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議会運営委員会 平成30年6月26日(火)

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年1月25日更新

(開会前)

※ 日程確認
※ 議長より、議会運営等について挨拶

(開 会)
委員長(諏訪部君):ただいまより、議会運営委員会を開会いたします。(10:01)
本日の日程は、開会前に確認いたしましたとおり、次第に記載のとおり進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
初めに、1協議事項、(1)平成30年第2回定例会最終日の議事運営についてを議題といたします。
アの提出案件及び議決形態(案)についての説明を求めます。

事務局長:それでは、アの提出案件及び議決形態(案)について御説明いたします。
今期定例会最終日の提出案件は、議会提出案件が7件、審査報告が5件の計12件であります。
資料NO.1の議会提出案件から、順次、御説明いたします。
意見書案第1号 地方財政の充実・強化を求める意見書ないし意見書案第6号 地域材の利用拡大推進を求める意見書の6件は、幹事長会議において、意見書案第7号 主要農作物種子法にかわる北海道独自の条例制定を求める意見書は、経済建設常任委員会において、それぞれ協議がなされたもので、提出者は記載のとおりであり、これら7件は即決でお願いいたそうとするものです。
意見書案第6号の提案理由説明は、最初に記載の議員が行うものであります。
また、各委員会所管事務調査については、議会運営委員会及び3常任委員会の閉会中の所管事務調査につきまして、承認を得ようとするものであります。
以上が議会提出案件であります。
御確認をお願いいたします。

委員長(諏訪部君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
意見書案第1号ないし意見書案第7号及び各委員会所管事務調査については、説明のとおり確認してよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。 引き続き説明をお願いいたします。

事務局長:資料NO.2をごらんください。
審査報告でありますが、議案第48号 江別市税条例等の一部を改正する条例の制定については、6月15日に結審し、全員一致をもって原案のとおり可決すべきものと決した旨の報告が、総務文教常任委員長よりなされるものであります。
御確認をお願いいたします。

委員長(諏訪部君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
議案第48号については、説明のとおり確認してよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
引き続き説明をお願いいたします。
 
事務局長:議案第49号 江別市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について及び請願第1号 江別市で精神障害者のために交通費助成を実施することについての2件は、いずれも6月15日に結審し、議案第49号 江別市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定については、全員一致をもって原案のとおり可決すべきものと、請願第1号 江別市で精神障害者のために交通費助成を実施することについては、採択・不採択同数による委員長裁決により、不採択とすべきものと、それぞれ決した旨の報告が、生活福祉常任委員長よりなされるものであります。
御確認をお願いいたします。

委員長(諏訪部君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
議案第49号及び請願第1号については、説明のとおり確認してよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
引き続き説明をお願いいたします。

事務局長:陳情第4号 種子法に代わる北海道独自の条例制定を求める意見書の提出については、6月13日に結審し、全員一致をもって採択すべきものと決した旨の報告が、経済建設常任委員長よりなされるものであります。
御確認をお願いいたします。

委員長(諏訪部君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
陳情第4号については、説明のとおり確認してよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
引き続き説明をお願いいたします。
 
事務局長:議案第50号 平成30年度江別市一般会計補正予算(第1号)につきましては、総務文教常任委員会へ付託となっていたものであります。
6月15日に結審し、全員一致をもって原案のとおり可決すべきものと決した旨の報告が、総務文教常任委員長よりなされるものであります。
以上が、審査報告であります。
御確認をお願いいたします。

委員長(諏訪部君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
議案第50号については、説明のとおり確認してよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
以上で、本件を終結いたします。
引き続き、イの議事日程(案)についての説明を求めます。

事務局長:イの議事日程(案)について御説明いたします。
見開きとなりますが、資料NO.3をごらんください。
平成30年第2回江別市議会定例会議事日程(第5号)でありますが、本日、第15日目となります最終日は、午後1時30分の開議とするものであります。
日程第1及び日程第2につきましては、記載のとおりであり、説明を省略いたします。
日程第3の議案第48号は、上程、報告、質疑、討論の後、簡易採決をお願いいたそうとするものであります。
御確認をお願いいたします。

委員長(諏訪部君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
日程第1ないし日程第3については、説明のとおり確認してよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
引き続き説明をお願いいたします。

事務局長:日程第4の議案第49号及び日程第5の請願第1号は、一括上程、一括報告、一括質疑の後、それぞれ討論を行い、日程第4の議案第49号は、簡易採決を、日程第5の請願第1号は、委員長報告のとおり、不採択の起立採決をお願いいたそうとするものであります。
御確認をお願いいたします。

委員長(諏訪部君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
日程第4及び日程第5については、説明のとおり確認してよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
引き続き説明をお願いいたします。

事務局長:日程第6の陳情第4号は、上程、報告、質疑、討論の後、委員長報告のとおり、採択の簡易採決をお願いいたそうとするものであります。
御確認をお願いいたします。

委員長(諏訪部君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
日程第6については、説明のとおり確認してよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
引き続き説明をお願いいたします。

事務局長:日程第7の議案第50号は、上程、報告、質疑、討論の後、簡易採決をお願いいたそうとするものであります。
御確認をお願いいたします。

委員長(諏訪部君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
日程第7については、説明のとおり確認してよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
引き続き説明をお願いいたします。

事務局長:日程第8の意見書案第1号ないし日程第12の意見書案第5号の5件は、一括上程の後、一括して説明、質疑、委員会付託、討論を省略し、一括して簡易採決をお願いいたそうとするものであります。
なお、以上5件は、幹事長会議で全会一致でまとまったものでありますが、非交渉会派の日本共産党議員団に確認したところ、いずれの意見書案にも賛同できる旨の意向が示され、本会議で全員一致となる見通しであることから、従来どおり、上程方式を簡略化しようとするものであります。
日程第13の意見書案第6号は、幹事長会議で全会一致をもってまとまった意見書案でありますが、日本共産党議員団から意見書案に賛同できない旨の意向が示されたことから、上程、説明、質疑の後、委員会付託を省略し、討論の後、起立採決をお願いいたそうとするものであります。
日程第14の意見書案第7号は、上程した後、経済建設常任委員長から説明、質疑を行い、討論の後、簡易採決をお願いいたそうとするものであります。
次のページの資料NO.4をごらんください。
日程第15の各委員会所管事務調査につきましては、上程し、承認を諮るものであります。
以上の議事を議了した後、定例会の閉会を宣告しようとするものであります。
なお、病院長につきましては、議会運営に関する申合せに従いまして、本日の会議は出席を要しない扱いとなりますので、御承知おき願います。
以上でございます。
御確認をお願いいたします。

委員長(諏訪部君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
日程第8ないし日程第15及び病院長の本会議欠席については、説明のとおり確認してよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
以上で、本件を終結いたします。
次に、(2)次期定例会の会議日程(予定案)についてを議題といたします。
本件に対する説明を求めます。

事務局次長:次期定例会の会議日程(予定案)についてですが、資料NO.5をごらん願います。
平成30年第3回定例会は、9月6日を定例会初日、翌7日から12日までを委員会の開催日、14日、15日及び19日の3日間を一般質問、20日、21日及び25日の3日間を企業会計に係る決算特別委員会の開催日、28日を最終日としております。
また、定例会前の各委員会の予定は記載のとおりでございます。
なお、日程につきましては、第3回定例会初日の1カ月前にホームページ及びフェイスブックに掲載し、周知する予定でございます。
以上でございます。

委員長(諏訪部君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
本件については、事務局の説明のとおり確認してよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
以上で、本件を終結いたします。
次に、(3)閉会中の所管事務調査(案)についてを議題といたします。
本件については、次第に記載のとおり、次期議会の会期等運営についてを議長に申し出いたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。 以上で、本件を終結いたします。
次に、(4)議会運営に関する検討課題についてを議題といたします。
アの江別市議会基本条例の見直しについてですが、これまでの協議でまとまった内容について、修正箇所を朱書きした江別市議会基本条例の条文と解説を作成いたしましたので、各会派で御確認いただきたいと思います。
次回の委員会では、各会派の御見解をお聞きしたいと思いますが、そのように進めてよろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
以上で、本件を終結いたします。
次に、2報告事項、(1)先進都市議会運営調査結果の報告についてを議題といたします。
本件につきましては、A班、B班ともに、5月9日から11日まで関西・中部方面の各市議会を調査してまいりましたので、調査結果の概要について、A班は齊藤委員、石田委員及び宮本委員から、B班は相馬副委員長、角田委員及び干場委員から、それぞれ報告をいただきたいと思います。
初めに、A班の調査結果について報告願います。
齊藤委員からお願いします。

齊藤君:大阪府八尾市議会の視察について御報告いたします。
概要は書いてあるとおりですが、大阪府八尾市議会は五つの常任委員会がありまして、総務常任委員会、建設産業常任委員会、文教常任委員会、保健福祉常任委員会、予算決算常任委員会を設置しています。予算決算常任委員会は、平成26年12月に5番目の常任委員会として、大阪府内の市議会で初めて設置されたものです。
次に、議会モニター制度についてですが、大阪府八尾市議会では、大阪経済法科大学と地域連携に関する覚書を締結しています。
大阪府では茨木市に次いで2番目の事例とのことであり、大阪経済法科大学と大阪府八尾市議会が連携することで、市議会の政策立案機能の強化・充実を図ること、学生に対しては実務経験の提供など、双方の発展と充実に寄与することを目的として、平成24年度の議長の議会改革案の具体策の一つとして、会派代表者会議で協議・決定されたと伺っております。
成果といたしましては、平成25年9月2日に大阪府八尾市議会において、大学生を対象に職場体験会を実施し、平成25年12月11日に大学生の職場見学を受け入れています。平成25年度から毎年、約2週間、議会事務局において、大学生のインターンシップの受け入れを実施しているとのことです。
覚書に基づき大学教授等を招聘できるため、今後、議会運営上の課題を検討する際に、専門的知見を積極的に活用することが可能となったとのことです。
今後の課題としては、専門的知見の活用や議会の政策立案の強化に関して、うまく機能していない部分があるほか、インターンシップの受け入れ以外にも、若い世代が議会に興味を持つよう、さまざまな機会において学生との交流が必要であると認識しているとのことです。
次に、代表質問についてですが、質問の方法は通告時に選択し、一括方式は3回まで、一問一答方式は無制限で、質問時間は答弁を含まず50分となっているそうです。
質問順は大会派からとなっており、同数会派は隔年交互に行うこととしているそうです。
市長の市政運営方針や予算編成方針について、包括的な質問ができますが、代表質問で行った内容と同じ趣旨の一般質問が、同会派の議員から行われることがあり、そうした取り扱いについて課題があるとのことです。
次に、特別委員会についてですが、限られた議員による決算審査特別委員会を設置していたところです。しかし、従来の方法では、課題がありました。一つ目に、常任委員会として予算を審査している委員が、決算について審査していないため、決算についても常任委員会ごとに審査すべきであること。二つ目に、現在行っている予算の分割付託について、法的な問題点を解消する必要があること。三つ目に、決算の意見を新年度予算に反映するためには、審査時期の前倒しが必要であること。以上3点の課題を解消するため、平成25年度の会派代表者会議において、議会運営に関する課題についての協議が行われ、決算審査についての課題に係る問題提起があり、予算決算常任委員会の設置に向けて検討が行われたそうです。また、会派代表者会議で、平成25年10月から予算決算常任委員会を導入した場合の概要等について、議会事務局から各議員に説明があり、平成26年4月に、5番目の常任委員会として予算決算常任委員会が設置されたということです。
以上です。

委員長(諏訪部君):ありがとうございました。
続きまして、石田委員からお願いします。

石田君:三重県松阪市議会の視察について御報告いたします。
三重県松阪市議会は、議員定数が28人で、委員会は四つの常任委員会と議会運営委員会のほか、議会改革特別委員会や地域医療と松阪市民病院のあり方調査特別委員会などが設置されているとのことです。
次に、反問権、反論権についてですが、実施状況は、平成27年3月に教育長及び市長において反論権を、平成28年7月に市長が反論権をそれぞれ行使しました。なお、平成29年は事例がないとのことです。
実施の効果については、一般質問や議案質疑等において、論点や争点を明確にし、市民にとってわかりやすい議論にするとともに、議論の質の向上を図ることにより、適切な行政の監視及び評価が期待できるとのことですが、事例が少なく、その活用に向けてさらなる研究が求められているとのことです。
次に、代表質問についてですが、平成25年2月に制度が導入されたもので、平成25年2月定例会において全会計の当初予算や市長の所信表明などに対して行われており、それ以外の定例会では行われていないとのことです。
代表質問の質問時間は、各会派1人50分掛ける所属議員数で、会派に所属しない議員については1人50分とし、質問時間には市長の答弁時間も含まれ、質問順は、議会運営委員会においてくじ引きにより決定されているとのことです。
会派の人数が多いほど質問時間が長くなり、日をまたぐこともあったため、聞き手にとってよりわかりやすいものとするため、平成30年2月定例会から、総括方式、分割方式、一問一答方式の質問方式を採用し、関連質問については、会派の持ち時間内であれば、同一会派議員による関連質問も認めているとのことです。
今後の課題は、会派間での質問内容の調整等を行っていないため、当初予算に質問が集中してしまう点とのことです。
次に、特別委員会の通年化についてですが、一般会計、特別会計及び企業会計の決算審査については、分科会方式で行われることになったとのことで、決算議案は、議長と議会選出の監査委員を除く全議員で構成された決算調査特別委員会に付託され、さらに、常任委員会と同じメンバーで構成する総務企画・環境福祉・建設水道・文教経済の4分科会に所管の事項を分割送付し、1日1分科会で予算審査と同様に、歳入・歳出分割方式で審査しているとのことです。
審査後、特別委員会で分科会長報告が行われ、その後、特別委員長報告が行われ議決となるとのことです。当初予算及び補正予算については、該当する常任委員会に分割付託しているとのことです。
特別委員会の通年化は行っていませんが、議会改革特別委員会において、今後の課題として捉えているとのことです。
以上です。

委員長(諏訪部君):ありがとうございました。
続きまして、宮本委員からお願いします。

宮本君:三重県四日市市議会の視察について御報告いたします。
三重県四日市市議会は、議員定数が33人で、委員会は予算常任委員と決算常任委員を含む常任委員会が六つ設置されており、このほか議会運営委員会や特別委員会として、防災対策条例調査特別委員会、障害者差別解消条例等調査特別委員会などが設けられています。
次に、議会モニター制度についてですが、これは平成16年度の議長の発案で、議長選挙時の所信表明演説会で提案されたものです。これを受けて、会派代表者会議で議論を重ねて、平成16年11月に本制度の導入に至りました。議会モニターを設置することにより、市民からの要望、提言その他の意見を広く聴取し、議会運営等に反映させ、円滑かつ民主的な運営を推進することを目的としているとのことです。
議会モニター制度の実施により、改善した事項や効果としては、新年度当初予算の上程に当たり、市長が所信を述べる2月定例月議会と、市長等が前年度決算について説明する8月定例月議会の議案説明を、傍聴者にも配布するようにしたとのことです。また、議会や議員活動に対する市民の理解が深まりつつあると認識しているとのことです。
今後の課題としては、議会モニターの高齢化が進んでおり、幅広い世代の意見を取り入れるために、若い世代のなり手の確保が求められているとのことです。
次に、反問権、反論権についてですが、四日市市議会基本条例において反問権が規定されていることから、議会と執行部の双方に共通認識ができているとのことです。
反問権の行使について、明確に宣言した上で、反問等を実施するような運用になっていないため、回数等をカウントしていませんが、本会議、委員会等の場で実施された事例はあると認識しており、反論にまで踏み込んだ事例は余りないとのことです。
次に、代表質問についてですが、当初予算を審議する議会における、市長の施策方針及び市長が当選後に行う所信表明に対して行うものとし、会派を代表して1人が代表質問を行うとのことです。
会派間で、質問内容に関する整理等は行っていないため、内容が重複する場合もありますが、視点を変えるなど、各代表者が工夫して実施しているとのことです。なお、代表質問では総括的な質問を行うため、予算審査への影響は余りないとのことです。
次に、特別委員会の通年化についてですが、平成21年度に予算常任委員会及び決算常任委員会を設置しました。また、平成23年5月の四日市市議会基本条例の制定を機に、通年議会を導入しました。
通年化により、休会中においても、委員会の判断で必要に応じて所管事務調査を実施することができるほか、執行部からの協議事項についても、常設の委員会であることから機を逸することなく協議することが可能となっています。
今後の課題としては、通年議会であるため、常任委員会等の会議が活発化した結果、日程調整が難しくなり、効率的に日程管理を行うことが必要であり、通年制のメリットを生かして予算・決算審査の連動を図るべきとの意見も議会において出されているとのことです。
以上です。

委員長(諏訪部君):ありがとうございました。
ただいま報告をいただきましたが、同行したほかの委員から追加報告はございませんか。(なし)
それでは、A班の調査結果について、ほかの委員から確認等はございませんか。(なし)
以上で、A班の報告を終結いたします。
引き続き、B班の調査結果について報告願います。
相馬副委員長からお願いします。

相馬君:愛知県岡崎市議会の視察について御報告いたします。
愛知県岡崎市は、人口が平成30年4月1日現在で約38万7,000人、現在の議員定数が37人です。
反問権、反論権についてですが、平成21年11月から市長等に反問を認めているとのことです。反問については、岡崎市議会基本条例に明記していないということで、議会運営の原則として、市民にわかりやすく、かつ、円滑で効率的な運営を行うものとするとの理念を規定して、実施をされているとのことです。
一問一答方式での質問においてのみ、市長等による反問を導入しています。この反問は、反対質問の略と確認した上で実施しており、議員の質問に1回のみ行うことができます。議員は、議長の許可を得て答弁するという方式をとっていますが、これまで行われた3回の反問のうち、市長が反問した2回は、時間切れで一般質問が終了しています。
理事者が反問を遠慮して使いにくいことや、反問中に時間切れとなる可能性などが課題として挙げられておりました。
次に、代表質問についてですが、昭和56年12月から導入しており、3月定例会では一般質問を行わず代表質問としています。
2日半の日程を設定しており、大会派順に各会派代表者が質問し、また、同一会派の議員による関連質問も質問者の持ち時間内で認められています。
質問時間は、答弁を含まず1人45分以内で、3回まで行うことができます。
また、予算議案を含む全議案に対し、市長の市政方針や予算編成方針を含めて質問することができ、委員会の詳細審査の前に、委員会をまたぐような総括的な内容について、質問できることが効果として挙げられています。
次に、傍聴者が傍聴しやすい環境整備についてですが、平成27年6月定例会の一般質問が行われていた際、傍聴していたお子さんが泣きやまず退席されたことで、安心して傍聴できる環境の整備が必要と判断し、平成27年9月定例会から、議会の傍聴者に対して託児サービスが行われています。
当初は、保育課の保育士と議会事務局職員の2人で対応していたとのことですが、平成28年5月からは、市役所として全庁的に、来庁者の会議参加時等における託児サービスを開始したことから、議会傍聴者の託児サービスもあわせて実施することとなりました。
愛知県岡崎市内の託児ボランティア団体に委託し、2人の保育士が対応していますが、利用する際は、2日前の午後4時までに議会事務局へ電話等で事前予約し、傍聴当日には託児利用申込書に記入の上、利用してもらっています。
試行時に行ったアンケート調査では、託児サービスの導入により、ゆっくりと傍聴することができたなどの意見が寄せられています。
平成29年度の託児利用は4人となっており、現在は一般質問及び代表質問時のみの利用となっていることから、託児制度を利用できる対象日の拡大が課題とされています。
以上です。

委員長(諏訪部君):ありがとうございました。
続きまして、角田委員からお願いします。

角田君:岐阜県瑞浪市議会の視察について御報告いたします。
岐阜県瑞浪市議会は、議員定数が条例で16人とされていますが、現在、欠員1人の15人で構成されています。
委員会につきましては、予算常任委員会と決算常任委員会を含む4常任委員会で構成されています。
次に、反問権、反論権についてですが、平成23年11月に反問権を導入しております。内容は、ほぼ江別市と同様の形で論点整理、あるいは、趣旨の明確化という内容で行うこととされておりますが、実施事例がないとのことです。
次に、特別委員会の通年化についてですが、過去に予算特別委員会や決算特別委員会を設置していた時期があります。平成18年以降は、各常任委員会への分割付託に変更されています。この後、地方自治法上で求められる議案の審査を可能とし、委員会ごとに賛否が分かれるおそれの解消が図られ、全議員が予算・決算に関する説明を受けて、予算特別委員会、決算特別委員会の通年化を進めたとのことです。
予算常任委員会と決算常任委員会の開催場所は、庁舎の構造の関係で本会議場とし、演壇を委員長席とすることで対応しているとのことです。
議会選出の監査委員については、決算審査時には発言を行わないものとされています。
また、全議員が参加している予算常任委員会と決算常任委員会の委員長報告のあり方について議論がなされ、本会議出席議員に委員会の状況を報告する以上に、執行部に審査内容等を伝えることを重視して、委員長報告をより詳しく実施しているとのことです。
次に、一般質問を行った事項の進捗状況に関する確認等についてですが、議会の一般質問の答弁事項、進捗状況の管理、公表を行っております。
議会の一般質問に対する執行部からの答弁内容で、検討する、あるいは、前に進めるような話があり、質問者がその後の検討状況・実施状況を執行部に公表することを求めた場合、議長から執行部に要請するとのことです。このことにより、一般質問の意義を強めることを可能としているとのことです。
この結果、実施事例は1件しかないとのことでありますが、検討しますとの答弁でも、その後、議員個人で追及が可能となっています。また、執行部側で、検討します等の曖昧な答弁が減少したとのことです。
進捗状況の管理については、調査報告書の6ページに一般的な流れが記載されています。実施事例は1件しかないとのことで、具体的な成果等は判明しておりませんが、この提案をした議員の方は、これが全議員に広がることを強く願っているそうです。
以上です。

委員長(諏訪部君):ありがとうございました。
続きまして、干場委員からお願いします。

干場君:三重県四日市市議会の視察について御報告いたします。
先ほど、同じく三重県四日市市議会を視察した宮本委員から報告をいただきましたので、特別委員会の通年化についてのみ、一言申し上げたいと思います。
予算特別委員会と決算特別委員会ですけれども、常任委員会の所管ごとに4分科会を設置しているということで、この審査結果について、附帯決議を付すべきもの、修正すべきもの、複数の分科会に係る事項等については、全体会で審査するものとしたとのことです。
分科会から全体会へ絞り込む際に、今、申し上げた四つのほかに、否決すべきと審査されたもの、分科会では取り扱っていない事案でも、個人の議員から取り扱ってほしい旨を諮ることができること、さらに、追加提案については、各会派1人で構成される理事会で合意、もしくは合意できない場合には、全体会の3分の1以上の賛成をもって取り扱うことができます。これにより、広く意見を拾えるような体制になっているということだけ申し上げて御報告とさせていただきます。
以上です。

委員長(諏訪部君):ありがとうございました。
ただいま報告をいただきましたが、同行したほかの委員から追加報告はございませんか。(なし)
それでは、B班の調査結果について、ほかの委員から確認等はございませんか。(なし)
以上で、B班の報告を終結いたします。
報告書を取りまとめていただいた各委員におかれましては、お忙しい中まことにありがとうございました。
私から、この場をおかりいたしまして、お礼を申し上げます。
以上をもちまして、当委員会の先進都市議会運営調査に係る報告とさせていただきます。
なお、皆様のお手元に、今ほど報告いただきました調査内容をまとめたA班及びB班の議会運営委員会先進都市議会運営調査報告書を配付しております。
今後の手続としては、この報告書の内容をもって参加された皆様の連名で復命書を起案いたしまして、議長までの決裁を受けた後に、A班、B班それぞれの調査報告書を当市議会ホームページで公開することとしたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
以上で、本件を終結いたします。
次に、3その他、(1)本会議閉会後の委員会についてを議題といたします。
本件に対する説明を求めます。

事務局次長:本会議閉会後の委員会についてですが、本日の本会議閉会後に、議会広報広聴委員会を第2委員会室で開催いたします。
以上でございます。

委員長(諏訪部君):ただいまの説明に対し、質疑ございませんか。(なし)
本件については、事務局の説明のとおり御周知願います。
次に、(2)その他について各委員からございませんか。(なし)
事務局からございませんか。(なし)
最後に、次回の委員会開催予定でありますが、7月27日金曜日の午前10時より開催いたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。(了)そのように確認いたします。
以上で、本日の委員会を散会いたします。(10:40)