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議会運営委員会 平成29年11月2日(木)

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年2月22日更新

(開会前)

※ 日程確認

(開 会)

委員長(諏訪部君):ただいまより、議会運営委員会を開会いたします。(13:32)
本日の日程は、開会前に確認いたしましたとおり、次第に記載のとおり進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
なお、本日の委員会に相馬委員が欠席する旨の通告がございましたので、報告いたします。
また、傍聴希望者がおり入室を許可したので報告いたします。
傍聴者入室のため、暫時休憩いたします。(13:33)

委員長(諏訪部君):委員会を再開いたします。(13:34)
初めに、1付託案件の審査、(1)陳情第2号 江別市議会議員定数の削減を求めることについてを議題といたします。提出資料についての説明を求めます。

事務局次長:それでは、要求のありました資料について一括して御説明いたしますが、ごらんのとおり件数が多いことから、できるだけ要点を絞って簡潔にお伝えしたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
資料の1ページをごらん願います。
アの江別市と道外類似都市の面積、議員定数、常任委員会数でありますが、この資料は、当市と人口が同規模の11万人以上13万人未満の道外都市を人口別にピックアップしたもので、基準日は平成28年10月1日としております。
江別市は28番目に掲載しておりますが、資料に記載の48市の議員数を割り返して平均を算出しますと、議員数は24.4人となります。
次に、2ページをごらん願います。
これについても、江別市と道外類似都市の面積、議員定数、常任委員会数について、当市と人口密度が同規模の道外都市をピックアップしたもので、基準日は先ほどと同じく平成28年10月1日としております。
江別市は9番目に記載しておりますが、資料に記載の34市の議員数を割り返して平均を算出しますと、議員数は23.7人となります。
次に、3ページをごらん願います。
イの道内主要都市及び石狩管内市の特別職報酬について一覧にまとめたものであります。上段が人口10万人以上の道内主要都市で、下段が石狩管内市を記載しております。当市と人口が同規模の小樽市や北見市と比べますと、理事者側の報酬も議会側の報酬もそれぞれ当市を上回っております。
なお、当市よりも人口が少ない市の中では、千歳市が理事者側の報酬は当市よりも低いものの、議会側の報酬は当市を上回っております。
次に、4ページをごらん願います。
ウの道内主要都市及び石狩管内市議会の平成29年度議会費予算について一覧にまとめたものであります。
先ほどの資料と同様に、上段が人口10万人以上の道内主要都市で、下段が石狩管内市を記載しております。これは、北海道市議会議長会が取りまとめた資料の抜粋でありまして、各費目の詳細までは承知しておりませんことを御了承願いたいと存じます。また、参考として、欄外に平成29年度ベースの江別市議会における議員1人当たりの年間経費の内訳と合計を記載しております。1人当たりの年間経費は約658万円で、4年間では2,632万円となるものであります。
なお、地方交付税における議会費との関係ですが、人口を測定単位とする包括算定経費については、経常経費として、企画費、総務費、議会費、各種委員会等経費に分類されておりますが、人口規模や面積に応じて一律に措置されるものでありますことから、仮に議員数に増減があった場合でも交付税額には影響が出ないものとなっております。
次に、5ページをごらん願います。
エの議員定数の削減に係る函館市議会及び千歳市議会での論点について、両市議会の本会議録から、議案の提案理由説明と賛否の討論の要旨を記載したものであります。
まず、函館市議会についてですが、先般開催された議会運営委員会でも触れましたとおり、議員定数を30人から27人に削減する条例改正案が平成29年第1回定例会で賛成多数で可決されており、平成31年4月の統一地方選挙から施行されることになっております。
その下の提案理由説明は会議録からの抜粋で、その要点を申し上げますと、急激な人口減少に伴い、市税収入や交付税等が落ち込むことが容易に予測できるほか、福祉関連経費の増加、市立病院の赤字問題、廃棄物処理施設の整備費用、インフラ整備の負担増など多大な経費がかかることが見込まれ、今後も厳しい財政状況が続くことが明らかである。議会として率先して範を示すべきであるとの考えのもと、常任委員会の数を考慮し3人削減の提案をされております。
次に、討論の要旨ですが、反対した議員の主な理由としては、議員定数削減を続けていくと、ますます多種多様な住民の声を切り捨てることにつながりかねず、議会の果たす役割を縮小させてしまう。議員は、地域、年代、家族構成、それまでの仕事、得意分野など異なるバックグラウンドから多様な声を伝えるもので、市の提案に対して判断を下しチェックすることは、業務効率の向上やコストカットのための人件費削減とは異なるものである。行政が行う事業のように、行政の無駄を省くという意味での行政改革とは異なり、民主主義に必要な費用であるといった内容となっております。
一方、賛成した議員の主な理由としては、行政改革が求められており、議会だけが現状のままでどうして市民に議会が頑張っていると思ってもらえるだろうか。現状に甘んじている議会がどう行政をチェックし監視できるのか。議員の数だけ横並び的な発想で現状を維持することは市民が求めていることではないと思う。議会の力を強め、市民の声を市政に届けるためには、議会活性化の取り組みをしっかり実践することである。議員が削減されるとそれができないという言いわけは通用しないといった内容となっております。
7ページをごらん願います。
千歳市議会についてですが、先般開催された議会運営委員会でも触れましたとおり、議員定数を25人から23人に削減する条例改正案が平成28年第4回定例会で賛成多数で可決されており、去る平成29年5月28日に市議会議員選挙が施行されております。
なお、千歳市議会では、平成25年の市議会議員選挙が無投票であったことから、これに危機感を持つ議員もおり、議員定数の削減について協議する一端となったことがうかがえます。また、議員定数を削減することで逆に立候補者が少なくなることを懸念する意見もあったようですが、結果的に23人の定数に対し31人が立候補されております。
その下の提案理由説明書は会議録からの抜粋で、その要点を申し上げますと、2人削減する条例改正案は、議会の権限と能力に何ら支障を来さず、議会運営が可能であり何ら不都合はなく、仮に23人になっても市民生活に劇的な変化が起こるとは考えていない。市民の福祉向上に対する影響も皆無と思われ、かつ、市民から寄せられた多過ぎる、少数精鋭にするべきなどの声を反映したものである。多くの議員による議会構成よりも一人一人の議員の資質向上こそが市民の声を市政に届けるために最も有効であると考える。常に緊張感を持ち、互いに切磋琢磨し、不断の調査・研究及び勉強を惜しまずに続ける議員こそが市民のためになる議員だと考えていると提案されております。
次に、討論の要旨ですが、反対した議員の主な理由としては、信頼を取り戻すためにはどうしたらよいか、市民が議員定数の削減を望む本当の理由は何か、それをよく聞いて一つ一つ取り組んでいくことこそが解決策だと思う。議員定数を少なくすれば精鋭になるということは何の保障もない。議員定数の削減という方法ではなく、喫緊で不断の議会改革と一人一人の政策提案力の向上である。千歳市は、道内でも人口がふえ続けている数少ない自治体の一つであり、他の自治体が人口減少に伴って議員定数を削減している状況と比較することは適当ではない。議員定数の削減は、強固な支持基盤を持つ議員が有利となり、支持基盤の弱い議員は当選しづらくなる。議員の多様性に偏りが出ると少数意見を含めた市民の声が反映しづらくなり、真の民主主義が揺るがされる。議員の資質向上こそ議会改革の肝であり、定数削減と同じ土俵で議論すべきでない。議員定数削減の声が大きいから、数が多いからというだけでは削減の根拠としては不十分ではないか。議員定数を2人削減すれば、市民のための議員、議会になるという保障と道筋が不透明で、議員定数の削減は議会に市民の声を反映しにくくし、議会の役割とチェック機能を低下させることになる。議員定数の削減は、市政への参加のために市議会議員に立候補しようとする人のハードルを高くし、市民を市政や議会から遠ざけることになるほか、市政参加への情熱を削ぐことになるといった内容となっております。
一方、賛成した議員の主な理由としては、3常任委員会の人数が現行よりも1人減って7人になったとしても質疑の質が低下するようなことは考えにくく、福祉の向上、社会インフラ整備、市民の利益を阻害するものにはならない。議員定数の削減により余剰財源が生じ、これを行政事業、インフラ、福祉サービスに活用できる。定数条例改正を議論する中で、非常に弱い議会ということで従来から行政のイエスマンと言われているため、競争原理を導入することで、あえて議会をスリム化して強い議会をつくる。二元代表制の一方として、また、地域経営の代表者として、常日ごろから効率的な予算執行を行政に訴えなければならない議会人の立場から、市政がさらに厳しい緊縮の道に向かわなければならないさなか、議会費のみを純増させることは到底市民の理解が得られない。今回の議員定数削減のアクションが変化だとするならば、議員定数を維持する姿勢は停滞である。現状に甘んじて動かないということは、市民説明も必要とせず、エネルギーも消費せず、最も安楽な手段であり、到底、議会改革という流れにつながるものではない。専門性の高い職員を率いている首長の権限に対し、二元代表制として監視機能を行使するには、市民は議員一人一人の資質の高さを一番に求めているのではないか。だからこそ、立候補してみたら誰でも議員になれたという安易な状況は、議員の質の低下を招く結果になりかねない。議員みずからが身を切る決断をし、激戦を制し、よりよい人材を確保できる道をつくるべきではないか。ただ数をそろえていればいいというものではない。議会や議員が不審感を持たれているこの時代だからこそ、議員一人一人が多様な意見を拾い集め、しっかりとその内容を審議して判断できることこそが重要であり、最低限の人数で市民ニーズに応えていくことが一番ではないかといった内容となっております。
次に、11ページをごらん願います。
オの平成27年度委員会等活動状況でありますが、3常任委員会、予算・決算特別委員会、議会運営委員会、会長会議ほか三つの諸会議について、それぞれ開催日数や会議時間等を記載しておりますので、御参照いただきたいと存じます。
次に、12ページをごらん願います。
カの地方分権一括法の施行により、条例制定や条例改正を行ったものでありますが、御承知のとおり、第1次から第7次までの地方分権一括法におきまして、地域の自主性及び自立性を高めるための改革を総合的に推進するため、国から地方公共団体、または都道府県から市町村への事務権限の移譲や地方公共団体の義務づけ・枠づけの緩和等が行われたものであります。
当市の関係分といたしましては、記載のとおり、これまで24件の条例の制定や改正について議会で御審議いただいたところであります。
次に、15ページをごらん願います。
キの議員定数協議経過でありますが、これは、平成19年4月の改選に合わせて議員定数を29人から27人へ削減した際の協議経過を時系列で示したものであります。
平成18年6月20日に開催された議会運営委員会において議員定数の見直しが提起されたことを発端としておりますが、会派間の協議が調わず、その後、会長会議や幹事長会議でも協議されており、11月30日に開催された幹事長会議では、各会派からかなり具体的な考えが示されております。しかしながら、その後の各会議においても意見の一致を見ることがなかったため、12月15日に議員提案により、議員定数を26人とする条例改正案と議員定数を24人とする条例改正案がそれぞれ議長に提出されております。そのため、こうした混乱事態の収束を図るべく、12月18日に開催された会長会議において、当時、代表世話人を務められていた高間専造議員が各会派の会長と調整に当たられた結果、議員定数を2人削減して27人とすることで6会派中5会派の合意を得て12月19日の本会議で江別市議会議員定数条例の一部改正を賛成多数で可決したものであります。
次に、17ページをごらん願います。
クの平成13年第4回江別市議会定例会会議録の抜粋で、江別市議会として初めて条例で議員定数を29人と定めることになった際の本会議での議論の内容が示されたものであります。
次に、30ページをごらん願います。
ケの平成18年第4回江別市議会定例会会議録第4号の抜粋で、議員定数を29人から27人に削減した際の本会議での議論の内容が示されたものであります。
現在と当時では、議会を取り巻く情勢のほか、議員構成や会派構成も変わっておりますことから、同一の視点で議論することが難しい面もあろうかと思いますが、当時の議論経過として御参照いただきたいと存じます。
以上です。

委員長(諏訪部君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。

岡村君:たくさんの資料がありますけれども、私のお願いしたところから聞かせていただきたいと思います。
議会費に対する地方交付税措置の関係ですけれども、先ほど口頭で説明がありましたように、結論としては議員数の増減は地方交付税措置に影響するものではないようです。ただ、考えてみますと、先ほどの説明にありました議会経費と言われる総務費などが幾つか挙げられていましたけれども、そういったさまざまな経費の支出にかかわることは、議員数にもかかわることなのだろうと受けとめました。それについては問いませんけれども、わかっていれば教えていただきたいのですが、現在、既に各年度で地方交付税が議会費にかかわって交付されていると思います。直近のもので結構ですから、幾ら交付されているのか教えていただきたいと思います。細かい数字でなくても結構です。

事務局次長:平成29年度ベースで申し上げますと、2億6,710万円程度でございます。

岡村君:今の金額を聞いて、提出された資料と比べますと、平成29年度の議会費予算は約1億8,900万円です。この比較で言うと、この予算以上に措置されているように見えるのですけれども、そういう比較で間違いないでしょうか。

委員長(諏訪部君):暫時休憩いたします。(13:58)

※ 休憩中に、答弁調整を行う。

委員長(諏訪部君):委員会を再開いたします。(13:59)
ただ今の件については、確認後に再度答弁を求めることとして、先に進みます。
ほかに質疑ございませんか。

高橋君:1ページの資料についてお伺いします。
この資料をつくる中で、もし調べていればお伺いしたいのですけれども、ざっと見ていったところ、大阪府に所在する市議会の中で議員定数の少ないところが目立つのですけれども、特に、当市よりも人口の多い36番の大阪府松原市ですとか39番の大阪府大東市がそれぞれ18人、17人と非常に少ない議員定数になっているのと、常任委員会数が2常任委員会となっています。私たちの今の議会運営では想像できない状態ですけれども、この運営の状況ですとか、ここまで議員定数を減らした経過はわかりますでしょうか。11番の大阪府羽曳野市や16番の大阪府富田林市も18人、19人ということで非常に議員定数が少ないのですが、そのような動向か何かがあったのかどうか、資料をつくる際に確認されていればで結構ですので、教えてください。

事務局次長:大阪府内の各市の状況につきましては、市の面積が狭い中に極めて多い人口がおりますので、人口密度が高いという傾向があるようでございます。また、常任委員会数につきましては、あくまでも各市議会の取り決めの問題でございます。なぜ2常任委員会にしたかというのは、それぞれ確認しておりませんので、お答えすることができません。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

角田君:同じく1ページの部分で、江別市より議員定数が多いところとして、例えば、福島県会津若松市、佐賀県唐津市、岩手県奥州市、岩手県一関市などです。平成の大合併の際に、いわゆる合併特例を使っているのでしょうか。あるいは、例えば、奥州市の場合は胆沢区や水沢区といった区分けをした上での議員定数がどうだったのかわからないですけれども、当初は区分けの部分でやっていたと思いますが、そういう要素は確認していますか。
市議会としての議員定数は27人だけれども、各地域から1人ずつ出すことによって増員されているケースがこの中に現在あるのかどうか、もしわかれば教えてください。

事務局次長:いわゆる平成の大合併があった際に、合併した市が一時的に数十人規模、100人近い議員数になったところもあると伺っていますが、一時的な特例の期限が続いている自治体は、現在はないと伺っております。

角田君:たしか、奥州市は百何人までいったところです。
地域で選挙区を分ける体制のところはまだ存在しているのでしょうか。わからなければ、わからないで結構です。

事務局次長:申しわけございません。選挙区の区分けまでは把握しておりません。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

干場君:11ページの委員会等の活動状況は、平成27年4月から平成28年3月の、いわゆる平成27年度ということなのですけれども、おおむねこの四、五年は、合計に書いてある日数、時間数を含めて、若干の増減はあると思いますが、こういう傾向にあるという受けとめ方でよろしいのでしょうか。わかる範囲内でお願いいたします。

事務局次長:その年度ごとによりまして若干の増減はあろうかと思いますが、日数、時間数につきましては、ほぼ平年並みに推移しているものと把握しております。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

角田君:平年並みということですが、例えば、地方分権一括法で事務事業の内容や条例改正がふえてきているといったことを考えると、平成24年度と比較すると増加傾向にあるのか、それとも変わらないのでしょうか。
平成27年度ですと、このほかに任意で集まっている会議等も結構あったと思うのですが、そういうものは事務局がじかにカウントしていないからわからない部分がありますけれども、肌感覚として、委員会などで議員が集まる機会はふえているのでしょうか。
最近は、市民と議会の集いなど、オフィシャルな会議以外で集まる機会が何かしらふえていると思いますが、そういう意味で議会の活動量が増加しているのかどうかについては事務局としてどう見ていますか。

委員長(諏訪部君):暫時休憩いたします。(14:08)

※ 休憩中に、答弁調整を行う。

委員長(諏訪部君):委員会を再開いたします。(14:15)
角田委員の質疑に対する答弁を求めます。

事務局次長:先ほど角田委員から質疑をいただきました平成24年度と平成27年度の比較で申し上げますと、諸会議の部分は集計ができていないのですが、常任委員会、特別委員会、議会運営委員会の合計の比較で申し上げますと、平成23年1月から12月までと平成27年度がたまたま同じ194時間になっております。
なお、参考までに、江別市議会では、1月から12月までの年単位で統計をとっておりますが、今回、資料として出している11ページは年度で出しております。その理由は、北海道市議会議長会の統計に合わせたためです。
続きまして、先ほど岡村委員から質疑がありました平成29年度の議会費の地方交付税額についてですが、ただいま財政課に確認をとりましたところ、すぐには数字が出せないということです。申しわけございませんが、改めてお伝えしたいと思います。
そのため、先ほどの金額につきましては訂正させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

角田君:江別市の議員定数の協議結果について、具体の質疑ではないですが、一つ考え方を教えていただきたいのは、今回、条例定数を3人減らすとすると、当時で言えば5万人以下の規模の市町村の定数になろうかと思います。これはもう廃止されたものですが、当初の条例定数の考え方ではなぜ34人であったのか。そして、法律による定数の規定がなくなった以降は、各市町村で自分たちの枠に合わせて考えるという部分があるのですが、参考までに、当時の条例定数の考え方を教えてください。

事務局次長:条例定数についてですが、正式に条例で定数を定めることになったのは、江別市議会では平成15年4月からとなっておりまして、それ以前は、国のほうで人口規模に応じて何人から何人までのところは何人というように定めておりました。
条例でその人数を変えたい場合は、当時、減数条例というものがありまして、江別市議会では条例を定める以前は、定数が32人となっておりました。

角田君:私が議員に当選した以降は委員会数がずっと3ですが、それ以前の委員会数が4だったときの各委員会の委員数は何人だったのでしょうか。
今は3常任委員会ですが、4常任委員会だった時代の定数はそれぞれ何人でしたか。

事務局次長:4常任委員会体制のときですが、一つの常任委員会の委員数が7人になっていたということでございます。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

齊藤佐知子君:提出していただいた資料の1ページと重なるところがあると思いますが、人口や人口密度と議員定数の関係性は、それぞれの地域の状況もあると思うのですけれども、各議会では人口密度を意識して定数を考えていらっしゃるのでしょうか。

事務局次長:あくまでも各市町村議会の考えに基づいて定数を定めているので、必ずしも人口密度に基づいて決めているわけではないと認識しております。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

岡村君:確認をさせていただきたいと思います。
11ページの委員会等の活動状況の資料について説明いただいたのですけれども、前回の委員会で、北海道の各市との比較ということで本会議と常任委員会の開催回数と時間についての資料を出していただきました。江別市は全道の中でも上から3番目で、委員会開催時間が記録されています。前回の資料では、開会回数は47回で今回の資料と一致しているのですが、時間数については、前回の資料では104時間21分で、今回は総時間で103時間30分となっています。その細かいところはよしとして、ほかの市の時間数というのは、江別市と同じように総時間で出されているのでしょうか。実時間数ではなくて、総時間数で出されている資料であると理解していいのかどうかだけを確認しておきます。
札幌市議会の委員会の時間数が47時間で、江別市より半分以上少ない会議時間になっているものですから、それらを含めて伺います。

事務局次長:まず、前回の資料に記載の誤りがありましたことをおわびしたいと思います。
本日お出ししております11ページの常任委員会の小計の103時間30分の数字が正しいものです。大変失礼いたしました。
もう1点、各市議会の時間数の集計についてですが、各市によって休憩時間を含む数字と含まない数字で取り扱いがまちまちなので、そこのところは一概に比較できないということを御理解いただけたらと思います。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

岡村君:これもわかっていればでいいのですが、資料の3ページに、道内主要都市と石狩管内の市の特別職の報酬について出していただいています。当市の場合は、特別職報酬等審議会だったと思いますけれども、そこでこうしたものの評価を行いながら改正をされて議会に提案されたことが過去にありました。過去に、市長以下、行政機関の特別職の報酬は変えたけれども、議員報酬は変えなかったですとか、もしくは、その逆があったのでしょうか。金額は別にしても、連動して取り扱ってこられたのかどうかについて、わかっていれば教えていただきたいと思います。

事務局次長:急な御質疑でございまして、過去どのくらいまでさかのぼればよろしいのかわからない部分もございますが、議員報酬を39万円から現行の37万8,000円に減額したときは、市側の理事者も減額しておりました。ただ、減額幅についてどうするかということを、当時、会長会議で協議しておりまして、その結果を市側にお伝えして、最終的に特別職報酬等審議会で金額を決めていただいていると認識しております。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

角田君:参考までに、過去の議員定数削減が行われる中で、臨時職員も含めた事務局職員数の変遷はどうなっていますか。全く変わっていないのか、それとも、減ってきているのか、ふえているのかということです。

事務局次長:議員定数の削減に伴って、臨時職員も含めまして事務局職員の人数が増減されたということはございません。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。

岡村君:先ほどの特別職の報酬は我々議会にもかかわることですが、私の記憶では、今説明があったように、相当昔はわかりませんけれども、報酬を下げたのは前回が初めてだったと記憶しています。ほかは、上げるために特別職報酬等審議会からの意見の具申を市長が受けて、議案として提出されたということだと思います。
議員定数との関係ですけれども、この間、先ほどの資料説明にもありましたように、幾度か議員定数を削減してきましたが、それと連動して、議員定数を削減したから報酬を上げましょうというようなことがあったのでしょうか。私もそのあたりの記憶が定かでないのですが、この間、そういう事例があったかどうか、わかっていれば教えてください。

事務局次長:議員定数の削減に係る議論に伴いまして報酬を増額しようという協議につきましては、江別市議会ではございませんでした。

委員長(諏訪部君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
暫時休憩いたします。(14:37)

※ 休憩中に、陳情第2号の今後の審査方法等について協議

委員長(諏訪部君):委員会を再開いたします。(15:20)
休憩中に確認いたしましたとおり、陳情第2号については、今後の審査の進め方を各会派で協議していただくということでよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
また、次回の議会運営委員会の日程につきましては、11月22日水曜日の午前10時から開催し、第4回定例会の議事運営について行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
以上で、本件を終結いたします。
次に、2その他について各委員からございませんか。

岡村君:この機会に事務局の御協力をいただきたいと思います。実は、今回のことに限ったことではないのですけれども、当日必要な資料について、常任委員会は2日前に机上に配付していただいています。議会運営委員会についても同じく取り扱うべきだと思っています。私も久しぶりに議会運営委員会の委員になって、そういう取り扱いになっていないということにびっくりしています。ぜひ、きょうのようにこれからも資料が多くなることがあると思いますので、常任委員会と同じような取り扱いをお願いしたいと思いますけれども、そういった御対応をいただけるか、もしいただけないとしたら何か理由があるのかを教えていただきたい。

事務局次長:議会運営委員会につきましては、常任委員会と異なりまして、必ず始まる前に正副委員長と正副議長を交えた上で進め方の確認を行っております。また、資料の作成等につきましても、前日まで調整し、印刷がぎりぎりまでかかることがございますので、できれば、これまでと同様の取り扱いでお願いしたいと思います。

岡村君:事務局の皆さんの少ない人数での大変さは十分わかっているのですけれども、あり方論として、私の記憶では、議会運営委員会というのは、地方自治法上、常任委員会とは同等の扱いではなくて、諸会議的な扱いが法令的にされていましたから、その意味では、全会一致の合意形成なども含めて、その名残があります。私は、もう既に法令上、3常任委員会と同等の扱いになった委員会だと理解していますから、いろいろ大変だということは承知の上ですけれども、ぜひ常任委員会と同じ取り扱いにしていただくよう、御努力いただきたいと思います。

委員長(諏訪部君):要望ということです。
ほかに各委員からございませんか。

角田君:私も同様の考えですが、例えば、それが現状として無理ならば、付託案件についてはそういう取り扱いにしていただきたいと思います。今回、資料を細かく出していただいた経緯がありましたので、事前に読みたかったということがあります。議事にかかわる資料ではなく、付託案件に関する資料については常任委員会と同じように取り計らうべきだと思います。せっかく傍聴に来られた方も、委員会中に資料を読んでいて、余分な時間が長過ぎるなどと感じると思いますので、そういった意味でも委員長と事務局のほうで進行の考え方を改めて議論していただきたいと思います。できれば、せめて付託案件に関する資料だけでも先に配付していただければと思います。

委員長(諏訪部君):ほかに各委員からございませんか。

岡村君:細かいことですが、今、事務局次長から直前になるまでなかなか案件が固まらないことも含めて、資料化するのがぎりぎりになるという理由が述べられたと思います。私は、正副議長や議会運営委員会の正副委員長との打ち合わせのときは、既に提出する段階の次第や資料が用意されていて、説明されていると思っていました。そういう状況でしたら、そのまま机上に配付するだけではないかと思います。
また、事務局次長が言った説明は、3常任委員会のときにも当時の議会事務局の皆さんから同じように言われました。各担当課から委員会開催日のぎりぎりまででなかなか資料が出てこないので、委員会の2日前に配付するのは難しいですとか、過去の経過にもそういうことが確かにありました。それでも皆さんの努力で乗り越えて、3常任委員会は委員会開催日の2日前に机上に配付していただき、我々も事前に目を通し、実りある議論ができるようにしていただいています。ぜひ同じようにしていただきたいと思います。
事務局次長が先ほど言ったように、次第を含めてぎりぎりにならないと固まらないという現実がどのぐらいあるのか、私はわからないです。正副議長や正副委員長に説明するときにそろっていない資料がある状態でやっているのですか。
私は、最近、正副委員長の職についたことがないものですから、実態がわからない部分があって失礼なお話をしているかもしれませんが、どちらにしても、そういうことを精査いただきながら、あしたからとは言いませんので、努力いただきたいと思います。
これについては、正副委員長にお任せしますので、よろしくお願いいたします。

委員長(諏訪部君):ほかに各委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
最後に、次回委員会開催予定でありますが、先ほど確認したとおり、第4回定例会の議事運営について御協議いただくため、11月22日水曜日の午前10時から開催いたします。
また、次回委員会では、江別市議会基本条例の見直しについて、各会派より、第3章から第5章までの修正すべき点や加えるべき点等がございましたら御提案をいただきたいと思いますので、御協議いただきますようお願いいたします。
以上で、本日の委員会を散会いたします。(15:30)