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市立病院・地域医療検討特別委員会 平成31年1月30日(水)

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年3月29日更新

(開会前)

※ 日程確認

(開 会)

委員長(清水君):ただいまより、市立病院・地域医療検討特別委員会を開会いたします。(13:30)
本日の日程は、開会前に確認いたしましたとおり、次第に記載のとおり進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
なお、傍聴希望者がおり、入室を許可したので、報告いたします。
市立病院及び傍聴者入室のため、暫時休憩いたします。(13:30)

委員長(清水君):委員会を再開いたします。(13:31)
1市立病院所管事項、(1)報告事項、アの病院事業経営状況(11月~12月分)についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

管理課長:私から平成30年11月から12月までの病院事業経営状況について御報告申し上げます。
なお、昨年12月21日に開催された当委員会におきまして、10月分の経営状況について御報告を申し上げており、資料2ページの10月分の単月の資料については、既に御報告したものと同じ資料になりますことから、説明を省略させていただきますことを御了承願います。
また、11月分から診療科目別の医師数を記載しております。
まず、資料1ページをお開き願います。
診療収益の状況でございますが、グラフの太い実線に丸印のついているものが平成30年4月から12月までの実績であります。
実績額は、下段の表の合計欄に記載のとおり、4月から12月までの9カ月間の合計は36億1,218万7,000円となり、同期間の計画より22.0%、10億1,675万1,000円の減となっております。
また、前年度の同月の実績より、12.5%、5億1,528万4,000円の減となっております。
次に、資料3ページをお開き願います。
11月分の経営状況でありますが、1患者数及び診療収益の状況のうち、表の左側に診療科目別医師数の当月及び前月比較の数値をそれぞれ明記しております。
なお、初期研修医は、患者数及び診療収益については、内訳をお示しできないことから、空欄となっておりますことを御了承願います。
11月の医師数は、まず、内科については、総合内科医が10月末日付で2人退職されておりますので、結果として2人減の7人となっております。
次に、初期研修医については、1人減となっておりますが、これは、他医療機関に所属する初期研修医の一時的な受け入れとして9月25日に1人併任採用をしておりましたが、当院での研修期間が10月21日をもって修了したことから、結果として前月との比較では1人減となっております。
これらの結果、医師数は、11月1日付では合計38人となっております。
次に、患者数については、計の欄のとおり、入院実績は4,737人、外来実績は1万2,553人で、計画より、入院では2,566人の減、1日平均で85人の減、外来では1,511人の減、1日平均で72人の減となったものであります。
次に、表の右側の診療収益については、計の欄のとおり、入院・外来合計実績は3億7,420万4,000円で、計画より1億3,094万7,000円の減となっております。
次に、2医業費用の状況は、実績額5億1,740万9,000円で、計画より3,754万円の減となっております。
この結果、3収支の状況ですが、実績で1億3,369万3,000円の収支不足となったものであります。
次に、4病床利用率ですが、一般病棟が61.7%、地域包括ケア病棟が52.4%、一般病棟と地域包括ケア病棟を合わせた病床利用率は59.9%となっております。また、精神病棟は36.2%、病院全体では55.0%となっております。
続いて、資料4ページをお開き願います。
12月分の経営状況でありますが、1患者数及び診療収益の状況のうち、表の左側、医師数は、11月と同様に、12月1日付で合計38人となっております。
次に、12月分の患者数については、計の欄のとおり、入院実績は5,194人、外来実績は1万1,748人で、計画より、入院では2,822人の減、1日平均で91人の減、外来では2,062人の減、1日平均で109人の減となったものであります。
次に、表の右側の診療収益については、計の欄のとおり、入院・外来合計実績は3億9,121万6,000円で、計画より1億4,958万4,000円の減となっております。
次に、2医業費用の状況は、実績額7億7,405万5,000円で、計画より3,227万円の減となっております。
この結果、3収支の状況ですが、実績で3億7,429万4,000円の収支不足となったものであります。
次に、4病床利用率ですが、まず、一般病棟が65.8%、地域包括ケア病棟が61.1%、一般病棟と地域包括ケア病棟を合わせた病床利用率は64.9%となっております。また、精神病棟は33.0%、全体では58.4%となっております。
次に、資料5ページをごらん願います。
4月から12月までの9カ月間の経営状況について御報告申し上げます。
まず、1患者数及び診療収益の状況のうち、表の左側、患者数については、計の欄のとおり、入院実績は5万598人、外来実績は11万4,036人で、計画より、入院では1万7,318人の減、1日平均で63人の減、外来では1万3,382人の減、1日平均で72人の減となったものであります。
次に、表の右側の診療収益については、計の欄のとおり、入院・外来合計実績は36億1,218万7,000円で、計画より10億1,675万1,000円の減となっております。
次に、2医業費用の状況は、実績額45億4,621万7,000円で、計画より2億5,650万7,000円の減となっております。
この結果、3収支の状況については、医業収益と医業費用との差し引きにおいて、5億2,338万9,000円の収支不足となったものであります。
次に、4病床利用率ですが、一般病棟が62.5%、地域包括ケア病棟が53.0%、一般病棟と地域包括ケア病棟を合わせた病床利用率は60.9%となっております。また、精神病棟は42.2%、全体では57.4%となっております。
以上です。

委員長(清水君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

宮本君:当初計画では、3月末までの診療収益が約61億8,000万円であるのに対して、現在は約36億1,000万円です。12月現在の数値というのはわかりますが、今後の予想といいますか、最終的にはどれくらいになりそうですか。かなり差があると思います。大体でいいので、想定としてどれくらいと予測していますか。

管理課長:1月分は、患者数が先月よりかなりふえている部分もありますけれども、計画より大体9億円から10億円は下がるものと見込んでいます。

宮本君:大体50億円というところでしょうか。
それから、収支の状況ということで、差し引き7億8,000万円ぐらいになっていますが、これについてはどれくらいになりそうですか。大体でいいので教えてください。

管理課長:資料5ページの3収支の状況にございます医業収支差し引きの年度末の見込みという質疑かと思います。
現状よりも、2億円前後悪化するものと見込んでおります。

宮本君:10億円前後というような読みということです。
それから、数字だけで申しわけありませんが、医師数は、内科が7人ということで、この辺の動きは今後どのようになるのでしょうか、大きな動きはまだあるのでしょうか。

管理課長:今、おやめになるという医師の話は、一切聞いておりません。

委員長(清水君):ほかに質疑ございませんか。

赤坂君:内科医についてですが、この前の江別市立病院シンポジウムで、本年1月1日現在では、総合内科医6人と臓器別専門医等3人で、合計9人です。ただ、総合内科医6人のうち、1人は町立南幌病院にいます。この表は町立南幌病院の1人分を入れて7人になっていますが、町立南幌病院の1人分は、市立病院の入院と外来の診療収益に関係あるのですか。

管理課長:こちらの診療収益は、当院の入院と外来分なので、関係ありません。

赤坂君:そうすると、これは別枠で下に計上するなどしなければ、単純に計算して医師1人当たりの診療収益がどうなのかというとき、6人で割ると医師の1人当たり診療収益が上がってきますから、そうするのが正しいと思います。数字を入れていただくのは非常に見やすいからいいのですが、今後は、そのようにお願いしたいと思います。
それから、先ほどの宮本委員の質疑の関連ですが、12月に1億2,000万円から1億3,000万円の差が出るということです。そして、医業収支差し引きが約2億円悪化するという話ですが、約2億円の悪化ということは、診療収益は相当あると見ていいと思います。例年、12月、1月、2月は整形外科の患者がふえるから、そうなのかと思います。ただ、内科系の患者がそれほどふえているようには思えないし、むしろ市内の医療機関が非常に混んでいるという情報が入っています。そのような中で、アバウトな質疑かもしれませんけれども、医業収支差し引きが2億円前後悪化するということをどのように見ているのか、それが一つです。
二つ目は、不良債務はどのぐらいになるのか。現金があるときは、大体10億円の赤字だとすると8億円から9億円の不良債務が出ると想定されますが、相当な不良債務が発生することになります。過去には2カ年を足して10億円ですから、その点をお伺いします。

管理課長:まず、診療収益ですが、今月を入れて残りあと3カ月になります。現状の患者数については、1月は、特に一般病棟は患者数が前月よりも相当回復しております。一般病棟の利用病床数だけで言いますと、今月に入ってから平均で150床から160床に上がっており、内科病棟だけで申し上げますと一時期は病床利用率が80%を超えています。12月の患者数や診療収益にございますとおり、内科は当院全体の受け入れ患者数の4割から5割を占めていますが、内科の応需数で縮小している部分を、外科系の診療科目が手術や診療で相当頑張っていただき、事実上、下支えしていただいております。1月はそれが顕著にあらわれている状況でございます。
また、委員が御指摘のとおり、季節的な要因として、ことしはインフルエンザがかなり流行しています。当院も、1月の救急当番のときには、患者が300人と、実際に感染症の流行で内科受診がふえています。
今、特筆すべきは眼科における患者の受け入れです。1日最大で12件ぐらいの手術を1人の医師に頑張っていただいています。心配している部分もありますが、ある程度、診療収益を下支えしている傾向が特に秋以降は多いものですから、若干の期待値を込めてその分の診療収益を見込んでいます。
次に、不良債務のお話です。
平成29年度の決算値では、不良債務残高が10億円を超えておりますので、倍にはなりませんが、黙っているとそれなりにはふえる見込みです。先ほど、医業収益の収支差にも若干触れさせていただきましたが、計画に対して実績がかなり減っておりますし、また、費用についても、12月の段階でかなり減らしておりますけれども、診療収益の減には追いつかないような状況です。そのようなことで、最終的な不良債務残高を試算すると、はっきり金額を申し上げる段階ではありませんが、相当厳しい状況と捉えております。

赤坂君:8億円から10億円の間ぐらいの不良債務が出るかもしれない。そうすると、約1億3,700万円の不良債務があるから、18億円から20億円に近づいたら一時借入金との絡みで相当シビアな状況が想定されます。そうだとすれば、恐らく、これは12月にもいろいろ質疑をしてきたのですが、やはり2月末に何らかの形で補正予算などの財源措置を考えざるを得ない、こんな状況にあると見てよろしいですか。

病院事務長:内部的な作業といたしましては、3月補正に向けまして、今、鋭意調整しております。まだ理事者の査定前でございますので、最終的に決定しておりませんが、実質的に不良債務残高、言いかえると現金資金不足の状態が非常に逼迫する状況になるのは、もうやむを得ない状態と想定されますことから、現在、3月補正の段階で一定程度の財政的な手当てをいただけるよう、調整中であります。

赤坂君:それは、その段階でまた質疑が行われるでしょうから、ここまでにします。
もう一つ、私は、救急にしても、何にしても、総合内科医を酷使した反省というのがあるような気がします。今、一生懸命頑張っているということが一つと、もう一つは、この前、江別市立病院シンポジウムがありましたけれども、働き方改革で、医師には頑張ってほしいが、無理して市立病院から去るような状況になっては困るということも一面ではあると思います。それは非常に難しいですし、なかなかうまく言えないのですけれども、一生懸命頑張ってほしい一面はあるが、長く安定的に定着してほしい、患者と信頼関係を築いてほしい、このようなことは誰しも思っていることだと思うし、事務職員や医師もそのような思いは強いと思います。それを一つ伝えておきたいと思います。
もう一つは、以前にもお話ししましたが、市内の開業医は、なかなか救急車が来てくれないとおっしゃっています。従来であれば市立病院が受け入れていたのですが、結局、予備を含めた4台の救急車が札幌市内の医療機関まで走ったりしているわけです。
12月の救急患者の受け入れ数を参考までにお聞かせいただきたい。そして、その患者がそのまま入院したとか、内科系、外科系の外来につながった数について教えていただきたいと思います。

医事課長:12月分の救急患者の受け入れ件数ですけれども、あくまで速報値として捉えていただきたいのですが、受け入れたのは216件、実際に入院につながったのは57件という状況であります。

赤坂君:内科系と外科系のそれぞれの件数はわかりますか。

病院事務長:内科系の救急応需は、先ほど委員から御案内があったとおり、今、外科系の救急当番日しか基本的に救急を受け入れておりません。その内訳として、小児科以外の内科系の受け入れが17件です。小児科が13件です。小児科は365日24時間受け入れていますので、その上で、12月は13件です。整形外科については、毎月10日間の外科救急指定日に関しては、午後5時から翌朝の午前8時30分まで当番ですので、当院で受け入れられる症状の患者であれば全部受けますが、12月は7件です。そのほかに、産婦人科と、整形外科ではない外科の救急が1件ずつあって、救急車で搬送された部分だけで言うと40件ということです。
先ほど、医事課長から216件と答弁しましたけれども、救急車で搬送されたのは216件のうち40件、差し引きの176件は、救急時間帯に御家族の車あるいはタクシーなど、救急車以外の何らかの手段で緊急的に来られた方を受け入れた件数でございます。

委員長(清水君):ほかに質疑ございませんか。

清水君:精神科の病床利用率の落ち込みは、内科医の減少に伴うものなのでしょうか、この急激な落ち込みはどのような理由でしょうか。

管理課長:精神科については、12月で申し上げますと医師は3人おります。まず、一つのポイントとして言えるのは、精神科の患者の入院期間が以前より短くなっています。以前ですと1カ月以上長期入院される患者が多かったのですが、現在は病態を確認して医師の判断で退院して通院するといった取り扱いをしております。逆に言うと、今、新規患者の受け入れがなかなかできていないものですから、結果として入院患者数が減っている状態になります。
もう一つは、これが多分、委員が御指摘の部分だと思いますが、精神科の機能として、以前にも議論になったリエゾンというものがございます。例えば、一般的な認知症のような病態と内科的疾患で糖尿病など、内科と精神科の両方にそれぞれかからなければならない患者は、当院の場合、内科として受け入れて、精神科の医師に内科の入院患者の病棟に行っていただき、そこで精神科の病態もフォローしています。ただ、その患者数や診療収益は精神科に入っていません。ですから、精神科の医師の働きぐあいをあらわしにくいところがあります。
レセプトの関係もありますが、昔と違い、入院期間の長い患者が減った部分と、ほかの診療科目で患者をカウントしている部分があるので、精神科の3人の医師の働きぐあいを数字だけで評価するのは難しいと考えております。

清水君:今、お話しいただいた内容は、将来的にも、変わらずにそのような状況が続くのでしょうか。精神科の病床利用率は、どうなっていくのかという質疑です。

病院事務長:過去に何回か御答弁していると思いますけれども、国が精神科の収容医療に対して、とにかく社会に帰して在宅で生活していただくことを強力に推し進めています。今ほど管理課長からも御答弁を申し上げましたが、昔はいわゆる統合失調症の症状が重い方で、入院治療が必要になりますと、当院もそうでしたけれども、2年、3年は平気で入院し、長い方ですと5年、10年の入院は全然珍しくない状態でした。これを、国際的に言っても精神医療としては拘束収容体制が問題だということで、この10年間、とにかく国は、身体拘束をなるべくしない、収容医療は短期間、退院して社会参加をしていただいた上で精神症状を寛解させるという大きな流れの中で、当院も昔は205床あった精神病床が130床になり、さらに59床になったという経過がございます。
そのような中でも、当院は、どうしても入院治療を一定期間していただかなければ社会復帰が難しい精神疾患の患者を主に受け入れています。例えば、江別すずらん病院ですと、どちらかというと、高齢者で認知症をお持ちの方をメーンに診られているケースが相当数あります。ただ、当院は、認知症があるけれども、内科系の疾患が相当重くて内科系の治療を優先させなければならない、でも、精神症状は高進しているので、精神科のない一般の医療機関には入院できない方に来ていただくわけです。そこに、先ほど御説明したリエゾンと言って、精神科の医師が内科病棟に行って、内科の医師とともに治療をします。
委員の質疑ですけれども、今後、高齢化率がどんどん上がっていきますと、総体的に認知症患者の絶対数は間違いなくふえると予測されております。今、精神科病棟と内科病棟のありようの根本のことまで具体的に言えませんが、こういった精神症状を併発した整形外科や内科の高齢患者の割合がどんどんふえていくのは間違いないと考えております。

副委員長(赤坂君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
これをもって、市立病院所管事項を終結いたします。

委員長(清水君):市立病院退室のため、暫時休憩いたします。(14:05)

委員長(清水君):委員会を再開いたします。(14:06)
次に、2その他について、皆様にお諮りいたします。
前回の当委員会において、平成31年第1回定例会をもって当委員会を廃止するための手続を進めることが確認されたところであります。
当委員会の廃止に当たり、所管事務調査報告にどのような内容を盛り込むかについて、各会派に持ち帰り協議いただくこととしておりましたので、各会派から順に発言いただいた後、各委員から御意見等をいただき、協議を進めてまいりたいと思いますが、そのように進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
それでは、自民クラブからお願いいたします。

宮本君:今、当委員会の今後の進め方についてということでしたが、所管事務調査報告の内容についてでしょうか。所管事務調査報告の形にすることはもう決定しているのですか。当委員会の廃止の仕方は確認していなかったと思います。当委員会として提言するのか、所管事務調査報告にするのか、その辺の整理はされていないのではないですか。

赤坂君:手続はもっと後ですけれども、今までの調査を踏まえて、江別市立病院経営健全化計画や江別市立病院新公立病院改革プランについて論議してきました。そして、議会で市立病院・地域医療検討特別委員会が設置され、その目的に沿って取り組んできたことについて、課題はまだありますが、一応、まとめようということが確認されました。
前回の当委員会で、当委員会の廃止の時期は、平成31年第1回定例会の最終日か、最終日より前かというのはまだ確定していませんが、平成31年第1回定例会の中で廃止するということは確認されました。そのまとめを各会派で検討いただいて、きょう出し合うというものです。
ただ、きょうの病院事務局の報告を聞きますと、まだまだ議論の余地があります。例えば、不良債務が結構出るとありますが、これは恐らく補正予算が出てくると思うので、その中で協議していかなければなりません。したがって、皆さんに出していただいた意見は固まらないかもしれませんが、このような課題があった、これは課題だと、みんなで一致できるものを整理して出し合う、このようなことではないかと思って、皆さんにそれぞれ考えてきてくださいと言ったものです。

委員長(清水君):暫時休憩いたします。(14:09)

※ 休憩中に、委員会の今後の進め方について協議

委員長(清水君):委員会を再開いたします。(14:13)
当委員会の廃止に当たり、所管事務調査報告と提言その他の意見に分けて事項別に進めるということについて、休憩して皆さんのお考えを確認したいと思います。
暫時休憩いたします。(14:14)

※ 休憩中に、委員会の今後の進め方について協議

委員長(清水君):委員会を再開いたします。(14:15)
当委員会の廃止に当たり、各会派から順に御発言をいただいた後、各委員から御意見等をいただき、協議を進めてまいりたいと思います。
自民クラブから御発言をお願いします。

宮本君:自民クラブとしましては、理事者、市立病院側に要請する内容として、江別市立病院の経営改革、再建のための第三者諮問機関、いわゆる専門家会議を設置することを求めます。
諮問機関から受けた答申内容については、進行管理を徹底して実効性のあるものとして取り組むこと。また、専門家会議は期間を決めて実施すること。
それで、検討内容については、諮問機関で検討することとなりますので、詳細はその機関の中で決めていくことになると思いますが、要望としまして三、四点お話しします。
1点目、経営形態、診療体制の見直しも視野に、経営方針の抜本的転換を検討すること。
2点目、市民団体の具体的提言について、専門家会議に資料提供等をすること。
3点目、さきの江別市立病院シンポジウムにおける市民意見を参考にすること。また、市民に対する経営情報の開示を丁寧に、早急に行うこと。
4点目、道内の他自治体病院の経営改革の取り組み事例を参考にすること。
以上です。

委員長(清水君):次に、公明党からお願いします。

齊藤君:自民クラブから具体的な内容が出てきましたが、当会派といたしましては、これまで、当特別委員会として、さまざまな資料を出していただき、調査を進めてきたと思っております。また、過去にも江別市立病院として700万円ぐらいの予算を計上して経営診断をしております。そして、江別市立病院経営健全化計画を策定したと思っております。そうした経過を踏まえると、それらを一つ一つ検証しながらきちんと進めていただきたいということが基本にあります。
そういった中で、これまで市立病院の経営形態等でさまざまな議論がありましたけれども、どの形態をとるにしても市民に多大な負担を強いることになるのは、経営形態の見直しに係る試算の中で示されております。ただ、現在、市立病院は地方公営企業法の一部適用で、地方公営企業法の全部適用に関しては、これまで市立病院として取り組んでいないと思っておりますが、先ほど申し上げた経営診断でも公立病院の使命としてそういった点がはっきりと出されております。当会派としても、市民に負担をかけない中で努力し、そして、市民の医療環境の確保、整備をきちんとしていくことを基本にして取り組んでいただきたいと思っております。
そこで、地方公営企業法の全部適用の中にも書かれておりますが、特に事務職員に関しては、これまで、行政職員が人事異動する中で一生懸命努力していただいていると認識しておりますけれども、病院職員は、やはり専門的な経営力が必要だと思っております。そのような意味では、プロパー職員の採用については、地方公営企業法の全部適用の中できちんと判断されるべきものと考えております。
そういった部分を考えると、当会派としては、やはり、経営診断を行った際の報告書の内容を踏まえた上で、再度、実効性を持って、江別市立病院経営健全化計画の内容を一つ一つしっかりと取り組んでいただくことを求めます。

委員長(清水君):江別市立病院新公立病院改革プランの実効性についてですか。

齊藤君:経営形態の見直しの中で、地方公営企業法の全部適用と職員のプロパー化に関して、特に今後の厳しい経営状況を脱却していくための一つの方法としてしっかりと取り組んでいただきたいという要望です。

委員長(清水君):職員のくだりがよく聞き取れなかったので、もう1回お願いします。

齊藤君:市立病院の事務職員のプロパー化です。

委員長(清水君):次に、民主・市民の会からお願いします。

内山君:当会派として、当特別委員会を廃止するに当たっての意見、提言として盛り込んでほしいと考えていることについて申し上げます。
まず、一つ目に、市立病院は市民の病院ということで、市民自身が主体的に考え、また、議論し、市立病院を支えることができるよう、先日行ったような江別市立病院シンポジウム等を複数回、市内各地域で開催し、出前講座のさらなるPR、第三者諮問機関の設置など、情報発信の充実や市民と情報交換ができる場のより一層の充実を求めます。
二つ目に、そのようなことを通じて、問題、課題となっている医師の確保や招聘、今いてくださる医師の定着にもつながるという意味で、市民における危機意識や問題意識の醸成、市立病院に主体的にかかわるという市民の意識が充実していく方向性です。
それに加えて、今言った課題である医師、主に内科医の招聘に向けては、病院事務局や市長を主体に努力していただいている部分もありますが、それ以外にも、議会または市民団体等の市民の側からの働きかけで何かできることがあれば、期待することをただ行政側にお願いして、頑張っていただくだけではなく、市民ができることに取り組んでいくということを盛り込んでいただきたいと考えております。
次に、これからの研修医制度の充実に向けては、やはり、これまでの調査でもありましたが、優秀な指導医の確保が喫緊の課題ということが一つです。
先ほど、公明党からもありましたが、市立病院の経営に、より責任を持って、継続的に対応するために、病院事務職員のプロパー採用ということも考える必要があると思います。
次に、別な点ですけれども、市内医療機関の紹介や逆紹介などの地域医療連携において、連携の土壌を、再びしっかりとつくっていくために、現在は市立病院で地域医療連携室において取り組んでいるところですが、市立病院サイドだけではなく、市長のリーダーシップが重要であると思いますので、以前行っていたという話を聞いたことがあるのですけれども、市内開業医との定期的な懇談会の設定など、地域医療連携における市長のリーダーシップの発揮を求めていくというものです。
最後に、これまでも市立病院の厳しい経営状況の中で、毎年度14億円近くの一般会計からの繰り入れを行っていますし、それ以外にも、一般会計からの借り入れ等の支援を受けていますが、そのようなことが際限なく繰り返されることについて、歯どめをかけるという意味でも、市立病院の設置責任者である市長において、しっかりと結果責任を負う覚悟を持つことも必要ではないかということです。
そして、最初に戻りますが、そのような責任をとることによって、市民も市立病院の危機的状況であったり、問題意識を持つことにもつながるという意味で、現在の厳しい病院経営の中で、結果責任ということもしっかり求めていかなければ、際限のない一般会計からの繰り入れが、最終的には市民の負担につながるので、そのようなことも盛り込んでいただければと考えています。

委員長(清水君):次に、江別未来づくりの会からお願いします。

本間君:例えば、市立病院の廃止、民間譲渡、経営形態の変更など、いろいろなことを考えたときに、必ずネックとなるのが病院事業会計を廃止することができない状況にあることです。逆に言えば、いろいろな結論、方向性が出たとしても、病院事業会計を廃止することができないという意味で、市立病院は身動きがとれない、がんじがらめの状況になっていると考えます。
自民クラブから話がありました第三者機関の設置といった意見は当会派でも出ました。こういった形を進めていきながらも、どうしたら病院事業会計を廃止できるのかということを並行して検討していただきたい、本気で考えていただきたい、そのことを強く要望したいと思います。

委員長(清水君):各会派から御意見をいただきましたので、休憩中に協議したいと思います。
暫時休憩いたします。(14:31)

※ 休憩中に、各会派の意見について協議

委員長(清水君):委員会を再開いたします。(15:02)
休憩中に、皆様からいただいた御意見を正副委員長で取りまとめ、次回以降の委員会で協議したいと思いますが、そのように進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
それでは、全体を通して、各委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
以上で、本日の委員会を散会いたします。(15:03)