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予算特別委員会 令和元年6月21日(金)

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年8月27日更新

(開会前)

※ 日程確認

(開 会)

委員長(宮本君):ただいまより、予算特別委員会を開会いたします。(10:00)
本日の日程は、開会前に確認いたしましたとおり、当委員会に付託されております議案4件につきまして、質疑が終結いたしましたので、次第に記載の順に結審を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。(異議なし)
御異議なしと認め、そのように確認いたします。
ただいまより、付託案件の討論、採決を順次行ってまいります。
初めに、議案第56号 令和元年度江別市一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。
これより、本件に対する討論に入ります。
討論ありませんか。

内山君:議案第56号 令和元年度江別市一般会計補正予算(第1号)について、賛成の立場で討論を行います。
本議案は、ことし行われました統一地方選挙の後のいわゆる肉づけ予算に当たり、4期目の三好市政のスタートとなる市政執行方針に基づく補正予算となっております。
予算の規模としては、一般会計での今次補正は4億151万円であり、当初予算に加えた予算総額では、前年度の当初予算比6.1%増の462億2,151万円となるものであります。
なお、前回改選期の平成27年度一般会計補正予算規模は、1億4,184万9,000円で、前々回の改選期の平成23年度一般会計補正予算規模は、3億8,426万9,000円となっております。
今回の一般会計補正予算のうち、土地売却収入及び札幌広域圏組合の解散に伴う配分金の基金への積立金1億8,983万9,000円を除くと、2億1,167万1,000円となっており、平成23年度には東日本大震災直後の国の補助事業等があったものと思われますが、いずれにしても、近年の予算の硬直化、すなわち政策予算に使える財源が少なくなっている状況がうかがわれるところであります。
以下、審査を通じて、各事業について何点か述べたいと思います。
まず1点目に、新規事業である子育て世代包括支援事業については、子育て世代包括支援センターの開設経費として1,337万3,000円が計上されております。本事業は、子育て世代の妊娠期から、子育て期まで切れ目のない支援を目指すものであり、これまで市で実施し、積み重ねてきた各事業を、より一層きめ細かく充実させ連携させようとするものであることから、その着実な実施、効果に期待するところであります。ただし、さまざまな家庭事情等で、相談までたどり着けない人や支援のはざまに置かれてしまう人、また、昨今の社会状況においては、行政とのかかわり自体を拒絶し孤立する事例もあると思われるので、さまざまな関係機関との日常的な連携に加えて、自治会や民生・児童委員など市民との連携の方策も図りつつ、社会で子育てを支えるという視点で本事業に取り組んでいただきたいと思います。
2点目は、JR野幌駅前にことし12月にオープン予定のホテルに直結する、市民交流施設開設に伴う市民交流施設関連経費ですが、観光案内業務、情報図書館、市民交流施設賃借料、証明交付窓口等及び江別国際センター施設管理等補助金の5事業があり、計1,797万9,000円の予算となっております。JR野幌駅前に開設する市民交流施設は、市民にとって大変利便性の高い立地の施設であり、江別市民活動センター・あいや江別国際センター、証明交付窓口の開設により、市民協働や国際交流、観光案内や社会教育など多様な観点からの活動が期待されているところであります。
しかし、そのような大きな期待を背負う江別市民活動センター・あいや江別国際センターは、民設民営ということであり、業務を担う民間団体がそのような公益性の高い事業や責任を担い得るだけの十分な財政基盤や体制を維持できるか疑問を持つところであります。いずれにしても、このように公益性が高く市民の期待も大きい施設については、たとえ民設民営であっても、行政側のかかわりや責任を強く持っていただくよう強く要望します。3点目に、1,900万円の道路補助関連事業については、元江別地区の民間の開発行為に伴う、道路整備の測量調査費に係る追加の予算ということであります。
本事業における開発地区の住民の利便性を高める道路整備については理解するところですけれども、兵村4丁目通りから3丁目通りにかけての元江別中央通りについては、お盆時の渋滞の緩和や、いずみ野小学校への通学の利便性という説明がありましたが、億単位の道路整備費を要する事業として真に必要性があるのかどうか、都市計画道路決定にとらわれることなく、交通量調査やニーズ調査をしっかりと行い、市民に対して十分に説明責任を果たすことのできる道路整備を行うことを求めます。
最後に、創業スタートアップ支援事業についてです。
創業・起業支援、そして、IT人材の育成など新たな支援事業により、江別市の地域活性化につながっていくことと考えます。しかし、実施に当たっては、国と市による補助金支援となっているため、その監督に当たり、活動などの確認が曖昧となりかねません。今後は、事業の進捗とともに、活動の実績や利用者の感想などを市としてもしっかりと把握していくよう要望します。
以上、審査に基づき何点かの事業について述べましたが、今次一般会計補正予算は全体として、第6次江別市総合計画、えべつ未来づくりビジョン及び江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略の方向性に沿うものであり、また、限られた財源の中での三好市政4期目の継続に向けた手がたい予算であると認識いたします。
いずれにしましても、先ほども述べましたように社会保障費の増加など義務的経費が増加し硬直化した予算となっており、とりわけ病院事業が重い課題となっている中で、これからの少子高齢化社会に備えた持続可能なまちづくりに向けて、限られた財源の中でも市職員の柔軟で先進的なアイデアを取り入れながら、積極的に困難や課題に立ち向かい乗り越えていく決意と姿勢を求め、議案第56号 令和元年度江別市一般会計補正予算(第1号)について賛成の討論といたします。

委員長(宮本君):ほかに討論ありませんか。

齊藤君:議案第56号 令和元年度江別市一般会計補正予算(第1号)について、賛成の立場で討論いたします。
本年は、統一地方選挙の年であり当初予算の編成においてはいわゆる骨格予算として編成され、今次補正予算は市長の市政執行方針に基づく政策予算等について措置されているものです。また、改元に伴い元号の表記が全て令和に統一されました。
今次補正の一般会計の歳出予算総額は、4億151万円となり、当初予算に加えた総額は、462億2,151万円となるものです。
委員会の審査の中から、述べさせていただきます。
総務費では、野幌駅周辺土地区画整理事業に伴い、イオンタウン江別に仮移転中の江別市民活動センター・あいと江別国際交流センター、また、野幌鉄南地区センターに移転した証明交付窓口を市民交流施設にそれぞれ機能整備するための予算が計上されています。
市民交流施設において、施設利用者やJR野幌駅利用者などに対する観光案内、特産物の紹介など、江別市の新たな情報発信の場として期待するところです。江別市は周遊型、分散型でいろいろな場が観光の場所になるように考えているとのことですので、今後、EBRIの観光窓口との関連やJR野幌駅の空きスペースの活用も含めて江別市の観光案内、魅力発信の場として期待するものです。
保健衛生費では、子育て世代包括支援事業によって、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援を実施します。これまで妊産婦や乳幼児の支援機関や制度は多くあるものの、ばらばらに対応しがちで必要な支援が行き届いていない状況が見られていました。当市は、利用者支援事業(母子保健型)と利用者支援型(基本型)を立ち上げて、緊密に連携して実施されるとのことですので、ぜひ細やかな対応に期待いたします。
また、予防接種経費の風疹予防については、30歳代から50歳代の男性を中心とした、過去に風疹の予防接種を公的に受ける機会がなかった成人男性を対象に、定期予防接種を行うとのことです。妊産婦への影響もあることから、多くの対象者が受診されるよう期待するものです。
商工費の工業振興費についてですが、市内在住の外国人技能実習生は、現在188人とのことです。今後、江別市においても市内の企業で就労する外国人の増加が見込まれる中で、外国人技能実習生の受け入れ企業に対する訪問相談支援のほか、江別国際センターで日本語教室を開催し、外国人技能実習生が地域の一員として快適に過ごすための支援を行うことに期待します。
また、市内における創業を促進し、創業に関する知識の少ない人や関心があっても行動を起こすことができない人にIT人材スクールや講習会、相談窓口などの支援として期待します。
土木費の道路補助関連事業では、元江別地区の開発行為に伴う兵村4丁目通りと元江別中央通りの道路整備に向けた測量調査費として1,900万円が計上されています。今年度から8年の計画期間となっており、推移を見守りたいと考えます。
また、建築指導費では、特定空き家の除去・解体の支援事業として150万円が計上されており、1件当たり30万円が上限とのことです。昨年度は、12棟が新築、除却、活用等により管理不全が解消されており、現在、管理不全の空き家は64棟あるとのことですが、支援の効果に期待いたします。
以上述べて、議案第56号 令和元年度江別市一般会計補正予算(第1号)に賛成の立場で討論といたします。

委員長(宮本君):ほかに討論ありませんか。(なし)
これをもって討論を終結いたします。
引き続き、議案第56号を挙手により採決いたします。
議案第56号は、原案のとおり決することに賛成の委員の挙手を求めます。
挙手全員であります。
よって、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第57号 令和元年度江別市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
これより、本件に対する討論に入ります。
討論ありませんか。(なし)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第57号を挙手により採決いたします。
議案第57号は、原案のとおり決することに賛成の委員の挙手を求めます。
挙手全員であります。
よって、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第58号  令和元年度江別市介護保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
これより、本件に対する討論に入ります。
討論ありませんか。(なし)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第58号を挙手により採決いたします。
議案第58号は、原案のとおり決することに賛成の委員の挙手を求めます。
挙手全員であります。
よって、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議案第59号 令和元年度江別市病院事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。
これより、本件に対する討論に入ります。
討論ありませんか。(なし)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第59号を挙手により採決いたします。
議案第59号は、原案のとおり決することに賛成の委員の挙手を求めます。
挙手全員であります。
よって、原案のとおり可決すべきものと決しました。
ただいま結審を行いました議案の審査報告につきましては、正副委員長において、審査の経過並びに本日の結審内容等を踏まえて作成いたしたいと思いますが、御一任いただけますでしょうか。(了)そのように確認いたします。
以上をもって、予算特別委員会を閉会いたします。(10:14)

※ 閉会後、正副委員長より謝辞