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経済建設常任委員会 平成29年11月16日(木)

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年2月22日更新

(開会前)

※ 日程確認
※ 一括議題の確認
※ 先進地行政調査に係る報告書の取り扱いについて確認

(開 会)

委員長(石田君):ただいまより、経済建設常任委員会を開会いたします。(10:00)
本日の日程は、開会前に確認したとおり、次第に記載のとおり進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
水道部入室のため、暫時休憩いたします。(10:01)

委員長(石田君):委員会を再開いたします。(10:01)
1水道部所管事項、(1)報告事項、アの平成29年度工事契約状況(11月2日現在)についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

総務課長:平成29年度工事契約状況(11月2日現在)について御報告いたします。
資料1ページをお開き願います。
平成29年度の工事予定額でありますが、水道工事では9億240万2,600円、下水道工事では6億9,781万5,800円、合計16億21万8,400円を予定しております。
契約状況でありますが、水道工事の契約額は34件の6億4,733万400円で、工事予定額に対する契約率は71.7%であります。
下水道工事の契約額は17件の3億2,450万7,600円で、契約率は46.5%であります。
全体では、契約額は51件の9億7,183万8,000円、契約率は60.7%となっております。
次に、資料2ページ、3ページをごらんください。
契約額130万円を超える契約状況を水道工事、下水道工事に区分しまして、工事名、予定価格、契約金額、落札率、工期、請負業者名を記載しておりますので、御参照願います。なお、契約額130万円以下の工事は、水道工事で2件の212万7,600円でした。
以上です。

委員長(石田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

赤坂君:下水道工事の契約率が今の時期で46.5%ということで、例年に比べて低いのですけれども、これから冬に向かっていけば工事が少し大変になると思います。施工者や、そこで働く方が大変な思いをすると思いますが、この46.5%という数値は何か理由があるのですか。

総務課長:下水道工事の契約率の件ですが、まず、北海道の事業である街路事業に伴い、汚水管の撤去工事を予定しておりましたけれども、北海道の工事が延期や縮小になったため、それにあわせて水道部の工事も延期、中止となったことが一つの要因でございます。
もう一つは、国の交付金の減少によりまして、当初予定していました工事を延期したものでございます。厳しい財政状況の中、単費での工事を実施することは難しい現状でございますので、対象工事の優先度や重要度を総合的に判断しながら、今後も工事を進めてまいりたいと考えております。

赤坂君:その街路事業の工事の場所はどこですか。
また、単費での工事を実施する部分について、予算上、後で減額をするのですか。

水道部次長:北海道の街路事業でございますけれども、8丁目通りと国道12号の工事でございます。

赤坂君:前段の答弁はわかりました。
先ほどの答弁の後段部分で、単費での工事を調整するような言い方をしたものですから、単費だったら、わざわざお金をかけて冬にやる必要があるのかどうか、むしろ来年度に向けて早い時期に起債を受けてやったほうがいいのではないか、そのほうが工事をやりやすいのではないかと思います。その辺を含めて、わかりやすく説明してください。

総務課長:国の交付金の減少に伴った水道部の工事につきましては、単費での今年度中の工事施工は難しいと考えておりますので、また来年度以降に、随時、交付金の要望をしまして、実施していきたいと考えております。この分は予算が絡みますので、歳入、歳出とも3月までに精査をして、減額の補正予算を提出したいと考えております。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

宮川君:今、業者の人出不足が言われていますが、江別市の場合は、例えば、契約したくても、業者の人手が足りなくてできないということはございますか。

総務課長:江別市におきましては、現状、そのようなお話を聞いたことはございません。

宮川君:資料2ページの落札率で、96.56%と出ています。今までも大体このぐらいの落札率なのでしょうか。

総務課長:ここ5年ほどを見ていますと、大体95.5%から96%ぐらいの平均落札率となっております。

宮川君:5年ほどとおっしゃったのですけれども、その前はどうなのでしょうか。今までもこのぐらいの高い落札率なのか、この落札率をどのように思われているのか、お聞きしたいと思います。

総務課長:5年以上前のものは手元に資料がないものですから申し上げられませんが、ここ数年の落札率としては、先ほど申し上げたとおりです。算定方法などが変わったりして、最低制限価格が少し上がってきているという絡みは少しあると考えております。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

野村君:先ほど赤坂委員からありました下水道工事の契約率の件ですが、説明の中では、46.5%で、来年度に工事を延期するという話がありました。8丁目通りの街路事業の問題はありますが、それを外すと、100%に近い発注率になっているのか、伺います。

水道部次長:交付金の減少が約1億円でございまして、工事を延期したものが約1億2,500万円です。また、本年8月20日の当委員会でも報告をさせていただきましたが、平成28年度に浄化センター管理棟中央監視装置の更新を2カ年で契約させていただきました。平成29年度分が約4億円でございますけれども、平成28年度分に計上しておりますので、そちらを平成29年度に勘案しますと97.4%ほどの契約率になっております。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

内山君:関連ですが、今ありました下水道工事のような状況が水道工事のほうでも同じようにあるのか、お伺いします。

水道整備課長:水道工事につきましては、残り6件ございまして、11月に5件、12月に1件を予定しており、それで今年度に予定をしている発注が完了する予定となっております。

内山君:確認です。残り6件によって、契約率が100%になるということでよろしいですか。

水道整備課長:この残りの6件で約1億円を予定しておりまして、水道事業も補助事業に係る交付金の減額などがございまして、減額補正を考えております。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イの札幌市との緊急時連絡管整備について及びウの緊急貯水槽の増設について、以上2件を一括議題といたします。
本件に対する一括報告を求めます。

水道整備課長:私から、札幌市との緊急時連絡管整備について及び緊急貯水槽の増設について、一括して御説明いたします。
資料の4ページをお開きください。
札幌市との緊急時連絡管につきましては、平成27年3月に札幌市水道局と締結した連携協力に関する基本協定に基づき整備を進めており、昨年度、全体的な施設形態、工事の施工及び費用負担区分等を明確にした建設協定を締結し、それに基づき工事発注の準備を進め、ことしの8月30日に工事に着手いたしました。
工事の状況についてですが、現場での布設工事は完了しており、札幌市側の工事も完了しておりますので、既に両市の水道管がこの連絡管によりつながっている状態です。
11月7日には、両市立ち会いのもと通水作業を行い、水道水を問題なく相互融通できることを確認いたしました。
連絡管の施設概要と費用負担区分等につきましては図1のとおりであり、口径150ミリメートルのダクタイル鋳鉄管を整備費及び施工、資産の帰属、維持管理など、全てにおいて行政区域で区分しております。
5ページをごらんください。
今後の予定についてですが、ことしじゅうに札幌市水道局と維持管理等に関する協定を締結後、運用を開始する予定で、来年度にはエリア内に災害用仮設給水栓を整備する予定です。
災害時において、この連絡管から常時配水が可能な水圧を確保できるエリアは、図2のとおり、大麻ひかり町など限られた区域ですが、エリア内に仮設給水栓を設置することで、周辺地域に対しましては、緊急貯水槽と同様にそこを拠点とした応急給水や運搬給水など、広範囲に対応した応急給水活動が可能になると考えております。
次に、緊急貯水槽の増設について御説明いたします。
6ページをお開きください。
江別市では、災害時においても大切な飲み水を確保できるよう、避難所となる公園や学校の敷地内に緊急貯水槽を設置しております。今年度、市内に6カ所目となる緊急貯水槽を対雁小学校に設置いたしました。
工事の状況についてですが、8月下旬に現場着手し、9月22日には委員の皆様に工事現場を御視察いただき、その後も順調に工事が進められ、現場での設置作業が完了いたしました。
この緊急貯水槽の貯水容量は100立方メートルで、生命維持に必要と言われている1人1日3リットルの水を3日間、約1万1,000人に供給することができるものです。
今後の予定についてですが、今年度中に、職員、水道事業者向けに運用及び維持管理に関する説明会、研修会を実施し、来年度には、PRを兼ねて、自治会の皆様と一緒に緊急貯水槽を使った応急給水訓練を実施したいと考えております。
災害対応につきましては、想定されるあらゆる事態に万全を期す対策を短期間で実施するということは現実的には困難でありますが、平成26年の断水災害を受けて整備を進めてきた応急給水施設につきましては、この緊急貯水槽と札幌市との緊急時連絡管が完成し、そして、来年度以降に予定している災害用仮設給水栓を整備することで当面の目標を達成することができ、これで一区切りがつくものと考えております。
今後とも、地震などの災害が起きても被害を最小限に抑えるため、老朽化した水道管など、水道施設の計画的な更新、耐震化を進めるとともに、断水時の応急給水や早期回復などを目指し、応急対策を迅速かつ的確に実施できるよう、応急給水体制の強化を図ってまいりたいと考えております。
以上です。

委員長(石田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

宮川君:札幌市との緊急時連絡管整備についてです。札幌市からの配水の可能エリアは大麻ひかり町全域などということです。お互いに融通し合うと理解しましたが、江別市から札幌市となると、どういうふうになるのでしょうか。また、融通水量というのは、江別市から札幌市へと札幌市から江別市へとでは違いがありますが、この辺をどういうふうに見たらいいのか、御説明していただきたいと思います。

水道整備課長:まず、融通可能水量がどのように決まったかということです。使用水量が最大の場合においても相手都市に送水できる水量で、かつ、それぞれ自分の市の配水の水圧面などに影響が出ないことが前提で融通できる水量を検討しております。江別市から札幌市へは1時間当たり50立方メートル、札幌市から江別市へは1時間当たり120立方メートルの融通能力があるということで計算しており、両市の協議のもと、この水量で決定をした経緯がございます。
2点目の江別市から札幌市への配水可能エリアについてです。札幌市の考え方としましては、仕切り弁という水道管を仕切るバルブが道路下に幾つかあるのですが、そのときの状況に合わせて、その仕切り弁で仕切りながら、どの地域へ水を送るかということをその都度考えると聞いております。江別市から札幌市への水量が少ないものですから、そのエリアを限定した中で考えていきたいということを聞いております。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

赤坂君:前段の緊急時連絡管整備ですが、今後の予定として資料に図面があります。大麻西地区センターに仮設の給水栓を整備する予定について、これはどこで決まったのかということをお聞きします。なぜここなのかということです。
私はこの図面を初めて見ましたが、以前に報告されていたのかも含めて説明していただきたいです。

水道整備課長:資料の図2で網かけしているエリアは、札幌市から水をいただいて、常時配水が可能な水圧を確保できるエリアになっております。網かけしていない部分につきましては、札幌市からの配水が不可能な地域でありますので、運搬給水をしなければなりません。そこで、なるべく常時配水ができない地域に近いところで、常時配水が可能なエリアから避難所に指定されているところを選定し、いろいろと検討を重ねてまいりました。
当委員会で御報告させていただいた当時は、大麻西小学校を第一候補として挙げておりましたが、いろいろと検討をしていく中で、周辺環境や学校の敷地内の現場条件、また、広い道路に面しているなどの安全面を考慮すると、大麻西地区センターがいいのではないかということで、今、第一候補として大麻西地区センターを挙げております。

赤坂君:それは、ことしの5月以前の当委員会で報告したということですか。
私は過去の委員会の資料を見ていなかったのですけれども、実は、私も大麻西小学校のほうが広くていいという認識を持っています。前回の断水のときには、小学校の校庭の前のかなり広いエリアに長蛇の列をなして並びましたし、車両で来る方も多かったです。大麻西地区センターであると、敷地の奥行きはあるかもしれないけれども、間口が狭いということがあるので、どうなのかという気がします。その辺はどういう経過の中で決まったのか。
つまり、水道部内、あるいは地域と、どういう協議がされてきたのかという経過についてお聞きします。単純に水道部内で決めたというのなら、地域との関係が非常に重要になりますから、その辺についてもお伺いしたいと思います。

水道整備課長:今回の仮設給水栓設置場所については、配水可能エリアの中で避難所となっている場所の4カ所を候補地として挙げまして、大麻高校、大麻西小学校、大麻中学校、大麻西地区センターということで検討いたしました。大麻中学校と大麻西地区センターにつきましては、このエリアから外れてはいますが、仕切り弁の調整によって配水することが可能になるものですから、この2カ所も加えて4カ所で検討を重ねてきました。その中で、大麻中学校につきましては、水量的に水が送れないということで削除しまして、残りの3カ所について検討を重ねてきました。まず、大麻高校につきましては、配水不可能なエリアから少し遠いということがありまして、大麻西小学校と大麻西地区センターの二つで検討を進めることになったのですけれども、それぞれの管理者との協議の中で、大麻西小学校については、周辺の道路が狭いことと住宅密集地であることから、車両が通るのに安全面などを考慮すると難しいのではないかというお話もありまして、最終的に大麻西地区センターを選んだという経過になっております。

赤坂君:仮設給水栓の整備、設置も含めて緊急時連絡管に係る工事は374万7,600円です。この工事はもう着手していますが、この仮設給水栓に係る工事は平成30年度の予算でやるということです。そうすると、まだ時間がありますから、ここに決めて、どういう段取りでするのかというのは、施設の事業者もそうですが、やはり地域の関係者と十分に協議をして進めることが大事ではないかと思います。水道部内で協議をしたのはいいのですけれども、ほかにどういう団体と協議をしたのですか。

水道整備課長:水道部内での協議はもちろんですが、各施設の管理者と協議しました。例えば、大麻西小学校ですと教育委員会、大麻西地区センターでは市の関係部署と協議を進めた中で、大麻西地区センターがいいのではないかということで決定しているところです。

赤坂君:地域の自治会などと協議して、いろいろな調整をすることは大事なことです。もちろん、市の災害対策の所管課も大事だと思いますが、その辺との協議はどのようになされてきているのですか。

水道整備課長:今のところ、市内部の関係者との協議しか進めておりません。

赤坂君:市の内部の関係者とは、具体的にお願いします。

水道整備課長:それぞれの施設の管理者と設置についての協議を進めている段階です。

赤坂君:そうすると、平成30年度にここを整備したいというのは、大麻西地区センターを管理している市の部局と協議をしたということだけですか。それで十分だと思いますか。

水道整備課長:現時点では、敷地の中に設置するものですから、設置が可能かどうかについて協議を進めておりまして、今、大麻西地区センターは設置することが可能だということを確認している段階でございます。まだ平成30年度以降の予定ですから、今後、地域の自治会の皆様とも協議を進めていきたいと考えています。現時点での第一候補は大麻西地区センターということで考えております。

赤坂君:市では、断水災害に限らず、災害時の避難所を決定しています。災害対策本部の窓口となる所管課とも十分協議をしなければならなくなるはずだと思いますが、その点はどう考えているかということを率直にお聞きします。

水道整備課長:当然、市の総務部危機対策室とも協議を重ねております。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

尾田君:関連しますけれども、この仮設給水栓をつくるのは1カ所でなければだめだという理由は何ですか。何カ所かにつくってもいいと思いますが、莫大なお金がかかるのか、それとも何か特別な理由があるのか、教えてください。

水道整備課長:配水能力に限界がございますので、余り数をふやすと水の出が悪くなることが考えられます。今のところ、このエリアで1カ所と考えております。

尾田君:こんなことはないにこしたことはないのですが、万が一事故が起きたときに、この配水可能エリアには配水されるということです。例えば、私のお友達がこのエリアにいたら、悪いけれども、お金がかかるのでちょっと水をくれと言ったらもらえます。この地域だけは札幌市からの緊急配水を受けられるということを市民の皆さんがわかれば、この大麻西地区センターに行かなくても個人個人でこの地域に行けます。場合によっては、公園の水道も使える可能性があるわけです。今説明された水圧の関係があるかもしれないけれども、緊急時ですから、個人の家庭にもらいに行ったらだめだというおふれを出してしまうのか。災害時として、そこを総合的にどう考えているのですか。
とにかくこの資料の図の網かけのエリアには配水されますので、この地域の皆さんは安心できます。それ以外の地域の皆さんについては、こういう仮設給水栓をつくるから、大麻西地区センターにもらいに行ってくださいとこだわるのか。水道部というより、市の災害対策としてどういう判断をされるのか、総合的にお聞きします。

水道整備課長:札幌市も江別市も末端の給水区域同士をつなぎますので、配水可能エリアはどうしても限界があります。常時配水ができるエリアとしては、どうしても限られた狭い区域になってしまいますけれども、仮設給水栓を設置することで、緊急貯水槽と同じように、災害時はここを拠点に運搬給水を行うことが可能ではないかと考えております。
だからといって、この仮設給水栓しか使えないということではございませんので、そのエリアの地域の皆様の御協力により水を分けていただくことは全然問題ないと思っております。

尾田君:いずれにしましても、緊急時ですから、この地域は大丈夫、それ以外の地域の人は大麻西地区センターにだけおいでくださいとするのもいいけれども、もう少し弾力的に考えておくようにしないと混乱すると思います。その辺は、関係部局や地域の皆さんともっと連携をとって、どうすれば混乱が少なく、短時間で多くの皆さんに安心感を持ってもらうかということを検討していただきたいとだけ言って終わります。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

山本君:仮設給水栓を設置することによって、何世帯くらいの水量を賄うことができるのですか。

水道整備課長:何世帯というのはわかりませんけれども、1時間当たり120立方メートルの水を常時配水することが可能ですので、水量としては、大麻地区の水は確保できるのではないかと思っております。

山本君:ここに仮設給水栓を設置することによって、大麻地区の皆さんの分を十分に賄うことができるのですか。

水道整備課長:災害時の最低限の水量は確保できると思います。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

内山君:資料4ページの図の中で、札幌市のほうにある排泥という施設は、どういう機能を持つのですか。

水道整備課長:緊急時連絡管につきましては、通常、仕切り弁と書いてあるところが閉まっております。この連絡管の中は水が動いていない状態ですので、実際に使うときは、この連絡管の部分から、排泥と言いますが、水を出して洗管作業をしなければなりません。そのための施設でございます。

内山君:洗管作業は、実際に断水が起こってから水が配水されるまで、どれぐらいの時間がかかるのでしょうか。

水道整備課長:札幌市との協議の中で、被災した市は、応援要請をして、その要請を受けたほうの市がこの現場に駆けつけて、バルブをあける作業をして排泥作業を行います。駆けつけて排泥するということを考えますと、1時間から2時間はかかるのではないかと考えております。

内山君:参考までに、札幌市側の工事費がわかればお伺いします。

委員長(石田君):暫時休憩いたします。(10:39)

※ 休憩中に、答弁調整を行う。

委員長(石田君):委員会を再開いたします。(10:39)

水道整備課長:札幌市の設計金額は、約560万円です。

内山君:仮設給水栓というのは、給水車に給水するだけではなく、個人で行って給水袋に入れたりすることも想定している設備なのでしょうか。

水道整備課長:そのとおりでございます。

内山君:その給水栓は複数の蛇口がある設備なのでしょうか。

水道整備課長:現地には、消火栓のような口が一つ設けられまして、実際に使用するときには、そこから組み立てて、蛇口を幾つもつけるという構造になっております。

内山君:前回の断水のときに給水の状況を実際に見たのですが、夜はライトが必要でした。また、個人で給水袋を受け取る場合にも、その給水袋をどこに備蓄していくのか、そのあたりの考え方についてはいかがでしょうか。

水道整備課長:設置場所が決まりましたら、各施設の管理者とも協議をしていくことになると思いますけれども、そういった備品についても充実させていきたいと思っております。

内山君:緊急貯水槽についても、電動ポンプも含めた備品が設置されるということでしょうか。

水道整備課長:そのとおりです。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、エの浄水場等運転管理業務評価委員会の答申についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

浄水場長:私から、江別市水道部浄水場等運転管理業務評価委員会の答申について御報告いたします。
お手元の資料7ページをごらんください。
7ページは、江別市水道部浄水場等運転管理業務評価委員会の開催状況と委員について、また、資料8、9ページは、評価委員会の答申であります。
江別市水道部浄水場等運転管理業務評価委員会は、水道事業の水質の安全性及び浄水場等の運転管理の安定性を確保するため、浄水場の運転管理業務委託の評価について、第三者に外部評価をしていただくものです。
現在、上江別浄水場の運転管理業務委託は、公募型指名競争入札により、月島テクノメンテサービス株式会社が平成17年7月1日より4カ月の業務引き継ぎ期間を経て、平成17年11月1日より業務を開始し、委託業務の最終年度である平成19年度と平成24年度には、安全で安定した水道水の供給を図るため、運転管理業務委託の評価を江別市水道部浄水場等運転管理業務評価委員会に諮問し、いずれも適切であるとの評価をしていただきました。
平成25年の契約から4年が経過し、今年度が委託業務の最終年度となりますことから、水道専門技術者を含む学識経験者3名と消費者代表2名による第三者に外部評価をしていただきました。
評価内容は、平成24年度と同様に、現在の受託者が契約書や仕様書等を遵守し委託を履行しているか、また、水道部の内部評価や評価内容が妥当であるかについて諮問し、9月と10月に計2回委員会を開催し、審議していただきました。
審議の結果、受託者が行う上江別浄水場の運転管理業務委託は、浄水処理や機器設備の保守等の技術力、創意工夫による業務改善など、運転業務状況及びその実績から、契約書や仕様書等を遵守して適切に遂行されている。また、受託者に対しての内部評価や評価内容が妥当であるかについては、水道部の内部評価のとおり、Aランクという評価と評価内容は適切であるとの答申をいただきました。
主な意見としましては、(1)施設設備の更新や受託業者の習熟度に応じ、今後においても適切に仕様書等の改善を図ること、(2)業務改善の提案は評価できるので、今後も継続できる仕組みづくりが望まれるという意見がありました。
なお、次回、5年後の外部評価につきましては、委託業務も18年目となり、受託者の習熟度が十分であることや、個別委託に対する外部評価が他都市では見受けられないこと、一部、江別市上下水道事業運営検討委員会と委員が重複していることなどから、今後は江別市上下水道事業運営検討委員会の中で報告や御意見をいただきたいと考えております。
これからも引き続き運転管理業務を適正に行い、安全で安定した水道水の供給に努めてまいります。
以上です。

委員長(石田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

宮川君:今の御説明の中で、江別市水道部浄水場等運転管理業務評価委員会でずっと行ってきて、委託して18年目になったときには、委員が重複していることなどから、江別市上下水道事業運営検討委員会に一本化するということです。今まで行ってきたものをやめて一本化する理由がよくわかりません。
まず、どのような方が重複しているのかということと、恐らく、前から江別市上下水道事業運営検討委員会というものがあって、なおかつ江別市水道部浄水場等運転管理業務評価委員会があったと理解しているのですけれども、その辺の私の理解が違うのでしょうか。必要だからできたものだと思っているのですが、その辺をもう少し御説明していただけますか。

浄水場長:まず1点目ですが、北海道大学大学院の准教授と、各市民団体の3名に関しましては、団体からの推薦という形で出していただいていますので、江別市上下水道事業運営検討委員会のメンバーと同じ方となっています。
2点目ですが、江別市水道部浄水場等運転管理業務評価委員会は、平成19年度に設置されておりまして、その後、江別市上下水道事業運営検討委員会が平成25年度に設置されております。

宮川君:江別市水道部浄水場等運転管理業務評価委員会が平成19年度、江別市上下水道事業運営検討委員会が平成25年度にできたので、この江別市上下水道事業運営検討委員会のほうに今まで江別市水道部浄水場等運転管理業務評価委員会で行ったことがふえると理解していいのですか。平成19年度から今まで行っていた評価を、平成25年度に設置された委員会に一本化して、評価する項目をふやしていくと理解すればいいということですか。

浄水場長:江別市水道部浄水場等運転管理業務評価委員会につきましては、今年度で13年目を迎えまして、3回目の外部評価委員会を行いました。次回の5年後は18年目になりますけれども、その外部評価委員会に関しましては、現在行われております江別市上下水道事業運営検討委員会がありますので、外部評価委員会を開催せずに、そちらの中で御報告や御意見をいただきたいと考えております。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

赤坂君:委託業務も18年目になるから、江別市水道部浄水場等運転管理業務評価委員会ではなく、今後は江別市上下水道事業運営検討委員会の中で報告や意見をいただくというお話がありましたが、なぜそうするのかという理由をわかりやすく説明してください。

浄水場長:これまでは慎重を期して外部評価委員会の開催を続けてきましたが、包括受託や指定管理者制度ではない個別委託による外部評価が他都市では見受けられないことと、他の業務委託との均衡を欠くこと、委託を10年以上続けてきて特に問題がないことなどから、次回は外部評価委員会を開催するのではなく、江別市上下水道事業運営検討委員会の中で報告して、意見を頂戴したいと考えております。

赤坂君:江別市上下水道事業運営検討委員会でもできるからいいとか、10年間やってきて問題がないとか、それは理由にならないと思います。わかりやすく説明してください。
私はだめだとは全然思っていません。今まで問題がないし、屋上屋を架すから、江別市水道部浄水場等運転管理業務評価委員会ではなく江別市上下水道事業運営検討委員会でするのだと聞こえるので、なぜなのかと思うのです。江別市水道部浄水場等運転管理業務評価委員会で引き続きやることは屋上屋を架すことですか。他と整合性がとれなくなるのか、お聞きします。わかりやすくお願いします。

委員長(石田君):暫時休憩します。(10:53)

※ 休憩中に、答弁調整を行う。

委員長(石田君):委員会を再開いたします。(10:55)

浄水場長:まず、委託の評価につきましては、毎年度内部で評価しておりまして、適正な委託ができていると評価しております。この中で、習熟度が上がってきておりまして、5年に1度、それを外部の委員会の方に評価していただいておりましたけれども、今回、3回目が終わりまして、適正な評価ができているということでございますので、5年後に関しましては、外部の評価委員会ではなく、江別市上下水道事業運営検討委員会の中で御報告をしていきたいと考えております。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、水道部所管事項を終結いたします。
経済部入室のため、暫時休憩いたします。(10:56)

委員長(石田君):委員会を再開いたします。(10:57)
2経済部所管事項、(1)報告事項、アの旧江別市農村環境改善センターの倒木事故についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

経済部長:去る10月30日、旧江別市農村環境改善センター敷地内の樹木が強風により倒れ、隣接する自動車整備工場にとめてありました車両を損傷させる事故が発生しましたので、御報告いたしますとともに、おわび申し上げます。
なお、事故の詳細につきましては、農業振興課長より御報告いたします。

農業振興課長:私から、倒木事故について御報告申し上げます。
資料の1ページをお開き願います。
今回の事故ですが、去る10月30日月曜日、時間は午前8時30分から午前10時30分ごろまでと推測しておりますが、美原1441番地の13にある旧江別市農村環境改善センター敷地内の樹木1本が強風により倒れ、隣接する自動車整備工場の敷地内にとめてあった従業員の車両2台に当たり、損傷させたものであります。
幸い、人身事故には至りませんでしたが、車両の1台は、右の運転席側ドアミラー破損のほか、右側ボンネット、フロントバンパー、ドアなどにへこみや傷がつき、もう1台は、右側ボンネットやフロントドアなどにすり傷などが生じたものであります。
現在、相手方2名とは損害賠償等につきましてお話をさせていただいているところであります。
今回の事故発生を受けて、農業振興課としましては、環境課に配置されている緑化専門員と一緒に敷地内にあるほかの樹木の状況を確認し、自動車整備工場側にある倒木の危険性が高い全ての樹木を伐採したところであり、今後におきましても事故の防止に努めてまいりたいと考えております。
以上です。

委員長(石田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

宮川君:今、倒木の危険性があるものを全て伐採したということでしたが、現場を見たことがないので、どのぐらいの樹木があって、どのぐらいを伐採したのかということと、今までどのように管理されてきたのかをお聞きします。

農業振興課長:まず、樹木の本数につきましては、この自動車整備工場側には全部で30本ありました。30本のうち、今回1本が倒木、倒木の危険性が高い樹木が14本、今後、状況を観察しなければならない樹木が12本、全く問題がない樹木が3本になっております。
管理状況ですが、これまでは江別市農村環境改善センターに勤務しておりました職員の方がいましたので、その職員の方が目視等を含めて状況を見ていて、もし倒れかけている木等があれば、適宜、枝払いなどで対応していたところです。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イの江別市観光振興計画の策定についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

商店街・観光振興担当参事:江別市観光振興計画の策定につきまして御報告いたします。
資料の2ページをごらんください。
1概要の(1)計画策定の目的でございますが、平成11年3月に策定した江別市観光振興基本計画は、策定以来18年が経過し、今日まで社会情勢、経済情勢、さらには観光に対する考え方が変化していることから見直しが必要であり、また、えべつ未来づくりビジョンでは、さまざまな分野ごとに具体的な施策や事業を定めた個別計画を総合計画の方針に合わせて推進することとなっているため、本計画を策定するものであります。
(2)計画期間は、平成30年度から平成35年度までの6年間としております。
(3)これまでの取り組み経過は、昨年6月に本委員会へ本計画策定について御報告し、ことしの3月に江別市観光振興計画現状分析及び基礎調査が完成し、5月に本委員会へ本計画基礎調査の概要を御報告しました。その後、7月に第1回江別市経済審議会を開催して市長より諮問し、江別市経済審議会に設置した観光専門部会を4回開催いたしました。
次に、(4)計画案の内容でございますが、別冊の江別市観光振興計画(案)をごらんください。
表紙をめくって、目次をお開きください。
本計画は、第1章江別市観光振興計画策定の趣旨から第5章推進体制と参考資料で構成しております。
1ページをごらんください。
第1章江別市観光振興計画策定の趣旨として、(1)計画の趣旨、(2)計画の位置づけ、(3)計画期間となっております。
2ページをごらんください。
第2章観光の現状と課題として、(1)日本の観光の現状ですが、訪日外国人が急増、観光の国際化に向けた動きが活発化し、訪日外国人の消費額は、過去最高を更新しております。
3ページをごらんください。
国内宿泊観光旅行の回数及び宿泊数はほぼ横ばいであり、国内旅行消費額も、ここ数年で一進一退となっております。
4ページをごらんください。
(2)北海道の観光の現状ですが、観光入り込み客数は外国人客が牽引し、来道外国人は5年連続で最高を更新しているものの、伸びはやや鈍化傾向であります。
5ページをごらんください。
観光シーズンの中心は夏季ですが、外国人には、夏、冬の二つのピークがあり、また、訪日外国人の消費額の大きさが際立っております。
6ページをごらんください。
(3)江別市の観光の現状ですが、年度別の観光入り込み客数では、平成28年度にEBRI開業効果により100万人を突破。月別の観光入り込み客数では、夏季に集中し、冬季の集客力が伸び悩んでおります。
7ページをごらんください。
道外客・道内客別の推移では、道内客を中心に推移し、日帰り客・宿泊客別の推移では、日帰り客が大半を占めております。
8ページをごらんください。
(4)江別市の課題と観光の軸でございますが、本年5月に本委員会で御報告いたしました観光資源等についての六つの調査概要となっております。
9ページ、10ページをごらんください。
昨年実施した調査のうち、江別市地域ブランド調査と観光資源アンケート調査の一部を掲載しております。
11ページ、12ページをごらんください。
調査・分析結果から浮かび上がった観光の課題として、突出した観光資源がなく、認知度が低い、情報発信が十分ではない、観光に対する意識が低い、観光目的のアクセスに物足りなさがある、通過型観光が主流であるの五つとしております。
13ページをごらんください。
調査・分析結果を踏まえ、江別市の観光資源から、食と農、歴史あるれんがを観光の軸として位置づけております。
14ページをごらんください。
第3章の観光の方向性、(1)江別市の目指す観光像として、タイトル、すぐ近くにある歓びと発見。ここち好い江別。サブタイトルとして、食と農の豊かな実り、れんがと歴史にふれる街を定めました。
これは、昨年の調査結果より、江別市が持つ観光資源と立地的な強みなどを最大限に生かすためには、もっと気軽で、ちょっとしたときに、ふらっとできるものであってもよいのではないかということになりました。
また、しっかり準備をして、遠いところに行って、珍しいものを食べたり体験したりする従来型観光ではなく、日常の延長線上にあって、気軽にふらっと楽しめる、それが江別市の目指す新しい観光像としております。
新たな観光像では、道外からの観光客誘致や増加する外国人観光客への対応といった視点を持ちつつも、まずは、札幌市などの道央圏からの誘客を目指すこととしております。
15ページをごらんください。
(2)基本方針でございますが、新たな観光像を実現するための柱となる基本方針を、観光資源を生かした魅力づくり、魅力を伝える観光プロモーション、市民や事業者が実感する観光まちづくりの三つとしております。
16ページをごらんください。
第4章観光戦略の設定、(1)基本施策の構成として、それぞれ三つの基本方針のもとで推進する基本施策と、その具体的取り組み案となっております。
17ページをごらんください。
(2)基本施策と主な取り組みでありますが、23ページまでが具体的な取り組み案となっております。
基本施策1-1観光資源の魅力向上では、(1)食の魅力体験プログラムの充実、(2)歴史のまち・再発見プロジェクトの推進、18ページに移りまして、(3)観光資源の磨き上げと発掘、(4)イベントの充実、(5)道の駅による観光振興の可能性の検討、19ページに移りまして、基本施策1-2着地型観光の推進では、(6)グリーンツーリズムの推進、(7)四季の魅力の有効活用、20ページに移りまして、(8)観光パッケージ商品の開発、基本施策2-1情報発信の強化では、(9)マスメディアやインターネットの活用、21ページに移りまして、(10)PRツールの活用・関係団体等との連携による情報発信の拡充、基本施策2-2ブランド化の推進では、(11)江別の食と農の魅力発信、22ページに移りまして、基本施策2-3の広域観光の推進では、(12)広域団体や近隣市町村との連携、基本施策3-1市民や事業者の観光意識の醸成では、(13)市民が観光と向き合う機会の創出、(14)観光人材の育成、23ページに移りまして、基本施策3-2受け入れ環境の整備では、(15)環境整備の推進、(16)二次交通の整備、以上が具体的な取り組み案でございます。
続きまして、24ページをごらんください。
第5章推進体制、(1)主体の役割でございますが、本計画の施策では、市全体の観光振興、地域活性化につなげるため、市民、民間、行政が連絡をとり合って取り組むための個々の役割を記載しております。
また、(2)PDCAサイクルによる進行管理につきましては、PDCAサイクルを実施し、具体的な事業の推進を図ります。
25ページ及び26ページをごらんください。
参考資料として、計画素案の作成、江別市経済審議会委員名簿、審議会開催日程、観光専門部会委員名簿、専門部会開催日程を掲載しております。
27ページをごらんください。
諮問書を掲載しております。
なお、計画策定時には答申書も添付いたします。
28ページをごらんください。
本計画文に対応するため、(2)用語解説を掲載しております。
次に、資料の2ページにお戻りください。
次に、2今後のスケジュール(予定)でございますが、平成29年12月から平成30年1月にかけての30日間でパブリックコメントを実施し、市民の皆様の御意見をお伺いし、また、平成30年1月に第2回江別市経済審議会を開催して、パブリックコメントの実施結果を御報告し、計画案を確定、その後、江別市経済審議会より市長へ答申する予定であります。
また、平成30年2月には、本委員会へパブリックコメントの実施結果を御報告し、平成30年3月に本計画を確定させる予定であります。
以上です。

委員長(石田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

宮川君:前に御説明されたのかもしれないのですけれども、江別市観光振興基本計画は、平成11年3月から約18年間、全然見直しがないままであります。計画は何年までとよくしていますが、今回だと6年間です。平成11年に、江別市観光振興基本計画の計画期間をどのようにしたのか、お聞きしたいと思います。

商店街・観光振興担当参事:前回策定しました江別市観光振興基本計画は、計画期間を定めておりませんで、今日まできております。

宮川君:今回の計画期間の6年間というのは、どのように決められたのですか。

商店街・観光振興担当参事:今回の計画は、平成30年度から平成35年度の6年間となっておりますが、第6次江別市総合計画えべつ未来づくりビジョンの最終年度が平成35年度ですので、終わりを平成35年度に合わせて、6年間として策定しております。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

内山君:平成11年に前回の計画が策定されて以降、18年が経過して、今回、新たな観光振興計画を策定することは理解しました。江別市観光振興計画を策定するに当たって、やはり江別市は、一般的にも観光地であるという認識はなかなかないと思います。そのような中にあって、江別市観光振興計画をつくるに当たり、観光振興のそもそもの位置づけというか、なぜ観光振興が必要なのかということをしっかり位置づけることが大事かと思います。そのあたりの目的について、趣旨として書かれていますが、なぜ、今、江別市で観光振興計画が必要なのかということについて、担当としてはどのようにお考えでしょうか。

商店街・観光振興担当参事:江別市は、歴史的な温泉があるような従来型の観光地ではございません。ただ、第6次江別市総合計画えべつ未来づくりビジョンの中におきましても、産業が躍動する江別を目指しまして、都市型農業の推進、商工業の振興、観光による産業の振興を基本方針としてまちづくりを進めているところでございます。
また、近年、江別市では、観光関連施設の新設等がございまして、観光入り込み客数も増加傾向にありますので、観光を取り巻く環境が変化してきていることもあり、今回、計画を策定したものでございます。

内山君:第6次江別市総合計画えべつ未来づくりビジョンでも環境の変化等があったということですが、そうは言っても、江別市において観光振興をどう位置づけるのか、入り込み客数がはっきりしないと、この計画は市民の方にも共感を持って受け入れられないでしょうし、実際の行動に移すに当たっても、一体となって推進していくことができないと思います。
そういった観光の必要性について、江別市経済審議会や部会等では議論されたのでしょうか。

商店街・観光振興担当参事:江別市における観光の必要性、位置づけについてでございますが、観光専門部会の中におきましてもさまざまな御意見がございました。例えば、これだけ国や北海道にたくさんの外国観光客が来ている中で、江別市はどこを目指せばいいのか、周りは入り込み客数がふえている中で江別市はこのままでいいのかというお話がございました。江別市の弱点はどこで、いいところはどこなのか、いいところを伸ばしていくといいのではないかなど、活発な議論をいただいております。その中で、今回の観光の軸や観光の課題ということが本計画の中に盛り込まれ、ほかの市町村におくれているところもあるかもしれませんが、江別市の観光振興によって交流人口をふやしていかなければいけないという必要性も含めまして、今回、計画を策定しているところでございます。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

尾田君:江別市観光振興計画をつくるということは、基本的に問題ないし、もちろんやるべきだと思いますし、交流人口をふやしていくという意味でも、江別市の活性化に当然貢献するものだと思います。
そこで、議会と行政側とのかかわりについて、要望も含めて申し上げます。これは私どもが求めればいいことなのかもしれませんけれども、せっかく江別市観光振興計画の案ができたということで、ここで江別市の課題もまとめられて、それに基づいた基本計画が出てくるけれども、結局、委員会に報告されるということは、今までにいろいろな調査をしました、江別市経済審議会を開催しました、観光専門部会をやりましたというスケジュール報告みたいなもので、肝心な中身に対する具体的な話をする時間が現実にとれません。だから、この中身についての三、四時間かけた説明なり、正式な委員会となれば難しいので、逆に勉強会というか情報提供という意味で、江別市経済審議会の中でこんな意見もあったけれども、結果的にこういうふうにまとめましたとか、こういう要望がありましたといういろいろな裏話も含めて私たちは共通理解をしたいのです。
そういう意味で、具体的な中身として、いろいろなイベントをやりますとか、こんなことをやりますと書いていますが、例えば、現在はどんなことを想定しているのか。6年間の計画ですから、今の時点で全部は決まっていないと思うけれども、江別市経済審議会の中ではこんな話が出ましたとか、そういうことをお互いに勉強するような場の設定は考えていないのでしょうか。
例えば、本委員会の各委員に諮って、そういう勉強会をやりましょうとこの委員会から求めることもできると思います。できれば全員共通で説明していただくと、より共通認識に立てるのではないかと思うのですが、そういう考えはありませんか。

商店街・観光振興担当参事:まず、御説明が足りない部分については、おわびを申し上げます。
今、委員からお話がありました勉強会につきましては、後日、また調整させていただいて、詳しく御説明したいと思います。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

赤坂君:実は、いろいろな外国人が来ることがあります。やはり、江別市に来ているし、これからも来ると思います。そのために、いろいろな外国語表記を考えなければいけないと思います。経済建設常任委員会で道外に先進地行政調査をしたときに、本州の市では外国語表記をかなり使っていました。実際に書くのもいいし、Wi-Fiを使うのもいいですが、誰が、どういう強制力を持って仕掛けるのか、仕組みをぜひ考えてほしいです。
それから、施設の改良が必要です。江別市の施設であっても、近くに駐車場がないという公共施設がありますから、そのようなところをどのようにしていただくかということです。
また、来年から民泊の制度が始まりますが、民泊にどうつなげていくか。民泊もいろいろな形があり、非常に難しい問題も抱えています。そういった場合に、当然、江別市もかかわってくるわけですが、地域もかかわらないとだめだということが観光専門部会の中でどこまで議論されたのかということが非常に大事になります。そのことを含めて、誰がやるのか、どこにやらせるのかという目的意識を持って行ってほしいです。
もう一つ言えば、江別観光協会で年間のスケジュールを出していますが、江別市のほぼ7割、8割の行事は年間で地域ごとに決めてもらうと、市民も、私たち議会も、スケジュールを設定しやすいです。市の公共工事を設定させる、議会もある程度設定させる、そして、民間のお祭りなども設定させる。雨が降ったら残念だけれども、そういうことをしていけば、かなり定着性のあるスケジュールでいろいろな事業が組まれます。そうすると、それに向かって私たちもいろいろな方を呼んでこられるわけです。このときはあいているし、こういうイベントがあるから、宿泊はここだと、近場のところを相当早目にとれます。
そんなことをどこかで仕掛けなければだめだと思いますし、仕掛けられたものは私たちも受けて立つという気持ちでいますので、ぜひ頑張ってやっていただきたいと思います。
これは質疑をすると長くなりますから、ここでは要望にして、別の機会にしっかりと質疑させていただきたいと思います。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

内山君:別冊資料の24ページの推進体制のところで、この計画を立てることはもちろん大事ですけれども、計画を実行、実施していくことがより大事で、計画を立ててからがスタートだと思います。それに当たって、推進体制の下に役割と書いていますが、細かく施策を見ても、まだこれから十分に練っていかなければいけない部分があったり、課題を解決しなければいけない部分があります。最終的にはそれを実行する人がいなければいけないですので、まずは実行、推進する組織が必要ではないかと思います。そのような計画を推進する組織、主体についてはどういうイメージですか。
行政だけではアイデアが限られていると思いますので、例えば、今回、計画を審議していただいた観光専門部会のように、専門の旅行業者なり、銀行などの金融機関なり、いろいろなところのさまざまなアイデアを総動員してやるような推進組織があるべきではないかと思いますが、この計画を推進する組織のイメージというのはどういうものなのでしょうか。

商店街・観光振興担当参事:今回、計画案をつくったので、もちろん来年から実施するのが一番大事なところでございます。今回、推進体制ということで、市民、民間、行政という三つの主体、それから、基本施策の中で取り組み主体や協働という言葉がたくさん出てくるのですけれども、それぞれが補完し合ってやっていくべきだと思っております。
また、推進体制のイメージですけれども、昨年6月の当委員会で御報告させていただいたのですが、来年度の1年間をかけて、じっくりと検討をして、また御報告をしたいと思っております。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

高橋君:率直にお伺いしますが、いただいた江別市観光振興計画案は、江別市としてどんな観光政策を持ち得ているのか、何をしようとしているのか、どんなところに情熱を注ごうとしているのかというところがなかなか読み取れません。
そういうことも含めて、きっと何か隠れているものがあるのだろうということで、先ほど来、委員の皆さんから別の勉強の場を設けてほしいという話があったと思います。これは計画ですから、そうしたことも表現されなければならないと思うのですけれども、いかがでしょうか。
また、今回の計画期間は、残りの第6次江別市総合計画えべつ未来づくりビジョンの期間に合わせて6年間ということです。本格的には次の計画期間の中で花開かせていこうということで、今回の6年間はその準備期間の要素が強いと理解すればいいのかとこの案を見て思ったのですが、この6年間でどんなことをやろうとしているのか、その思いの部分をお聞かせください。

商店街・観光振興担当参事:まず、思いといいますか、特に力を入れていきたいところについてですが、別冊資料の11ページ、12ページをお開きください。
この施策のもととなっている五つの課題があります。例えば、1突出した観光資源がなく認知度が低いという課題がありますので、まずは情報発信に力を入れていきたいということが一つです。それも、行政だけではできないので、民間とともにやっていきたいです。
それから、5通過型観光が主流であるということが課題ですので、逆にプラスに考えて、日帰りでちょっと来てほしいというところに主眼を置いて各種行動計画を策定したところです。
それから、この6年間でどう進めるのかということですけれども、例えば、別冊17ページに食を軸とした交流体験企画の推進とありますが、平成30年度、平成31年度で検討し、平成32年度から実施としております。この6年間の中で、来年の予算編成も踏まえて実施していく、あるいは、検討していくということを考えております。

高橋君:例えば、情報発信を一つとっても、どんな情報を発信してもらおうとしているのか、何が魅力なのか、そこをブラッシュアップしていかなければならないと思います。ただ情報発信ということであれば、本当にばらばらな情報発信になってしまうと思います。そこを取りまとめていくというか、方向性を見出していくということがこの計画推進の旗振りの方の役目ではないかと思います。
また、今説明していただいた部分でも、北海道内には本当に魅力的なところがたくさんありまして、質を高めていかなければ江別市の魅力として記憶していただけないのではないかと思います。そこのところは、他の課との連携ということになるかと思います。今回の6年間の計画期間の中でそこまで高めていくという意欲があるのかどうか、そうしたことが問われていると思いますが、いかがでしょうか。
一つ一つ細かいことをここで質疑してもどうかと思いますが、計画の中にどこまで表現できるのかが重要だと思いますし、見せていただいた案の中では、別冊資料の11ページ、12ページに書かれている課題がそのまま課題として残っているように思えて仕方がないのですけれども、そのあたりについてお伺いしたいと思います。

商店街・観光振興担当参事:委員御指摘のとおり、何の目的意識もなく、ただ単に情報発信をしてもだめだと思っております。まず、ターゲットを絞るということと、情報の質をきちんと高めなければいけないと思っております。
そういう意味では、江別市の観光資源をただ単に発信するのではなく、それをブランド化して、付加価値を高めていって情報発信をするということも今回の計画の中に盛り込んでおります。
例えば、別冊資料の21ページにブランド化の推進とあるのですけれども、新たな魅力の創造や高付加価値化を図っていき、そこでプロモーションを積極的に実施して認知度向上という部分と、ブランディング化という部分の二つを目指していくということを、江別の食と農の魅力発信の中でもうたっております。そういうことを目指してやっていきたいと思っております。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、(2)第4回定例会予定案件、ア及びイの指定管理者の指定について、一括議題といたします。
本件に対する説明を求めます。

地域雇用・産業連携担当参事:それでは、私から、第4回定例会に提案を予定しております経済部商工労働課所管施設の指定管理者の指定について御説明申し上げます。
資料の3ページをお開き願います。
経済部商工労働課が所管しております江別市勤労者研修センターにつきましては、江別市公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例第4条の規定に基づき、平成30年4月1日から当該施設の管理を行う指定管理者となるべき団体の公募及び選定を終えたことから、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、当該被選定者を指定管理者として指定するため、あらかじめ議会の議決を求めるものであります。
それでは、公募及び選定の概要につきまして御説明申し上げます。
指定管理者に管理を行わせる施設につきましては、記載のとおりであります。
申し込みに係る期間でございますが、募集要項等を配布した期間及び申し込み受け付け期間につきましては、それぞれ記載のとおりであります。
募集要項等の説明会につきましては、本年8月4日に実施し、2団体が出席しております。
結果として、申し込み団体数は2団体であり、その内訳は記載のとおりであります。
本年10月6日には、江別市指定管理者選定委員会を開催し、申込者によるプレゼンテーション及び質疑を行っております。その後、江別市指定管理者選定委員会の選定結果報告を受け、市としては、その選定結果を尊重する形で被選定者を決定したものであります。
なお、被選定者の所在地及び名称、また指定期間につきましては、それぞれ記載のとおりであります。
以上です。

農業振興課長:引き続き、私から、第4回定例会に提案を予定しております農業振興課所管施設の指定管理者の指定について御説明申し上げます。
資料の4ページをお開き願います。
江別市花き・野菜栽培技術指導センターにつきましては、江別市公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例第7条の規定に基づき、公募によらずに、平成30年4月1日から当該施設の管理を行う指定管理者となるべき団体の選定を終えたことから、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、当該被選定者を指定管理者として指定するため、あらかじめ議会の議決を求めるものであります。
次に、選定結果の概要につきまして御説明申し上げます。
江別市花き・野菜栽培技術指導センターは、育苗等の特殊技術を要することから、当センター運営のために、第三セクターである株式会社フラワーテクニカえべつが設立されております。
このことから、安定した運営と事業を実施できる株式会社フラワーテクニカえべつを指定管理者となるべき団体として選定したものでございます。
被選定者の所在地及び名称、指定期間につきましては、それぞれ記載のとおりであります。
以上です。

委員長(石田君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、経済部所管事項を終結いたします。
建設部入室のため、暫時休憩いたします。(11:41)

委員長(石田君):委員会を再開いたします。(11:42)
3建設部所管事項、(1)報告事項、アの平成29年度工事契約状況(11月2日現在)についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

管理課長:平成29年度の建設部に係る工事契約状況について御報告いたします。
資料の1ページをお開きください。
平成29年度の工事予定額でありますが、土木工事では16億6,409万8,000円、建築工事では3億6,649万3,680円を予定し、総額では20億3,059万1,680円であります。
このうち、11月2日現在の工事契約状況につきましては、土木工事は45件で、16億4,373万8,400円であり、工事予定額に対する契約率は98.8%であります。
また、建築工事は31件で、3億6,649万3,680円であり、工事予定額に対する契約率は100%であります。
全体では76件で、20億1,023万2,080円であり、工事予定額に対する契約率は99.0%であります。
また、それぞれの工事名、契約金額等につきましては、2ページに記載しておりますので、御参照願います。
以上です。

委員長(石田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、イの江別市空家等対策計画(案)についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

建築指導課長:江別市空家等対策計画につきまして、計画案がまとまりましたので、その概要について御説明いたします。
資料の3ページをごらん願います。
初めに、(1)計画策定の背景・目的でございますが、全国的な空き家等の増加に伴い、空家等対策の推進に関する特別措置法が平成26年11月に公布され、平成27年5月に施行されました。本市においても、空き家等が地域の生活環境に大きな影響を及ぼす可能性があることから、空き家等対策の取り組むべき方向性についての基本的な考え方を示し、空き家等対策を総合的かつ計画的に実施することを目的として、本計画を策定するものでございます。
次に、(2)計画の位置づけでございますが、本計画は、法律に規定する空家等対策計画とし、国の基本指針、北海道の取り組み方針に即すほか、第6次江別市総合計画えべつ未来づくりビジョン、江別市都市計画マスタープラン、江別市住宅マスタープランなどとの整合を図るものとしております。
次に、(3)基本的な方針でございますが、1対象地区は、空き家等がもたらす問題は市内全域で発生する可能性があることから、市内全域としております。
2対象とする空き家等の種類については、空家等対策の推進に関する特別措置法第2条第1項で規定する空家等とし、同法第2条第2項で規定する特定空家等を含むものとしています。
3計画の期間でございますが、第6次江別市総合計画の計画期間と整合させ、平成35年度までの6年間としております。
4空き家等対策の基本的な考え方として、まず、アの所有者等による空き家等の適切な管理の促進として、所有者等がみずからの責任において対応することが前提であるため、管理責任について周知、啓発が必要であり、それを補う対策として、イの空き家等対策の連携による推進として、各種関連団体等との連携により空き家等対策を進めていくことが必要としております。
続きまして、4ページをごらん願います。
(4)空き家等対策の基本方針と施策でございますが、記載の三つの基本方針と8本の施策を掲げております。
基本方針1発生抑制、適正管理の推進では、空き家等となることを未然に防止するため、所有者等への管理意識の醸成を図ることとし、施策としては、1情報発信・相談体制の整備、2空き家化の予防、3空き家等のデータベースの整備と活用を掲げております。
基本方針2特定空き家等への対応では、適切な管理が行われていない空き家等に対し、適切な管理を促すこととし、施策としては、1管理不全な空き家等への措置、2緊急時の迅速かつ適切な対応を掲げております。
基本方針3利活用の推進として、空き家等を地域の資源として利活用するための支援策の検討をすることとし、施策としては、1空き家等及び跡地の利活用に対する支援、2空き家等情報の活用、3多様な主体による利活用策の推進を掲げております。
続きまして、5ページをごらん願います。
(5)計画の推進でございますが、空き家等対策の推進に向けて、中段のイメージ図のとおり、1空家等対策協議会、2庁内推進体制、3関係団体等との連携により進めていくこととしております。
次に、(6)の今後の予定でありますが、別冊で配布しております計画案につきまして、平成29年11月下旬から平成30年1月上旬にかけてパブリックコメントを実施し、お寄せいただいた御意見などを踏まえまして、庁内検討会議、江別市空家等対策協議会での協議を経て、平成30年2月の当委員会で報告し、今年度内に策定する予定でございます。
なお、江別市空家等対策計画(案)を別冊で配付しておりますので、御参照願います。
以上です。

委員長(石田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

内山君:計画案について確認です。別冊資料19ページの特定空き家等の措置の流れのところで、いろいろな流れに沿って江別市空家等対策協議会との協議も経ながら認定、指導、勧告、命令等を行っていくとあります。この住宅用地の特例解除というのは、固定資産税の減免などがあると思います。これは、勧告を行った時点で解除になるのか、それとも勧告に従わなかったときに解除になるのかについて伺いたいと思います。

建築指導課長:住宅の特例解除につきましては、勧告を受けた段階で適用が可能となるということになっております。

内山君:これには記載されていないのですが、法律では、次の命令の段階で命令に従わなかった場合には過料が科されるということでよろしいでしょうか。

建築指導課長:そのとおりでございます。

内山君:次に、資料の4ページの特定空き家等への対応の施策の2緊急時の迅速かつ適切な対応とはどういうことなのか、具体的な説明をお願いします。

建築指導課長:緊急時の対応についてでございますが、法律の中では、空き家等がすぐに対応が必要な危険な状態になったときの対応については特段の規定がないものですから、それに対して、今後、庁内等できちんとした体制を整えて対応を考えていきたいということで掲げております。

内山君:今後検討していくということですけれども、別冊資料として提出された計画案の20ページに書いているように、緊急的な措置といえども、所有権に対する何らかの措置になるので、基本的には条例を制定して対応するということでしょうか。

建築指導課長:財産を制限するということが必要となれば、条例の制定も考えていかなければならないので、それにつきましても、今後、江別市空家等対策協議会等の議論を踏まえながら考えてまいりたいと思っております。

内山君:今後検討していくということですので、細かい基準や手続については、今後確認していきたいと思います。
基本的な認識として、緊急時の措置というのは、特定空き家に認定されたものに限るのでしょうか。

建築指導課長:特定空き家の認定等には相当の時間を要するものですから、緊急時の対応というのは、そういった猶予が持てない場合に対する緊急的な措置ということで考えております。

内山君:例えば、冬季の落雪ということがあると思います。夏のときは必ずしも特定空き家にならないけれども、北海道特有の事情も含めた措置と考えてよろしいでしょうか。

建築指導課長:そういったことも含めて、緊急の必要があるものについての対応を考えてまいりたいと思います。

内山君:そのようなことに関する条例制定等についてと、この計画の中にもさまざまな空き家の利活用に向けた支援策を検討しますとありますが、そのあたりのスケジュールをお聞かせください。

建築指導課長:まず、条例の制定についてですが、先ほど言いましたように、個人の財産等にかかわる部分もございますので、慎重な検討が必要だと考えております。具体的な期間はお示しできませんが、そういったことを考えた上でのスケジュールを考えております。
また、支援策につきましても、国の制度等、今後、導入を検討してまいりたいと思いますが、これも所有者等の活用の意思の確認等が必要と考えておりますことから、いつからということは言えませんが、検討の着手についてはすぐに始めたいと考えております。

内山君:確認ですが、やるにせよ、やらないにせよ、計画期間内には結論を出すということでよろしいですか。

建築指導課長:そのとおりでございます。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

宮川君:別冊資料の17ページの情報発信・相談体制の整備相談体制のところを見ますと、不動産団体等の関係団体と連携して、情報発信や相談体制の整備に取り組むとしか書いていないのですけれども、このように計画を策定して進めていくという具体的なものはこれから出てくると考えたほうがいいのですか。

建築指導課長:別冊資料の17ページと21ページの利活用の推進というところにも、情報提供や相談体制の整備について掲げております。基本的には、法務、不動産、建築などの関係団体との連携の中で相談体制を築いていきたいと思っております。
相談体制を築くに当たっては、今言った各関係団体との調整等が必要と考えておりますので、それらを実現するために調整をするところから始めていきたいと思っております。

宮川君:まずは相談が大事だと思いますが、以前、当委員会でもお話しいただいたように、相談体制を一本化したということがございます。ただ、相談を受ける窓口そのものがもっと周知されていかないと、いろいろなものが入ってこないと思います。
要するに、計画というのはもっと具体的なものなのではないかということです。例えば、利活用についても、このような事業をして、このように進めていくというところまではまだ至っていないと理解していいのでしょうか。

建築指導課長:利活用につきましては、今後、特に不動産関係団体と連携をすることが一番効果的と考えておりまして、今後、そういった団体と協議をしていく形になります。今回、具体的な施策を計画に盛り込むことはできておりませんが、考え方、方向性としましては、そういったところと連携するということを計画の中にしっかりと盛り込んでいますので、今後、実施していきたいと考えております。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

尾田君:空き家対策については、当委員会も非常に関心を持っていて、1カ月前には先進地行政調査で群馬県前橋市を訪問し、いろいろ勉強してきました。
既に行政代執行による空き家の撤去も実際にやっているし、国の制度とあわせながら条例で補助をいろいろ出すほか、後利用の補助制度もあります。
今、内山委員や宮川委員が言ったように、この計画というのは平成30年度からスタートするわけです。当然、利活用の推進も平成30年度からスタートするとすれば、それまでに、今言った補助制度をどうするか、行政代執行をどうするかということを具体的にしないと、喫緊の課題になると思います。それについて、これから検討しますという状況はわからないでもないのですが、やや遅いのではないかと思います。資料に支援策と書いていますけれども、それは利活用に対する補助制度で、いわゆる国と合わせた制度だと理解しているのですが、場合によっては平成30年度からすぐに使えるようにすべきだと思います。その方向性はどうなのでしょうか。

建築指導課長:特定空き家の判断基準につきましては、現在、江別市空家等対策協議会で審議をしております。この計画策定とあわせて判断基準をつくっていきたいと考えておりまして、平成30年度から実際の特定空き家の認定等の作業を進めてまいりたいと考えております。その後の法律に基づく手続は、別冊資料の19ページの手順に従って進めていきたいと考えております。
また、利活用策についてですが、補助制度等も、来年度から導入を検討してまいりたいと考えております。その導入や制度の内容等につきましても、江別市空家等対策協議会での協議等を踏まえながら進めてまいりたいと考えております。

尾田君:いずれにしても、急ぐ事項だと思いますので、よろしくお願いします。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

赤坂君:別冊資料の4ページです。平成25年住宅・土地総計調査では江別市の空き家のうち、利用目的が明確でないその他の住宅が1,530戸あるということです。また、別冊資料の11ページには、アンケート調査で出していただいた数字があります。未回収の場合は、歩いていって調査をしたということですけれども、実際、空き家はもっとあると思います。そして、今後、そこからどうやって絞っていくかですが、より精度を高めていく必要があると思います。例えば、水道の利用状況です。固定資産税の関係部署と連携をとる必要もあると思いますが、今後、全体の把握をどうしようとするのか。より精度を高めていくために、選別、限定していく必要があると思います。そこについてお伺いします。

建築指導課長:空き家全体の把握についてですが、今回は、水道の閉栓情報をもとに空き家の全体像の把握を行っております。それとあわせて所有者意向調査を行いまして、調査の結果から約100件が空き家でした。また、回答のなかった場合は、家屋の現地調査を実施した上で、約200件が空き家だろうということで、総体で300件の対象となる空き家があると考えております。
今後は、まず、空き家等の情報につきましては、いろいろな相談もしくは通報等の情報がございますので、それらをデータベースに逐次追加して蓄積していくことによって精度を高めてまいりたいと考えております。

赤坂君:市街化区域であれば、地域に一番精通しているのが自治会の関係者だと思います。過去にはそういう調査は単発的にやったことがあるのですけれども、そういう力をかりて少し精査していくという考え方はあるのですか。

建築指導課長:当然、地域の自治会の皆様からの情報は重要だと考えておりますので、そういったところとの連携と情報を共有する方法については江別市空家等対策協議会の中でも話題となっております。そういったことを考えて、より地域に密着した情報を集められるように連携してまいりたいと考えております。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、ウの平成29年度除排雪事業計画についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

雪対策課長:平成29年度の除排雪事業計画の概要について御説明いたします。
資料の6ページをお開きください。
この資料は、除排雪事業に係る最近5カ年の実績と今年度の計画概要を示したものであります。
まず、表の一番上、市街地の車道除雪でありますが、幹線道路及び生活道路を合わせ延長580キロメートルにおいて実施いたします。
なお、対象路線につきましては、資料の7ページの江別市除排雪路線図に桃色で表示されておりますので、あわせてごらんください。
その下の歩道除雪でありますが、通勤通学に利用される路線など、延長172キロメートルにおいて実施いたします。
次に、排雪作業でありますが、江別市除排雪路線図に緑色で表示されている幹線道路やバス路線など、延長121キロメートルにおいて実施いたします。
排雪作業につきましては、車両交通の円滑化を図るため、3番通りや2番通り等の主要幹線道路の早期排雪のほか、交差点の見通しを確保するための排雪について重点的に行う予定であります。
その下の人道橋除雪及び融雪剤散布につきましては、JR跨線人道橋など12カ所の人道橋に係る除雪のほか、交差点や急勾配箇所のスリップ防止のため、融雪剤散布を実施いたします。
その下の農村地区除雪、雪堆積場につきましても、いずれも前年度同様の実施延長、開設箇所を予定しております。
なお、雪堆積場につきましては、除排雪路線図に赤色の丸と三角で表示した場所に開設する予定であります。
このうち、一般市民に開放する雪堆積場は、丸で表示した3カ所であり、市民による利用可能な時間帯は、石狩川河川敷が午前5時から午後8時まで、それ以外の2カ所は、ともに午前8時から午後6時までとなっております。
続いて、除排雪の内訳ですが、除雪出動回数と排雪量につきましては、過去の実績を踏まえながら、記載のとおり計画しているところであります。
これらの除排雪に係る業務につきましては、10月中に契約を完了しております。
次に、自治会排雪でありますが、昨年度より1自治会増の101自治会を見込んでおります。
最後に、市民、市、事業者の3者で意見交換を行う除排雪三者懇談会につきましては、今年度は、小ブロックを1自治会追加し、7地区において開催を予定しており、地域の実情を踏まえ、よりきめ細かな意見交換を行ってまいります。
昨年度は、一昨年度に引き続き少雪のシーズンとなりましたが、今年度につきましても、江別除雪センターにより市民の皆様の問い合わせに24時間で対応するとともに、国道、道道の道路管理者とも連携をとりながら、安全で快適な冬の暮らしに向け、適切な除排雪に努めてまいります。
以上です。

委員長(石田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

内山君:この計画を進めるに当たって、事業者の人員体制などの状況を今年度はしっかり把握しているのか、昨年並みにしっかり確保されているのか、お伺いします。

雪対策課長:除排雪に係る体制につきましては、オペレーターに限って言いますと、ここ3年で180名程度の者が在籍しております。本年度についても、ほぼ同様の体制で実行できると考えております。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

尾田君:本年11月12日に議会と市民の集いを開催しました。その中で、除雪の問題を当委員会のメーンテーマで出したときに、交差点の角の見通しが悪いことについて、ある提言がありました。それは、基本的に大きな交差点は事業者がやるのだろうけれども、いわゆる生活道路の除雪については、市のほうで小型の除雪車を買って、個人または自治会に貸し出してくれれば、それを地域で有効的に使って、見通しをよくして、少しでも事故を減らせるのではないかと思うのだが、そのようなことは考えていないのかということでした。私自身はそんなことを考えたこともなかったのですが、そういうことをおっしゃった方がいたので、これは可能であるのか、ぜひ検討いただければと思います。
要望です。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

赤坂君:新聞等に載っていたのですけれども、例えば、北海道と市町村で道道と市道の除雪を、お互いに肩がわりし合うとか、道道を市がするとか、そういうことをやられているところがあるので、ぜひ検討してほしいと思います。
例えば、私は2番通り沿いに住んでいますが、道道のほうが何となく除雪作業が早いように感じます。一方、市道は除雪回数をたくさんやってくれます。そういうメリット、デメリットがありますが、本当は一体的にやるのが一番都合がいいと思いますし、一つの業者がするとなおいいと思います。これは、本当に検討してほしいと思います。
相手がある話だし、国道となると厳しいという思いもありますが、十字路についてはお互いに作業しているわけですから、そういうことを絡めてぜひ検討していただきたいと思います。
ことしにすぐできることではないですが、よろしくお願いします。
要望です。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、エの市営駐車場跡地利用に係るサウンディング型市場調査の中間報告についてを議題といたします。
本件に対する報告を求めます。

区画整理課長:それでは、私から、市営駐車場跡地利用に係るサウンディング型市場調査の中間報告について御説明いたします。
資料の8ページをごらん願います。
また、参考図を資料の9ページに掲載しておりますので、あわせて御参照願います。
調査の目的につきましては、企画提案型事業者公募に向けて、土地利用方法について、民間事業者から広く意見や提案を求め、対話を通じてアイデアや市場性、条件設定などを情報収集することを目的としております。
調査につきましては、平成29年7月13日から平成29年8月2日までの期間で実施し、その結果、建設業3社からの応募がありました。各事業者からの提案内容は、戸建分譲住宅の提案が2社から、共同住宅の提案が1社からありました。このうち、戸建分譲住宅については、町並み環境の高質化や地元産れんがの活用による地域貢献などの具体的なアイデアをいただきました。
事業者からの御意見としては、周辺の市街地環境と調和する住居系の土地利用が可能であることや、通過交通の発生しない環境のため、商業系による利用は難しいこと、そして、駅に近接しているため、中高層の共同住宅の立地に適するが、建設資材などの高騰が続いていることから、収支計画の見きわめが必要になるとの御意見をいただきました。
この結果を受けて、現時点では、市営駐車場跡地は、住居系を基本とする土地利用が可能であることや、戸建分譲住宅の実現性が高いことを把握することができました。
また、中高層の共同住宅などの立地は、資材高騰が続いていることから、具体的な事業収支の見込みや事業方法などについて、さらなる協議が必要であることも把握することができました。
今後の予定としましては、今回の調査結果を踏まえ、当該用地の効果的な利用方法などについて、不動産市況の動向を伺いながら、民間事業者との意見交換を継続して実施していく予定であります。
なお、野幌駅南口駅前広場に隣接する市民交流施設用地の土地利用につきましては、現在、サウンディング型市場調査の参加事業者を募集しており、今後、事業者との対話を予定しているところであります。これにより得られた御意見なども合わせながら、全体的に効果的な土地利用が図られるよう検討してまいりたいと考えております。
なお、江別の顔づくり事業に係るこれまでの経過や今後の予定につきまして、市民説明会を本年12月17日に野幌公民館で開催する予定です。市民の皆様には、今後、広報や市のホームページなどで御案内していく予定です。
以上です。

委員長(石田君):ただいまの報告に対し、質疑ございませんか。

赤坂君:市民交流施設用地の土地利用について、サウンディング型市場調査の参加事業者を募集しているということですけれども、募集に当たっての条件設定、それから、施設を立地いただくための条件設定はどのようにしようとしているのか、その概要についてお伺いします。

区画整理課長:土地の所有者であります江別市が民間事業者に対して土地を売却するか、賃貸するか、この辺はまず事業者に伺っていかなければならないと思っております。そして、市民交流施設という機能を民間が建てた建物の中に入居して備える予定ですが、買うか、借りるかというところについても、事業者からの御意見を踏まえながら協議を進めて、事業収支がどうやったら成り立つのか、そして、江別市にとって何が一番有利な条件になるのかということを今後考えていきたいと思っております。

赤坂君:もう少し詳細にお伺いしたいのですが、市が市民交流施設として活用したい最低限必要な床面積を具体的に提示しているのですか。

区画整理課長:サウンディング型市場調査はこれからでございますので、現時点ではまだ提示していないのですが、平成21年度の庁内協議において出しました庁内プロジェクトの素案では1,000平方メートルでまとまっております。その後、いろいろと庁内協議を行ってはいますが、床面積については1,000平方メートル以内で考えているということをこれから申し上げていきたいと考えております。

赤坂君:そこで、一つ調査してほしいのは、野幌地区にはいろいろな施設がありますが、公民館等がかなり埋まっているというか、確保しづらくなっています。やはり、分散化は必要ですから、地域に野幌公会堂もありますが、その使用年数は、将来的には非常に厳しいものがあります。そうすると、市民交流施設は、公民館の分散型ということでもあるし、住区会館的な役割も担うかもしれません。将来の動向も含めた考え方です。
従前、1,000平方メートルということで協議した経過は私たちも知っておりますけれども、そういうことも頭に入れながら、地域で代替の施設が可能なのかどうかということをもう少し精査していただきたいです。そういう中で、面積、規模等を協議してほしいと思います。
もちろん、民間の施設では、8丁目通りには集会施設や会合施設で、飲食できるような施設もでき上がっておりますけれども、そういうことを含めて、民間と一体となって、ぜひ検討していただきたいと思います。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

内山君:今回は中間報告ということですが、今後の予定として、民間事業者と意見交換を継続して実施していく予定ですか。この市営駐車場跡地利用に係る意見交換というのは、いつまで行って、実際の公募はいつごろ行う予定なのか、伺いたいと思います。

区画整理課長:今後も民間事業者との意見交換を継続していきますし、不動産市況の動向であったり、労務単価や建設資材単価など、いわゆる社会経済情勢も勘案しながら民間事業者へのヒアリングを行いたいと考えております。戸建分譲住宅もここで否定するわけではないのですが、さらに効果的な利用方法がないか探っていきたいと考えております。したがって、時期的なものについては、まだ未定ということでございます。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。

高橋君:ただいまの内山委員の質疑に関連して伺います。
戸建住宅以上の効果が上がるものを期待されていると聞き取りました。それは、江別の顔づくり事業の一環として、この事業全体を効果的につなげていくといいますか、成果につなげていくことを狙って、よりよいものがないのかということを探っていくということなのか、確認させていただきます。
また、事業の最終的な時期のめどは立てなければならないと思いますけれども、そのあたりはどうなのでしょうか。

区画整理課長:まず、戸建住宅の案としては、市営駐車場跡地を15区画ぐらいに分けることができますので、人口減少対策という観点においては、一定程度の効果があると感じていますが、駅近傍の利便性の大きい宅地でございますので、もう少し効果的な活用方法がないものかというところを探っていきたいと考えております。今、公募をかけてしまうと、どうしても戸建住宅という可能性になってしまうものですから、もう少しヒアリングを続けていきたいということでございます。
また、最終的な時期については、今のところ明言することは難しいと思っております。

高橋君:それはそれとして理解しました。
ただ、江別の顔づくり事業がよかったかどうかということは市民に説明する必要があると思いますので、その点では、一定のスピード感、スケジュール感を持って対応していただきたいと思います。
もう一つお伺いしたいのは、冒頭の説明の中で、本年12月17日に市民説明会を開くということがありました。これまでの経過や今後の予定について説明するということで、すごく雑駁な報告でした。やはり、ポイントとか、こんなことについてお話ししますという一定のテーマのようなものを提示する必要があるのではないかと思います。何が聞けるのかわからないと、市民が参加しようと思うか、思わないかということに影響してくると思います。広報やホームページでお知らせしていくということですが、その中に一定程度の内容が明記されるのか、お聞かせください。

区画整理課長:内容につきましては、現時点ではまだ検討している最中でございますが、主に野幌駅南側の基盤整備状況や道路交通網の変更など、その時点でお話しできることを整理してまいりたいと考えております。
広報については、そういった内容についても載せることで考えております。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
次に、(2)第4回定例会予定案件、ア及びイの指定管理者の指定について、以上2件を一括議題といたします。
本件に対する一括説明を求めます。

都市建設課長:それでは、私から、第4回定例会に提案を予定しております建設部都市建設課所管施設の指定管理者の指定について御説明申し上げます。
資料の10ページをお開き願います。
建設部都市建設課が所管しております飛烏山公園、石狩川河川敷緑地及び大麻中央公園ほか4公園内に設置しております野球場、テニスコートの屋外体育施設につきましては、江別市公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例第7条の規定に基づき、公募によらず、平成30年4月1日から当該施設の管理を行う指定管理者となるべき団体の選定を終えたことから、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、当該被選定者を指定管理者として指定するため、あらかじめ議会の議決を求めるものであります。
それでは、選定の概要につきまして御説明いたします。
指定管理者に管理を行わせる施設につきましては、記載のとおりであります。
当該施設につきましては、市内の体育館などの屋内の体育施設と一体となって管理運営することで効率的かつ効果的な施設管理を行うことができると判断したため、体育館の指定管理者となるべき団体として選定された一般財団法人江別市スポーツ振興財団を指定管理者として選定したものでございます。
なお、被選定者の所在地及び名称、また、指定期間につきましては、それぞれ記載のとおりでございます。
以上です。

道路管理課長:引き続き、私から、第4回定例会に提案を予定しております建設部土木事務所道路管理課所管施設の指定管理者の指定について御説明申し上げます。
資料の11ページをお開き願います。
建設部土木事務所道路管理課が所管しております江別市大麻中町駐車場につきましては、江別市公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例第4条の規定に基づき、平成30年4月1日から当該施設の管理を行う指定管理者となるべき団体の公募及び選定を終えたことから、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、当該被選定者を指定管理者として指定するため、あらかじめ議会の議決を求めるものであります。
それでは、公募及び選定の概要につきまして御説明申し上げます。
指定管理者に管理を行わせる施設につきましては、記載のとおりであります。
申し込みに係る期間でございますが、募集要項等を配布した期間及び申し込み受け付け期間につきましては、それぞれ記載のとおりであります。
募集要項等の説明会につきましては、本年8月4日に実施し、2団体が出席しております。
結果として、申し込み団体数は1団体であり、その内訳は記載のとおりであります。
本年10月20日には、江別市指定管理者選定委員会を開催し、申込者によるプレゼンテーション、質疑を行っております。
その後、江別市指定管理者選定委員会の選定結果報告を受け、市としては、その選定結果を尊重する形で被選定者を決定したものであります。
なお、被選定者の所在地及び名称、また、指定期間につきましては、それぞれ記載のとおりであります。
以上です。

委員長(石田君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。

赤坂君:資料の10ページの施設について、2点お伺いします。
この前も見たのですが、石狩川河川敷緑地は余り使われていないような気がします。今、年間にどのぐらい使われて、それは近年多くなっているのか、少なくなっているのか、主に何のスポーツに使われているのか、伺います。
もう一つは、大麻新町公園のテニスコートについてです。以前は、一々鍵をもらわなければならなかったというような話も聞きましたが、年間にどのぐらい使われて、近年多くなっているのか、少なくなっているのか、お伺いします。

都市建設課長:まず、石狩川河川敷緑地の利用状況ですが、野球場については、現在、埋蔵文化財の調査中で利用はございません。ソフトボール場とサッカー場が使用されております。ソフトボール場については、平成28年度で3,154人、サッカー場については、200人の使用があります。平成26年度の使用につきましては、ソフトボール場が3,357人、サッカー場が670人ということで、ソフトボール場の利用については、おおむね変動がない形で使われておりますが、サッカー場の利用については、減少している状況です。
次に、大麻新町公園のテニスコートにつきましては、平成26年度の使用は個人と専用を合わせて865人、平成28年度が840人でありますので、例年、大体同じような使用状況となっております。

委員長(石田君):ほかに質疑ございませんか。(なし)
以上で、本件に対する質疑を終結いたします。
これをもって、建設部所管事項を終結いたします。
建設部退室のため、暫時休憩いたします。(12:37)

※ 休憩中に、第4回定例会の委員長報告の有無について協議

委員長(石田君):委員会を再開いたします。(12:38)
次に、4第4回定例会の委員長報告の有無についてお諮りいたします。
休憩中に協議いたしましたとおり、先進地行政調査結果について報告することと確認してよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
なお、案文については、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
最後に、5その他について各委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
以上で、本日の委員会を散会いたします。(12:39)