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総務文教常任委員会 平成30年12月3日(月)

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年1月25日更新

(開会前)

※ 日程確認

(開 会)

委員長(島田君):ただいまより、総務文教常任委員会を開会いたします。(10:00)
本日の日程は、開会前に確認いたしましたとおり、次第に記載のとおり進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
なお、傍聴希望者がおり、入室を許可いたしましたので報告いたします。
傍聴者入室のため、暫時休憩いたします。(10:00)

委員長(島田君):委員会を再開いたします。(10:01)
1付託案件の審査、(1)議案第70号 指定管理者の指定について(江別市民会館)を議題といたします。
これより、議案第70号の結審を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。(異議なし)
御異議なしと認め、直ちに、討論、採決を行います。
これより、議案第70号に対する討論に入ります。
討論ありませんか。(なし)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第70号を挙手により採決いたします。
議案第70号は、原案のとおり可決することに賛成の委員の挙手を求めます。
挙手全員であります。
よって、議案第70号は、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、(2)議案第71号 江別市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
これより、議案第71号の結審を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。(異議なし)
御異議なしと認め、直ちに、討論、採決を行います。
これより、議案第71号に対する討論に入ります。
討論ありませんか。(なし)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第71号を挙手により採決いたします。
議案第71号は、原案のとおり可決することに賛成の委員の挙手を求めます。
挙手全員であります。
よって、議案第71号は、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、(3)議案第74号 江別市スポーツ推進審議会条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
これより、議案第74号の結審を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。(異議なし)
御異議なしと認め、直ちに、討論、採決を行います。
これより、議案第74号に対する討論に入ります。
討論ありませんか。(なし)
討論なしと認めます。
引き続き、議案第74号を挙手により採決いたします。
議案第74号は、原案のとおり可決することに賛成の委員の挙手を求めます。
挙手全員であります。
よって、議案第74号は、原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、(4)請願第2号 日本政府に「核兵器禁止条約に参加することを求める」意見書の提出を求めることについてを議題といたします。
これより、請願第2号の結審を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。(異議なし)
御異議なしと認め、直ちに、討論、採決を行います。
これより、請願第2号に対する討論に入ります。
討論ありませんか。

角田君:請願第2号 日本政府に「核兵器禁止条約に参加することを求める」意見書の提出を求めることについて、不採択とすべき立場で討論を行います。
当請願は、平成29年第3回定例会において審査した陳情第3号と同趣旨のものであり、討論の要旨は、政府はこれまで、核兵器のない世界に近づけるために、核兵器保有国を巻き込んだ現実的かつ実践的な措置を積み重ねることが重要かつ効果的であることを一貫して主張し、核兵器不拡散条約の強化など、国際社会の場において積極的に取り組んできた。核兵器禁止条約の理想とするものは理解するが、政府としては、核兵器保有国と非核兵器保有国の双方を含む国際社会に、核廃絶に向けた意識の醸成や共有、対話と協力を促す役割を継続することが早期の核軍縮・核廃絶につながるものと判断するとして、不採択の立場での討論を行っております。
委員会では、請願者の陳述の際に、前回の陳情審査時と現在の国際情勢の認識を確認させていただくとともに、個別に各種報道や識者の意見等の調査を行い、前回の討論で示した判断を変更するに至らないものとして、当会派として判断したものであります。
まず、請願書に記載のあった署名国及び批准国の現状は、昨年の9月20日に受け付けを開始して以降、69カ国が署名し、19カ国が批准している一方、依然として核保有国や核武装国は反対の立場を変えていません。双方の間の溝が、この条約のために、一層広がっているとの意見もあるとする識者が多くいます。
次に、国際情勢において、朝鮮半島の平和の流れについて、現状における交渉状況や非核化の進展状況は、請願者が期待するほどではないと考えられます。北朝鮮への制裁緩和に対する非核化に向けた検証可能かつ不可逆的な措置が示されない限り、緩和を行わないという国際社会の多くの意見が、依然として変化していないことからも、警戒感を持って国際社会が見ていることは明らかです。
また、北朝鮮が発射実験を繰り返し行った中距離弾道ミサイルの核保有国及び核武装国における配備状況について、アメリカと旧ソ連で締結された中距離核戦力全廃条約は、2010年代に入って以降のロシアによる条約違反の疑いが指摘され、本年10月20日にトランプ大統領は、ロシアの条約違反を理由として中距離核戦力全廃条約を破棄すると表明するなど、予断を許さない状況が生じています。
この中距離核戦力全廃条約は、2国間の条約であり、中国や北朝鮮などでも配備が行われている現状ではありますが、冷戦下におけるソ連のSS-20ミサイル配備による軍事バランスの変化からこの条約締結に至った一連の流れが、結果的に核軍縮につながったことで、核抑止論という仮説をさらに補完してしまった事実。さらには、これまでの戦争における兵器の歴史を考慮すると、なかなかその仮説を消し去ることは難しいと考えざるを得ません。
まさに、今回のトランプ大統領の表明は、核抑止論という仮説による核保有国の安全保障の概念が変わっていないことを示すものであり、現在示している日本政府の核兵器廃絶に向けた方針は、現実的なアプローチとして理解するところであります。
以上申し上げ、請願第2号 日本政府に「核兵器禁止条約に参加することを求める」意見書の提出を求めることについて、不採択とすべき立場での討論といたします。

委員長(島田君):ほかに討論ありませんか。

岡村君:請願第2号 日本政府に「核兵器禁止条約に参加することを求める」意見書の提出を求めることについて、採択すべき立場で討論いたします。
この件は、前段の委員の話にありましたように、昨年の第3回定例会で、陳情という形で同じ内容の審査をさせていただきました。そこでも長々と討論しておりますので、今回は少し別の角度から、基本的には私どもの会派から紹介議員を出させていただいておりますので、請願内容については、全面的に賛同するという立場を前段申し上げておきたいと思います。
そこで、今回の条約ですが、これまでの核軍縮体制が、機能不全に陥っているという危機感、長年にわたって多くの国々が、国連の中で議論し、条約という形で努力をしてきましたが、残念ながら、いまだ核保有国の状況は変わっていないという危機感から、今回のそれぞれの国々の皆さんの総意で、新たなアプローチの視点でみんなで結束していかなければならないという機運が盛り上がったものだと認識しております。
そうした意味では、この間、核保有国が主張する安全保障上の議論ではなくて、新しいアプローチとして、核兵器は人道上許されないものであるという規範を国際的にしっかり打ち立てる条約として制定されたものと理解しております。
昨年7月7日の国連の会議場における圧倒的多数での賛成と、被爆者を前にして大きな拍手に包まれた模様は、そんな国々の皆さんの思いが結集されたものだろうと評価しています。また、条約の前文にも、日本語の片仮名でヒバクシャという言葉が使われ、まさに広島、長崎の被爆者が長年、壮絶な被爆体験を語り続け、核廃絶を求めた期待への世界中の皆さんの敬意が込められた条約だと理解しております。
こうした新しいアプローチの実効性に関しては、条約をつくったそれぞれの国々の、世界の中から核兵器を何とかなくしたい、少なくとも核兵器の削減に具体的に取り組んでいかなければならないという思いから、今回の中身になったと思っていますし、そのためには、先ほど言ったようなアプローチからすると、国際世論の高まりなくして、核保有国にこのことの実効性を求めていく実践についてはなされないという危機感もまたあわせ持っているのだと理解しております。そうした意味で、政府を初め、私ども江別市議会も、そして市議会議員も、どういう役割を果たすことが求められているのか、そのことが今回の請願で求めている請願者の願意なのだと、私自身は受けとめています。そうした意味では、日本は、まさに世界で唯一の被爆国として、国際世論のけん引者として世界中から期待されています。
今回の条約でも、そのことが期待されておりましたが、見てのとおり、条約づくりの段階から参加することなく、採決時も退席するという日本政府の態度には、世界中から大きな失望と批判が上がっています。私も日本人の一人として、大変残念な思いでございますが、こうした状況を少しでも前に進めるためにも、条約に盛り込まれた新しいアプローチをしっかり私どもが果たしていく役割があるのだろうというふうに思っています。そうした意味では、安倍首相と政府与党の考えで、この間、こういった対応がされております。私は大変遺憾なものだと思っています。その遺憾な理由の一つには、日本がこの間、政府に求めている立憲主義、さらには、民主主義を守って、しっかり国政を運営していく、このことが求められているにもかかわらず、この件に限りませんが、安倍政権になってからは、ことごとくこうしたことが無視をされ続けてきています。
そうした意味では、今こそ国民の声にしっかり耳を傾け、とりわけ、日本の歴史と被爆者のこの苦痛に思いを寄せて、しっかり政府として対応することを求めていきたいと思っています。少し調べてみますと、日本と同じように核の傘に依存しているノルウェーでは、参加する可能性を探りたいということで、国民に投げかけながら、国会でそのことの議論が始まったと言われております。また、条約ができてから、主要21カ国での世論調査の結果を見ますと、世界の国々の76%がこの条約を支持するという結果になったそうです。特に、関心を持って私が見たのは、五つの核保有国です。フランスでは88%、中国では83%、イギリスでは81%、アメリカでは77%、ロシアでは69%と多数の方々がこの条約を支持をしているそうです。
そうした意味でも、しっかりこうした民意と国民を代表する立場をしっかりとわきまえて、ぜひ政府には行動していただくよう重ねて申し上げたいと思っております。
私たち江別市議会と私ども市議会議員は、御承知のとおり、4年前に江別市平和都市宣言をいたしました。毎年、市民の皆さんに、御賛同いただきながら、平和のつどい、とりわけ、次代を担う子供たちに折り鶴をつくっていただいたり、平和学習を積み重ねていただきながら、その行動を進めているところでございます。そのことを全面的に支持してきた、私ども江別市議会でありますから、私ども市議会議員は、そうしたことを具体的に実践するけん引者にならなければならないと思っています。そうした意味では、今回、条約に多くの皆さんの思いが結集されたこの意味をしっかりと受けとめながら、日本の歴史と被爆地日本としての教訓で今、平和な社会をみんなでつくっていることに自信を持って、私は世界の平和のためのけん引者になるべきだと思いますし、私ども市議会議員も、微力ながら、そうした決意のもとで行動していくべきだと考えています。
最後になりますけれども、どちらかというと、こうしたことにブレーキがかかっているのは、ともすると、政党政治のよいところもあれば、悪いところの一つとして、私はあの政党を支持しているからこのことにも賛同できないという結果になってしまったり、ただ、前回の討論でもお話ししましたように、今回の条約策定の過程では、日本の多くの方々が国連にまで出向いて、その作業に参加したい、私は、投票ではこの政党を支持しているけれども、このことに関してだけは譲れないという形で、そういった行動をされている方もたくさんいらっしゃることを多くの報道で知ることができました。そうした意味では、私たちは、この地球上で生ある身として、核兵器の廃絶と削減、これに全力を挙げていく責務があるのだろうということを重ねて申し上げながら、今回の請願に全面的に賛同する意見として申し上げ、請願第2号 日本政府に「核兵器禁止条約に参加することを求める」意見書の提出を求めることについて、採択すべき立場での討論といたします。

委員長(島田君):ほかに討論ありませんか。(なし)
これをもって討論を終結いたします。
引き続き、請願第2号を挙手により採決いたします。
請願第2号は、採択することに賛成の委員の挙手を求めます。
挙手少数であります。(岡村委員、干場委員、本間委員挙手)
念のためお諮りいたします。
請願第2号は、不採択とすることに賛成の委員の挙手を求めます。
挙手多数であります。(徳田委員、相馬委員、角田委員、宮本委員挙手)
よって、請願第2号は、不採択とすべきものと決しました。
ただいま結審を行いました議案及び請願の審査結果報告につきましては、委員会での審査経過や結審内容を踏まえて、正副委員長で協議の上、作成いたしたいと思いますが、御一任いただけますでしょうか。(了)そのように確認いたします。
次に、2の閉会中の所管事務調査(案)については、行財政運営について及び教育行政についての2件について、議長に申し出いたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
最後に、3のその他について、各委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
以上で、本日の委員会を散会いたします。(10:21)