともにある学校づくりの推進であります。
次代を担う子供たちへの教育が、一層効果的に行われるようにするために、学校、家庭及び地域社会がそれぞれの役割を担うとともに、これまで以上に連携を強化することが求められています。
そのため、地域とともにある学校づくりを推進するとともに、教員がみずからの資質や能力を向上させ、指導の成果と課題の検証をきめ細かく行うことで、教育活動の改善を図る必要があります。
地域とともにある学校づくりについては、学校・家庭・地域が連携・協力して子供を育てる持続可能な仕組みを持った学校運営を行うため、引き続きえべつ型コミュニティ・スクール事業を進めてまいります。
学校間連携については、小学校と中学校の円滑な接続を図るとともに、義務教育の9年間を見通した系統的な教育活動を行う小中一貫教育の導入に向け、基本的な考え方となる小中一貫教育基本方針を策定してまいります。
また、教職員の長時間勤務解消に向けては、全小・中学校に校務支援システムを整備し、校務の効率化による教職員の働き方改革の取り組みを進めてまいります。
次に、社会教育・スポーツについて申し上げます。
江別市社会教育総合計画及び江別市スポーツ推進計画に基づき、市民が生涯にわたって、学習・文化活動・スポーツを気軽に行い、心身ともに健やかで充実した生活を営めるようにします。また、市内の文化財、歴史遺産及び焼き物文化を通じて、市民のふるさと意識の醸成を図ってまいります。
社会教育・スポーツの1点目は、地域全体で子供を守り育てる体制づくりであります。
社会環境が大きく変化する中で、次代を担う子供たちが健やかに成長していくためには、基本的な生活の場である学校・家庭・地域と連携し、地域全体で子供を育てる体制づくりが必要であります。
また、青少年の健全育成では、青少年が心身の発達に伴い、悩み、葛藤しながらも、社会の担い手としての基盤を確立し、それぞれの能力や適性に応じて活躍の場を広げることが必要であります。
そのため、学校・家庭・地域と連携し、青少年の主体性や社会性を育むボランティア・自然体験・社会体験など各種事業の推進と各種活動団体への支援を通じて青少年の健全育成に努めてまいります。
子供の読書環境の充実に向けては、江別市子どもの読書活動推進計画に基づき、江別市情報図書館の児童書を計画的に整備するほか、お話し会の開催などを通じて、子供たちの感性や情操を育むとともに、保護者に対しても読書への関心を高める取り組みを継続いたします。
2点目は、学びを支える生涯学習の推進であります。
市民の学習ニーズは、心の豊かさや生きがいの希求など多種多様化しており、江別市健康都市宣言の理念を踏まえて、こうしたニーズに応えられる環境の充実に引き続き努める必要があります。
協働の視点から、市民がさまざまな活動を通じて、主体的に楽しさや達成感を味わい、習得した成果を地域へ還元できることを目指し、学習機会を幅広く提供するほか、関係団体への支援を継続してまいります。
特に、知的資源である大学が持つ力を生かした学習機会として、市内の大学や関係団体との連携によるえべつ市民カレッジ(四大学等連携生涯学習講座)事業を実施しており、内容の充実を図りながら継続してまいります。
また、高齢者の社会参加や学習への意欲に応える場として、江別市蒼樹大学の運営と聚楽学園への支援を継続してまいります。
江別市情報図書館では、市民の生涯学習活動を支援するため、利用者のさまざまな要望に応えられるよう、幅広い分野の図書資料の充実に努めるとともに、生涯学習の機会や情報の提供など、利便性向上の取り組みを継続いたします。
市民の交流や学習活動の拠点である社会教育施設は、充実した活動のために不可欠なものであります。そのため、引き続き、市民が安心して利用できる施設管理に努めるとともに、施設の計画的な維持整備を進めてまいります。
3点目は、地域で育まれた多様な文化の再発見と創造であります。
文化は、豊かな心の醸成に大きな影響を与え、自発的・自主的な文化活動は、市民一人一人の個性を伸ばし、地域の特色づくりに重要な役割を果たすものであります。
特に、次代を担う子供たちが、すぐれた芸術や伝統文化に触れる機会を拡充し、積極的に参加・体験できる場の充実を図る必要があります。
そのため、市民とともに創造する文化活動が充実するよう、江別市民文化祭や市民芸術祭などの開催支援や、芸術鑑賞招へい事業の推進により、市民団体が主体的に行う舞台芸術や展示発表、次代を担う子供たちを育む参加創造型の取り組みを支援してまいります。
また、文化活動を通じて地域社会と学校が一体となって青少年の健全育成を図る、子供の文化活動育成事業(土曜広場)を継続してまいります。
江別市民文化ホールでは、市民の文化活動の発表の場を提供するとともに、舞台芸術や音楽公演などの事業を開催し、質の高い芸術文化の鑑賞機会を市民に提供してまいります。
さらに、市民が安心して利用できるよう、施設の計画的な維持整備を進めていくこととし、令和2年度は、江別市民文化ホールの照明と舞台つり物装置の更新を実施してまいります。
また、市内には、先人から引き継がれてきた伝統的な文化や歴史的建造物などの多くの文化財があり、こうした郷土の文化と歴史を市民共有の財産として後世に伝えていく必要があります。
そのため、江別市郷土資料館では、文化財などの調査研究、保存と活用の取り組みを進めるとともに、ふるさと学習を支援するため、体験型学習プログラムを提供するほか、常設展示やロビー展の充実に努めてまいります。
また、江別市セラミックアートセンターでは、本市のれんが産業史や陶芸作品を紹介する常設展示や道内外の歴史作品等を展示する企画展の開催により、陶芸を初め、江別らしい芸術文化の創造と発信を行うとともに、陶芸教室等を開催するなど、市民の文化活動の支援に努めてまいります。
4点目は、生涯スポーツの推進についてであります。
スポーツは、生涯にわたる心身の健康の保持増進に重要な役割を果たします。特に、青少年にとっては、体力の向上とともに、他者を尊重し、他者と協同する精神、公正さと規律をとうとぶ態度を培うなど、人格の形成に良い影響を与えるものであります。
江別市健康都市宣言の理念を踏まえ、全ての市民がスポーツに親しめるよう、スポーツをすることに加え、見る、支える機会の充実を図る必要があります。
そのため、市民が日常的にスポーツを楽しむ多様な活動機会の提供や環境整備、スポーツを習慣づけるための情報提供を充実させてまいります。
また、生涯スポーツ、学校における体育・スポーツ、競技スポーツといった領域に加え、障がい者や女性など、多様なニーズに応えるため、関係機関・団体と連携し、施設の有効活用、各種大会の振興を図り、市民の体力や運動能力の向上、スポーツ活動に親しむ市民をふやす取り組みを進めてまいります。
競技スポーツの推進に向けては、スポーツ指導者の養成による指導体制の充実やスポーツ選手の育成強化などで競技力向上を図るほか、各種大会への支援を行ってまいります。また、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を契機としたスポーツ合宿誘致の取り組みを通じて、合宿参加選手との交流により、市民スポーツ活動の充実を図ってまいります。さらに、障がい者スポーツの普及促進に向けては、北海道障がい者スポーツ大会や北海道特別支援学校フットサル大会の開催を支援するなど、取り組みを進めてまいります。
5点目は、地域スポーツ活動の推進であります。
市内の体育団体を統括する組織を支援し、各団体の活動の活性化を図ります。また、地域スポーツにおいても、安全に活動ができるよう、専門的な指導者の育成と資質向上を図るとともに、個人の体力や運動能力に適した活動ができるよう、情報提供と相談活動の充実を図ってまいります。
市民が主体的に参画する総合型地域スポーツクラブに対して広報活動などの支援を行い、地域のスポーツ環境の充実を図ります。
さらに、保健・福祉機関などと連携し、情報提供や相談体制の充実を図るなど、健康づくりの面からもスポーツを推進してまいります。
6点目は、スポーツ環境の整備・充実であります。
安全で快適なスポーツ施設は、充実した活動のために不可欠なものであることから、耐震対策を含め、適切に環境を整える必要があります。
そのため、市民が安心して利用できる施設管理に努めるとともに、老朽化した施設の維持・改修整備を計画的に進めていくこととし、令和2年度は、はやぶさ運動広場移転に係る基本構想に基づき、移転先となる少年野球場の現況測量、基本設計・実施設計を行ってまいります。さらに、学校施設や民間などの施設との連携により、施設の有効活用を図ります。また、施設管理団体と連携し、各種大会や教室の開催など、スポーツ関連施設の効果的な活用を図ります。
以上、令和2年度の教育行政執行に当たっての方針と主な施策について申し上げました。
教育委員会といたしましては、日本の未来を担う子供たちが、夢を語り合い、その実現に向かって切磋琢磨し、心豊かにたくましく成長できることを願うとともに、さらに、市民一人一人が生き生きと豊かな生活を送ることができるよう、各種教育施策に全力で取り組んでまいります。
市民の皆様と議員各位の一層の御理解、御協力を心からお願い申し上げます。
議長(角田 一君)
これより議案第28号ないし議案第35号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第28号外7件は、予算決算常任委員会に付託いたします。
◎ 議案第10号ないし議案第15号
議長(角田 一君)
日程第25ないし第30 議案第10号 江別市手数料条例の一部を改正する条例の制定について、議案第11号 江別市高齢者福祉施設条例の一部を改正する条例の制定について、議案第12号 江別市廃棄物の処理及び資源化・再利用の促進に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第13号 江別市火葬場条例の一部を改正する条例の制定について、議案第14号 江別市勤労者研修センター条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第15号 江別市陶芸の里条例の一部を改正する条例の制定について、以上6件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
副市長(佐々木雄二君)
ただいま上程になりました議案第10号 江別市手数料条例の一部を改正する条例の制定について、議案第11号 江別市高齢者福祉施設条例の一部を改正する条例の制定について、議案第12号 江別市廃棄物の処理及び資源化・再利用の促進に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第13号 江別市火葬場条例の一部を改正する条例の制定について、議案第14号 江別市勤労者研修センター条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第15号 江別市陶芸の里条例の一部を改正する条例の制定について、以上6件につきまして、一括して提案理由を御説明申し上げます。
初めに、本市の使用料・手数料の見直しにつきましては、社会情勢にとらわれることなく、できるだけ定期的に原価の計算を行うべきとの判断から、平成23年8月に策定した使用料・手数料の見直し方針に基づき実施しております。
この方針は、さまざまな行政サービスに対する市民相互の負担の公平性を確保し、算定方法を明確化することにより、透明性を高めることを目的としており、この考え方に基づき、使用料・手数料に係る原価計算を原則として4年ごとに実施することとしておりますことから、その結果に基づき、今定例会において関係する条例の一部改正について、御提案申し上げるものであります。
次に、各条例の概要について、順に申し上げます。
議案第10号 江別市手数料条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、ただいま申し上げました考え方に基づき、条例別表第1中の手数料をそれぞれ改めるとともに、罹災証明交付手数料については、自然災害などで被害を受けた市民が求める証明であることに鑑み、無償とするものであります。
また、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の一部改正に伴う、複数の建築物で省エネ設備を連携する場合の建築物エネルギー消費性能向上計画の認定等の手数料の追加、及び情報通信技術の活用による行政手続等に係る関係者の利便性の向上並びに行政運営の簡素化及び効率化を図るための行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律等の一部を改正する法律により、住民基本台帳法が一部改正されたことによる除票に関する証明に係る手数料を新たに設けるほか、手数料を徴収しない戸籍事項の証明に係る規定の整備等を行うものであります。
なお、附則において、施行期日を手数料の額の見直しに係る部分については、令和2年10月1日とし、それ以外の部分については、令和2年4月1日とするものであります。
次に、議案第11号 江別市高齢者福祉施設条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、別表中の陶芸窯使用料の一部を改めるものであります。
次に、議案第12号 江別市廃棄物の処理及び資源化・再利用の促進に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、別表中の廃棄物等の処理手数料の一部を改めるものであります。
なお、附則において、施行期日を令和2年10月1日とするほか、改定率の大きな一部の処理手数料については、激変緩和のため、段階的に改定を行う経過措置を設けるものであります。
次に、議案第13号 江別市火葬場条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、別表中の各施設使用料の一部を改めるものであります。
次に、議案第14号 江別市勤労者研修センター条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、別表中の各研修室の使用料をそれぞれ改めるものであります。
次に、議案第15号 江別市陶芸の里条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、別表中の設備使用料の一部を改めるものであります。
なお、議案第11号、議案第13号、議案第14号及び議案第15号の附則において、施行期日を令和2年10月1日とするほか、それぞれ改正後の使用料の適用に係る経過措置を設けるものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(角田 一君)
これより議案第10号ないし議案第15号に対する一括質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第10号外5件は、予算決算常任委員会に付託いたします。
◎ 議案第16号
議長(角田 一君)
日程第31 議案第16号 江別市乳幼児等医療費助成条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
健康福祉部長(佐藤貴史君)
ただいま上程になりました議案第16号 江別市乳幼児等医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、子育て世帯の医療費負担のさらなる軽減及び子供の健康増進を図ることを目的とし、新たに小学1年生から小学3年生までの通院医療費及び中学生の入院医療費を助成対象とするため、これに伴う所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、通院医療費の助成対象を小学3年生まで、入院医療費の助成対象を中学3年生までそれぞれ拡大し、当該拡大部分に係る一部負担金について、住民税課税世帯は1割負担、住民税非課税世帯は初診時一部負担金のみとするほか、入院医療費助成の拡大に伴い、訪問看護についても助成対象を中学生まで拡大し、当該拡大部分に係る一部負担金について、1割負担とする規定の整備を行うものであります。
また、助成対象者を中学生まで拡大することから、題名を江別市子ども医療費助成条例に改めるほか、字句の整備を行うものであります。
なお、附則において、施行期日を令和2年8月1日とし、経過措置を設けるほか、題名の改正に伴い、関係する条例の字句の整備を行うものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(角田 一君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第16号は、予算決算常任委員会に付託いたします。
◎ 議案第18号
議長(角田 一君)
日程第32 議案第18号 江別市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
健康福祉部長(佐藤貴史君)
ただいま上程になりました議案第18号 江別市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、国は、平成31年3月に地方税法施行令を改正し、国民健康保険税の課税限度額を引き上げ、同年4月1日から施行しているところであります。
本市におきましては、被保険者間の負担の公平に配慮し、これまでと同様に、江別市国民健康保険運営協議会に諮り、その答申の内容を踏まえ、所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、基礎課税額の課税限度額を58万円から61万円に引き上げるものであります。
なお、附則において、施行期日を令和2年4月1日とするほか、経過措置を設けるものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(角田 一君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第18号は、予算決算常任委員会に付託いたします。
◎ 議案第19号
議長(角田 一君)
日程第33 議案第19号 江別市道路占用料条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
建設部長(中田正士君)
ただいま上程になりました議案第19号 江別市道路占用料条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、市道の占用料につきましては、これまで道路法施行令の規定に準じて定めているところであり、国においては、地価水準の変動等を反映した適正なものとするため、平成30年度の固定資産税評価額の評価がえ、地価に対する賃料の水準の変動等を踏まえ、昨年9月に道路法施行令の一部改正が行われたことから、市内の国道及び道道との均衡を図るため、所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、別表で定める占用料の額を国及び北海道に準拠した額に改めるものであります。
なお、附則において、施行期日を令和2年4月1日とするほか、既存の占用物件に係る占用料について、激変緩和のための経過措置を設けるものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(角田 一君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第19号は、予算決算常任委員会に付託いたします。
◎ 議案第9号
議長(角田 一君)
日程第34 議案第9号 江別市議会の議員その他非常勤の職員等の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
総務部長(後藤好人君)
ただいま上程になりました議案第9号 江別市議会の議員その他非常勤の職員等の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行による会計年度任用職員制度の導入に伴い、職員が公務上または通勤により負傷した場合における災害補償に関する規定について、所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、フルタイム会計年度任用職員に対する休業補償等について、その算定基礎となる補償基礎額を、常勤職員の平均給与額の例により実施機関が市長と協議して定める額とする規定を追加するほか、字句の整備を行うものであります。
なお、附則において、施行期日を令和2年4月1日とするほか、経過措置を設けるものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(角田 一君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第9号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
◎ 議案第20号
議長(角田 一君)
日程第35 議案第20号 江別市青少年健全育成協議会条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
教育部長(萬 直樹君)
ただいま上程になりました議案第20号 江別市青少年健全育成協議会条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、委員の任期満了に伴う新たな委員の選任を本年6月に実施するに当たり、江別市市民参加条例第7条第1項の規定に基づき、公募による委員の選任を可能とするため、これに伴う所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、第3条第2項に規定する委員の区分のうち、教育委員会が必要と認める者を公募による者に改めるものであります。
なお、附則において、施行期日を令和2年6月29日とするほか、委員の委嘱に関する準備行為の規定を設けるものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(角田 一君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第20号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
◎ 議案第21号
議長(角田 一君)
日程第36 議案第21号 江別市防災会議条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
総務部調整監(高橋孝也君)
ただいま上程になりました議案第21号 江別市防災会議条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、委員の任期満了に伴う新たな委員の選任を本年7月に実施するに当たり、江別市市民参加条例第7条第1項の規定に基づき、公募による委員の選任を可能とするため、これに伴う所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、第3条第5項に規定する委員の区分に公募による者を追加するほか、委員の任期に係る規定の整備を行うものであります。
なお、附則において、施行期日を令和2年7月1日とするほか、委員の委嘱に関する準備行為の規定を設けるものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(角田 一君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第21号は、総務文教常任委員会に付託いたします。
◎ 議案第8号
議長(角田 一君)
日程第37 議案第8号 江別市印鑑登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
生活環境部長(川上誠一君)
ただいま上程になりました議案第8号 江別市印鑑登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
初めに、改正の理由でありますが、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律が昨年6月に公布され、成年被後見人等の人権が尊重され、不当に差別されることのないよう、これまで成年被後見人等を資格、職種、業務等から一律に対象外とする欠格条項を設けていたものについて、制度ごとに必要な能力の有無を判断することとされたことに伴い、条例で定める印鑑登録事務においても、法の趣旨に鑑み、所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、印鑑登録をすることができない者を定める第4条において、成年被後見人を意思能力を有しない者に改めるほか、印鑑登録証の返還事由を定める第11条において、第1項第4号の後見開始の審判を受けたときを意思能力を有しなくなったときに改めるものであります。
なお、附則において、施行期日を公布の日とするものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(角田 一君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第8号は、生活福祉常任委員会に付託いたします。
◎ 議案第17号
議長(角田 一君)
日程第38 議案第17号 江別市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
健康福祉部長(佐藤貴史君)
ただいま上程になりました議案第17号 江別市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を御説明申し上げます。
今回の改正は、厚生労働省令で定める放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の一部改正により、本年4月1日から放課後児童支援員の資格要件が従うべき基準から参酌すべき基準となることを受け、行おうとするものであります。
初めに、改正の理由でありますが、放課後児童支援員の資格要件については、都道府県知事が実施する放課後児童支援員認定資格研修を修了した者のほか、経過措置により、本年3月31日までに当該研修を修了することを予定している者を含むこととしているところでありますが、この経過措置の終了により、令和2年4月1日以降、新たに放課後児童クラブを開設する場合に、開設当初から研修を修了した者を確保することが困難であること、また、既存の放課後児童クラブで放課後児童支援員に欠員が生じた場合に基準を満たさなくなることが考えられることから、放課後児童支援員の資格要件の特例を設けるほか、研修実施機関の拡大に伴う所要の改正を行おうとするものであります。
次に、改正の内容でありますが、新たに放課後児童クラブを開設する場合及び既存の放課後児童クラブで放課後児童支援員に欠員が生じた場合においては、開設した日または欠員が生じた日から1年以内に研修を修了することを予定している者を放課後児童支援員に含むこととする規定を加えるほか、研修実施機関に政令指定都市の長を加えるものであります。
なお、附則において、施行期日を令和2年4月1日とするほか、経過措置を設けるものであります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
議長(角田 一君)
これより本件に対する質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
上程中の議案第17号は、生活福祉常任委員会に付託いたします。
◎ 議案第1号
議長(角田 一君)
日程第39 議案第1号 江別市公平委員会委員の選任についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
市長(三好 昇君)
ただいま上程になりました議案第1号 江別市公平委員会委員の選任について、提案理由を御説明申し上げます。
現在、公平委員会の委員であります杉野邦彦さんは、本年3月28日をもって任期満了となりますが、引き続き、杉野邦彦さんを選任いたしたく、地方公務員法第9条の2第2項の規定により、議会の同意を求めようとするものであります。
杉野邦彦さんは、昭和31年生まれの64歳で、札幌市にお住まいであります。
平成24年3月から現在まで、江別市公平委員会の委員として御活躍されており、組織の管理運営に精通し、人事服務面において深い見識を有する方でありますことから、引き続き選任いたしたく、お願い申し上げる次第であります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御同意賜りますようお願い申し上げます。
議長(角田 一君)
お諮りいたします。
本件については、質疑、委員会付託、討論を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
引き続き、議案第1号を採決いたします。
議案第1号は、同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、議案第1号は、同意することに決しました。
◎ 議案第2号
議長(角田 一君)
日程第40 議案第2号 江別市固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
市長(三好 昇君)
ただいま上程になりました議案第2号 江別市固定資産評価審査委員会委員の選任について、提案理由を御説明申し上げます。
現在、固定資産評価審査委員会の委員であります佐藤允さんは、本年3月31日をもって任期満了となりますが、引き続き、佐藤允さんを選任いたしたく、地方税法第423条第3項の規定により、議会の同意を求めようとするものであります。
佐藤允さんは、昭和21年生まれの73歳で、弥生町にお住まいであります。
平成17年4月から現在まで、固定資産評価審査委員会の委員として御活躍されており、固定資産の実態を熟知し、評価等に関して幅広い知識と経験を有する方でありますことから、引き続き選任いたしたく、お願い申し上げる次第であります。
以上、提案理由を御説明申し上げましたので、よろしく御同意賜りますよう、お願い申し上げます。
議長(角田 一君)
お諮りいたします。
本件については、質疑、委員会付託、討論を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、そのように決しました。
引き続き、議案第2号を採決いたします。
議案第2号は、同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
御異議なしと認めます。
よって、議案第2号は、同意することに決しました。
◎ 散会宣告
議長(角田 一君)
本日の議事日程は全部終了いたしました。
これをもって散会いたします。
午後 0時31分 散会